差分

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| 地域 = 中東
 
| 地域 = 中東
 
| 属性 = 秩序・悪
 
| 属性 = 秩序・悪
| 隠し属性 = 人
+
| 副属性 = 人
 
| 性別 = 男性
 
| 性別 = 男性
 
| 一人称 = 私
 
| 一人称 = 私
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| イメージカラー = 白(月光)
 
| イメージカラー = 白(月光)
 
| サーヴァント階位 =  
 
| サーヴァント階位 =  
| 特技 = 隠密、忍耐、スリ
+
| 特技 = 隠密、忍耐、スリ、整理整頓
| 好きな物 = 自分用のダーク(投擲剣)、忠義、寝正月
+
| 好きな物 = 自分用のダーク(投擲剣)、忠義、寝正月(stay night)<br/>整理整頓された部屋(FGO)
| 苦手な物 = 自分以外
+
| 苦手な物 = 自分以外(stay night)<br/>忠義、仁義の伴わない者(FGO)
 
| 天敵 = 十八人のアサシン(ハサン)候補
 
| 天敵 = 十八人のアサシン(ハサン)候補
 
| デザイン = 武内崇<br />タスクオーナ(FGO)
 
| デザイン = 武内崇<br />タスクオーナ(FGO)
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; 略歴
 
; 略歴
 
: 『[[Fate/stay night]]』HFルートでは[[メディア|キャスター]]により召喚された[[佐々木小次郎|アサシン]]を核に本来のアサシンとして召喚された。
 
: 『[[Fate/stay night]]』HFルートでは[[メディア|キャスター]]により召喚された[[佐々木小次郎|アサシン]]を核に本来のアサシンとして召喚された。
: 特異な召喚方法もあってか現界直後は知性に乏しく言語もたどたどしかったが、[[クー・フーリン|ランサー]]の心臓を取り込む事により高い知性と戦闘能力を手に入れた。
+
:特異な召喚方法であった為に現界直後は「黒虫」と称される見た目に言語能力すらなく、蟲のような産声を発する。臓腑から這い出て直ぐ、苗床であった[[佐々木小次郎|アサシン]]の血を啜り、肉と骨を余すことなく補食することで、人の知恵と人の型を獲得する。
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: それでも尚、知性に乏しく言語もたどたどしかったが、[[クー・フーリン|ランサー]]の心臓を取り込む事により高い知性と戦闘能力を手に入れた。
 
: 召喚者である間桐臓硯の目的「不老不死」に応じ、同種の望みを持つ個体として呼び出され、共に永遠を目指す者として聖杯戦争に参加する。
 
: 召喚者である間桐臓硯の目的「不老不死」に応じ、同種の望みを持つ個体として呼び出され、共に永遠を目指す者として聖杯戦争に参加する。
 
: HFルート終盤、アインツベルンの森で臓硯と共に[[言峰綺礼]]を追い込むが、宝具を無効化されて生まれた一瞬の隙をつかれ、マスターである臓硯を洗礼詠唱で消滅させられる。臓硯本体の元に消滅間近の状態で帰還するが、黒化した[[間桐桜|桜]]に飲み込まれてしまった。
 
: HFルート終盤、アインツベルンの森で臓硯と共に[[言峰綺礼]]を追い込むが、宝具を無効化されて生まれた一瞬の隙をつかれ、マスターである臓硯を洗礼詠唱で消滅させられる。臓硯本体の元に消滅間近の状態で帰還するが、黒化した[[間桐桜|桜]]に飲み込まれてしまった。
 
: 『[[Fate/Grand Order]]』特異点F『[[炎上汚染都市 冬木]]』では西暦2004年の冬木で行われた聖杯戦争で[[アルトリア・ペンドラゴン〔オルタ〕|セイバーオルタ]]に敗北。泥に汚染された[[シャドウサーヴァント]]と化し、[[武蔵坊弁慶|ラン]][[メドゥーサ〔シャドウランサー〕|サー]]と共に主人公たちに襲いかかる。
 
: 『[[Fate/Grand Order]]』特異点F『[[炎上汚染都市 冬木]]』では西暦2004年の冬木で行われた聖杯戦争で[[アルトリア・ペンドラゴン〔オルタ〕|セイバーオルタ]]に敗北。泥に汚染された[[シャドウサーヴァント]]と化し、[[武蔵坊弁慶|ラン]][[メドゥーサ〔シャドウランサー〕|サー]]と共に主人公たちに襲いかかる。
: 第六特異点『神聖円卓領域 キャメロット』では、はぐれサーヴァントとして生前生きていた時代である西暦1273年のエルサレムに召喚され、主人公達と協力を結ぶ。
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: 第六特異点『[[神聖円卓領域 キャメロット]]』では、はぐれサーヴァントとして生前生きていた時代である西暦1273年のエルサレムに召喚され、主人公達と協力を結ぶ。
 
: 最終盤では百貌のハサン、静謐のハサンと共に自身の村の民たちを虐殺した[[トリスタン]]に雪辱戦を挑む。毒と人海戦術を利用した3人の連携作戦でトリスタン打倒を目指すが、トリスタンのギフトによる毒耐性能力によって作戦は失敗し、百貌と静謐が返り討ちに遭って力尽き、自身も腹を割かれて内臓が飛び出る程の致命傷を負って完全に追い込まれる。だが決死の覚悟でトリスタンに掴み掛ってシャイタンの右腕の制御を解き「自身諸共トリスタンの霊基を右腕に喰らい尽くさせる」という捨て身の作戦で逆襲を仕掛ける。
 
: 最終盤では百貌のハサン、静謐のハサンと共に自身の村の民たちを虐殺した[[トリスタン]]に雪辱戦を挑む。毒と人海戦術を利用した3人の連携作戦でトリスタン打倒を目指すが、トリスタンのギフトによる毒耐性能力によって作戦は失敗し、百貌と静謐が返り討ちに遭って力尽き、自身も腹を割かれて内臓が飛び出る程の致命傷を負って完全に追い込まれる。だが決死の覚悟でトリスタンに掴み掛ってシャイタンの右腕の制御を解き「自身諸共トリスタンの霊基を右腕に喰らい尽くさせる」という捨て身の作戦で逆襲を仕掛ける。
 
: ハサン自身はトリスタンの最後のあがきで右腕と体を切り離されるも、これによってシャイタンに食われずに済み、反対にトリスタンは右腕から逃れられずにそのまま霊基を喰い尽されてシャイタンへと零落し、最終的に[[“山の翁”|初代ハサン]]によって葬られた。
 
: ハサン自身はトリスタンの最後のあがきで右腕と体を切り離されるも、これによってシャイタンに食われずに済み、反対にトリスタンは右腕から逃れられずにそのまま霊基を喰い尽されてシャイタンへと零落し、最終的に[[“山の翁”|初代ハサン]]によって葬られた。
 
: 人理修復後も消滅はせず、荒廃した世界を当代の人間として立て直すという初代ハサンより賜った使命を果たすべく残った。
 
: 人理修復後も消滅はせず、荒廃した世界を当代の人間として立て直すという初代ハサンより賜った使命を果たすべく残った。
: 終局特異点『冠位時間神殿 ソロモン』では冠位時間神殿に召喚され、他のサーヴァント達と共にⅥの座を統括する[[アモン|覗覚星アモン]]と交戦する。
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: 終局特異点『[[冠位時間神殿 ソロモン]]』では冠位時間神殿に召喚され、他のサーヴァント達と共にⅥの座を統括する[[アモン|覗覚星アモン]]と交戦する。
: 亜種特異点Ⅰ『悪性隔絶魔境 新宿』では西暦1999年の新宿に召喚され、悪性の存在が跋扈する新宿で戦い続けていたが、[[燕青]]に襲われ敗北、消滅した。このため新宿の物語においては直接登場していない。
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: 亜種特異点Ⅰ『[[悪性隔絶魔境 新宿]]』では西暦1999年の新宿に召喚され、悪性の存在が跋扈する新宿で戦い続けていたが、[[燕青]]に襲われ敗北、消滅した。このため新宿の物語においては直接登場していない。
    
; 人物
 
; 人物
 
: 白い髑髏の仮面に黒いマント、黒い布で覆われた棒のような右手と不気味な外見をしている。髑髏の仮面の下の顔は削ぎ落とされており仮面をとっても顔は無い。
 
: 白い髑髏の仮面に黒いマント、黒い布で覆われた棒のような右手と不気味な外見をしている。髑髏の仮面の下の顔は削ぎ落とされており仮面をとっても顔は無い。
 
: 人間的・道徳的には善人であるとは言い難いが、主の命令には忠実で、主と認めた人物はどれほど劣勢に陥っても裏切らず、多少無理な命令でも黙って従う。また殺しはあくまで仕事としており、そこに哀楽を感じることは無く、外道の人物ではない。戦闘能力はともかく仕える者としては間違いなく一流。
 
: 人間的・道徳的には善人であるとは言い難いが、主の命令には忠実で、主と認めた人物はどれほど劣勢に陥っても裏切らず、多少無理な命令でも黙って従う。また殺しはあくまで仕事としており、そこに哀楽を感じることは無く、外道の人物ではない。戦闘能力はともかく仕える者としては間違いなく一流。
: 生前では名前と顔を捨て去ったことを悔いており、聖杯にかける望みは自らの顔を取り戻し、一人の人間として己が名前を残す事。
+
:『Fate/stay night』の世界において、”ハサン・サッバーハ”という名は、己の鼻と皮とを削ぎ落とし無貌となった者に受け継がれてゆく、ニザール派内部での一種の”称号”であった<ref group = "出" >Fate/complete material III</ref>。生前では名前と顔を捨て去ったことを悔いており、聖杯にかける望みは自らの顔を取り戻し、一人の人間として己が名前を残す事。
 
: また、宝具の影響で'''酒も食べ物も口にすることができない体質'''となっている。
 
: また、宝具の影響で'''酒も食べ物も口にすることができない体質'''となっている。
 
; 能力
 
; 能力
 
: クラススキルである気配遮断の恩恵もあって諜報・隠密行動に優れる。衛宮家程度の結界ならば誰にも気付かれずに出入りすることも可能。気配遮断中の彼は[[衛宮士郎]]程度では近距離で会話していてもどこにいるのか位置が全く掴めず、聴覚・嗅覚・触覚・魔力探査で視覚以上に正確に外界を捉えているライダーにすら短時間なら全く気付かせなかった。
 
: クラススキルである気配遮断の恩恵もあって諜報・隠密行動に優れる。衛宮家程度の結界ならば誰にも気付かれずに出入りすることも可能。気配遮断中の彼は[[衛宮士郎]]程度では近距離で会話していてもどこにいるのか位置が全く掴めず、聴覚・嗅覚・触覚・魔力探査で視覚以上に正確に外界を捉えているライダーにすら短時間なら全く気付かせなかった。
 
: 近接戦闘は殆ど行わず、専ら「ダーク」と呼ばれる黒塗りの短刀を投擲するアウトレンジ戦法が基本。投げる動作だけでなく短刀を取り出す動作までもノーモーション、さらにスキル「投擲(短刀)」によりエミヤの矢と同じ威力の弾丸として放たれる。寸分の狂いもなく急所を狙う精度はランサーにも「良い腕」と言わせた。ダークは黒塗りのため夜間ならばセイバーやランサーでさえ投擲されたダークを視ることは出来ない(二人とも視覚以外の感覚であっさり防いでしまったが)。なお、ダークは有限であり愛着があるため投げたものは戦闘後に拾って帰っている。
 
: 近接戦闘は殆ど行わず、専ら「ダーク」と呼ばれる黒塗りの短刀を投擲するアウトレンジ戦法が基本。投げる動作だけでなく短刀を取り出す動作までもノーモーション、さらにスキル「投擲(短刀)」によりエミヤの矢と同じ威力の弾丸として放たれる。寸分の狂いもなく急所を狙う精度はランサーにも「良い腕」と言わせた。ダークは黒塗りのため夜間ならばセイバーやランサーでさえ投擲されたダークを視ることは出来ない(二人とも視覚以外の感覚であっさり防いでしまったが)。なお、ダークは有限であり愛着があるため投げたものは戦闘後に拾って帰っている。
: 暗殺者のスタンスからか、敵サーヴァントと対峙しても正面戦闘することはあまり無く、専ら罠への誘導や陽動役を努める。「蜘蛛か蛇、それとも蠍」と称される奇妙な歩法の使い手で、逃げ足ならばあのランサーと互角とされる。ライダーとの戦いでは室内を四方八方に飛び回りながらダークを乱射するという士郎の見立てでは「セイバーでさえ防ぎきれるか」という猛攻の戦いを見せたが、マスターが桜に移り本気を出せるようになったライダーには通じず全て躱された上に釘と鎖で逆にボロボロにされてしまった。
+
: 暗殺者のスタンスからか、敵サーヴァントと対峙しても正面戦闘することはあまり無く、専ら罠への誘導や陽動役を努める。「蜘蛛か蛇、それとも蠍」と称される奇妙な歩法の使い手で、逃げ足ならばあのランサーと互角とされる。
 +
:心臓を取り込んでいない状態の戦闘力は、令呪の縛りがあるランサー相手でも絶望的な差があり、カウンターであっさり一撃を貰うレベル、令呪の関係でわざと急所を外しているが、本来ならこの一撃で仕留めれている。
 +
:ライダーとの戦いでは室内を四方八方に飛び回りながらダークを乱射するという士郎の見立てでは「セイバーでさえ防ぎきれるか」という猛攻の戦いを見せるも、マスターが桜に移り本気を出せるようになったライダーには通じず全て躱された上に釘と鎖で逆にボロボロにされてしまう。ただし、慎二がマスターのライダーや人間よりは強く、作中でもとあるバッドエンドで士郎の暗殺に成功し、令呪数画を持つ言峰相手にも一方的な戦いを展開し追い詰めている(壁に張り付けにされる印象があまりにも強いことから言峰より弱いという印象があるが、あの戦いの言峰は終始防戦一方であり、仮に攻撃を全て直撃させたとしても倒しきれてないという状況である)。
 
: 自己改造スキルを有しており、他のサーヴァントの心臓(霊核)を取りこむことによって知性と能力を増強してゆくことが可能で、ランサーを葬りその心臓を取り込んだ。なおこれは良くも悪くも人格にも取り込んだ者の影響を受ける。
 
: 自己改造スキルを有しており、他のサーヴァントの心臓(霊核)を取りこむことによって知性と能力を増強してゆくことが可能で、ランサーを葬りその心臓を取り込んだ。なおこれは良くも悪くも人格にも取り込んだ者の影響を受ける。
 
: これは彼らが“アサシン”という名で群をなしているだけの亡霊(英霊候補)であり正純な英霊と比較して能力は低く、これを秘儀によって肉体改造を施しサーヴァントに対抗している為である。
 
: これは彼らが“アサシン”という名で群をなしているだけの亡霊(英霊候補)であり正純な英霊と比較して能力は低く、これを秘儀によって肉体改造を施しサーヴァントに対抗している為である。
 
: 魔術にはあまり通じていないが暴風の悪霊に対するため台風避けの呪いによるスキル「風除けの加護」を持ち、[[アルトリア・ペンドラゴン|セイバー]]の「風王鉄槌」すら無効化し掻い潜ることが出来る。なお、この加護であるが意外に適用範囲が広く、風系の攻撃どころか爆発物の爆風にも効果があるようで、最低でも大型の建物を丸ごと吹き飛ばす威力の[[謎のヒロインXX]]の自爆攻撃に対しても無傷であった。
 
: 魔術にはあまり通じていないが暴風の悪霊に対するため台風避けの呪いによるスキル「風除けの加護」を持ち、[[アルトリア・ペンドラゴン|セイバー]]の「風王鉄槌」すら無効化し掻い潜ることが出来る。なお、この加護であるが意外に適用範囲が広く、風系の攻撃どころか爆発物の爆風にも効果があるようで、最低でも大型の建物を丸ごと吹き飛ばす威力の[[謎のヒロインXX]]の自爆攻撃に対しても無傷であった。
: また、再生能力はないがハシシ(麻薬)を使用しているため、痛みを無視して行動できる(コンシューマ版ではさすがに直接的に表現するのはまずかったのか「ブットンでる」という穏当な表現に変更された)。
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: また、再生能力はないがハシシ(麻薬)を使用しているため、痛みを無視して行動できる<ref group = "注" >コンシューマ版では直接的に表現するのはまずかったのか「ブットンでる」という穏当な表現に変更された。</ref>。アサシン(Assassin)という単語は、ハサン/Hassan"という名、または彼が使用した大麻ハシシュ/Hashishに由来するとされる。ランサーはハサンを激痛で戦闘不能にしたつもりだったが、痛覚がなかったことから逃亡を許し、池まで誘導されることになる。
    
== ステータス ==
 
== ステータス ==
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: 対象に触れることで、エーテル塊による心臓の二重存在(コピー)を作り出す。この鏡面存在を握りつぶすことによって対象本人の心臓を破壊し、呪殺を成立させる(いわゆる類感呪術)。要は即席の呪いの藁人形。如何に硬い鎧で身を護ろうとも心臓を掴み上げることができると暗殺には最適であるが、幸運や魔力で対抗可能。
 
: 対象に触れることで、エーテル塊による心臓の二重存在(コピー)を作り出す。この鏡面存在を握りつぶすことによって対象本人の心臓を破壊し、呪殺を成立させる(いわゆる類感呪術)。要は即席の呪いの藁人形。如何に硬い鎧で身を護ろうとも心臓を掴み上げることができると暗殺には最適であるが、幸運や魔力で対抗可能。
 
: 作中の描写から接触していないと鏡面存在を作れないようだが腕の長さがその弱点を補っている。
 
: 作中の描写から接触していないと鏡面存在を作れないようだが腕の長さがその弱点を補っている。
:呪術で制御してるらしく、制御を解いた場合はシャイタンが受肉し、腕を盗んだ呪腕のハサンやその腕に掴まれた者の霊基を食らおうとする。『Grand Order』第六章ではこれによって霊基の半分を食われた[[トリスタン]]が呪腕を持つシャイタンの出来損ないの異形へと変化した。
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:強力な物理防御を無効にし、心臓を潰す暗殺術であることから、対処にはCON(耐久)の高さではなく、二重存在を作成させない能力・MGI(魔力)の高さが重要になる。
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:呪術で制御してるらしく、制御を解いた場合はシャイタンが受肉し、腕を盗んだ呪腕のハサンやその腕に掴まれた者の霊基を食らおうとする。『Grand Order』第六章では意図的に制御を解き、それによって霊基の半分を食われた[[トリスタン]]が呪腕を持つシャイタンの出来損ないの異形へと変化した。
 
: 人を罰するモノ故、言峰綺礼のようにアンリマユの泥に汚染され既に人のモノではない心臓は呪えず<!--HFルートより「それは人を罰するモノ故、同種の存在を呪えるものではない。……既に人のモノではない私の心臓は、“呪い”には滅法強いのだ」-->、多少の加減で異形の命も断罪できるが、高い神性を有する英霊や幻想種には、霊格の高さによる抵抗力故かそのまま使用しても通用しない。また心臓限定であるがゆえに既に心臓がないものや心臓を潰されても活動可能な相手には効果や必殺性や即死性が薄い。
 
: 人を罰するモノ故、言峰綺礼のようにアンリマユの泥に汚染され既に人のモノではない心臓は呪えず<!--HFルートより「それは人を罰するモノ故、同種の存在を呪えるものではない。……既に人のモノではない私の心臓は、“呪い”には滅法強いのだ」-->、多少の加減で異形の命も断罪できるが、高い神性を有する英霊や幻想種には、霊格の高さによる抵抗力故かそのまま使用しても通用しない。また心臓限定であるがゆえに既に心臓がないものや心臓を潰されても活動可能な相手には効果や必殺性や即死性が薄い。
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:原作者曰く、この宝具は'''即死ではない'''。人間であれば即死となる心臓破壊であるが、相手はサーヴァント、心臓を破壊しても耐えられる場合がある。即死とするにはゲイボルクのような内部破壊効果が必要<ref group = "注" >奈須きのこ「[[クー・フーリン‎‎|ランサー]]のゲイ・ボルクによる内部破壊と、泥心臓を握り潰しただけのハサンを一緒にしてはいけない」</ref>。小次郎と戦った場合、上述の理由に加え、霊としての属性が強いことから、心臓を破壊されたとしても戦闘能力が残っており相討ちに持ち込まれる。HFルートのランサーは原作では心臓を抉られてそのまま水の中に落ち、間髪入れずに影の餌となっている為か。
 
: 『Fake』では[[アサシン (Fake)|女アサシン]]の宝具『幻想血統』で再現される能力の一つとして登場している。『幻想血統』の仕様上全く同じ性能かは不明だが、幾重にも魔術防護が施された概念核の心臓を破壊する、背中から触れても鏡像の心臓を形成可能、宝具の日本刀が食い込んだくらいでは迎撃できず止まらないなど、御業に恥じない性能を見せている。
 
: 『Fake』では[[アサシン (Fake)|女アサシン]]の宝具『幻想血統』で再現される能力の一つとして登場している。『幻想血統』の仕様上全く同じ性能かは不明だが、幾重にも魔術防護が施された概念核の心臓を破壊する、背中から触れても鏡像の心臓を形成可能、宝具の日本刀が食い込んだくらいでは迎撃できず止まらないなど、御業に恥じない性能を見せている。
:『Grand Order』では「敵単体に超強力な攻撃&敵単体に高確率で即死効果<ref group = "注" name="オーバーチャージで確率UP">オーバーチャージで確率UP</ref>」という効果のQuick宝具。
+
:『Grand Order』では「敵単体に超強力な攻撃[Lv]&高確率で即死効果<オーバーチャージで確率アップ>」という効果のQuick宝具。
 +
:強化クエスト2クリアでC+ランクに上昇し、宝具威力倍率が上昇する他「自身の宝具による即死成功時、自身の攻撃力をアップ(3ターン)&NPをリチャージ」という効果が追加される。
    
== 真名:ハサン・サッバーハ ==
 
== 真名:ハサン・サッバーハ ==
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: 間桐臓硯に変則召喚された際、彼の肉体を生贄兼依代にし、その腹を突き破って登場した。
 
: 間桐臓硯に変則召喚された際、彼の肉体を生贄兼依代にし、その腹を突き破って登場した。
 
; [[クー・フーリン|ランサー]]
 
; [[クー・フーリン|ランサー]]
: 召喚された直後、不完全な状態の時に遭遇。様子見のために手を抜いて戦っていた隙を突き、ザバーニーヤで心臓を破壊して殺害した。彼の心臓を捕食したことにより、記憶と意識を取り戻している。
+
: 召喚された直後、不完全な状態の時に遭遇。戦闘から離脱しようした隙をつき、矢避けの加護が発動しないザバーニーヤで殺害した。彼の心臓を捕食したことにより、記憶と意識を取り戻す。原作では人格や声音にも影響している。
 
;[[メディア|キャスター]]、[[葛木宗一郎]]
 
;[[メディア|キャスター]]、[[葛木宗一郎]]
 
: 劇場版『Heaven`s Feel』では単独で彼女らを仕留めている。
 
: 劇場版『Heaven`s Feel』では単独で彼女らを仕留めている。
 +
 +
; [[言峰綺礼]]
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: 『Heaven`s Feel』において戦い、通常戦闘においては終始圧倒していた。
    
===Fate/Labyrinth===
 
===Fate/Labyrinth===
138行目: 148行目:  
: 彼が名を捨てる以前、「ハナム」だった頃暮らしていた村で恋人一歩手前の幼なじみだった女性<ref group = "出" name = "竹箒日記2016/7/31">[http://www.typemoon.org/bbb/diary/log/201607.html 竹箒日記2016/7/31]</ref>。
 
: 彼が名を捨てる以前、「ハナム」だった頃暮らしていた村で恋人一歩手前の幼なじみだった女性<ref group = "出" name = "竹箒日記2016/7/31">[http://www.typemoon.org/bbb/diary/log/201607.html 竹箒日記2016/7/31]</ref>。
 
: ハサンになる為に彼女と別れ、彼女は父親に反対されながら聖地の家に嫁いだ<ref group = "出" name = "竹箒日記2016/7/31" />。
 
: ハサンになる為に彼女と別れ、彼女は父親に反対されながら聖地の家に嫁いだ<ref group = "出" name = "竹箒日記2016/7/31" />。
: 第六章では彼女がルシュドをかばって死んだ事を知った際は悲愴な姿を見せた。
+
: 第六特異点では彼女がルシュドをかばって死んだ事を知った際は悲愴な姿を見せた。
 
; ルシュド
 
; ルシュド
 
: サリアの子供。
 
: サリアの子供。
164行目: 174行目:  
: 初代ハサン・サッバーハ。「山の翁」の創設者にして途轍もない実力と権威を誇る畏敬の対象。
 
: 初代ハサン・サッバーハ。「山の翁」の創設者にして途轍もない実力と権威を誇る畏敬の対象。
 
: 獅子王に対抗するために己の命を賭してこの偉大なる先代に助力を求めるが、仲間に事情を黙っていた事と物事の順序が違う事を指摘されて逆に叱責される。それでも何とか助力を取り付ける事に成功し「この特異点が修正されるまでは首を取らないでおく」と言われるが…。
 
: 獅子王に対抗するために己の命を賭してこの偉大なる先代に助力を求めるが、仲間に事情を黙っていた事と物事の順序が違う事を指摘されて逆に叱責される。それでも何とか助力を取り付ける事に成功し「この特異点が修正されるまでは首を取らないでおく」と言われるが…。
 +
; [[マタ・ハリ]]
 +
: 『Fate/Grand Order Arcade』の第六特異点ではコンビを組んで村を守っていた。
 +
; [[ハサン・サッバーハ〔耀星のハサン〕|耀星のハサン]]
 +
: 同じ「山の翁」の一人。第六特異点での去就は不明。
 +
: あちらからは忘却補正スキルのためか「いずこかの亜種聖杯戦争で顔を合わせた」と認識しているが、当然ながらこちらの記憶にはない。
    
== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
245行目: 260行目:     
====その他====
 
====その他====
; "なんとしても、今代の翁に俺はなる。その為であれば肉体などいくらでも犠牲にする。<br />所詮、わが身が凡才なれば。つまらぬ片腕一本など、喜んで魔人に食わせよう”
+
; "なんとしても、今代の翁に俺はなる。その為であれば肉体などいくらでも犠牲にする。<br /> 所詮、わが身が凡才なれば。つまらぬ片腕一本など、喜んで魔人に食わせよう”
 
: 絆礼装「シャイタンの腕」のフレーバーテキストに記載された台詞。
 
: 絆礼装「シャイタンの腕」のフレーバーテキストに記載された台詞。
 
: 彼は山の翁を襲名するための特筆すべきものがなかった。だが、彼は諦めなかった。己が望みの為ならば「人としての全て」を犠牲にすることに迷いはなかった。
 
: 彼は山の翁を襲名するための特筆すべきものがなかった。だが、彼は諦めなかった。己が望みの為ならば「人としての全て」を犠牲にすることに迷いはなかった。
 
: なお、この礼装では呪腕のハサンの一人称が「私」ではなく「俺」になっている。
 
: なお、この礼装では呪腕のハサンの一人称が「私」ではなく「俺」になっている。
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;「何やら騒がしいと思って様子を見に来たのですが、いかがなされた?」<br>「自爆?<br>……。……ふむ。<br>では、某が運びましょう。よいしょっと。」<br>「お気になさらず。皆様はサバフェスをお楽しみあれ。<br>さらば!」
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:期間限定イベント『サーヴァント・サマー・フェスティバル!』にて。サバフェス襲撃に失敗し、自爆しようとした[[謎のヒロインXX]]を抱え上げて上空に飛び上がり、彼女もろともルルハワの空に散った……かと思いきや'''速攻で戻ってきた。'''
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:曰くスキル『'''風除け'''の加護』で爆'''風'''を無効化したとのことで、最初から全て想定内だったらしく終始いつも通り飄々とした態度であった。
    
== メモ ==
 
== メモ ==
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*ダークの所持数は40~50本程。劇場版『Heaven's Feel』の一問一答の「対ランサー後、心臓を食らったアサシンが空を見上げていましたが、その後はどうなったのですか。設定にあるように戦闘後ダークを拾いに行ったのでしょうな?」という質問に、真アサシン「くくく・・・近頃は便利なもの、ダークなど百均でいくらでも手に入る・・・。」ときのこ氏はジョークで応えている。
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**因みに、真アサシン「くくく・・・というか水底から出てきたあのウネウネ、マジ怖い・・・・近づきたくないでござる」とも応えている。原作者の冗談ではあるが、真アサシンもあの触手にはかなりびびってた模様。
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**なお、ダークは15世紀にスコットランドで生まれた武器である。そして当項目のアサシンの生前の活動年代は13世紀である。……、まあ、うん。臓硯とかに手配してもらったとかで。
 +
*小次郎と戦った場合『鯖単体の対決なら、文句なく真アサシンに軍配が上がります。判定の通り、小次郎に妄想心音を破る手段は無いのですから。ですが、その先があります。妄想心音の泣き所は「即死」ではないこと。通常心臓を破壊されれば即死ですが、相手は鯖。特に霊としての属性が強い小次郎は、心臓が破壊されたとしても戦闘能力は残っています。宝具使用後の隙を突いて間合いを詰め、燕返しを放つ事も可能なのです。となると……結果は相討ち…?』
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*劇場版『Heaven's Feel』でハサンが葛木に勝ったのは、暗殺者vs暗殺者は先に仕掛けたヤツが完勝する理論からくる勝利であり、葛木の拳にキャスターの魔術が付与されていなかったからという理由ではない模様。
 
*原作の描写に「アサシンの声は外見と裏腹に透き通っていた。それが誰かの声音……以前戦った槍兵に似ていると、セイバーは瞳を細める。」とあることから、もともとあのイケメンボイスはランサーの影響という設定。
 
*原作の描写に「アサシンの声は外見と裏腹に透き通っていた。それが誰かの声音……以前戦った槍兵に似ていると、セイバーは瞳を細める。」とあることから、もともとあのイケメンボイスはランサーの影響という設定。
 
*既に召喚されていたアサシンである佐々木小次郎の肉体を利用して召喚されるが、「小次郎の腹ワタから肉を捌いて出てくる」というどこぞの映画のエイリアンのような召喚となっている。その上召喚直後は「黒虫」と称されている異形であり、「苗床である小次郎の血肉や骨を食らうことで人の形を成し、空白の脳漿に人の知恵が与えられていく」という非常にグロテスクな事になっている。<br>この召喚について『Fate/complete material Ⅲ』のQ&Aでは「まぎれもなく外法」とされているが、具体的な方法やデメリットなどの詳細は不明。臓硯が召喚から三日後にランサーを食らった後の真アサシンに「ほほう。わずか一日で饒舌になったではないかアサシン。その様では、己が望みを思い出したか?」と語りかけているため、小次郎を食らった段階では己の望みすら忘れていたと思われる。
 
*既に召喚されていたアサシンである佐々木小次郎の肉体を利用して召喚されるが、「小次郎の腹ワタから肉を捌いて出てくる」というどこぞの映画のエイリアンのような召喚となっている。その上召喚直後は「黒虫」と称されている異形であり、「苗床である小次郎の血肉や骨を食らうことで人の形を成し、空白の脳漿に人の知恵が与えられていく」という非常にグロテスクな事になっている。<br>この召喚について『Fate/complete material Ⅲ』のQ&Aでは「まぎれもなく外法」とされているが、具体的な方法やデメリットなどの詳細は不明。臓硯が召喚から三日後にランサーを食らった後の真アサシンに「ほほう。わずか一日で饒舌になったではないかアサシン。その様では、己が望みを思い出したか?」と語りかけているため、小次郎を食らった段階では己の望みすら忘れていたと思われる。
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* 前述の通り戦闘力はサーヴァントの中では低く、単独での闘いは常に苦戦している。しかし、臟硯によると慎二がマスター時のライダーなら直接戦闘でも勝てるらしい。……が、実際に闘った際のライダーは桜がマスターだったので逆に捻られてしまった。
 
* 前述の通り戦闘力はサーヴァントの中では低く、単独での闘いは常に苦戦している。しかし、臟硯によると慎二がマスター時のライダーなら直接戦闘でも勝てるらしい。……が、実際に闘った際のライダーは桜がマスターだったので逆に捻られてしまった。
 
* かつては出番にも活躍にも恵まれないサーヴァントであり、型月界隈の一部では影が薄くて不憫なことへの代名詞となっていた。そもそも「HFルート以外では影も形もなく、かと言ってHFでも特別待遇が良いというわけでもない」いう境遇であることに始まり、PC版『[[Fate/hollow ataraxia]]』ではおまけゲームの『[[トラぶる花札道中記]]』のみ、更にパッチを当てて初めて登場する扱いだったのを皮切りに、格闘ゲーム『[[Fate/unlimited codes]]』では五次サーヴァントで唯一出演できず、Vita版『Fate/hollow ataraxia』のおまけゲーム『[[カプセルさーばんと]]』でも出演を逃していた。その上[[Fate/Zero|第四次聖杯戦争]]でも[[ハサン・サッバーハ〔百貌のハサン〕|ハサン]]が悲惨な目に遭っており、『Fate/EXTRA CCC』では[[ギルガメッシュ]]から「'''サーヴァント界でもっとも不遇なもの。その名をハサンというのだ'''」と他のハサン共々馬鹿にされる有様であった。
 
* かつては出番にも活躍にも恵まれないサーヴァントであり、型月界隈の一部では影が薄くて不憫なことへの代名詞となっていた。そもそも「HFルート以外では影も形もなく、かと言ってHFでも特別待遇が良いというわけでもない」いう境遇であることに始まり、PC版『[[Fate/hollow ataraxia]]』ではおまけゲームの『[[トラぶる花札道中記]]』のみ、更にパッチを当てて初めて登場する扱いだったのを皮切りに、格闘ゲーム『[[Fate/unlimited codes]]』では五次サーヴァントで唯一出演できず、Vita版『Fate/hollow ataraxia』のおまけゲーム『[[カプセルさーばんと]]』でも出演を逃していた。その上[[Fate/Zero|第四次聖杯戦争]]でも[[ハサン・サッバーハ〔百貌のハサン〕|ハサン]]が悲惨な目に遭っており、『Fate/EXTRA CCC』では[[ギルガメッシュ]]から「'''サーヴァント界でもっとも不遇なもの。その名をハサンというのだ'''」と他のハサン共々馬鹿にされる有様であった。
*しかし『Grand Order』では打って変わっての大躍進を見せ、当初から引きずって来た「不憫の代名詞」の称号は瞬く間に過去のものとなった。特に彼の忠誠心や義理堅さ、為人などは「英霊としての能力はともかく、仕える者としては間違いなく一流」と高く評価されており、言動の所々から伺える暗殺者らしからぬ誇り高さや矜持、正義感などに心を奪われたプレイヤーも多い。
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*しかし『Grand Order』では打って変わっての大躍進を見せ、当初から引きずって来た「不憫の代名詞」の称号は瞬く間に過去のものとなった。特に彼の忠誠心や義理堅さ、為人などは「英霊としての能力はともかく、仕える者としては間違いなく一流」と高く評価されており、言動の所々から伺える暗殺者らしからぬ誇り高さや矜持、正義感などに心を奪われたプレイヤーも多い。お陰で'''「ジャスティスハサン先生」'''などというあだ名を奉られることに。
 
**一方のキャラ性能だが、レアリティこそ☆2と(無償で行えるフレポ召喚でしか排出されない)紛うことなき低レアだが、「妄想心音」は即死が有効な敵ならば高確率で即死させるという効果を持つこと(有効でない敵は主にサーヴァントとゲーム後半の中ボスだが、本作にはサーヴァント以外の強敵もごまんといる。もちろん、即死なしでも相性有利のライダー・バーサーカー相手には高い火力を発揮する)、主軸となるQuick攻撃のヒット数の多さなどからクリティカルスターやNPの回収率が見た目以上に高いこと、スキル面でも無難なクリティカル補助に加えて最終的には強スキルと名高い[[クー・フーリン|矢避けの加護]]と同系統の効果を持つ「風避けの加護」が手に入るといったことから、第一章攻略で武名を上げた[[佐々木小次郎]]共々評価が高い。特に最近のイベントでは'''敵に一切ダメージが通らず、一定ターンを耐えることでクリア'''というシステムのステージが少なくなく、低レア勢でも前衛後衛にそれぞれハサンとクー・フーリンを据えておくだけで大分安定する。[[クー・フーリン〔オルタ〕]]と同様、生残能力で考えればスキル効果と潰し合わない概念礼装「月霊髄液」と抜群の相性を誇る。レアリティゆえの基礎性能の低さが唯一の欠点だが、長所がそれをある程度補ってくれている。また、アップデートにより追加された聖杯転輪により、欠点であった基礎ステータス値を更なるレベルアップによってある程度克服できるようになり、下手な高レアアサシンのサーヴァントよりも使いやすいというハサンファンには嬉しいこととなっている。
 
**一方のキャラ性能だが、レアリティこそ☆2と(無償で行えるフレポ召喚でしか排出されない)紛うことなき低レアだが、「妄想心音」は即死が有効な敵ならば高確率で即死させるという効果を持つこと(有効でない敵は主にサーヴァントとゲーム後半の中ボスだが、本作にはサーヴァント以外の強敵もごまんといる。もちろん、即死なしでも相性有利のライダー・バーサーカー相手には高い火力を発揮する)、主軸となるQuick攻撃のヒット数の多さなどからクリティカルスターやNPの回収率が見た目以上に高いこと、スキル面でも無難なクリティカル補助に加えて最終的には強スキルと名高い[[クー・フーリン|矢避けの加護]]と同系統の効果を持つ「風避けの加護」が手に入るといったことから、第一章攻略で武名を上げた[[佐々木小次郎]]共々評価が高い。特に最近のイベントでは'''敵に一切ダメージが通らず、一定ターンを耐えることでクリア'''というシステムのステージが少なくなく、低レア勢でも前衛後衛にそれぞれハサンとクー・フーリンを据えておくだけで大分安定する。[[クー・フーリン〔オルタ〕]]と同様、生残能力で考えればスキル効果と潰し合わない概念礼装「月霊髄液」と抜群の相性を誇る。レアリティゆえの基礎性能の低さが唯一の欠点だが、長所がそれをある程度補ってくれている。また、アップデートにより追加された聖杯転輪により、欠点であった基礎ステータス値を更なるレベルアップによってある程度克服できるようになり、下手な高レアアサシンのサーヴァントよりも使いやすいというハサンファンには嬉しいこととなっている。
*歴代ハサンの中でも稀有な、「生前の本名」が公となった存在。第六特異点にて思いもよらぬ過去が語られ、悲痛な覚悟と理想とかけ離れた現実など、彼のより深い内面が鮮明に描写されていた。第六特異点においてはメインストーリーの主役をベディヴィエールが担っているが、こちらもまたもう一人の主役と言えるような重要な立ち位置にあり、実力では大きくかけ離れているはずの円卓の騎士を相手に白星を挙げるなど、相当な大活躍をしてみせている。<br />立場や精神性、抱えている問題などは大きく異なる両者だったが、両者ともに強大な他者の力を宿した特殊な右腕を振るって使命を果たそうと奮闘し、最後にはその右腕を失う結果になりながらも各々が救おうと心に決めたものを救う形で見事に役割を全うして見せた。
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**近年実装された小規模イベントである「聖杯戦線」においても非常に優秀なサーヴァントの1人となっており、単純な戦闘能力以上に生残能力とレア度によるコストパフォーマンスが重要になる本コンテンツにおいては、呪腕のハサンの性能はまさに鬼に金棒といえる。流石に生残能力と圧倒的火力を両立した絆礼装持ちの[[ヘラクレス]]や[[クー・フーリン〔オルタ〕]]には見劣りするが、バーサーカーが出撃不可でアサシンは選出可能なマップも少なからずあったり、高コストである彼らを十全に活用する上で、低コストに抑えつつも十分な仕事をしてくれるのはやはり非常にありがたい。敵サーヴァントの相手は主力である彼らに任せつつ、自身は持ち前の生残能力で敵陣をかいくぐりつつ、敵のマスターをピンポイントで狙い討ったり、敵の配置を乱して本命の進軍路を開けさせるという、まさにアサシンクラスにふさわしい活躍をさせることも可能。勿論単体宝具であることやクリティカル威力が比較的良好なこともあり、しっかりと育てた上でライダークラスなど相手をちゃんと選べば純粋な戦力としても十分活躍してくれる。本コンテンツでは尚更相性が良い概念礼装「月霊髄液」自体も高コストであることから、ハサン自身の低コストさが本当に輝いている。
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*歴代ハサンの中でも稀有な、「生前の本名」が公となった存在。第六特異点にて思いもよらぬ過去が語られ、悲痛な覚悟と理想とかけ離れた現実など、彼のより深い内面が鮮明に描写されていた。第六特異点においてはメインストーリーの主役をベディヴィエールが担っているが、こちらもまたもう一人の主役と言えるような重要な立ち位置にあり、実力では大きくかけ離れているはずの円卓の騎士を相手に白星を挙げるなど、相当な大活躍をしてみせている。<br />立場や精神性、抱えている問題などは大きく異なる両者だったが、両者ともに強大な他者の力を宿した特殊な右腕を振るって使命を果たそうと奮闘し、最後にはその右腕を失いつつも各々が救おうと心に決めたものを救う形で見事に役割を全うして見せた。
 
**加えて第六特異点では歴代のハサンで自分のみが「自身の暗殺術では無く異形の悪魔に肉体を売った」事でハサン襲名に至った存在であることに多少なりとも劣等感を感じている描写もあった。[[“山の翁”|初代ハサン]]からも常に一際厳しい態度を向けられていた事を鑑みても、当時から後ろ指を指されるような行動だったのは想像に難くない。そうまでして手に入れた、自らを唯一ハサンたらしめていたシャイタンの腕を命諸共手放してでも大事な者を守り抜こうとしたその行動は、生前とはまた違う結果に至らしめた。
 
**加えて第六特異点では歴代のハサンで自分のみが「自身の暗殺術では無く異形の悪魔に肉体を売った」事でハサン襲名に至った存在であることに多少なりとも劣等感を感じている描写もあった。[[“山の翁”|初代ハサン]]からも常に一際厳しい態度を向けられていた事を鑑みても、当時から後ろ指を指されるような行動だったのは想像に難くない。そうまでして手に入れた、自らを唯一ハサンたらしめていたシャイタンの腕を命諸共手放してでも大事な者を守り抜こうとしたその行動は、生前とはまた違う結果に至らしめた。
 
*『[[Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ|プリズマ☆イリヤ]]』で他のクラスカードが第五次の英霊である中、アサシンのカードだけ[[ハサン・サッバーハ〔百貌のハサン〕|第四次のアサシン]]になった理由は、作者のひろやまひろし氏曰く「'''[[ギルガメッシュ|右手で敵の心臓鷲掴みにして引きずり出す]]イリヤとか見たいですか?'''」とのこと。
 
*『[[Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ|プリズマ☆イリヤ]]』で他のクラスカードが第五次の英霊である中、アサシンのカードだけ[[ハサン・サッバーハ〔百貌のハサン〕|第四次のアサシン]]になった理由は、作者のひろやまひろし氏曰く「'''[[ギルガメッシュ|右手で敵の心臓鷲掴みにして引きずり出す]]イリヤとか見たいですか?'''」とのこと。
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[[Category:コハエース]]
 
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[[Category:TYPE-MOON エイプリルフール企画]]
 
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[[Category:Fate/Grand Order 藤丸立香はわからない]]
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