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| 地域 = 妖精國、ダーリントン付近
 
| 地域 = 妖精國、ダーリントン付近
 
| 属性 = 混沌・悪
 
| 属性 = 混沌・悪
| 隠し属性 = 地
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| 副属性 = 地
 
| 性別 = 女性
 
| 性別 = 女性
 
| スリーサイズ =  
 
| スリーサイズ =  
 
| 一人称 = 私
 
| 一人称 = 私
| 二人称 = 貴方/お前(第一、第二再臨時)<br>あなた(第三再臨時)
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| 二人称 = アナタ(貴方)/オマエ(お前)(第一、第二再臨時)<br>テメエ/アンタ(第一、第二再臨かつ激高時)<br>あなた(第三再臨時)
| 三人称 = 名前呼び(第一、第二再臨時)<br>あいつら(第三再臨時)
+
| 三人称 = アンタ/○○(名前呼び捨て)(第一、第二再臨時)<br>あいつら(第三再臨時)
 
| 異名 = 赤いカカトのバーヴァン・シー
 
| 異名 = 赤いカカトのバーヴァン・シー
 
| イメージカラー =  
 
| イメージカラー =  
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| 天敵 =  
 
| 天敵 =  
 
| デザイン = 望月けい
 
| デザイン = 望月けい
| 設定作成 =  
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| 設定作成 = 奈須きのこ
 
| レア度 = ☆4
 
| レア度 = ☆4
 
}}
 
}}
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; 略歴
 
; 略歴
 
:『[[Fate/Grand Order]]』Lostbelt No.6『[[妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ]]』に登場した妖精で、[[モルガン (Grand Order)|女王モルガン]]の「娘」であり「妖精國ブリテンの後継者」。モルガンによって「トリスタン」の着名を与えられており、妖精國ブリテンの住民には本名を認識することが出来なくなっていた。
 
:『[[Fate/Grand Order]]』Lostbelt No.6『[[妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ]]』に登場した妖精で、[[モルガン (Grand Order)|女王モルガン]]の「娘」であり「妖精國ブリテンの後継者」。モルガンによって「トリスタン」の着名を与えられており、妖精國ブリテンの住民には本名を認識することが出来なくなっていた。
:前編ではキャメロットの女王会議にて、書記官達の態度が気に食わない事と話が退屈な事を理由に法務大臣を含めた幾人かを惨殺、自分が『予言の子』を何とかしてみせると喚くも先の件でモルガンから待機という名の謹慎処分を受けるが、本人は懲りずにグロスターのオークションに出掛け、そこで『予言の子』として売られていた[[千子村正]]に目をつける。だが、同時に競り落としで主人公達と本物の『予言の子』こと[[アルトリア・キャスター]]に遭遇し[[ムリアン]]の策略で魔術比べをけしかけられて敗北、激昂するがモルガンを盾に出され言い汲められる形でその場を立ち去る。中盤では[[ベリル・ガット]]を引き連れてシェフィールド侵攻に向かい、[[妖精騎士ガウェイン]]と[[妖精騎士ランスロット|ランスロット]]の隙をついてベリルに言われるがまま[[ボガード]]をなぶり殺しにし撤退。
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:前編ではキャメロットの女王会議にて、書記官達の態度が気に食わない事と話が退屈な事を理由に法務大臣を含めた幾人かを惨殺、自分が『予言の子』を何とかしてみせると喚くも先の件でモルガンから待機という名の謹慎処分を受けるが、本人は懲りずにグロスターのオークションに出掛け、そこで『予言の子』として売られていた[[千子村正]]に目をつける。だが、同時に競り落としで主人公達と本物の『予言の子』こと[[アルトリア・キャスター]]に遭遇し[[ムリアン]]の策略で魔術比べをけしかけられて敗北、激昂するがモルガンを盾に出され言い汲められる形でその場を立ち去る。中盤では[[ベリル・ガット]]を引き連れてシェフィールド侵攻に向かい、[[妖精騎士ガウェイン]]と[[妖精騎士ランスロット|ランスロット]]の隙をつき、ベリルに言われるがまま[[ボガード]]を嬲り殺しにして撤退。
 
:後編でもそのまま彼と行動を共にしており、モルガンからの伝言係としてロンディニウム侵攻への準備を進めるウッドワスの下へ行き事を済ませると、ベリルの「面白いものが見られるかも」という誘いに乗ってそのまま駐在。そしてウッドワスがパーシヴァルに敗走したタイミングを見計らって彼に教わった魔術を発動する。その後ムリアン主催の妖精舞踏会の裏におけるオークション会場で再び主人公とアルトリア達に対峙。ベリルをマスターとした戦闘<ref group = "注">この戦闘のベリルは強化魔術しか使用しておらず、令呪はおろか「大令呪」も発動される気配がないまま終わる。</ref>になるも再び敗北。同時に「バーヴァン・シー」という自身の真名を暴露されて焦燥のままに逃走。『予言の子』に情けをかけられプライドを傷付けられた事と<ruby><rb>モルガン</rb><rt>お母様</rt></ruby>からの叱責を恐れた末に、切り札として欺瞞を剥がしとる礼装『<ruby><rb>[[失意の庭]]</rb><rt>ロストウィル</rt></ruby>』を持ち出し、アルトリアと彼女を庇った主人公を閉じ込めることに成功<ref group="注">ただしアルトリアは礼装の性質を見抜くとすぐさま魔術によるプロテクターをかけて回避し、一度は呑み込まれて自己喪失しかけた主人公も、[[ロマニ・アーキマン|恩師であり先導者]]の言葉を思い出し自力で脱出した。</ref>する。
 
:後編でもそのまま彼と行動を共にしており、モルガンからの伝言係としてロンディニウム侵攻への準備を進めるウッドワスの下へ行き事を済ませると、ベリルの「面白いものが見られるかも」という誘いに乗ってそのまま駐在。そしてウッドワスがパーシヴァルに敗走したタイミングを見計らって彼に教わった魔術を発動する。その後ムリアン主催の妖精舞踏会の裏におけるオークション会場で再び主人公とアルトリア達に対峙。ベリルをマスターとした戦闘<ref group = "注">この戦闘のベリルは強化魔術しか使用しておらず、令呪はおろか「大令呪」も発動される気配がないまま終わる。</ref>になるも再び敗北。同時に「バーヴァン・シー」という自身の真名を暴露されて焦燥のままに逃走。『予言の子』に情けをかけられプライドを傷付けられた事と<ruby><rb>モルガン</rb><rt>お母様</rt></ruby>からの叱責を恐れた末に、切り札として欺瞞を剥がしとる礼装『<ruby><rb>[[失意の庭]]</rb><rt>ロストウィル</rt></ruby>』を持ち出し、アルトリアと彼女を庇った主人公を閉じ込めることに成功<ref group="注">ただしアルトリアは礼装の性質を見抜くとすぐさま魔術によるプロテクターをかけて回避し、一度は呑み込まれて自己喪失しかけた主人公も、[[ロマニ・アーキマン|恩師であり先導者]]の言葉を思い出し自力で脱出した。</ref>する。
:実はウッドワスに使用した魔術には『使用者の魂を腐敗させる』副作用があり、それが原因で次第に手足が腐食してまともに起き上がれなくなっていってしまった。そのためベリルの手で用済みとされてキャメロットの自室に軟禁されていた所を、今度はモルガンへの切り札としてその身柄を[[スプリガン]]に連れ出され利用される事になり、[[オーロラ]]の吹聴に踊らされた上級妖精達の手によって目の前でモルガンが惨殺されてしまった事で心が壊れ意気消沈、そのままバラバラに切り刻まれて大穴に投げ捨てられた。その際に漏れた、彼女の今際の妖精と世界に対する嘆きの言葉が核となり、妖精國中に振り撒かれていた呪いの実態である『[[ケルヌンノス|大厄災]]』が目覚め、ブリテン異聞帯は終焉と滅亡の一途を辿ることになる。
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:実はウッドワスに使用した魔術には『使用者の魂を腐敗させる』副作用があり、それが原因で次第に手足が腐食してまともに起き上がれなくなっていってしまった。その為ベリルの手で用済みとされキャメロットの自室に軟禁されていた所を、今度はモルガンへの切り札として身柄を[[スプリガン]]に連れ出され利用される事になり、[[オーロラ]]の吹聴に踊らされた上級妖精達の手によって目の前でモルガンが惨殺されてしまった事で心が壊れ意気消沈、そのままバラバラに切り刻まれて大穴に投げ捨てられた。その際に彼女の今際の妖精と世界に対する嘆きの言葉を漏らす。
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:その後、妖精國中に振り撒かれていた呪いの実態である『[[ケルヌンノス|大厄災]]』に生贄とされて融合。死から目覚めた彼によって、ブリテン異聞帯は終焉と滅亡の一途を辿ることになる。
 
; 人物
 
; 人物
 
:赤いゴシック調ドレスを着た赤髪の少女姿の妖精。
 
:赤いゴシック調ドレスを着た赤髪の少女姿の妖精。
:「退屈な事」を最も嫌う気まぐれで残虐な性格であり、外交的かつ能動的。自分の欲求を臆面もなく正直に口にし、それらを実現させる為にまわりをこき使う典型的なワガママで支配者気質。<br/>汎人類史・妖精國どちらでにも共通する大凡の妖精達と同じく「いまその場が面白ければいい」と考える刹那的快楽主義であり、つまらなければすぐさま飽きるしすぐさま放棄し、ただひたすら妖精と人間問わず『弱いもの』を苦しめ、痛めつけ、悲鳴を上げさせる事を自身の至高の喜びとする。<br/>…以上の人物像は'''女王モルガンによって「創られた性格」'''である。
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:「退屈な事」を最も嫌う気まぐれで残虐な性格であり、外交的かつ能動的。自分の欲求を臆面もなく正直に口にし、それらを実現させる為にまわりをこき使う典型的なワガママで支配者気質。<br/>汎人類史・妖精國どちらでにも共通する大凡の妖精達と同じく「いまその場が面白ければいい」と考える刹那的快楽主義であり、つまらなければすぐさま飽きるしすぐさま放棄し、ただひたすら妖精と人間問わず『弱いもの』を苦しめ、痛めつけ、悲鳴を上げさせる事を自身の至高の喜びとする。
:異聞帯における本来の彼女は真面目・素直・正直であり、当時の救世主トネリコに対しても常に感謝と気遣いを忘れない、誰にでも好かれる妖精だったという。だが、その「善良」であるといえる性格故に他の妖精達からは玩具として使い潰され、人間達からは妖精に対する不満への捌け口として乱暴にされ、たとえ「次代」が誕生してもまた同じ道を辿ってボロボロにされてしまう末路を迎えており、トネリコがどれほど急いで彼女を見つけても後の祭りだった事がほとんどであった。そのため『女王モルガン』として再活動を始めた頃のバーヴァン・シーは''すでに再生が不可能となるまでに魂が摩耗してしまっており''、それを良しとしなかった彼女は妖精國で生きていけるよう真逆の悪性を強めた性格に教育し、さらに「トリスタン」の名と「自身の娘で後継者」という肩書きを『着名』させて庇護する。この結果として彼女は妖精も人間も嫌う悪逆な妖精となり、(楽園の妖精を除く)ブリテン中の妖精達から恐れられ忌み嫌われる存在となった。この点は皮肉にも第六特異点における『反転』のギフトを得た[[トリスタン]]とある意味似た経緯を辿ったと云えよう。
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:……以上の人物像は'''女王モルガンによって「創られた性格」'''である。
:ただし、性格は反転したとはいえどバーヴァン・シーの『本質』そのものは変わっていないため、弱者を嘲り笑うことはあれど本心から憎悪することは出来ず、また他人を騙すこともできない。何かを壊すと罪悪感で泣いてしまう癖があったり、ダーリントンでのグレイマルキンの失態による事件やモルガンの惨殺についても、周りを責めるよりも自分が何も出来なかった事を悔やみ嘆くといった、結局の所は表上でモルガンの期待に合わせた自己流の振る舞い方をしているだけに過ぎず、その上彼女の愛情表現の不器用さが相成って「お母様に言われた通りの<ruby><rb>性格</rb><rt>悪役</rt></ruby>を演じないと見捨てられてしまう」という恐怖と思い込みから来る衝動をベリルにつけ込まれ無理に無理を重ねた結果、逆に今まで以上の苦痛と苦悩に苛まれる事になる。
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:異聞帯における本来の彼女は真面目・素直・正直であり、当時の[[救世主トネリコ]]に対しても常に感謝と気遣いを忘れない、誰にでも好かれる妖精だったという。だが、その「善良」といえる性格故に、他の妖精からは玩具として弄ばれ、人間からは妖精に対する不満への捌け口として乱暴を受ける形で使い潰され、たとえ「次代」が誕生してもまた同じ道を辿ってボロボロにされてしまう末路を迎えており、トネリコがどれほど急いで彼女を見つけても、後の祭りだった事がほとんどであった。その為トネリコが『女王モルガン』として再活動を始めた頃のバーヴァン・シーは''すでに再生が不可能となるまでに魂が摩耗してしまっており''、それを良しとしなかったモルガンは彼女が妖精國で生きていけるよう真逆の悪性を強めた性格に教育<ref group ="注">具体的には「バーヴァン・シーが弱者を虐げた時だけ褒める」というもの。この教育のおかげでバーヴァン・シーは弱者を虐げる事が楽しい事だと学習してしまった。</ref>し、さらに「トリスタン」の名と「自身の娘で後継者」という肩書きを『着名』させて庇護する。この結果として彼女は妖精も人間も嫌う悪逆な妖精となり、楽園の妖精を除けばブリテン中の妖精達から恐れられ忌み嫌われる存在となった。この点は皮肉にも第六特異点における『反転』のギフトを得た[[トリスタン]]とある意味似た経緯を辿ったと云えよう。
 +
:前述の教育のおかげで善行やきれい事を見ると気分が悪くなってしまうようになり、「つまらない」という理由で徹底的にそれを罵倒し始めるようになった。
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:また大抵の事に興味が無かったため場を荒らす事を趣味にしていたが、ベリルが語る汎人類史の文明に目を輝かせ、その真似事をするのがマイブームとなってしまった。その過程で汎人類史の<ruby><rb>靴</rb><rt>ヒール</rt></ruby>の魅力に取り憑かれ、靴コレクターとなる。将来の夢は汎人類史のどんな職人よりカッコイイ靴を作ること。
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:ただし、性格は反転したとはいえどバーヴァン・シーの『本質』そのものは変わっていないため、弱者を嘲り笑うことはあれど本心から憎悪することは出来ず、また他人を騙すこともできない。何かを壊すと罪悪感で泣いてしまう癖があったり、ダーリントンでのグレイマルキンの失態による事件やモルガンの惨殺についても、周りを責めるよりも自分が何も出来なかった事を悔やみ嘆くといった、結局の所は表上でモルガンの期待に合わせた自己流の振る舞い方をしているだけに過ぎない。
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:またブリテン中の妖精が「モルガンはただの道具としてバーヴァン・シーを養女にした」と思っていたようにバーヴァン・シー自身もそう思っており、その上彼女の過去…トネリコ時代におけるトラウマを要因とする愛情表現の不器用さが相成って、「お母様に言われた通りの<ruby><rb>性格</rb><rt>悪役</rt></ruby>を演じないと見捨てられてしまう」という恐怖と思い込みから来る衝動をベリルにつけ込まれ無理に無理を重ねた結果、逆に今まで以上の精神的苦痛と苦悩に苛まれる事になる。
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:要するに彼女の芯は「母親に褒めてほしい健気な少女」と「いずれ自分のモノとなる王国をオモチャにする傲慢な姫」が融合している状態。ワガママ、キマグレ、ザンコク、サイアク。
 
:カルデアにサーヴァントとして召喚されて以降も基本的にこの偽悪的な性格は変わらないが、上述の反動なのか第三再臨以降になると様子が急変。見るからにやつれたボロボロの見た目へと変化し、性格も気弱かつ消極的、そして常に身体の痛みや飢餓を訴えるようになり、戦闘時には今まで以上の凶暴性を見せるなど、今まで見せていた人格が完全に崩壊したような言動を見せるようになる。他にも時折発作的に生前のトラウマや恨みを口にする一方、思い出した事をすぐに忘れてしまったり、いきなり泣き叫んだりと、心身ともに非常に不安定で危険な状態であることが明らかとなっている。
 
:カルデアにサーヴァントとして召喚されて以降も基本的にこの偽悪的な性格は変わらないが、上述の反動なのか第三再臨以降になると様子が急変。見るからにやつれたボロボロの見た目へと変化し、性格も気弱かつ消極的、そして常に身体の痛みや飢餓を訴えるようになり、戦闘時には今まで以上の凶暴性を見せるなど、今まで見せていた人格が完全に崩壊したような言動を見せるようになる。他にも時折発作的に生前のトラウマや恨みを口にする一方、思い出した事をすぐに忘れてしまったり、いきなり泣き叫んだりと、心身ともに非常に不安定で危険な状態であることが明らかとなっている。
:実のところバーヴァン・シーは妖精國での顛末と呪いによって完全に心が壊れてしまっており、第一・第二再臨の状態は彼女のかつての夢の姿にすぎず、'''第三再臨が本来の状態である'''と後に明言されてしまった。この状態では外部から愛をもって接しても立ち直ることはなく、可能性があるとしたら自分で何らかの答えを見つけ出すしかないとのこと。
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:実のところ『Grand Order material ⅩⅢ』によれば『バーヴァン・シーは妖精國での顛末と呪いによってすでに完全に心が壊れてしまっており、第一・第二再臨の状態は彼女のかつての夢の姿にすぎず、'''第三再臨が本来の状態である'''』とのこと。故に外部から愛をもって接しても立ち直ることはもはやなく、可能性があるとしたら[[ケット・クー・ミコケル|自分で何らかの答えを見つけ出す]]しかないとのこと。
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; 能力
 
; 能力
:赤い棘のようなものを地面や空中から出現させて使用する他、オリジナルのトリスタンと同じくフェイルノートを小型化したような竪琴を使って真空刃を生みだして戦う。他にもモルガンから転移用に使う『合わせ鏡』の子機といった魔術礼装をいくつか持たされている事が窺える。
+
:吸血鬼らしく爪を地面や空中から伸ばして使用する他、オリジナルのトリスタンの戦い方を真似てフェイルノートを小型化したような竪琴を使って真空刃を生みだして戦う。他にもモルガンから転移用に使う『合わせ鏡』の子機といった魔術礼装をいくつか持たされている事が窺える。
: 彼女の宝具『フェッチ』もまた、ベリルから教わった魔術を応用したものである。
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:[[ガンド]]撃ちの達人のようで、自身の宝具も(原理は違うが)端的に言うと「ものすっっっごいガンド」である。
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:なお宝具については「ベリルから教わった魔術を応用したもの」としている。
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:かつては吸血鬼としての神秘を持っていたが、今では失われている。
    
== 別クラス / バリエーション ==
 
== 別クラス / バリエーション ==
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:髪の毛、爪等の相手の肉体の一部から「相手の分身」を作り上げ、この分身を殺すことで本人を呪い殺す。
 
:髪の毛、爪等の相手の肉体の一部から「相手の分身」を作り上げ、この分身を殺すことで本人を呪い殺す。
 
:要するに妖精版の藁人形による丑の刻参り。モーションでもファンシーな人形に対してファンシーな槌を振り下ろしている。
 
:要するに妖精版の藁人形による丑の刻参り。モーションでもファンシーな人形に対してファンシーな槌を振り下ろしている。
:「フェッチ」というのはドッペルゲンガーの別名であり、相手の分身を作り出すことからと思われる。
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:「フェッチ」というのはスコットランドにおける[[燕青|ドッペルゲンガー]]の別名であり、相手の分身を作り出すことからと思われる。
:また、妖精騎士の名前元になっている[[トリスタン]]の「痛哭の幻奏(フェイルノート)」とは対照的な名前になっている。
+
:また、妖精騎士としての名前の元になっている[[トリスタン]]の宝具「痛哭の幻奏(フェイルノート)」とは対照的な名前になっている。
:『Fate/Grand Order』では、自身に必中効果を付与した上で、敵単体に強力なQuick攻撃+呪いと呪厄を相手に付与する効果。
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:『Grand Order』では「自身に必中状態を付与(1ターン)+敵単体に超強力な攻撃[Lv]&呪い状態を付与(5ターン)&呪厄状態(呪いの効果量がアップする状態)を付与(5ターン)<オーバーチャージで効果アップ>」という効果のQuick宝具。
    
== 真名:バーヴァン・シー ==
 
== 真名:バーヴァン・シー ==
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:『メイキング・クリスマス・パーティー!』にて、エピローグのパーティーで構っていた。
 
:『メイキング・クリスマス・パーティー!』にて、エピローグのパーティーで構っていた。
 
:グレイは戸惑っていたが、隣にいたエルメロイⅡ世が止めに入っていないことからすると特に問題はなさそうである。
 
:グレイは戸惑っていたが、隣にいたエルメロイⅡ世が止めに入っていないことからすると特に問題はなさそうである。
:理由は不明だが、「銀髪のセイバー顔」ということでモルガンを連想したのか、趣味が靴磨きということで意気投合したのではと推測されている。
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:理由は不明だが、「銀髪のセイバー顔」ということでモルガンを連想したのか、趣味が靴磨きということで意気投合したのではと推測されている。さらに言えば、彼女がそんな顔になったのもモルガンに関連する原因がある。
 
:後の期間限定イベント『カルデア妖精騎士杯 ~二代目の凱旋~』でも同じチームを組んでおり、そこで「いい顔なのに化粧っ気が全然ないのが気に入らない」というのが縁だったことが判明した。
 
:後の期間限定イベント『カルデア妖精騎士杯 ~二代目の凱旋~』でも同じチームを組んでおり、そこで「いい顔なのに化粧っ気が全然ないのが気に入らない」というのが縁だったことが判明した。
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;[[ブリトマート]]
 
;[[ブリトマート]]
:期間限定イベント『カルデア妖精騎士杯 ~二代目の凱旋~』にて、モルガンに妖精騎士として仕えたがっていた彼女に助け舟の(あるいは諦めさせる)ために、カルデア妖精騎士杯に挑戦させた。
+
:期間限定イベント『カルデア妖精騎士杯 ~二代目の凱旋~』にて、モルガンに妖精騎士として仕えたがっていた彼女にきっかけを与えるために、カルデア妖精騎士杯に挑戦させた。
 
:決勝では互いが所属するチーム同士で激闘を繰り広げ、惜敗する。
 
:決勝では互いが所属するチーム同士で激闘を繰り広げ、惜敗する。
 +
:自身が嫌悪するはずの『良い子・優等生』のはずだが、彼女には嫌悪を抱かない。その理由は『Grand Order material ⅩⅢ』では「妖精國の妖精と違い『その場の流行に流される移り気』がないからだろう」とされている。
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:ただしランサークラスであることは<del>クラス相性故か</del>気に入らない様子。
    
;[[ミス・クレーン]]
 
;[[ミス・クレーン]]
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:期間限定イベント『ミスティクアイズ・シンフォニー』で彼女のブーツにほれ込んで意気投合。
 
:期間限定イベント『ミスティクアイズ・シンフォニー』で彼女のブーツにほれ込んで意気投合。
 
:彼女の「姉二人に靴を贈りたい」という願いと交換で、密かに協力してもらっていた。
 
:彼女の「姉二人に靴を贈りたい」という願いと交換で、密かに協力してもらっていた。
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;[[マリー・アントワネット〔オルタ〕]]
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:彼女のことを「ドロッドロの復讐者」と評しており、民衆に殺された者同士でお茶会をしようと誘っている。
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;[[モードレッド]]、[[ガレス]]
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:『[[マンガで分かる!Fate/Grand Order]]』にて、公園でサッカーで遊んでいるところをブリテンのサッカーごと馬鹿にしてしまったためにガチギレされて追いかけまわされてしまった。
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 +
;[[メアリー・アニング]]
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:『[[マンガで分かる!Fate/Grand Order]]』にて、機嫌が悪いところでこれまた機嫌が悪い彼女に出くわしたがガン付けで勝ったため喧嘩にはならずに済んだ。
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:結局彼女が余計な陰口を叩いたためにキレて追いかけまわす結果となったが。
    
===生前===
 
===生前===
 
;[[モルガン (Grand Order)|モルガン]]
 
;[[モルガン (Grand Order)|モルガン]]
:ブリテン異聞帯の女王であり「お母様」。誰よりも善良で誰よりも優しいが故に、誰にも顧みられず使い潰され続けていた彼女を助けた恩人。だか、そこにつけこまれ、最終的にモルガンの死因にもなってしまった。
+
:ブリテン異聞帯の女王であり唯一崇拝する「お母様」。誰よりも善良で誰よりも優しいが故に、誰にも顧みられず使い潰され続けていた彼女を助けた恩人。だか、そこにつけこまれ、最終的にモルガンの死因にもなってしまった。
:お互いに共依存に似た愛情を抱いているが、モルガンが不器用で言葉足らず故に「叱られている」と彼女は感じており<ref group="注">『[[Fate/Grand Order フロム ロストベルト]]』では、大好きな踊りや歌を止めるよう忠告を受ける場面があるが、これにもバーヴァン・シーが好奇心旺盛な妖精に目を付けられない様に滅多な事をするなという意図があった。</ref>、『認められたい』と云う承認欲求から無理強いをした結果、無自覚ながらも精神的に追い詰められかかっていた。
+
:お互いに共依存に似た愛情を抱いているが、モルガンが不器用で言葉足らず故に「叱られている」と彼女は感じており<ref group="注">『[[Fate/Grand Order フロム ロストベルト]]』では、大好きな踊りや歌を止めるよう忠告を受ける場面があるが、これにもバーヴァン・シーが好奇心旺盛な妖精に目を付けられない様に滅多な事をするなという意図があった。</ref>、『認められたい』と云う承認欲求からベリルに言われるがままに無理強いをした結果、無自覚ながらも精神的に追い詰められかかっていた。
 
:もちろん大好きなお母様がカルデアにやってこようものなら大喜び。一方で、主人公を前にしたモルガンは彼女いわく「猫かぶっているどころかライオンかぶってる」状態らしい。
 
:もちろん大好きなお母様がカルデアにやってこようものなら大喜び。一方で、主人公を前にしたモルガンは彼女いわく「猫かぶっているどころかライオンかぶってる」状態らしい。
   −
;[[妖精騎士ガウェイン]]
+
;[[妖精騎士ガウェイン]]/バーゲスト
 
:ブリテン異聞帯での妖精騎士の同僚。
 
:ブリテン異聞帯での妖精騎士の同僚。
:彼女の本能と葛藤を知っていたのか、恋愛の在り方については可哀想すぎて楽しいから好きとのこと。一方で彼女の実力には信を置いている様子。
+
:善人ぶっているが、その「愛した者を食べてしまう」本性を知っているので嫌いではない。
 +
:彼女の恋愛の在り方については「可哀想すぎて楽しいから好き」とのこと。一方で彼女の実力には信を置いている様子。
   −
;[[妖精騎士ランスロット]]
+
;[[妖精騎士ランスロット]]/メリュジーヌ
 
:ブリテン異聞帯での妖精騎士の同僚。
 
:ブリテン異聞帯での妖精騎士の同僚。
:彼女自身にはあまり関心はないが、元々の主との関係について思うところがあったようで、カルデアでは「[[オーロラ|あのクズ女]]もこっちに来ないかな」などと恐ろしいことを言っている。
+
:美しいとは感じているが趣味には合わない。実力では敵わない、と本能で悟っているため恐怖もかすかにある。
 +
:そのため彼女自身にはあまり関心はないが、元々の主との関係について思うところがあったようで、カルデアでは「[[オーロラ|あのクズ女]]もこっちに来ないかな」などと恐ろしいことを言っている。
 +
:生前の頃からも、彼女とその主の関係性がいつ爆発するのかと楽しみにしていたらしい。
    
;[[ベリル・ガット]]
 
;[[ベリル・ガット]]
 
:ブリテン異聞帯のクリプター。
 
:ブリテン異聞帯のクリプター。
:汎人類史の話を彼から聞かされて以降「レッド・ベリル」と呼んで懐いており、魔術やそれに伴う残虐な殺し方等を教わっていた。
+
:汎人類史の話を彼から聞かされて以降「レッド・ベリル」と呼んで懐いており、黒魔術やそれに伴う残虐な殺し方等を教わっていた。
:ベリルの方も「レディ・スピネル」と呼び満更でもなかった様だが、結局の所は『使用者の魂を腐らせる』黒魔術のスケープゴートにするために利用した悪辣に過ぎず、モルガンへの思いに付け込んで散々無理強いした末に、事が済んだ途端あっさりと見捨ててしまった。
+
:彼の方も「レディ・スピネル」と呼び、ある部分で一定のシンパシーを感じる友人と本気で認識していたものの、残念ながらベリルの友人の定義は一般におけるそれから大きく逸脱したものであり、モルガンへの思慕とすれ違いを利用されて心壊の一歩手前まで追い詰められ、最後は自身の魔術の呪いを肩代わりさせるための実質的な手駒にされてしまった。
    
;[[ウッドワス]]
 
;[[ウッドワス]]
 
:モルガンの配下である「牙の氏族」の長。
 
:モルガンの配下である「牙の氏族」の長。
 
:かつての戦績を知らなかった事と、一転して自分を過信してる故に腑抜けともとれる言動のせいか「ロートル」と呼び嘲笑っていた。
 
:かつての戦績を知らなかった事と、一転して自分を過信してる故に腑抜けともとれる言動のせいか「ロートル」と呼び嘲笑っていた。
:皮肉にもモルガンを心から慕っていたが故に第三者に付け込まれて破滅の<ruby><rb>引き金</rb><rt>トリガー</rt></ruby>になってしまった共通点がある。
+
:皮肉にもモルガンを心から慕っていたが故に、第三者に付け込まれて破滅の<ruby><rb>引き金</rb><rt>トリガー</rt></ruby>になってしまった共通点がある。
    
;[[アルトリア・キャスター]]
 
;[[アルトリア・キャスター]]
:『予言の子』。本来なら「<ruby><rb>お母様</rb><rt>モルガン</rt></ruby>」の敵であるはずだが、初対面時は「田舎者」と嘲笑ってこそいたものの、他の妖精達のように嫌悪感が湧かず不思議がっている。
+
:『予言の子』。妖精國におけるもう一人の魔術師。
:モルガンと同じ『楽園の妖精』であったため、無意識の内に似た気配を感じ取っていたのかもしれない。
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:本来なら「<ruby><rb>お母様</rb><rt>モルガン</rt></ruby>」の敵であるはずだが、初対面時は「田舎者」と嘲笑ってこそいたものの、他の妖精達のように嫌悪感が湧かず不思議がっている。
 +
:楽園の妖精には「ブリテンを嫌っていたり、6輪の氏族の生まれではなかったり、自らを憎む妖精にとっては癒しとなる」という特性があるため、それが発揮されていたものと思われる。
 +
:しかしモルガンの娘と噂されていた彼女をライバル視しており、モルガンに直接対決を止められたことと、グロスターにて彼女に敗北を喫したことからますます憎しみと執着を募らせていく。
 +
:この世で最も目障りらしく、カタチがなくなるまで宝具で打ち続けたいとか。
    
;[[マシュ・キリエライト]]
 
;[[マシュ・キリエライト]]
 
:シェフィールドで敵対した少女騎士。
 
:シェフィールドで敵対した少女騎士。
:マシュ側からみれば恩人の[[ボガード]]を嬲り殺しにした上に[[主人公 (Grand Order)|主人公]]までも貶めた張本人なので良い印象は持たれていなかった。
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:マシュ側からみれば恩人の[[ボガード]]を嬲り殺しにした上に、[[主人公 (Grand Order)|主人公]]までも貶めた張本人なので良い印象は持たれていなかった。
 
:ただし、両者共に第三者に使い潰され続けた存在であるため、今後の展開によって仲良くなれる可能性は大いに有りうる。
 
:ただし、両者共に第三者に使い潰され続けた存在であるため、今後の展開によって仲良くなれる可能性は大いに有りうる。
    
;グレイマルキン
 
;グレイマルキン
 
:バーヴァン・シーのスキル名の一つで、彼女が仕えていた旧ダーリントンの領主。
 
:バーヴァン・シーのスキル名の一つで、彼女が仕えていた旧ダーリントンの領主。
:「動く屍を見てみたい」という愚直な好奇心からバーヴァン・シーに人間の血を吸わせて屍人にし、それを地下でネズミ式に増やして人造兵士や奴隷として使えるようにしようと目論んでいたようだが、拡散能力が高すぎたため領内中に溢れ出し当時の領民共々滅びてしまった。
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:「動く屍を見てみたい」という愚直な好奇心からバーヴァン・シーに吸血鬼の神秘を使わせ、人間の血を吸わせて屍人にし、それを地下でネズミ式に増やして人造兵士や奴隷として使えるようにしようと目論んでいた様だが、拡散能力が高すぎたため領内中に溢れ出し当時の領民共々滅びてしまった。
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;[[ケルヌンノス]]
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:妖精國の大穴でくすぶっていた大厄災。
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:自身が大穴へと放り込まれた後、彼に「善き生贄」と判断されたため彼と融合する。
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:彼が戦闘時に使うスキルは自身と同じ名称のものがあったり、またチャージ攻撃の「いかないで」はバーヴァン・シー自身の意志による言葉だと思われる。
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;[[ノクナレア]]
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:モルガンに盾突く生意気な妖精氏族、と捉えている。
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:しかしその神秘は気に入っており、それを「奴隷を作れば作るほど強くなる」と認識している(実際にはその逆)。
    
== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
170行目: 206行目:  
;「サーヴァント、アーチャー。妖精騎士トリスタン、召喚に応じ参上したわ。騎士の名に恥じない活躍を約束します。<br>……なーんて、キャハハハハハ!なにアナタ、まだ私のコト知らないんだ!滑稽すぎて気に入っちまうぜ!<br>ええ、それならそれで、仲良くしましょ?私、正義のミカタ、なんだものね?」
 
;「サーヴァント、アーチャー。妖精騎士トリスタン、召喚に応じ参上したわ。騎士の名に恥じない活躍を約束します。<br>……なーんて、キャハハハハハ!なにアナタ、まだ私のコト知らないんだ!滑稽すぎて気に入っちまうぜ!<br>ええ、それならそれで、仲良くしましょ?私、正義のミカタ、なんだものね?」
 
:召喚時。お淑やかな言葉の後に見せる嗜虐的な言動。まだ何も知らず、助けを求め召喚した主人公を嘲笑う悪逆の妖精。
 
:召喚時。お淑やかな言葉の後に見せる嗜虐的な言動。まだ何も知らず、助けを求め召喚した主人公を嘲笑う悪逆の妖精。
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:遠くない未来で主人公の精神を深く傷つける存在へと縋る様は、彼女からすれば滑稽極まりないのだろう。
    
;「赤いカカトのバーヴァン・シー。挨拶とか、それだけで十分だろ。<br>どこに行こうと何をしようと、私は私。ここでも好きなように振る舞って、みーんなメチャクチャにしてやるよ」
 
;「赤いカカトのバーヴァン・シー。挨拶とか、それだけで十分だろ。<br>どこに行こうと何をしようと、私は私。ここでも好きなように振る舞って、みーんなメチャクチャにしてやるよ」
:召喚時(Lostbelt No.6クリア後)。1つの国の終焉を見た主人公の前に現れた妖精。その振る舞いは同じ様に『結末』を知るが故か、はたまた……。
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:召喚時(Lostbelt No.6クリア後)。1つの国の終焉を見た主人公の前に現れた妖精。
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:それは夢の中で微睡み続ける紅の屍。まだ目覚めていない彼女は、夢うつつのまま生前の悪辣な振る舞いをトレースし続ける。
    
;「嫌いなもの? ごちゃごちゃうるせえ雑魚共だろ。あとお前な」
 
;「嫌いなもの? ごちゃごちゃうるせえ雑魚共だろ。あとお前な」
194行目: 232行目:  
:マイルーム会話「絆レベル5」。悪辣な妖精の脅かしや嫌がらせにも屈せず、嘲笑に対しても笑い返せるマスターに対して。
 
:マイルーム会話「絆レベル5」。悪辣な妖精の脅かしや嫌がらせにも屈せず、嘲笑に対しても笑い返せるマスターに対して。
 
:これからも<ruby><rb>楽しくからかってやる</rb><rt>一緒に仲良くしてやる</rt></ruby>という宣言を、いたずらっぽく口にしてくれる。
 
:これからも<ruby><rb>楽しくからかってやる</rb><rt>一緒に仲良くしてやる</rt></ruby>という宣言を、いたずらっぽく口にしてくれる。
:……しかし、マスターは恐らく『より先へ進んだ』状態の彼女より、別の意味のトラウマを植え付けられる事になるだろう。
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:……しかし、マスターは恐らく『目を覚ました』状態の彼女より、別の意味のトラウマを植え付けられる事になるだろう。
    
;「……あれ? 私、今まで何を……。……幸せな夢を、見ていた気がする……。ああ……喉が痛い……痛いの。<br>まるで首から下が、無くなってしまったみたい……。私、どうなって、るの」
 
;「……あれ? 私、今まで何を……。……幸せな夢を、見ていた気がする……。ああ……喉が痛い……痛いの。<br>まるで首から下が、無くなってしまったみたい……。私、どうなって、るの」
:霊基再臨3回目。その変貌は未だ語られぬ彼女の末路。
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:霊基再臨3回目。変貌、もとい本来の姿。絶望の果てに壊れ果てた歩く屍。
 
:ボロボロのドレス、口に嵌められた猿轡、虚ろな瞳、涙のような隈、憔悴しきった弱々しい声。そして壊れた心と崩れた記憶。
 
:ボロボロのドレス、口に嵌められた猿轡、虚ろな瞳、涙のような隈、憔悴しきった弱々しい声。そして壊れた心と崩れた記憶。
 
:彼女の見ていた幸せな夢はこれで終わり。ここからは覚めることのない悪夢のような現実。
 
:彼女の見ていた幸せな夢はこれで終わり。ここからは覚めることのない悪夢のような現実。
208行目: 246行目:  
:マイルーム会話3(霊基再臨3回目以降)。使い潰されてきた過去を持つ彼女は、誰かから本当に必要とされることを心の奥底で求めていたのだろうか。
 
:マイルーム会話3(霊基再臨3回目以降)。使い潰されてきた過去を持つ彼女は、誰かから本当に必要とされることを心の奥底で求めていたのだろうか。
 
:過去の彼女が「最高のオモチャ」と口でバカにしていたマスターに対して、今の彼女は悲しげな笑顔と共にささやかな願いが叶った事を喜ぶ。
 
:過去の彼女が「最高のオモチャ」と口でバカにしていたマスターに対して、今の彼女は悲しげな笑顔と共にささやかな願いが叶った事を喜ぶ。
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:そして、この言葉へのアンサーは2023年の夏にて[[ケット・クー・ミコケル|悪夢を越えた彼女自身]]の口から出る事になる。
    
;「生まれて来た日……大変、贈り物を用意しないと。一日が終わるまでに……うまく、出来るかしら……」
 
;「生まれて来た日……大変、贈り物を用意しないと。一日が終わるまでに……うまく、出来るかしら……」
243行目: 282行目:  
;「こんな<ruby><rb>國</rb><rt>ところ</rt></ruby>、もう、いたくない…」
 
;「こんな<ruby><rb>國</rb><rt>ところ</rt></ruby>、もう、いたくない…」
 
:『フロム ロストベルト』にて、穴の底に投げ落とされる直前の最期の言葉。
 
:『フロム ロストベルト』にて、穴の底に投げ落とされる直前の最期の言葉。
:何度も生まれ、無垢なまま利用され、モルガンの助けも間に合わずに死に、悪逆に生きることも本質的にはできなかった悲しみと絶望がこれでもかと詰まっている。
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:何度も生まれ、無垢なまま利用され、モルガンの助けも間に合わずに死に、悪逆に生きることも本質的には出来なかった悲しみと絶望がこれでもかと詰まっている。
:そして他の全てを擲ってまで固執した「國」を、誰よりも助けたかった「娘」にこう評されたモルガンが聞いていたら何を思ったのであろうか…。バーヴァン・シーよりも先に惨死したことはある意味救いであったのかもしれない……
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:誰よりも助けたかった「娘」であったが、モルガン自身もまた心の底では他の全てを擲ってまでも固執した「<ruby><rb>國</rb><rt>ブリテン</rt></ruby>」を完全に諦める事が出来ていなかった故に、今度はバーヴァン・シーまでもが全てを失い壊れてしまった。
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:この<ruby><rb>叫び</rb><rt>本音</rt></ruby>を生きている内にモルガンが聞いていたならば、思うところはあるだろうがしかし、何かが変わっていたのかも知れない……
    
== メモ ==
 
== メモ ==
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**トリスタン本人もエリザベート及びその成長後の姿である[[カーミラ]]についてコメントしており、意識しているフシがある。共演する日は意外と近いのかもしれない。
 
**トリスタン本人もエリザベート及びその成長後の姿である[[カーミラ]]についてコメントしており、意識しているフシがある。共演する日は意外と近いのかもしれない。
 
**ファンの間での愛称は「'''トリ子'''」。「[[妖精騎士ガウェイン|バゲ子]]」に倣った形だが、同様の愛称である「[[妖精騎士ランスロット|メリュ子]]」と違い自分自身の真名由来ではない。
 
**ファンの間での愛称は「'''トリ子'''」。「[[妖精騎士ガウェイン|バゲ子]]」に倣った形だが、同様の愛称である「[[妖精騎士ランスロット|メリュ子]]」と違い自分自身の真名由来ではない。
**実装年である2021年のハロウィンイベントでは登場こそ叶わなかったが、[[モルガン]]と一緒に、まさかの[[ケルヌンノス]]…の'''ぬいぐるみ'''を抱え概念礼装での登場を果たした。
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**実装年である2021年のハロウィンイベントでは登場こそ叶わなかったが、[[モルガン]]と一緒に、まさかの[[ケルヌンノス]]…の'''ぬいぐるみ'''を抱え[[概念礼装]]での登場を果たした。
 
*第三再臨では「誰かのサーヴァントになれた」ことを喜んでいるのだが、本来サーヴァントは大体のケースにおいて「聖杯で願いを叶える為に召喚に応じている」、ないし単に戦好きだったり[[ディルムッド・オディナ|騎士の忠を尽くす]]などで直接的に聖杯を得る必要はないというだけで、いずれにしても「誰かのサーヴァントになること」自体を欲している英霊は極めて稀なのではないかと推察される。彼女の生い立ちを考えれば単に「誰かに必要とされたかった」という願望があった可能性も勿論考えられるのだが…
 
*第三再臨では「誰かのサーヴァントになれた」ことを喜んでいるのだが、本来サーヴァントは大体のケースにおいて「聖杯で願いを叶える為に召喚に応じている」、ないし単に戦好きだったり[[ディルムッド・オディナ|騎士の忠を尽くす]]などで直接的に聖杯を得る必要はないというだけで、いずれにしても「誰かのサーヴァントになること」自体を欲している英霊は極めて稀なのではないかと推察される。彼女の生い立ちを考えれば単に「誰かに必要とされたかった」という願望があった可能性も勿論考えられるのだが…
 
**妖精騎士や一部の上級妖精等に関しては比較的人類に近い性格及び行動原理が描写されていたが、それでも'''妖精と人間では決定的な部分に違いがある'''、ということを示唆しているのかもしれない。
 
**妖精騎士や一部の上級妖精等に関しては比較的人類に近い性格及び行動原理が描写されていたが、それでも'''妖精と人間では決定的な部分に違いがある'''、ということを示唆しているのかもしれない。
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*いわゆる「メスガキ」風のキャラクターだが、第三再臨の余りにも悲惨な姿に、'''「誰がここまでやれと言った」'''、'''「分からせってこういう事じゃない」'''という悲鳴が続出。お陰で霊基再臨を拒否したり、しても即第一、第二再臨の姿に戻すプレイヤーが大量に現れた。<del>まあ、その姿に嗜虐心をそそられ愉悦するプレイヤーも多かったそうだが。</del>
 
*いわゆる「メスガキ」風のキャラクターだが、第三再臨の余りにも悲惨な姿に、'''「誰がここまでやれと言った」'''、'''「分からせってこういう事じゃない」'''という悲鳴が続出。お陰で霊基再臨を拒否したり、しても即第一、第二再臨の姿に戻すプレイヤーが大量に現れた。<del>まあ、その姿に嗜虐心をそそられ愉悦するプレイヤーも多かったそうだが。</del>
 
**なお、一般的な創作で見られる「メスガキ」像と比較するとこちらの方が格段に口は悪く、しかも身長が170cmもある<ref group="注">この身長がヒール込みなのかは不明だが、かなり高いヒールの靴を履いている上で170cm設定の他キャラと見た目上の高さが近い。もしもヒール抜きで170cmと言う設定の場合、ヒール込みとなる見た目上の身長は180cm近くになるはずである。</ref>など結構大人びているため、彼女を設定どおりに描くと果たしてメスガキと呼んでいいのかどうかは微妙。
 
**なお、一般的な創作で見られる「メスガキ」像と比較するとこちらの方が格段に口は悪く、しかも身長が170cmもある<ref group="注">この身長がヒール込みなのかは不明だが、かなり高いヒールの靴を履いている上で170cm設定の他キャラと見た目上の高さが近い。もしもヒール抜きで170cmと言う設定の場合、ヒール込みとなる見た目上の身長は180cm近くになるはずである。</ref>など結構大人びているため、彼女を設定どおりに描くと果たしてメスガキと呼んでいいのかどうかは微妙。
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**余談だが、デザイン担当である望月けい氏は「疑問に思えるほど悲しくつらい目に遭うキャラクター」が最も好きとのことで、バーヴァン・シーはその好みにピッタリハマったらしい。
 
*[[ベリル・ガット|ベリル]]とコンビを組んでいた際に「レディ・スピネル」の名で彼に(表向きは)可愛がられていたが、宝石のスピネル(尖晶石)は含有する物質に応じて様々な色合いに変化する特性を持つ。<br>その特性から透明なものはダイヤモンド、赤いものはルビーやレッドベリルの代用品として用いられやすく、'''それらより価値が低いことが多い。'''それ故に、「ルビーのまがい物」「代用品の宝石」という印象を持つ人も少なくはないとか。<br>一方でベリル(緑柱石)も同じ様に含有する物質に応じて色合いを変化させるが、鉄を含めばアクアマリン、クロムを含めばエメラルド、マンガンを含めば……'''上記のスピネルで代用されやすいレッドベリル'''となる。<br>そういう意味を踏まえると、彼女に向けたレディ・スピネルの渾名は愛称というより、'''遠回しな皮肉か蔑称'''とも取れてしまう。
 
*[[ベリル・ガット|ベリル]]とコンビを組んでいた際に「レディ・スピネル」の名で彼に(表向きは)可愛がられていたが、宝石のスピネル(尖晶石)は含有する物質に応じて様々な色合いに変化する特性を持つ。<br>その特性から透明なものはダイヤモンド、赤いものはルビーやレッドベリルの代用品として用いられやすく、'''それらより価値が低いことが多い。'''それ故に、「ルビーのまがい物」「代用品の宝石」という印象を持つ人も少なくはないとか。<br>一方でベリル(緑柱石)も同じ様に含有する物質に応じて色合いを変化させるが、鉄を含めばアクアマリン、クロムを含めばエメラルド、マンガンを含めば……'''上記のスピネルで代用されやすいレッドベリル'''となる。<br>そういう意味を踏まえると、彼女に向けたレディ・スピネルの渾名は愛称というより、'''遠回しな皮肉か蔑称'''とも取れてしまう。
 
**さらに余談だが、レッドベリルと同じくマンガンを含んで淡い赤色となったベリルの事をモルガナイトと呼ぶ。これは'''「[[モルガン (Grand Order)|モルガン]]」という人物'''が発見したのでその人名を由来としているそうだ。
 
**さらに余談だが、レッドベリルと同じくマンガンを含んで淡い赤色となったベリルの事をモルガナイトと呼ぶ。これは'''「[[モルガン (Grand Order)|モルガン]]」という人物'''が発見したのでその人名を由来としているそうだ。
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*第二再臨にて「緑色のスカートなんて上品すぎて履いてらんねえよ」と口にするが、これは元ネタのバーヴァン・シーは緑色の服を着ているとされるため。<br>普段の彼女の赤いドレスと髪をネガポジ変換すると、伝承通りの緑色に近づく。
 
*第二再臨にて「緑色のスカートなんて上品すぎて履いてらんねえよ」と口にするが、これは元ネタのバーヴァン・シーは緑色の服を着ているとされるため。<br>普段の彼女の赤いドレスと髪をネガポジ変換すると、伝承通りの緑色に近づく。
 
*トリスタンを意識した性能、さらに性格面も「反転」のギフトを与えられたトリスタンに通じるものだが、宝具は「'''遠隔呪殺による、敵単体への超強力なQuick属性攻撃'''」という、奇しくもそのトリスタンを倒した[[ハサン・サッバーハ〔呪腕のハサン〕|呪腕のハサン]]のそれとも似通った性質を持つ。
 
*トリスタンを意識した性能、さらに性格面も「反転」のギフトを与えられたトリスタンに通じるものだが、宝具は「'''遠隔呪殺による、敵単体への超強力なQuick属性攻撃'''」という、奇しくもそのトリスタンを倒した[[ハサン・サッバーハ〔呪腕のハサン〕|呪腕のハサン]]のそれとも似通った性質を持つ。
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*彼女がケルヌンノスと融合したことは当初ユーザー間の憶測でのみ語られていたが、『Spotlight Lostbelt No.6』の生放送内にて'''「大穴に落ちたバーヴァン・シーはケルヌンノスと融合し、呪いの災厄として覚醒した」'''ことが明言された。
    
== 話題まとめ ==
 
== 話題まとめ ==
 
;バーヴァン・シーとケルヌンノス、第三再臨について
 
;バーヴァン・シーとケルヌンノス、第三再臨について
*第三再臨の悲惨すぎる状態に関しては'''現状一切説明がない。'''第三再臨への変更で外見以外に大きな変化を起こすことがクエスト上でも明示される[[妖精騎士ランスロット]]の正体、本編で姿は見せていない第三再臨で示される[[妖精騎士ガウェイン]]の宿業はどちらも本編での顛末で明示されていたわけだが、彼女に関しては'''第三再臨に通ずる要素は終盤、最後の対決でのボイスのみとされている。'''
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*第三再臨の悲惨すぎる状態に関しては'''ゲーム内で一切説明がない。'''第三再臨への変更で外見以外に大きな変化を起こすことがクエスト上でも明示される[[妖精騎士ランスロット]]の正体、本編で姿は見せていない第三再臨で示される[[妖精騎士ガウェイン]]の宿業はどちらも本編での顛末で明示されていたわけだが、彼女に関しては'''第三再臨に通ずる要素は終盤、最後の対決でのボイスのみとされている。'''
 
**同僚二人は第三再臨にて自身の本質とも言える姿に回帰するのに対し、彼女の場合は発言を信じるなら二臨で本質と言える姿へ変わっている点も異なる。
 
**同僚二人は第三再臨にて自身の本質とも言える姿に回帰するのに対し、彼女の場合は発言を信じるなら二臨で本質と言える姿へ変わっている点も異なる。
**ただし、本編での描写や末路・設定などを見る限り、こうなっても仕方がないような絶望や苦難を受け続けた事だけは察する事が出来る。<del>そして恐らく、本編以上のロクでもない真実と現実が判明しそうなので、既にプレイヤーは戦々恐々としている。</del>
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**ただし、本編での描写や末路・設定などを見る限り、こうなっても仕方がないような絶望や苦難を受け続けた事だけは察する事が出来る。
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***そして書籍マテリアルではこのアーチャー霊基の彼女が完全に手遅れの状態である旨が記載され、プレイヤーの阿鼻叫喚がこだますることとなった。…幸いにして、書籍マテリアル発売から一月もしないうちに[[ケット・クー・ミコケル|一つの救い]]も公開されることになったが。
 
**現状、これに関するユーザーの推論上で最も有力な説は『バーヴァン・シーが大厄災[[ケルヌンノス]]の核に取り込まれた際、'''殺害された祭神の巫女の魂、あるいは性質と同化してしまった'''ため』というもの。彼女の身体中にある縫い目のような刺青も、「首から下が無くなってしまった」という台詞も、巫女が妖精達の手でバラバラに切り刻まれた時の姿と記憶と考えれば最も違和感がないが、彼女と祭神の巫女について何らかの関係を示唆する公式な明言は存在しない。
 
**現状、これに関するユーザーの推論上で最も有力な説は『バーヴァン・シーが大厄災[[ケルヌンノス]]の核に取り込まれた際、'''殺害された祭神の巫女の魂、あるいは性質と同化してしまった'''ため』というもの。彼女の身体中にある縫い目のような刺青も、「首から下が無くなってしまった」という台詞も、巫女が妖精達の手でバラバラに切り刻まれた時の姿と記憶と考えれば最も違和感がないが、彼女と祭神の巫女について何らかの関係を示唆する公式な明言は存在しない。
***厄災戦のBGMには関連する妖精騎士のテーマ曲の原曲という共通項があり<ref group="出">竹箒日記 現状文面削除済み</ref>、そして妖精騎士トリスタンのテーマ曲はケルヌンノス戦BGMのアレンジとなっている。さらにケルヌンノスがゲーム中でのバトルにおいて使用することがあるスキルに「グレイマルキン」「妖精吸血」が含まれるなど、バーヴァン・シーとケルヌンノスを結びつける要素が多数ちりばめられているあたり彼らのつながりは制作上意図されたものであることは間違いないのだが、仮に上記の推論が正しかったとしても、どういった経緯でそのつながりを第三再臨の形で持ち越すようになったのかについては不明のままである。
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*また、厄災戦のBGMには関連する妖精騎士のテーマ曲の原曲という共通項があり<ref group="出">竹箒日記 現状文面削除済み</ref>、そして妖精騎士トリスタンのテーマ曲はケルヌンノス戦BGMのアレンジとなっている。
***そして書籍マテリアルで上記の経緯が明かされ、彼女の完全に救いのない現実が白日の下に晒されプレイヤーの阿鼻叫喚がこだますることとなった。
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****幸いにして、書籍マテリアル発売から一月もしないうちに[[ケット・クー・ミコケル|一つの救い]]も公開されることになったが。
      
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==
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* [[サーヴァント]]
 
* [[サーヴァント]]
 
* [[円卓の騎士]]
 
* [[円卓の騎士]]
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* [[妖精]]
    
{{DEFAULTSORT:ようせいきしとりすたん}}
 
{{DEFAULTSORT:ようせいきしとりすたん}}
292行目: 334行目:  
[[Category:Fate/Grand Order フロム ロストベルト]]
 
[[Category:Fate/Grand Order フロム ロストベルト]]
 
[[Category:Fate/Grand Order 藤丸立香はわからない]]
 
[[Category:Fate/Grand Order 藤丸立香はわからない]]
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[[category:マンガで分かる!Fate/Grand Order]]
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