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13 バイト追加 、 2017年3月11日 (土) 02:47
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:だが、生前において過去と未来を見通す千里眼を持ち、この世全ての悲劇、悲しみを把握していながら、何もしなかった。<br>ソロモンは何も感じなかったとしても。「配下」はこの仕打ちに耐えられなかった。<br>貴方は何も感じないのか。この悲劇を正そうとは思わないのか。そう述べるも―――
 
:だが、生前において過去と未来を見通す千里眼を持ち、この世全ての悲劇、悲しみを把握していながら、何もしなかった。<br>ソロモンは何も感じなかったとしても。「配下」はこの仕打ちに耐えられなかった。<br>貴方は何も感じないのか。この悲劇を正そうとは思わないのか。そう述べるも―――
   
:『特に何も。神は人を戒めるためのもので、王は人を整理するだけのものだからね』 <br>『他人が悲しもうが己に実害はない。人間とは皆、そのように判断する生き物だ』
 
:『特に何も。神は人を戒めるためのもので、王は人を整理するだけのものだからね』 <br>『他人が悲しもうが己に実害はない。人間とは皆、そのように判断する生き物だ』
   
:人間の救われなさ、醜さを知ったうえでこれを正す事なく、ソロモン王は死を受け入れた。[[ゲーティア|しかし――――]]
 
:人間の救われなさ、醜さを知ったうえでこれを正す事なく、ソロモン王は死を受け入れた。[[ゲーティア|しかし――――]]
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:ソロモン王の死から遥かな未来である西暦2004年。冬木の聖杯戦争でキャスターのサーヴァントが勝利を収めた。そのキャスターのサーヴァントは、カルデアの英霊召喚での成功例第一号として、マリスビリー・アニムスフィアにより秘密裏に召喚されたソロモン。
 
:ソロモン王の死から遥かな未来である西暦2004年。冬木の聖杯戦争でキャスターのサーヴァントが勝利を収めた。そのキャスターのサーヴァントは、カルデアの英霊召喚での成功例第一号として、マリスビリー・アニムスフィアにより秘密裏に召喚されたソロモン。
 
:ソロモンが聖杯にかけた願いは『英霊として受肉する』のではなく、『人間になる』というもの。全能の力を持つ『英霊としての力』を全て捨て、何の変哲もない[[ロマニ・アーキマン|『ごく普通の青年』]]として生きようと願った。
 
:ソロモンが聖杯にかけた願いは『英霊として受肉する』のではなく、『人間になる』というもの。全能の力を持つ『英霊としての力』を全て捨て、何の変哲もない[[ロマニ・アーキマン|『ごく普通の青年』]]として生きようと願った。
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:人間になった瞬間、その全ての能力を失った。それだけなら良かったが、ただの人間になる刹那に人類の終焉を視てしまった。
 
:人間になった瞬間、その全ての能力を失った。それだけなら良かったが、ただの人間になる刹那に人類の終焉を視てしまった。
 
:誰がなんの目的でソレを引き起こしたのか、どうすればこれを防げるのか、それらを知る術は失ってしまったが、そのまま無視することもできなかった。この事件は自分に関わる事だと分かっていたから。
 
:誰がなんの目的でソレを引き起こしたのか、どうすればこれを防げるのか、それらを知る術は失ってしまったが、そのまま無視することもできなかった。この事件は自分に関わる事だと分かっていたから。
    
:人となったソロモンは文字通り「一から、人間として学び直す工程」より旅を始めた。敵が誰かも、何が引き金かも分からない。彼にできるのは耐える事、そのときに備える事だけ。
 
:人となったソロモンは文字通り「一から、人間として学び直す工程」より旅を始めた。敵が誰かも、何が引き金かも分からない。彼にできるのは耐える事、そのときに備える事だけ。
:生前のように彼からあらゆる自由を奪ったのはあまりにも皮肉としか言いようがなかったが、多くの偶然にも助けられたのだ。[[主人公 (Grand Order)|人類最後のマスター]]には初めて出逢った日や、グランドオーダーにおいても。
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:生前のように彼からあらゆる自由を奪ったのはあまりにも皮肉としか言いようがなかったが、多くの偶然にも助けられたのだ。[[主人公 (Grand Order)|人類最後のマスター]]には初めて出逢った日から、グランドオーダーにおいて幾度と無く…。
    
;訣別の時来たれり
 
;訣別の時来たれり
:そして冠位時間神殿において、人理焼却の首謀者であるゲーティアと、人類最後のマスターの前に現れ、本来の姿に戻りソロモン王として切り札の宝具を発動した。
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:冠位時間神殿の玉座にたどり着いた人類最後のマスターのもとに現れ、人理焼却の首謀者であるゲーティアの前に立ちはだかった彼は、本来の姿に戻りソロモン王としての逸話的再現である第一宝具を発動した。
:伝承に曰く、ソロモン王は万能の指輪を持ちながら、それを使ったことは一度しかなく、ついにはその指輪を自らの意思で天に還した。
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:伝承に曰く―――ソロモン王は万能の指輪を持ちながら、それを使ったことは一度しかなく、ついにはその指輪を自らの意思で天に還した。
:ここからは全能の神に運命を委ねるのではなく、人が人の意志で生きる時代だと告げるように―――彼はその逸話的再現である第一宝具を発動したのだ。
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:「ここからは全能の神に運命を委ねるのではなく、人が人の意志で生きる時代だ」、そう告げるように……
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:これによって、神の代理人は人類史から跡形もなく消え失せ、地上は人間の知性による物理法則に決定される。魔術王ソロモンの完全消滅を持って、本当の意味で神代は終わる。
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:これによって、神の代理人は人類史から跡形もなく消え失せ、地上は人間の知性による物理法則に決定される。魔術王ソロモンの完全消滅を以って、真に神代は終止符を打つのだ。
:そして、最後の決着は人類最後のマスターに委ねられたのであった。
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:そして、最後の決着は人類最後のマスターに委ねられた…。
    
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
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