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:だが「殺すも奪うも生きてこその喜び」と凶悪な形相で語っている<ref group = "出" name="Lostbelt No.1 プロローグ"/>ように、その実態は快楽を目的とした殺人者であり、時計塔からも「狼男」と蔑まれた殺し屋という素性を持つ<ref group = "出" name="Lostbelt No.2 第4節">『無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング』第4節「万物の霊長(後編)」</ref>。一方でキリシュタリアからは「自分を騙すのが得意で、イヤな仕事ほど真摯にやり遂げようとする」とも評されている<ref group = "出" name="Lostbelt No.2 第4節"/>が、これは退屈が嫌いでその場が一番面白ければ良いという刹那主義に基づく行動であり、その為なら平気で危ない橋を渡る行為を犯し、時としては自分の命までも簡単に天秤に掛けてしまう事さえある。
 
:だが「殺すも奪うも生きてこその喜び」と凶悪な形相で語っている<ref group = "出" name="Lostbelt No.1 プロローグ"/>ように、その実態は快楽を目的とした殺人者であり、時計塔からも「狼男」と蔑まれた殺し屋という素性を持つ<ref group = "出" name="Lostbelt No.2 第4節">『無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング』第4節「万物の霊長(後編)」</ref>。一方でキリシュタリアからは「自分を騙すのが得意で、イヤな仕事ほど真摯にやり遂げようとする」とも評されている<ref group = "出" name="Lostbelt No.2 第4節"/>が、これは退屈が嫌いでその場が一番面白ければ良いという刹那主義に基づく行動であり、その為なら平気で危ない橋を渡る行為を犯し、時としては自分の命までも簡単に天秤に掛けてしまう事さえある。
 
:かつてカルデアの生き残りである「ある人物」に執着心を抱き、その人物の治療室に押しかけるも発見したドクターによってすぐに追い出されてしまった過去を持つ<ref group = "出" name="Lostbelt No.1 プロローグ"/>が、この人物こそベリルがスカウトされた当初カルデアの医務室で見かけた、当時はまだ感情も何も無い未熟児のような、とても不細工な有り様だった後のAチームメンバーとなるマシュ・キリエライトで、一目見て彼女が将来誰よりも美しく綺麗な存在になると確信すると同時に心惹かれる<ref group = "出" name="Lostbelt No.6 第29節">『妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ』第29節「ある予言」</ref>のだが、元から人の物差しで美意識を測ることが出来なかった彼は、マシュに接する過程で自分の手で美しいものを壊す事によってその『美しさ』を感じ取れるという歪んだ価値観に気付いてしまい、彼女に苦痛<ref group="注">作中の描写では寝たきりで動けないマシュの指を折っている。</ref>を負わせながらもその姿を心から真剣に労る事で自分なりの「愛情」を示し、同時に殺人以外に見出した『楽しみと喜び』でもあった。とはいえども、そのやり方は周りからすれば異常である事に変わりはなかったため、Aチームの初回レイシフト実験が行われる1年前にも同様の理由で再び押しかけた時は、流石のドクターからも激昂を受け殴られた末に一時拘束され、治療室に立ち入る手段を永久に取り上げられてしまった<ref group = "出" name="Lostbelt No.6 第29節"/>。
 
:かつてカルデアの生き残りである「ある人物」に執着心を抱き、その人物の治療室に押しかけるも発見したドクターによってすぐに追い出されてしまった過去を持つ<ref group = "出" name="Lostbelt No.1 プロローグ"/>が、この人物こそベリルがスカウトされた当初カルデアの医務室で見かけた、当時はまだ感情も何も無い未熟児のような、とても不細工な有り様だった後のAチームメンバーとなるマシュ・キリエライトで、一目見て彼女が将来誰よりも美しく綺麗な存在になると確信すると同時に心惹かれる<ref group = "出" name="Lostbelt No.6 第29節">『妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ』第29節「ある予言」</ref>のだが、元から人の物差しで美意識を測ることが出来なかった彼は、マシュに接する過程で自分の手で美しいものを壊す事によってその『美しさ』を感じ取れるという歪んだ価値観に気付いてしまい、彼女に苦痛<ref group="注">作中の描写では寝たきりで動けないマシュの指を折っている。</ref>を負わせながらもその姿を心から真剣に労る事で自分なりの「愛情」を示し、同時に殺人以外に見出した『楽しみと喜び』でもあった。とはいえども、そのやり方は周りからすれば異常である事に変わりはなかったため、Aチームの初回レイシフト実験が行われる1年前にも同様の理由で再び押しかけた時は、流石のドクターからも激昂を受け殴られた末に一時拘束され、治療室に立ち入る手段を永久に取り上げられてしまった<ref group = "出" name="Lostbelt No.6 第29節"/>。
:そもそもベリルにとって、興味を抱く物事への判断基準は「面白い」と「つまらない」の二択しかなく、後者なら何であろうと躊躇なく<ruby><rb>殺し</rb><rt>壊し</rt></ruby>、前者であってもその在り方が何処かで行き詰る=それ以上の面白さは見込めないと感じたり、一瞬でも飽きてしまえば、やはり躊躇いもなく手にかけてしまう<ref group="注">カルデア所属以前はフリーの殺し屋専門の魔術師として裏社会に身を投じていたが、この気まぐれのせいで必要以上に周りを殺し過ぎた結果、その手の者達からも危険人物と看做され干されかかっていた。</ref>。事実担当異聞帯においても、妖精國ブリテンはその『構図と本質』故にあのまま放っておけば自然に自滅すると見抜いていたが、逆にそれを利用してマシュの純粋な心につけ込み、妖精達に弄ばれて使い倒された挙句、良心の呵責に耐えかねて心身ともに絶望した所を奪取して囲ってやればいいと云う下劣な思考の本あえて一行を泳がせておきつつ、モルガンの目を盗んで[[オーロラ|他の妖精]]に自分しか知らない情報を与えたり、後々厄介な存在となりうるウッドワスとバーヴァン・シーの両者をぶつけ合う形でいっぺんに始末する事で、遠回しながらもブリテンの崩壊を早める手段に手を貸していた事が窺える。
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:そもそもベリルにとって興味を抱く物事への判断基準は、「面白い」のか「そうじゃない」かの二択しかなく、後者なら何であろうと躊躇なく<ruby><rb>殺し</rb><rt>壊し</rt></ruby>、前者であってもその在り方が何処かで行き詰る=それ以上の面白さは見込めないと感じたり一瞬でも飽きてしまえば、やはり躊躇いもなく手にかけてしまう<ref group="注">カルデア所属以前はフリーの殺し屋専門の魔術師として裏社会に身を投じていたが、この気まぐれのせいで必要以上に周りを殺し過ぎた結果、その手の者達からも危険人物と看做され干されかかっていた。</ref>。事実担当異聞帯においても、妖精國ブリテンはその『構図と本質』故にあのまま放っておけば自然に自滅すると見抜いていたが、逆にそれを利用してマシュの純粋な心につけ込み、妖精達に弄ばれて使い倒された挙句、良心の呵責に耐えかねて心身ともに絶望した所を奪取して囲ってやればいい云う下劣な思考の下、その舞台装置とするべくモルガン共々あえて泳がせておく形で放置し、カルデア一行がやって来た事で目論見が半分達成されると、彼女の目を盗んで[[オーロラ|他の妖精]]に自分しか知らない情報を与えたり、後々厄介な存在となりうるウッドワスとバーヴァン・シーの両者をぶつけ合う形でいっぺんに始末する事で、遠回しながらもブリテンの崩壊を早める手段に手を貸していた事が窺える。
 
;能力
 
;能力
 
:Aチームに戦闘要員として選抜されただけの高いレイシフト適性と実力を持っている。
 
:Aチームに戦闘要員として選抜されただけの高いレイシフト適性と実力を持っている。
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;[[カドック・ゼムルプス]]
 
;[[カドック・ゼムルプス]]
 
:彼に対して兄貴のように接しているが、彼からは「兄貴分はペペロンチーノだけで十分だ」と突っ撥ねられる<ref group = "出" name="Lostbelt No.1 プロローグ"/>。ロシアに続き北欧異聞帯を落とされた後の会議では、自分を負け犬と称したカドックに意味深な反応を示していた。
 
:彼に対して兄貴のように接しているが、彼からは「兄貴分はペペロンチーノだけで十分だ」と突っ撥ねられる<ref group = "出" name="Lostbelt No.1 プロローグ"/>。ロシアに続き北欧異聞帯を落とされた後の会議では、自分を負け犬と称したカドックに意味深な反応を示していた。
:実はこの時から「本当に負け犬ならば自分の手で殺す」と明確かつ密かに殺しの標的にしており、そのため第5章にて自身の計画の遂行のタイミングを図りつつ単独行動を取っていたカドックを捜し回っていた。なお、この際にベリルはカドックを「かわいそうな弟分」と称しており、プロフィールや後に明らかになったベリルの人間性からして、カドックに対しては彼なりに親しみを抱いていたと思われる。
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:実はこの時から「本当に負け犬ならば自分の手で殺す」と明確かつ密かに殺しの標的にしており、そのためギリシャ異聞帯にて自身の計画の遂行のタイミングを図りつつ単独行動を取っていたカドックを捜し回っていた。なお、この際にベリルはカドックを「かわいそうな弟分」と称しており、プロフィールや後に明らかになったベリルの人間性からして、カドックに対しては彼なりに親しみを抱いていたと思われる。
    
;[[オフェリア・ファムルソローネ]]
 
;[[オフェリア・ファムルソローネ]]
 
:キリシュタリアに対して遊び気分で接している事に対して彼女に叱責されている他<ref group = "出" name="Lostbelt No.1 プロローグ"/>、凶悪な人間性と血にまみれた経歴という点から毛嫌いされており<ref group = "出" name="Lostbelt No.2 第4節"/>、信用に足るのか、異聞帯の拡張が務まるのか疑問視され、早い段階で彼女はキリシュタリアにベリルの危険性を指摘していた。皮肉にも、彼女の懸念は後に(彼女にとっても)最悪の形として的中する事となった。
 
:キリシュタリアに対して遊び気分で接している事に対して彼女に叱責されている他<ref group = "出" name="Lostbelt No.1 プロローグ"/>、凶悪な人間性と血にまみれた経歴という点から毛嫌いされており<ref group = "出" name="Lostbelt No.2 第4節"/>、信用に足るのか、異聞帯の拡張が務まるのか疑問視され、早い段階で彼女はキリシュタリアにベリルの危険性を指摘していた。皮肉にも、彼女の懸念は後に(彼女にとっても)最悪の形として的中する事となった。
:一方でベリルの方は彼女が命を落とした際に「身内」と称し仲間意識を見せていたが、後に彼女の事は「つまらないヤツ」と眼中に無かった事が明らかになった。
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:一方でベリルの方は、彼女が命を落とした際に「身内」と称し仲間意識を見せていたが、後にオフェリアの事は「つまらないヤツ」と眼中に無かった事が明らかになった。
    
;[[キリシュタリア・ヴォーダイム]]
 
;[[キリシュタリア・ヴォーダイム]]
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===人理継続保障機関フィニス・カルデア===
 
===人理継続保障機関フィニス・カルデア===
 
;[[マシュ・キリエライト]]
 
;[[マシュ・キリエライト]]
:歪んだ愛情を持ち、執着している相手。治療室に押しかけるもロマニに見つかって追い出された過去を持っている。彼女がAチーム唯一死に至る「大令呪」を有していなかったのも、自分が始末屋になる条件としてマシュの分の免除を申し出していたため。
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:歪んだ愛情を持ち、執着している相手。治療室に押しかけるもロマニに見つかって追い出された過去を持っている。彼女がAチーム唯一死に至る「大令呪」を有していなかったのも、自分が始末屋になる条件としてマシュの分の免除を申し出していた為。
:ブリテン異聞帯における数々の残虐な所業も、全ては『彼女を手に入れる』ためにやった事であり、死に瀕しても執着し続けた。
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:ブリテン異聞帯における数々の残虐な所業や根回しも、全ては『彼女を手に入れる』為にやった事であり、死に瀕しても執着し続けた。
 
;[[ロマニ・アーキマン]]
 
;[[ロマニ・アーキマン]]
 
:治療室に押しかけたベリルがマシュにやっていた所業に対して激怒し、殴りつけた末に追い出して永久出禁にされてしまった。
 
:治療室に押しかけたベリルがマシュにやっていた所業に対して激怒し、殴りつけた末に追い出して永久出禁にされてしまった。
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;[[主人公 (Grand Order)]]
 
;[[主人公 (Grand Order)]]
 
:当初は『自分からマシュを奪った相手』という嫉妬から、名前も覚えていない(覚えようとしていない)様子で、中国異聞帯では「マシュの陰に隠れたまま英雄になった奴(意訳)」という皮肉も込めて他のクリプター以上に棘のある感情を向けている上に、異聞帯を次々と破壊している姿を脅威と見なしており、裏でコヤンスカヤに暗殺を依頼している。
 
:当初は『自分からマシュを奪った相手』という嫉妬から、名前も覚えていない(覚えようとしていない)様子で、中国異聞帯では「マシュの陰に隠れたまま英雄になった奴(意訳)」という皮肉も込めて他のクリプター以上に棘のある感情を向けている上に、異聞帯を次々と破壊している姿を脅威と見なしており、裏でコヤンスカヤに暗殺を依頼している。
:後に大西洋異聞帯の冒頭では評価を改めており「活きが良いマスターで我らが誇る補欠後輩(意訳)」と軟化し、ブリテン異聞帯では「マスターとしては一流」と実力を認めるも、やはり『マシュと自分を引き離した邪魔者』と云うスタンスは変わらず、幾度となく卑劣な罠にかけ心壊を企んだ。
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:後に大西洋異聞帯の冒頭では評価を改めており「活きが良いマスターで我らが誇る補欠後輩(意訳)」と軟化し、ブリテン異聞帯では「マスターとしては一流」と実力を認めるも、一方的な妬みそのものは全く変わっておらず、幾度となく卑劣な罠にかけ心壊を企んだ。
    
=== ブリテン異聞帯 ===
 
=== ブリテン異聞帯 ===
 
; [[モルガン (Grand Order)|モルガン]]
 
; [[モルガン (Grand Order)|モルガン]]
 
: 自身のサーヴァントとして召喚したはずが、契約完了前に主導権を奪われ主従逆転してしまう。挙句にその過程で一度モルガンによって存在を抹消された後に再度復元されたため “魔術で生まれたスワンプマン” のような存在になってしまったが、これに関してはベリル自身の元来の性格と、互いに執着するもの以外はどうでもいいスタンスもあったため然程気には留めておらず、怪しまれない程度の最低限接触以外は不干渉を決めていた節もあった。
 
: 自身のサーヴァントとして召喚したはずが、契約完了前に主導権を奪われ主従逆転してしまう。挙句にその過程で一度モルガンによって存在を抹消された後に再度復元されたため “魔術で生まれたスワンプマン” のような存在になってしまったが、これに関してはベリル自身の元来の性格と、互いに執着するもの以外はどうでもいいスタンスもあったため然程気には留めておらず、怪しまれない程度の最低限接触以外は不干渉を決めていた節もあった。
:また一方でベリルからすれば、妖精國もモルガンも所詮はマシュが来るまでの暇つぶしの道具でしかなく、カルデア一行がやって来た途端色々と『遊び尽くして』飽きてしまった事もあって興味が無くなり、裏々で手を回して間接的に追い詰めた末に国諸共滅ぼしてしまった。
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:とはいえどもベリルからすれば、妖精國も彼女も所詮はマシュと主人公達が来るまでの暇つぶしの道具かつ、両者をおびき寄せる為の舞台装置としか思っておらず、それが達成された時点で興味が無くなったのもあり、用済みと言わんばかりに裏々で手を回して間接的に追い詰めた末、国諸共滅ぼした。
 
: ちなみに最初のサーヴァント召喚の際、ベリルは「どうせなら世界を壊せる者がいい」と豪語していたため、『ブリテンを壊した<ruby><rb>魔女</rb><rt>モルガン</rt></ruby>』を引き当てた事はある意味言い得て妙かつ必然性があったと言えよう。
 
: ちなみに最初のサーヴァント召喚の際、ベリルは「どうせなら世界を壊せる者がいい」と豪語していたため、『ブリテンを壊した<ruby><rb>魔女</rb><rt>モルガン</rt></ruby>』を引き当てた事はある意味言い得て妙かつ必然性があったと言えよう。
 
; [[妖精騎士トリスタン]]/バーヴァン・シー
 
; [[妖精騎士トリスタン]]/バーヴァン・シー
: モルガンの義娘。汎人類史の世界の話をしたことで彼女に懐かれ、お互いに「レッドベリル」「レディ・スピネル」と呼び合っているが、彼女が今までの処遇の所為で心身が摩耗している事に気づいていたらしく、『すでに終わっている存在』かつモルガンを潰すために排除すべき障壁として、自身の魔術の呪いを肩代わりさせるための実質的な手駒にしか見ておらず、心優しい本質とお母様を慕い期待に応えようとする気持ちを利用し、必要以上の暴虐として魔術やそれに伴う残酷な殺し方等を教える形で散々無理強いをさせたあげく、事が済んだ途端あっさりと見捨ててしまった。
+
: モルガンの義娘。汎人類史の世界の話をしたことで彼女に懐かれ、黒魔術やそれに伴う残酷な殺し方等を教える等色々と面倒を見ており、お互いに「レッドベリル」「レディ・スピネル」と呼び合っている。ベリル自身もある部分でシンパシーを感じる友人と本気で認識していたが、彼の友人の定義は一般におけるそれとは大きく逸脱したものであった。
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: 同時に彼女が今までの処遇の所為で心身が摩耗し、壊れかけ寸前の状態である事に気づいていたらしく、心優しい本質と、お母様を慕い期待に応えようとする気持ちを利用して散々無理強いをさせた上に、最後は自身の魔術の呪いを肩代わりさせる為の実質的な手駒のように扱った。
 
; [[ウッドワス]]
 
; [[ウッドワス]]
 
: 英霊の地名補完によって強さが増したマシュに対抗すべく、妖精の中で最も強力な肉体を持つ彼の霊基を複写し自身に取り込む。そこには妖精騎士トリスタンと同じ様にモルガンを潰すための障壁の排除もあった。
 
: 英霊の地名補完によって強さが増したマシュに対抗すべく、妖精の中で最も強力な肉体を持つ彼の霊基を複写し自身に取り込む。そこには妖精騎士トリスタンと同じ様にモルガンを潰すための障壁の排除もあった。
 
;[[ボガード]]
 
;[[ボガード]]
:マシュを「花嫁」として囲っていたシェフィールドの妖精。言わずもがなそれ事態がベリルの嫉妬心と逆恨みをかき立てたため、妖精騎士トリスタンを使って嬲り殺しにした。
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:マシュを「花嫁」として囲っていたシェフィールドの妖精。妖精騎士トリスタンの能力の実践相手かつ、マシュを焚きつけるため嬲り殺しにした。恐らく花嫁の件でベリルが嫉妬心と逆恨みをかき立てたのも一因と考えられる。
 
;[[オーロラ]]
 
;[[オーロラ]]
 
:両者が統治する街の関係性からも分かる様に、氏族の能力である「風の報せ」を使ってモルガンに関する情報を提供していたと思われる妖精。
 
:両者が統治する街の関係性からも分かる様に、氏族の能力である「風の報せ」を使ってモルガンに関する情報を提供していたと思われる妖精。
 
: オーロラは自己愛、ベリルはマシュと自身の楽しみの為に時として危険な行為や、多くの無辜の人々の利用と犠牲も厭わないと云う根幹が似ているので、'''『類は友を呼ぶ』'''とは正にこの事なのだろう……
 
: オーロラは自己愛、ベリルはマシュと自身の楽しみの為に時として危険な行為や、多くの無辜の人々の利用と犠牲も厭わないと云う根幹が似ているので、'''『類は友を呼ぶ』'''とは正にこの事なのだろう……
 
;ウィンキー
 
;ウィンキー
:マシュをボガードに売った三人組の一人で、彼女に関する情報を提供して貰っていた妖精。
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:マシュをボガードに売った三人組の一人で、彼女に関する一連の情報を提供して貰っていた妖精。
:証拠隠滅の他にも、ボガードと同様に『マシュと心を通わせた』事がベリルの逆鱗に触れ殺害した。
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:最後は証拠隠滅の為に殺害したが、此方も恐らく『マシュと心を通わせた』事がベリルの逆鱗に触れた所為もあると考えられる。
    
===その他===
 
===その他===
139行目: 140行目:  
:名前は直接出されていないが、十中八九彼女の事と思われる。
 
:名前は直接出されていないが、十中八九彼女の事と思われる。
 
:「必ずこちらを殺しに来る。ああいうタイプはよくわかる」と自分に引き比べたかのようなプロファイリングをしていた。
 
:「必ずこちらを殺しに来る。ああいうタイプはよくわかる」と自分に引き比べたかのようなプロファイリングをしていた。
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;[[言峰綺礼]]
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:同じ様に'''「美しいものを傷つけた時だけ、それを美しいと感じられる」'''という破断した価値観の持ち主だが、彼は当初その事実を受け入れられず苦悩し続け、吹っ切れた後も心底では自分の在り方を模索しているまともな道徳観念や精神性があるのに対し、ベリルは最初からどちらも持ち合わせてはいない。
    
==名台詞==
 
==名台詞==
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*明らかになった悪性の強さに加え、ギリシャ異聞帯でキリシュタリアを謀殺した経緯と、よりにもよって執着相手がマシュ・キリエライトで、尚且つ彼女にDV紛いの「愛情表現」をしていた事が判明するや否や、多くのプレイヤーに怒りとヘイトを募らせたクリプターだったが、担当するブリテン異聞帯の住民が一部を除けばベリルが霞んでしまう程に醜悪で悪辣な思想と価値観を持つ暴民連中ばかりで成り立っていたため崩壊は避けられなかった事と、当人が予想以上に裏方に徹底していた事から''存在そのものが途中から半ば忘れ去られる''事態となり、さらに2021年開催の6周年記念オンラインイベント、及び2022年開催の7周年記念イベント1日目における各異聞帯シナリオの朗読劇では、ネタバレ防止のため''ベリルが一番活躍する重要場面が丸ごと飛ばされる''羽目となり、プレイヤー達のやり切れなさと異聞帯での胸糞と後味の悪さを彼の名前と掛けて『ベリル・'''カット'''』というネタよりの渾名が誕生してしまった。
 
*明らかになった悪性の強さに加え、ギリシャ異聞帯でキリシュタリアを謀殺した経緯と、よりにもよって執着相手がマシュ・キリエライトで、尚且つ彼女にDV紛いの「愛情表現」をしていた事が判明するや否や、多くのプレイヤーに怒りとヘイトを募らせたクリプターだったが、担当するブリテン異聞帯の住民が一部を除けばベリルが霞んでしまう程に醜悪で悪辣な思想と価値観を持つ暴民連中ばかりで成り立っていたため崩壊は避けられなかった事と、当人が予想以上に裏方に徹底していた事から''存在そのものが途中から半ば忘れ去られる''事態となり、さらに2021年開催の6周年記念オンラインイベント、及び2022年開催の7周年記念イベント1日目における各異聞帯シナリオの朗読劇では、ネタバレ防止のため''ベリルが一番活躍する重要場面が丸ごと飛ばされる''羽目となり、プレイヤー達のやり切れなさと異聞帯での胸糞と後味の悪さを彼の名前と掛けて『ベリル・'''カット'''』というネタよりの渾名が誕生してしまった。
 
**キリシュタリアとペペロンチーノについても、それぞれ異性の神に最初から生命を握られていた、神通力で自身の余命がこれきりだと予め気づいていたという既に寿命が詰んだ状態だった事情もあり、ベリルが手を下す必要が全くなかった事も拍車がかかってしまったといえる。
 
**キリシュタリアとペペロンチーノについても、それぞれ異性の神に最初から生命を握られていた、神通力で自身の余命がこれきりだと予め気づいていたという既に寿命が詰んだ状態だった事情もあり、ベリルが手を下す必要が全くなかった事も拍車がかかってしまったといえる。
**一方でマシュへの歪んだ愛情に関する結末に対しては、彼女自身から異聞帯での一連の行動と、過去における暴行行為も含め'''『自分を愛している』というベリルの思いそのものは間違いなく本物で本気なんだと承知した上'''で、「その伝え方が間違っているし、理解も出来ないから応えられない」とキッパリ拒絶の言葉を告げられる形で書ききってはいるので、ベリル・ガットという『一人の恋する男の物語の終わり』としてはこれ位が丁度良かったのかも知れない……
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**一方でマシュへの歪んだ愛情に関する結末に対しては、彼女自身から異聞帯での一連の行動と、過去における暴行行為も含め'''『自分を愛している』というベリルの思いそのものは間違いなく本物で本気なんだと承知した上'''で、「その伝え方が間違っているし、理解も出来ないから応えられない」とマシュなりのキッパリとした拒絶の言葉を告げられる形で書ききってはいるので、ベリル・ガットという『一人の恋する男の物語の終わり』としてはこれ位が丁度良かったのかも知れない。
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***奈須きのこ氏によると、ブラックウルフとなった際自分に令呪を使う予定もあったそうだが、ボイスの収録までしていたのに仕様の関係上没になってしまったらしい。一体ベリルはどこまでカットされるのか……。<ref group = "出">[http://www.typemoon.org/bbb/diary/log/202107.html 竹箒日記2021/07/28]</ref>
    
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==
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