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== 概要 ==
 
== 概要 ==
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[[聖杯戦争|第五次聖杯戦争]]のために[[魔術協会]]から派遣された武闘派[[魔術師]]。暗い赤毛に鳶色の瞳を持ち、男物のスーツに身を包んだ麗人。
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[[聖杯戦争|第五次聖杯戦争]]のために[[魔術協会]]から派遣された武闘派[[魔術師]]。<br>
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暗い赤毛に鳶色の瞳を持ち、男物のスーツに身を包んだ麗人。髪と瞳が同色ととれる記述もあり、絵はこちらに則している。
    
; 略歴
 
; 略歴
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: 戦闘特化の武闘派魔術師。魔術師としての腕前はA+と評される<ref group="出">「Fate用語辞典-バゼット・フラガ・マクレミッツ」『Fate/side material』pp.69-70</ref>。ルーン魔術を修めているが、攻撃以外の魔術は苦手。格闘戦を好み、硬化のルーンを刻んだ手袋をはめ、時速80kmの拳を繰り出す(プロボクサーが時速40km)。「[[トラぶる花札道中記]]EX」では、アームレスリングで600万を稼ぎ出した豪腕。
 
: 戦闘特化の武闘派魔術師。魔術師としての腕前はA+と評される<ref group="出">「Fate用語辞典-バゼット・フラガ・マクレミッツ」『Fate/side material』pp.69-70</ref>。ルーン魔術を修めているが、攻撃以外の魔術は苦手。格闘戦を好み、硬化のルーンを刻んだ手袋をはめ、時速80kmの拳を繰り出す(プロボクサーが時速40km)。「[[トラぶる花札道中記]]EX」では、アームレスリングで600万を稼ぎ出した豪腕。
 
: 現存する[[宝具]]「斬り抉る戦神の剣(フラガラック)」を切り札とする。本来[[サーヴァント]]として戦うはずのアヴェンジャーは能力が低いため、「マスターが戦い、サーヴァントがサポートする」という戦闘スタイルをとっている。ちなみにこのコンビ、hollow内のモノローグ通りであるのなら、夜の聖杯戦争で出現した(らしき)サーヴァントの内ランサー・バーサーカーのクラスを除いた5クラスを最終的には四日間の内に破ったとされている。
 
: 現存する[[宝具]]「斬り抉る戦神の剣(フラガラック)」を切り札とする。本来[[サーヴァント]]として戦うはずのアヴェンジャーは能力が低いため、「マスターが戦い、サーヴァントがサポートする」という戦闘スタイルをとっている。ちなみにこのコンビ、hollow内のモノローグ通りであるのなら、夜の聖杯戦争で出現した(らしき)サーヴァントの内ランサー・バーサーカーのクラスを除いた5クラスを最終的には四日間の内に破ったとされている。
: 『プリズマ☆イリヤ』ではルーンで結界を構築するなど戦闘以外でも活躍している他、「蘇生のルーン」による擬似的な復活も行使している。
  −
: 生活能力も非常に高く、数時間でログハウスを建てたり飛行機の操縦ができたり野外生活能力が高かったりと多機能。ただし、社会生活を送る能力はかなり低い。
      
== [[宝具]] ==
 
== [[宝具]] ==
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: 由来:ケルトの光神ルーの短剣・フラガラッハ。
 
: 由来:ケルトの光神ルーの短剣・フラガラッハ。
 
: フラガの家が現在まで伝えた神代の魔剣であり、数少ない「宝具の現物」。「後より出て先に断つ者(アンサラー)」、「逆光剣」という二つ名を持つ、カウンターに特化した迎撃宝具。
 
: フラガの家が現在まで伝えた神代の魔剣であり、数少ない「宝具の現物」。「後より出て先に断つ者(アンサラー)」、「逆光剣」という二つ名を持つ、カウンターに特化した迎撃宝具。
:能力は単純な光弾であり、通常時の場合はランクはD-Cであるが「対峙した敵が切り札を使う事」を条件に発動することで自らの攻撃を「先に成したもの」とする因果を歪ませ順序を入れ替える付属効果がつき「時を逆光する一撃」と称される。
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:能力は単純な光弾であり、通常時の場合はランクはD-Cであるが、「対峙した敵が切り札を使う事」を条件に発動することで自らの攻撃を「先に成したもの」とする因果を歪ませ順序を入れ替える付属効果がつき「時を逆光する一撃」と称される。
 
:未使用時は鉛色の球体水晶で、起動準備に入るとバゼットの背後に帯電しながら浮遊。「後より出て先に断つ者(アンサラー)」の詠唱と「対峙した敵が切り札を使う事」で球体から光の刀身が現れ、フラガラックの真名とバゼットの拳の動きと共に刀身から光弾が高速でレーザーのごとく射出される。攻撃が完遂された場合は小石程度の大きさの傷しか作らないが、急所を貫通させれば致命傷となる(相手を貫通してる最中にバゼットが攻撃を受けてフラガラック本体が跳ね上がった場合は、光弾の起動も変わりフラガラックによる傷も大きくなる)。射出後は球体からは鉛の色が失われ使えなくなる一発ごとの使い捨て。
 
:未使用時は鉛色の球体水晶で、起動準備に入るとバゼットの背後に帯電しながら浮遊。「後より出て先に断つ者(アンサラー)」の詠唱と「対峙した敵が切り札を使う事」で球体から光の刀身が現れ、フラガラックの真名とバゼットの拳の動きと共に刀身から光弾が高速でレーザーのごとく射出される。攻撃が完遂された場合は小石程度の大きさの傷しか作らないが、急所を貫通させれば致命傷となる(相手を貫通してる最中にバゼットが攻撃を受けてフラガラック本体が跳ね上がった場合は、光弾の起動も変わりフラガラックによる傷も大きくなる)。射出後は球体からは鉛の色が失われ使えなくなる一発ごとの使い捨て。
 
: その特性上先制は常に敵側で、この宝具が先に撃たれるという事はあり得ない。しかし、相手の発動より明らかに遅れて発動しながらも、絶対に相手の攻撃よりも先にヒットする。ほんの僅かでも敵の攻撃より先に命中した瞬間に順序を入れ替え、敵を敵の切り札の発動前に倒したことにし「先に倒された者に、反撃の機会はない」という事実を誇張することで、結果的に敵の攻撃は『起き得ない事』となり逆行するように消滅する。
 
: その特性上先制は常に敵側で、この宝具が先に撃たれるという事はあり得ない。しかし、相手の発動より明らかに遅れて発動しながらも、絶対に相手の攻撃よりも先にヒットする。ほんの僅かでも敵の攻撃より先に命中した瞬間に順序を入れ替え、敵を敵の切り札の発動前に倒したことにし「先に倒された者に、反撃の機会はない」という事実を誇張することで、結果的に敵の攻撃は『起き得ない事』となり逆行するように消滅する。
 
: 相手の攻撃で自分も死ぬ相討ち前提の必殺を一方的な攻撃へと変える「時間を武器にした、相討無効の神のトリック」「両者相討つという運命をこそ両断する、必勝の魔剣」と称され、切り札の打ち合いならば最強の一つ。しかし'''その特性上、原理的に倒せない天敵も存在する'''。作中で挙げられているのは「複数の命を持つモノ」、自動的な蘇生などの「死してなお甦るモノ」(例:「十二の試練」)、「そもそも心臓が存在しないモノ」、何かを身代わりにして攻撃を無効化する「概念的守護」。加えて、相手の攻撃が「発動した時点で術者の生死に関係なく命中が確定している」タイプ(例:「刺し穿つ死棘の槍」)だった場合、相手の攻撃をキャンセルすることはできない。
 
: 相手の攻撃で自分も死ぬ相討ち前提の必殺を一方的な攻撃へと変える「時間を武器にした、相討無効の神のトリック」「両者相討つという運命をこそ両断する、必勝の魔剣」と称され、切り札の打ち合いならば最強の一つ。しかし'''その特性上、原理的に倒せない天敵も存在する'''。作中で挙げられているのは「複数の命を持つモノ」、自動的な蘇生などの「死してなお甦るモノ」(例:「十二の試練」)、「そもそも心臓が存在しないモノ」、何かを身代わりにして攻撃を無効化する「概念的守護」。加えて、相手の攻撃が「発動した時点で術者の生死に関係なく命中が確定している」タイプ(例:「刺し穿つ死棘の槍」)だった場合、相手の攻撃をキャンセルすることはできない。
 
: 宝具の打ち合いにおいては基本的に無敵だが、この宝具の使用者には相手が切り札を使わざるを得ない状況にまで独力で追い込むだけの技量が必要となる。切り札に反応して全自動で迎撃を行ってくれるわけでもないので、至近距離で使用された宝具を迎撃するための格闘技術なども状況や場合によっては必要となる。また、この宝具の特性を知られた場合、そもそも相手が切り札を使わないという戦術を取る可能性もある。
 
: 宝具の打ち合いにおいては基本的に無敵だが、この宝具の使用者には相手が切り札を使わざるを得ない状況にまで独力で追い込むだけの技量が必要となる。切り札に反応して全自動で迎撃を行ってくれるわけでもないので、至近距離で使用された宝具を迎撃するための格闘技術なども状況や場合によっては必要となる。また、この宝具の特性を知られた場合、そもそも相手が切り札を使わないという戦術を取る可能性もある。
: ちなみに一度に一つ消費する使い捨てであるこの宝具の補充の仕方は、鉱石にバゼットの血をたらして、秘密の技法で一ヶ月地下室に置いておくことで完成する。作れて一年に十本ぐらいとのこと。
+
: 迎撃以外で使用した場合、順序の入替効果の有無とランク以外には具体的にどの程度の変化があるかは詳細不明だが、効力は半減しランサー曰く「並の宝具」。本来の5つ能力のうち2つしか引き出せておらず、バゼットがこの宝具を極めるのは聖杯戦争の後である。
: 通常使用と思わしき場面がhollowでは無いため、順序の入替効果の有無とランク以外には具体的にどの程度の変化があるかは詳細不明だが、効力は半減しランサー曰く「並の宝具」。本来の5つ能力のうち2つしか引き出せておらず、バゼットがこの宝具を極めるのは聖杯戦争の後である。
+
: 1回に1つ使い捨てるこの宝具は当然ながら補充でき、鉱石にバゼットの血をたらして、秘密の技法で1ヶ月地下室に置いておくことで完成する。作れて1年に10本ぐらい。<ref group="出">「[https://www.typemoon.com/users/vote/fate2nd_chara.html 第2回『Fate/stay night』キャラクター人気投票-バゼット 「新年を迎える為に」]」</ref>
 
:格闘ゲーム『[[Fate/unlimited codes]]』では相手の超必殺の発動に関係なく使える超必殺技として「斬り抉る戦神の小剣(フラガラック)」が使用可能。また、「アンサラー」でステージに球体の設置が可能で、「斬り抉る戦神の小剣(フラガラック)」で放たれたレーザー状の光弾を反射させ威力を上昇させることで出来る。聖杯必殺技としては相手の超必殺に対するカウンターとして使用可能な「斬り抉る戦神の剣(フラガラック)」の他に、「アンサラー」で設置した球体が2つ以上ある状態で撃ったフラガラックで相手を貫きつつ設置した球体に反射して相手を三連続で撃ちぬく「斬り抉る戦神の大剣(トゥール・フラガラック)」が使える。ちなみに超必殺技版フラガラックの単体使用の場合は聖杯必殺技版フラガラックの四分の一の威力と大きく威力が下がっている。
 
:格闘ゲーム『[[Fate/unlimited codes]]』では相手の超必殺の発動に関係なく使える超必殺技として「斬り抉る戦神の小剣(フラガラック)」が使用可能。また、「アンサラー」でステージに球体の設置が可能で、「斬り抉る戦神の小剣(フラガラック)」で放たれたレーザー状の光弾を反射させ威力を上昇させることで出来る。聖杯必殺技としては相手の超必殺に対するカウンターとして使用可能な「斬り抉る戦神の剣(フラガラック)」の他に、「アンサラー」で設置した球体が2つ以上ある状態で撃ったフラガラックで相手を貫きつつ設置した球体に反射して相手を三連続で撃ちぬく「斬り抉る戦神の大剣(トゥール・フラガラック)」が使える。ちなみに超必殺技版フラガラックの単体使用の場合は聖杯必殺技版フラガラックの四分の一の威力と大きく威力が下がっている。
: 『プリズマ☆イリヤ』では、命を共有する「死痛の隷属」をかけることにより、凛曰く「フラガラックを撃つことによりフラガラックを撃つ前にバゼットが死ぬ」という因果の葛藤(コンフリクト)を生み出すと宣告、バゼットに使用を自粛させることで無力化した。なお、凛の使った「死痛の隷属」は痛みを伝えはするものの死を共有するほどの強度はなく、ハッタリであった。ハッタリではなく実際に死を共有する呪いが使用できた場合に、本当に因果の葛藤が起こるかどうかは明言されていない。また、原作では「攻撃を無効化する」であって「発動を無効化する」とは記されていないのだがこちらでは発動を無効化すると書かれている。美遊の「騎英の手綱」に発動した際、術者本人ではなく突撃した天馬の方を斃しているが、本編でも同様の設定かは不明。
      +
==バリエーション==
 
=== 英霊フラガ ===
 
=== 英霊フラガ ===
 
「[[カプセルさーばんと]]」で登場。クラスは「ボクサー」。
 
「[[カプセルさーばんと]]」で登場。クラスは「ボクサー」。
    
毎日腕立て伏せ5000回、腹筋5000回、走り込み100㎞とかしながら聖杯戦争に参加せずに仕事ばっかしてたら辿りついた辿り着きたくなかった果ての姿。
 
毎日腕立て伏せ5000回、腹筋5000回、走り込み100㎞とかしながら聖杯戦争に参加せずに仕事ばっかしてたら辿りついた辿り着きたくなかった果ての姿。
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===バゼット・フラガ・マクレミッツ(プリズマ☆イリヤ)===
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『[[Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ]]』でのバゼット。
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ルーンで結界を構築するなど戦闘以外でも活躍している他、「蘇生のルーン」による擬似的な復活も行使している。<br>
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こちらではフラガラックを撃っても手袋が焦げない。また原作と違い、「攻撃」ではなく「発動」を無効にする。美遊の「騎英の手綱」に発動した際、術者本人ではなく突撃した天馬の方を斃している。<br>
 +
最終的には「死痛の隷属」をかけられ、イリヤ達への使用を自粛した。凛によれば「死痛の隷属」は命を共有し、「フラガラックを撃つことによりフラガラックを撃つ前にバゼットが死ぬ」という因果の葛藤(コンフリクト)を生み出すという。尚、これを解呪した際、「死痛の隷属」が共有するのは痛みだけで生死に関わるものではないこと、つまりハッタリだったことを知った。<br>
 +
生活能力も非常に高く、数時間でログハウスを建てたり飛行機の操縦ができたり野外生活能力が高かったりと多機能。ただし、社会生活を送る能力はかなり低い。
    
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
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;[[Fate/hollow ataraxia]]
 
;[[Fate/hollow ataraxia]]
 
:「夜の聖杯戦争」の主人公。
 
:「夜の聖杯戦争」の主人公。
===Fate関連作品===
   
; [[Fate/unlimited codes]]
 
; [[Fate/unlimited codes]]
 
: 「繰り返す逆月の主」。PS2版追加キャラクター。
 
: 「繰り返す逆月の主」。PS2版追加キャラクター。
: こちらでは[[間桐桜]]に囚われており、ループは終わらない。<ref group="出">「終わらない聖杯戦争を続ける封印指定の執行者 バゼット・フラガ・マクレミッツ」『Fate/complete material IV Extra material.』p.46</ref>
+
: こちらでは[[間桐桜]]に囚われており、ループは終わらない<ref group="出">「終わらない聖杯戦争を続ける封印指定の執行者 バゼット・フラガ・マクレミッツ」『Fate/complete material IV Extra material.』p.46</ref>
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===Fate関連作品===
 
; [[フェイト/タイガーころしあむ]]、[[フェイト/タイガーころしあむ アッパー]]
 
; [[フェイト/タイガーころしあむ]]、[[フェイト/タイガーころしあむ アッパー]]
 
: また仕事をクビになったバゼット。そこへ聖杯戦争のアナウンスが流れてきて……。
 
: また仕事をクビになったバゼット。そこへ聖杯戦争のアナウンスが流れてきて……。
93行目: 100行目:  
; [[Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ]]
 
; [[Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ]]
 
: Fate本編とは異なる並行世界の存在。
 
: Fate本編とは異なる並行世界の存在。
: クラスカード出現事件の、凛やルヴィアの前任の担当者。イリヤ・美遊・クロ、更に凛とルヴィア総掛りでやっと痛み分けに持ち込める程の戦闘能力を有すが、ルヴィアの陰謀によって一文無しにされ、とんでもなくダメな人になってしまう。
+
: クラスカード出現事件の、凛やルヴィアの前任の担当者。イリヤ・美遊・クロ、更に凛とルヴィア総掛りでやっと痛み分けに持ち込める程の戦闘能力を有すが、ルヴィアの陰謀によって一文無しにされ、とんでもなくダメな人になった。
 
===その他===
 
===その他===
 
; [[ちびちゅき!]]
 
; [[ちびちゅき!]]
104行目: 111行目:  
; [[言峰綺礼]]
 
; [[言峰綺礼]]
 
: 協定を結んだ監督者にして元戦友。
 
: 協定を結んだ監督者にして元戦友。
: しかし、惚れっぽい性格が災いして隙を見せ、そこを騙し討ちにあって左腕を奪われる。
+
: 惚れっぽい性格が災いして隙を見せ、そこを騙し討ちにあって左腕を奪われる。
 
; [[アンリマユ|アヴェンジャー]]
 
; [[アンリマユ|アヴェンジャー]]
 
: 繰り返される4日間で契約しているサーヴァント。
 
: 繰り返される4日間で契約しているサーヴァント。
 
;[[遠坂凛]]
 
;[[遠坂凛]]
 
:本編で一度会う。彼女からは勝ち目のない相手と認識されていた。彼女の発言が元で自分の思い込みに罅が入る。
 
:本編で一度会う。彼女からは勝ち目のない相手と認識されていた。彼女の発言が元で自分の思い込みに罅が入る。
 +
:『Fate/unlimited codes』ではボクシングへの転向を勧める。
 
;[[リーゼリット]]
 
;[[リーゼリット]]
 
:イリヤを害しに来たと勘違いされ、交戦する。
 
:イリヤを害しに来たと勘違いされ、交戦する。
116行目: 124行目:  
:本編では一度会い、彼女が口にしたある事実で真相を思い出す。『後日談。』からはサーヴァントを巡って敵対する。
 
:本編では一度会い、彼女が口にしたある事実で真相を思い出す。『後日談。』からはサーヴァントを巡って敵対する。
 
;[[衛宮士郎]]
 
;[[衛宮士郎]]
:家主。四日間の一件が落着した後は、彼の家に居候する。
+
:家主。4日間の一件が落着した後は、彼の家に居候する。
 
;[[間桐桜]]
 
;[[間桐桜]]
 
:本編では特に会わないが、『後日談。』で逆鱗に触られ、態度を改めないならふっ飛ばすと予告した。
 
:本編では特に会わないが、『後日談。』で逆鱗に触られ、態度を改めないならふっ飛ばすと予告した。
137行目: 145行目:  
: 彼が自分たちに協力するのは「宝物庫の財宝を取り返す」ためだけではないと見抜き、不信感を募らせている。
 
: 彼が自分たちに協力するのは「宝物庫の財宝を取り返す」ためだけではないと見抜き、不信感を募らせている。
 
; [[嶽間沢豪兎]]
 
; [[嶽間沢豪兎]]
: 「プリズマ☆イリヤ」でのアルバイト先。
+
: 雇い主。
 
; [[嶽間沢龍子]]
 
; [[嶽間沢龍子]]
: 「プリズマ☆イリヤ」でのアルバイト先の娘。性格の波長が合ったのか、割と懐かれている。
+
: 雇い主の娘。性格の波長が合ったのか、割と懐かれている。
 
; カレン・オルテンシア
 
; カレン・オルテンシア
 
: 本編のようにアヴェンジャーやランサーを巡る因縁がないためか、性格はともかく能力は信頼できる仕事仲間のような関係。
 
: 本編のようにアヴェンジャーやランサーを巡る因縁がないためか、性格はともかく能力は信頼できる仕事仲間のような関係。
156行目: 164行目:     
;「マスターとはサーヴァントを使役する者。ならば、衣食住を用意するのは当然の義務です。<br> マスターはサーヴァントを養わねばなりません。私に職がなく、サーヴァントが働いて路銀を稼ぐなどあってはならない」<br>「サーヴァントに求めるのは自己の管理と、有事における最大戦闘力だけです。仕事は勿論のこと、家事手伝いをさせるなど三流のマスターでしょう」
 
;「マスターとはサーヴァントを使役する者。ならば、衣食住を用意するのは当然の義務です。<br> マスターはサーヴァントを養わねばなりません。私に職がなく、サーヴァントが働いて路銀を稼ぐなどあってはならない」<br>「サーヴァントに求めるのは自己の管理と、有事における最大戦闘力だけです。仕事は勿論のこと、家事手伝いをさせるなど三流のマスターでしょう」
:士郎達に語った自身のマスター論。この考えにセイバーは全面的に同意している。
+
:士郎達に語った自身のマスター論。この考えにセイバーは全面的に同意していた。
    
;「サクラさん。あまり舐めているとふっ飛ばしますよ?」
 
;「サクラさん。あまり舐めているとふっ飛ばしますよ?」
164行目: 172行目:  
:自分とランサーのチームワークが最悪だったと説明するも、士郎とカレンにからかわれる。口では散々言いながらもランサーのマスターであることにやたらこだわるため、士郎は「好きな人」、カレンからは「そういうのがいいクセに」と突っ込まれ動揺を見せている。ランサー本人も彼女を気に入っており『unlmited codes』では彼女の仇討ちを目的として逆襲を企てる。
 
:自分とランサーのチームワークが最悪だったと説明するも、士郎とカレンにからかわれる。口では散々言いながらもランサーのマスターであることにやたらこだわるため、士郎は「好きな人」、カレンからは「そういうのがいいクセに」と突っ込まれ動揺を見せている。ランサー本人も彼女を気に入っており『unlmited codes』では彼女の仇討ちを目的として逆襲を企てる。
   −
; 「―――<ruby><rb>後より出でて先に断つもの</rb><rt>アンサラー</rt></ruby>――」<br/>士郎「ちょ、何つぶやいてんのこの人間凶器……!?」 <br/>「取った―――! じゃんけん、死ねぇ……!」<br>「……ふう。私の勝ちですね、士郎君。内容はともかく、貴方の後出しでしたから」
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; 「―――<ruby><rb>後より出でて先に断つもの</rb><rt>アンサラー</rt></ruby>――」<br/>士郎「ちょ、何つぶやいてんのこの人間凶器……!?」 <br/>「取った―――! じゃんけん、死ねぇ……!」<br>「……ふう。私の勝ちですね、士郎君。内容はともかく、貴方の後出しでしたから」
: 掛け声とともに振り下ろされた拳で、本編中のイメージを木端微塵に打ち砕いた。彼女がダメットさんと呼ばれる所以である。
+
: 掛け声とともに振り下ろされた拳で、本編中のイメージを木端微塵に打ち砕いた。
 
+
:ここでやっていることは自分は後出しし、宝具でその順序を入れ替えるというもの。彼女がダメットさんと呼ばれる所以である。
===プリズマ☆イリヤ===
  −
;「…カードから手を離しなさい」<br>「手加減をしてあげているのがまだ理解できませんか その気になれば貴女の手首ごとカードを奪うことだってできます …意地を張るなら」<br>「このまま骨を踏み砕きましょうか」
  −
:イリヤに治癒に専念しないと命取りになるほどの打撃を叩き込み、這って進むところを手首を踏みつけて。
  −
:一見冷酷非情に見えるが、彼女の経歴を考えればかなり甘い対応である。
  −
:彼女の本職は「封印指定の執行者」であるのだから、本来だったら警告なしに頭を踏み砕いていただろう。
  −
 
  −
;「この 瞬間を 待っていた」<br />「強化のルーンを刻んだ手袋も 限界まで練り上げた格闘術も あらゆる攻撃に耐え抜く肉体も―」<br>「それは敵を屠るためでなく ただ この一撃に繋げるための―――…!!」<br>「<ruby><rb>後より出でて先に断つもの</rb><rt>アンサラー</rt></ruby>―― <ruby><rb>斬り抉る戦神の剣</rb><rt>フラガラック</rt></ruby>!!!」
  −
:美遊の『騎英の手綱』に対抗し、バゼットは己の宝具を披露する。それは<ruby><rb>宝具</rb><rt>エース</rt></ruby>を殺す<ruby><rb>宝具</rb><rt>ジョーカー</rt></ruby>、逆光剣フラガラック。
  −
 
  −
;「そんなもの…死なない程度に殴ればいい」<br>「その気になれば自分の痛覚など無視できる」
  −
:上記の「死痛の隷属」を説明されての返答。<br>封印指定の執行者である以上、この程度のことは想定内のようだ。ただ、そのせいで凛に脳筋呼ばわりされた。
  −
 
  −
;「金など日雇いの<ruby><rb>仕事</rb><rt>バイト</rt></ruby>で繋げばいい」<br>「その気になれば道端の草も食べられる」
  −
:戦闘被害のためにカード利用を停止されての一言。ポーズまで揃えて、まさかの自己名言レイプである。<br>任務でもっと過酷な環境も経験してるのであろうが、本編とは別ベクトルで人間としてダメである。
  −
 
  −
;「バゼット・フラガ・マクレミッツです! 特技は人を殴ることです!!」
  −
:嶽間沢家が経営する浜茶屋の面接を受けた時の第一声。普通なら完全にNGだが、1発で採用された。武道家同士、通じるものがあったのかもしれない。
  −
 
  −
;「―――人ひとりを仕留めるのに 大仰な攻撃手段などいらない」<br/>「速く 深く 確実に ただ―――」<br/>「<ruby><rb>心臓</rb><rt>カード</rt></ruby>のみを抉り出す!!!」
  −
:黒化ギルガメッシュの一斉射撃を潜り抜けながら、ルーンを乗せた一撃を叩き込んで。
  −
:奇しくも、本編においてギルガメッシュも[[イリヤスフィール・フォン・アインツベルン|本作の主人公]]の心臓を抉り出している。
  −
 
  −
;「わからないのですか?これは寝袋の代わりに使えるのです!」
  −
:アニメ『ツヴァイヘルツ』第4話より。遊園地のアルバイトで着用した着ぐるみを持って帰り、カレンから何に使うのか聞かれドヤ顔で上記の台詞を言い放つ。あまりのダメっぷりにカレンも一瞬間をおいて「そう」としか言えなかった。
      
=== タイガーころしあむ ===
 
=== タイガーころしあむ ===
222行目: 206行目:  
:7年後、聖杯戦争に参加することになった士郎のサーヴァントとして約束通り召喚された。
 
:7年後、聖杯戦争に参加することになった士郎のサーヴァントとして約束通り召喚された。
   −
;「この拳の英霊『ボクサー』に全てお任せ下さいね、マスター!!」<br/>「ふふふ……、この成績なら正規英霊雇用ワンチャンありますよ!!」
+
;「この拳の英霊『ボクサー』に全てお任せ下さいね、マスター!!」<br>「ふふふ……、この成績なら正規英霊雇用ワンチャンありますよ!!」
 
:次はバーサーカーを潰しに行こうと正規雇用を目指して彼女は今日も戦う。
 
:次はバーサーカーを潰しに行こうと正規雇用を目指して彼女は今日も戦う。
   −
;「しょ、食事なんてカロリー摂れればなんでもいいんですっ!」<br/>「たまに紅ショウガを多めにもらってきたりしてあげてるでしょう!?」
+
;「しょ、食事なんてカロリー摂れればなんでもいいんですっ!」<br>「たまに紅ショウガを多めにもらってきたりしてあげてるでしょう!?」
 
:朝昼晩の食事が全部牛丼とかアンリじゃなくても嫌になる。
 
:朝昼晩の食事が全部牛丼とかアンリじゃなくても嫌になる。
   −
;「そうですよ、戻ってきなさい!いえ、戻ってきてください!」<br/>「友達じゃないですか、アヴェンジャー!!」
+
;「そうですよ、戻ってきなさい!いえ、戻ってきてください!」<br>「友達じゃないですか、アヴェンジャー!!」
 
:唯一の友達を手放したくなくて説得を試みる。
 
:唯一の友達を手放したくなくて説得を試みる。
    
;「それ、口が悪いクセにメチャクチャ弱いですから、扱いには気を付けて」
 
;「それ、口が悪いクセにメチャクチャ弱いですから、扱いには気を付けて」
 
:リンが念願のランサーをくれたので唯一の友達はあっさり手放した。
 
:リンが念願のランサーをくれたので唯一の友達はあっさり手放した。
 +
 +
===プリズマ☆イリヤ===
 +
;「…カードから手を離しなさい」<br>「手加減をしてあげているのがまだ理解できませんか その気になれば貴女の手首ごとカードを奪うことだってできます …意地を張るなら」<br>「このまま骨を踏み砕きましょうか」
 +
:イリヤに治癒に専念しないと命取りになるほどの打撃を叩き込み、這って進むところを手首を踏みつけて。
 +
:一見冷酷非情に見えるが、彼女の経歴を考えればかなり甘い対応である。
 +
:彼女の本職は「封印指定の執行者」であるのだから、本来だったら警告なしに頭を踏み砕いていただろう。
 +
 +
;「この 瞬間を 待っていた」<br>「強化のルーンを刻んだ手袋も 限界まで練り上げた格闘術も あらゆる攻撃に耐え抜く肉体も―」<br>「それは敵を屠るためでなく ただ この一撃に繋げるための―――…!!」<br>「<ruby><rb>後より出でて先に断つもの</rb><rt>アンサラー</rt></ruby>―― <ruby><rb>斬り抉る戦神の剣</rb><rt>フラガラック</rt></ruby>!!!」
 +
:美遊の『騎英の手綱』に対抗し、バゼットは己の宝具を披露する。それは<ruby><rb>宝具</rb><rt>エース</rt></ruby>を殺す<ruby><rb>宝具</rb><rt>ジョーカー</rt></ruby>、逆光剣フラガラック。
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;「そんなもの…死なない程度に殴ればいい」<br>「その気になれば自分の痛覚など無視できる」
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:上記の「死痛の隷属」を説明されての返答。封印指定の執行者である以上、この程度のことは想定内のようだ。ただ、そのせいで凛に脳筋呼ばわりされた。
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;「金など日雇いの<ruby><rb>仕事</rb><rt>バイト</rt></ruby>で繋げばいい」<br>「その気になれば道端の草も食べられる」
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:戦闘被害のためにカード利用を停止されての一言。ポーズまで揃えて、まさかの自己名言レイプである。
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:任務でもっと過酷な環境も経験してるのであろうが、本編とは別ベクトルで人間としてダメである。
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;「バゼット・フラガ・マクレミッツです! 特技は人を殴ることです!!」
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:嶽間沢家が経営する浜茶屋の面接を受けた時の第一声。普通なら完全にNGだが、1発で採用された。武道家同士、通じるものがあったのかもしれない。
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;「―――人ひとりを仕留めるのに 大仰な攻撃手段などいらない」<br>「速く 深く 確実に ただ―――」<br>「<ruby><rb>心臓</rb><rt>カード</rt></ruby>のみを抉り出す!!!」
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:黒化ギルガメッシュの一斉射撃を潜り抜けながら、ルーンを乗せた一撃を叩き込んで。
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:奇しくも、本編においてギルガメッシュも[[イリヤスフィール・フォン・アインツベルン|本作の主人公]]の心臓を抉り出している。
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;「わからないのですか? これは寝袋の代わりに使えるのです!」
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:アニメ『ツヴァイヘルツ』第4話より。遊園地のアルバイトで着用した着ぐるみを持って帰り、カレンから何に使うのか聞かれドヤ顔で上記の台詞を言い放つ。あまりのダメっぷりにカレンも一瞬間をおいて「そう」としか言えなかった。
    
===ちびちゅき===
 
===ちびちゅき===
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*ファンからの通称は'''「ダメットさん」'''。そのスペックに反比例するかのように男性経験や女子力や社会生活能力がダメなことから。
 
*ファンからの通称は'''「ダメットさん」'''。そのスペックに反比例するかのように男性経験や女子力や社会生活能力がダメなことから。
 
**『プリズマ☆イリヤ』でのあまりの暴れっぷりから「女バーサーカー」「ターミネーチャン」と呼ばれることも。
 
**『プリズマ☆イリヤ』でのあまりの暴れっぷりから「女バーサーカー」「ターミネーチャン」と呼ばれることも。
*「女としてダメ」と評される生活を送っているが、仕事上男性経験はあるという(ただしアンリに処女? と煽られての返答、しかも慌てて赤くなりながらなので強がりの可能性も大)。
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*「女としてダメ」と評される生活を送っているが、仕事上男性経験はあるという(ただしアンリに処女? と煽られての返答、しかも慌てて赤くなりながらなので強がりの可能性も有)。
*『プリズマ☆イリヤ』での大暴れは非常に印象的で、強すぎるという感想を抱いた読者・視聴者は多い。これについて作者のひろやまひろし氏はTwitterにて「彼女は男が絡まないと強いんです」「年頃の男がほとんどいないプリヤ世界ではそりゃもう無双状態さ」と述べていた。
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*『プリズマ☆イリヤ』での大暴れは非常に印象的で、強すぎるという感想を抱いた読者・視聴者は多い。これについて作者のひろやまひろしはTwitterにて「彼女は男が絡まないと強いんです」「年頃の男がほとんどいないプリヤ世界ではそりゃもう無双状態さ」と述べていた<ref group="出">「[https://twitter.com/hiroshi_/status/507209870987112448 ひろやまひろしTwitter-2014年9月3日9:53]」</ref>。
 
**アニメ版ではさらに演出が強化されており、「一抱えもありそうな木を一撃でへし折って振り回す」「ルーンで強化された手袋越しとはいえ投影宝具の刃を素手で掴み止める」「突進するペガサスを正面から受け止め、尻尾を掴んで空中で振り回されながらもよじ登る」など完全に人外描写になっている。
 
**アニメ版ではさらに演出が強化されており、「一抱えもありそうな木を一撃でへし折って振り回す」「ルーンで強化された手袋越しとはいえ投影宝具の刃を素手で掴み止める」「突進するペガサスを正面から受け止め、尻尾を掴んで空中で振り回されながらもよじ登る」など完全に人外描写になっている。
 
**その分女性としては上記のように悲惨なことになっており、『プリズマ☆イリヤ』がキュアメイドカフェとコラボした際も、各キャラクターの特技や色合いにちなんだメニューが並ぶ中、'''「道端の草をイメージしたチャービルと木の根をイメージしたシナモンスティックを入れた、ぶどうの香りがするむしょくのサイダー」'''という(味はともかく)酷すぎるネタメニューになってしまった。
 
**その分女性としては上記のように悲惨なことになっており、『プリズマ☆イリヤ』がキュアメイドカフェとコラボした際も、各キャラクターの特技や色合いにちなんだメニューが並ぶ中、'''「道端の草をイメージしたチャービルと木の根をイメージしたシナモンスティックを入れた、ぶどうの香りがするむしょくのサイダー」'''という(味はともかく)酷すぎるネタメニューになってしまった。
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== 話題まとめ ==
 
== 話題まとめ ==
;「斬り抉る戦神の剣」vs「刺し穿つ死棘の槍」
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;フラガラックの戦歴
:ともに因果をいじって攻撃を行う両者の宝具。かたや迎撃することで相手の攻撃を打ち消し、もう一方は結果を為してから放つが故に外れることなく相手を仕留める。この両者が打ち合いとなった場合、結果はどうなるのか。hollowで示されたとおりの相打ちである。<br>仕組みとしては<br> 1.真名解放によって、「刺し穿つ死棘の槍」でバゼットが貫かれるという結果(呪い)が確定する。<br> 2.ランサーが「刺し穿つ死棘の槍」を実際に放つ。<br> 3.バゼットが迎撃で「斬り抉る戦神の剣」を発動させる。<br> 4.「斬り抉る戦神の剣」の効果でランサーの刺突技がキャンセルされる。しかし槍の呪いは残っている。<br> 5.ランサーが「斬り抉る戦神の剣」の攻撃で倒れる。<br /> 6.呪いによって動いた槍がバゼットの心臓を貫く。<br> ちなみに、このシーンは格闘ゲーム[[Fate/unlimited codes]]でも再現されており、両者がこれらの技を発動すると相打ちになる。(バゼットは他の宝具なら発動を潰して一方的に打ち勝つことが出来る)
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:以下に「斬り抉る戦神の剣」の使用履歴を示す。人間が使用する宝具でありながら、条件次第で英霊すら即死させることができるモノのためか、受ける側の相手に何らかの対策手段が備わっていることや、適切な相手を倒せないケースが見られる。
 
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;ダメットさんのじゃんけん
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:先述の通り、彼女のじゃんけんは「死ねぇ」という物騒なかけ声でスタートする。まあ、いたって普通(?)のじゃんけんの掛け声だが、相手の出した手をしっかり確認してから出す、つまり後出しを平然と行う。だが、その際に「斬り抉る戦神の剣」を使用、後出しであることを無効にする、あるいは自分以外全員後出しと言う状況にし、自分の勝ちにしてしまうという。'''……まさにダメな人である。'''
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;フラガラックの戦歴(使用したシーンと結果)
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(以下に「斬り抉る戦神の剣」の使用履歴を示す。人間が使用する宝具でありながら、条件次第で英霊すら即死させることができるモノのためか、受ける側の相手に何らかの対策手段が備わっていることや、適切な相手を倒せないケースが見られる)
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;「斬り抉る戦神の剣」vs「約束された勝利の剣」
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:;「斬り抉る戦神の剣」vs「約束された勝利の剣」
:hollowにてバゼットとアヴェンジャーがアルトリアを追い込んで使用させたシーン。アルトリアは霊核を破壊されて消滅し、「約束された勝利の剣」はキャンセルされた。「斬り抉る戦神の剣」が使用された中で、'''唯一'''(じゃんけんは除く)、その効果によって相手を倒し勝利したケースである。
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::『Fate/hollow ataraxia』にて、バゼットとアヴェンジャーがアルトリアを追い込んで「約束された勝利の剣」を使用させた。アルトリアは霊核を破壊されて消滅し、攻撃はキャンセルされた。同作では(じゃんけんを除けば)'''唯一'''、その効果で相手を倒し勝利した事例。
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;「斬り抉る戦神の剣」vs「十二の試練」
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:;「斬り抉る戦神の剣」vs「十二の試練」
:hollowにてヘラクレス相手に使用。常時発動の「十二の試練」を『切り札』と判定しての発動。本来Dランク相当の宝具とされるがヘラクレスの持つ防御(Bランク以下の攻撃を無効化)を貫き、一度だけヘラクレスを即死させている。もっとも複数の命を持つ相手のため、すぐに蘇生してしまった。なお二発目も使用されているが、「十二の試練」が持つ特性(一度受けた攻撃に耐性を持つ)のためか倒しきれていない。
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::『Fate/hollow ataraxia』にて、常時発動の「十二の試練」を『切り札』と判定しての発動。本来Dランク相当の宝具だが、ヘラクレスの持つ防御(Bランク以下の攻撃を無効化)を貫き、一度だけヘラクレスを即死させている。もっとも複数の命を持つ相手のため、すぐに蘇生された。なお2発目も使用しているが、「十二の試練」が持つ特性(一度受けた攻撃に耐性を持つ)のためか倒しきれていない。ただ目潰しの効果はあったらしい。
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;「斬り抉る戦神の剣」vs「刺し穿つ死棘の槍」
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:;「斬り抉る戦神の剣」vs「刺し穿つ死棘の槍」
:hollowの『アトゴウラ』で使用。詳細は上記を参照。効果によって相手を倒したが、自分もやられてしまう相打ち状態になった。
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::『Fate/hollow ataraxia』の『アトゴウラ』で使用。ともに因果をいじって攻撃を行う両者の宝具。かたや迎撃することで相手の攻撃を打ち消し、もう一方は結果を為してから放つが故に外れることなく相手を仕留める。この両者が打ち合えば、相打ちになる。仕組みとしては
 +
::#「刺し穿つ死棘の槍」の真名解放でバゼットが貫かれるという結果(呪い)が確定する。
 +
::#ランサーが「刺し穿つ死棘の槍」を実際に放つ。
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::#バゼットが迎撃で「斬り抉る戦神の剣」を発動させる。
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::#「斬り抉る戦神の剣」の効果でランサーの刺突技がキャンセルされる。しかし槍の呪いは残っている。
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::#ランサーが「斬り抉る戦神の剣」の攻撃で倒れる。
 +
::#呪いによって動いた槍がバゼットの心臓を貫く。
 +
::『[[Fate/unlimited codes]]』でもこの流れにより、両者がこれらの技を発動すると相打ちになる(バゼットは他の宝具なら発動を潰して一方的に打ち勝つことが出来る)。
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;「斬り抉る戦神の剣」vs「騎英の手綱」
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:;「斬り抉る戦神の剣」vs「騎英の手綱」
:結果はプリズマ☆イリヤで示されているが、攻撃によってペガサスの霊核が破壊され、突撃がキャンセルされた。プリズマ☆イリヤでは『力を行使したモノ』に効果が適用されると解釈されており、ペガサスが放った突撃攻撃が『切り札』判定の対象とされた。『使用者自らが振るうタイプの宝具』であったなら乗っていた美遊が貫かれたとの解釈がなされている。
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::『プリズマ☆イリヤ』では「騎英の手綱」に対して、ペガサスの霊核を破壊し、突撃をキャンセルした。同作では『力を行使したモノ』に効果が適用されると解釈されており、ペガサスが放った突撃攻撃が『切り札』判定の対象とされた。『使用者自らが振るうタイプの宝具』であったなら乗っていた美遊が貫かれていたと推測されている。
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;「斬り抉る戦神の剣」vs 「王の財宝」(対黒化英霊ギルガメッシュ)
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:;「斬り抉る戦神の剣」vs 「王の財宝」(対黒化英霊ギルガメッシュ)
:プリズマ☆イリヤのギルガメッシュ緒戦で使用したもの。三つの「斬り抉る戦神の剣」を同時に重ねて射出。「後より出て先に断つ者」の詠唱もなく、直撃や順序の入れ替えも発生していないことから通常使用のものとみられる。黒化英霊状態のギルガメッシュが放った「王の財宝」を迎撃。攻撃の中央部に穴をあけ道を作った。
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::『プリズマ☆イリヤ』のギルガメッシュ緒戦で使用。三つの「斬り抉る戦神の剣」を同時に重ねて射出。「後より出て先に断つ者」の詠唱もなく、直撃や順序の入れ替えも発生していないことから通常使用のものとみられる。黒化英霊状態のギルガメッシュが放った「王の財宝」を迎撃。攻撃の中央部に穴をあけ道を作った。
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;「斬り抉る戦神の剣」vs「悉く打ち砕く雷神の槌」
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:;「斬り抉る戦神の剣」vs「悉く打ち砕く雷神の槌」
:プリズマ☆イリヤのベアトリス戦で使用。攻撃が敵を貫き、因果逆転の効果が発動して「悉く打ち砕く雷神の槌」はキャンセルされるが、相手が『概念的守護』を持っていたため倒すにはいたらなかった。こちらは『使用者自らが振るうタイプの宝具』であったが、使用したベアトリスが『マグニ』および『トール』という二つの神核をもつダブルホルダーであり、制御に際して『トール』の神核を使用していたためか、「斬り抉る戦神の剣」が貫いたのは『トール』の神核のほうだった。結果として『マグニ』は生き残り、ベアトリスも無事だったが、ミョルニルの制御能力は失われて暴走してしまった。
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::『プリズマ☆イリヤ』のベアトリス戦で使用。攻撃が敵を貫き、因果逆転の効果が発動して「悉く打ち砕く雷神の槌」をキャンセルするが、相手が『概念的守護』を持っていたため倒すにはいたらなかった。こちらは『使用者自らが振るうタイプの宝具』であったが、使用したベアトリスが『マグニ』および『トール』という二つの神核をもつダブルホルダーであり、制御に際して『トール』の神核を使用していたためか、「斬り抉る戦神の剣」が貫いたのは『トール』の神核のほうだった。結果として『マグニ』は生き残り、ベアトリスも無事だったが、ミョルニルの制御能力は失われて暴走した。
    
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