差分

15行目: 15行目:  
| 地域 = 欧州
 
| 地域 = 欧州
 
| 属性 = 秩序・善
 
| 属性 = 秩序・善
| 隠し属性 = 人
+
| 副属性 = 人
 
| 性別 = 女性
 
| 性別 = 女性
 
| スリーサイズ =  
 
| スリーサイズ =  
24行目: 24行目:  
| サーヴァント階位 =  
 
| サーヴァント階位 =  
 
| 特技 =  
 
| 特技 =  
| 好きな物 =  
+
| 好きな物 = お風呂
| 苦手な物 =  
+
| 苦手な物 = ギロチン
 
| 天敵 =  
 
| 天敵 =  
 
| デザイン = ギンカ
 
| デザイン = ギンカ
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詳細は「[[マリー・アントワネット〔キャスター〕]]」を参照。
 
詳細は「[[マリー・アントワネット〔キャスター〕]]」を参照。
 +
 +
=== マリー・アントワネット〔オルタ〕 ===
 +
マリーが切り離した別側面。<ruby><rb>偶像</rb><rt>アイドル</rt></ruby>ではなく復讐者として在り、断罪の刃を振るう黒き華。
 +
 +
詳細は「[[マリー・アントワネット〔オルタ〕]]」を参照。
    
== ステータス ==
 
== ステータス ==
71行目: 76行目:  
: 旧名は[[シュヴァリエ・デオン|フルール・ド・リス]]。
 
: 旧名は[[シュヴァリエ・デオン|フルール・ド・リス]]。
 
: 『Fate/Grand Order Arcade』では演出がさらに強化されており、周囲一体にガラスの結晶が水晶のように析出し、ガラスに閉じ込められた敵を突撃した馬が蹴り砕くようになっている。
 
: 『Fate/Grand Order Arcade』では演出がさらに強化されており、周囲一体にガラスの結晶が水晶のように析出し、ガラスに閉じ込められた敵を突撃した馬が蹴り砕くようになっている。
:『Grand Order』では「敵全体に強力な攻撃&味方全体のHPを回復<ref group = "注" name="オーバーチャージで効果UP">オーバーチャージで効果UP</ref>&味方全体の弱体状態を解除」という効果のQuick宝具。
+
:『Grand Order』では「敵全体に強力な攻撃[Lv]+味方全体のHPを回復<オーバーチャージで効果アップ>&弱体解除」という効果のQuick宝具。
:強化後は「味方全体のクリティカル威力をアップ<ref group = "注" name="3ターン">3ターン</ref>」という効果が追加される。
+
:強化後はA+ランクに上昇し、宝具威力倍率と回復数値の上昇に加えて「味方全体のクリティカル威力をアップ(3ターン)」という効果が追加される。
 
; 愛すべき輝きは永遠に(クリスタル・パレス)
 
; 愛すべき輝きは永遠に(クリスタル・パレス)
 
: ランク:B+<br />種別:結界宝具<br />レンジ:0~100<br />最大捕捉:1000人
 
: ランク:B+<br />種別:結界宝具<br />レンジ:0~100<br />最大捕捉:1000人
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== 真名:マリー・アントワネット ==
 
== 真名:マリー・アントワネット ==
:マリー=アントワネット=ジョゼフ=ジャンヌ・ド・アブスブール=ロレーヌ・ドートリシュ。ハプスブルク家の系譜にあたるフランス王妃。王権の象徴として愛され祝福されて生きながら、王権の象徴として憎まれ貶められて死に果てた女性。
+
:マリー=アントワネット=ジョゼフ=ジャンヌ・ド・アブスブール=ロレーヌ・ドートリシュ。ハプスブルグ家<ref group = "注"  name="ハプスブルグ家">原文ママ。『Fate/Grand Order material I』p.265 では「ハプスブル<strong>グ</strong>家」と表記されているが、日本語での慣用表記はドイツ語読みに従い「ハプスブル<strong>ク</strong>家」とするのが一般的で、英語読みでも「ハプスバーグ家」となる。同様の表記は[[人智統合真国 シン]]で言及された「<ruby><rb>哈布斯堡</rb><rt>ハプスブルグ</rt></ruby>帝国」にも見られる。[[クー・フーリン]]の宝具「ゲイ・ボル<strong>ク</strong>」(一般的には「ゲイ・ボル<strong>グ</strong>」)とは逆パターンの表記違いで、意図的なものか、単なる誤植なのか不明。</ref>の系譜にあたるフランス王妃。王権の象徴として愛され祝福されて生きながら、王権の象徴として憎まれ貶められて死に果てた女性。
:儚き貴婦人。ドイツ系大貴族ハプスブルグ家の裔たるマリア・テレジアとロレーヌ公爵家出身の神聖ローマ皇帝フランツ一世の間に生まれた、欧州世界の「高貴による支配」を象徴する存在。ヴェルサイユにて嫌味と陰謀が渦巻く戦場での孤独の戦いを強いられた。<br>
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:儚き貴婦人。ドイツ系大貴族ハプスブルグ家<ref group = "注"  name="ハプスブルグ家" />の裔たるマリア・テレジアとロレーヌ公爵家出身の神聖ローマ皇帝フランツ一世の間に生まれた、欧州世界の「高貴による支配」を象徴する存在。ヴェルサイユにて嫌味と陰謀が渦巻く戦場での孤独の戦いを強いられた。<br>
    
:マリーは14歳でルイ16世の妃(ただし、結婚当時はまだ即位していないため、正確には王太子妃である)となり、民に乞われて王妃になった。民なくして王妃は王妃になれない。<br>母の元から離れて王家の白百合となることを決め、民を愛し、民を思い、民を救おうとした。<br>それでも民が望まないなら、望まなくとも退場する。それが国に仕える人間の運命である。
 
:マリーは14歳でルイ16世の妃(ただし、結婚当時はまだ即位していないため、正確には王太子妃である)となり、民に乞われて王妃になった。民なくして王妃は王妃になれない。<br>母の元から離れて王家の白百合となることを決め、民を愛し、民を思い、民を救おうとした。<br>それでも民が望まないなら、望まなくとも退場する。それが国に仕える人間の運命である。
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:王妃と不仲であったロアン枢機卿に対し、王妃と親しいと吹聴するラ・モット伯爵夫人が接近し、「高額な首飾りを購入して王妃にプレゼントすれば仲直りできる。私が仲介するから」と持ちかけた。
 
:王妃と不仲であったロアン枢機卿に対し、王妃と親しいと吹聴するラ・モット伯爵夫人が接近し、「高額な首飾りを購入して王妃にプレゼントすれば仲直りできる。私が仲介するから」と持ちかけた。
 
:信じた枢機卿の購入後に、首飾りを受け取った伯爵夫人は即座に解体してロンドンで転売し横領。首飾りの製作元から代金の催促があって事件が明るみになった。
 
:信じた枢機卿の購入後に、首飾りを受け取った伯爵夫人は即座に解体してロンドンで転売し横領。首飾りの製作元から代金の催促があって事件が明るみになった。
:勝手に名前を騙られて激怒した王妃は裁判所に提訴し、枢機卿は無罪になったものの伯爵夫人は有罪となって投獄された。(もともと、首飾りが当時の金1t相当ととんでもなく高額だったことと政敵のために作られたものだったため、王妃は嫌がっていた)
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:勝手に名前を騙られて激怒した王妃は裁判所に提訴し、枢機卿は無罪になったものの伯爵夫人は有罪となって投獄された(もともと、首飾りが当時の金1t相当ととんでもなく高額だったことと政敵のために作られたものだったため、王妃は嫌がっていた)。
 
:王妃自身は事件とは無関係だったものの、「実は伯爵夫人とグルで代金を着服したのではないか」などとあらぬ噂が立ち、王宮への不信感に繋がってしまった。
 
:王妃自身は事件とは無関係だったものの、「実は伯爵夫人とグルで代金を着服したのではないか」などとあらぬ噂が立ち、王宮への不信感に繋がってしまった。
 
:『Fate/Grand Order』でのマリーはこの事件について「ちょっと嫌な事があった」と深くは語らないものの、首飾りそのものは「キラキラしていてとても綺麗」と評価している。
 
:『Fate/Grand Order』でのマリーはこの事件について「ちょっと嫌な事があった」と深くは語らないものの、首飾りそのものは「キラキラしていてとても綺麗」と評価している。
 +
:また、この事件の背後には稀代の詐欺師と言われた[[アレッサンドロ・ディ・カリオストロ|カリオストロ伯爵]]の存在があったとされており、それが元で王宮を手玉に取った英雄として扱われることとなった。
    
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
115行目: 121行目:  
: そこそこ出番は多い。
 
: そこそこ出番は多い。
 
: 本編と比較するとギャグ漫画のためか天然ボケの度合いが酷くなっており、欲望にも結構忠実。
 
: 本編と比較するとギャグ漫画のためか天然ボケの度合いが酷くなっており、欲望にも結構忠実。
 +
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===Fate関連作品===
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; [[Fate/Grand Order 英霊食聞録]]
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: 第5話に登場。お茶会の主催として、メインとなる立ち位置。
    
===その他===
 
===その他===
125行目: 135行目:  
: 彼女曰く、初恋の相手。生前プロポーズされたことがあり、生前に会っていた期間は短いものの彼の素行を変態と罵ったりする程親しい間柄。
 
: 彼女曰く、初恋の相手。生前プロポーズされたことがあり、生前に会っていた期間は短いものの彼の素行を変態と罵ったりする程親しい間柄。
 
: 第一特異点では現界後に偶然出会い行動を共にしていた。
 
: 第一特異点では現界後に偶然出会い行動を共にしていた。
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; [[アントニオ・サリエリ]]
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: 兄・ヨーゼフ二世が召し抱えていた宮廷作曲家。自身の家庭教師だった事もあり「先生」と呼んでいる。
 
; [[シャルル=アンリ・サンソン]]
 
; [[シャルル=アンリ・サンソン]]
 
: 生前彼女を処刑した人物。
 
: 生前彼女を処刑した人物。
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; [[シュヴァリエ・デオン]]
 
; [[シュヴァリエ・デオン]]
 
: 生前関わりがあった騎士。女性として認識している。彼女(?)にドレスを贈ったとされる。
 
: 生前関わりがあった騎士。女性として認識している。彼女(?)にドレスを贈ったとされる。
 +
; [[ナポレオン]]
 +
: マリーの死後フランス皇帝となった人物。
 +
: ナポレオン自身は彼女の身に起きたことについてやり切れなさを感じているも、マリーは異郷の出自でありながらフランスを愛したもの同士仲良くしようと持ちかけている。
 +
: ちなみにナポレオンはジョゼフィーヌ妃との離縁後、マリーの曾姪にあたるハプスブルク家の皇女と再婚している。
 
; [[ジャンヌ・ダルク]]
 
; [[ジャンヌ・ダルク]]
 
: 第一特異点で共闘する。生前は聖女として尊敬していたが、彼女の心情を知り友人になることを提案する。
 
: 第一特異点で共闘する。生前は聖女として尊敬していたが、彼女の心情を知り友人になることを提案する。
145行目: 161行目:  
; [[巴御前]]
 
; [[巴御前]]
 
: 「子供を持った事がある人物」同士として、よく話をしているとのこと。
 
: 「子供を持った事がある人物」同士として、よく話をしているとのこと。
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; [[エウロペ]]
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: 「なんだか他人の気がしない」「似ていないが、何故か母(=マリア・テレジア)のことを思い出してしまう」相手。
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; [[黒いマリー]]
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: 期間限定イベント『星屑盤上冥路アステロ・アキハバラ』で監禁され、名前を騙られていた相手。
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; [[ミス・クレーン]]
 +
: 彼女のアトリエに出資しているらしく、深く感謝されている。
 +
: また、彼女もフランスにいろいろと縁がある人物でもある。
 +
; [[マリー・アントワネット〔オルタ〕]]
 +
:自身の別側面。
 +
:きちんと話をしてみたいと思っているが、きっと彼女は嫌がるだろうとしている。
    
=== マンガで分かる!Fate/Grand Order ===
 
=== マンガで分かる!Fate/Grand Order ===
153行目: 179行目:  
:ちびっこ王国改めちびっこ合衆国のトップの一人。
 
:ちびっこ王国改めちびっこ合衆国のトップの一人。
 
:降伏したフリをして合衆国に加わり、内部から自分が作った百合異聞帯で汚染しようと画策している。
 
:降伏したフリをして合衆国に加わり、内部から自分が作った百合異聞帯で汚染しようと画策している。
 +
;[[刑部姫]]
 +
:百合を嫌っているために敵視しており、ギロチンで処刑しようと追いかけ回している。
    
=== 生前 ===
 
=== 生前 ===
 
;ルイ十六世
 
;ルイ十六世
:夫。彼女曰く、人生で二番目に恋をした相手。当時の常識から鑑みて開明的なエピソードが多く、マリーと共に国民を深く愛していた。
+
:夫。彼女曰く、人生で二番目に恋をした相手。当時の常識から鑑みて開明的なエピソードが多く、マリーと共に国民を深く愛していた。構造改革を進め国民を教化することでフランスを救おうとしたが、既存の権力と体制の枠で改革を行うには財政の崩壊と階級の特権化が進みすぎており、王が十分な力を有さないまま教化を行うことは革命を誘発した。
;ルイ=シャルル
+
;[[ルイ十七世|ルイ=シャルル]]
 
:「ルイ十七世」の称号を持つ息子。彼女への意趣返しで彼が殺されたことについて、「国民を少しだけ憎んでいる」と感情を露にしている。
 
:「ルイ十七世」の称号を持つ息子。彼女への意趣返しで彼が殺されたことについて、「国民を少しだけ憎んでいる」と感情を露にしている。
 
:『[[Fate/Requiem]]』によると[[アヴェンジャー]]として英霊の座に登録されているが、悲惨な最期を鑑みれば妥当なクラスである。
 
:『[[Fate/Requiem]]』によると[[アヴェンジャー]]として英霊の座に登録されているが、悲惨な最期を鑑みれば妥当なクラスである。
164行目: 192行目:  
;ハンス・アクセル・フォン・フェルセン
 
;ハンス・アクセル・フォン・フェルセン
 
:スウェーデン王国の伯爵で、愛人。彼が立てた亡命計画を台無しにした事が命取りとなった。
 
:スウェーデン王国の伯爵で、愛人。彼が立てた亡命計画を台無しにした事が命取りとなった。
 +
:アマデウスのマテリアルで筆舌に尽くしがたい暴言を吐かれているため、実在していたのは確かであるが関係性は不明。
 +
;[[マクシミリアン・ロベスピエール]]
 +
:フランス革命における過激共和派「ジャコバン派」の領袖。ルイ16世とマリー・アントワネットをギロチン送りにした張本人。
    
== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
185行目: 216行目:     
;「パンが無いの?」
 
;「パンが無いの?」
:マイルーム会話。'''あまりにも有名すぎる'''史実ネタ。…もっともこれが彼女本人の発言であったという確証はなく、別の人物の発言であったという説もある。
+
:マイルーム会話。'''あまりにも有名すぎる'''史実ネタ。…もっともこれは彼女本人の発言ではない(詳しくは話題まとめ項にて)
 
:なお、(当然と言うべきか)「それならケーキを~」などと続いたりはしない。
 
:なお、(当然と言うべきか)「それならケーキを~」などと続いたりはしない。
   222行目: 253行目:  
:直前に「諦めなかった」マリーが言っているように、普段の態度もこの呪詛も等しくマリーの本音である。[[ジャンヌ・ダルク|聖女]]とはやはり心の在り方が違うのであろう。
 
:直前に「諦めなかった」マリーが言っているように、普段の態度もこの呪詛も等しくマリーの本音である。[[ジャンヌ・ダルク|聖女]]とはやはり心の在り方が違うのであろう。
 
:余談ではあるが、「回転悲劇」というのは設定担当の桜井氏の作品でよく出てくるフレーズである。彼女の象徴でもあるメリーゴーラウンドとも引っ掛けているのであろうか。
 
:余談ではあるが、「回転悲劇」というのは設定担当の桜井氏の作品でよく出てくるフレーズである。彼女の象徴でもあるメリーゴーラウンドとも引っ掛けているのであろうか。
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 +
;「アナスタシア、アナスタシア。おちついて。ね、ね、ね?」
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;「いつものCooooolなあなたが一番だと思うわ!」
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:『雀のお宿の活動日誌~閻魔亭繁盛記~』にて、キレたアナスタシアを見て。
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: 普段は無邪気に周囲を振り回すマリーが慌てているという珍しい場面。
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: Coooolな発音は目の飛び出た元帥にでも教わったのだろうか。
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;「あなたを責めたりはしないわ、[[宇津見エリセ (Grand Order)|エリセさん]]。<br/> ……私たち英霊はね?帰する所、誰かの見た夢だわ。<br/> わたしによく似たマリー。あなたが指向性を与えられた邪霊の集合体であり、<br/> エリセさんの後悔の想いがその型枠になったものだとしても―――<br/> それもまた、誰かの見た夢です。光栄なことだわ。愛すべき多くの人々の記憶よ?」
 +
:『盤上遊戯黙示録』にて、自らの似姿を象った邪霊の「マリーの別側面であれば違ったものになる」「あなたこそ嘲笑し否定するべき」という発言を受けての回答。
 +
: 彼女の英霊という存在に対する考えがよくわかる一幕である。
    
===マンガで分かる!Fate/Grand Order===
 
===マンガで分かる!Fate/Grand Order===
232行目: 273行目:  
**後に登場した「愛すべき輝きは永遠に(クリスタル・ドレス)」が、「王権の輝きを身に纏う宝具」と説明されたため、この輝きこそが彼女の力の根源なのかもしれない。
 
**後に登場した「愛すべき輝きは永遠に(クリスタル・ドレス)」が、「王権の輝きを身に纏う宝具」と説明されたため、この輝きこそが彼女の力の根源なのかもしれない。
 
* 一説には、史実のマリー・アントワネットはウエスト58~59センチ、バスト109センチという、2次元でも滅多に見ない抜群のスタイルを誇っていたとされる。残念ながら(?)本作ではフランス王太子妃となった14歳頃の少女らしいボディで現界している。お月見イベントでは「栄養は全て胸にいく体質」「いっぱい食べた分だけ胸のサイズが大きくなる」と自称し、[[シュヴァリエ・デオン|デオン]]も「王妃は将来、フランスでもトップランクのお体に成長なされる」と証言し、同席していた[[シャルル=アンリ・サンソン|サンソン]]を動揺させていた。
 
* 一説には、史実のマリー・アントワネットはウエスト58~59センチ、バスト109センチという、2次元でも滅多に見ない抜群のスタイルを誇っていたとされる。残念ながら(?)本作ではフランス王太子妃となった14歳頃の少女らしいボディで現界している。お月見イベントでは「栄養は全て胸にいく体質」「いっぱい食べた分だけ胸のサイズが大きくなる」と自称し、[[シュヴァリエ・デオン|デオン]]も「王妃は将来、フランスでもトップランクのお体に成長なされる」と証言し、同席していた[[シャルル=アンリ・サンソン|サンソン]]を動揺させていた。
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**後に登場した彼女の成長後の外見と思われる姿をした「[[黒いマリー]]」は実際のサイズは不明だが豊満なスタイルを見せつけている。
 
*彼女の外見で目を引くのは何はともあれあの大きなキノコのような帽子だが、彼女が生きていた時代にも貴族女性の間で'''馬鹿みたいに大きな髪飾り'''が流行っていた時期があり、家や船のミニチュア(と言っても大きさは20cm近く)のような、現代の我々の感覚からすれば'''そもそもそれは「髪飾り」と言っていいのか'''と言いたくなるようなものを頭に乗っけた貴婦人たちがパリやヴェルサイユを闊歩していたという。
 
*彼女の外見で目を引くのは何はともあれあの大きなキノコのような帽子だが、彼女が生きていた時代にも貴族女性の間で'''馬鹿みたいに大きな髪飾り'''が流行っていた時期があり、家や船のミニチュア(と言っても大きさは20cm近く)のような、現代の我々の感覚からすれば'''そもそもそれは「髪飾り」と言っていいのか'''と言いたくなるようなものを頭に乗っけた貴婦人たちがパリやヴェルサイユを闊歩していたという。
 
* 武内氏によると、キャラクターデザインを担当しているギンカ氏に「まっとうなお姫様でありつつ、アイドルらしく」というコンセプトで注文している。バラの指輪がマイクになっているのはその名残。
 
* 武内氏によると、キャラクターデザインを担当しているギンカ氏に「まっとうなお姫様でありつつ、アイドルらしく」というコンセプトで注文している。バラの指輪がマイクになっているのはその名残。
238行目: 280行目:  
** とはいえ、前述の評価や後述の「パンがなければ……」といった事をTYPE-MOONエースVol12でのインタビューにおいて武内氏が触れており、「FGO」でのキャラクター設定やビジュアルはそれを払拭させるものか。
 
** とはいえ、前述の評価や後述の「パンがなければ……」といった事をTYPE-MOONエースVol12でのインタビューにおいて武内氏が触れており、「FGO」でのキャラクター設定やビジュアルはそれを払拭させるものか。
 
* その天性のアイドルともいうべき癒やし系の魅力は伊達ではなく、その点は彼女がストーリー上でフォウくんに懐かれている(主人公やマシュを除いた)数少ない人物であることからも窺える。
 
* その天性のアイドルともいうべき癒やし系の魅力は伊達ではなく、その点は彼女がストーリー上でフォウくんに懐かれている(主人公やマシュを除いた)数少ない人物であることからも窺える。
 +
* 史実でフランスに嫁ぐ際、国境の合間であるライン川の中洲において「花嫁引き渡しの儀」が行われたのだが、その際に飾られていたのが[[メディア]]と[[イアソン]]を描いた絵画であった。fateファンはご存知の通り、この逸話は婚姻において不吉も良い所であり、フランス側にこの婚姻を歓迎していない人間が少なくなかった事を意味していた。マリーにとっては忘れ難い程に忌まわしい思い出であっただろうが、FGOにおいては2人との絡みは今の所ない。
    
== 話題まとめ ==
 
== 話題まとめ ==
 
; 「パンがなければ……」
 
; 「パンがなければ……」
: マリー・アントワネットの台詞として名高い……ということになっている台詞。この後に「ケーキ(お菓子)を食べればいいじゃない」と続くのだが、名台詞の項で述べた通り、実際は別人の発言であるという説がある。
+
: マリー・アントワネットの台詞として名高い……ということになっている台詞。この後に「ケーキ(お菓子)を食べればいいじゃない」と続くのだが、名台詞の項で述べた通り、実際にはマリーの発言ではない。
: 「パンがなければ……」の大元をたどると、ジャン=ジャック・ルソーの著作『告白』に行きつく。この時点では、「ある王女」が言ったとされる言葉をルソーが思い出したという話で、誰の発言かは明らかでない。更に言えば、ルソーが執筆した当時マリーはまだ9歳で、オーストリアにいた。
+
: 「パンがなければ……」の大元をたどると、ジャン=ジャック・ルソーの著作『告白』に行きつく。この時点では、「ある王女」が言ったとされる言葉をルソーが思い出したという話で、誰の発言かは明らかでない。更に言えば、ルソーが執筆した当時マリーはまだ9歳で、オーストリアにいたので、どう考えてもマリーの発言ではない。
: この言葉が巡り巡って、革命期前後のフランスにおいて貴族を糾弾するための材料として引用され、いつの間にかマリーが言ったことにされた、というのが別人説の概要である。
+
: それが、革命期前後のフランスにおいて貴族を糾弾するための材料として引用され、いつの間にかマリーが言ったことにされた……と言うのが、現在の主流説である。
 
: なお、「ケーキ」というのは日本語に意訳した時のもので、これは「ブリオッシュ」(フランス発祥の菓子パン)を指しているとされる。ブリオッシュは卵黄とバターを多量に使った黄色い生地が特徴であり、マリーのマイルーム会話の中にもこれが好きだとの発言がある。
 
: なお、「ケーキ」というのは日本語に意訳した時のもので、これは「ブリオッシュ」(フランス発祥の菓子パン)を指しているとされる。ブリオッシュは卵黄とバターを多量に使った黄色い生地が特徴であり、マリーのマイルーム会話の中にもこれが好きだとの発言がある。
: 余談だが、当時ブリオッシュの値段は'''パンより安かった'''ので、本来は「(高価な)パンがないのなら、(安価な)ブリオッシュを食べればいい」という意味の言葉だったと思われる。
+
: ちなみに似たような逸話に中国は西晋王朝の恵帝が言ったとされる「何不食肉糜(米粥が食べられないなら肉粥を食べればいいではないか)」があるが、こちらは確かに言ったという史実ソースがある。アジアからヨーロッパに恵帝のこの逸話が流れ流れてマリーの「パンがなければ……」になったのではという仮説もあるが、時代も場所も大きく異なっているため、可能性は低い。
: ちなみに似たような逸話に中国は西晋王朝の恵帝が言ったとされる「何不食肉糜(米粥が食べられないなら肉粥を食べればいいではないか)」があるが、こちらは確かに言ったという史実ソースがある。アジアからヨーロッパに恵帝のこの逸話が流れ流れてマリーの「パンがなければ……」になったのではという仮説もあるが、前述の通りそもそもの趣旨からして異なっているため信憑性に乏しい。
+
 
 +
: また余談だが、当時ブリオッシュの値段はパンより安かったので、本来は「(高価な)パンがないのなら、(安価な)ブリオッシュを食べればいい」という意味の言葉だった……とも言う説も、まことしやかに言われている(現に、このwikiにも5年半以上そう書かれていた)。だが、これもデマである可能性が非常に高い。
 +
: 確かに当時、アイスランド・ラキ火山の大噴火の影響で凶作と食糧不足が発生していたと言う事や、小麦だけで作るパンの方が混ぜ物をするブリオッシュよりも高騰の影響を受けやすいと言う事までは、事実である。だが、それを踏まえても、当時としては贅沢品である砂糖や卵をふんだんに使ったブリオッシュが、パンより安いと言うのは考えにくい。
 +
: そもそも、仮に小麦の高騰でパンがブリオッシュより高くなったのだとしても、それは別にブリオッシュが安くなっている訳ではないので(むしろパン程ではなくとも高くなっているはず)、何ひとつ解決になっていない。
 +
: さらに、ブリオッシュが本当に安かったとしたら、民衆は自分から率先してそちらを買っているだろう。にも関わらずこの発言をしたなら、民衆を「貴族に言われなければ、安い食べ物を買う程度の工夫も出来ない」「飢饉でも高いパンを食べたいと言うような我儘な連中」と非難しているも同然である。十分に傲慢な発言であり、発言者の擁護として全く成り立っていない。
 +
: なおこの説については、漫画『マリー・アントワネットの料理人』の創作が、まるで真実のように広まってしまった、と言うのが原因と言われている。
 +
 
 
; 鉄壁の要塞
 
; 鉄壁の要塞
 
: 『Grand Order』において、敵として登場するサーヴァントはプレイヤーのものと違ってスキルの使用に制限がない。
 
: 『Grand Order』において、敵として登場するサーヴァントはプレイヤーのものと違ってスキルの使用に制限がない。
252行目: 301行目:  
: 無敵(3回)を張られてしまうと、強化解除や無敵貫通といった特殊効果を用意していなければそのターン内ではEXアタック以外にダメージを与える手段がなくなり、非常に体力を削り辛い。
 
: 無敵(3回)を張られてしまうと、強化解除や無敵貫通といった特殊効果を用意していなければそのターン内ではEXアタック以外にダメージを与える手段がなくなり、非常に体力を削り辛い。
 
: これに宝具・スキルによる回復や魅了による行動不能、そしてクエストボス特有の非常に高い体力が合わさった結果、根負けして全滅するマスターが続出。
 
: これに宝具・スキルによる回復や魅了による行動不能、そしてクエストボス特有の非常に高い体力が合わさった結果、根負けして全滅するマスターが続出。
: その脅威を知らしめたのが曜日クエストの「騎の修練場 超級」であるために、それから現在まで週に1回程度、場合によっては何度も戦うことになるので誰しもが対策を学ぶことになる。更に高HPで登場する彼女自身の二回目のキャラクエなどは、[[マクシミリアン・ロベスピエール|どこぞの亡霊]]同様に最初期屈指の凶悪クエストとして名を馳せていた。
+
: その脅威を知らしめたのが曜日クエストの「騎の修練場 超級」であるために、それから現在まで週に1回程度、場合によっては何度も戦うことになるので誰しもが対策を学ぶことになる。更に高HPで登場する彼女自身の2つ目の幕間の物語「硝子の白百合」などは、[[マクシミリアン・ロベスピエール|どこぞの亡霊]]同様に最初期屈指の凶悪クエストとして名を馳せていた。
 
; "Whassup! My homies!"
 
; "Whassup! My homies!"
 
: 『Fate/Grand Order』の日本語版では「チーッス! シクヨロ!」と軽いノリだったスラングが、北米版では"Whassup! My homies!"(よーっす! 兄弟!)とストリートの黒人訛りのスラングに翻訳された。
 
: 『Fate/Grand Order』の日本語版では「チーッス! シクヨロ!」と軽いノリだったスラングが、北米版では"Whassup! My homies!"(よーっす! 兄弟!)とストリートの黒人訛りのスラングに翻訳された。
282行目: 331行目:  
[[Category:Fate/Grand Order Arcade]]
 
[[Category:Fate/Grand Order Arcade]]
 
[[category:マンガで分かる!Fate/Grand Order]]
 
[[category:マンガで分かる!Fate/Grand Order]]
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[[category:Fate/Grand Order 英霊食聞録]]
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[[Category:Fate/Grand Order 藤丸立香はわからない]]
 
[[Category:ちびちゅき!]]
 
[[Category:ちびちゅき!]]
 
[[Category:コハエース]]
 
[[Category:コハエース]]
 
[[Category:TYPE-MOON エイプリルフール企画]]
 
[[Category:TYPE-MOON エイプリルフール企画]]
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