21行目: |
21行目: |
| | 性別 = 女性 | | | 性別 = 女性 |
| | イメージカラー = | | | イメージカラー = |
− | | 隠し属性 = | + | | 副属性 = |
| | 序列 = | | | 序列 = |
| | 所属 = | | | 所属 = |
42行目: |
42行目: |
| }} | | }} |
| == 概要 == | | == 概要 == |
− | [[ガウェイン]]、[[アグラヴェイン]]、[[ガレス]]、[[モードレッド]]の母であり、[[アルトリア・ペンドラゴン|アーサー王]]の姉。 | + | [[ガウェイン]]、[[アグラヴェイン]]、[[ガレス]]、[[モードレッド]]の母であり、[[アルトリア・ペンドラゴン|アーサー王]]の姉。<br>こちらは汎人類史のモルガンであり、ブリテン異聞帯におけるモルガンについては[[モルガン (Grand Order)]]を参照。 |
| | | |
| ;略歴 | | ;略歴 |
51行目: |
51行目: |
| :その結果は── | | :その結果は── |
| ;人物 | | ;人物 |
− | :父王の愛も期待も一身に受けたアルトリアを憎み、その生涯をかけて彼女へと復讐をする妖妃。 | + | :その血が妖精と人のものが混ざったものであった事と、与えられた役割があまりにも多かったため、成人した頃には三つの役割をスイッチする多重人格者となっていた。 |
| + | :一つはアルトリアの姉として、妹を支える善き姉としてのモルガン。一つは湖の妖精、星を愛する妖精としてのヴィヴィアン。一つはブリテンの仔、人を支配しようとする悪しき女王、ファタ・モルガーナ。<ref group ="出">Fate/Grand Order material ⅩⅢ P.015</ref> |
| + | :Fateで主に描写されるファタ・モルガーナとしては、父王の愛も期待も一身に受けたアルトリアを憎み、その生涯をかけて彼女へと復讐をする妖妃。 |
| :ケイ卿曰く「妖精のように無垢かと思えば戦乙女のように壮麗、かと思えば魔女のように残忍」。 | | :ケイ卿曰く「妖精のように無垢かと思えば戦乙女のように壮麗、かと思えば魔女のように残忍」。 |
| :ただ昔からそうだったわけではなく、アーサー王を憎むようになったのはキャメロットができてかららしい。 | | :ただ昔からそうだったわけではなく、アーサー王を憎むようになったのはキャメロットができてかららしい。 |
74行目: |
76行目: |
| :明言されてはいないが、トリスタンの幕間の物語で彼の精神世界に入り込むと、生前の後悔による弱み、そして第六特異点での自責の念につけ込んで堕落させ、『反転』のギフトを与えていた事が示唆されている。 | | :明言されてはいないが、トリスタンの幕間の物語で彼の精神世界に入り込むと、生前の後悔による弱み、そして第六特異点での自責の念につけ込んで堕落させ、『反転』のギフトを与えていた事が示唆されている。 |
| :そして第2部6章「[[妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ]]」開幕と共に『異聞帯の王』として実装されるが、クラスはまさかの[[バーサーカー]]。 | | :そして第2部6章「[[妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ]]」開幕と共に『異聞帯の王』として実装されるが、クラスはまさかの[[バーサーカー]]。 |
− | :[[モルガン (Grand Order)|こちらのモルガン]]は汎人類史とは別人なのだが、その出自にはあちら側のモルガンが大きく関わっている事が明らかになる。 | + | :[[モルガン (Grand Order)|こちらのモルガン]]は汎人類史とは別人なのだが、その出自には汎人類史のモルガンが大きく関わっている事が明らかになる。 |
| | | |
| == 人間関係 == | | == 人間関係 == |
99行目: |
101行目: |
| === Fate/Grand Order === | | === Fate/Grand Order === |
| ;[[ベリル・ガット]] | | ;[[ベリル・ガット]] |
− | :自身を召喚したマスターで、この時のモルガンのクラスは[[ルーラー]]。しかし、目の前に広がる更地同然と化したこの世界におけるブリテンと、彼からこの土地の末路をかいつまんで聞かされると、自身の消滅を厭わずにレイシフトの仕組みを解析し会得。過去の異聞帯の自分に知識と記憶を転送する。 | + | :自身を召喚したマスターで、この時のモルガンのクラスは[[ルーラー]]。しかし、目の前に広がる更地同然と化したこの世界におけるブリテンと、彼からこの土地の末路をかいつまんで聞かされると、自身の消滅を厭わずにレイシフトの仕組みを解析し会得。[[モルガン (Grand Order)|過去の異聞帯の自分]]に知識と記憶を転送する。 |
| : この経緯から召喚早々に見切ったと云える為モルガンからベリルへの見解は不明だが、彼の方は瞬時に自分の出自を見抜かれているので第一印象は最悪であった。 | | : この経緯から召喚早々に見切ったと云える為モルガンからベリルへの見解は不明だが、彼の方は瞬時に自分の出自を見抜かれているので第一印象は最悪であった。 |
| | | |
116行目: |
118行目: |
| **『Garden of Avalon』で語られた設定によれば島の加護を受ける超人的な存在ではあるが、あくまでも人間であると思われる。 | | **『Garden of Avalon』で語られた設定によれば島の加護を受ける超人的な存在ではあるが、あくまでも人間であると思われる。 |
| *アルトリアが「 ”人理” に肩入れする人間と[[竜種|竜]]のハイブリット」であるのに対して、モルガンは「 ”[[魔術|神秘]]” に肩入れする人間と[[妖精]]のハイブリット」。 | | *アルトリアが「 ”人理” に肩入れする人間と[[竜種|竜]]のハイブリット」であるのに対して、モルガンは「 ”[[魔術|神秘]]” に肩入れする人間と[[妖精]]のハイブリット」。 |
− | *アーサー王の伝承の初期においては医学や薬学に通じた美しい女性であったり、ドルイド信仰における女神モーリオンと同一視されたりと神性を帯びた存在としても描かれている。<br>後に悪の魔女としての属性を追加されたが、アーサー王の最期を看取り、アヴァロンへと連れて行く「アヴァロンへの導き手」としての役割だけは貶められた後も伝承においては彼女の変わらぬ役割である。 | + | *アーサー王の伝承の初期においては、医学や薬学に通じた美しい女性であったり、ドルイド信仰における女神モーリオンと同一視されたりと神性を帯びた存在としても描かれている。<br>後に悪の魔女としての属性を追加された彼女だが、貶められた後もアーサー王の最期を看取り、アヴァロンへと連れて行く「アヴァロンへの導き手」としての役割だけは、どの伝承においても変わっていない。 |
| **それ故にこれまで悪の魔女として散々アーサーを苦しめたのに、今際の際でアーサーを献身的に治療するというよく分からない存在となった。「[[バルバトス|苦しめたかっただけで死んで欲しくはなかった]]」という理屈なのだろうか…?後にこの世界における妖精の詳細が明かされると、'''『ブリテンを奪い返す』という野望は後天的に生まれたものであり、『アーサー王を癒しその身を護る』ことが本来の妖精としての<ruby><rb>目的</rb><rt>役割</rt></ruby>では無いか?'''という説が浮上している。 | | **それ故にこれまで悪の魔女として散々アーサーを苦しめたのに、今際の際でアーサーを献身的に治療するというよく分からない存在となった。「[[バルバトス|苦しめたかっただけで死んで欲しくはなかった]]」という理屈なのだろうか…?後にこの世界における妖精の詳細が明かされると、'''『ブリテンを奪い返す』という野望は後天的に生まれたものであり、『アーサー王を癒しその身を護る』ことが本来の妖精としての<ruby><rb>目的</rb><rt>役割</rt></ruby>では無いか?'''という説が浮上している。 |
| **『[[Fate/Grand Order]]』ではこの部分について、作中での[[シャーロック・ホームズ]]の推察に曰く『アルトリアの姉である人間としての彼女(モルガン)、ブリテン島の化身/楽園の妖精としての彼女(モルガン・ル・フェ)、妖精・湖の乙女としての彼女(ヴィヴィアン)。これら三つの役割を同時に確立・並立させるための三重人格であり、尚且つそれぞれが独立していた』、すなわち多重人格という解釈をとっている。 | | **『[[Fate/Grand Order]]』ではこの部分について、作中での[[シャーロック・ホームズ]]の推察に曰く『アルトリアの姉である人間としての彼女(モルガン)、ブリテン島の化身/楽園の妖精としての彼女(モルガン・ル・フェ)、妖精・湖の乙女としての彼女(ヴィヴィアン)。これら三つの役割を同時に確立・並立させるための三重人格であり、尚且つそれぞれが独立していた』、すなわち多重人格という解釈をとっている。 |