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:終局特異点『冠位時間神殿 ソロモン』では冠位時間神殿に召喚され、他のサーヴァント達と共にⅡの座を統括する[[フラウロス (Grand Order)|情報室フラウロス]]と交戦する。
 
:終局特異点『冠位時間神殿 ソロモン』では冠位時間神殿に召喚され、他のサーヴァント達と共にⅡの座を統括する[[フラウロス (Grand Order)|情報室フラウロス]]と交戦する。
 
:Lostbelt No.3『人智統合真国シン』では中国異聞帯に召喚されるが、担当ライターが元設定を担当した虚淵氏であったことからか非常に理知的かつヒロイックな描写がされており、中盤で始皇帝の粛清を受けかけた村人達を守る為に宝具『極大逆境・疵獣咆吼』を発動し、落下してくる質量兵器と相討ちになって消滅した。
 
:Lostbelt No.3『人智統合真国シン』では中国異聞帯に召喚されるが、担当ライターが元設定を担当した虚淵氏であったことからか非常に理知的かつヒロイックな描写がされており、中盤で始皇帝の粛清を受けかけた村人達を守る為に宝具『極大逆境・疵獣咆吼』を発動し、落下してくる質量兵器と相討ちになって消滅した。
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:この始皇帝による粛清とスパルタクスの叛逆は、この世界にこれまで存在しなかった「祈り」を始めて齎し、英霊の座に繋がるパスを切り開く事となった。
 
; 人物
 
; 人物
 
: 青白い全身に数え切れないほどの傷跡を持つ、筋骨隆々とした戦士。
 
: 青白い全身に数え切れないほどの傷跡を持つ、筋骨隆々とした戦士。
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: ただ会話が成立しないだけで理性が無い訳ではなく、慣れた者ならその支離滅裂な会話からある程度スパルタクスの感情や思考を読み取る事ができるらしい。
 
: ただ会話が成立しないだけで理性が無い訳ではなく、慣れた者ならその支離滅裂な会話からある程度スパルタクスの感情や思考を読み取る事ができるらしい。
 
: しかし、彼の考えを読み取る事ができたとして、彼は”常に最も困難な選択をする”という思考で固定されているために、マスターの命令や周囲の指示を全く聞かず、令呪ですら2画消費しないと効果を発揮しない。つまり、一回しか命令を出せない。
 
: しかし、彼の考えを読み取る事ができたとして、彼は”常に最も困難な選択をする”という思考で固定されているために、マスターの命令や周囲の指示を全く聞かず、令呪ですら2画消費しないと効果を発揮しない。つまり、一回しか命令を出せない。
: ただし、令呪はサーヴァントに強制的な命令を下すものであるが、「自らの意志による行動を後押しする」ためである場合に限り、スパルタクスは自ら令呪の効力を受け入れる事もあり、1画で十分な効果を発揮する<ref group="注">『Grand Order』Lostbelt No.3 第9節「叛逆の暁星」。この時主人公は「令呪を持って命ずる」とは言ったが「重ねて命ずる」とは言っていないため、令呪は1画しか消費していないと思われる。</ref>。
   
: また、信念のためならマスター殺しも辞さない上に、マスターが「高圧的」「居丈高」になったり、命令と称して強引な、彼にとって不満な行為を行ったのならば反逆をする事もある。
 
: また、信念のためならマスター殺しも辞さない上に、マスターが「高圧的」「居丈高」になったり、命令と称して強引な、彼にとって不満な行為を行ったのならば反逆をする事もある。
 
: ただ、叛逆者を除けば、その態度は意外にも紳士的。戦闘に対する執着もなく、富や名誉にも一切に興味を持たない禁欲的な一面を持つ。
 
: ただ、叛逆者を除けば、その態度は意外にも紳士的。戦闘に対する執着もなく、富や名誉にも一切に興味を持たない禁欲的な一面を持つ。
: たとえ為政者の催しであったとしても、それを楽しむ人々がいるならば存在を否定しない。
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:たとえ為政者の催しであったとしても、それを楽しむ人々がいるならば存在を否定しない。
 
: 虐げられる者たちのために戦い続けた紛れもない英雄だが、戦闘中もずっと微笑を絶やさないため、敵味方問わず不気味がられ、恐れられている。
 
: 虐げられる者たちのために戦い続けた紛れもない英雄だが、戦闘中もずっと微笑を絶やさないため、敵味方問わず不気味がられ、恐れられている。
 
: 聖杯を求める確かな動機はなく、ただ戦いの場に赴くことだけを悲願する。被虐者を救済し、加虐者に反逆することだけを志すに彼にとって、戦場こそ弱き者と強き者しかいない場所であり、常に求めてやまない苦痛と試練に満ちあふれた場所なのである。
 
: 聖杯を求める確かな動機はなく、ただ戦いの場に赴くことだけを悲願する。被虐者を救済し、加虐者に反逆することだけを志すに彼にとって、戦場こそ弱き者と強き者しかいない場所であり、常に求めてやまない苦痛と試練に満ちあふれた場所なのである。
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;極大逆境・疵獣咆吼(ウォークライ・オーバーロード)
 
;極大逆境・疵獣咆吼(ウォークライ・オーバーロード)
 
:『Grand Order』の中国異聞帯で発動した宝具。
 
:『Grand Order』の中国異聞帯で発動した宝具。
:村を丸ごと消し飛ばす規模の始皇帝による質量爆撃に対して頭から突っ込み、発動によって跡形も無く消し飛ばした。
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:村を丸ごと消し飛ばす規模の始皇帝による質量爆撃に対して頭から突っ込み、極限のダメージを極限の宝具出力へと変換して発動。
:発動した本人も致命傷を受けたが即死したわけではなく、ある程度の会話も可能であった。
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:発動によって大質量を跡形も無く消し飛ばした。発動した本人も致命傷を受けたが即死したわけではなく、ある程度の会話も可能であった。
:詳細は不明であるが、現在進行形で受けている大ダメージに耐えつつ魔力へと変換し、最終的に発生源もろとも相討ち気味に吹き飛ばす効果であろうか。
      
==真名:スパルタクス==
 
==真名:スパルタクス==
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:Lostbelt No.3『人智統合真国 シン 紅の月下美人』第9節「叛逆の暁星」にて、儒によって蒙を啓かれた民を滅するため、衛星軌道上の万里の長城の1パーツをパージして落下させるという大質量攻撃に対して。
 
:Lostbelt No.3『人智統合真国 シン 紅の月下美人』第9節「叛逆の暁星」にて、儒によって蒙を啓かれた民を滅するため、衛星軌道上の万里の長城の1パーツをパージして落下させるという大質量攻撃に対して。
 
:カルデア一行は直前の足止め戦闘にて始皇帝側の思惑ほどにはダメージを受けなかったため「自分たちだけなら」離脱はできなくはないが、第一目標である村人は助けられないという状況に追い込まれ、叛逆の体現たるスパルタクスが水を得た魚のごとく奮起する。
 
:カルデア一行は直前の足止め戦闘にて始皇帝側の思惑ほどにはダメージを受けなかったため「自分たちだけなら」離脱はできなくはないが、第一目標である村人は助けられないという状況に追い込まれ、叛逆の体現たるスパルタクスが水を得た魚のごとく奮起する。
:マスターとして命令される事そのものを圧制と見なしかねないスパルタクスが、自らに対する令呪の使用を願ってまで、ただ一度きりの宝具開放に賭ける。魔力のジェット噴射で重力に叛逆して上空に飛び上がり、隕石と化した万里の長城に対して体当たりし、自らの霊基が崩壊する程の大ダメージをそのまま宝具出力に変換。「圧制の星」に対する「叛逆の暁星」は『<ruby><rb>'''極大逆境・疵獣咆哮'''</rb><rt>ウォークライ・オーバーロード</rt></ruby>』にて大質量を跡形も無く蒸発させ、見事に圧制に叛逆を成した。
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:マスターとして命令される事を圧制と見なしかねないスパルタクスが、自らに対する令呪の使用を願ってまで、ただ一度きりの宝具開放に賭ける。
:[[モードレッド]]が「お前のどこを殴れって言うんだ」と言う程にボロボロの状態で落下したスパルタクスだが、村で叛逆について語り合った少年の瞳に宿った確かな決意を見て、笑って消滅した。
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:始皇帝による粛清とスパルタクスの叛逆は、この世界にこれまで存在しなかった「祈り」を始めて齎し、英霊の座に繋がるパスを切り開く事となった。
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;「おおおおおおおおッ!!」<br>「<ruby><rb>滾</rb><rt>たぎ</rt></ruby>る! <ruby><rb>滾</rb><rt>たぎ</rt></ruby>るぞッ! これこそが、我と我がマスターを結ぶ絆の燃焼!」<br>「おおッ! 今まさにッ! 我が両脚は引力に<ruby><rb>叛逆</rb><rt>はんぎゃく</rt></ruby>せり!」<br>「人よ、刮目して仰ぎ見よ! この飛翔こそ解放の極地! 大逆境を覆す大理不尽! 自由なる翼ッ!」<br>「空を圧制の星が覆うなら、我もまた<ruby><rb>叛逆</rb><rt>はんぎゃく</rt></ruby>の暁星たらん!」<br>「ぬおおおおッ!」
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:マスターの令呪の「命令」により魔力のジェット噴射で上空に跳び上がり、隕石の如く落ちる大質量に対して受け身すら取らずに頭から激突する。
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:極限のダメージを極限の宝具出力へと変換する為に、覚悟を決めているが故に。
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;「ヌハハハハッ! 快ッ! 快なるぞッ! この痛みこそ我が誉れ! 我が生命! 我が愛はここに爆裂する!」<br><font size=5>「『<ruby><rb>極大逆境・疵獣咆哮</rb><rt>ウォークライ・オーバーロード</rt></ruby>』ッ!!」</font>
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:自らの霊基が崩壊する程の大ダメージをそのまま宝具出力に変換して放つ『極大逆境・疵獣咆哮』。
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:空を覆う大質量を跡形も無く蒸発させ、見事「叛逆の暁星」は「圧制の星」に対し叛逆を成しとげた。
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:その英霊の輝きは、かの始皇帝の目にすら焼き付いた。
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;「……おお、<ruby><rb>叛逆</rb><rt>はんぎゃく</rt></ruby>の騎士よ…… 君がその細腕で、私を受け止めてくれたのか?」<br>「ハハ、さすがに<ruby><rb>檄</rb><rt>げき</rt></ruby>が重い。それでこそキャメロット円卓随一の<ruby><rb>益荒男</rb><rt>ますらお</rt></ruby>よ。」<br>「殴ればいいさ。貴公の拳なら…… きっと、心地良いに違いない……」<br>「ハハハ。死なぬよ。スパルタクスは滅びはせぬ。」<br>「その小さき胸に不屈の闘志が、尽きせぬ<ruby><rb>叛逆</rb><rt>はんぎゃく</rt></ruby>の灯が宿るなら……」<br>「それこそが我が命なのだ、友よ。」
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:叛逆を成した彼は、その代償として致命傷を受け、ボロボロの状態で落下した。
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:[[モードレッド]]が「お前のどこを殴れって言うんだ」と言い、霊基が崩壊する程に傷ついて。
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:だが、村で叛逆について語り合った少年を見て、いつも通りに笑いながら消滅した。
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:───小さき者に、その胸に叛逆の灯火を託して。
    
==== 幕間の物語 ====
 
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