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| 声優 =  
 
| 声優 =  
 
;ドラマCD版・TVアニメ版共通
 
;ドラマCD版・TVアニメ版共通
:阿部彬名(アサ子) <br /> 川村拓央(ザイード)<br /> 豊崎愛生(ちびアサシン)<br>野坂尚也<br />佐々木義人<br />桑畑裕輔<br />野間田一勝
+
:阿部彬名(アサ子)<ref group = "注">Fate/Grand Orderでの声は彼女のみ。</ref> <br /> 川村拓央(ザイード)<br /> 豊崎愛生(ちびアサシン)<br>野坂尚也<br />佐々木義人<br />桑畑裕輔<br />野間田一勝
 
;ドラマCD版のみ
 
;ドラマCD版のみ
 
:徳本英一郎<br />高間陽一郎
 
:徳本英一郎<br />高間陽一郎
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| 地域 = 中東
 
| 地域 = 中東
 
| 属性 = 秩序・悪
 
| 属性 = 秩序・悪
| 隠し属性 = 人
+
| 副属性 = 人
 
| 性別 = 両方(元の人物は、男性)
 
| 性別 = 両方(元の人物は、男性)
 
| スリーサイズ = --(群体である為、固定値なし)
 
| スリーサイズ = --(群体である為、固定値なし)
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| サーヴァント階位 =  
 
| サーヴァント階位 =  
 
| 特技 = 多種多様
 
| 特技 = 多種多様
| 好きな物 = 噂話、ディスカッション
+
| 好きな物 = 噂話、ディスカッション(Zero)<br/>静寂(FGO)
| 苦手な物 = 仲間はずれ
+
| 苦手な物 = 仲間はずれ(Zero)<br/>なし(FGO)
 
| 天敵 = ギルガメッシュ
 
| 天敵 = ギルガメッシュ
 
| デザイン = 武内崇<br />タスクオーナ(FGO)
 
| デザイン = 武内崇<br />タスクオーナ(FGO)
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; 略歴
 
; 略歴
:『[[Fate/Zero]]』では[[聖杯戦争|第四次聖杯戦争]]において、[[言峰綺礼]]によって召喚される。多重人格が宝具化『妄想幻像』による分割能力で真っ先に多重人格の中の「最弱の一体」を捨て駒として葬ることで他のマスターに対し「アサシンは敗れた」という演出をした上で聖杯戦争の表舞台から消え、影で諜報活動に徹する。
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:『[[Fate/Zero]]』では、[[聖杯戦争|第四次聖杯戦争]]において[[言峰綺礼]]によって召喚される。多重人格が宝具化した『妄想幻像』による分割能力を使い、真っ先に多重人格の中の「最弱の一体」を捨て駒として葬ることで他のマスターに対し「アサシンは敗れた」という演出をした上で聖杯戦争の表舞台から消え、影で諜報活動に徹する。
: あらかたの情報収集を済ませたのち、時臣の指示により[[イスカンダル|ライダー]]に対する使い潰しの攻撃兼諜報として令呪で「犠牲を厭わず勝利せよ」と強制され、「全ての」アサシンを集めて聖杯問答に乱入するが「王の軍勢」によってなすすべなく蹂躙され、本当に「最初の脱落者」となった。
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: あらかたの情報収集を済ませたのち、時臣の指示により[[イスカンダル|ライダー]]に対する使い潰しの攻撃兼諜報として令呪で「犠牲を厭わず勝利せよ」と強制され、全てのアサシンを集めて聖杯問答に乱入するが「王の軍勢」によってなすすべなく蹂躙され、本当に「最初の脱落者」となった。
 
: 基本的に全員が[[遠坂時臣]]の走狗である綺礼の命令に従っていたものの、聖杯戦争が佳境を越えたら時臣や綺礼を出し抜く算段であった。
 
: 基本的に全員が[[遠坂時臣]]の走狗である綺礼の命令に従っていたものの、聖杯戦争が佳境を越えたら時臣や綺礼を出し抜く算段であった。
:『[[Fate/Grand Order]]』第六特異点『神聖円卓領域 キャメロット』では西暦1273年のエルサレムで暗殺者として傍ら、聖地奪還のために山の民の村の一つを指揮する立場として行動している。
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:『[[Fate/Grand Order]]』第六特異点『[[神聖円卓領域 キャメロット]]』では西暦1273年のエルサレムで暗殺者として傍ら、聖地奪還のために山の民の村の一つを指揮する立場として行動している。
 
:主人公とは最悪の出会い方をしたものの、何度かの戦いを経て和解。以後、主人公に不満をこぼしながらを戦いを共にする。最終盤では呪腕のハサン、静謐のハサンと共にトリスタンへと挑み、自身の分裂でかく乱させ、静謐の毒を用いて仕留めようとするが、トリスタンの持つギフトにより毒を無力化され逆に返り討ちに遭い静謐と共に消滅した。
 
:主人公とは最悪の出会い方をしたものの、何度かの戦いを経て和解。以後、主人公に不満をこぼしながらを戦いを共にする。最終盤では呪腕のハサン、静謐のハサンと共にトリスタンへと挑み、自身の分裂でかく乱させ、静謐の毒を用いて仕留めようとするが、トリスタンの持つギフトにより毒を無力化され逆に返り討ちに遭い静謐と共に消滅した。
:終局特異点『冠位時間神殿 ソロモン』では冠位時間神殿に召喚され、他のサーヴァント達と共にⅥの座を統括する[[魔神柱|覗覚星アモン]]と交戦する。
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:終局特異点『[[冠位時間神殿 ソロモン]]』では冠位時間神殿に召喚され、他のサーヴァント達と共にⅥの座を統括する[[魔神柱|覗覚星アモン]]と交戦する。
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:第2部6.5章『[[死想顕現界域 トラオム]]』では復讐界域のサーヴァントとして召喚され、復讐界域から脱出しようとした[[主人公 (Grand Order)|主人公]]を追撃する。
 
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; 人物
 
; 人物
 
: 個体ごとの外見はそれぞれ異なるが、髑髏めいた仮面を着用していることだけは共通している。
 
: 個体ごとの外見はそれぞれ異なるが、髑髏めいた仮面を着用していることだけは共通している。
: 多数の人格を抱えているため一概にまとめてしまうことは出来ず、人格によって様々な得手不得手や欠点が存在する。そのため中には偵察任務中に功に逸ってマスターの命令を無視するお馬鹿さんや、暗殺に簡単に失敗するドジっ子などの困ったちゃんもいるなど個性がある。
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: 多数の人格を抱えているため一概にまとめてしまうことは出来ず、人格によって様々な得手不得手や欠点が存在する。そのため、中には偵察任務中に功に逸ってマスターの命令を無視するお馬鹿さんや、暗殺に失敗するドジっ子などの困ったちゃんもいる。
 
:彼らの個性をすべて把握し、適材適所を考えて計画的に運用すれば絶大な脅威となるが、そこまで本気で勝ちを狙う意図がマスターになければ宝の持ち腐れでしかない。
 
:彼らの個性をすべて把握し、適材適所を考えて計画的に運用すれば絶大な脅威となるが、そこまで本気で勝ちを狙う意図がマスターになければ宝の持ち腐れでしかない。
 
: 彼らの[[聖杯]]にかける悲願「統合された完璧な人格」を叶えられる可能性があるうちはマスターに逆らうことはないが、マスターの命令や行動が聖杯の獲得を遠ざけると判断すれば、マスターを出し抜いてでも自らの願いを優先しようとする。
 
: 彼らの[[聖杯]]にかける悲願「統合された完璧な人格」を叶えられる可能性があるうちはマスターに逆らうことはないが、マスターの命令や行動が聖杯の獲得を遠ざけると判断すれば、マスターを出し抜いてでも自らの願いを優先しようとする。
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: 多重人格の恣意的な切り替えによる専門スキルの使い分け能力「専科百般」のスキルを保有し、戦術、学術、隠密術、暗殺術、詐術、話術、その他32種に及ぶスキルについてB以上の習熟度を発揮することが出来る。その他にどのようなスキルがあるかは不明だが、生前では知略、毒物の知識、罠の技工に才覚を見せたり、元来の肉体では到底不可能なはずの怪力や俊敏さを発揮することや、忘れられた幻の武術を振るうこともあったという。
 
: 多重人格の恣意的な切り替えによる専門スキルの使い分け能力「専科百般」のスキルを保有し、戦術、学術、隠密術、暗殺術、詐術、話術、その他32種に及ぶスキルについてB以上の習熟度を発揮することが出来る。その他にどのようなスキルがあるかは不明だが、生前では知略、毒物の知識、罠の技工に才覚を見せたり、元来の肉体では到底不可能なはずの怪力や俊敏さを発揮することや、忘れられた幻の武術を振るうこともあったという。
 
: これに加えて生前の多重人格が[[宝具]]化した「妄想幻像(ザバーニーヤ)」によって分裂することが出来るなど、歴代ハサンの中でも特に奇異な能力の持ち主となっている。生前肉体を改造する必要も無かったため、サーヴァントとして自己改造スキルも有しておらず、どの個体も左右対称の常人の身体である。
 
: これに加えて生前の多重人格が[[宝具]]化した「妄想幻像(ザバーニーヤ)」によって分裂することが出来るなど、歴代ハサンの中でも特に奇異な能力の持ち主となっている。生前肉体を改造する必要も無かったため、サーヴァントとして自己改造スキルも有しておらず、どの個体も左右対称の常人の身体である。
: 暗殺者のクラスはもともと「マスターの天敵」たるクラスだが、群体として包囲襲撃することによりサーヴァントの守護すら無効化してしまう為、極めて驚異的な存在である。
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: 暗殺者のクラスはもともと「マスターの天敵」たるクラスだが、群体として包囲襲撃することによりサーヴァントの守護すら無効化してしまう驚異的な存在である。
 
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=== アサシン(クラスカード) ===
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:『[[Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ]]』で登場。冬木の聖杯戦争におけるサーヴァントとは異なり、「クラスカード」と呼ばれるカードを媒介に、ただの「力」として使役される存在。ただし、その力は本来のものより劣化している。
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:詳細は「[[クラスカード]]」を参照。
      
== ステータス ==
 
== ステータス ==
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! クラス !! マスター !!  筋力 !! 耐久 !! 敏捷 !! 魔力 !! 幸運 !! 宝具 !! [[スキル (サーヴァント)|クラス別能力]] !! [[スキル (サーヴァント)|保有スキル]] !! 備考
 
! クラス !! マスター !!  筋力 !! 耐久 !! 敏捷 !! 魔力 !! 幸運 !! 宝具 !! [[スキル (サーヴァント)|クラス別能力]] !! [[スキル (サーヴァント)|保有スキル]] !! 備考
 
|-
 
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| rowspan="2"|[[アサシン]] || [[言峰綺礼]] || C || D || A || C || E || B ||rowspan="2"| 気配遮断:A+||蔵知の司書:C<br>専科百般:A+|| style="text-align:left"|
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| rowspan="2"|[[アサシン]] || [[言峰綺礼]] || C || D || A || C || E || B ||rowspan="2"| 気配遮断:A+<ref group = "注">『FGO』ゲーム内ではAランクのスキルとして記載されている。</ref> ||蔵知の司書:C<br>専科百般:A+|| style="text-align:left"|
 
|-
 
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| [[主人公 (Grand Order)]] || C || D || A || C || E || B ||蔵知の司書:C<br>専科百般:A+<br>戦闘撤退:B|| style="text-align:left"|
 
| [[主人公 (Grand Order)]] || C || D || A || C || E || B ||蔵知の司書:C<br>専科百般:A+<br>戦闘撤退:B|| style="text-align:left"|
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: 分割されたそれぞれの個体は、各々別の存在として成立するが、分割された個体が死亡すれば、その個体はアサシン全体に還元されることはなく消滅する。いずれかに上位の「本体」と呼べるようなものがあって下位の「分身」を生み出しているわけではなく、全てのアサシンは同位の存在である。
 
: 分割されたそれぞれの個体は、各々別の存在として成立するが、分割された個体が死亡すれば、その個体はアサシン全体に還元されることはなく消滅する。いずれかに上位の「本体」と呼べるようなものがあって下位の「分身」を生み出しているわけではなく、全てのアサシンは同位の存在である。
 
: また、テレパシーのようなもので繋がっているということはなく、会話等の何らかの手段で伝達しなければ、持っている情報を共有はできない。
 
: また、テレパシーのようなもので繋がっているということはなく、会話等の何らかの手段で伝達しなければ、持っている情報を共有はできない。
:『Grand Order』では「敵単体に超強力な攻撃&敵単体のクリティカル発生率をダウン<ref group = "注" name="3ターン">3ターン</ref><ref group = "注" name="オーバーチャージで効果UP">オーバーチャージで効果UP</ref>」という効果のArts宝具。
+
:『Grand Order』では「敵単体に超強力な攻撃[Lv]&クリティカル発生率をダウン(3ターン)<オーバーチャージで効果アップ>」という効果のArts宝具。
:強化後は「敵単体のArtsカード耐性をダウン<ref group = "注" name="3ターン" />」という効果が追加される。
+
:幕間の物語クリアでB++ランクに上昇し、宝具威力倍率の上昇に加え「敵単体のArtsカード耐性をダウン(3ターン)」という効果が追加される。
 +
 
 +
== 真名:ハサン・サッバーハ ==
 +
:[[ハサン・サッバーハ]]。イスラム教の伝承に残る暗殺教団の教主「山の翁」の19代目、「百貌のハサン」の異名をとる暗殺者。<br>他の歴代ハサンとは異なり、肉体改造は施さずに「山の翁」となった異例のアサシン。
 +
: いかなる状況でも数多の才覚を発揮し「任務」を遂げてきた万能の暗殺者。演技とは信じ難い多種多様な立ち振舞いに多岐にわたる技能と豊富な知識、老若男女ありとあらゆる変装もこなし、時と場合によって性格すらも豹変する。誰にも動向を予測できない不可思議な精神性により、真の実態は側近すらも掴めず、「百貌」と畏怖された。
 +
 
 +
:その能力の実態は「多重人格」。当時精神障害と定義されていなかったそれは、彼らにとって秘中の秘たる能力であった。
   −
=== それぞれの個体 ===
+
=== 関連 ===
 
; 基底のザイード
 
; 基底のザイード
 
* 声優:川村拓央
 
* 声優:川村拓央
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: 『Grand Order』内の台詞によれば、子どもを殺す際にも躊躇を見せない冷酷な性格を持っているようだ。
 
: 『Grand Order』内の台詞によれば、子どもを殺す際にも躊躇を見せない冷酷な性格を持っているようだ。
 
: 綺礼によって時臣暗殺を命じられるが、それはアサシンが脱落したと見せかけるための策であり、その結果アーチャーによって倒される。
 
: 綺礼によって時臣暗殺を命じられるが、それはアサシンが脱落したと見せかけるための策であり、その結果アーチャーによって倒される。
: 「お願い!アインツベルン相談室」の記念すべき1人目の相談者。上司や職場への不満を愚痴るが、師匠と弟子の説得により自身の非を認め、第四の王「暗殺王」になるためにブラック企業へ出向した……が、その道中で「影」に呑まれて昇天した。
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: 『[[Fate/Zero#お願い!アインツベルン相談室|お願い!アインツベルン相談室]]』の記念すべき1人目の相談者。上司や職場への不満を愚痴るが、師匠と弟子の説得により自身の非を認め、第四の王「暗殺王」になるためにブラック企業へ出向した……が、その道中で「影」に呑まれて昇天した。
 
: アニメ版で遠坂邸に侵入する際の調子に乗ったセリフ「他愛なし」は身内である他のアサシンたちにすら(花札でだが)ネタにされる。
 
: アニメ版で遠坂邸に侵入する際の調子に乗ったセリフ「他愛なし」は身内である他のアサシンたちにすら(花札でだが)ネタにされる。
 
: さらには遠坂邸へ侵入する際、警報結界を回避するためのスタイリッシュなアクションから'''「ダンスやってるハサン」'''等と更なるネタにされている。
 
: さらには遠坂邸へ侵入する際、警報結界を回避するためのスタイリッシュなアクションから'''「ダンスやってるハサン」'''等と更なるネタにされている。
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: その名のとおり、様々なものに色を塗り、相手を惑わす顔料の達人。彫刻にも精通しており、魔改造など最も好きな仕事だそうだ。
 
: その名のとおり、様々なものに色を塗り、相手を惑わす顔料の達人。彫刻にも精通しており、魔改造など最も好きな仕事だそうだ。
 
: [[メディア|コルキス製]]のフィギュアをさらに持ち主の望む形へと進化させる事も、鼻歌交じりでこなしてみせる。
 
: [[メディア|コルキス製]]のフィギュアをさらに持ち主の望む形へと進化させる事も、鼻歌交じりでこなしてみせる。
 
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;アサシン(クラスカード)
== 真名:ハサン・サッバーハ ==
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:[[Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ]]』で登場。冬木の聖杯戦争におけるサーヴァントとは異なり、「クラスカード」と呼ばれるカードを媒介に、ただの「力」として使役される存在。ただし、その力は本来のものより劣化している。
:[[ハサン・サッバーハ]]。イスラム教の伝承に残る暗殺教団の教主「山の翁」の19代目、「百貌のハサン」の異名をとる暗殺者。<br>他の歴代ハサンとは異なり、肉体改造は施さずに「山の翁」となった異例のアサシン。
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:詳細は「[[クラスカード]]」を参照。
: いかなる状況でも数多の才覚を発揮し「任務」を遂げてきた万能の暗殺者。演技とは信じ難い多種多様な立ち振舞いに多岐にわたる技能と豊富な知識、老若男女ありとあらゆる変装もこなし、時と場合によって性格すらも豹変する。誰にも動向を予測できない不可思議な精神性により、真の実態は側近すらも掴めず、「百貌」と畏怖された。
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  −
:その能力の実態は「多重人格」。当時精神障害と定義されていなかったそれは、彼らにとって秘中の秘たる能力であった。
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=== 関連 ===
   
; 多重人格
 
; 多重人格
: 一人の人間が複数の解離した人格を持つ状態。
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: 一人の人間が複数の解離した人格を持つ状態。正式名称は「解離性同一性障害」。
 
: 多重人格の切り替えにより専門スキルを使い分けできる「専科百般」と多重人格による記憶の分散処理をする「蔵知の司書」の2つのスキルを有する。
 
: 多重人格の切り替えにより専門スキルを使い分けできる「専科百般」と多重人格による記憶の分散処理をする「蔵知の司書」の2つのスキルを有する。
 
: 「専科百般」は戦術・暗殺術・詐術・話術・学術・隠密術といった、総数32に及ぶ専業スキルについて、Bランク以上の習熟度を発揮できる。
 
: 「専科百般」は戦術・暗殺術・詐術・話術・学術・隠密術といった、総数32に及ぶ専業スキルについて、Bランク以上の習熟度を発揮できる。
157行目: 155行目:  
; [[Fate/Zero]]
 
; [[Fate/Zero]]
 
: 綺礼の戦術に従い、遠坂時臣陣営の支援・諜報活動に徹する。
 
: 綺礼の戦術に従い、遠坂時臣陣営の支援・諜報活動に徹する。
; [[Fate/ゼロカフェ~Fate/Zero Cafeに集う英霊達~‎‎]]
  −
: 「ゼロカフェ」スタッフとして、その人海戦術を活かし献身的に働く……が、なぜか何人いても給料は一人分。解せぬ。
   
; [[Fate/Zero|Fate/Zero黒]]
 
; [[Fate/Zero|Fate/Zero黒]]
 
: 『Zero』スピンオフものの中で最もアサシンが働かされている。本来の指令である他陣営への諜報活動をはじめ、遠坂邸のハウスキーピング、凛と葵の護衛、時臣脱・優雅作戦の検討及び遂行など、多岐にわたる激務の合間にスキル「専科百般」を更に充実させるための各資格取得も抜かりない。
 
: 『Zero』スピンオフものの中で最もアサシンが働かされている。本来の指令である他陣営への諜報活動をはじめ、遠坂邸のハウスキーピング、凛と葵の護衛、時臣脱・優雅作戦の検討及び遂行など、多岐にわたる激務の合間にスキル「専科百般」を更に充実させるための各資格取得も抜かりない。
177行目: 173行目:  
: さーばんとの一匹。通常はザイード風のアサシンが召還されるが、低確率でステータスや能力が異なるアサ子、でかアサシン、ちびアサがランダムに登場する。
 
: さーばんとの一匹。通常はザイード風のアサシンが召還されるが、低確率でステータスや能力が異なるアサ子、でかアサシン、ちびアサがランダムに登場する。
 
: 低確率で登場するアサシンたちはコストの安さに反して優秀な能力を持ち、ノーマルのアサシンもコスト・戦闘力・移動力・リキャストと歩兵に求められる能力のバランスが非常に良く、攻撃も投擲による中距離攻撃であるため意外な事に場持ちも良い。全体的に原作での不遇な境遇やイメージを払拭するかのような優秀なさーばんととなっている。
 
: 低確率で登場するアサシンたちはコストの安さに反して優秀な能力を持ち、ノーマルのアサシンもコスト・戦闘力・移動力・リキャストと歩兵に求められる能力のバランスが非常に良く、攻撃も投擲による中距離攻撃であるため意外な事に場持ちも良い。全体的に原作での不遇な境遇やイメージを払拭するかのような優秀なさーばんととなっている。
 +
; [[Fate/ゼロカフェ~Fate/Zero Cafeに集う英霊達~]]
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: 「ゼロカフェ」スタッフとして、その人海戦術を活かし献身的に働く……が、なぜか何人いても給料は一人分。解せぬ。
    
===その他===
 
===その他===
 
; [[ちびちゅき!]]
 
; [[ちびちゅき!]]
 
: アイドルコンテストで黒子役にされたり悪の組織の戦闘員に間違えられたりと、今ひとつ扱いが良くない。
 
: アイドルコンテストで黒子役にされたり悪の組織の戦闘員に間違えられたりと、今ひとつ扱いが良くない。
 +
 
== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
 
=== Fate/Zero ===
 
=== Fate/Zero ===
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=== Fate/Grand Order ===
 
=== Fate/Grand Order ===
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====マイルーム====
 
; 「我ら影の群れを従えた以上は勝利も必至。ご安心召されよ、マスター」<br />「我らの技の使い分け、活かすも殺すも全て、マスターの差配次第でございます」
 
; 「我ら影の群れを従えた以上は勝利も必至。ご安心召されよ、マスター」<br />「我らの技の使い分け、活かすも殺すも全て、マスターの差配次第でございます」
 
: 召喚時の台詞とマイルーム会話。その数故にハサンの全てを使いこなすことは至難であるが、もし使いこなせるのであれば強大な力となるだろう。
 
: 召喚時の台詞とマイルーム会話。その数故にハサンの全てを使いこなすことは至難であるが、もし使いこなせるのであれば強大な力となるだろう。
    
; 「ご理解いただくのは難しいやもしれませんが、私の中の数多の私は、私自身にも御し難いのです」
 
; 「ご理解いただくのは難しいやもしれませんが、私の中の数多の私は、私自身にも御し難いのです」
: マイルーム会話「絆Lv1」。一人一人と向き合い、少なくとも過半数の賛同を集めなければ、ハサンの忠誠は得られないことがわかる。
+
: 「絆Lv1」。一人一人と向き合い、少なくとも過半数の賛同を集めなければ、ハサンの忠誠は得られないことがわかる。
    
; 「賜るご差配から察するに、マスターは我ら個々の特性を的確にご理解しておられる様子……」<br /> 「我が主よ……我ら総勢を持ってそう呼ばせていただきます。異を唱える者は一人もおりませぬ」
 
; 「賜るご差配から察するに、マスターは我ら個々の特性を的確にご理解しておられる様子……」<br /> 「我が主よ……我ら総勢を持ってそう呼ばせていただきます。異を唱える者は一人もおりませぬ」
: マイルーム会話「絆Lv3」「Lv5」。真摯な想いには忠誠で応える。一人の主の下で、ハサンという軍勢が一つになった瞬間。
+
: 「絆Lv3」「Lv5」。真摯な想いには忠誠で応える。一人の主の下で、ハサンという軍勢が一つになった瞬間。
    +
==== イベント ====
 
; 「貴様らは一体……なぜ我らの悲願を、そこまで……ああ、鐘が……鐘の音が、聞こえる……。<br />  偉大なる我らが祖―――[[“山の翁”|初代にして最後の翁]]よ……。<br /> どうか、お許しを……私は……また……このような無様を……。」  
 
; 「貴様らは一体……なぜ我らの悲願を、そこまで……ああ、鐘が……鐘の音が、聞こえる……。<br />  偉大なる我らが祖―――[[“山の翁”|初代にして最後の翁]]よ……。<br /> どうか、お許しを……私は……また……このような無様を……。」  
 +
: 『Fate/Zero』コラボイベントにて、今わの際の言葉。
 
: 同世代を生きた名無しの暗殺者からはこのハサンが最後のハサンかと思われていたが、その実情は違っていたということを伺わせる言葉。
 
: 同世代を生きた名無しの暗殺者からはこのハサンが最後のハサンかと思われていたが、その実情は違っていたということを伺わせる言葉。
   −
; 「天才めッッッッ!」
+
==== 幕間の物語 ====
: 『FGO matelial』での■■のハサンへのコメント。このハサンは現時点では二つ名は不明であるが、百貌のハサンをして天才と言わしめる実力である。
  −
 
   
; 「そのあとで―――またここに遊びに来たいというのならば好きにするといい。」<br />「マスターのサーヴァント同士、交流を深めるのは悪い事ではなかろう。」<br />「ふむ、それがここでの新しいおまえの役割なのかもしれない。」<br />「私はこんな茶会になど、気恥ずかしくてとても参加できぬからな。」
 
; 「そのあとで―――またここに遊びに来たいというのならば好きにするといい。」<br />「マスターのサーヴァント同士、交流を深めるのは悪い事ではなかろう。」<br />「ふむ、それがここでの新しいおまえの役割なのかもしれない。」<br />「私はこんな茶会になど、気恥ずかしくてとても参加できぬからな。」
 
: 幕間クエストで、ナーサリーとジャックに匿われたちびハサンを連れ戻しに来た際のセリフ。
 
: 幕間クエストで、ナーサリーとジャックに匿われたちびハサンを連れ戻しに来た際のセリフ。
238行目: 238行目:  
: 主人公も「ええー」と驚くほど普通のことであるのだが、それは一般人の話であり、魔術師としてはおかしいマスターであると呆れている様子。
 
: 主人公も「ええー」と驚くほど普通のことであるのだが、それは一般人の話であり、魔術師としてはおかしいマスターであると呆れている様子。
 
: しかしこのおかげで上記のようにちびハサンに新しい役割が生まれることとなった。
 
: しかしこのおかげで上記のようにちびハサンに新しい役割が生まれることとなった。
 +
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==== その他 ====
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; 「天才めッッッッ!」
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: 『FGO material』での■■のハサンへのコメント。このハサンは現時点では二つ名は不明であるが、百貌のハサンをして天才と言わしめる実力である。
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: なお、百貌は生前で天才の知り合いがいたものの、[[アサシン_(Fake)|彼女]]はハサンでもなんでもないので、おそらく彼女の話ではない。
    
===お願い!アインツベルン相談室===
 
===お願い!アインツベルン相談室===
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***のちに『Apocrypha』にて、「かつてハサンを召喚したマスターが3日で勝利を掌握した」という話が公式に現れた。無論これは第三次聖杯戦争から分岐したパラレルワールドの『Apocrypha』世界での話であるので第四次聖杯戦争が舞台の『Zero』とは関係ないのだが、このファン間の噂話の逆輸入の可能性はある。
 
***のちに『Apocrypha』にて、「かつてハサンを召喚したマスターが3日で勝利を掌握した」という話が公式に現れた。無論これは第三次聖杯戦争から分岐したパラレルワールドの『Apocrypha』世界での話であるので第四次聖杯戦争が舞台の『Zero』とは関係ないのだが、このファン間の噂話の逆輸入の可能性はある。
 
*ギルガメッシュに倒された人格の一人を「ザイード」と言っていた事から、それぞれの人格に個別の名前があると考えられる。ハサンという称号は顔や名前などを捨て「何者でもない」存在になることによって得るが、彼らは複数の人格、名前、顔を持つことによって「何者でもない」存在になったのかもしれない。
 
*ギルガメッシュに倒された人格の一人を「ザイード」と言っていた事から、それぞれの人格に個別の名前があると考えられる。ハサンという称号は顔や名前などを捨て「何者でもない」存在になることによって得るが、彼らは複数の人格、名前、顔を持つことによって「何者でもない」存在になったのかもしれない。
**また、この性質からか彼ないし彼女は素顔を持ったまま山の翁となったようで、『Grand Order』において霊基再臨を進めることで「アサ子」状態の素顔を見ることができる。
+
*設定上はマスクの下に顔はないはずだが、『Grand Order』において霊基再臨を進めることで「アサ子」状態の素顔を見ることができる。武内氏によれば「やっぱこういうのは夢語らないとね!」<ref group = "出">『Fate/Zero material』 p.73</ref>、「そこはまあ、ロマンです」<ref group = "出">『Fate/Grand Order material III』 p.341</ref>とのこと。
 
*聖杯にかける願いは「統合された完璧な人格」。勝つ気のなかったマスターと違い、聖杯戦争が佳境を超えたら出し抜いて聖杯をとりにいこうとしていたらしい。
 
*聖杯にかける願いは「統合された完璧な人格」。勝つ気のなかったマスターと違い、聖杯戦争が佳境を超えたら出し抜いて聖杯をとりにいこうとしていたらしい。
**「お願い!アインツベルン相談室」では、ザイード人格個人は歴史にザイードの名前を暗殺王として残すという、[[ハサン・サッバーハ〔呪腕のハサン〕|呪腕のハサン]]と似たような願いを持っていた。
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** 『お願い!アインツベルン相談室』では、ザイード人格個人は歴史にザイードの名前を暗殺王として残すという、[[ハサン・サッバーハ〔呪腕のハサン〕|呪腕のハサン]]と似たような願いを持っていた。
 
*綺礼との会話の多くは女性の人格が行っており、イラスト等でもセンターを女性のアサシンが担っている。
 
*綺礼との会話の多くは女性の人格が行っており、イラスト等でもセンターを女性のアサシンが担っている。
 
**この女性人格は二次創作で「アサ子」と呼ばれることが多く、上述の名台詞にもある通り(おふざけの番外編でとはいえ)公式へ逆輸入されることとなった。
 
**この女性人格は二次創作で「アサ子」と呼ばれることが多く、上述の名台詞にもある通り(おふざけの番外編でとはいえ)公式へ逆輸入されることとなった。
*「お願い!アインツベルン相談室」では最初に死んだサーヴァントであるザイードが、アイリ師匠とゼッちゃんに弄り倒される。
   
*『Zero』アニメ版1期EDではアサシンのトレードマークである仮面を持った、生前のハサンの姿が確認できる。モチーフはおそらく絵画『Artistic rendering of Hassan-e Sabbah』。TYPE-MOONでの設定を考慮し、素顔が見えない角度になっている。
 
*『Zero』アニメ版1期EDではアサシンのトレードマークである仮面を持った、生前のハサンの姿が確認できる。モチーフはおそらく絵画『Artistic rendering of Hassan-e Sabbah』。TYPE-MOONでの設定を考慮し、素顔が見えない角度になっている。
 
**その姿は中東風の白い衣装を着てラクダに乗った髭を生やした男性で、アングル的に顔は確認できないが意外にも穏やかな雰囲気の風貌だった。素顔なのか、それとも変装した姿なのか。
 
**その姿は中東風の白い衣装を着てラクダに乗った髭を生やした男性で、アングル的に顔は確認できないが意外にも穏やかな雰囲気の風貌だった。素顔なのか、それとも変装した姿なのか。
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[[Category:カプセルさーばんと]]
 
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[[category:Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ]]
 
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