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1,119 バイト追加 、 2018年5月15日 (火) 21:09
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| 地域 = アッシリア
 
| 地域 = アッシリア
 
| 属性 = 秩序・悪
 
| 属性 = 秩序・悪
| 隠し属性 =  
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| 隠し属性 =
 
| 性別 = 女性
 
| 性別 = 女性
 
| スリーサイズ = B89/W58/H87
 
| スリーサイズ = B89/W58/H87
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! クラス !! マスター !!  筋力 !! 耐久 !! 敏捷 !! 魔力 !! 幸運 !! 宝具 !! [[スキル (サーヴァント)|クラス別能力]] !! [[スキル (サーヴァント)|保有スキル]] !! 備考
 
! クラス !! マスター !!  筋力 !! 耐久 !! 敏捷 !! 魔力 !! 幸運 !! 宝具 !! [[スキル (サーヴァント)|クラス別能力]] !! [[スキル (サーヴァント)|保有スキル]] !! 備考
 
|-
 
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| rowspan="2"|[[アサシン]] || [[天草四郎時貞|シロウ・コトミネ]] || E || D || D || A || A || B||rowspan="2"| 気配遮断:C+<br />陣地作成:EX<br />道具作成:C ||使い魔(鳩):D<br />二重召喚:B<br />神性:C || style="text-align:left"|
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| rowspan="2"|[[アサシン]] || [[天草四郎時貞|シロウ・コトミネ]] || E || D || D || A || A || B||気配遮断:C+<br />陣地作成:EX<br />道具作成:C ||使い魔(鳩):D<br />二重召喚:B<br />神性:C || style="text-align:left"|
 
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|  [[主人公 (Grand Order)]] || E || D || D || A || A || B|| 使い魔(鳩):D<br />二重召喚:B<br />神性:C<br />驕慢王の美酒:B+ || style="text-align:left"|
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|  [[主人公 (Grand Order)]] || E || D || D || A || A || B|| 気配遮断:C+<br />陣地作成:EX<br />道具作成:C<br>神性:C ||使い魔(鳩):D<br />二重召喚:B<br />驕慢王の美酒:B+ || style="text-align:left"|
 
|}
 
|}
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:また、三日三晩の長時間の儀式を行う必要がある。これは虚栄に真実という楔を打ち込むために必要な儀式であり、セミラミスの詠唱が七十二時間分必要。これによって庭園としての機能を発動できるが、庭園を拡大すればするほど、あちこちに楔を打ち込む必要が出てくる。
 
:また、三日三晩の長時間の儀式を行う必要がある。これは虚栄に真実という楔を打ち込むために必要な儀式であり、セミラミスの詠唱が七十二時間分必要。これによって庭園としての機能を発動できるが、庭園を拡大すればするほど、あちこちに楔を打ち込む必要が出てくる。
 
:真実よりも遥かに巨大かつ出鱈目で、浮遊に使われている『逆しまである』という概念を利用し大聖杯を格納するための機能がシロウの要望によって組み込まれており、宝具でありながら持ち主の意思で作り変えることが出来る。
 
:真実よりも遥かに巨大かつ出鱈目で、浮遊に使われている『逆しまである』という概念を利用し大聖杯を格納するための機能がシロウの要望によって組み込まれており、宝具でありながら持ち主の意思で作り変えることが出来る。
:庭園は全てセミラミスの領域であり、組み替えるは自由だが、『今は無い』ものを新たに作り出すには資源が必要。
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:庭園は全てセミラミスの領域であり組み替えるは自由だが、『今は無い』ものを新たに作り出すには資源が必要。
 
:巨大な戦略拠点であるのはもちろんとして、キャスターのクラス別スキル『陣地作成』における『大神殿』に相当する効果があり、どこへ行っても内部は彼女の領域として扱われる。ステータス全てが強化され、最高クラスの知名度補正を獲得、さらに[[魔法]]の領域に踏み込んだ魔術すら使用可能となる。
 
:巨大な戦略拠点であるのはもちろんとして、キャスターのクラス別スキル『陣地作成』における『大神殿』に相当する効果があり、どこへ行っても内部は彼女の領域として扱われる。ステータス全てが強化され、最高クラスの知名度補正を獲得、さらに[[魔法]]の領域に踏み込んだ魔術すら使用可能となる。
 
:庭園周囲には十一基の迎撃術式『十と一の黒棺(ティアムトゥム・ウームー)』が設置されている。庭園を囲むように配置された全長20mを超える巨大な漆黒のプレートで、対軍級の光弾による魔術攻撃を行う。その威力は十一基全て合わせればバルムンクと拮抗すると推測されるほど。
 
:庭園周囲には十一基の迎撃術式『十と一の黒棺(ティアムトゥム・ウームー)』が設置されている。庭園を囲むように配置された全長20mを超える巨大な漆黒のプレートで、対軍級の光弾による魔術攻撃を行う。その威力は十一基全て合わせればバルムンクと拮抗すると推測されるほど。
:移動可能宝具としては速度が遅く(ルーマニアを出国するのに数日かかっている)、隠密性にもやや欠けるが、一般人対策の認識阻害の効果や、最低限の魔力感知妨害は持っているようで、魔術協会の捜索の目を逃れている。何より、その防衛機構に加え、7500メートルと言うその高度自体が鉄壁の防御機構として働くため、攻略は非常に困難である。その為、黒の陣営がこの空中庭園を侵入するために空港をあらかじめ貸し切った上で小型機に乗り込み、[[ジーク]]と[[アストルフォ]]は宝具『この世ならざる幻馬』で、[[獅子劫界離]]と[[モードレッド]]は小型戦闘機を用いる必要があったが、『Grand Order』では[[清姫]]は「愛」の力で難なく侵入した。
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:移動可能宝具としては速度が遅く(ルーマニアを出国するのに数日かかっている)、隠密性にもやや欠けるが、一般人対策の認識阻害の効果や、最低限の魔力感知妨害は持っているようで、魔術協会の捜索の目を逃れている。何より、その防衛機構に加え、7500メートルと言うその高度自体が鉄壁の防御機構として働くため、攻略は非常に困難である。
:強力な宝具ではあるが、発動するためには小国が買える金額の材料費と七十二時間の詠唱、庭園を隠すための潜伏場所が必要となるため通常の聖杯戦争で使用できることはまずない。
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:黒の陣営がこの空中庭園を侵入するために空港をあらかじめ貸し切った上で小型機に乗り込み、[[ジーク]]と[[アストルフォ]]が宝具『この世ならざる幻馬』で防御機構を破壊し、その隙を突いて[[獅子劫界離]]と[[モードレッド]]の小型戦闘機が突入するという点でようやく侵入が成った。なお、『Grand Order』では管理権がチョコラミスに移っていた時に、[[清姫]]が「愛」の力で難なく侵入するなどしていた。
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:強力な宝具ではあるが、発動するためには小国が買える金額の材料費と七十二時間の詠唱、そしてその間に庭園を隠すための潜伏場所が必要となるため通常の聖杯戦争で使用できることはまずない。
 
:『繁栄のチョコレートガーデンズ・オブ・バレンタイン』では、チョコレートの製造設備がいくつも作られた。
 
:『繁栄のチョコレートガーデンズ・オブ・バレンタイン』では、チョコレートの製造設備がいくつも作られた。
 
;驕慢王の美酒(シクラ・ウシュム)
 
;驕慢王の美酒(シクラ・ウシュム)
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:『虚栄の空中庭園』の玉座の間にいるセミラミスなら、さらに強力な力を発揮でき、[[キャスター|魔術師]]としての能力と組み合わせ、ヒュドラ毒の生成や、毒に関する逸話を持つ[[幻想種]]の召喚も可能。
 
:『虚栄の空中庭園』の玉座の間にいるセミラミスなら、さらに強力な力を発揮でき、[[キャスター|魔術師]]としての能力と組み合わせ、ヒュドラ毒の生成や、毒に関する逸話を持つ[[幻想種]]の召喚も可能。
 
:アサシンとしての宝具なので、「虚栄の空中庭園」外でも単独で発動可能。ただし、その場合、ヒュドラ毒生成や、幻想種も召喚などの強力な力は行使できない。  
 
:アサシンとしての宝具なので、「虚栄の空中庭園」外でも単独で発動可能。ただし、その場合、ヒュドラ毒生成や、幻想種も召喚などの強力な力は行使できない。  
:『Grand Order』ではスキルとして実装されている。スター消費と言うデメリットと引き換えに、敵全体に強烈なBuster耐性デバフを付与する。
+
:『Grand Order』では「スター8個以上で使用可能、敵全体に毒状態を付与<ref name="3ターン">3ターン</ref>&Busterカード耐性をダウン<ref name="3ターン" />+スターを8個減らす」という効果のスキル。
 
:なおこのスキル版では鎖は使わずデバフ(と毒)の付与のみだが、鎖の方はArtsおよびEX攻撃のモーションで登場する。
 
:なおこのスキル版では鎖は使わずデバフ(と毒)の付与のみだが、鎖の方はArtsおよびEX攻撃のモーションで登場する。
 
:;ヒュドラ毒
 
:;ヒュドラ毒
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:;バシュム
 
:;バシュム
 
::『驕慢王の美酒』で召喚した大毒蛇。神々を産み落としたバビロニア神話の原初の母・怪物[[ティアマト]]が生み出した十一の魔獣の内の一つ。海中で創られたという、色鮮やかな二本の角と前肢を持つ巨大蛇。竜種と比較しても遜色ない階位に到達したおぞましき大妖。幻想種の到達点、神獣の一種。
 
::『驕慢王の美酒』で召喚した大毒蛇。神々を産み落としたバビロニア神話の原初の母・怪物[[ティアマト]]が生み出した十一の魔獣の内の一つ。海中で創られたという、色鮮やかな二本の角と前肢を持つ巨大蛇。竜種と比較しても遜色ない階位に到達したおぞましき大妖。幻想種の到達点、神獣の一種。
::掠っただけで致命傷になる、ヒュドラ以上の毒が詰まった牙と、顎を開いて吐いた瞬間[[モードレッド]]を即死させるほどの毒息を持つ。
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::掠っただけで致命傷になるヒュドラ以上の毒が詰まった牙と、顎を開いて吐いた瞬間[[モードレッド]]を即死させるほどの毒息を持つ。
 
::流石に一瞬で召喚することは出来ず、『Fate/Apocrypha』本編では上半身のみが召喚されている。
 
::流石に一瞬で召喚することは出来ず、『Fate/Apocrypha』本編では上半身のみが召喚されている。
 
::『Grand Order』ではBuster攻撃のモーションで召喚される。遠距離からの攻撃の場合は首だけを出して毒の息を吐きかけ、近距離からの連続攻撃で使った場合は足を召喚して相手を踏みつける。
 
::『Grand Order』ではBuster攻撃のモーションで召喚される。遠距離からの攻撃の場合は首だけを出して毒の息を吐きかけ、近距離からの連続攻撃で使った場合は足を召喚して相手を踏みつける。
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:「赤」のサーヴァントとして登場。
 
:「赤」のサーヴァントとして登場。
 
;[[Fate/Grand Order]]
 
;[[Fate/Grand Order]]
: 『バレンタイン2018 繁栄のチョコレートガーデンズ・オブ・バレンタイン』の開催に伴い期間限定でガチャに追加。イベントガチャ限定サーヴァントであり、恒常的な入手手段は現状ない。
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: 『バレンタイン2018 繁栄のチョコレートガーデンズ・オブ・バレンタイン』開催に伴い期間限定サーヴァントとして実装。
 
;[[ちびちゅき!]]
 
;[[ちびちゅき!]]
 
:園芸部所属。当初は[[両儀式|式]]の「安部」構成員候補として登場。隠れ忍ぶ気が全くなく、他のアサシンらしくないアサシンたちも合わせて、不採用。
 
:園芸部所属。当初は[[両儀式|式]]の「安部」構成員候補として登場。隠れ忍ぶ気が全くなく、他のアサシンらしくないアサシンたちも合わせて、不採用。
 
;[[カプセルさーばんと]]
 
;[[カプセルさーばんと]]
 
:マナ回収役として召喚場所から鳩を飛ばす。[[ジャンヌ・ダルク|聖女]]から「どう見てもキャスター!」だの[[言峰綺礼|マスターの義弟]]からは「キャス…ではなくアサシン!」などちょくちょくキャスターよばわり。
 
:マナ回収役として召喚場所から鳩を飛ばす。[[ジャンヌ・ダルク|聖女]]から「どう見てもキャスター!」だの[[言峰綺礼|マスターの義弟]]からは「キャス…ではなくアサシン!」などちょくちょくキャスターよばわり。
:コスト200 戦闘力- 突破力- 移動力- 体力E- 忍耐力- リキャストA
      
== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
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;「シェイクスピア……!マスター、忠告だ。奴は絶対にやらかすぞ。今の内に思考を奪うか命を奪うかした方がよい。よし、我は急いで毒を用意するから汝はあやつを捕縛しろ」
 
;「シェイクスピア……!マスター、忠告だ。奴は絶対にやらかすぞ。今の内に思考を奪うか命を奪うかした方がよい。よし、我は急いで毒を用意するから汝はあやつを捕縛しろ」
 
:マイルーム会話「[[ウィリアム・シェイクスピア]]」。まあ、[[ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕|被害者]]が出たのであながち間違ってもない……のか?
 
:マイルーム会話「[[ウィリアム・シェイクスピア]]」。まあ、[[ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕|被害者]]が出たのであながち間違ってもない……のか?
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;「汝の前に毒の杯がある。それを飲み干せ。…ふっ、冗談だ。だがな、愛とはそういうものかも知れぬ。用心して生きろよ、我がマスター」
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:マイルーム会話「絆Lv.5」。非常に遠回しだが、どうやら親愛ゆえのからかいということらしい。わざわざ毒を用意する辺りは彼女らしいというかなんというか…。
 
;「は、ハッピーバレンタイン!……だとぉ!?ええい、何故我がこのような愛想を振りまかねばならん!?」
 
;「は、ハッピーバレンタイン!……だとぉ!?ええい、何故我がこのような愛想を振りまかねばならん!?」
:バレンタイン2018『繁栄のチョコレートガーデンズ・オブ・バレンタイン』の報酬画面における台詞のパターンの一つ。顔を赤らめながらもノリ良く挨拶をしていたが、よほど恥ずかしかったのか自分から言っておいて直後激昂する。
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:バレンタイン2018『繁栄のチョコレートガーデンズ・オブ・バレンタイン』の報酬画面における台詞のパターンの一つ。顔を赤らめながらもノリ良く挨拶をしていたが、よほど恥ずかしかったのか自分から言っておいて直後激昂する。ちなみに上述の通りイベントの当初居るのは本人ではなく[[チョコラミス]]なのだが、彼女を倒した後も台詞は継続するため本人もこれを言っていることになる。
    
== メモ ==
 
== メモ ==
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**『Apocrypha material』によると、セミラミスにとって「美貌」ではなく「能力」を純粋に評価されるのは初めてであり、最初はその態度に好感を抱き、次に妙な怒りを覚え、最後に生まれて初めて味わう感情切なさというべきものに胸を痛めた。
 
**『Apocrypha material』によると、セミラミスにとって「美貌」ではなく「能力」を純粋に評価されるのは初めてであり、最初はその態度に好感を抱き、次に妙な怒りを覚え、最後に生まれて初めて味わう感情切なさというべきものに胸を痛めた。
 
**「仕える者」でなく「共に歩む者」でありながら、自分のことなどまるで顧みないで前に進むシロウこそ、彼女が真に好む人間だったが、それを自覚したときは既に遅かった。また、第三魔法が成就した際には世を統べる女王になるとシロウには言われていたのだが、実のところそこまで世界の支配に拘っていた訳ではない。
 
**「仕える者」でなく「共に歩む者」でありながら、自分のことなどまるで顧みないで前に進むシロウこそ、彼女が真に好む人間だったが、それを自覚したときは既に遅かった。また、第三魔法が成就した際には世を統べる女王になるとシロウには言われていたのだが、実のところそこまで世界の支配に拘っていた訳ではない。
**その活躍(?)もあってか、『Grand Order』で実装されたのは今日における「恋人たちの日」であるバレンタインデーを題材としたイベントだったりする。なんの因果か、天草が実装されたのはホワイトデーを題材としたイベントである。
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**その活躍(?)もあってか、『Grand Order』で実装されたのは'''今日における「恋人たちの日」であるバレンタインデー'''を題材としたイベントだったりする。なんの因果か、天草の実装もホワイトデーに伴うボーイズコレクションイベントである。
***余談だが、セミラミスと天草の立ち絵と戦闘グラを並べると、手を重ねてるようにも見える。
   
*[[メディア|若奥様]]と同じくエルフ耳。彼女より長い。
 
*[[メディア|若奥様]]と同じくエルフ耳。彼女より長い。
 
*彼女は魚の女神デルケトーとシリア人の間にできた娘であるとされ、幼くして捨てられ、鳩によって育てられたという。死後は鳩となって飛び去ったという逸話もあり、彼女自身が鳩の化身だといわれる。これが彼女が鳩を使役できる所以と思われる。
 
*彼女は魚の女神デルケトーとシリア人の間にできた娘であるとされ、幼くして捨てられ、鳩によって育てられたという。死後は鳩となって飛び去ったという逸話もあり、彼女自身が鳩の化身だといわれる。これが彼女が鳩を使役できる所以と思われる。
 
*その魔術に特化した能力や、暗殺者には相応しくない目立ち過ぎな宝具から、「魔術も使えるアサシン」と言うよりは「気配遮断も使えるキャスター」という表現がしっくりくる。
 
*その魔術に特化した能力や、暗殺者には相応しくない目立ち過ぎな宝具から、「魔術も使えるアサシン」と言うよりは「気配遮断も使えるキャスター」という表現がしっくりくる。
**メタ的な理由としてはやはり、[[ウィリアム・シェイクスピア|キャスター]]との兼ね合いによるものだろう。「キャスターらしからぬキャスター」の穴を埋める為、「キャスター以外のクラスでキャスターの役割を果たすサーヴァント」の存在が求められ、結果としてこのような設定になったのだと思われる。
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**メタ的な理由としてはやはり、[[ウィリアム・シェイクスピア|赤のキャスター]]との兼ね合いによるものだろう。「キャスターらしからぬキャスター」の穴を埋める為、「キャスター以外のクラスでキャスターの役割を果たすサーヴァント」の存在が求められ、結果としてこのような設定になったのだと思われる。
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***『Grand Order』ではより直截的な表現として、彼女のコマンドカードはほとんどのキャスターと共通のArts3枚という、アサシンとしては唯一のケースとなっている。一方でスキルでのBuster耐性ダウンは自身の宝具だけでなく、シロウを含む大半の赤陣営サーヴァントにも恩恵を与えるものだったりする。
 
**特に、巨大な上に材料が現世由来の宝具は先述したように隠密性ゼロ。しかもミレニア城塞はトゥリファス中心地にあり、目撃者は少なく見積もっても数万人。後に[[ユグドミレニア]]の認識操作を始めとした隠蔽工作でミレニア城塞での大規模な戦闘は「隕石の落下」ということで落ち着き、一応移動中は姿を隠している事が分かった。<br>だが[[ジル・ド・レェ|大海魔]]の件で分かるように、例え隠蔽工作が上手くいくとしても本来は衆目に神秘を晒すような事は絶対に行ってはならない振る舞いである。また彼女のマスターは本来「神秘の秘匿」を担うはずの監督役なのだが、その職務を放棄して大聖杯を得る為に手段を選んでいない事がよく分かる。
 
**特に、巨大な上に材料が現世由来の宝具は先述したように隠密性ゼロ。しかもミレニア城塞はトゥリファス中心地にあり、目撃者は少なく見積もっても数万人。後に[[ユグドミレニア]]の認識操作を始めとした隠蔽工作でミレニア城塞での大規模な戦闘は「隕石の落下」ということで落ち着き、一応移動中は姿を隠している事が分かった。<br>だが[[ジル・ド・レェ|大海魔]]の件で分かるように、例え隠蔽工作が上手くいくとしても本来は衆目に神秘を晒すような事は絶対に行ってはならない振る舞いである。また彼女のマスターは本来「神秘の秘匿」を担うはずの監督役なのだが、その職務を放棄して大聖杯を得る為に手段を選んでいない事がよく分かる。
***彼女の宝具に限らず、英霊はその時代のイメージに大きく左右され、生前は持っていなかった能力を後付で所有する事は少なくない。聖杯大戦においても[[ヴラド三世 (Apocrypha)|黒のランサー]]の鮮血の伝承は「後の口伝」を具現化するものだし、[[ジャック・ザ・リッパー (Apocrypha)|黒のアサシン]]に至ってはその能力のほとんどが死後の伝承によって形成されている。他作品でも、複数の英霊のイメージが統合されている[[ロビンフッド]]などがこれにあたる。
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***彼女の宝具に限らず、英霊はその時代のイメージに大きく左右され、生前は持っていなかった能力を後付で所有する事は少なくない。聖杯大戦においても[[ヴラド三世 (Apocrypha)|黒のランサー]]の鮮血の伝承は「後世の口伝」を具現化するものだし、[[ジャック・ザ・リッパー (Apocrypha)|黒のアサシン]]に至ってはその能力のほとんどが死後の伝承によって形成されている。他作品でも、複数の英霊のイメージが統合されている[[ロビンフッド]]などがこれにあたる。
 
*王ではあるが、「カリスマ」が足りないのか、赤の陣営で彼女を頼りにしているのはマスターであるシロウだけである。
 
*王ではあるが、「カリスマ」が足りないのか、赤の陣営で彼女を頼りにしているのはマスターであるシロウだけである。
**もっとも、モデルになったサンムラマートという女性は玉座には座らず、アッシリア王となった息子の摂政を務めていたので、王に比べて「カリスマ」が低いのは当然かもしれない。また、そもそも[[ジャンヌ・ダルク|ルーラー]]襲撃の指示など、やっている事がすでに「カリスマ」でどうにかなるレベルの不審さではない。
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**もっとも、モデルになったサンムラマートという女性は玉座には座らず、アッシリア王となった息子の摂政を務めていたので、王に比べて「カリスマ」が低いのは当然かもしれない。というかそもそも[[ジャンヌ・ダルク|ルーラー]]襲撃の指示など、やっている事がすでに「カリスマ」でどうにかなるレベルの不審さではない。
*「メソポタミア系出身」「王側の半神半人」「宝具が~オブ・バビロン」「人類最古の~」「神父(しかも名字はコトミネ)がマスター」と、何かと某英雄王とは共通点が多い。まあ「イシュタルと同一視されることもある」と言う通り英雄王本人とは致命的に相性が悪そうだが…
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*「メソポタミア系出身」「王側の半神半人」「宝具が~オブ・バビロン」「鎖を攻撃に使う」「人類最古の~」「神父(しかも名字はコトミネ)がマスター」と、何かと某英雄王とは共通点が多い。まあ「イシュタルと同一視されることもある」と言う通り英雄王本人とは致命的に相性が悪そうだが…
 
*初期プロットでは彼女が物語の黒幕になる予定だった。しかしオンライン企画の設定公開で既に周知の存在となっていた彼女をラスボスにするのはインパクトが弱いと判断され、新しくシロウ・コトミネが考案されることになる。もし初期のプロット通りになっていたら、彼女の内面やキャラクター性も今とは違ったものになっていたかもしれない。そのせいかは分からないが、原案イラストと小説版のイラストを比べると、彼女は一際顔つきが大きく変わっている。
 
*初期プロットでは彼女が物語の黒幕になる予定だった。しかしオンライン企画の設定公開で既に周知の存在となっていた彼女をラスボスにするのはインパクトが弱いと判断され、新しくシロウ・コトミネが考案されることになる。もし初期のプロット通りになっていたら、彼女の内面やキャラクター性も今とは違ったものになっていたかもしれない。そのせいかは分からないが、原案イラストと小説版のイラストを比べると、彼女は一際顔つきが大きく変わっている。
 
*いわゆる、女帝系アサシンの先駆けとなった人物。
 
*いわゆる、女帝系アサシンの先駆けとなった人物。
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*[[登場人物]]
 
*[[登場人物]]
 
*[[サーヴァント]]
 
*[[サーヴァント]]
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*[[魔術師]]
    
{{DEFAULTSORT:せみらみす}}
 
{{DEFAULTSORT:せみらみす}}
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[[category:Fate/Apocrypha]]
 
[[category:Fate/Apocrypha]]
 
[[Category:Fate/Grand Order]]
 
[[Category:Fate/Grand Order]]
[[Category:魔術師]]
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[[Category:カプセルさーばんと]]
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[[Category:ちびちゅき!]]
 
[[Category:アサシン]]
 
[[Category:アサシン]]
 
[[Category:サーヴァント]]
 
[[Category:サーヴァント]]
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