差分

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| タイトル = セイバー
 
| タイトル = セイバー
 
| 真名 = シュヴァリエ・デオン
 
| 真名 = シュヴァリエ・デオン
| 依代 =
  −
| 読み =
   
| 外国語表記 = Chevalier d'Eon  
 
| 外国語表記 = Chevalier d'Eon  
 +
| 本名 = シャルル・ジュヌヴィエーヴ・ルイ・オーギュスト・アンドレ・ティモテ・デオン・ド・ボーモン
 
| 初登場作品 = [[Fate/Grand Order]]
 
| 初登場作品 = [[Fate/Grand Order]]
 
| 声優 = 斎藤千和
 
| 声優 = 斎藤千和
| 演者 =
   
| 身長 = 157cm
 
| 身長 = 157cm
| 体重 = 45kg<ref>自己申告ではなく、外見からの予想</ref>
+
| 体重 = 45kg<ref group = "注">自己申告ではなく、外見からの予想</ref>
| 誕生日 =
  −
| 血液型 =
   
| 出典 = 史実
 
| 出典 = 史実
 
| 地域 = フランス
 
| 地域 = フランス
 
| 属性 = 中立・中庸
 
| 属性 = 中立・中庸
| 隠し属性 = 人
+
| 副属性 = 人
 
| 性別 = ?
 
| 性別 = ?
| スリーサイズ =  
+
| 好きな物 = マスター自身
 +
| 苦手な物 = 笑われること
 
| 一人称 = 私
 
| 一人称 = 私
 
| 二人称 = キミ
 
| 二人称 = キミ
 
| 三人称 = 彼/彼女など
 
| 三人称 = 彼/彼女など
| イメージカラー =
  −
| サーヴァント階位 =
  −
| 特技 =
  −
| 好きな物 =
  −
| 苦手な物 =
  −
| 天敵 =
   
| デザイン = 森山大輔
 
| デザイン = 森山大輔
 
| 設定作成 = 桜井光
 
| 設定作成 = 桜井光
 
| レア度 = ☆4
 
| レア度 = ☆4
 
}}
 
}}
 +
 
== 概要 ==
 
== 概要 ==
   36行目: 28行目:     
; 略歴
 
; 略歴
: 『Fate/Grand Order』第一特異点『邪竜百年戦争 オルレアン』では[[ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕|ジャンヌ・オルタ]]によって「狂化」を付与されたバーサーク・サーヴァントとして、西暦1431年のフランスに召喚される。
+
: 『Fate/Grand Order』第一特異点『邪竜百年戦争 オルレアン』では[[ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕|ジャンヌ・オルタ]]によって「狂化」を付与された[[バーサーク・サーヴァント]]として、西暦1431年のフランスに召喚される。
 
: 衝動に突き動かされるままに敬愛するはずの[[マリー・アントワネット]]らに襲いかかる。
 
: 衝動に突き動かされるままに敬愛するはずの[[マリー・アントワネット]]らに襲いかかる。
 
:終局特異点『冠位時間神殿 ソロモン』では冠位時間神殿に召喚され、他のサーヴァント達と共にⅠの座を統括する[[魔神柱|溶鉱炉ナベリウス]]と交戦する。
 
:終局特異点『冠位時間神殿 ソロモン』では冠位時間神殿に召喚され、他のサーヴァント達と共にⅠの座を統括する[[魔神柱|溶鉱炉ナベリウス]]と交戦する。
 
:亜種特異点Ⅱ『伝承地底世界 アガルタ』ではアストルフォと共にレイシフトして主人公と共に行動する。
 
:亜種特異点Ⅱ『伝承地底世界 アガルタ』ではアストルフォと共にレイシフトして主人公と共に行動する。
 +
:Lostbelt No.5『[[神代巨神海洋 アトランティス]]』では汎人類史のサーヴァントの1騎として登場。[[シャルル=アンリ・サンソン]]と共に異聞帯の[[オデュッセウス]]と交戦するも撃破され、その時に流れた血が[[シャルロット・コルデー|あるサーヴァント]]を召喚するための触媒として利用される。
 
:
 
:
 
; 人物
 
; 人物
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: 任務に対しては苛烈なまでに真摯であり、時に冷酷な行動を選択せねばならない場面であっても躊躇わないが、平時では穏やかな性格であり、午後のお茶の時間を楽しみにしながら家事に勤しむ顔なども見られる。
 
: 任務に対しては苛烈なまでに真摯であり、時に冷酷な行動を選択せねばならない場面であっても躊躇わないが、平時では穏やかな性格であり、午後のお茶の時間を楽しみにしながら家事に勤しむ顔なども見られる。
 
: 中性的な容貌をしており、プロフィールでも性別は不明となっている。男だろうと女だろうと自分が果たすべき役割は変わらないという矜持を持ち、サーベルでもドレスでも使いこなすと豪語する。
 
: 中性的な容貌をしており、プロフィールでも性別は不明となっている。男だろうと女だろうと自分が果たすべき役割は変わらないという矜持を持ち、サーベルでもドレスでも使いこなすと豪語する。
:
+
:カルデアに召喚された際は、バーサーク・セイバーとしての現界を覚えており、主人公やマリーに刃を向けた事に罪の意識を感じている。
 
; 能力
 
; 能力
 
: 文武両道の剣士にして文筆家。戦闘時はサーベルを使い戦う。
 
: 文武両道の剣士にして文筆家。戦闘時はサーベルを使い戦う。
 
: 女であり男、男であり女であったと語られているように、固有スキル「自己暗示」によって自身の性別を変化させることができる。
 
: 女であり男、男であり女であったと語られているように、固有スキル「自己暗示」によって自身の性別を変化させることができる。
 
: ただ、[[キングプロテア|他のこのスキル持ち]]の言動やアストルフォの発言を考えると、「能動的に切り替える」というよりは「着た服によって切り替わる」という一種のパッシブスキルのようにも思える。
 
: ただ、[[キングプロテア|他のこのスキル持ち]]の言動やアストルフォの発言を考えると、「能動的に切り替える」というよりは「着た服によって切り替わる」という一種のパッシブスキルのようにも思える。
: 『Grand Order』ゲーム中でも性別不定の効果が発揮されており、特定の性別の英霊を対象とする魅了や特攻などの効果を受けない。
+
: 『Fate/Grand Order』ゲーム中でも性別不定の効果が発揮されており、特定の性別の英霊を対象とする魅了や特攻などの効果を受けない。
 +
: 戦闘能力についても史実で伝えられているように剣の腕は卓絶したものがあり、コミック版『Fate/Grand Order -mortalis:stella-』では[[ジークフリート]]のバルムンクの宝具解放を剣技で受け流す絶技を見せた。
 +
: 剣の腕のみならず戦闘全般にも優れており、コミック版の亜種特異点Ⅱでは当て身で敵を殺さず無力化したり、頭上から降ってきた魔力を帯びた瓦礫を拳の一撃で粉砕して飛礫で攻撃したりと素手での戦闘術も見せている。
    
== ステータス ==
 
== ステータス ==
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: フランス王権を象徴する大輪の百合が浮かび、敵陣を一斉に幻惑し、筋力・体力・敏捷のパラメーターをしばらく低下させる。
 
: フランス王権を象徴する大輪の百合が浮かび、敵陣を一斉に幻惑し、筋力・体力・敏捷のパラメーターをしばらく低下させる。
 
: さらに幸運の判定に成功しなければ、1ターンの間行動不能となるが、この宝具にダメージ効果はない。
 
: さらに幸運の判定に成功しなければ、1ターンの間行動不能となるが、この宝具にダメージ効果はない。
:『Grand Order』では「敵全体に確率で魅了状態を付与<ref name="1ターン">1ターン</ref><ref name="オーバーチャージで確率UP">オーバーチャージで確率UP</ref>&敵全体の攻撃力をダウン<ref name="2ターン">2ターン</ref>&敵全体の防御力をダウン<ref name="2ターン" />」という効果のArts宝具。強化後はランクがC+に上昇、魅了付与確率が上昇し攻撃力ダウンと防御力ダウンの効果ターン数が3ターンに伸びる。
+
:『Grand Order』では「敵全体に確率で魅了状態を付与(1ターン)<オーバーチャージで確率アップ>&攻撃力をダウン[Lv](2ターン)&防御力をダウン[Lv](2ターン)」という効果のArts宝具。
 +
:強化後はランクがC+に上昇、魅了付与確率が上昇し攻撃力ダウンと防御力ダウンの効果ターン数が3ターンに延びる。
 
;百合の花舞う百花繚乱(フルール・ド・リス)
 
;百合の花舞う百花繚乱(フルール・ド・リス)
:白百合の花びらを舞、それによって敵を魅了状態にする。普段は多くて五十人であるが、アマゾネスの軍勢に使用した。
+
:白百合の花びらを舞、それによって敵を魅了状態にする。
:本来はデオンの全魔力を持って放つ絶技だが、今はその魔力の肩代わりとなれる玉手箱のおかげで使用可能となった。
+
:本来はデオンの全魔力を持って放つ絶技で最大捕捉は五十人だが、亜種特異点Ⅱでは玉手箱によって魔力を賄い、アマゾネスの軍勢に対して用いた。
    
== 真名:シュヴァリエ・デオン==
 
== 真名:シュヴァリエ・デオン==
: シャルル・ジュヌヴィエーヌ・デオン・ド・ボーモン。フランス王家に忠誠を誓う白百合の騎士。十八~十九世紀の人物。<br> ルイ十五世が設立した情報機関「スクレ・ドゥ・ロワ」のスパイとしてフランスで列強各国を相手に立ち回る活躍をした伝説的人物。<br>さらに軍所属の竜騎兵連隊長やロンドンでは最高特権を持つ特命全権大使等でもあったとされている。
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: シャルル・ジュヌヴィエーヌ・デオン・ド・ボーモン。フランス王家に忠誠を誓う白百合の騎士。十八~十九世紀の人物。
 +
:ルイ十五世が設立した情報機関「スクレ・ドゥ・ロワ」のスパイとしてフランスで列強各国を相手に立ち回る活躍をした伝説的人物。
 +
:さらに軍所属の竜騎兵連隊長やロンドンでは最高特権を持つ特命全権大使等でもあったとされている。
   −
:女であり男、男であり女、と語られるように、男として服を着込み、男として振舞っていたにも関わらず、可憐な少女と称されるほどの美貌を備えていたという。<br>事実、成人前にドレスを来て赴いた社交界では「美しい娘」として噂を集め、秘密任務のためロシア帝国に潜入した折にもロシア女帝と交流を行い、女帝やその臣下から美しさを讃えられたという逸話が残されている。
+
:女であり男、男であり女、と語られるように、男として服を着込み、男として振舞っていたにも関わらず、可憐な少女と称されるほどの美貌を備えていたという。
 +
:事実、成人前にドレスを来て赴いた社交界では「美しい娘」として噂を集め、秘密任務のためロシア帝国に潜入した折にもロシア女帝と交流を行い、女帝やその臣下から美しさを讃えられたという逸話が残されている。
 +
:王家の百合を守るためならば、サーベルを持つ<ruby><rb>竜騎士</rb><rt>ドラグーン</RT></RUBY>にもドレスを纏った淑女にもなった。
    
:後年、自分は男ではなく女であると公に秘密を明かし、以降は一貫して女として過ごし、当時のフランス王妃のマリー・アントワネットからドレスを送られたという。
 
:後年、自分は男ではなく女であると公に秘密を明かし、以降は一貫して女として過ごし、当時のフランス王妃のマリー・アントワネットからドレスを送られたという。
105行目: 105行目:  
*ネロ祭再び ~2017 Autumn~
 
*ネロ祭再び ~2017 Autumn~
 
:ブリュンヒルデの暴走を察知して駆け付けたサーヴァントの一人。
 
:ブリュンヒルデの暴走を察知して駆け付けたサーヴァントの一人。
 +
*サーヴァント・サマー・フェスティバル!
 +
:メイド兼護衛として、記憶を失ったギルガメッシュに付き従っていた。
 +
 +
===Fate関連作品===
 +
; [[Fate/Grand Order 英霊食聞録]]
 +
: 第5話に登場。マリーのお茶会に参加していた。
    
===その他===
 
===その他===
117行目: 123行目:  
: 人類史を救わんとすることが、現在のフランスを守ることに繋がる為か、フランス王家と同様に己が剣を捧げ続ける。
 
: 人類史を救わんとすることが、現在のフランスを守ることに繋がる為か、フランス王家と同様に己が剣を捧げ続ける。
 
: 故に、主人公はデオンにとってフランス王家であり、白百合の騎士の名にかけて命懸けで守ると誓っている。
 
: 故に、主人公はデオンにとってフランス王家であり、白百合の騎士の名にかけて命懸けで守ると誓っている。
 +
: 絆5まで上げると「もう着なくなった自分のドレス姿を見せてもいい」とまで言ってくれるが、やはり恥ずかしいのか、アーケード版の絆10では「楽しいから一緒に着替えよう」と言ってくる。確かにこちらも性別は変えられるが……
 
; [[マリー・アントワネット]]
 
; [[マリー・アントワネット]]
 
: 忠誠を捧げる対象の1人。生前からの顔見知りであり、彼女からドレスを贈られたことも。彼女の天真爛漫さには何かと振り回されがち。
 
: 忠誠を捧げる対象の1人。生前からの顔見知りであり、彼女からドレスを贈られたことも。彼女の天真爛漫さには何かと振り回されがち。
126行目: 133行目:  
: マリーの縁深き人間であり、敬愛すべき音楽の天才…なのだが、変態であるためかかなり苦手。
 
: マリーの縁深き人間であり、敬愛すべき音楽の天才…なのだが、変態であるためかかなり苦手。
 
: そのこともあってか、お月見イベントで共演した際は、サンソン同様に警戒しており、彼に自身やサンソンと同類扱いされた時には本気で嫌がっていた。
 
: そのこともあってか、お月見イベントで共演した際は、サンソン同様に警戒しており、彼に自身やサンソンと同類扱いされた時には本気で嫌がっていた。
: せめてフランス人であれば多少は我慢できるらしいが<ref>モーツァルトはマリー同様、オーストリア人である。</ref>……。
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: せめてフランス人であれば多少は我慢できるらしいが……<ref group = "注">モーツァルトはマリー同様、オーストリア人である。</ref>
 +
;[[ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕]]
 +
:第一特異点で聖杯をつかってバーサーク・セイバーとして召喚した人物。
 +
; [[ジークフリート]]
 +
: 第一特異点で別々の陣営に所属し、敵対した相手。
 +
: ゲーム本編では特に絡みはなかったが、コミック版『Fate/Grand Order -mortalis:stella-』では呪いにかかる前のジークフリートと交戦。剣技で互角に渡り合える上に宝具で動きを止めた隙に急所攻撃を叩き込めるので有利に戦いを進めていたが、主人公の介入で敗北した。
 +
: もう片方のコミック版『Fate/Grand Order -turas réalta-』では狂化の具合が酷かったためか、鎧袖一触に瞬殺されてしまった。
 +
; [[ガイウス・ユリウス・カエサル]]
 +
: 2015年のクリスマスイベントでは、彼に言葉巧みにフランス王家の秘宝を易く買い叩かれ、十倍の値段で買い戻す羽目になってしまった。
 
; [[アストルフォ]]
 
; [[アストルフォ]]
 
: 同じフランス系のサーヴァントかつ同じ'''性別不詳枠'''。
 
: 同じフランス系のサーヴァントかつ同じ'''性別不詳枠'''。
: 2016年のクリスマスイベントでは「自由に生き過ぎだ」とツッコミを入れたり、亜種特異点Ⅱでコンビを組んだ際にも彼のフリーダムっぷりに頭を抱えているなど、振り回されている感がある。一方、フランスの礎となったフランク王国の「シャルルマーニュ十二勇士」に数えられる高名な聖騎士でもあるため、そんな彼と肩を並べられることは栄誉と感じてもいる。
+
: 2016年のクリスマスイベントでは「自由に生き過ぎだ」とツッコミを入れたり、亜種特異点Ⅱでコンビを組んだ際にも彼のフリーダムっぷりに頭を抱えているなど、振り回されている感がある。一方、フランスの礎となったフランク王国の「[[シャルルマーニュ十二勇士]]」に数えられる高名な聖騎士でもあるため、そんな彼と肩を並べられることは栄誉と感じてもいる。
 +
; [[武則天]]
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: 亜種特異点Ⅱで敵対した相手。
 +
: 彼女が作った処刑が横行する国の在り方に、どうしても我慢ができずに他のメンバー同様に激怒した。
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; [[クリストファー・コロンブス]]
 +
: 亜種特異点Ⅱの味方陣営だが、敵対した相手。
 +
: 自分の生きていた時代にも彼の「偉業」は伝わっていたからか、真名が判明してからはずっと警戒していた節がある。
 +
; [[シャーロック・ホームズ]]
 +
: 亜種特異点Ⅱのコミック版では彼の秘密の依頼を受け、上記のコロンブスと[[シェヘラザード|特異点の黒幕候補]]をずっと内偵していた。
 +
; [[ガウェイン]]
 +
: 『Fate/Grand Carnival』にて、フェンシング競技で対決。
 +
: 屋内で日中の加護が得られなかったこともあり、見事勝利を収めた。
 +
; [[ジャック・ド・モレー〔フォーリナー〕]]
 +
: フランス王家へのツケで高級品を買い漁る暴挙に出たため、血相を変えて問いただしに行った模様<ref group="注">後述するように本人も国の負担で豪遊した経験があるとしたら自分への当てつけかと思ったのかもしれない。</ref>。
 +
: なお、「フランス王妃も呼んでパーティーをしよう」などと言い出したため、最終的にはどんな顛末になったのかは不明である。
    
=== 生前 ===
 
=== 生前 ===
; マクシミリアン・ロベスピエール
+
;[[マクシミリアン・ロベスピエール]]
 
: フランス革命の指導者。王家への断罪を望み、市民の自由と安寧を求めた革命家。デオンとは互いに刃を交わしたことがある。
 
: フランス革命の指導者。王家への断罪を望み、市民の自由と安寧を求めた革命家。デオンとは互いに刃を交わしたことがある。
 
: デオンからすれば王家の仇敵であるが、フランスの未来を憂えており、サンソンと同じく愛憎の対象となっている。
 
: デオンからすれば王家の仇敵であるが、フランスの未来を憂えており、サンソンと同じく愛憎の対象となっている。
: 『Fate/Grand Order』ではキャラクエストに亡霊として登場し、戦うことになる(後述)。
+
: 『Fate/Grand Order』ではキャラクエストに亡霊として登場し、戦うことになる。
    
== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
 +
=== Fate/Grand Order ===
 +
====戦闘====
 
;「王家の百合永遠なれ──『<ruby><rb>百合の花咲く豪華絢爛</rb><rt>フルール・ド・リス</RT></RUBY>』」
 
;「王家の百合永遠なれ──『<ruby><rb>百合の花咲く豪華絢爛</rb><rt>フルール・ド・リス</RT></RUBY>』」
 
:宝具発動。その輝きは敵の悉くを魅了し、釘付けにする。
 
:宝具発動。その輝きは敵の悉くを魅了し、釘付けにする。
    +
====マイルーム====
 
;「私はシュヴァリエ・デオン。フランス王家とキミとを守る──白百合の騎士!」 <br />「マスター、キミとフランス王家に忠誠を誓うよ」
 
;「私はシュヴァリエ・デオン。フランス王家とキミとを守る──白百合の騎士!」 <br />「マスター、キミとフランス王家に忠誠を誓うよ」
 
: それぞれ召喚時とマイルームでのセリフ。
 
: それぞれ召喚時とマイルームでのセリフ。
148行目: 180行目:  
; 「キミの事は好きだ、本当さ」 <br />「誇りと愛を、キミに」 <br />「なんでも言ってくれていいよ、マスター。キミは私のご主人様だ」 <br />「キミになら、すでに着ることはなくなった私のドレス姿見せても構わない。ただし…きっとナイショだよ…」
 
; 「キミの事は好きだ、本当さ」 <br />「誇りと愛を、キミに」 <br />「なんでも言ってくれていいよ、マスター。キミは私のご主人様だ」 <br />「キミになら、すでに着ることはなくなった私のドレス姿見せても構わない。ただし…きっとナイショだよ…」
 
: マイルームでのセリフ集。[[主人公 (Grand Order)|マスター]]に対して隠すことなく真摯な好意を言葉にする。
 
: マイルームでのセリフ集。[[主人公 (Grand Order)|マスター]]に対して隠すことなく真摯な好意を言葉にする。
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==== 本編 ====
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;「わ、私もやるのか!?<br/> ええい、毒を食らわば、だ── 私は正義のメイド服ナイト! 受け担当だ!」
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:亜種特異点Ⅱ「伝承地底世界 アガルタ」にて、公開処刑の現場にアストルフォ共々飛び込んでの彼に次いでの決めの言葉。
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:彼が「攻め担当」と発言しているので、言いたい事はわかるのだが……せめて「守り担当」とは言えなかったのだろうか。
    
;「<ruby><rb>桃源郷に火を放ったのはお前か</rb><rt>・・・・・・・・・・・・・・</RT></RUBY>?」
 
;「<ruby><rb>桃源郷に火を放ったのはお前か</rb><rt>・・・・・・・・・・・・・・</RT></RUBY>?」
153行目: 190行目:  
:最早清々しいレベルで肯定された。
 
:最早清々しいレベルで肯定された。
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==== 幕間の物語 ====
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;「いいや、消えることはないよ。ロベスピエール。<br> たとえフランス王家が潰えても。キミたち、革命者が倒れたとしても。<br> フランスは消えることはないんだ。姿を変えて、形を変えて、フランスは在り続けるだろう。世界がある限り。<br> だから、私はキミにこう言おう。<br> ───<ruby><rb>フランス万歳</rb><rt>ヴィヴ・ラ・フランス</RT></RUBY>、と」
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:個別クエスト「白百合の名の下に」にて、消滅に瀕して何もかもが消えてゆくと嘆くロベスピエール・ゴーストに対して。
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:どれほど形を変えても、フランスに生きる者がそう望む限り、フランスは在り続ける。そうマリー王妃が語ったように、愛国者の信義を伝える。
 +
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==== イベント ====
 
; 「私は生涯独身だっ! サーヴァントになってもな!」
 
; 「私は生涯独身だっ! サーヴァントになってもな!」
 
: [[アルトリア・ペンドラゴン〔オルタ〕‎|サンタオルタ]]に「今からでも嫁のもらい手があれば」と言われて。
 
: [[アルトリア・ペンドラゴン〔オルタ〕‎|サンタオルタ]]に「今からでも嫁のもらい手があれば」と言われて。
 
: 生涯をフランス王家に捧げたデオンらしいセリフ。[[アルトリア・ペンドラゴン〔オルタ〕‎|サンタオルタ]]も共感しているらしく、あとで連絡先を教えろと言われる。
 
: 生涯をフランス王家に捧げたデオンらしいセリフ。[[アルトリア・ペンドラゴン〔オルタ〕‎|サンタオルタ]]も共感しているらしく、あとで連絡先を教えろと言われる。
   −
;「いいや、消えることはないよ。ロベスピエール。<br> たとえフランス王家が潰えても。キミたち、革命者が倒れたとしても。<br> フランスは消えることはないんだ。姿を変えて、形を変えて、フランスは在り続けるだろう。世界がある限り。<br> だから、私はキミにこう言おう。<br> ───<ruby><rb>フランス万歳</rb><rt>ヴィヴ・ラ・フランス</RT></RUBY>、と」
+
=== その他 ===
:個別クエスト「白百合の名の下に」にて、消滅に瀕して何もかもが消えてゆくと嘆くロベスピエール・ゴーストに対して。
+
;「ごきげんよう皆様。はい?いえ、私は貴方とはまったくの初対面……あっ王妃、い、いけませんデオンとお呼びになられては!」
:どれほど形を変えても、フランスに生きる者がそう望む限り、フランスは在り続ける。そうマリー王妃が語ったように、愛国者の信義を伝える。
+
:『Fate/Grand Order 2nd Anniversary ALBUM』の英霊正装より。
 +
:変装した(本人はしたつもり)のに[[マリー・アントワネット|王妃様]]に正体をばらされてしまい、狼狽するデオン。
 +
:<del>「デオンは本当に名うてのスパイでしたの?」</del>
    
== メモ ==
 
== メモ ==
167行目: 212行目:  
*スキルの自己暗示により性別可変のため性別が記載されていないサーヴァント。物語や外見上での性別不詳は[[アストルフォ|前例]]があるが実際に性別が変更できるのは初。
 
*スキルの自己暗示により性別可変のため性別が記載されていないサーヴァント。物語や外見上での性別不詳は[[アストルフォ|前例]]があるが実際に性別が変更できるのは初。
 
*近代の人間であり特殊な出生や常軌を逸した武術といった要素を持たないにも関わらず、なぜか筋力がAランクと非常に高い。これについて、「自己暗示スキルでリミッターが外れているのではないか?」と一部では推測されている。
 
*近代の人間であり特殊な出生や常軌を逸した武術といった要素を持たないにも関わらず、なぜか筋力がAランクと非常に高い。これについて、「自己暗示スキルでリミッターが外れているのではないか?」と一部では推測されている。
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**コミック版の亜種特異点Ⅱでは自己暗示スキルの詳細が語られていたが、実際にどんな怪我を負ったとしても「自分は万全だ」という認識ですぐに治ってしまうとのこと。当然だが魔力は使用するのであまり乱発はできない。
 
*マリーとの関係性に「ドレスを送った」とされているが、この元になった逸話によると、軍服を好んで着用するデオンを知ったマリーが事情を知らず「ドレスもなく男装しているのは気の毒だ」と同情を買った為とされている。
 
*マリーとの関係性に「ドレスを送った」とされているが、この元になった逸話によると、軍服を好んで着用するデオンを知ったマリーが事情を知らず「ドレスもなく男装しているのは気の毒だ」と同情を買った為とされている。
 
**デオンはルイ15世時代は自身の豪遊のために'''フランスの機密文書を担保に借金をする'''など、もはやどこの国のスパイかわからないような振る舞いをしていたが、女性として人生を歩み始めてからそのような放蕩も鳴りを潜めたことから作中でのマリーへの関係性が忠誠として強く打ち出されているのかもしれない。
 
**デオンはルイ15世時代は自身の豪遊のために'''フランスの機密文書を担保に借金をする'''など、もはやどこの国のスパイかわからないような振る舞いをしていたが、女性として人生を歩み始めてからそのような放蕩も鳴りを潜めたことから作中でのマリーへの関係性が忠誠として強く打ち出されているのかもしれない。
 
**ちなみにこの当時の年齢はそんな若い頃の話ではなく、デオンの生辰ないし命日から推定して'''49歳頃'''の話である。
 
**ちなみにこの当時の年齢はそんな若い頃の話ではなく、デオンの生辰ないし命日から推定して'''49歳頃'''の話である。
*おっとりした楽天家のマリー、自他ともに認める変人のアマデウス、普段はクールだがマリーが絡むとハイになるサンソン等今回登場したフランス勢の中でも、とりわけ常識人として扱われている感がある。
+
*おっとりした楽天家のマリー、自他ともに認める変人のアマデウス、普段はクールだがマリーが絡むとハイになるサンソン等第一特異点で登場したフランス勢の中でも、とりわけ常識人として扱われている感がある。
 
**秋のお月見イベントでは四人が一応平和的な会合を果たすが、その中でも屈指のツッコミ役と化した。…アマデウスからは変人としてカウントされているが。
 
**秋のお月見イベントでは四人が一応平和的な会合を果たすが、その中でも屈指のツッコミ役と化した。…アマデウスからは変人としてカウントされているが。
 
*通常の聖杯戦争で召喚した場合、マスターの立ち位置次第では「フランスに敵対する者」として反発されかねないが、フランスないしフランス王家に縁深い対象には曇りない忠誠を捧げる。
 
*通常の聖杯戦争で召喚した場合、マスターの立ち位置次第では「フランスに敵対する者」として反発されかねないが、フランスないしフランス王家に縁深い対象には曇りない忠誠を捧げる。
180行目: 226行目:  
== 話題まとめ ==
 
== 話題まとめ ==
 
; 本当の性別は……
 
; 本当の性別は……
: Fateでは「男なのか女なのか不明」と言われる程のデオンなのだが、流石に近代の人物である以上死後になるまで分からない訳ではなく、死後に検死した外科医によると、デオンは解剖学上では男性であることが明らかになっている。
+
: Fateでは「男なのか女なのか不明」と言われる程のデオンなのだが、流石に近代の人物である以上死後に至ってまで分からない訳ではなく、死後に検死した外科医によると、デオンは解剖学上では男性であることが明らかになっている。
 
: なお、史実上ではロンドンで1810年5月21日に死亡したとされており推定82歳。その頃になるまで分からなかったとなれば余程であったことだろう。
 
: なお、史実上ではロンドンで1810年5月21日に死亡したとされており推定82歳。その頃になるまで分からなかったとなれば余程であったことだろう。
 
: 本人が女性であると言い張り、証明を拒んだ結果でしかないのが実情……なのだが会話などから推察するにFateにおけるデオンは基本的に女性として扱われているようだ。
 
: 本人が女性であると言い張り、証明を拒んだ結果でしかないのが実情……なのだが会話などから推察するにFateにおけるデオンは基本的に女性として扱われているようだ。
 
: 解剖の際、胸の膨らみや丸みを帯びた骨格、体毛の薄さなど、かなり女性的な特徴も確認されたと言われる。
 
: 解剖の際、胸の膨らみや丸みを帯びた骨格、体毛の薄さなど、かなり女性的な特徴も確認されたと言われる。
; ロベスピエール
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: ロベスピエールはデオンのキャラクエスト「白百合の名の下に」のボスとして登場する……のだがこの人、'''メチャクチャ強い'''。
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: なんと、どう考えても設定ミスとしか思えない'''92万強'''という驚異的なHPを誇っている。恒常的に挑めるクエストに置いてコレを上回る体力を持つ敵が登場したのが一年以上後に解禁されたギルガメッシュのキャラクエスト(HP約119万の「エルダードラゴン」)、メインストーリーに至っては第一部最終章(同章ラスボスの[[ゲーティア|魔神王ゲーティア]]、HP150万)というデタラメさ。加えてその辺の雑魚等比較にならない高体力(といってもこちらはまだ常識的な範囲内だが)の取り巻きを侍らせていることもあって、スキルや攻撃力が平凡であることを差し引いても半端な戦力・戦術では対処不可能。今なお安定して攻略可能な編成は限られる。
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: そんな超難関クエにも関わらず、実装当時の推奨レベルはなんと'''20'''。これはサービス開始当初はサーヴァントのキャラクエストは内容の如何を問わず全て推奨レベル20に設定されていたためだが、第二特異点ラスボスのアルテラ(HP約10万)の適正レベルが25であることを鑑みればこれがどれだけ詐欺表記か嫌でも判ろうというもの。
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: サービス開始当初からその難易度とそれに見合わない推奨レベル、運営がそれらを「すべて仕様」と言い切ったことも相まってネタにされ続けていたが、2016年2/25日付で推奨レベルが改修され、推奨レベルは80(第七特異点後半に相当)となった。………流石に20は無理がありすぎたということか。なお、他にはジークフリートのキャラクエなどにも推奨レベルの改正が行われている。
      
== 脚注 ==
 
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===出典===
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== リンク ==
 
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