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:熾天の門からの操作では彼の望みは叶えられないため、招いた魔術師の性能を競い合うトライアルでしかなかった生存競争に数々のルールを加え(ただし彼には表層のルール操作しか出来ず、ムーンセルに予め設定されていた『セラフから生きて脱出できるのは一人だけ』という部分は彼には変更不可)、最後まで生き残った一人だけを想像もできぬ領域にまで成長させる聖杯戦争へと作り変えた。
 
:熾天の門からの操作では彼の望みは叶えられないため、招いた魔術師の性能を競い合うトライアルでしかなかった生存競争に数々のルールを加え(ただし彼には表層のルール操作しか出来ず、ムーンセルに予め設定されていた『セラフから生きて脱出できるのは一人だけ』という部分は彼には変更不可)、最後まで生き残った一人だけを想像もできぬ領域にまで成長させる聖杯戦争へと作り変えた。
 
:そうして長い間、熾天の門で自分と同じ「戦争によって急激に成長した者」を待ち続け、自分の望みを託そうと試みる。
 
:そうして長い間、熾天の門で自分と同じ「戦争によって急激に成長した者」を待ち続け、自分の望みを託そうと試みる。
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:[[Fate/EXTRA Last Encore‎‎]]では、自らの[[主人公 (EXTRA)|理想の体現者]]と決裂・勝利したことで「人類の救済は夢物語だった」と結論付け、ムーンセル中枢へとアクセスし不正なNPCとして消去される間際“人類の死を認めよ。この文明の終わりを看取れ”と入力。
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:その結果、SE.RA.PHの在り方、そしてムーンセルの運営方針が変化。人類は1000年抗いながらも少しずつ確実に滅亡へと進まされていくことになる。
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:そして熾天の檻には、セイヴァーが残した<ruby><rb>天輪聖王<rt>チャクラ・ヴァルティン</rt></ruby>とトワイスを名乗った電脳体の残骸―――意識が焼き切れた後、なお人類の在り方に固執し続けた、<ruby><rb>生きる死者<rt>デッドフェイス</rt></ruby>だけが残された。
    
;人物
 
;人物
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;「できない子供に、できるようになれと叱るのは傲慢だろう。<br> だから、もう良いと。成長する必要はない。人間は、ここまでだ。」
 
;「できない子供に、できるようになれと叱るのは傲慢だろう。<br> だから、もう良いと。成長する必要はない。人間は、ここまでだ。」
 
:聖杯戦争優勝者に勝ち続け、最終的に自らの理想の優勝者にすらも勝利してしまったトワイスの願いは腐れ落ちた。
 
:聖杯戦争優勝者に勝ち続け、最終的に自らの理想の優勝者にすらも勝利してしまったトワイスの願いは腐れ落ちた。
:ムーンセル中枢へとアクセスし不正なNPCとして消去される間際“人類の死を認めよ。この文明の終わりを看取れ”と入力。
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:こうして救世を望んでいたはずの男の手によって、人類は着実に破滅へと進んでいくこととなる。
:その結果、SE.RA.PHの在り方、そしてムーンセルの運営方針が変化。
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:人類は1000年抗いながらも少しずつ確実に滅亡へと進まされていくことになる。
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;「死者に生者は掴めない―――か。」
:そして熾天の檻には、セイヴァーが残した天輪聖王と
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:天輪聖王が停止された後に、最後の足掻きとして同じ死相であることを利用してハクノを自らの中に取り込もうとするも干渉が一切届かないハクノの姿を見て。
:トワイスを名乗った電脳体の残骸―――意識が焼き切れた後、なお人類の在り方に固執し続けた、生きる死者だけが残された。
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:同じ死から生まれながらも「生者」という決して届かぬ存在へと登りつめていたことを理解し、静かに敗北を認める。
    
== メモ ==
 
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