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− | == ハルリ・ボルザーク == | + | {{登場人物概要 |
| + | | 初登場作品 = [[Fate/strange Fake]] |
| + | | 性別 = 女性 |
| + | }} |
| + | == 概要 == |
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− | はぐれの黒魔術師。フランチェスカに雇われ、真バーサーカーを召喚する。
| + | はぐれの[[魔術師|黒魔術師]]。フランチェスカに雇われ、真バーサーカーを召喚する。 |
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| ;略歴 | | ;略歴 |
− | :時計塔に所属していない<RUBY><RB>はぐれ</RB><RT>・・・</RT></RUBY>の魔術師だが、黒魔術の腕は一流。<br>とある理由から『魔術世界』に強い憎しみを抱き、アメリカ合衆国に対し魔術的なアプローチを行っていたところを[[フランチェスカ・プレラーティ|フランチェスカ]]に拾われた。<br>[[ファルデウス・ディオランド|ファルデウス]]から提供された触媒を用い火力発電所の地下で真なるバーサーカーの召喚を行うも、マスターとしての契約を結ぶ前に暴れ出したバーサーカーの一撃を喰らい、瀕死の重傷を負う。 | + | :時計塔に所属していない<RUBY><RB>はぐれ</RB><RT>・・・</RT></RUBY>の魔術師だが、[[黒魔術]]の腕は一流。<br>とある理由から『魔術世界』に強い憎しみを抱き、[[アメリカ合衆国]]に対し魔術的なアプローチを行っていたところを[[フランチェスカ・プレラーティ|フランチェスカ]]に拾われた。<br>[[ファルデウス・ディオランド|ファルデウス]]から提供された触媒を用い火力発電所の地下で真なるバーサーカーの召喚を行うも、マスターとしての契約を結ぶ前に暴れ出したバーサーカーの一撃を喰らい、瀕死の重傷を負う。 |
| :治癒のための魔力も枯渇し、死を覚悟した彼女だったが、突如その目の前に現れた[[フィリア]]によって命を救われ、バーサーカーとの契約も成立する。 | | :治癒のための魔力も枯渇し、死を覚悟した彼女だったが、突如その目の前に現れた[[フィリア]]によって命を救われ、バーサーカーとの契約も成立する。 |
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| ;能力 | | ;能力 |
− | :黒魔術の腕は一流。犠牲を出すことを極端に嫌う性質から呪殺は行わないものの、『呪殺返し』を最も得意とする。<br>蜂を使い魔としており、それを用いれば百人程度の暴漢は追い払える。ただし対人戦闘のプロと相対して急所を刺されたりなどすれば、魔術刻印の性能を考慮しても死を覚悟せざるを得ないだろうと自己分析している。<br>なお、使い魔の蜂は強い催眠効果のある毒液を分泌する。 | + | :黒魔術の腕は一流。犠牲を出すことを極端に嫌う性質から呪殺は行わないものの、『呪殺返し』を最も得意とする。<br>蜂を使い魔としており、それを用いれば百人程度の暴漢は追い払える。ただし対人戦闘のプロと相対して急所を刺されたりなどすれば、魔術刻印の性能を考慮しても死を覚悟せざるを得ないだろうと自己分析している。<br>なお、使い魔の蜂は強い催眠効果のある毒液を分泌する。後にフィリアに神気を分け与えられてからは青い外殻を纏い威力も大幅に向上した。 |
| :魔術世界を憎んではいるが、バズディロットと相対し殺意を向けられた際、はじめは怯えていたのが己の行動原理を思い出した途端、次第に冷静さを取り戻す、といった感情の切り替えが出来る時点で魔術師としての才があると言える。 | | :魔術世界を憎んではいるが、バズディロットと相対し殺意を向けられた際、はじめは怯えていたのが己の行動原理を思い出した途端、次第に冷静さを取り戻す、といった感情の切り替えが出来る時点で魔術師としての才があると言える。 |
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| == 人間関係 == | | == 人間関係 == |
− | ;真バーサーカー | + | === Fate/strange Fake === |
| + | ;[[フランチェスカ・プレラーティ]] |
| + | :雇い主。 |
| + | :下記の「後見人」からも碌でもない魔物である事は聞かされていたが、魔術社会への復讐の為に彼女の依頼を受け入れた。 |
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| + | ;[[フワワ〔バーサーカー〕|真バーサーカー]] |
| :火力発電所の地下で呼び出した英霊。四本足の蜘蛛か、異形と化した獅子をモチーフとしたロボットにしか見えない、サーヴァントとしても異例の存在。 | | :火力発電所の地下で呼び出した英霊。四本足の蜘蛛か、異形と化した獅子をモチーフとしたロボットにしか見えない、サーヴァントとしても異例の存在。 |
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| ;[[フィリア]] | | ;[[フィリア]] |
| :瀕死のところを救ってもらい、バーサーカーとの契約の手助けもしてもらった存在。恩人ではあるのだが、その内側にいる「何か」の底知れなさに少し怯えてもいる。 | | :瀕死のところを救ってもらい、バーサーカーとの契約の手助けもしてもらった存在。恩人ではあるのだが、その内側にいる「何か」の底知れなさに少し怯えてもいる。 |
| + | :後に彼女の洗脳半分のカウンセリングを受け、自分の本心を吐露し、彼女の神気の影響を受けてネオ・イシュタル神殿の祭祀長として覚醒した。 |
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| + | ;後見人 |
| + | :「八咫烏」の異名を持つ、カラスを連れた少女の姿をした魔術師であるが、口調は老人のもの。少女の肉体を乗っ取ったとも若返りをしているとも言われているが、真相は不明。 |
| + | :時計塔に所属はしているものの権力争いに興味はなく中央からは距離を置いている。そのためか、魔術師を「壊れている」と多少批判的に見ている。 |
| + | :おそらくは、アニメ版『[[ロード・エルメロイⅡ世の事件簿]]』で[[魔眼蒐集列車]]のオークションに参加していた魔術師の一人。 |
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| == 名台詞 == | | == 名台詞 == |
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| == メモ == | | == メモ == |
− | *ボルザークという姓、そして蜂を使い魔にするという点から「魔術社会に殺された父親」というのは『[[Fate/Zero]]』の[[衛宮切嗣]]の回想で彼が[[ナタリア・カミンスキー]]と共に討伐した蜂使い、オッド・ボルザークであると推察される。 | + | *ボルザークという姓、そして蜂を使い魔にするという点から『[[Fate/Zero]]』の[[衛宮切嗣]]の回想で彼が[[ナタリア・カミンスキー]]と共に討伐した蜂使い、[[オッド・ボルザーク]]の縁者ではないかと目されていた。 |
− | *『Fate/trange Fake』文庫化PVでの『衛宮切嗣が憎いかい?』という問いかけはシグマに宛てられたものではないとされており、この因縁から考えるとハルリに向けたものではないかと思われる。 | + | **『Fate/strangeFake』6巻で語られた内容からして、オッド・ボルザークは彼女の祖父にあたり、オッドの死後、その研究成果を奪うためだけにハルリの両親が魔術社会から異端の烙印を捺され、全てを奪われたという事情であるらしい。 |
− | **実際にはオッド・ボルザークを殺害したのはナタリアであり、切嗣はボルザークの蜂によって空飛ぶ死都となった飛行機を苦渋の決断の末撃墜したわけなのだが、魔術社会においては「“魔術師殺し”が一人のターゲットを殺すために乗っていた飛行機ごと撃墜した」という噂となっている。 | + | *『Fate/strange Fake』文庫化PVでの『衛宮切嗣が憎いかい?』という問いかけはシグマに宛てられたものではないとされており、この因縁から考えるとハルリに向けたものではないかと思われていた。 |
− | *召喚した真なるバーサーカーは「[[ニコラ・テスラ]]がライバル」「獅子をモチーフとした機械人形」「マズダの影響」などのヒントから十中八九[[トーマス・エジソン|あの発明家]]だと思われるのだが(「マズダランプ」はゼネラル・エレクトリック傘下のタングステン電球ブランドであり、某大統王の肩にも付いている)、文章中で描写される外見や行動は到底似ても似つかない謎の怪物メカで、これには召喚触媒を提供したファルデウスも困惑するばかりだった。 | + | **オッド・ボルザークを直接殺害したのはナタリア・カミンスキーであるが、ボルザークの魔蜂により乗客乗員がほぼグールと化した旅客機を空港に着陸させられないと判断した切嗣はナタリアごと撃墜する手段を選んだため、魔術社会においては「“魔術師殺し”が一人のターゲットを殺すために乗っていた飛行機ごと撃墜した」という噂となっている。 |
| + | ***しかし実際にこの言葉を向けられていたのは彼女ではなく、母親が同じ飛行機に乗り合わせていた[[ジョン・ウィンガード]]であったことが、8巻にて明らかとなった。 |
| + | *真バーサーカーの真名は長らく不明であったが、ギルガメッシュやイシュタルの反応から[[フワワ]]である可能性が示唆されており、7巻時点で確定した。 |
| + | **触媒を提供したファルデウス及び、召喚した当人であるハルリの認識としては(「[[ニコラ・テスラ]]がライバル」「獅子をモチーフとした機械人形」「マズダの影響」などのヒントから)[[トーマス・エジソン]]の召喚を想定していたことが推測でき、7巻で実際そのつもりであったと判明した。触媒に使われた「マズダランプ」はゼネラル・エレクトリック傘下のタングステン電球ブランドであり、「[[Fate/Grand Order]]」世界で大統王となった彼の肩にも付いている。しかし、実際に姿を現した「それ」の外見や行動は発明王エジソンとは似ても似つかない謎の怪物で、これにはファルデウスも困惑していた。 |
| + | **フワワが最有力となるまで説の一つとして存在していたのが[[ソロモン]]七十二柱の一(『ゴエティア』では第10席)「ブエル」[https://ja.wikipedia.org/wiki/ブエル]。ただし「獅子の頭」という共通点はあるものの、一方で脚の形状が山羊のそれであり、またヒトデのように五芒星型を成すような生え方をしている、という明らかな相違点もあった。<del>流石に[[魔神柱]]案件を持ち込むのはメタ的に困難だったのかも知れない。</del> |
| + | * マスターにはサーヴァントのステータス透視能力があり、人によって見え方が違うという設定があるが、ハルリには「蜂の巣状の六角グラフ」として見えていた。 |
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| == 話題まとめ == | | == 話題まとめ == |
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| + | == 脚注 == |
| + | ===注釈=== |
| + | <references group = "注"/> |
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| + | ===出典=== |
| + | <references group = "出"/> |
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| == リンク == | | == リンク == |
| *[[登場人物]] | | *[[登場人物]] |
| + | *[[魔術師]] |
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| + | {{DEFAULTSORT:はるりほるさあく}} |
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| + | [[Category:登場人物は行]] |
| + | [[category:Fate/strange Fake]] |
| + | [[category:マスター]] |