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| 初登場作品 = [[Fate/Grand Order]]
 
| 初登場作品 = [[Fate/Grand Order]]
 
| 声優 = 杉田智和
 
| 声優 = 杉田智和
| 隠し属性 = 天
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| 副属性 = 天
 
| 序列 = 一位
 
| 序列 = 一位
 
| 所属 = 覗覚星
 
| 所属 = 覗覚星
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; 略歴
 
; 略歴
: 最初の登場は『冠位時間神伝 ソロモン』で、Ⅵの座においてキャメロットに登場したサーヴァント達と決戦を繰り広げた。
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: 最初の登場は終局特異点『[[冠位時間神殿 ソロモン]]』で、Ⅵの座においてキャメロットに登場したサーヴァント達と決戦を繰り広げた。
: 戦闘の中で特使五柱<ref>残りは[[ゼパル]]、[[アンドラス]]、[[フェニクス]]、[[ラウム]]であることが『禁忌降臨庭園 セイレム』で語られた。</ref>を代表して魔術王に英霊たちに圧されている事を報告し、打開するためにゲーティアに第三宝具の使用を懇願するも一蹴されてしまう。
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: 戦闘の中で特使五柱<ref group = "注">残りは[[ゼパル]]、[[アンドラス]]、[[フェニクス]]、[[ラウム]]であることが亜種特異点Ⅳ『禁忌降臨庭園 セイレム』で語られた。</ref>を代表して魔術王に英霊たちに圧されている事を報告し、打開するためにゲーティアに第三宝具の使用を懇願するも一蹴されてしまう。
 
: 時間神殿崩壊時には自身の中に芽生えた「[[主人公 (Grand Order)|主人公]]への復讐」という命題を解決する為に三千年も前に遡って過去に逃亡して計画を始めた。
 
: 時間神殿崩壊時には自身の中に芽生えた「[[主人公 (Grand Order)|主人公]]への復讐」という命題を解決する為に三千年も前に遡って過去に逃亡して計画を始めた。
 
: その過程で[[幻霊]]と英霊の融合技術を生み出し、[[ジェームズ・モリアーティ]]と手を組んで「幻影魔人同盟」を設立して主人公への復讐計画を練り上げ、1999年の新宿に亜種特異点を作り出した。
 
: その過程で[[幻霊]]と英霊の融合技術を生み出し、[[ジェームズ・モリアーティ]]と手を組んで「幻影魔人同盟」を設立して主人公への復讐計画を練り上げ、1999年の新宿に亜種特異点を作り出した。
: 『悪性隔絶魔境 新宿』では計画実現の為にモリアーティ共々記憶を消して「悪のモリアーティ」だと自分を認識し、レイシフトしてきた主人公達と対決した。
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: 亜種特異点Ⅰ『[[悪性隔絶魔境 新宿]]』では計画実現の為にモリアーティ共々記憶を消して「悪のモリアーティ」だと自分を認識し、レイシフトしてきた主人公達と対決した。
 
: 最終的には自分自身を取り戻し、主人公達と直接対決するが敗北。だがそれさえも計画の一部であり、自分の勝利を確信しながら消滅していった。
 
: 最終的には自分自身を取り戻し、主人公達と直接対決するが敗北。だがそれさえも計画の一部であり、自分の勝利を確信しながら消滅していった。
 
; 人物
 
; 人物
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:黄金の体色に菱形の目を持つ。
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: 人化すると円を描いた無数の菱形に囲われた[[ゲーティア]]に近い形状<ref group = "注">実際主人公は最初魔神柱ではなく、[[ゲーティア]]かと疑っていた。</ref>の、異様な怪人というべき姿をとる。
 
: 基本的には「独立稼働する受肉した魔術式」という存在のため、独立した人格は持たない。
 
: 基本的には「独立稼働する受肉した魔術式」という存在のため、独立した人格は持たない。
: 新宿では魔神柱を人間型にしたような異様な怪人というべき姿をとる。
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: 時間神殿崩壊後は上記のように主人公に対する憎悪を募らせ、その実現の為に自分の自我の危険すら容認する恐るべき執念を見せた<ref group = "注">その憎悪の感情は、明らかに「逆恨み」「八つ当たり」であり、実際にアルトリア・オルタにそれを指摘されたが、バアルはそれも肯定する形で一蹴している。</ref>。
: 時間神殿崩壊後は上記のように主人公に対する憎悪を募らせ、その実現の為に自分の自我の危険すら容認する恐るべき執念を見せた<ref>その憎悪の感情は、明らかに「逆恨み」「八つ当たり」であり、実際にアルトリア・オルタにそれを指摘されたが、バアルはそれも肯定する形で一蹴している。</ref>。
   
: その一方で[[ゼパル|他の逃亡した魔神柱]]と比較すると、復讐計画も含めた根本的な部分には他者への敬意が秘められている。確実性がないモリアーティの計画を受け入れた他に「主人公が途中で逃げ出さない」ことを前提としていたりと、その片鱗が伺える。
 
: その一方で[[ゼパル|他の逃亡した魔神柱]]と比較すると、復讐計画も含めた根本的な部分には他者への敬意が秘められている。確実性がないモリアーティの計画を受け入れた他に「主人公が途中で逃げ出さない」ことを前提としていたりと、その片鱗が伺える。
 
; 能力
 
; 能力
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===Fateシリーズ===
 
===Fateシリーズ===
 
; [[Fate/Grand Order]]
 
; [[Fate/Grand Order]]
: 『冠位時間神伝 ソロモン』で主人公たちと対決する。
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: 終局特異点『冠位時間神伝 ソロモン』で主人公たちと対決する。
 
: 時間神殿崩壊後は逃亡し、主人公への憎悪を募らせて復讐計画を練り続け、新宿に開いた特異点『悪性隔絶魔境 新宿』で再戦に挑む。
 
: 時間神殿崩壊後は逃亡し、主人公への憎悪を募らせて復讐計画を練り続け、新宿に開いた特異点『悪性隔絶魔境 新宿』で再戦に挑む。
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== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
 
=== Fate/Grand Order===
 
=== Fate/Grand Order===
 +
==== 戦闘 ====
 
;「これが終局の風景だ。3000年の応報を。『<ruby><rb>終局的犯罪</rb><rt>カタストロフ・クライム</rt></ruby>』!」
 
;「これが終局の風景だ。3000年の応報を。『<ruby><rb>終局的犯罪</rb><rt>カタストロフ・クライム</rt></ruby>』!」
:悪のモリアーティの宝具攻撃時の台詞。このモリアーティは記憶を消したバアルが化けているものであり、台詞から伏線がはられている。
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:宝具攻撃時(悪のモリアーティ)。このモリアーティは記憶を消したバアルが化けているものであり、台詞から伏線が張られている。
    
;「完全犯罪は……成立した……!」
 
;「完全犯罪は……成立した……!」
:悪のモリアーティの撃破時の台詞。このモリアーティの言う「完全犯罪」の意味は……。
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:撃破時(悪のモリアーティ)。このモリアーティの言う「完全犯罪」の意味は……?
    
;「苦悶せよ!」<br>「憎悪する!」<br>「応報する!!」
 
;「苦悶せよ!」<br>「憎悪する!」<br>「応報する!!」
:攻撃時の台詞。[[ソロモン]]が指輪を天に還したことにより獲得した自我。
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:攻撃時。[[ソロモン]]が指輪を天に還したことにより獲得した自我。
 
:それは自分が納得できない形で計画を台無しにした[[主人公 (Grand Order)|主人公]]に対する逆恨みと言える復讐心。
 
:それは自分が納得できない形で計画を台無しにした[[主人公 (Grand Order)|主人公]]に対する逆恨みと言える復讐心。
    
;「復讐の火種だ」
 
;「復讐の火種だ」
:クリティカル攻撃時の台詞。[[主人公 (Grand Order)|主人公]]に対する復讐の炎は尽きることなく燃え続ける。
+
:クリティカル攻撃時。[[主人公 (Grand Order)|主人公]]に対する復讐の炎は尽きることなく燃え続ける。
    
;「3000年の辛苦に、今こそ報いを」
 
;「3000年の辛苦に、今こそ報いを」
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;「我が復讐は……成立、した……!」
 
;「我が復讐は……成立、した……!」
:消滅時の台詞。復讐の手筈は整い、我が身が滅びようとも止めることはできなくなった。……ただ一つの欠陥を除いて。
+
:消滅時。復讐の手筈は整い、我が身が滅びようとも止めることはできなくなった。……ただ一つの欠陥を除いて。
    +
==== 本編 ====
 
;「―――はは。<br> ―――は、は、は、はははははは!<br> 思い出した!<br> 思い出したぞ、すべて! 思い出した!<br> 来たな、○○……!<br> 憎きカルデアのマスターよ!」
 
;「―――はは。<br> ―――は、は、は、はははははは!<br> 思い出した!<br> 思い出したぞ、すべて! 思い出した!<br> 来たな、○○……!<br> 憎きカルデアのマスターよ!」
 
: 悪のモリアーティを消滅したことで事件は解決した、かに思われた。
 
: 悪のモリアーティを消滅したことで事件は解決した、かに思われた。
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: 主人公への憎悪。英雄でも魔王でもなく、ごく普通な人間である主人公によって人理焼却という計画が破綻してしまった。
 
: 主人公への憎悪。英雄でも魔王でもなく、ごく普通な人間である主人公によって人理焼却という計画が破綻してしまった。
 
: 最早バアルは、主人公を殺すために世界を滅亡させるまでに憎しみを抱いてしまった。
 
: 最早バアルは、主人公を殺すために世界を滅亡させるまでに憎しみを抱いてしまった。
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== メモ ==
 
== メモ ==
 
*原典におけるバアルの能力は、「奸計に役に立つ知恵を授けてくれる」「人を透明にする」という犯罪に向いたもの。後者については[[ヘシアン・ロボ|実際に透明にした相手がいた]]が、前者についてはどちらかというと[[ジェームズ・モリアーティ|知恵を授けられた]]側である。
 
*原典におけるバアルの能力は、「奸計に役に立つ知恵を授けてくれる」「人を透明にする」という犯罪に向いたもの。後者については[[ヘシアン・ロボ|実際に透明にした相手がいた]]が、前者についてはどちらかというと[[ジェームズ・モリアーティ|知恵を授けられた]]側である。
**また、元々はウガリット神話で信仰された雷の神であり主神であったため、こちらも[[アモン]]同様にキリスト教において悪魔とされる前の神としての性質を有している可能性がある。
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**また、元々はウガリット神話で信仰された雷の神であり主神であったため、こちらも[[アモン]]同様にキリスト教において悪魔とされる前の神としての性質を有している可能性がある。また、神話では豊穣神である[[ダゴン]]の子として描かれている。
 
*彼が幻霊に着目したのはある意味正しかったようで、後に[[名も無きマスター|とある魔術師]]の手によって、聖杯とうどん生地に「[[ポール・バニヤン|地母神の側面も持つ幻霊]]」を憑依させる事で人造の神を生み出すアプローチが成された。
 
*彼が幻霊に着目したのはある意味正しかったようで、後に[[名も無きマスター|とある魔術師]]の手によって、聖杯とうどん生地に「[[ポール・バニヤン|地母神の側面も持つ幻霊]]」を憑依させる事で人造の神を生み出すアプローチが成された。
 
*実は彼もコナン・ドイルが1929年に発表した海洋冒険小説「マラコット深海」で、主人公達に立ち塞がる海底王国の支配者として登場していたりする。
 
*実は彼もコナン・ドイルが1929年に発表した海洋冒険小説「マラコット深海」で、主人公達に立ち塞がる海底王国の支配者として登場していたりする。
    
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==
<references/>
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===注釈===
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<references group = "注"/>
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===出典===
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<references group = "出"/>
    
==リンク==
 
==リンク==
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[[Category:登場人物は行]]
 
[[Category:登場人物は行]]
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[[Category:魔神柱]]
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[[Category:ビースト]]
 
[[Category:Fate/Grand Order]]
 
[[Category:Fate/Grand Order]]
[[Category:魔神柱]]
 
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