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== 概要 ==
 
== 概要 ==
 
'''貴い幻想(ノウブル・ファンタズム)'''とも。 <br>
 
'''貴い幻想(ノウブル・ファンタズム)'''とも。 <br>
人間の幻想を骨子に作り上げられた武装のこと。<br>剣、槍、弓といった武器が多いとされるが、それらに限らず、盾、指輪、王冠といった他のものもある。<br>主に英霊が持つ、彼らが生前に築き上げた伝説の象徴。逸話や伝説、あるいは真に存在した武器道具そのものを基盤として誕生したもの。伝説を形にした「物質化した奇跡」である。故に、宝具名のルビはその英霊の伝説を表すものとなっている。<br>本来は、その英霊の伝説に登場するとりわけ有名なアイテムが宝具となるが、その英霊が有する伝説上の「特殊能力」も宝具に該当する場合がある。<br>また、「生前に築き上げた伝説がカタチになったもの」という性質から、伝説には明確なカタチで登場せずとも、英霊となったことで得られた、いわば死後の後天的な宝具というものも存在する。<br>(アイテム系の例:[[メディア]]の「破戒すべき全ての符」。<br> 特殊能力系の例:[[ランスロット]]の「騎士は徒手にて死せず」。[[イスカンダル]]の「王の軍勢」)。<br>聖杯戦争においては死がゴールとなるため、「このサーヴァントを殺したものはこの宝具である」→「つまりこのサーヴァントの死の傍らにはこの宝具がなくてはならない」という理由で「自分の結末」に関わった伝承の宝具、つまり自分を殺した武器を宝具として獲得する場合もある。(例:[[酒呑童子]]の「千紫万紅・神便鬼毒」、『First Order』に登場する[[メドゥーサ〔ランサー〕]]のハルペー)。<br>それら後天的に得られた宝具でも、所有者にとっては自身の分身ともいえるものであり、何の問題も無く自身の手足の様に操れる。<br>多くの宝具は真名を詠唱する「真名解放」によりその能力を発揮し、伝説における力を再現する(例:[[アルトリア・ペンドラゴン]]の「約束された勝利の剣」)。<br>なんらかの理由で自身の持つ宝具の真名を知らない場合、別の真名をつけ「仮想宝具」として使用することもできる模様。(例:[[マシュ・キリエライト]]の「仮想宝具 擬似展開/人理の礎」。[[ゲーティア]]の「光帯収束環」)。<br>また、中には真名解放を行わなくとも、武器や英霊自身の属性や特殊能力が宝具しての力を帯びている、常時発動型の宝具も存在する。(例:[[ディルムッド・オディナ]]の「破魔の紅薔薇」。[[ヘラクレス]]の「十二の試練」)。<br>例外として『現世で実際に制作する必要のある宝具』が存在する。そういった宝具は『単体の英霊が所有するには、余りに巨大な物』、『未完成であるが故に、伝説に刻まれた代物』のどちらかに属する。<br>城主だから城を動かせる、という宝具は大帝クラスの英霊しか持っていない。
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人間の幻想を骨子に作り上げられた武装のこと。<br>
*ランク:威力・効果・能力の目安となる。EからAまでの五段階とこの尺度では数値化不能のEXがある。<br>筋力等と同時に表示されるパラメータにおいては、「A+」と表記される場合、一時的にAランク宝具の倍の能力が出せるということ。「++」と表記されるならばその三倍を意味する。<br>ただし、個々の宝具のランクにおいてもこの数値化が適用出来るかは不明であり、例えば、魔術回路の質や量等、完全に定量化されたパラメータに使用される場合はその限りではない。<br>また、違うクラスで召喚された場合や、同じクラスでも異なる年齢で召喚された場合、あるいは神霊が格を落として英霊として召喚された場合等、使い手の違いや状態次第で同一の宝具でもランクや種別が変動する。<br>ランクが高いものほど強力である傾向はあるが、必ずしも威力とランクは比例しない。具体例は複数あるが、後述の「メモ」の項を参照。
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剣、槍、弓といった武器が多いとされるが、それらに限らず、盾、指輪、王冠といった他のものもある。<br>
*種別:大別して、個人戦で力を発揮する「対人宝具」、集団戦に威力のある「対軍宝具」、一撃で雌雄を決する「対城宝具」の三つに分けられる。<br>また、この他にも「結界宝具」や「対界宝具」など、上記の3つに該当しない特殊な分類の宝具も多数存在する。
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主に英霊が持つ、彼らが生前に築き上げた伝説の象徴。逸話や伝説、あるいは真に存在した武器道具そのものを基盤として誕生したもの。伝説を形にした「物質化した奇跡」である。故に、宝具名のルビはその英霊の伝説を表すものとなっている。<br>
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本来は、その英霊の伝説に登場するとりわけ有名なアイテムが宝具となるが、その英霊が有する伝説上の「特殊能力」も宝具に該当する場合がある。<br>
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また、「生前に築き上げた伝説がカタチになったもの」という性質から、伝説には明確なカタチで登場せずとも、英霊となったことで得られた、いわば死後の後天的な宝具というものも存在する。<br>
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(アイテム系の例:[[メディア]]の「破戒すべき全ての符」。<br> 
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特殊能力系の例:[[ランスロット]]の「騎士は徒手にて死せず」。[[イスカンダル]]の「王の軍勢」)。<br>
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聖杯戦争においては死がゴールとなるため、「このサーヴァントを殺したものはこの宝具である」→「つまりこのサーヴァントの死の傍らにはこの宝具がなくてはならない」という理由で「自分の結末」に関わった伝承の宝具、つまり自分を殺した武器を宝具として獲得する場合もある。(例:[[酒呑童子]]の「千紫万紅・神便鬼毒」、『First Order』に登場する[[メドゥーサ〔ランサー〕]]のハルペー)。<br>
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それら後天的に得られた宝具でも、所有者にとっては自身の分身ともいえるものであり、何の問題も無く自身の手足の様に操れる。<br>
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多くの宝具は真名を詠唱する「真名解放」によりその能力を発揮し、伝説における力を再現する(例:[[アルトリア・ペンドラゴン]]の「約束された勝利の剣」)。<br>
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なんらかの理由で自身の持つ宝具の真名を知らない場合、別の真名をつけ「仮想宝具」として使用することもできる模様。(例:[[マシュ・キリエライト]]の「仮想宝具 擬似展開/人理の礎」。[[ゲーティア]]の「光帯収束環」)。<br>
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また、中には真名解放を行わなくとも、武器や英霊自身の属性や特殊能力が宝具しての力を帯びている、常時発動型の宝具も存在する。(例:[[ディルムッド・オディナ]]の「破魔の紅薔薇」。[[ヘラクレス]]の「十二の試練」)。<br>
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例外として『現世で実際に制作する必要のある宝具』が存在する。そういった宝具は『単体の英霊が所有するには、余りに巨大な物』、『未完成であるが故に、伝説に刻まれた代物』のどちらかに属する。<br>城主だから城を動かせる、という宝具は大帝クラスの英霊しか持っていない。
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*ランク:威力・効果・能力の目安となる。EからAまでの五段階とこの尺度では数値化不能のEXがある。<br>
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筋力等と同時に表示されるパラメータにおいては、「A+」と表記される場合、一時的にAランク宝具の倍の能力が出せるということ。「++」と表記されるならばその三倍を意味する。<br>
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ただし、個々の宝具のランクにおいてもこの数値化が適用出来るかは不明であり、例えば、魔術回路の質や量等、完全に定量化されたパラメータに使用される場合はその限りではない。<br>
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また、違うクラスで召喚された場合や、同じクラスでも異なる年齢で召喚された場合、あるいは神霊が格を落として英霊として召喚された場合等、使い手の違いや状態次第で同一の宝具でもランクや種別が変動する。<br>
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ランクが高いものほど強力である傾向はあるが、必ずしも威力とランクは比例しない。具体例は複数あるが、後述の「メモ」の項を参照。
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*種別:大別して、個人戦で力を発揮する「対人宝具」、集団戦に威力のある「対軍宝具」、一撃で雌雄を決する「対城宝具」の三つに分けられる。<br>
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また、この他にも「結界宝具」や「対界宝具」など、上記の3つに該当しない特殊な分類の宝具も多数存在する。
    
; 壊れた幻想(ブロークン・ファンタズム)
 
; 壊れた幻想(ブロークン・ファンタズム)
魔力の詰まった宝具を爆弾として相手にぶつけ破裂させる技能。<br>宝具によっては本来の威力を越えたダメージを与えるが、使用するということは「わずかしか持たない切り札の破壊」と同義であり、加えて宝具の修復は困難であるため、まず使われることはない手段である。<br>[[エミヤ|第五次のアーチャー]]がこれを得意技とし、平気で使えるのは「無限の剣製」の特性によるもの。
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魔力の詰まった宝具を爆弾として相手にぶつけ破裂させる技能。<br>
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宝具によっては本来の威力を越えたダメージを与えるが、使用するということは「わずかしか持たない切り札の破壊」と同義であり、加えて宝具の修復は困難であるため、まず使われることはない手段である。<br>
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[[エミヤ|第五次のアーチャー]]がこれを得意技とし、平気で使えるのは「無限の剣製」の特性によるもの。
    
== 宝具索引 ==
 
== 宝具索引 ==
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