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2,955 バイト追加 、 2024年4月2日 (火)
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| 真名 =ドン・キホーテ
 
| 真名 =ドン・キホーテ
 
| 読み =
 
| 読み =
| 外国語表記 =  
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| 外国語表記 = Don Quixote
 
| 初登場作品 = [[Fate/Grand Order]]
 
| 初登場作品 = [[Fate/Grand Order]]
 
| 声優 = 飛田展男(ドン・キホーテ)<br/>新井里美(サンチョ)
 
| 声優 = 飛田展男(ドン・キホーテ)<br/>新井里美(サンチョ)
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| 地域 = ヨーロッパ
 
| 地域 = ヨーロッパ
 
| 属性 = 秩序・善(ドン・キホーテ)<br/>混沌・中庸(サンチョ)
 
| 属性 = 秩序・善(ドン・キホーテ)<br/>混沌・中庸(サンチョ)
| 隠し属性 = 地
+
| 副属性 = 地
 
| 性別 = 男性(ドン・キホーテ)<br/>女性(サンチョ)
 
| 性別 = 男性(ドン・キホーテ)<br/>女性(サンチョ)
 
| スリーサイズ =  
 
| スリーサイズ =  
| 一人称 =  
+
| 一人称 = ワシ(ドン・キホーテ)<br>私(サンチョ)
 
| 二人称 =  
 
| 二人称 =  
 
| 三人称 =  
 
| 三人称 =  
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| サーヴァント階位 =  
 
| サーヴァント階位 =  
 
| 特技 =  
 
| 特技 =  
| 好きな物 =  
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| 好きな物 = 騎士道(ドン・キホーテ)<br>執筆、読書(サンチョ)
| 苦手な物 =  
+
| 苦手な物 = 臆病な自分(ドン・キホーテ)<br>特にない(サンチョ)
 
| 天敵 =  
 
| 天敵 =  
 
| 弱点 =  
 
| 弱点 =  
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; 略歴
 
; 略歴
: 2部6.5章『[[死想顕現界域 トラオム]]』において、王道界域のトップを務める「[[カール大帝]]」として登場。
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: 第2部6.5章『[[死想顕現界域 トラオム]]』において、王道界域のトップを務める「[[カール大帝]]」として登場。
 
: もちろん本人のはずもなく、王道界域をまとめるために彼の名前を騙っていただけであった。
 
: もちろん本人のはずもなく、王道界域をまとめるために彼の名前を騙っていただけであった。
: 実は大西洋異聞帯『神代巨神海洋 アトランティス』で汎人類史によって召喚されたサーヴァントの一員であり、他のサーヴァントと共にオリュンポス攻略作戦に参加していたが、[[ヘラクレス]]が[[アルテミス〔異聞帯〕|アルテミス]]の砲撃を受けて蒸発したのを見て戦意喪失。
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: 実は大西洋異聞帯『[[神代巨神海洋 アトランティス]]』で汎人類史によって召喚されたサーヴァントの一員であり、他のサーヴァントと共にオリュンポス攻略作戦に参加していたが、[[ヘラクレス]]が[[アルテミス〔異聞帯〕|アルテミス]]の砲撃を受けて蒸発したのを見て戦意喪失。
 
: そのままサンチョの助けによってトラオムに迷い込み、そこで王道界域のトップとなったのが真相であった。
 
: そのままサンチョの助けによってトラオムに迷い込み、そこで王道界域のトップとなったのが真相であった。
: トラオムでは正体が主人公達に発覚した後は「カール大帝」の役を主人公に渡し、自分はその親衛隊の一人として振る舞うようになった。
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: トラオムでは正体が主人公達に発覚した後は「カール大帝」の役を主人公に渡し、自分はその親衛隊の1人として振る舞うようになった。
 
: 復権界域との決戦時には絶体絶命のところで[[ヴラド三世 (Grand Order)|ヴラド三世]]を差し出して生き延びようというサンチョの提案を拒否し、[[コンスタンティノス11世]]に「騎士としての一騎打ち」を挑む。
 
: 復権界域との決戦時には絶体絶命のところで[[ヴラド三世 (Grand Order)|ヴラド三世]]を差し出して生き延びようというサンチョの提案を拒否し、[[コンスタンティノス11世]]に「騎士としての一騎打ち」を挑む。
 
: 戦士としてもサーヴァントとしても格上の相手のために再度絶体絶命となるが、その「夢を見据え、現実に屈さずに戦い続ける」という姿に感化された[[シャルルマーニュ]]の介入によって生き延びることとなった。
 
: 戦士としてもサーヴァントとしても格上の相手のために再度絶体絶命となるが、その「夢を見据え、現実に屈さずに戦い続ける」という姿に感化された[[シャルルマーニュ]]の介入によって生き延びることとなった。
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:逸話通りに敵に向かって突撃していくが、物語中でも当然ながら風車に跳ね返されたオチになるため、宝具使用時には大きなデメリットが発生する。
 
:逸話通りに敵に向かって突撃していくが、物語中でも当然ながら風車に跳ね返されたオチになるため、宝具使用時には大きなデメリットが発生する。
 
:ただし「相手を巨人と知りながらも突撃した」という本人の精神性によって周囲には大きなバフがかかる。
 
:ただし「相手を巨人と知りながらも突撃した」という本人の精神性によって周囲には大きなバフがかかる。
:この宝具を使用した際には第二・第三再臨時であっても煌びやかな第一再臨の姿に変わるが、宝具を使用した後にはボロボロの第三再臨の姿になってしまう。
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:『Grand Order』では「敵単体に超強力な〔巨人〕特攻攻撃[Lv]+自身のHPを1000減らす【デメリット】+味方全体の攻撃力をアップ(3ターン)&クリティカル威力をアップ(3ターン)<オーバーチャージで効果アップ>」という効果のQuick宝具。
:なお、この宝具を使用する際、サンチョは後ろで旗を振って応援している。
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:この宝具を使用した際には第二・第三再臨時であっても煌びやかな第一再臨の姿に変わるが、宝具を使用した後にはボロボロの第三再臨の姿になりダメージを受けてしまう。
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:なおこの宝具を使用する際、プロフィールでは「サンチョは旗を振って応援する」とのことだが、宝具演出ではサンチョも共に駆けつつ光り輝くロシナンテの姿へと変わり、主人を背中に乗せて突貫する。
    
;嗚呼、この惨たらしくも優しき現実を(トリステ・スアベ・アロンソ・キハーノ)
 
;嗚呼、この惨たらしくも優しき現実を(トリステ・スアベ・アロンソ・キハーノ)
 
:ランク:EX<br>種別:対人宝具<br>レンジ:1<br>最大捕捉:10人以内
 
:ランク:EX<br>種別:対人宝具<br>レンジ:1<br>最大捕捉:10人以内
:物語の終盤の「熱病に罹って正気を取り戻してしまった」に由来する現実回帰宝具。
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:物語終盤の'''「熱病に罹って正気を取り戻してしまった」という展開に由来する現実回帰宝具'''。
 
:周囲のあらゆる幻想を「17世紀の現実社会におけるスペインの片田舎」のレベルにまで希釈してしまう。
 
:周囲のあらゆる幻想を「17世紀の現実社会におけるスペインの片田舎」のレベルにまで希釈してしまう。
 
:相手に対する強烈なデバフとして働くが、同時に自分にも影響するため使用すると霊基の消滅のリスクがついて回る。
 
:相手に対する強烈なデバフとして働くが、同時に自分にも影響するため使用すると霊基の消滅のリスクがついて回る。
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元は地方の田舎貴族であったアロンソ・キハーノが騎士道物語に耽溺してそれを現実であると妄想し、騎士として様々な冒険譚を繰り広げてゆく。<br/>
 
元は地方の田舎貴族であったアロンソ・キハーノが騎士道物語に耽溺してそれを現実であると妄想し、騎士として様々な冒険譚を繰り広げてゆく。<br/>
 
当然ながら騎士道などとうに失われたスペインの片田舎ではただの狂った老人の戯言でしかないのだが、それを笑われつつも次第にその情熱に周囲も感化されてゆくことになる。<br/>
 
当然ながら騎士道などとうに失われたスペインの片田舎ではただの狂った老人の戯言でしかないのだが、それを笑われつつも次第にその情熱に周囲も感化されてゆくことになる。<br/>
最後には彼を正気に戻そうとして友人の奮闘もあって遍歴の旅から故郷に戻り、そこで熱病に罹って正気を取り戻し、騎士道という妄想に取り憑かれていた自分を愚かと嘆きながら死んでいくことになった。
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最後には彼を正気に戻そうとした友人の奮闘もあって遍歴の旅から故郷に戻り、そこで熱病に罹って正気を取り戻し、騎士道という妄想に取り憑かれていた自分を愚かと嘆きながら死んでいくことになった。
    
=== 関連用語 ===
 
=== 関連用語 ===
 
;『ドン・キホーテ』
 
;『ドン・キホーテ』
 
:上記のように、セルバンテスによって執筆された小説。
 
:上記のように、セルバンテスによって執筆された小説。
:「世界中で聖書の次に売れた本」「人類史上最高の文学の一つ」と様々に称えられる傑作であり、文学に留まらず音楽や芸術など様々な分野に多大なる影響を与えた。
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:「世界中で聖書の次に売れた本」「人類史上最高の文学の1つ」と様々に称えられる傑作であり、文学に留まらず音楽や芸術など多くの分野に多大なる影響を与えた。
: 歴史の中での批評の移り変わりも大きく、執筆された当初は「時代遅れの騎士道に取り憑かれた愚者の滑稽話」として、ロマン派の時代には「自分の夢に邁進する情熱的な冒険譚」として、そして現在のTYPE-MOONでは「狂気に侵されても自分の善性だけは決して失わなかった一人の人間の物語」として、時代を問わずに受け入れられている。:
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: 歴史の中での批評の移り変わりも大きく、執筆された当初は「時代遅れの騎士道に取り憑かれた愚者の滑稽話」として、ロマン派の時代には「自分の夢に邁進する情熱的な冒険譚」として、そして現在のTYPE-MOONでは「狂気に侵されても自分の善性だけは決して失わなかった1人の人間の物語」として、時代を問わずに受け入れられている。
: このため世界的に最も有名な"騎士"の一人と言っても過言ではなく、強力な知名度補正の源泉となっている。
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: このため世界的に最も有名な"騎士"の1人と言っても過言ではなく、強力な知名度補正の源泉となっている。
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: なお、『Fate/Grand Order』の設定ではドン・キホーテ自身は記憶しているが「現実的ではない」ためセルバンテスが出版しなかったエピソードがいくつかあり、バレンタインイベントではサンチョとの共同執筆の形で『ドン・キホーテ追補編』をプレゼントしてくれる。科学的鑑定では当然偽物認定されるが魔術的鑑定では本物認定されるため売る場所を選べばとんでもない値段がつくとのこと。
    
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
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; [[Fate/Grand Order]]
 
; [[Fate/Grand Order]]
 
: 第2部6.5章『[[死想顕現界域 トラオム]]』の開催に伴い実装された。
 
: 第2部6.5章『[[死想顕現界域 トラオム]]』の開催に伴い実装された。
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: ストーリーガチャ限定サーヴァントであり、第2部6.5章クリア後に追加となる。
    
== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
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: 『死想顕現界域 トラオム』で、王道界域に途中から参加してくれたサーヴァント。
 
: 『死想顕現界域 トラオム』で、王道界域に途中から参加してくれたサーヴァント。
 
: 自分が騙っていた「カール大帝」の幻想としての姿でもある。
 
: 自分が騙っていた「カール大帝」の幻想としての姿でもある。
: 余談ではあるが『ドン・キホーテ』では、騎士道物語に取り憑かれるきっかけになったのが、彼を主人公としたシャルルマーニュ十二勇士の騎士道冒険譚であった。
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: 余談ではあるが『ドン・キホーテ』で騎士道物語に取り憑かれるきっかけになったのが、彼を主人公としたシャルルマーニュ十二勇士の騎士道冒険譚であった。
 
; [[コンスタンティノス11世]]
 
; [[コンスタンティノス11世]]
 
: 『死想顕現界域 トラオム』で、復権界域のリーダーの一人。
 
: 『死想顕現界域 トラオム』で、復権界域のリーダーの一人。
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; [[マリー・アントワネット]]
 
; [[マリー・アントワネット]]
 
: その輝くような美しさからドゥルシネーア姫と見間違え、傍らのサンチョに引きずられていく結果となった。
 
: その輝くような美しさからドゥルシネーア姫と見間違え、傍らのサンチョに引きずられていく結果となった。
 +
; [[パーシヴァル]]
 +
: 尊敬している円卓の騎士の一員。
 +
: 自分と同じように槍を携え突撃しているのに何故あそこまで違うのかと首を傾げている。
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; [[トリスタン]]
 +
: 尊敬している円卓の騎士の一員。
 +
: その眉目秀麗な様子に感嘆していた……が、壁に寄りかかって寝ていただけと知って逆に驚愕することに。
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; [[ランスロット〔セイバー〕]]
 +
: 尊敬している円卓の騎士の一員。
 +
: サインをねだりにいく程であったが、あちらからは交換条件に逆にサインを求められた模様。
 +
; [[モードレッド]]
 +
: 円卓の騎士の一員で「反逆の騎士」の名前を知っている。
 +
: いずれ戦う日もあるかと思っているが、サンチョはアレは本気でやる性質だと理解しているため断固反対されている模様。
 +
; [[シラノ・ド・ベルジュラック]]
 +
: 『シャルルマーニュのモンジョワ・騎士道!』では舞台上で彼の役を演じた。
 +
: クライマックスでは「結末裁定者」を相手に心が折れかかった彼に対して檄を飛ばし、共に騎士道を奉じて戦いを挑んでいった。
    
=== 生前 ===
 
=== 生前 ===
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;ロシナンテ
 
;ロシナンテ
 
:愛馬。類稀なる名馬だと思っているが、実際にはただの瘦せ馬。
 
:愛馬。類稀なる名馬だと思っているが、実際にはただの瘦せ馬。
:なお、しばしば誤解されているがロバではない。(ロバに乗っているのはサンチョの方)
+
:なお、しばしば誤解されているがロバではない(ロバに乗っているのはサンチョの方)。
    
;ドゥルシネーア姫
 
;ドゥルシネーア姫
:忠誠を誓った姫君。ドン・キホーテが旅に出るのは、彼女の美しさを喧伝するのが目的の一つ。だが、物語においてすら彼女は実在していない。
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:忠誠を誓った姫君。ドン・キホーテが旅に出るのは、彼女の美しさを喧伝するのが目的の1つ。だが、物語においてすら彼女は実在していない。
    
;サンソン・カラスコ
 
;サンソン・カラスコ
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*一般的なサーヴァントは再臨状態が進むとどんどん衣装が豪華になってゆく(露出度が増えるケースもある)のだが、彼の場合は第一再臨の煌びやかな黄金の鎧が第二再臨で無骨な鉄の鎧となり、第三再臨ではその鎧もボロボロになる、というふうにどんどんくたびれた姿になってゆく。それに反比例するかのように傍らのサンチョは豪華な姿になってゆき、さながら幻想に生きる騎士が次第に現実に近づいていくかのようである。
 
*一般的なサーヴァントは再臨状態が進むとどんどん衣装が豪華になってゆく(露出度が増えるケースもある)のだが、彼の場合は第一再臨の煌びやかな黄金の鎧が第二再臨で無骨な鉄の鎧となり、第三再臨ではその鎧もボロボロになる、というふうにどんどんくたびれた姿になってゆく。それに反比例するかのように傍らのサンチョは豪華な姿になってゆき、さながら幻想に生きる騎士が次第に現実に近づいていくかのようである。
 
**そして最終再臨では鎧すら脱いだ姿で穏やかに眠る姿が描かれ、まるで物語の終わりのようになっている。
 
**そして最終再臨では鎧すら脱いだ姿で穏やかに眠る姿が描かれ、まるで物語の終わりのようになっている。
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**ドン・キホーテのセリフの内容もまるで最期の会話を思わせるもので、サンチョは老人の死を看取るような返答を返している。おそらく、元ネタの彼の最期と、彼が持つ「夢を覚ます宝具」を意識したものだろう。
 
*小柄な老人として描かれているが、『ドン・キホーテ』原作では痩せた長身の老人として描かれており、背が低く太鼓腹のサンチョ・パンサと対になっている。
 
*小柄な老人として描かれているが、『ドン・キホーテ』原作では痩せた長身の老人として描かれており、背が低く太鼓腹のサンチョ・パンサと対になっている。
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[[Category:ランサー]]
 
[[Category:ランサー]]
 
[[Category:Fate/Grand Order]]
 
[[Category:Fate/Grand Order]]
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[[Category:Fate/Grand Order 藤丸立香はわからない]]
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