「ソロモン」を編集中

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{{サーヴァント概要
+
== キャスター ==
| タイトル = グランドキャスター
+
* 真名:ソロモン
| 真名 = ソロモン
+
* CV:鈴村健一
| 読み =
 
| 外国語表記 = Solomon
 
| 初登場作品 = [[Fate/Grand Order]]
 
| 声優 = 鈴村健一
 
| 演者 = 神永圭祐
 
| 依代 =
 
| 身長 = 178cm
 
| 体重 = 75kg
 
| 誕生日 =
 
| 血液型 =
 
| 出典 = 旧約聖書
 
| 地域 = 古代イスラエル
 
| 属性 = 秩序・善
 
| 副属性 =
 
| 性別 = 男性
 
| スリーサイズ =
 
| 一人称 = 私<ref group = "注">ロマンの時には「ボク」。</ref>
 
| 二人称 = 君
 
| 三人称 = 君たち/諸君
 
| 異名 = 魔術王
 
| 愛称 =
 
| イメージカラー =
 
| サーヴァント階位 =  
 
| 特技 =  
 
| 好きな物 =  
 
| 苦手な物 =  
 
| 天敵 =
 
| デザイン = 武内崇
 
| 設定作成 = 奈須きのこ
 
| レア度 = ☆5<br />プレイヤー側未実装
 
}}
 
  
== 概要 ==
+
冠位の「[[キャスター|魔術師]]」の[[サーヴァント]]。
 
 
冠位の資格を持つ「[[キャスター|魔術師]]」の[[サーヴァント]]。
 
  
 
; 略歴
 
; 略歴
: 『Fate/Grand Order』では西暦2004年に開催された冬木の[[聖杯戦争]]で[[キャスター]]の[[サーヴァント]]として[[マリスビリー・アニムスフィア]]に召喚された。
+
: 『Fate/Grand Order』では西暦2004年に開催された冬木の[[聖杯戦争]]で[[キャスター]]の[[サーヴァント]]として[[マリスビリー・アニムスフィア]]に召喚され、これを勝利を収めた。
: マリスビリーとともに[[聖杯戦争]]に勝利したソロモンは[[聖杯]]に英霊ではなくただの人間として生きることを願い、[[ロマニ・アーキマン]]として生まれ変わった。
+
: [[マリスビリー・アニムスフィア]]とともに[[聖杯戦争]]に勝利したソロモンは[[聖杯]]に英霊ではなくただの人間として生きることを願い、[[ロマニ・アーキマン]]として生まれ変わった。
  
 
; 人物
 
; 人物
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: 性格骨子は『強気』だが、これはたんに『空気が読めない』力。結果的に強気な発言をしているだけで、根はチキンである。真面目ではあるが真剣ではなく、いつも八割の力で生きている。
 
: 性格骨子は『強気』だが、これはたんに『空気が読めない』力。結果的に強気な発言をしているだけで、根はチキンである。真面目ではあるが真剣ではなく、いつも八割の力で生きている。
 
: よく人々を見定め、よく法を定め、よく国を治めた。やや気概が足りないところはあるものの、賢く、優しく、愛の多い王として民に敬愛された。
 
: よく人々を見定め、よく法を定め、よく国を治めた。やや気概が足りないところはあるものの、賢く、優しく、愛の多い王として民に敬愛された。
: だがこれらの特徴は'''全てソロモン本人の意思ではない'''。生まれた時から「王」として定められ、神の声を聞き、その通りに生きるしかなかった結果の姿である。
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: だが'''これらの特徴は全てソロモン本人の意思ではない'''。生まれた時から「王」として定められ、神の声を聞き、その通りに生きるしかなかった結果の姿である。
: 彼の内面は無感動。人々の悲喜交々に共感する自由、怒る自由すら剥奪されており、非人間同然の存在になってしまっていた。
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: <br />彼の内面は無感動。人々の悲喜交々に共感する自由、怒る自由すら剥奪されており、非人間同然の存在になってしまっていた。
 
; 能力
 
; 能力
 
: スキルにある「啓示」は天からの声を聴き最適な行動をとる能力であり、「直感」とは違い戦闘のみならず目標達成に関する事象全てに適応される能力。
 
: スキルにある「啓示」は天からの声を聴き最適な行動をとる能力であり、「直感」とは違い戦闘のみならず目標達成に関する事象全てに適応される能力。
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: 種別:対人理宝具
 
: 種別:対人理宝具
 
: ソロモン王の第三宝具。
 
: ソロモン王の第三宝具。
; 戴冠の時きたれり、其は全てを始めるもの(アルス・パウリナ)
+
; 戴冠の時来たれり、其は全てを始めるもの(アルス・パウリナ)
 
: ソロモン王の第二宝具。
 
: ソロモン王の第二宝具。
; 訣別の時きたれり、其は世界を手放すもの(アルス・ノヴァ)
+
; 訣別の時来たれり、其は世界を手放すもの(アルス・ノヴァ)
: ランク:D<br />種別:対人宝具<br />レンジ:-<br />最大捕捉:1人
+
: ランク:D<br />種別:対人宝具
: 第一宝具。[[ゲーティア]]ではなく、真のソロモン王が持つ宝具。[[ゲーティア]]が真名を知らなかった、ソロモン王の本当の第一宝具。
+
: [[ゲーティア]]が真名を知らなかった、ソロモン王の本当の第一宝具。彼がそれまで成し得た偉業、奇跡、魔術、その全てを手放す別れの詩。
:ソロモン王が全能の指輪を天に返した「人間らしい英雄」の逸話を宝具として再現したモノ。彼がそれまで為し得た偉業、為し得た奇跡、為し得た魔術、そのすべてを手放す別れの詩。
+
: ソロモン王が全能の指輪を天に返した「人間らしい英雄」の逸話を宝具として再現したモノ。故に「十の指輪」が揃っている時のみ再現できる。
: この宝具を発動するとソロモンは神から与えられた恩恵を天に帰し、世界を見据えていた眼を失い、己の持つ「全て」を放り投げることになる。効果はソロモン王の死。ひるがえって七十二柱の魔神の自壊である。
+
: これを発動すれば、ソロモン王は神から与えられた恩恵を天に還し、世界を見据えていた眼を失い、己の持つ「全て」を放り投げることになる。
:七十二の魔神柱の自壊、固有結界「時間神殿ソロモン」の破壊、魔神王ゲーティアへの対抗が可能な唯一の宝具だが、これは有り体に言えば「ソロモン王の死」。それも[[アーラシュ]]の宝具のように生命や肉体の消滅という単純なものではなく、存在そのもの全ての消滅を意味する。
+
: 七十二の魔神柱の自壊、固有結界「時間神殿ソロモン」の破壊、魔神王ゲーティアへの対抗が可能な唯一の宝具だが、これは有り体に言えば「ソロモン王の死」。それも[[アーラシュ]]の宝具のように生命や肉体の消滅という単純なものではなく、存在そのもの全ての消滅を意味する。
: 遠い未来において「魔術」が人間にとっての悪になった時、これを滅ぼすためにソロモンが用意した安全装置とも言える。己の姿や功績が二度と地上に現れない以上、英霊の座からも消滅し、ソロモン王の痕跡は世界や人類史から全て消え去り、人類では誰も到達していない終わり、本当の意味での「無」に至る。
+
: 己の姿や功績が二度と地上に現れない以上、英霊の座からも消滅し、ソロモン王の痕跡は世界や人類史から全て消え去り、人類では誰も到達していない終わり、本当の意味での「無」に至る。
: だが、ソロモンの完全消滅とは彼の痕跡がなくなるという意味ではなく、「彼が成すべき事をすべて終了した」という意味合いとなる。
+
: 遠い未来において「魔術」ひいては「ソロモン」が人間にとっての悪になった時、これを滅ぼすために用意した安全装置である。そして[[ロマニ・アーキマン|王が人間として生まれ変わり、生きることを願った青年]]の覚悟の証左とも言えよう。
: なぜなら、あらゆる生命はその完結時・終了時に「やり残し」が存在し、その者がどれほど完璧な人生を送ろうと残される「余剰」を後に続く人々が受け持つ事で人類史の轍は作られる。それに対し、生命の宿題/この宇宙で成すべきタスクすべてを完璧に成し遂げ、やり残しを完全に無くした状態になったことで、ソロモンは自らの存在意義と役目を完結させたのだ。
 
: もう彼を倒す必要も、また彼に頼る必要もない。誰も彼を求める事はなく、誰も彼の死を背負う必要もなく、誰もこれ以上の助力・成果を彼に求める事はない。 [[覚者|人類で唯一悟りを開いたという救世主]]がいるが、彼とは違う方向の「到達点」に、臆病者は辿り着いた訳だ。それが、[[ロマニ・アーキマン|いずれ英霊の座を去る王が人間として生まれ変わり、生きることを願った青年]]の覚悟の証左とも言えよう。
 
  
 
== 真名:ソロモン ==
 
== 真名:ソロモン ==
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;ソロモンの指輪
 
;ソロモンの指輪
:神よりソロモン王に授けられた十の指輪。これを用いて天使や悪魔を使役している。
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:神よりソロモン王に授けられた十の指輪。これを用いって天使や悪魔を使役している。
 
:十の指輪がすべて揃っている場合、人類が行うあらゆる魔術を無効化し、また配下に納めるとされる。
 
:十の指輪がすべて揃っている場合、人類が行うあらゆる魔術を無効化し、また配下に納めるとされる。
 
:ソロモン王が亡くなる際、遥かな未来に贈ったものである十個目の指輪を触媒としてマリスビリーに召喚された。
 
:ソロモン王が亡くなる際、遥かな未来に贈ったものである十個目の指輪を触媒としてマリスビリーに召喚された。
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;ソロモン王の小鍵
 
;ソロモン王の小鍵
 
:19世紀に発見された魔道書。
 
:19世紀に発見された魔道書。
:書は五部からなり、そのうち最も有名なものが魔神の目録である第一部「ゲーティア」。
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:書は五部からなり、そのうち最も有名なものが魔神の目録であるゲーティア。
:第五部「アルス・ノヴァ」はその最後の締めくくり、古きを捨てる新しい術を表す。
+
:アルス・ノヴァはその最後の締めくくり、古きを捨てる新しい術を表す。
:ちなみに残りは第二部「テウルギア・ゲーティア」、第三部「アルス・パウリナ」、第四部「アルス・アルマデル・サロモニス」。
 
:ソロモンの宝具名はいずれもここから取られている。
 
  
 
=== 略歴 ===
 
=== 略歴 ===
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:魔術の王と呼ばれる存在ではあるが、その賢明さから奇跡を見せたのはただの一度きり。<br>その一度のみの奇蹟により「民は王の加護を得ている」と知らしめ、その後は民から恐怖される、民が堕落するといった事態を防ぐために奇蹟は起こさなかった。<br>ソロモンは魔術を使わないまま魔術の王として近隣諸国に名を広め、賢王のままこの世を去った。<br>ソロモン王の死によって世界からは加速度的に神代の神秘が失われていき、西暦を迎えて完全に人の世に塗り替わったという。
 
:魔術の王と呼ばれる存在ではあるが、その賢明さから奇跡を見せたのはただの一度きり。<br>その一度のみの奇蹟により「民は王の加護を得ている」と知らしめ、その後は民から恐怖される、民が堕落するといった事態を防ぐために奇蹟は起こさなかった。<br>ソロモンは魔術を使わないまま魔術の王として近隣諸国に名を広め、賢王のままこの世を去った。<br>ソロモン王の死によって世界からは加速度的に神代の神秘が失われていき、西暦を迎えて完全に人の世に塗り替わったという。
 
:だが、生前において過去と未来を見通す千里眼を持ち、この世全ての悲劇、悲しみを把握していながら、何もしなかった。<br>ソロモンは何も感じなかったとしても、「配下」はこの仕打ちに耐えられなかった。<br>貴方は何も感じないのか。この悲劇を正そうとは思わないのか。そう述べるも―――
 
:だが、生前において過去と未来を見通す千里眼を持ち、この世全ての悲劇、悲しみを把握していながら、何もしなかった。<br>ソロモンは何も感じなかったとしても、「配下」はこの仕打ちに耐えられなかった。<br>貴方は何も感じないのか。この悲劇を正そうとは思わないのか。そう述べるも―――
::『特に何も。神は人を戒めるためのもので、王は人を整理するだけのものだからね <br> 他人が悲しもうが己に実害はない。人間とは皆、そのように判断する生き物だ』
+
::『特に何も。神は人を戒めるためのもので、王は人を整理するだけのものだからね』 <br>『他人が悲しもうが己に実害はない。人間とは皆、そのように判断する生き物だ』
 
:人間の救われなさ、醜さを知ったうえでこれを正す事なく、ソロモン王は死を受け入れた。[[ゲーティア|しかし…――――]]
 
:人間の救われなさ、醜さを知ったうえでこれを正す事なく、ソロモン王は死を受け入れた。[[ゲーティア|しかし…――――]]
  
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:そして願いが果たされる瞬間に、その全ての能力を失った。それだけなら良かったが、ただの人間になる刹那に人類の終焉を視てしまった。
 
:そして願いが果たされる瞬間に、その全ての能力を失った。それだけなら良かったが、ただの人間になる刹那に人類の終焉を視てしまった。
 
:誰がなんの目的でソレを引き起こしたのか、どうすればこれを防げるのか、それらを知る術は失ってしまったが、そのまま無視することもできなかった。この事件は自分に関わる事だけは分かっていたから。
 
:誰がなんの目的でソレを引き起こしたのか、どうすればこれを防げるのか、それらを知る術は失ってしまったが、そのまま無視することもできなかった。この事件は自分に関わる事だけは分かっていたから。
:人となったソロモンは文字通り「一から、人間として学び直す工程」より旅を始めた。敵が誰かも、何が引き金かも分からない。彼にできるのは耐える事、そのときに備える事だけ。
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:<br />人となったソロモンは文字通り「一から、人間として学び直す工程」より旅を始めた。敵が誰かも、何が引き金かも分からない。彼にできるのは耐える事、そのときに備える事だけ。
 
:ソロモンと同様にこの青年からあらゆる自由が奪われたのはあまりにも皮肉としか言いようがなかったが、多くの偶然にも助けられたのだ。[[主人公 (Grand Order)|人類最後のマスター]]には初めて出逢った日から、グランドオーダーにおいても。
 
:ソロモンと同様にこの青年からあらゆる自由が奪われたのはあまりにも皮肉としか言いようがなかったが、多くの偶然にも助けられたのだ。[[主人公 (Grand Order)|人類最後のマスター]]には初めて出逢った日から、グランドオーダーにおいても。
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;訣別の時来たれり
 
:最終決戦の固有結界「冠位時間神殿」において、人理焼却の首謀者であるゲーティアと人類最後のマスターの前に現れ、本来の姿を晒した彼は、遙かなる過去・神代の終焉の時代において、自身が「魔術」という概念そのものに施した安全装置を起動する。
 
:最終決戦の固有結界「冠位時間神殿」において、人理焼却の首謀者であるゲーティアと人類最後のマスターの前に現れ、本来の姿を晒した彼は、遙かなる過去・神代の終焉の時代において、自身が「魔術」という概念そのものに施した安全装置を起動する。
 
::伝承に曰く、ソロモン王は万能の指輪を持ちながら、それを使ったことは一度しかなく、ついにはその指輪を自らの意思で天に還した。<br />「ここからは全能の神に運命を委ねるのではなく、人が人の意志で生きる時代だ」と告げるように。
 
::伝承に曰く、ソロモン王は万能の指輪を持ちながら、それを使ったことは一度しかなく、ついにはその指輪を自らの意思で天に還した。<br />「ここからは全能の神に運命を委ねるのではなく、人が人の意志で生きる時代だ」と告げるように。
:ゲーティアの9つとソロモンの残る1つ、計10の指輪を鍵とし、彼は指輪返還の逸話的再現である第一宝具を再演。<br />神の代理人たるソロモン王の完全消滅という効果を以って、自身を起源とするゲーティアの存在に致命的な綻びを生み出し、そして世界から消え去った。
+
:ゲーティアの9つとソロモンの残る1つ、計10の指輪を鍵とし、彼は指輪返還の逸話的再現である第一宝具を再演。<br />神の代理人たるソロモン王の完全消滅という効果を以って、自身を起源とするゲーティアの存在に致命的な綻びを生み出し、そして世界から消え去った。
:――自身をここまで導いてくれた人類最後のマスターへ、人間“[[ロマニ・アーキマン]]”としての微笑みを最後の瞬間に残して。
+
:――自身をここまで導いてくれた人類最後のマスターへ、人間“ロマニ・アーキマン”としての微笑みを最後の瞬間に残して。
  
 
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
===Fateシリーズ===
 
 
; [[Fate/Grand Order]]
 
; [[Fate/Grand Order]]
: グランドキャスターのサーヴァント。長らく人理焼却を目論む本作の黒幕と思しき存在とされていたのだが、終局特異点でそれに関する実態が全て判明。
+
: グランドキャスターのサーヴァント。長らく人理焼却を目論む本作の黒幕と思しき存在とされていたのだが、終章でそれに関する実態が全て判明。
  
 
== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
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; [[マリスビリー・アニムスフィア]]
 
; [[マリスビリー・アニムスフィア]]
 
: かつての聖杯戦争での召喚者でありマスター。関係は良好であり、彼の内面に存在する人類への愛を確かに感じ取っていた。
 
: かつての聖杯戦争での召喚者でありマスター。関係は良好であり、彼の内面に存在する人類への愛を確かに感じ取っていた。
 
;[[クレオパトラ]]、[[オジマンディアス]]
 
:エジプト美人は大好きだがファラオは気にいらないソロモンであった。
 
;ギャラハッド
 
:同じ「願いを叶える機会」を神に与えられたもの。
 
:ソロモンは知恵を求めたが、ギャラハッドは何も求めなかった。
 
:その事に関してソロモンは“なぜだ?”という疑問と、深層心理で“そうあるべきだった”と後悔からくる劣等感がある。
 
 
; [[ゲーティア]]
 
; [[ゲーティア]]
 
: かつての使い魔であり、本来は人理補正目的で創造した自律型魔術式達。死後に自身の遺体を巣食われ、人理焼却を成立される。
 
: かつての使い魔であり、本来は人理補正目的で創造した自律型魔術式達。死後に自身の遺体を巣食われ、人理焼却を成立される。
 
: 終局特異点において正体が明かされるまで「魔術王ソロモン」の名を騙って活動していた。他の項目の人間関係で言及される「ソロモン」も、実際にはゲーティアであるものが多いので注意されたい。
 
: 終局特異点において正体が明かされるまで「魔術王ソロモン」の名を騙って活動していた。他の項目の人間関係で言及される「ソロモン」も、実際にはゲーティアであるものが多いので注意されたい。
:それはそれとして、キミ、ボクのこと嫌いすぎじゃない!?
 
  
 
=== 生前 ===
 
=== 生前 ===
 
; [[ダビデ]]
 
; [[ダビデ]]
: 父親。互いにわりと無関心な親子関係。
+
: 父親。
:ダビデがソロモンは人間として失敗作、と言うと「まあ、父上はそういうこと言う」と普通に流す。
 
:[[ロマニ・アーキマン|人間になった]]ときには辛辣な対応をしている。
 
; [[シバの女王]]
 
: 互いに贈り物を交わし合った仲。
 
; ブリシサン
 
: 弟子の一人。「禁忌中の禁忌」とされる知識を授けた。
 
: 後に彼の家系が[[時計塔]]の伝承科のロードとなる。
 
;[[スペース・イシュタル|アシュタレト]]
 
:豊穣神としての彼女の信仰を認め、自身も神殿に礼拝した。この為、ユダヤ教徒から激しく非難された。
 
;[[キシュア・ゼルレッチ・シュバインオーグ]]
 
:ブリシサン同様、弟子の一人。
 
  
 
== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
 
=== Fate/Grand Order ===
 
=== Fate/Grand Order ===
;「いや、まあ、別に、何も?」
 
:生前。人間が最期には死で終わるのをどう思うのかと「[[ゲーティア|何者か]]」に問われての返事。
 
:その微笑と共に放たれたあまりにも人の心がない一言に「何者か」は密かに一つの決意をすることになる。
 
 
 
;「我が名は魔術王ソロモン。[[ゲーティア]]。お前に引導を渡すものだ」
 
;「我が名は魔術王ソロモン。[[ゲーティア]]。お前に引導を渡すものだ」
: 終局特異点にて。偽りの魔術王が捨てた名の本当の持ち主が名乗りを上げる。
+
: 偽りの魔術王が捨てた名の本当の持ち主が名乗りを上げる。
  
;「……命とは終わるもの。生命とは苦しみを積みあげる巡礼だ。<br> だがそれは、決して死と<ruby><rb>断絶</rb><rt>だんぜつ</rt></ruby>の物語ではない。<br> ゲーティア。我が積年の<ruby><rb>慚愧</rb><rt>ざんき</rt></ruby>。我が亡骸から生まれた獣よ。<br> 今こそ、ボクのこの手で、おまえの悪を裁く時だ。」
+
;「……命とは終わるもの。生命とは苦しみを積みあげる巡礼だ。<br>だがそれは、決して死と<ruby><rb>断絶</rb><rt>だんぜつ</rt></ruby>の物語ではない。<br>ゲーティア。我が積年の<ruby><rb>慚愧</rb><rt>ざんき</rt></ruby>。我が亡骸から生まれた獣よ。<br>今こそ、ボクのこの手で、おまえの悪を裁く時だ。」
 
:人間になることを望んだ王は自らが生み出した[[ゲーティア|獣]]に引導を渡すため、定命の者としての答えを携え再び王座のもとに戻る。
 
:人間になることを望んだ王は自らが生み出した[[ゲーティア|獣]]に引導を渡すため、定命の者としての答えを携え再び王座のもとに戻る。
 
:その王の名は───'''魔術王ソロモン'''。
 
:その王の名は───'''魔術王ソロモン'''。
  
;「ああ、初めからそのつもりだ。ボクは自らの宝具で消滅する。それがソロモン王の結末だからね。」<br>「ゲーティア。おまえに最後の魔術を教えよう。<br> “ソロモン王にはもう一つ宝具がある”と知ってはいたものの、その真名を知り得なかった───<br> いや、知る事のできなかったおまえに。」<br>「誕生の時きたれり、其は全てを修めるもの。<br> 戴冠の時きたれり、其は全てを始めるもの。<br> そして───訣別の時きたれり、其は世界を手放すもの…『<ruby><rb>訣別の時きたれり、其は世界を手放すもの</rb><rt>アルス・ノヴァ</rt></ruby>』」
+
;「ああ、初めからそのつもりだ。ボクは自らの宝具で消滅する。それがソロモン王の結末だからね。」
 
:戦闘モーション付きでの台詞。[[ゲーティア]]はソロモン王の宝具『誕生の時きたれり、其は全てを修めるもの』でソロモン自身の排除にかかる。
 
:戦闘モーション付きでの台詞。[[ゲーティア]]はソロモン王の宝具『誕生の時きたれり、其は全てを修めるもの』でソロモン自身の排除にかかる。
:だが、ソロモン王にとっても「自らの宝具で消滅する結末」は初めから覚悟のうちだった。彼がそれまで為し得た偉業、為し得た奇跡、為し得た魔術、そのすべてを手放す別れの詩。
+
:だが、ソロモン王にとっても「自らの宝具で消滅する事」は初めから確信のうちにあったのだ。
:この戦闘ムービーのボイスは最終章制作時の3年前に録ってあり、ディライトワークスの方たちもその存在を忘れていたほどに初期から存在していた<ref group = "出" name="奈須きのこ×塩川洋介4Gamer">[https://www.4gamer.net/games/266/G026651/20170302098/index_2.html 「Fate/Grand Order」がもたらす新しいスマホゲームの形――奈須きのこ×塩川洋介が語るFGOの軌跡と未来とは]</ref>。
 
:収録当時、奈須氏以外は「なんでバトル以外のボイスをとってるんだ? ドラマCD?」などと思っていたそうな<ref group = "出" name="奈須きのこ×塩川洋介4Gamer" />。
 
  
;「おまえの持つ九つの指輪。そして私の持つ最後の指輪。<br> 今、ここに全ての指輪が揃った。なら<ruby><rb>あの時</rb><rt>・・・</rt></ruby>の再現が出来る。」<br>「ソロモン王の本当の第一宝具。私の唯一の、“人間の”英雄らしい逸話の再現が。」
+
;「ゲーティア。おまえに最後の魔術を教えよう。<br> “ソロモン王にはもう一つ宝具がある”と知ってはいたものの、その真名を知り得なかった───<br> いや、知る事のできなかったおまえに。」<br>「おまえの持つ九つの指輪。そして私の持つ最後の指輪。<br> 今、ここに全ての指輪が揃った。なら<ruby><rb>あの時</rb><rt>・・・</rt></ruby>の再現が出来る。」<br>「ソロモン王の本当の第一宝具。私の唯一の、“人間の”英雄らしい逸話の再現が。」
 
:遙かなる過去の時代において、かの王は万能の指輪をただ一度のみしか使用せず、最後には天に還したという。
 
:遙かなる過去の時代において、かの王は万能の指輪をただ一度のみしか使用せず、最後には天に還したという。
 
:人間の愛を理解できなかった獣の主として、そして魔術王として。彼は“最後の魔術”を再演する。
 
:人間の愛を理解できなかった獣の主として、そして魔術王として。彼は“最後の魔術”を再演する。
 +
 +
;「誕生の時きたれり、其は全てを修めるもの。<br>戴冠の時きたれり、其は全てを始めるもの。<br>そして───訣別の時きたれり、其は世界を手放すもの…『アルス・ノヴァ』」
 +
:戦闘モーション付きの第一宝具解放。全てを修め、全てを始めた王の、世界との訣別。
 +
:モーション・ボイス付きのため、下述するシナリオ文章の台詞より少し短縮されている。
  
 
; 「第三宝具『<ruby><rb>誕生の時きたれり、其は全てを修めるもの</rb><rt>アルス・アルマデル・サロモニス</rt></ruby>』<br> 第二宝具『<ruby><rb>戴冠の時来たれり、其は全てを始めるもの</rb><rt>アルス・パウリナ</rt></ruby>』」<br>「そして───神よ、あなたからの天恵をお返しします。<br> ……全能は人には遠すぎる。私の仕事は、人の範囲で十分だ」<br>「第一宝具、再演。───『<ruby><rb>訣別の時きたれり。其は、世界を手放すもの</rb><rt>アルス・ノヴァ</rt></ruby>』」
 
; 「第三宝具『<ruby><rb>誕生の時きたれり、其は全てを修めるもの</rb><rt>アルス・アルマデル・サロモニス</rt></ruby>』<br> 第二宝具『<ruby><rb>戴冠の時来たれり、其は全てを始めるもの</rb><rt>アルス・パウリナ</rt></ruby>』」<br>「そして───神よ、あなたからの天恵をお返しします。<br> ……全能は人には遠すぎる。私の仕事は、人の範囲で十分だ」<br>「第一宝具、再演。───『<ruby><rb>訣別の時きたれり。其は、世界を手放すもの</rb><rt>アルス・ノヴァ</rt></ruby>』」
188行目: 131行目:
 
* ファンタジー界隈では余りに有名な人物。七十二柱もの魔神を束ね、父親であるダビデが成せなかった大神殿を築いた破格の王。ソロモンと彼の眷属達に纏わる逸話も数え切れないほど存在し、'''父親より遥かに聖杯戦争に映える英霊'''とファンからは囁かれていた。
 
* ファンタジー界隈では余りに有名な人物。七十二柱もの魔神を束ね、父親であるダビデが成せなかった大神殿を築いた破格の王。ソロモンと彼の眷属達に纏わる逸話も数え切れないほど存在し、'''父親より遥かに聖杯戦争に映える英霊'''とファンからは囁かれていた。
 
** タイプムーンの世界でも、公式で言及された『魔術の王とされ、彼の死後加速度的に神代の神秘が失われ、西暦を迎えて完全に神代が終了した』という重要な転換点としての設定や、[[メレム・ソロモン]]の名の由来となった人物であることなどからその存在には少なくない注目が集まっており、それ故に黒幕と思しき登場はファンに衝撃を与えた。
 
** タイプムーンの世界でも、公式で言及された『魔術の王とされ、彼の死後加速度的に神代の神秘が失われ、西暦を迎えて完全に神代が終了した』という重要な転換点としての設定や、[[メレム・ソロモン]]の名の由来となった人物であることなどからその存在には少なくない注目が集まっており、それ故に黒幕と思しき登場はファンに衝撃を与えた。
**余談だが第四章以前にも『[[氷室の天地 Fate/school life]]』におけるぼくの考えた最強偉人募集でひっそりと登場していた(あくまでも古代ヘブライ伝承上のソロモン王であって本人ではないが)。
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*余談だが第四章以前にも『[[氷室の天地 Fate/school life]]』におけるぼくの考えた最強偉人募集でひっそりと登場していた。(あくまでも古代ヘブライ伝承上のソロモン王であって本人ではないが)
***能力名は『ソロモン王の指輪』と普通に伝承通りだが、画風は'''某妖怪漫画家'''的なアレであって指輪というより笛を吹いて十二使徒を使役する方になってしまっている。
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**能力名は『ソロモン王の指輪』と普通に伝承通りだが、画風は'''某妖怪漫画家'''的なアレであって指輪というより笛を吹いて十二使徒を使役する方になってしまっている。
*何気に現状では唯一の、'''聖杯戦争に参加して優勝し、自身の願いを(自身の望む形で)叶えることに成功した'''サーヴァント。
 
  
==話題まとめ==
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==話題==
; 『訣別の時来たれり、其は世界を手放すもの』が齎した結果
 
: FGO第1部最終章において重要な役割を担った『訣別の時来たれり、其は世界を手放すもの』だが、この効果については疑問点が残る。
 
: まず、FGO最終章が完結した際にゲーム内プロフィール欄に書かれた「遠い未来において「魔術」が人間にとっての悪になった時、これを滅ぼすためにソロモンが用意した安全装置とも言える。己の姿や功績が二度と地上に現れない以上、英霊の座からも消滅し、ソロモン王の痕跡は世界や人類史から全て消え去り、人類では誰も到達していない終わり、本当の意味での「無」に至る。」という記載。
 
: これをそのまま受け取った場合、これによって現代の世界に生じるであろう弊害のようなものは特に描写されていないという点が当時疑問として挙げられた。「ソロモンから生まれ出でたモノの完全消滅」とくれば、彼が築いた魔術の基礎の部分が魔術師たちの記憶から消失したり、もっと言えば誕生経緯に彼の直接関わったカルデアが消滅でもしそうなモノだが特にそういった描写はない、というものである。
 
: 後にこれを受けてか「FGO material Ⅳ」においてソロモンの項の宝具欄に「ソロモンの完全消滅とは彼の痕跡がなくなるという意味ではなく、「彼が成すべき事をすべて終了した」という意味合いとなる。」「あらゆる生命はその完結時・終了時に「やり残し」が存在し、その者がどれほど完璧な人生を送ろうと残される「余剰」を後に続く人々が受け持つ事で人類史の轍は作られる。それに対し、生命の宿題/この宇宙で成すべきタスクすべてを完璧に成し遂げ、やり残しを完全に無くした状態になったことで、ソロモンは自らの存在意義と役目を完結させたのだ。」と解説が加えられた。<del>例によって例の如く前言は翻ったのである</del>
 
: これによりソロモンの消滅による現世への影響が現れなかったことへの回答が得られた……ように見えるが、materialにおいても「遠い未来において「魔術」が人間にとっての悪になった時、これを滅ぼすためにソロモンが用意した安全装置とも言える。」という一文には変化がなかった。
 
: ゲーティアが将来人理を滅ぼそうとする未来を予見していなかったであろうことを考えれば、ここで言う「魔術」がゲーティアを指していないだろうことは間違いない。
 
: 一体ここで言う「魔術」とは何を指し、そして如何様にして抑止されるはずだったのだろうか……。
 
;没年
 
:ソロモン王の没年は史実では紀元前931年頃とされており、FGO最終章1節でも[[ロマニ・アーキマン]]がそう触れている。
 
:だが、「ロード・エルメロイⅡ世の事件簿material」の時計塔年表においては、ソロモン王死去と神世の終わりが紀元前960年頃と書かれており、30年ほどの開きがある。
 
:これを真に受けるのであれば、ソロモン王が紀元前960年頃に死亡した後、[[ゲーティア|何者か]]がそれに成り代わりソロモン王としての偉業を成したことが示唆される。
 
:史実においてソロモン王は後半生で堕落したと言われており、型月ではそれをこう解釈したのかもしれない。
 
:ただ奈須きのこの事なので、事件簿マテリアルの元となった資料自体に誤字や誤解がある可能性もあるのだが……。
 
 
 
== 脚注 ==
 
===注釈===
 
<references group="注"/>
 
 
 
===出典===
 
<references group="出"/>
 
  
 
== リンク ==
 
== リンク ==
 
*[[登場人物]]
 
*[[登場人物]]
 
*[[サーヴァント]]
 
*[[サーヴァント]]
*[[魔術師]]
 
  
 
{{DEFAULTSORT:そろもん}}
 
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[[Category:登場人物さ行]]
 
[[Category:登場人物さ行]]
[[Category:サーヴァント]]
+
[[category:Fate/Grand Order]]
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[[Category:魔術師]]
 
[[Category:キャスター]]
 
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[[Category:グランドクラス]]
 
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