差分

306行目: 306行目:  
:『惑う鳴鳳荘の考察』にて。
 
:『惑う鳴鳳荘の考察』にて。
 
:[[紫式部]]の映画に出演する条件として、破損してしまった[[ナーサリー・ライム|ナーサリー]]の本を直してくれるように持ちかけて。
 
:[[紫式部]]の映画に出演する条件として、破損してしまった[[ナーサリー・ライム|ナーサリー]]の本を直してくれるように持ちかけて。
:子供が相手である上に意図的な「犯罪」ではなく完全な「アクシデント」なので、彼にしては珍しいくらい周章狼狽している。
+
:子供が相手である上に意図的な「犯罪」ではなく完全な「アクシデント」なので、彼にしては珍しいくらい終始狼狽している。
    
;「貴殿は貴殿、円卓の騎士サー・ランスロットだろう。<br> バーサーカーの霊基ならまだしも、貴殿は理性を有したセイバーの霊基で現界している。<br> ならば―――ガレス卿を目にして、感じるところのひとつもあるんじゃないかネ?<br> なにせ、彼女は生きている。当然英霊であるからには死した本人の影ではあるが、<br> 生前の彼女とうり二つ。連続性はなくとも、完全に同じ記憶と人格の持ち主だ。<br> さてどうする?<br> ―――剣を向けるのかね。騎士殿。<br> かつては斬り殺したのだったかな? それとも叩き殺したのだったかな?<br> いやはや、騎士道は何処に!<br> かつて! 円卓の騎士たるランスロット卿は不義を働き! その現場をアグラヴェイン卿をはじめとする、他の円卓の騎士に見咎められたが……<br> おお、無窮の武練を有したランスロット卿は強し! 徒手空拳にて、完全武装の騎士たちを次々と屠ってみせた!<br> 貴殿を陥れようとしたアグラヴェイン卿のみならず、貴殿に強く憧れていたガレス卿まで……。<br> ……なんとも、惨い。<br> 実際のところどうなのです、サー・ランスロット。貴殿は、誰かも分からずガレス卿を叩き殺したのかな?<br> それとも、その美しき手の騎士が、仔犬のように自らに懐くガレス卿だと分かった上で―――」
 
;「貴殿は貴殿、円卓の騎士サー・ランスロットだろう。<br> バーサーカーの霊基ならまだしも、貴殿は理性を有したセイバーの霊基で現界している。<br> ならば―――ガレス卿を目にして、感じるところのひとつもあるんじゃないかネ?<br> なにせ、彼女は生きている。当然英霊であるからには死した本人の影ではあるが、<br> 生前の彼女とうり二つ。連続性はなくとも、完全に同じ記憶と人格の持ち主だ。<br> さてどうする?<br> ―――剣を向けるのかね。騎士殿。<br> かつては斬り殺したのだったかな? それとも叩き殺したのだったかな?<br> いやはや、騎士道は何処に!<br> かつて! 円卓の騎士たるランスロット卿は不義を働き! その現場をアグラヴェイン卿をはじめとする、他の円卓の騎士に見咎められたが……<br> おお、無窮の武練を有したランスロット卿は強し! 徒手空拳にて、完全武装の騎士たちを次々と屠ってみせた!<br> 貴殿を陥れようとしたアグラヴェイン卿のみならず、貴殿に強く憧れていたガレス卿まで……。<br> ……なんとも、惨い。<br> 実際のところどうなのです、サー・ランスロット。貴殿は、誰かも分からずガレス卿を叩き殺したのかな?<br> それとも、その美しき手の騎士が、仔犬のように自らに懐くガレス卿だと分かった上で―――」
匿名利用者