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:魔術師一族である[[エインズワース家]]の初代当主であり、エインズワースの始祖。エインズワース全ての父。
 
:魔術師一族である[[エインズワース家]]の初代当主であり、エインズワースの始祖。エインズワース全ての父。
 
:既に故人であり、千年前から生き続ける魔術師の精神概念と化しており、置換魔術でザカリーをはじめとした歴代当主達の肉体に取り憑いていた。
 
:既に故人であり、千年前から生き続ける魔術師の精神概念と化しており、置換魔術でザカリーをはじめとした歴代当主達の肉体に取り憑いていた。
:元々は特殊な鉱石を黄金や別の何かに置換するだけの三流魔術師だったのだが、その鉱石の発掘現場で「何か」に出会った事がその後の人生を決定づけた。
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:元々は特殊な鉱石を黄金や別の何かに置換するだけの三流魔術師だったのだが、その鉱石の発掘現場で埋められていたパンドラに出会った事がその後の人生を決定づけた。
 
:『ドライ!!』ではジュリアンに取り憑き、互いの総力戦の中で『破戒すべき全ての符』の力で置換魔術が解けてしまうが、一時的なものにすぎず、ジュリアンも少しずつダリウスに戻りつつある。
 
:『ドライ!!』ではジュリアンに取り憑き、互いの総力戦の中で『破戒すべき全ての符』の力で置換魔術が解けてしまうが、一時的なものにすぎず、ジュリアンも少しずつダリウスに戻りつつある。
 
:後にジュリアンがイリヤとの戦いの中で自分の願いを自覚してエリカに抱かれて事切れたために彼の肉体に置換して完全に復活し、圧倒的な力でイリヤたちを追い込んでサーヴァントカードを次々に破壊してゆくが、クロの核になっているアーチャーのカードを破壊しようとした際に相打ち覚悟で叩きつけられた起源弾でジュリアンの魔術回路を破壊されて消滅した。
 
:後にジュリアンがイリヤとの戦いの中で自分の願いを自覚してエリカに抱かれて事切れたために彼の肉体に置換して完全に復活し、圧倒的な力でイリヤたちを追い込んでサーヴァントカードを次々に破壊してゆくが、クロの核になっているアーチャーのカードを破壊しようとした際に相打ち覚悟で叩きつけられた起源弾でジュリアンの魔術回路を破壊されて消滅した。
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:なお、置換を繰り返すうちに、千年前に抱いた想いとはまったく別のものに変質してしまっているとのこと。
 
:なお、置換を繰り返すうちに、千年前に抱いた想いとはまったく別のものに変質してしまっているとのこと。
 
:この世界そのものをもういらないと見なして[[ピトス]]の中にある孔の先にしか興味を持っておらず、英霊ですら「捻り潰すだけの蟲」と徹底的に見下している。
 
:この世界そのものをもういらないと見なして[[ピトス]]の中にある孔の先にしか興味を持っておらず、英霊ですら「捻り潰すだけの蟲」と徹底的に見下している。
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:元々は世界に絶望したパンドラの幸福な死を願い、そのために人生を捧げようとした熱血漢であったのだが、上記のように置換の繰り返しでその初心はほとんど失われてしまっている。
    
;能力
 
;能力
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:また、ジュリアンが行っていたカードを直接破壊する事も、遠距離から実行可能であり、事実上カードを使って勝つことは不可能である。ただし、カードの破壊をする場合には遠距離から行うにせよ「自分の手で直接触れる」必要があり、カードに触れている瞬間だけは直接的に干渉されうる。
 
:また、ジュリアンが行っていたカードを直接破壊する事も、遠距離から実行可能であり、事実上カードを使って勝つことは不可能である。ただし、カードの破壊をする場合には遠距離から行うにせよ「自分の手で直接触れる」必要があり、カードに触れている瞬間だけは直接的に干渉されうる。
 
:置換魔術によって存在しているため、存在の基盤になっているものは依り代に刻まれたエインズワースの魔術刻印そのものとも言える。このため、[[衛宮切嗣|魔術刻印そのものに干渉する攻撃]]は天敵になりうるが、上記の理由で当てることは非常に難しい。
 
:置換魔術によって存在しているため、存在の基盤になっているものは依り代に刻まれたエインズワースの魔術刻印そのものとも言える。このため、[[衛宮切嗣|魔術刻印そのものに干渉する攻撃]]は天敵になりうるが、上記の理由で当てることは非常に難しい。
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:これらの要素は本人の魔術特性「ありえないところに接続する」によってピトスに接続して千年の時をかけて獲得したものであり、もともとは上記のように三流の錬金術師であった。
    
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
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:エインズワースの現当主。置換魔術で取り付いており、いずれダリウスに置換されてしまう。
 
:エインズワースの現当主。置換魔術で取り付いており、いずれダリウスに置換されてしまう。
 
:当然ながら関係性は最悪に近く、特にエリカの処遇を巡って決定的に対立している。
 
:当然ながら関係性は最悪に近く、特にエリカの処遇を巡って決定的に対立している。
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:だが、皮肉なことに「パンドラ」に対して願う思いは元々は同じであった。
    
;[[クロエ・フォン・アインツベルン]]
 
;[[クロエ・フォン・アインツベルン]]
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:彼女の核になっているアーチャーのカードが自身の計画を狂わせた発端であると見なして彼女ごと握りつぶそうとするが、それを見越していた彼女に「置換魔術を発動した状態でカードに触れている」という一瞬の状況を狙って起源弾を叩き込まれ、魔術回路ごと破壊された。
 
:彼女の核になっているアーチャーのカードが自身の計画を狂わせた発端であると見なして彼女ごと握りつぶそうとするが、それを見越していた彼女に「置換魔術を発動した状態でカードに触れている」という一瞬の状況を狙って起源弾を叩き込まれ、魔術回路ごと破壊された。
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;パンドラ
:千年前に鉱石の採掘場所で見つけた「何か」。
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:千年前に鉱石の採掘場所で埋まっていたところを発見された「何か」。
:その時の高揚感と、微かな憐憫が、後の人生の方向性を決定づけたとか。……やはり「パンドラ」なのであろうか。
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:その時の高揚感と、「彼女に安らかな眠りを与えたい」という微かな憐憫が、後の人生の方向性を決定づけたとか。
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:だが、置換魔術を確立して最初の置換を行った際に、その想いは零れ落ちてしまった。
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;[[イリヤスフィール・フォン・アインツベルン (プリズマ☆イリヤ)]]
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:敵対する陣営の一人。
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:美遊を聖杯として完成させるための存在としか見なしておらず、最後までまともに相手せずに世界を新生させてしまった。
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:後にイリヤが過去にさかのぼった際に「生前のダリウス」が彼女の存在を感じ取り、とある「贈り物」を託した。
    
== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
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== メモ ==
 
== メモ ==
*世界の救済という、およそ魔術師らしくない目標を掲げている為、凜からは胡散臭い目で見られている。
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*世界の救済という、およそ魔術師らしくない目標を掲げている為、凛からは胡散臭い目で見られている。
**典型的な魔術師である以上、根源を目指している筈であり、その真意は現在まで不明である。
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**典型的な魔術師である以上、根源を目指している筈であり、その真意は長らく不明であった。
 
***ただ、彼に限らず異世界の衛宮切嗣も「世界の救済」に拘りを見せているので、イリヤ達の世界の魔術師とは根本的に目標が異なる可能性もある。
 
***ただ、彼に限らず異世界の衛宮切嗣も「世界の救済」に拘りを見せているので、イリヤ達の世界の魔術師とは根本的に目標が異なる可能性もある。
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***後に明らかになった彼の目的もやはり根源。アプローチ手段としては、「ピトスの中の可能性世界が既存の世界に上書きされる際、可能性世界における人類の創造種と自身を置換することで人類史そのものを自分のものとして極点に至る」という[[ゲーティア]]に近いものであった。そしてギル、田中、イリヤ以外の美遊世界の全てを滅ぼしつくして新世界創造に事実上の王手をかけたあたりはゲーティアの先を行ったとも言える。
    
== 話題まとめ ==
 
== 話題まとめ ==