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368 バイト追加 、 2015年1月30日 (金) 20:02
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真名がバレる事は逸話に基づく弱点が看破される事になるので、可能な限り隠そうとするもの、とされている。だが、第四次・第五次のサーヴァントで真名の露見が直接的でわかりやすい弱点の露見になった者はほとんど居なかったりする。それどころか、いずれの戦いでも真名を堂々と名乗った英霊が現われている有様である。
 
真名がバレる事は逸話に基づく弱点が看破される事になるので、可能な限り隠そうとするもの、とされている。だが、第四次・第五次のサーヴァントで真名の露見が直接的でわかりやすい弱点の露見になった者はほとんど居なかったりする。それどころか、いずれの戦いでも真名を堂々と名乗った英霊が現われている有様である。
 
*一応、真名が知られれば、その能力も予測は出来るようになる。例えば、第五次の[[ライダー]]の真名を知っていれば、石化の対策を取る事が出来るようになる、など。そのため、真名の秘匿が全く無意味と言う訳ではない。
 
*一応、真名が知られれば、その能力も予測は出来るようになる。例えば、第五次の[[ライダー]]の真名を知っていれば、石化の対策を取る事が出来るようになる、など。そのため、真名の秘匿が全く無意味と言う訳ではない。
**とはいえ分かるのはあくまで表面上の情報でしかない。例えば、第五次[[バーサーカー]]の真名が判明した後も、その宝具の内容と能力は分からなかった。[[キャスター (第四次)]]に至っては、そもそもの能力が生前と異なる。にも関わらず真名を隠そうとするのは、「サーヴァントの正体を隠して読者の興味を引っ張る」と言うメタ的な意味合いが大きいだろう。
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**とはいえ分かるのはあくまで表面上の情報でしかない。例えば、第五次[[バーサーカー]]の真名が判明した後も、その宝具の内容と能力は分からなかった。[[キャスター (第四次)]]に至っては、そもそもの能力が生前と異なる。
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**加えて、露呈した真名を相手側が有効活用する事も極めて少ない。[[ランサー]]は様々なゲッシュ(誓い)に縛られており、生前もそれが死因となるなど真名露呈が致命的となるサーヴァントの筈なのだが、sn作中においてこれを突いた敵は存在しない。
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***こういった事情にも関わらず真名を隠そうとするのは、「サーヴァントの正体を隠して読者の興味を引っ張る」と言うメタ的な意味合いが大きいだろう。
 
*冬木の聖杯戦争では、「暗殺者」のクラスの真名は開戦当初で確定しているといってよい(ルール違反の[[アサシン|例外]]はある)。だが、その真名から能力を判別する事は不可能に近いので、ある意味では最も深く秘匿された真名とも言える。
 
*冬木の聖杯戦争では、「暗殺者」のクラスの真名は開戦当初で確定しているといってよい(ルール違反の[[アサシン|例外]]はある)。だが、その真名から能力を判別する事は不可能に近いので、ある意味では最も深く秘匿された真名とも言える。
 
*聖杯大戦では、世界各地で小規模な聖杯戦争が多発しているため、19人全てのハサン・サッバーハ全員の宝具を含めた能力が魔術師に知れ渡ってしまい、マスターのハサン対策は当たり前になっている。
 
*聖杯大戦では、世界各地で小規模な聖杯戦争が多発しているため、19人全てのハサン・サッバーハ全員の宝具を含めた能力が魔術師に知れ渡ってしまい、マスターのハサン対策は当たり前になっている。
 
*『EXTRA』ではシステム上、真名の看破が探索に占める比重が大きく、従来の作品以上に真名が重要な意味を持っている。また『Apocrypha』では、[[セイバー (Apocrypha・黒)|ジークフリート]]と言う真名の開示が致命的な弱点となるサーヴァントも登場している(その一方、「真名の開示がデメリットにならない」と言う理由で、[[ライダー (Apocrypha・黒)|真名を堂々と名乗ったサーヴァント]]も登場している)。
 
*『EXTRA』ではシステム上、真名の看破が探索に占める比重が大きく、従来の作品以上に真名が重要な意味を持っている。また『Apocrypha』では、[[セイバー (Apocrypha・黒)|ジークフリート]]と言う真名の開示が致命的な弱点となるサーヴァントも登場している(その一方、「真名の開示がデメリットにならない」と言う理由で、[[ライダー (Apocrypha・黒)|真名を堂々と名乗ったサーヴァント]]も登場している)。
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===神霊とハイ・サーヴァント===
 
===神霊とハイ・サーヴァント===
 
ハイ・サーヴァントとは、女神系のサーヴァントの英霊複合体として創造された存在である。[[パッションリップ]]や[[メルトリリス]]などのアルターエゴが該当する。また、作中のBBの台詞からは神霊系のサーヴァントそのものを指す言葉とも取れるが、正確な定義は不明。通常のサーヴァントは、神性を帯びている者も数多いとはいえ、「神霊」の域に至らない「英霊」を受肉させたものであり、ハイ・サーヴァントはその上位の存在といえる。
 
ハイ・サーヴァントとは、女神系のサーヴァントの英霊複合体として創造された存在である。[[パッションリップ]]や[[メルトリリス]]などのアルターエゴが該当する。また、作中のBBの台詞からは神霊系のサーヴァントそのものを指す言葉とも取れるが、正確な定義は不明。通常のサーヴァントは、神性を帯びている者も数多いとはいえ、「神霊」の域に至らない「英霊」を受肉させたものであり、ハイ・サーヴァントはその上位の存在といえる。
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