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; 略歴
 
; 略歴
: 地中海のモナコに居を構える魔術師の家系、エスカルドス家の嫡男として生まれる。過去に類を見ない魔術回路と、それを制御する才能を具え、年若くして時計塔に入学。期待の神童として迎え入れられるも、その才能以外の部分、魔術師として必要欠くべからざる合理的思考を持たず、魔術師としてあるまじき気性の緩さを持ち合わせていた彼は多くの教師に胃痛を訴えさせ、時計塔内を転々とたらい回しされた末、人気講師ではあるが若輩の[[ロード・エルメロイⅡ世]]の下へ『貴方しかいない』と押しつけられ、[[エルメロイ教室]]に所属することとなった。
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: 地中海のモナコに居を構える魔術師の家系、[[エスカルドス家]]の嫡男として生まれる。過去に類を見ない魔術回路と、それを制御する才能を具え、年若くして時計塔に入学。期待の神童として迎え入れられるも、その才能以外の部分、魔術師として必要欠くべからざる合理的思考を持たず、魔術師としてあるまじき気性の緩さを持ち合わせていた彼は多くの教師に胃痛を訴えさせ、時計塔内を転々とたらい回しされた末、人気講師ではあるが若輩の[[ロード・エルメロイⅡ世]]の下へ『貴方しかいない』と押しつけられ、[[エルメロイ教室]]に所属することとなった。
 
: 幸いにも、学生の隠された能力を見抜き鍛え上げることにかけては随一の名講師に指導を受け、魔術の才能という意味では他の追随を許さぬほどに成長した彼だが、肝心の性格的な問題はいっこうに改善されないため未だに時計塔を卒業することが出来ず(『strange Fake』時点では最古参の弟子)、エルメロイⅡ世を悩ませ続けている。
 
: 幸いにも、学生の隠された能力を見抜き鍛え上げることにかけては随一の名講師に指導を受け、魔術の才能という意味では他の追随を許さぬほどに成長した彼だが、肝心の性格的な問題はいっこうに改善されないため未だに時計塔を卒業することが出来ず(『strange Fake』時点では最古参の弟子)、エルメロイⅡ世を悩ませ続けている。
 
: 「ちょっと興味があったから」と魔術協会幹部の極秘会議を盗み聞いた彼はアメリカのスノーフィールドにて行われる聖杯戦争への参加を望み、エルメロイⅡ世に厳しく制止されながらも、双方の勘違いによって貰い受けたゲーム会社の懸賞品「ジャック・ザ・リッパーの銘入りナイフ(レプリカ)」を手に単身渡米。首尾よく聖杯からマスターとして選ばれ、真剣に聖杯戦争に関わる者が聞いたら憤死しそうな方法で[[サーヴァント]]の召喚を果たし、契約する。
 
: 「ちょっと興味があったから」と魔術協会幹部の極秘会議を盗み聞いた彼はアメリカのスノーフィールドにて行われる聖杯戦争への参加を望み、エルメロイⅡ世に厳しく制止されながらも、双方の勘違いによって貰い受けたゲーム会社の懸賞品「ジャック・ザ・リッパーの銘入りナイフ(レプリカ)」を手に単身渡米。首尾よく聖杯からマスターとして選ばれ、真剣に聖杯戦争に関わる者が聞いたら憤死しそうな方法で[[サーヴァント]]の召喚を果たし、契約する。
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: 歴史ある魔術師の家系に生まれ、飛びぬけた魔術の素質とそれを活かす才能を持ち、魔術師としての資質は類を見ない程に高い。しかしながら、魔術師としても一般人としても型破りで破天荒な自由すぎる発想や行動力の持ち主でもあるため、常識的にはあり得ないような珍事件やトラブルをあちこちで引き起こしており、いつでもどこでも彼の周囲にいる人物を振り回し続けている。
 
: 歴史ある魔術師の家系に生まれ、飛びぬけた魔術の素質とそれを活かす才能を持ち、魔術師としての資質は類を見ない程に高い。しかしながら、魔術師としても一般人としても型破りで破天荒な自由すぎる発想や行動力の持ち主でもあるため、常識的にはあり得ないような珍事件やトラブルをあちこちで引き起こしており、いつでもどこでも彼の周囲にいる人物を振り回し続けている。
 
: 一方で、倫理観や思考回路、性格などが典型的な魔術師に見られるモノではなく、家名や出自などで他の魔術師やサーヴァントなどを見下したりする事も決してしないなど、基本的に善良な好人物であるため、他の魔術師のように魔術を用いて、または魔術の為に人や生物を平気で犠牲にしたり恐ろしい野望を抱くような事はそうそうしない。ただ、一般常識が少々欠けていたり他人と感性がズレており、人を選ぶようなフランクで軽すぎる言動や、魔術や魔術師を冒涜していると取られても仕方ない言動などを悪気なく取ってしまうため、上手く付き合える人は限られる人物。
 
: 一方で、倫理観や思考回路、性格などが典型的な魔術師に見られるモノではなく、家名や出自などで他の魔術師やサーヴァントなどを見下したりする事も決してしないなど、基本的に善良な好人物であるため、他の魔術師のように魔術を用いて、または魔術の為に人や生物を平気で犠牲にしたり恐ろしい野望を抱くような事はそうそうしない。ただ、一般常識が少々欠けていたり他人と感性がズレており、人を選ぶようなフランクで軽すぎる言動や、魔術や魔術師を冒涜していると取られても仕方ない言動などを悪気なく取ってしまうため、上手く付き合える人は限られる人物。
:また、死徒に関して「効率が悪い」と言い切ったり、人の命を地球より重いとしつつも自分を襲撃した魔術師たちを「地球を飛び越えるための大事な部品」「殺したら可哀想だし勿体無い」と言うなど、'''魔術師でもただの人間でもない'''得体の知れない一面を覗かせている。そのせいで両親に5回も暗殺されかけており(ロード・エルメロイⅡ世の冒険の頃には12回)、母親はフラットのことを「(後述の研究を完成させた)あの子が怖い」「望遠鏡だと思っていた筒が大砲の砲身」と評しており、彼自身も「エスカルドス家の魔術師である前にエルメロイ教室の自分」と言ってるあたり、両親との間には確実に溝が出来ている。
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:また、死徒に関して「効率が悪い」と言い切ったり、人の命を地球より重いとしつつも自分を襲撃した魔術師たちを「地球を飛び越えるための大事な部品」「殺したら可哀想だし勿体無い」と言うなど、'''魔術師でもただの人間でもない'''得体の知れない一面を覗かせている。
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: そのせいで両親に5回も暗殺されかけており(ロード・エルメロイⅡ世の冒険の頃には12回)、母親はフラットのことを「(後述の研究を完成させた)あの子が怖い」「望遠鏡だと思っていた筒が大砲の砲身」と評しており、彼自身も「エスカルドス家の魔術師である前にエルメロイ教室の自分」と言ってるあたり、両親との間には確実に溝が出来ている。また、妹とホムンクルスの乳母がいるがこちらとの関係は良好なあたり、フラットを危険視しているのは母親であるアルレットとそれに同調した父だけである。
 
: 今回の聖杯戦争に参加したがる理由も「聖杯を見てみたい」「英霊と友達になりたい」といった軽いにも程があるものだけで、それでいながら、サーヴァントの召喚触媒(と勘違いした模造ナイフ)を手に入れるや否や、命の保証など一切ない死地へと躊躇なく、準備も予備知識もろくにない状態で飛び込んでいくほどの無茶な行動力を持ち合わせているのが本当に始末に悪い。
 
: 今回の聖杯戦争に参加したがる理由も「聖杯を見てみたい」「英霊と友達になりたい」といった軽いにも程があるものだけで、それでいながら、サーヴァントの召喚触媒(と勘違いした模造ナイフ)を手に入れるや否や、命の保証など一切ない死地へと躊躇なく、準備も予備知識もろくにない状態で飛び込んでいくほどの無茶な行動力を持ち合わせているのが本当に始末に悪い。
 
:実際のところ、彼には一人称が「俺」と「僕」になる人格だか判断基準だかがあり、時々一人称が切り替わるとともに雰囲気も変わっているようである。なお、互いの存在は知っており、関係性は良好である。
 
:実際のところ、彼には一人称が「俺」と「僕」になる人格だか判断基準だかがあり、時々一人称が切り替わるとともに雰囲気も変わっているようである。なお、互いの存在は知っており、関係性は良好である。
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== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
=== Fate/strange Fake ===
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=== 時計塔関係者 ===
; [[ジャック・ザ・リッパー (Fake)|バーサーカー]]
  −
: フラットが師から勘違いで譲り受けた懸賞品「ジャック・ザ・リッパーの銘入りナイフ(レプリカ)」を触媒として呼び出したサーヴァント。
  −
: 本来ならば血に飢えた狂気の殺人鬼として現界するはずだったが、奇跡的に「[[バーサーカー|狂戦士]]」のクラスの狂化補正と元からの狂気が打ち消し合った結果、正気を保った紳士的なパーソナリティを具えることとなった。
  −
: 「謎の殺人鬼に関わる伝承が具現化したもの」という極めて特殊で変わった出自ながらも、マスターがそれに輪をかけて出鱈目な人物のため、つい真面目にツッコミサイドに回ってしまう。
   
; [[ロード・エルメロイⅡ世]]
 
; [[ロード・エルメロイⅡ世]]
 
: 時計塔の名物講師にしてフラットの恩師。数多くの教師が匙を投げた天才的問題児の面倒を根気よく見て指導を与え、とりあえず魔術の才能という面では文句なしのレベルにまで育て上げたが、相変わらず変なことばかりしてるフラットにはほとほと手を焼いており、時には胃痛を訴えることも。
 
: 時計塔の名物講師にしてフラットの恩師。数多くの教師が匙を投げた天才的問題児の面倒を根気よく見て指導を与え、とりあえず魔術の才能という面では文句なしのレベルにまで育て上げたが、相変わらず変なことばかりしてるフラットにはほとほと手を焼いており、時には胃痛を訴えることも。
 
: フラットが『絶対領域マジシャン先生』という二つ名を奉ろうとした時は「死ね!」と一蹴。
 
: フラットが『絶対領域マジシャン先生』という二つ名を奉ろうとした時は「死ね!」と一蹴。
; [[沙条綾香 (氷室の天地)|沙条綾香]]
  −
: 『氷室の天地』『strange Fake』世界では妹弟子。彼女の所持していた稀代の奇書を「ちょっと見せてー」と強奪し、これまで誰一人として解読に成功しなかったその内容を解き明かして色々と伝授したとかなんとか。
  −
;[[繰丘椿]]<br>[[ペイルライダー|ライダー]]
  −
:スノーフィールドの街全体を包み込むように充満した異様な魔力から彼等が引き起こした異変に気が付き、椿が入院する病院にバーサーカーを送り込む。
   
; [[ロッコ・ベルフェバン]]
 
; [[ロッコ・ベルフェバン]]
 
: エルメロイⅡ世の前には彼に師事していた。実力そのものは高く評価していたものの、とても変わった気質をした彼はとても手に負えず、半ばエルメロイⅡ世に投げ出すような形で彼を放逐してしまった。
 
: エルメロイⅡ世の前には彼に師事していた。実力そのものは高く評価していたものの、とても変わった気質をした彼はとても手に負えず、半ばエルメロイⅡ世に投げ出すような形で彼を放逐してしまった。
 
: しかし、実際はその気質を根気強く矯正を試みようとしたが、性格とは別の部分に首を傾げており、エルメロイⅡ世の元に行けば彼の望むことを学ぶことが出来ると提案していた。
 
: しかし、実際はその気質を根気強く矯正を試みようとしたが、性格とは別の部分に首を傾げており、エルメロイⅡ世の元に行けば彼の望むことを学ぶことが出来ると提案していた。
;[[オーランド・リーヴ]]
+
; [[沙条綾香 (氷室の天地)|沙条綾香]]
:スノーフィールドの住民を侵蝕している魔力の源、椿のサーヴァントへの対策をとるため、街中に仕掛けられた魔術的な監視網を辿って見つけ出した彼に共闘を持ちかける。<br>他に手段が一切ないと断言できる状況でもなければ無力な少女を手にかける選択はとらない、と言い切ったその人間性を見込んで、時計塔のエルメロイⅡ世との交渉を仲介した。
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: 『氷室の天地』『strange Fake』世界では妹弟子。彼女の所持していた稀代の奇書を「ちょっと見せてー」と強奪し、これまで誰一人として解読に成功しなかったその内容を解き明かして色々と伝授したとかなんとか。
;[[ハンザ・セルバンテス]]
  −
:吸血種との戦闘シーンを目撃したことで、その体の大部分が機械仕掛けであることを見抜いて興味津々に話しかける。ハンザの方も「魔術師にしてはセンスがいい」と満更でもない様子で、二人の間には友情が芽生えた。
  −
 
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;[[アレクサンドル・デュマ・ペール|キャスター]]
  −
:[[アルケイデス]]との戦闘において力を借りた、オーランドのサーヴァント。地元が近いからか、純粋にファンなのか、あまり世間的にはメジャーでない作品や作家ではない父親のことなどやたらコアな情報まで網羅しており、魔術師にして聖杯戦争のマスターらしからぬ気質ともども感心されたり呆れられたり。
  −
:なお会話の中で登場した「一家揃って本好きなOB」とはおそらく[[オルグ・ラム]]のことであろうと思われる。
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;[[ランガル]]
  −
:かつて「自分と同じ人形を作ってほしい」と頼んだ事があるらしい。明言されていないが、「僕」のためと思われる。
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=== ロード・エルメロイⅡ世シリーズ ===
   
; [[ルヴィアゼリッタ・エーデルフェルト]]
 
; [[ルヴィアゼリッタ・エーデルフェルト]]
 
: 「エルメロイ教室」の後輩。「ルヴィアちゃん」と呼んでいる。ルヴィアの時計塔入学前から面識はあった様子で、フラットは友好的に接しているが、ルヴィアからは顔を合わせた途端にガンドを撃たれるレベルに敵視されている。
 
: 「エルメロイ教室」の後輩。「ルヴィアちゃん」と呼んでいる。ルヴィアの時計塔入学前から面識はあった様子で、フラットは友好的に接しているが、ルヴィアからは顔を合わせた途端にガンドを撃たれるレベルに敵視されている。
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; [[ライネス・エルメロイ・アーチゾルテ]]
 
; [[ライネス・エルメロイ・アーチゾルテ]]
 
: 師匠の義理の妹。「姫さん」と呼んでいるが、向こうからは普段の落ち着きのない言動を呆れられたり窘められたりしている。
 
: 師匠の義理の妹。「姫さん」と呼んでいるが、向こうからは普段の落ち着きのない言動を呆れられたり窘められたりしている。
; [[トリムマウ]]
  −
: ライネスが[[ケイネス・エルメロイ・アーチボルト|ケイネス]]の生み出した礼装を改良して使い魔としての機能を持たせたもので、今ではライネスのレディーズメイドを務めている。
  −
: フラットがちょくちょくライネスの目を盗んでは情操教育に悪い映画を見せるなどの要らん知識を吹き込んだせいで、大した害は無いものの、ある意味では深刻なバグを抱える羽目になってしまった。但し、トリムマウの人工知性がフラットの魔術ハッキングなどから学習し得るところも大きいため、ヘンテコなボキャブラリーを増やされるデメリットはありつつもライネスからは黙認されている。
  −
:フラットはこっそり「トリムちゃん」と呼んでいる。
   
; [[メアリ・リル・ファーゴ]]
 
; [[メアリ・リル・ファーゴ]]
 
: エルメロイ教室の先輩。教室に所属した年に卒業した。
 
: エルメロイ教室の先輩。教室に所属した年に卒業した。
 
: 短いながらもいろいろと世話になったようで、ドラマCDの聞き込みで再会した際には喜んでいた。
 
: 短いながらもいろいろと世話になったようで、ドラマCDの聞き込みで再会した際には喜んでいた。
; [[衛宮士郎]]
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: ルヴィアの執事。ゲーム仲間。モナコに行った際、彼と一緒に実家に潜入するつもりだった。
   
; [[エルゴ]]
 
; [[エルゴ]]
 
: 『冒険』時点で教室の最新メンバー。彼は記憶飽和について相談し、フラットがエルゴの記憶がなくなる場合に発動する自爆装置の作成に協力する。
 
: 『冒険』時点で教室の最新メンバー。彼は記憶飽和について相談し、フラットがエルゴの記憶がなくなる場合に発動する自爆装置の作成に協力する。
 +
: 魔術回路の共有の実験も行っており、そのためか「僕」の存在に気が付いていた可能性が挙げられている。
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=== Fate/strange Fake ===
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; [[ジャック・ザ・リッパー (Fake)|バーサーカー]]
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: フラットが師から勘違いで譲り受けた懸賞品「ジャック・ザ・リッパーの銘入りナイフ(レプリカ)」を触媒として呼び出したサーヴァント。
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: 本来ならば血に飢えた狂気の殺人鬼として現界するはずだったが、奇跡的に「[[バーサーカー|狂戦士]]」のクラスの狂化補正と元からの狂気が打ち消し合った結果、正気を保った紳士的なパーソナリティを具えることとなった。
 +
: 「謎の殺人鬼に関わる伝承が具現化したもの」という極めて特殊で変わった出自ながらも、マスターがそれに輪をかけて出鱈目な人物のため、つい真面目にツッコミサイドに回ってしまう。
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;[[繰丘椿]]<br>[[ペイルライダー|ライダー]]
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:スノーフィールドの街全体を包み込むように充満した異様な魔力から彼等が引き起こした異変に気が付き、椿が入院する病院にバーサーカーを送り込む。
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;[[オーランド・リーヴ]]
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:スノーフィールドの住民を侵蝕している魔力の源、椿のサーヴァントへの対策をとるため、街中に仕掛けられた魔術的な監視網を辿って見つけ出した彼に共闘を持ちかける。<br>他に手段が一切ないと断言できる状況でもなければ無力な少女を手にかける選択はとらない、と言い切ったその人間性を見込んで、時計塔のエルメロイⅡ世との交渉を仲介した。
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;[[ハンザ・セルバンテス]]
 +
:吸血種との戦闘シーンを目撃したことで、その体の大部分が機械仕掛けであることを見抜いて興味津々に話しかける。ハンザの方も「魔術師にしてはセンスがいい」と満更でもない様子で、二人の間には友情が芽生えた。
 +
;[[アレクサンドル・デュマ・ペール|キャスター]]
 +
:[[アルケイデス]]との戦闘において力を借りた、オーランドのサーヴァント。地元が近いからか、純粋にファンなのか、あまり世間的にはメジャーでない作品や作家ではない父親のことなどやたらコアな情報まで網羅しており、魔術師にして聖杯戦争のマスターらしからぬ気質ともども感心されたり呆れられたり。
 +
:なお会話の中で登場した「一家揃って本好きなOB」とはおそらく[[オルグ・ラム]]のことであろうと思われる。
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;[[ランガル]]
 +
:かつて「自分と同じ人形を作ってほしい」と頼んだ事があるらしい。明言されていないが、ティアのためと思われる。
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=== 家族 ===
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; [[ティア・エスカルドス]]
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: メサラが「何かした」結果であり、フラットの中にずっといた「僕」の正体。
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: 本来であればフラットの人格が消えるはずが、色々な要因が重なったせいで消えなかったことによって二重人格のような形になってしまった。
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: 彼に名前を付けたのもフラットであり、関係性は良好。
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; アルレット・エスカルドス
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: フラットの母。『[[ロード・エルメロイⅡ世の冒険]]』7巻終盤で登場した際は軍服に身を包んだ女傑の格好で現れた。
 +
: 才能は認めたが、息子の異質さに恐怖した彼女に5回も暗殺されかけている。
 +
: また借金のカタとしてエスカルドス家の魔術刻印を売り出したのも彼女がやったとのこと。
 +
: フラットの才能に磨きをかけたⅡ世にも自分の人生を大きく狂わせたとして不快感を抱くなど、Ⅱ世を慕うフラットがその部分を知ってしまえば最悪の親子仲になるのは日の目を見るより明らか。
 +
: なお、エスカルドス家はフラットの父が家を仕切っているようではあるが、彼女が仕切っていることもあれば、フラットの父が彼女からエスカルドス家の事情を知ったとフラットが明かしているなど、エスカルドス家の血筋は彼女からのものだと推測されている。
 +
; [[メサラ・エスカルドス]]
 +
: エスカルドス家の祖。彼がティマという強力な存在を生み出す為に遠い子孫にその使命を託すように仕掛け、それがフラットの中で生まれたことによって使命は果たされた。
    
=== その他 ===
 
=== その他 ===
 +
; [[トリムマウ]]
 +
: ライネスが[[ケイネス・エルメロイ・アーチボルト|ケイネス]]の生み出した礼装を改良して使い魔としての機能を持たせたもので、今ではライネスのレディーズメイドを務めている。
 +
: フラットがちょくちょくライネスの目を盗んでは情操教育に悪い映画を見せるなどの要らん知識を吹き込んだせいで、大した害は無いものの、ある意味では深刻なバグを抱える羽目になってしまった。但し、トリムマウの人工知性がフラットの魔術ハッキングなどから学習し得るところも大きいため、ヘンテコなボキャブラリーを増やされるデメリットはありつつもライネスからは黙認されている。
 +
:フラットはこっそり「トリムちゃん」と呼んでいる。
 +
; [[衛宮士郎]]
 +
: ルヴィアの執事。ゲーム仲間。モナコに行った際、彼と一緒に実家に潜入するつもりだった。
 
; [[ヴァン=フェム]]
 
; [[ヴァン=フェム]]
 
: 「ちょっと色々あった」末に、特別に彼の船宴で遊ばせてもらっていた(本来、未成年は立ち入り禁止)。
 
: 「ちょっと色々あった」末に、特別に彼の船宴で遊ばせてもらっていた(本来、未成年は立ち入り禁止)。
 
: それ以降も交友関係は続いており、電話番号まで交換している(さすがにそこまで親しい吸血種はフェムだけであるらしい)。
 
: それ以降も交友関係は続いており、電話番号まで交換している(さすがにそこまで親しい吸血種はフェムだけであるらしい)。
: その「色々」の際に両親が借金のカタに預けていたエスカルドス家の魔術刻印を返してもらったようである。
+
: その「色々」の際にアルレットが借金のカタに預けていたエスカルドス家の魔術刻印を返してもらったようである。
 
: 『Fate/strangeFake』劇中ではジェスターの一件を携帯電話越しにタレ込み、正体の暴露と破門の宣言を引き出した。
 
: 『Fate/strangeFake』劇中ではジェスターの一件を携帯電話越しにタレ込み、正体の暴露と破門の宣言を引き出した。
 
; [[キシュア・ゼルレッチ・シュバインオーグ]]
 
; [[キシュア・ゼルレッチ・シュバインオーグ]]
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: 『Fate/Apocrypha』アニメ版第一話にて、ロッコの部屋を探していた彼を案内していた。
 
: 『Fate/Apocrypha』アニメ版第一話にて、ロッコの部屋を探していた彼を案内していた。
 
: 他の学生達がドン引きするほどの強面であるにも関わらず普段と変わらないように接し、挙げ句名前を弄るという真似までやらかしている。
 
: 他の学生達がドン引きするほどの強面であるにも関わらず普段と変わらないように接し、挙げ句名前を弄るという真似までやらかしている。
; 両親
+
; [[蒼崎橙子]]
: 才能は認めたが、息子の異質さに恐怖した彼らに5回も暗殺されかけており、親子仲は最悪である。
+
: 『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』の「case.双貌塔」ではマッチアップしたがボコボコにやられてしまった。
; [[メサラ・エスカルドス]]
+
: 『Fate/strange Fake』で語られたところによるとその後も会う機会があったらしく、よりにもよって「鞄の中の『アレ』に餌をやろうとした」事もあったとか。
: エスカルドス家の祖。彼が「何かした」結果の集大成がフラットであるらしい。
+
; [[マーリオゥ・ジャッロ・ベスティーノ]]
; [[ティア・エスカルドス]]
+
: 『Fate/strange Fake』で語られたところによると「聖堂教会のお偉いさんの人形遣いを怒らせた」とのことなので、彼の事と思われる。
: メサラが「何かした」結果であり、フラットの中にずっといた「僕」。
+
: その時はロード・エルメロイⅡ世と教室まで巻き込まれる騒ぎになったとか。
: 彼に名前を付けたのもフラットであり、関係性は良好。
   
; [[後藤劾以]]、[[角隈]]
 
; [[後藤劾以]]、[[角隈]]
 
: 英雄史大戦仲間。
 
: 英雄史大戦仲間。
 
: 『フラット・エスカルドスの『氷室の天地礼賛のダーツ旅』~予告編』まではプレイヤー名「5-10」と「フランシスコ」でしか彼らを知らなかった。
 
: 『フラット・エスカルドスの『氷室の天地礼賛のダーツ旅』~予告編』まではプレイヤー名「5-10」と「フランシスコ」でしか彼らを知らなかった。
: 同じく、彼らも最初はフラットのことを「フラッティア」というプレイヤー名で呼んでいた。
+
: 同じく、彼らも最初はフラットのことを「フラッティア」というプレイヤー名で呼んでいた<ref group="注">後々考えると皮肉にも程があるプレイヤーネームである。「[[ティア・エスカルドス|二人で]]」遊ぶことも多かったのだろうか。</ref>。
    
== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
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