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*余り世界的には有名ではないケルト神話の中においても知名度は高くない。ただし、大英雄フィン凋落の切っ掛けとして語られるので、言い方が悪いがフィンのおまけのような形で、ある程度認知されている。
 
*余り世界的には有名ではないケルト神話の中においても知名度は高くない。ただし、大英雄フィン凋落の切っ掛けとして語られるので、言い方が悪いがフィンのおまけのような形で、ある程度認知されている。
 
**フィオナ騎士団は円卓の騎士やシャルルマーニュ十二勇士の原典とされ、彼はその中でも最強の騎士。本来の英雄としての格は、アーサー王等と比較しても引けはとらない。
 
**フィオナ騎士団は円卓の騎士やシャルルマーニュ十二勇士の原典とされ、彼はその中でも最強の騎士。本来の英雄としての格は、アーサー王等と比較しても引けはとらない。
***現に、円卓の騎士最高峰の腕前を持つフランス発の英雄ランスロットにしても、モチーフはディルムッドである。
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***現に、円卓の騎士最高峰の腕前を持つフランス発の英雄ランスロットにしても、モチーフはディルムッドである。ある意味同一人物と言える両者が、まさか故郷を遠く離れた日本の地でやり合う事になるとはどういう運命の悪戯か。
 
*作中では語られていないが、伝承では彼が主君と和解してから最期を迎えるまでには16年の間がある。その間は姫と結婚して寄り添い、子供も3人(4人とも言われる)も設けている。さすがに「これで不幸か?」という印象になってしまうためか省略されたと思われる。
 
*作中では語られていないが、伝承では彼が主君と和解してから最期を迎えるまでには16年の間がある。その間は姫と結婚して寄り添い、子供も3人(4人とも言われる)も設けている。さすがに「これで不幸か?」という印象になってしまうためか省略されたと思われる。
 
**尤も、'''グラニアはディムルッドの死後、フィンと再婚している'''のでそれを踏まえればやっぱり不幸である。一応、逆にディムルッドの後を追うように死んだとする伝承も存在する。
 
**尤も、'''グラニアはディムルッドの死後、フィンと再婚している'''のでそれを踏まえればやっぱり不幸である。一応、逆にディムルッドの後を追うように死んだとする伝承も存在する。
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*最後の慟哭もケイネスにとっては'''「主君に聖杯を献上すること」'''しか聞かされてないので「騎士の誇り」など今更言われた所で何の話か解らないし、文句言われる筋合もないので結局最後まで理解し合うことはなかった。
 
*最後の慟哭もケイネスにとっては'''「主君に聖杯を献上すること」'''しか聞かされてないので「騎士の誇り」など今更言われた所で何の話か解らないし、文句言われる筋合もないので結局最後まで理解し合うことはなかった。
 
**自害以前から「騎士としての面目を果たせればそれで良い。願望機の聖杯はマスター一人に譲り渡す」「私はただひとえに誇りを全うしたいだけのこと!貴方と共に誉れある戦いに臨みたかっただけのこと!主よ、何故騎士の心胆を理解してくださらぬ!?」とは伝えていた。が、ディルムッドへの不信と不満、騎士道の誇りに共感しにくい一流魔術師の在り方のダブルパンチでケイネスには届かなかったようだ。
 
**自害以前から「騎士としての面目を果たせればそれで良い。願望機の聖杯はマスター一人に譲り渡す」「私はただひとえに誇りを全うしたいだけのこと!貴方と共に誉れある戦いに臨みたかっただけのこと!主よ、何故騎士の心胆を理解してくださらぬ!?」とは伝えていた。が、ディルムッドへの不信と不満、騎士道の誇りに共感しにくい一流魔術師の在り方のダブルパンチでケイネスには届かなかったようだ。
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**人間性を勘案した上で、全シリーズの中からディルムッドにとって最良のマスターを選ぶなら筆頭に挙がると思われるのが[[ダン・ブラックモア]]。ただし、「騎士道の誇り」という共通点を持ちつつも'''互いの出身国同士の歴史的因縁'''が裏目に出る可能性も孕んでおり、さらにダンにとっては畏敬の対象であろう'''かの[[セイバー|ブリテン王]]'''を敵に回せるのか、という不安要素も加わるとあって、必ずしも「理想」のマスターとは言い切れないのだが…。
 
*[[バーサーカー (第四次)|バーサーカー]]を相手にした場合、抜群に相性が良い。バーサーカーが戦闘でメインに使う宝具「騎士は徒手にて死せず」で宝具化される諸々の武器は、それが最初から宝具でもない限り、「破魔の紅薔薇」の前には無力となるためである。
 
*[[バーサーカー (第四次)|バーサーカー]]を相手にした場合、抜群に相性が良い。バーサーカーが戦闘でメインに使う宝具「騎士は徒手にて死せず」で宝具化される諸々の武器は、それが最初から宝具でもない限り、「破魔の紅薔薇」の前には無力となるためである。
 
*「必滅の黄薔薇」は治癒を阻害する呪いであるが、臓器移植に近いアインツベルンの魔術が効かないところを見ると自然再生だけでなくおよそ機能を取り戻そうとする働き全てを阻害する模様。
 
*「必滅の黄薔薇」は治癒を阻害する呪いであるが、臓器移植に近いアインツベルンの魔術が効かないところを見ると自然再生だけでなくおよそ機能を取り戻そうとする働き全てを阻害する模様。
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