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181 バイト追加 、 2023年5月5日 (金) 19:52
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== 話題まとめ ==
 
== 話題まとめ ==
 
*第四次・第五次、そして『EXTRA』と、本来の「弱い英霊を強化する」という意図に反して、生前に無双を誇った武人や規格外の存在が呼ばれている。<br>本来は心技体、そして宝具のいずれもが強力な英霊なのだが、理性を奪われたことで能力の多くが発揮できなくなっている。<br>ステータスは増幅されているが、それ以上に奪われた能力を惜しむ声がファンからは多く上がっており、'''元々が強過ぎる英霊'''にハンデを課すためのクラスと認知されていた([[ランスロット|第四次バーサーカー]]は比較的狂化を活かしていたが、マスターのハンデの方が大きかった)。
 
*第四次・第五次、そして『EXTRA』と、本来の「弱い英霊を強化する」という意図に反して、生前に無双を誇った武人や規格外の存在が呼ばれている。<br>本来は心技体、そして宝具のいずれもが強力な英霊なのだが、理性を奪われたことで能力の多くが発揮できなくなっている。<br>ステータスは増幅されているが、それ以上に奪われた能力を惜しむ声がファンからは多く上がっており、'''元々が強過ぎる英霊'''にハンデを課すためのクラスと認知されていた([[ランスロット|第四次バーサーカー]]は比較的狂化を活かしていたが、マスターのハンデの方が大きかった)。
**そもそも、「狂化を付与した時点で魔力消費が上がる」と言う性質が、「弱い英霊の強化」と言うコンセプトに全く噛み合っていない。狂化した弱い英霊を使役だけの魔力があるなら、別クラスの元から強い英霊を呼ばない理由が薄いためである。もちろん好きな英霊を呼べる訳ではないが、狂化英霊をちゃんと使役出来るほどの魔力を持つ魔術師なら大抵は相応の立場もしくはコネを持っており、相応の触媒を手にする事は難しくない。
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**そもそも、「狂化を付与した時点で魔力消費が上がる」と言う性質が、「弱い英霊の強化」と言うコンセプトに全く噛み合っていない。狂化した弱い英霊を使役だけの魔力があるなら、別クラスの元から強い英霊を呼ばない理由が薄いためである。もちろん好きな英霊を呼べる訳ではないが、狂化英霊をちゃんと使役出来るほどの魔力を持つ魔術師なら大抵は相応の立場もしくはコネを持っており、相応の触媒を手にする事は難しくない。逆に、狂化に頼らなければならないほど触媒のアテがないマスターなら、狂化英霊を使役出来るほどの魔力を持たない可能性も高い。
***そんな中、『Fate/Apocrypha』では遂に、本来の運用がなされた[[フランケンシュタイン|バーサーカー]]が現れた。ただ、彼女は魔力効率を自前で解消するスキルによって上記の問題点を解決しており、消費魔力の問題はバーサーカーのコンセプトにとって大きな問題である事の逆説的な証明にもなっている。
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***そんな中、『Fate/Apocrypha』では遂に、本来の運用がなされた[[フランケンシュタイン|バーサーカー]]が現れた。ただ、彼女は魔力効率を自前で解消するスキルによって上記の問題点を解決しており、消費魔力の問題がバーサーカーのコンセプトにとって大きな問題である事の逆説的な証明にもなっている。
 
*デメリットの目立つクラスではあるが、反面、裏切りや反発を生む意思も失われるのでマスターに最も従順などメリットもある。真っ当な英霊と魔術師では意見が合わず、衝突の危険性もあるので進んでこのクラスを狙う者もいる。
 
*デメリットの目立つクラスではあるが、反面、裏切りや反発を生む意思も失われるのでマスターに最も従順などメリットもある。真っ当な英霊と魔術師では意見が合わず、衝突の危険性もあるので進んでこのクラスを狙う者もいる。
 
**……ということになっていたのだが、シリーズを重ねるにつれてスパルタクスや清姫、土方歳三等、平時はまともな思考と価値観を有す上に条件を満たすとマスターを速攻で粛清しようとするタイプのバーサーカーが何人も登場しており、「忠誠心の上でもどっちかというと地雷クラス」との見方が非常に強まってきている。
 
**……ということになっていたのだが、シリーズを重ねるにつれてスパルタクスや清姫、土方歳三等、平時はまともな思考と価値観を有す上に条件を満たすとマスターを速攻で粛清しようとするタイプのバーサーカーが何人も登場しており、「忠誠心の上でもどっちかというと地雷クラス」との見方が非常に強まってきている。
 
**また、まともな会話や思考が出来ないタイプでも、マスターとのコミュニケーションが殆どとれず、魔術師の納得がいく戦術をとれないケースもある。[[間桐雁夜]]が最たる例であり、本人は[[遠坂時臣]]の[[ギルガメッシュ|アーチャー]]を優先して狙いたいが、生前の因縁から[[ランスロット|バーサーカー]]が雁夜の意思を無視してセイバーに襲いかかる度に雁夜には莫大な負担がかかり、セイバーとの交戦を一時的に避けるために令呪を使わざるを得なかった。
 
**また、まともな会話や思考が出来ないタイプでも、マスターとのコミュニケーションが殆どとれず、魔術師の納得がいく戦術をとれないケースもある。[[間桐雁夜]]が最たる例であり、本人は[[遠坂時臣]]の[[ギルガメッシュ|アーチャー]]を優先して狙いたいが、生前の因縁から[[ランスロット|バーサーカー]]が雁夜の意思を無視してセイバーに襲いかかる度に雁夜には莫大な負担がかかり、セイバーとの交戦を一時的に避けるために令呪を使わざるを得なかった。
***一応、[[イリヤスフィール・フォン・アインツベルン]]のように英霊が生前関わった人物と被る、[[カウレス・フォルヴェッジ・ユグドミレニア]]のように狂化しながらもそれなりの方法でコミュニケーションを取って強い信頼関係を築いたケースもある。だが、それは単に個々のマスターとサーヴァントの関係性の問題であり、「自由意志の無いバーサーカーだから」では無い。むしろ、ヘラクレスやフランケンシュタインが自分の意志を持たないだけの存在なら、これほど信頼関係を得る事は出来なかっただろう。
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***一応、[[イリヤスフィール・フォン・アインツベルン]]のように英霊が生前関わった人物と被る、[[カウレス・フォルヴェッジ・ユグドミレニア]]のように狂化しながらもそれなりの方法でコミュニケーションを取って強い信頼関係を築いたケースもある。だが、それは単に個々のマスターとサーヴァントの関係性の問題であり、「自由意志の無いバーサーカーだから」では無い。むしろ、ヘラクレスやフランケンシュタインが自分の意志を持たないだけの存在なら、劇中ほどの信頼関係を得る事は出来なかっただろう。
 
*『Zero』においては、「凡そあらゆる英霊について、とある付加要素を許諾するだけで該当させることができる」と言う記述がある。<br>だが、[[アルトリア・ペンドラゴン|セイバー]]について『「剣士」以外のクラスには該当しない』、[[クー・フーリン|ランサー]]について『狂戦士のクラスでの召喚も十分にありえた』と言う記述がある点、『Zero』のバーサーカーについても、セイバーが彼に狂戦士であった事にショックを受ける描写がある点などから、他のクラス同様にバーサーカーとして召喚出来る条件がある、と考えるのが自然。
 
*『Zero』においては、「凡そあらゆる英霊について、とある付加要素を許諾するだけで該当させることができる」と言う記述がある。<br>だが、[[アルトリア・ペンドラゴン|セイバー]]について『「剣士」以外のクラスには該当しない』、[[クー・フーリン|ランサー]]について『狂戦士のクラスでの召喚も十分にありえた』と言う記述がある点、『Zero』のバーサーカーについても、セイバーが彼に狂戦士であった事にショックを受ける描写がある点などから、他のクラス同様にバーサーカーとして召喚出来る条件がある、と考えるのが自然。
 
**『Zero』の描写を「狂化を許諾する英霊=狂戦士の逸話がある英霊」「少しでも狂った逸話があれば良いので適格条件が緩い」と取れば、一応矛盾はないが、実際の所どうなのかは不明。
 
**『Zero』の描写を「狂化を許諾する英霊=狂戦士の逸話がある英霊」「少しでも狂った逸話があれば良いので適格条件が緩い」と取れば、一応矛盾はないが、実際の所どうなのかは不明。
***「思考形態が人間的でない」場合も「狂っている」と判定されるらしく、人間にはおよそ理解できない機械的な思考形態を有する[[項羽]]はこれが原因でバーサーカーに振り分けられている。
   
**実際、『EXTRA』および『CCC』で、別クラスとして召喚されながら外的要因でバーサーカーに変化するサーヴァントが登場している辺り、クラスとして英霊に適合しやすい点はあるのだと思われる。
 
**実際、『EXTRA』および『CCC』で、別クラスとして召喚されながら外的要因でバーサーカーに変化するサーヴァントが登場している辺り、クラスとして英霊に適合しやすい点はあるのだと思われる。
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*「思考形態が人間的でない」場合も「狂っている」と判定されるらしく、人間にはおよそ理解できない機械的な思考形態を有する[[項羽]]はこれが原因でバーサーカーに振り分けられている。
 
*狂気にまつわるスキルとして「精神異常」や「精神汚染」「理性蒸発」などがある。ランクが高すぎる「信仰の加護」も人格に異変をきたす要素を持つ。[[アタランテ〔オルタ〕]]は「獣化」によって狂化スキルの代替としている。
 
*狂気にまつわるスキルとして「精神異常」や「精神汚染」「理性蒸発」などがある。ランクが高すぎる「信仰の加護」も人格に異変をきたす要素を持つ。[[アタランテ〔オルタ〕]]は「獣化」によって狂化スキルの代替としている。
 
**上記のスキル持ちも合わせて、思考回路自体がぶっ飛んでいたり、特殊な思想・願望・嗜好のままに突き進むキャラクターばかりなので、会話は出来るが言う事を聞いてくれなかったり、何らかのズレが発生するパターンが多い。
 
**上記のスキル持ちも合わせて、思考回路自体がぶっ飛んでいたり、特殊な思想・願望・嗜好のままに突き進むキャラクターばかりなので、会話は出来るが言う事を聞いてくれなかったり、何らかのズレが発生するパターンが多い。