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| | 地域 = ロンドン | | | 地域 = ロンドン |
| | 属性 = 混沌・悪 | | | 属性 = 混沌・悪 |
− | | 隠し属性 = 地 | + | | 副属性 = 地 |
| | 性別 = 女性 | | | 性別 = 女性 |
| | スリーサイズ = B69/W49/H71 | | | スリーサイズ = B69/W49/H71 |
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| | サーヴァント階位 = | | | サーヴァント階位 = |
| | 特技 = 解剖 | | | 特技 = 解剖 |
− | | 好きな物 = [[六導玲霞]] | + | | 好きな物 = [[六導玲霞]](Apo)<br/>暖かい布団、マスター(FGO) |
− | | 苦手な物 = 世界 | + | | 苦手な物 = 世界(Apo)<br/>いじめる人(FGO) |
| | 天敵 = スコットランドヤード | | | 天敵 = スコットランドヤード |
| | デザイン = 近衛乙嗣<br />真田茸人(原案) | | | デザイン = 近衛乙嗣<br />真田茸人(原案) |
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| :『Grand Order』では明確な使用はされないが、攻撃演出を見る限りでは下記の『解体聖母』の発動の際に併用していると思わしき部分がある。 | | :『Grand Order』では明確な使用はされないが、攻撃演出を見る限りでは下記の『解体聖母』の発動の際に併用していると思わしき部分がある。 |
| ; 解体聖母(マリア・ザ・リッパー) | | ; 解体聖母(マリア・ザ・リッパー) |
− | : ランク:D~B<br />種別:対人宝具<br />レンジ:1~10<br />最大捕捉:1人<br />由来:霧の夜に娼婦を惨殺した、正体不明の殺人鬼「ジャック・ザ・リッパー」の逸話。 | + | : ランク:D~B(Apo)/D(Grand Order)<br />種別:対人宝具<br />レンジ:1~10<br />最大捕捉:1人<br />由来:霧の夜に娼婦を惨殺した、正体不明の殺人鬼「ジャック・ザ・リッパー」の逸話。 |
| : 通常はランクDの4本のナイフだが、条件を揃える事で当時ロンドンの貧民街に8万人いたという娼婦達が生活のために切り捨てた子供たちの怨念が上乗せされ、凶悪な効果を発揮する。 | | : 通常はランクDの4本のナイフだが、条件を揃える事で当時ロンドンの貧民街に8万人いたという娼婦達が生活のために切り捨てた子供たちの怨念が上乗せされ、凶悪な効果を発揮する。 |
| : 条件とは『対象が女性(雌)である』『霧が出ている』『夜である』の三つ。このうち『霧』は自身の宝具『暗黒霧都』で代用する事が可能なため、聖杯戦争における戦いでは1つ目の条件以外は容易に満たすことができる。 | | : 条件とは『対象が女性(雌)である』『霧が出ている』『夜である』の三つ。このうち『霧』は自身の宝具『暗黒霧都』で代用する事が可能なため、聖杯戦争における戦いでは1つ目の条件以外は容易に満たすことができる。 |
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| : 条件が揃っていない場合は単純なダメージを与えるのみだが、条件が一つ揃うごとに威力が跳ね上がっていく。またアサシンを構成する怨霊が等しく持つ胎内回帰願望により、相手が宝具で正体を隠しても性別を看破することが可能で、より正確に使用する事ができる。 | | : 条件が揃っていない場合は単純なダメージを与えるのみだが、条件が一つ揃うごとに威力が跳ね上がっていく。またアサシンを構成する怨霊が等しく持つ胎内回帰願望により、相手が宝具で正体を隠しても性別を看破することが可能で、より正確に使用する事ができる。 |
| :この宝具はナイフによる攻撃ではなく、一種の呪いであるため、遠距離でも使用可能。それ故にこの宝具を防ぐには物理的な防御力ではなく、呪いへの耐性が必要となる。相手が女性限定とはいえ、いかに手を尽くしても物理的な対策が不可能な高威力攻撃を遠距離から与えることができ、なおかつスキル「情報抹消」により事前に対処を行うことも不可能という強力無比な宝具。ただし、中世以前の英霊の多くは一定以上の呪い耐性を持っている事が多いため、対策不能なほどの凶悪な効果を発揮するのは神秘に縁の薄い近代の英霊か、またはそもそも英霊ではない生身の存在が相手の場合に限られる。呪いの耐性を一定以上持つ多くのサーヴァント相手には相性が悪いため、魔術的に最高のマスターを得て3つの条件を揃えることで、ようやくハサンたちが使用する『ザバーニーヤ』の平均値に匹敵するだけのダメージを与えることができるとされる。実際、規格外クラスの呪い耐性を持つルーラーには、ほぼ完全な条件で決めたにも関わらず大したダメージを与えられなかった。 | | :この宝具はナイフによる攻撃ではなく、一種の呪いであるため、遠距離でも使用可能。それ故にこの宝具を防ぐには物理的な防御力ではなく、呪いへの耐性が必要となる。相手が女性限定とはいえ、いかに手を尽くしても物理的な対策が不可能な高威力攻撃を遠距離から与えることができ、なおかつスキル「情報抹消」により事前に対処を行うことも不可能という強力無比な宝具。ただし、中世以前の英霊の多くは一定以上の呪い耐性を持っている事が多いため、対策不能なほどの凶悪な効果を発揮するのは神秘に縁の薄い近代の英霊か、またはそもそも英霊ではない生身の存在が相手の場合に限られる。呪いの耐性を一定以上持つ多くのサーヴァント相手には相性が悪いため、魔術的に最高のマスターを得て3つの条件を揃えることで、ようやくハサンたちが使用する『ザバーニーヤ』の平均値に匹敵するだけのダメージを与えることができるとされる。実際、規格外クラスの呪い耐性を持つルーラーには、ほぼ完全な条件で決めたにも関わらず大したダメージを与えられなかった。 |
− | :『Grand Order』では「自身に〔女性〕特攻状態を付与<ref group = "注" name="1ターン">1ターン</ref><ref group = "注" name="オーバーチャージで効果UP">オーバーチャージで効果UP</ref>&敵単体に超強力な防御力無視攻撃」という効果のQuick宝具。 | + | :『Grand Order』では「自身に〔女性〕特攻状態を付与(1ターン)<オーバーチャージで効果アップ>+敵単体に超強力な防御力無視攻撃[Lv]」という効果のQuick宝具。 |
| + | :幕間の物語クリアでD+ランクに上昇し、宝具威力倍率が上昇する。 |
| + | :演出としては姿を隠してからのナイフによる直接攻撃のようになっており、Apocryphaでの設定どおりではなく、相手の耐性によって阻害されたりはしない。[[ジャンヌ・ダルク|ジャンヌ]]相手でもクラス相性以外は普通にダメージが通る。2020年3月25日に演出がリニューアルされ、街灯のようなランタンから霧が広がる演出、辺りが夜の街になる演出が追加されたが、ナイフによる直接攻撃なのは変わっていない。 |
| + | ; 解体聖女(マルタ・ザ・リッパー) |
| + | : [[ヴァン・ゴッホ]]の幕間の物語2に登場する終末装置<ref group = "注">グラフィックはシャドウサーヴァント仕様のジャック・ザ・リッパー。</ref>が使用する宝具。 |
| + | : 効果は『解体聖母』と同一。 |
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| == 真名:ジャック・ザ・リッパー == | | == 真名:ジャック・ザ・リッパー == |
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| : 高難易度において使い勝手の良い保有スキルと、全サーヴァントでも最強クラスの性能を誇るQuickの持ち主。 | | : 高難易度において使い勝手の良い保有スキルと、全サーヴァントでも最強クラスの性能を誇るQuickの持ち主。 |
| : 期間限定イベント『復刻版:Apocrypha/Inheritance of Glory -Triumphal-』の開催に伴い、モーションが一新された。 | | : 期間限定イベント『復刻版:Apocrypha/Inheritance of Glory -Triumphal-』の開催に伴い、モーションが一新された。 |
− | : 『[[Fate/Grand Order Arcade]]』では同名の概念礼装の服装の総身霊衣「メモリー・オブ・クオリア」が実装されている<ref group="注">余談だが、下半身はともかく上半身はきちんとした服装であり、ジャックちゃんのファンが待望していた「まともな服装で動くジャックちゃん」とも言える。</ref>。 | + | : 『[[Fate/Grand Order Arcade]]』では同名の概念礼装の服装の総身霊衣「メモリー・オブ・クオリア」が実装されている<ref group="注">余談だが、下半身はともかく上半身はきちんとした服装であり、ジャックちゃんのファンが待望していた「まともな服装で動くジャックちゃん」とも言える。</ref>他、2022年12月にはカラーバリエーション3種が実装された。 |
| | | |
| ===Fate関連作品=== | | ===Fate関連作品=== |
| ; [[カプセルさーばんと]] | | ; [[カプセルさーばんと]] |
| : さーばんとの一匹。 | | : さーばんとの一匹。 |
| + | ; [[Fate/Grand Order 英霊食聞録]] |
| + | : 第4話に登場。 |
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| ===その他=== | | ===その他=== |
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| : <RUBY><RB>おかあさん</RB><RT>マスター</RT></RUBY>。彼女との相性は最高クラスで、親子のような関係を結んでいる。 | | : <RUBY><RB>おかあさん</RB><RT>マスター</RT></RUBY>。彼女との相性は最高クラスで、親子のような関係を結んでいる。 |
| ; [[相良豹馬]] | | ; [[相良豹馬]] |
− | : 召喚者。だが、玲霞の願いの方が遥かに強く、マスターの敵として処分した。 | + | : 召喚者。だが、玲霞の願いの方が遥かに強く、敵として処分した。 |
| ; [[ジーク]] | | ; [[ジーク]] |
| : 撤退の直前に思わぬ反撃を受ける。それによって彼に激しい怒りを抱き、ジークも同胞を殺されていたことから明確に彼女の事を敵視している。 | | : 撤退の直前に思わぬ反撃を受ける。それによって彼に激しい怒りを抱き、ジークも同胞を殺されていたことから明確に彼女の事を敵視している。 |
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| : 能力の相性が最悪な相手。 | | : 能力の相性が最悪な相手。 |
| : ルーラーを聖杯を求めて参加したジークのサーヴァントと誤解して、始末しようと自分から姿を現してしまったのが聖杯大戦において彼女の最大の失敗と言える。 | | : ルーラーを聖杯を求めて参加したジークのサーヴァントと誤解して、始末しようと自分から姿を現してしまったのが聖杯大戦において彼女の最大の失敗と言える。 |
− | : 宝具の対象となる女性だが、ルーラーは呪詛に対する耐性がサーヴァント中最強である英霊であるうえ、聖旗によるケタ違いの防御力もあったため、「解体聖母」を万全の態勢で発動させても仕留めることはできなかった。追い打ちをかけるように、鬼門である洗礼詠唱の使い手でもある。 | + | : 宝具の対象となる女性だが、英霊の中でもトップクラスの呪詛耐性を持つうえ、聖旗によるケタ違いの防御力もあったため、「解体聖母」を万全の態勢で発動させても仕留めることはできなかった。追い打ちをかけるように、鬼門である洗礼詠唱の使い手でもある。 |
− | : 彼女によって「救えない存在」として心の痛みに耐えながら浄化されたことで、黒のアサシンは聖杯大戦の舞台を降りることになった。 | + | : 彼女による心の痛みに耐えながらの浄化を受け入れ、黒のアサシンは聖杯大戦の舞台を降りることになった。 |
| ; [[ケイローン|黒のアーチャー]] | | ; [[ケイローン|黒のアーチャー]] |
| : 面識はないが、二回も隙を狙った狙撃を受けて重傷を負わされており、どうにも苦汁を舐めさせられた相手。 | | : 面識はないが、二回も隙を狙った狙撃を受けて重傷を負わされており、どうにも苦汁を舐めさせられた相手。 |
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| *『[[Fate/strange fake]]』にも同じ真名の[[ジャック・ザ・リッパー (Fake)|バーサーカー]]が登場するが、全く別の存在。『fake』のジャックは「狂気の象徴」、『Apocrypha』のジャックは「数万以上の見捨てられた子供たちの怨念」である。 | | *『[[Fate/strange fake]]』にも同じ真名の[[ジャック・ザ・リッパー (Fake)|バーサーカー]]が登場するが、全く別の存在。『fake』のジャックは「狂気の象徴」、『Apocrypha』のジャックは「数万以上の見捨てられた子供たちの怨念」である。 |
| **彼女自身もバーサーカーとしての適性を持っており、そのクラスで召喚された場合、常に宝具で身を隠しながら魔力があるものを片っ端に解体して食らう「霧の怪物」となる。だが『[[TYPE-MOONエース]]9』掲載のFateシリーズ作品作家鼎談において、成田良悟氏と東出祐一郎氏の間ですり合わせが行われ、「アサシンで召喚した時のみ『Apocrypha』のジャックが現れ、バーサーカーのクラスで召喚すると『fake』でのジャックが出る」「『fake』のジャックが少女の姿に変身しようとすると『Apocrypha』のジャックの姿になってしまう」ということになった。 | | **彼女自身もバーサーカーとしての適性を持っており、そのクラスで召喚された場合、常に宝具で身を隠しながら魔力があるものを片っ端に解体して食らう「霧の怪物」となる。だが『[[TYPE-MOONエース]]9』掲載のFateシリーズ作品作家鼎談において、成田良悟氏と東出祐一郎氏の間ですり合わせが行われ、「アサシンで召喚した時のみ『Apocrypha』のジャックが現れ、バーサーカーのクラスで召喚すると『fake』でのジャックが出る」「『fake』のジャックが少女の姿に変身しようとすると『Apocrypha』のジャックの姿になってしまう」ということになった。 |
− | **後に「ジャック・ザ・リッパー」という存在が無限の可能性を持つ存在であることが明らかになった。つまり、召喚するマスター、土地、クラスによって別々の「ジャック・ザ・リッパー」が召喚されることになる。「ジャック・ザ・リッパー」はいわば人類史におけるブラックボックスであるために、本当の「ジャック・ザ・リッパー」はどれが本物なのかはもはや判別不能となっている。 | + | **後に「ジャック・ザ・リッパー」という存在が無限の可能性を持つ存在であることが明らかになった。つまり、召喚するマスター、土地、クラスによって別々の「ジャック・ザ・リッパー」が召喚されることになる。「ジャック・ザ・リッパー」はいわば人類史におけるブラックボックスであるために、本当の「ジャック・ザ・リッパー」はどれが本物なのかはもはや判別不能とされている。 |
| **そのため『Grand Order』では『fake』のジャックが登場するの可能性も十分にありえるが、一方で同作の幕間の物語「ジャック・キルズ・ジャック」にて他の「ジャック・ザ・リッパー」を容赦なく倒していたことから、彼女と他のジャックが会えば、介入無くしては殺し合いになる可能性がかなり高い。 | | **そのため『Grand Order』では『fake』のジャックが登場するの可能性も十分にありえるが、一方で同作の幕間の物語「ジャック・キルズ・ジャック」にて他の「ジャック・ザ・リッパー」を容赦なく倒していたことから、彼女と他のジャックが会えば、介入無くしては殺し合いになる可能性がかなり高い。 |
− | *「解体聖母」が最大の効果を発揮する「女性」は、赤の陣営の[[セミラミス|アサシン]]、[[アタランテ|アーチャー]]、[[モードレッド|セイバー]]、黒の陣営の[[セレニケ・アイスコル・ユグドミレニア|セレニケ]]、[[フィオレ・フォルヴェッジ・ユグドミレニア|フィオレ]]、[[フランケンシュタイン|バーサーカー]]、中立陣営の[[ジャンヌ・ダルク|ルーラー]]の計7名。<br>ただし、発動にはある程度の時間が必要という欠点もあるようで、彼女達と実際に対峙しても「夜」の条件がある事も含めて絶対勝利出来る訳ではない(事実、赤のセイバーもフィオレも暗黒霧都の影響下に陥りながら生還しているうえ、ルーラーに至っては完全な条件で決められたにも関わらず殆ど効果がなかった)。 | + | *「解体聖母」が最大の効果を発揮する「女性」は、赤の陣営の[[セミラミス|アサシン]]、[[アタランテ|アーチャー]]、[[モードレッド|セイバー]]、黒の陣営の[[セレニケ・アイスコル・ユグドミレニア|セレニケ]]、[[フィオレ・フォルヴェッジ・ユグドミレニア|フィオレ]]、[[フランケンシュタイン|バーサーカー]]、中立陣営の[[ジャンヌ・ダルク|ルーラー]]の計7名。<br>ただし、発動にはある程度の時間が必要という欠点もあるようで、彼女達と実際に「夜間で」対峙しても絶対勝利出来る訳ではない(事実、赤のセイバーもフィオレも暗黒霧都の影響下に陥りながら生還しているうえ、ルーラーに至っては完全な条件で決められたにも関わらずさしたる効果がなかった)。 |
| *『[[Fate/Apocrypha|Apocrypha]]』の主人公[[ジーク]]とは最終的な敵である[[天草四郎時貞|シロウ]]以上に対照的なキャラクター。<br>3巻解説で『[[Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ]]』の作者・桜井光は「触れる者達にさえ眩しささえ感じさせながら成長していくジークと、苦痛と死を撒く邪そのものでありながら無邪気なまでに寄り添う母と共に歩むジャック。幼さという共通点を持ちながら、相反して並び立つ両者。一方は数多くの想いや仲間たちと共に、もう一方はただ一つの母だけを傍らに。生き残るのは、果たしてどちらの純粋さか」と2人を対比したコメントを寄せていた。 | | *『[[Fate/Apocrypha|Apocrypha]]』の主人公[[ジーク]]とは最終的な敵である[[天草四郎時貞|シロウ]]以上に対照的なキャラクター。<br>3巻解説で『[[Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ]]』の作者・桜井光は「触れる者達にさえ眩しささえ感じさせながら成長していくジークと、苦痛と死を撒く邪そのものでありながら無邪気なまでに寄り添う母と共に歩むジャック。幼さという共通点を持ちながら、相反して並び立つ両者。一方は数多くの想いや仲間たちと共に、もう一方はただ一つの母だけを傍らに。生き残るのは、果たしてどちらの純粋さか」と2人を対比したコメントを寄せていた。 |
| *母親に見捨てられ愛されなかった存在が根底にあるためか「母親」としての愛を強く求めている。その事もあり、'''マスターの事は性別関係なしに「おかあさん」と呼んでいる'''。 | | *母親に見捨てられ愛されなかった存在が根底にあるためか「母親」としての愛を強く求めている。その事もあり、'''マスターの事は性別関係なしに「おかあさん」と呼んでいる'''。 |
| *サーヴァントが自らの意思で令呪で自害を命じられる前に、マスター(召喚者)から令呪を奪い殺害するという行為は、これまでのシリーズでは前代未聞だった。 | | *サーヴァントが自らの意思で令呪で自害を命じられる前に、マスター(召喚者)から令呪を奪い殺害するという行為は、これまでのシリーズでは前代未聞だった。 |
− | **以前にも[[言峰綺礼|別のマスター]]が[[バゼット・フラガ・マクレミッツ|本来のマスター]]から令呪を奪ったり、サーヴァントが自身のマスターを殺害という事態は存在したが、[[クー・フーリン|前者]]は元のマスターが騙し討ちに遭ったという背景があり、[[メディア|後者]]は令呪を消費させてから殺害している。サーヴァントが令呪を使われる前に召喚者を殺害し、生贄に令呪を移植してマスターとしたというケースは彼女が唯一である。 | + | **以前にも[[言峰綺礼|別のマスター]]が[[バゼット・フラガ・マクレミッツ|本来のマスター]]から令呪を奪ったり、サーヴァントが自身のマスターを殺害という事態は存在したが、[[クー・フーリン|前者]]は元のマスターが騙し討ちされたという背景があり、[[メディア|後者]]は令呪を消費させてから殺害している。サーヴァントが令呪を使われる前に召喚者を殺害し、生贄に令呪を移植してマスターとしたというケースは彼女が唯一である。 |
| ***後に、令呪で自害を命じられる前に、自らの意思でマスターから令呪を奪った[[森長可|バーサーカー]]も登場した。 | | ***後に、令呪で自害を命じられる前に、自らの意思でマスターから令呪を奪った[[森長可|バーサーカー]]も登場した。 |
− | *彼女が起こした殺人事件は日本でもルーマニアでも一般に報道されている。<br>彼女の持つ「情報抹消」もあって、[[ジル・ド・レェ]]の様に現場に魔術の痕跡を残したり、多くの一般人に目撃されたり、白昼堂々行動したりということはないため魔術協会・聖堂協会共に彼女の犯行に気づいていなかった。<br>結局、協会がサーヴァントの仕業と考え始めたのはシギショアラに派遣された魔術師達が皆殺しにされたという報道がされ、「ジャック・ザ・リッパー、ルーマニアで復活」と大々的に報道されてしまった後であった。<br>しかし一般的な感性では、「被害者が皆鋭利な刃物で心臓を抜き取られており、被害者は十人以上で同じ場所に居たのにも関らず、極めて犯行時間が短かったため、証拠はおろか目撃者すら存在しない」事件は'''異常'''というしかない。<br>殺害方法は余りに残忍なため省かれているものの、一般の報道でもこの事件の詳細は伝えられており、一切のフォローがされていない。<br>にも関わらずこの動きの遅さは致命的である。ユグドミレニアの反乱と聖杯大戦で混乱していたのもあるのだろうが……。 | + | *彼女が起こした殺人事件は作中世界の日本やルーマニアで一般に報道される結果となった。<br>彼女の持つ「情報抹消」もあって、[[ジル・ド・レェ]]の様に現場に魔術の痕跡を残したり、多くの一般人に目撃されたり、白昼堂々行動したりということはないため魔術協会・聖堂協会共に彼女の犯行に気づいていなかった。<br>結局、シギショアラに派遣された魔術師達がこのサーヴァントに全滅させられたことを協会が悟ったのは「ジャック・ザ・リッパー、ルーマニアで復活」と大々的に報道されてしまった後であった。<br>なお一般的な感性では、「被害者が皆鋭利な刃物で心臓を抜き取られており、被害者は十人以上で同じ場所に居たのにも関らず、極めて犯行時間が短かったため、証拠はおろか目撃者すら存在しない」事件は'''異常'''というしかない。<br>殺害方法は余りに残忍なため省かれているものの、一般の報道でもこの事件の詳細は伝えられており、一切のフォローがされていない。これは取りも直さず、魔術協会がこの事件について隠蔽工作を行うことが出来ないほどに遅れを取ったことを意味する。ユグドミレニアの反乱・聖杯大戦の勃発で混乱していた影響は少なくないが…。 |
| *オンラインゲーム版『Apocrypha』での設定身長および体重は150cm、45kg。小説版執筆にあたって近衛氏によって現在の身長・体重が再設定されたのだが、プロフィールの更新を忘れてしまっていたために旧設定が書籍版『Apocrypha』、『Grand Order』にも残ってしまっていた。現在は修正されており『Grand Order』ではそれに合わせたバトルキャラの微調整も行われた。 | | *オンラインゲーム版『Apocrypha』での設定身長および体重は150cm、45kg。小説版執筆にあたって近衛氏によって現在の身長・体重が再設定されたのだが、プロフィールの更新を忘れてしまっていたために旧設定が書籍版『Apocrypha』、『Grand Order』にも残ってしまっていた。現在は修正されており『Grand Order』ではそれに合わせたバトルキャラの微調整も行われた。 |
| *『Grand Order』では宝具『解体聖母』は、1ターンの間女性特攻効果を獲得し、敵単体に防御力を無視した攻撃を行うのみの効果になっている。複雑になりすぎるためか、「夜であること」「霧が出ていること」は条件としては影響しない<ref group = "注">少なくとも「夜であること」については、後出とはいえ日差しが指している昼である事が条件のスキルを持つ[[ガウェイン]]が実装されたため、システム的には不可能とは言い切れない。また、霧については宝具演出として攻撃前に霧のようなものを散布している。</ref>。 | | *『Grand Order』では宝具『解体聖母』は、1ターンの間女性特攻効果を獲得し、敵単体に防御力を無視した攻撃を行うのみの効果になっている。複雑になりすぎるためか、「夜であること」「霧が出ていること」は条件としては影響しない<ref group = "注">少なくとも「夜であること」については、後出とはいえ日差しが指している昼である事が条件のスキルを持つ[[ガウェイン]]が実装されたため、システム的には不可能とは言い切れない。また、霧については宝具演出として攻撃前に霧のようなものを散布している。</ref>。 |
| + | *召喚したマスターの精神状態、および彼女に下した命令や彼女に対する振る舞いに応じて彼女の持つ精神汚染が深まるという特性を持つ。<br>彼女を召喚したマスターの性格が悪属性であり、その度合いが強ければ精神汚染のランクは高まっていく。かつ、彼女に対して残虐な行いをしてもさらに精神汚染ランクは上昇する。 |
| + | **その為、『Apocrypha』ではマスターである六導玲霞(あるいは大本の召喚者である相良豹馬)に影響され文字通り残酷かつ残虐、それでいて無邪気でもある危険なサーヴァントとして町に殺戮を振りまいていたが、<br>『Grand Order』のマスターである主人公は「善・中立」特性故に多少の危うさはあれど、残虐性が抑えられ無邪気な幼い子供そのものの性格により近づいている。<br>ただし、容赦なく敵を惨殺する面は基本どの状態でも持ち合わせる故、油断ならないサーヴァントであることには変わらない。加えて、あまり甘やかしすぎると'''彼/彼女を回帰すべき『おかあさん』として認識し、解体して腹部に潜り込もうとする可能性がある'''ことも示唆されている。 |
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| == 話題まとめ == | | == 話題まとめ == |
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| == 関連商品 == | | == 関連商品 == |
− | <amazon>B00RE2JNKK</amazon><amazon>B077J2TMX5</amazon><amazon>B07K4VL4DS</amazon><amazon>B07N3MVWYH</amazon> | + | <amazon>B00RE2JNKK</amazon><amazon>B077J2TMX5</amazon><amazon>B07K4VL4DS</amazon><amazon>B07N3MVWYH</amazon><amazon>B08P2Y6B7Y</amazon> |
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| == 脚注 == | | == 脚注 == |
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