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| 真名 = 李書文
 
| 真名 = 李書文
 
| 読み = り しょぶん
 
| 読み = り しょぶん
| 外国語表記 =  
+
| 外国語表記 = Li Shuwen
 
| 初登場作品 = [[Fate/EXTRA]]
 
| 初登場作品 = [[Fate/EXTRA]]
 
| 声優 = 安井邦彦
 
| 声優 = 安井邦彦
| 演者 =
  −
| 依代 =
   
| 身長 = 166cm
 
| 身長 = 166cm
 
| 体重 = 60kg
 
| 体重 = 60kg
| 誕生日 =
  −
| 血液型 =
  −
| 出典 =
  −
| 地域 =
   
| 属性 = 中立・悪
 
| 属性 = 中立・悪
| 隠し属性 =
   
| 性別 = 男性
 
| 性別 = 男性
| スリーサイズ =
  −
| 異名 =
  −
| 愛称 =
   
| イメージカラー = 橙
 
| イメージカラー = 橙
| サーヴァント階位 =
   
| 特技 = とくになし
 
| 特技 = とくになし
 
| 好きな物 = 鍛錬、試合、家族
 
| 好きな物 = 鍛錬、試合、家族
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| 天敵 = ヴラド三世 (EXTRA)<br>玉藻の前 (EXTELLA)
 
| 天敵 = ヴラド三世 (EXTRA)<br>玉藻の前 (EXTELLA)
 
| デザイン = ワダアルコ
 
| デザイン = ワダアルコ
| 設定作成 =
  −
| レア度 =
   
}}
 
}}
    
==概要==
 
==概要==
   
「[[アサシン|暗殺者]]」の[[サーヴァント]]。
 
「[[アサシン|暗殺者]]」の[[サーヴァント]]。
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;能力
 
;能力
 
:気を使い、周囲の気を感知し、自己の気配を消す[[スキル (サーヴァント)|スキル]]「圏境」により、姿を存在ごと消失している。これは魔術理論ではなく瞑想の極意・体術による透明化なので、魔術理論に生きるものには絶対に感知することができない。第五次聖杯戦争のアサシンの燕返し同様、人の域とは呼べない魔技である。
 
:気を使い、周囲の気を感知し、自己の気配を消す[[スキル (サーヴァント)|スキル]]「圏境」により、姿を存在ごと消失している。これは魔術理論ではなく瞑想の極意・体術による透明化なので、魔術理論に生きるものには絶対に感知することができない。第五次聖杯戦争のアサシンの燕返し同様、人の域とは呼べない魔技である。
:これによりアサシンはほぼ確実に先手を取れるアドバンテージを有し、常日頃暗殺者の脅威に晒されていた[[ネロ・クラウディウス|セイバー]]、歴戦の兵である[[無銘|アーチャー]]、動物的な気配察知能力を持つ[[玉藻の前|キャスター]]でさえ彼の奇襲からは即死を免れるのが限界だった。
+
:これにより彼はおよそどんな相手でもほぼ確実に先手を取れるアドバンテージを有しており、各々暗殺や奇襲といった分野に十分な対応力を持つはずの主人公の[[ネロ・クラウディウス|パートナー]][[無銘|サーヴァント]][[玉藻の前|たち]]でさえ、彼の奇襲からは即死を免れるのが限界だった。
:また最高ランクの「中国武術」によって、素手で三騎士クラスのサーヴァントと互角に戦える程の卓越した戦闘能力を持ち、その強さは主人公のサーヴァントに宝具の使用を決断させるほど。
+
:また最高ランクの「中国武術」によって素手で三騎士クラスのサーヴァントと互角に戦える程の卓越した戦闘能力を持ち、最終戦まで宝具を温存しようと試みていたパートナーサーヴァントたちに「使わねば勝ち目がない」と使用を決断させた。
   −
==ランサー (帝都聖杯奇譚)==
+
==別クラス / バリエーション==
 +
===ランサー (帝都聖杯奇譚)===
 
老年期の姿で[[ランサー]]として召喚された李書文。
 
老年期の姿で[[ランサー]]として召喚された李書文。
    
詳細は「[[李書文 (帝都聖杯奇譚)]]」を参照。
 
詳細は「[[李書文 (帝都聖杯奇譚)]]」を参照。
   −
==ランサー (Grand Order)==
+
===ランサー (Grand Order)===
 
青年期の姿で[[ランサー]]として召喚された李書文。
 
青年期の姿で[[ランサー]]として召喚された李書文。
    
詳細は「[[神槍 李書文]]」を参照。
 
詳細は「[[神槍 李書文]]」を参照。
 +
 +
===アサシン (Grand Order)===
 +
老年期の姿で[[アサシン]]として召喚された李書文。
 +
 +
詳細は「[[李書文〔アサシン〕]]」を参照。
    
== ステータス ==
 
== ステータス ==
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|[[主人公 (EXTRA)]] || B || C || A || E || E || なし || style="text-align:left"|気配遮断:該当なし||中国武術:A+++<br>圏境:A|| style="text-align:left"|
 
|[[主人公 (EXTRA)]] || B || C || A || E || E || なし || style="text-align:left"|気配遮断:該当なし||中国武術:A+++<br>圏境:A|| style="text-align:left"|
 
|}
 
|}
  −
==スキル==
  −
:[[Fate/EXTRA]]に登場するスキル。
  −
  −
;周天、気を収める
  −
:次の手で与えるダメージが上昇する。
  −
  −
;周天、気を高める
  −
:3ターンの間、ATTACKの攻撃力が上昇する。
  −
  −
;周天、気を満たす
  −
:3ターンの間、耐久が上昇する。
  −
  −
;暗拳暗器
  −
:3ターンの間、BREAKにスタン効果が付与する。
      
== [[宝具]] ==
 
== [[宝具]] ==
99行目: 76行目:  
:達人としての優れた勁力から放たれる単純な破壊力だけでなく、自身の気で周囲の空間を満たすことで形成したテリトリーで相手の「気を呑む」ことで相手の感覚の一部を眩惑させ、緊張状態となった相手の神経に直接衝撃を打ち込むことで迷走神経反射(ショック死)を引き起こし心臓を停止させる。ただし完全な不意打ちが成立しなければ「気を呑む」ことができず効果は致命傷程度に留まる。「気を呑む」という中華の武術の技法は、むしろ仙道に近い。
 
:達人としての優れた勁力から放たれる単純な破壊力だけでなく、自身の気で周囲の空間を満たすことで形成したテリトリーで相手の「気を呑む」ことで相手の感覚の一部を眩惑させ、緊張状態となった相手の神経に直接衝撃を打ち込むことで迷走神経反射(ショック死)を引き起こし心臓を停止させる。ただし完全な不意打ちが成立しなければ「気を呑む」ことができず効果は致命傷程度に留まる。「気を呑む」という中華の武術の技法は、むしろ仙道に近い。
 
:西洋魔術の知識に照らし合わせた場合、自身の魔力を相手に打ち込み、相手の魔術回路を乱してダメージを与える、という解釈になる。「毒手」とも言い表された。
 
:西洋魔術の知識に照らし合わせた場合、自身の魔力を相手に打ち込み、相手の魔術回路を乱してダメージを与える、という解釈になる。「毒手」とも言い表された。
:ゲーム的には、防御を無視して相手の現在のHPに対し9割のダメージを与える。これはモラトリアム中に頚脈を乱され、威力が低下しているからである。つまり乱されていなければ真に必殺の技となるが、そもそも乱さなければ圏境が防げず戦いにすらならない。
+
:『EXTRA』ゲーム中ではGUARDを無視して相手の現在HPの9割のダメージを与える効果になっており、一撃で倒されることはない。これはモラトリアム中に頚脈を乱され、威力が低下しているからである。つまり乱されていなければ真に必殺の技となるが、そもそも乱さなければ圏境が防げず戦いにすらならない。
 
;猛虎硬爬山(もうここうはざん)
 
;猛虎硬爬山(もうここうはざん)
 
:種別:対門宝具
 
:種別:対門宝具
105行目: 82行目:  
:アサシンの宝具。八極拳の秘門、奥義の一つであり、李氏八極のオリジナルではないが生前の彼が生涯を通じて頼りとした必殺の套路。无二打はあくまで対人において相手の心臓を停止させるための一撃だが、こちらは物理ダメージに特化した攻撃である。
 
:アサシンの宝具。八極拳の秘門、奥義の一つであり、李氏八極のオリジナルではないが生前の彼が生涯を通じて頼りとした必殺の套路。无二打はあくまで対人において相手の心臓を停止させるための一撃だが、こちらは物理ダメージに特化した攻撃である。
 
:流れるような連続攻撃で、初撃の動作が虎が山を掻きむしるように見えるためについた技であり、その一撃一撃が“李書文という武人を出力先にした大地からのエネルギー”である。人間はおろか壁や扉、はては堅固な道場の門すら容易く粉砕する。
 
:流れるような連続攻撃で、初撃の動作が虎が山を掻きむしるように見えるためについた技であり、その一撃一撃が“李書文という武人を出力先にした大地からのエネルギー”である。人間はおろか壁や扉、はては堅固な道場の門すら容易く粉砕する。
 +
:『EXTRA』ゲーム中ではバーサーカー時に攻撃SKILLとして使用する。効果はシンプルな筋力ダメージ。
 +
 +
== 使用技 ==
 +
===[[Fate/EXTRA]]===
 +
; 周天、気を収める
 +
: 次の手で与えるダメージが上昇する。
 +
: 宝具「无二打」の準備技でもあり、このスキルを妨害されると宝具は不発になる。
 +
; 周天、気を高める
 +
: 3ターンの間、ATTACKの攻撃力が上昇する。
 +
; 周天、気を満たす
 +
: 3ターンの間、耐久が上昇する。
 +
; 暗拳暗器
 +
: バーサーカー時に使用。3ターンの間、BREAKにスタン効果を付与する。
 +
 +
===[[Fate/EXTELLA LINK]]===
 +
; 周天、気を極めん
 +
: 練った気を一気に放出し、衝撃波を発生させる。
 +
; 気弾
 +
: 前方に気の弾を放つ。
 +
; 爆息内功
 +
: 強烈な正拳突きと同時に、練った気を一気に解放する。
 +
; 暗拳暗器
 +
: 拳に暗黒の気を纏い攻撃。ヒットした敵の神経にダメージを与えスタン状態にする。
 +
; 扇雷
 +
: 地面に拳を叩き付け、放射状に拡散する稲妻を発生させる。
 +
; 裡門頂肘
 +
: 一瞬で敵の懐に飛び込み、強力な肘打ちを放つ。
    
== 真名:李書文 ==
 
== 真名:李書文 ==
 
:李書文。魔拳士とも言われた伝説的な八極拳士。河北省滄州市塩山県出身。
 
:李書文。魔拳士とも言われた伝説的な八極拳士。河北省滄州市塩山県出身。
 +
:姓は李、名は書文、字は同臣。
    
:「二の打ち要らず、一つあれば事足りる」と謳われる中国拳法史史上、最強の拳法家の一人にして、李氏八極門の祖。また、李書文は「神槍」とあだ名されるほど槍に長けた人物である。彼の使った六合大槍は八極門の基本的な武器であり、極論して良いならば、八極拳のほとんどはこの六合大槍の技法を学ぶための前段階に過ぎないとさえ言える。
 
:「二の打ち要らず、一つあれば事足りる」と謳われる中国拳法史史上、最強の拳法家の一人にして、李氏八極門の祖。また、李書文は「神槍」とあだ名されるほど槍に長けた人物である。彼の使った六合大槍は八極門の基本的な武器であり、極論して良いならば、八極拳のほとんどはこの六合大槍の技法を学ぶための前段階に過ぎないとさえ言える。
129行目: 134行目:     
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
===Fate===
+
===Fateシリーズ===
 
;[[Fate/EXTRA]]
 
;[[Fate/EXTRA]]
 
:第五回戦の対戦相手。
 
:第五回戦の対戦相手。
 +
;[[Fate/EXTRA Last Encore]]
 +
:ゲーム本編と異なりバーサーカーのクラスで登場。
 
; [[Fate/EXTELLA]]
 
; [[Fate/EXTELLA]]
 
:ネロ陣営所属のサーヴァント。
 
:ネロ陣営所属のサーヴァント。
===Fate関連===
+
; [[Fate/EXTELLA LINK]]
 +
:ネロ陣営所属のサーヴァントであったが、カール大帝の配下として登場する。
 +
 
 +
===Fate関連作品===
 
;[[カプセルさーばんと]]
 
;[[カプセルさーばんと]]
 
:さーばんとの一匹。
 
:さーばんとの一匹。
 
:吹っ飛ばす力が強く、前線に穴をこじ開ける役に立つが、コストがやや高め。しかしその分破壊力は凄まじく、敵拠点前に召喚した際の連続攻撃は圧巻。近接戦闘最強のさーばんと。
 
:吹っ飛ばす力が強く、前線に穴をこじ開ける役に立つが、コストがやや高め。しかしその分破壊力は凄まじく、敵拠点前に召喚した際の連続攻撃は圧巻。近接戦闘最強のさーばんと。
:コスト600 戦闘力B 突破力A+ 移動力D 体力A 忍耐力A リキャストC
+
 
 
===その他===
 
===その他===
 
;[[コハエース]]
 
;[[コハエース]]
144行目: 154行目:  
:…残念ながらそもそも出番無しでした。
 
:…残念ながらそもそも出番無しでした。
 
;[[ちびちゅき!]]
 
;[[ちびちゅき!]]
:偶然出会った都古‎を気に入り、弟子にする。その後、八極拳同好会を立ち上げ精力的に活動しているらしい。
+
:偶然出会った都古を気に入り、弟子にする。その後、八極拳同好会を立ち上げ精力的に活動しているらしい。
    
== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
 
===Fate/EXTRA===
 
===Fate/EXTRA===
 
;[[ユリウス・ベルキスク・ハーウェイ]]
 
;[[ユリウス・ベルキスク・ハーウェイ]]
:マスター。堅物なため相性はそれほど良くはないが、仲はそれなりに良好。<ref>両者とも人命を奪う事を生業とするものの、ユリウスは殺しを呑み込む殺し屋、李書文は殺し合いの日々を良しとする武人なため、根本的なところで話がかみ合わない。</ref>
+
:マスター。堅物なため相性はそれほど良くはないが、仲はそれなりに良好。<ref group = "注">両者とも人命を奪う事を生業とするものの、ユリウスは殺しを呑み込む殺し屋、李書文は殺し合いの日々を良しとする武人なため、根本的なところで話がかみ合わない。</ref>
 
;[[ネロ・クラウディウス|セイバー]]
 
;[[ネロ・クラウディウス|セイバー]]
:「暗殺は余の専売特許だ!」と暗殺経験がないのに若干理不尽な敵意を向けられることに。
+
:「暗殺は余の専売特許だ!」と暗殺されそうになった経験しかないのに若干理不尽な敵意を向けられることに。
 
;[[無銘|アーチャー]]
 
;[[無銘|アーチャー]]
 
:出身が中華であることから、彼の双剣の正体を干将莫耶と見抜く。
 
:出身が中華であることから、彼の双剣の正体を干将莫耶と見抜く。
157行目: 167行目:  
:彼女を中華で悪名高い妖狐と同一視したため怒りを買う。
 
:彼女を中華で悪名高い妖狐と同一視したため怒りを買う。
 
:エイプリルフール企画では「ワンパン八極拳」呼ばわりし、「ありがたくねー」などと漏らしていた。
 
:エイプリルフール企画では「ワンパン八極拳」呼ばわりし、「ありがたくねー」などと漏らしていた。
 +
 
===Fate/EXTELLA===
 
===Fate/EXTELLA===
 
;ネロ・クラウディウス
 
;ネロ・クラウディウス
167行目: 178行目:  
:「ライブを套路の鍛錬と間違える」「使ってる武器を槍ではなくマイクロホンだとマジレス」など若干天然の対応をする。
 
:「ライブを套路の鍛錬と間違える」「使ってる武器を槍ではなくマイクロホンだとマジレス」など若干天然の対応をする。
 
:結論も「次に何かするならネロの許可を得てからにしろ」と非常にまとも。
 
:結論も「次に何かするならネロの許可を得てからにしろ」と非常にまとも。
 +
 +
===Fate/EXTELLA LINK===
 +
;[[カール大帝]]
 +
:所属する陣営のトップ。
 +
:とはいえ所属理由は「[[スカサハ]]と戦う場を提供してもらえるから」というだけであり、天声同化の影響は受けていない。
 +
;[[スカサハ]]
 +
:同じ槍の使い手として執着する相手。
    
===その他===
 
===その他===
 
;[[琥珀]]
 
;[[琥珀]]
 
:作者がかなりの『拳児』フリークである『コハエース』において、ほぼ作者の代理として熱いリスペクトを投げかけてくる。
 
:作者がかなりの『拳児』フリークである『コハエース』において、ほぼ作者の代理として熱いリスペクトを投げかけてくる。
;[[有間都古‎]]
+
;[[有間都古]]
 
:『[[ちびちゅき!]]』で出会った、幼い拳士。幼いのに稽古に励む彼女の姿勢に感心し、弟子にとる。
 
:『[[ちびちゅき!]]』で出会った、幼い拳士。幼いのに稽古に励む彼女の姿勢に感心し、弟子にとる。
 
;[[李書文 (帝都聖杯奇譚)|李書文]]
 
;[[李書文 (帝都聖杯奇譚)|李書文]]
203行目: 221行目:  
*アサシン、ランサー、バーサーカーと3つのクラスへの適性を持つ。当初の企画ではアサシンを老年期、バーサーカーを青年期の姿で出す予定だったが、諸々の事情でボツとなった。
 
*アサシン、ランサー、バーサーカーと3つのクラスへの適性を持つ。当初の企画ではアサシンを老年期、バーサーカーを青年期の姿で出す予定だったが、諸々の事情でボツとなった。
 
**『EXTRA material』ではランサーとして召喚される場合は「晩年の、老熟した達人の姿で現れる事だろう」と言われ、実際『帝都聖杯奇譚』では老年期の姿でランサーとして現れた。が、後年の『Grand Order』ではクラスで青年期、老年期の縛りは特になく、青年ランサーも老年ランサーも青年アサシンも、全て李書文という英霊をサーヴァントとして召喚した場合現れうる可能性の一つであるとされている。いつか老年アサシンや青年バーサーカー、老年バーサーカーなんてのも登場したりするのであろうか。
 
**『EXTRA material』ではランサーとして召喚される場合は「晩年の、老熟した達人の姿で現れる事だろう」と言われ、実際『帝都聖杯奇譚』では老年期の姿でランサーとして現れた。が、後年の『Grand Order』ではクラスで青年期、老年期の縛りは特になく、青年ランサーも老年ランサーも青年アサシンも、全て李書文という英霊をサーヴァントとして召喚した場合現れうる可能性の一つであるとされている。いつか老年アサシンや青年バーサーカー、老年バーサーカーなんてのも登場したりするのであろうか。
 +
**『EXTRA Last Encore』では青年期の姿でバーサーカーとして登場している。
 
*[[無銘|アーチャー]]はアサシンがスキル「圏境」によって透明化している状態で剣を交えた時、曰く「見えざる拳(インビジブル・エア)」と表現し、同じ読みの「風王結界」と比べてこちらが上と評した。<br>「武器が見えなくて厄介な剣」と「見えないから必殺の一撃」の二者で危険なのは後者であり、その評価も当然と言えるだろう。
 
*[[無銘|アーチャー]]はアサシンがスキル「圏境」によって透明化している状態で剣を交えた時、曰く「見えざる拳(インビジブル・エア)」と表現し、同じ読みの「風王結界」と比べてこちらが上と評した。<br>「武器が見えなくて厄介な剣」と「見えないから必殺の一撃」の二者で危険なのは後者であり、その評価も当然と言えるだろう。
 
*「圏境」は透明化した上に気配すら皆無という反則的能力だが、ドラマCDによって明かされた内容によると、流石に攻撃体勢に移ると気を攻撃に回す分、幾分か効果が薄れるという。<br>初対面時にパートナーサーヴァントが不可視の攻撃に対応出来たのもコレが理由のようで全く対処出来ないという訳ではない模様。<br>とはいえ攻撃体勢に移らなければ、'''例え彼に触れたとしても認識出来ない'''という反則ぶりも判明した。
 
*「圏境」は透明化した上に気配すら皆無という反則的能力だが、ドラマCDによって明かされた内容によると、流石に攻撃体勢に移ると気を攻撃に回す分、幾分か効果が薄れるという。<br>初対面時にパートナーサーヴァントが不可視の攻撃に対応出来たのもコレが理由のようで全く対処出来ないという訳ではない模様。<br>とはいえ攻撃体勢に移らなければ、'''例え彼に触れたとしても認識出来ない'''という反則ぶりも判明した。
217行目: 236行目:  
*マスターのユリウスは威圧感のある印象に比べて身長が低いということがしばしばネタにされるが、ユリウスと並んで立つ場面の多いアサシンも、同程度の身長である。
 
*マスターのユリウスは威圧感のある印象に比べて身長が低いということがしばしばネタにされるが、ユリウスと並んで立つ場面の多いアサシンも、同程度の身長である。
 
**史実の李書文も痩身小柄とのことで、諸説あるが大方160cm台だったらしい。しかし、その体格にそぐわない怪力の持ち主だったとされる。
 
**史実の李書文も痩身小柄とのことで、諸説あるが大方160cm台だったらしい。しかし、その体格にそぐわない怪力の持ち主だったとされる。
***もっとも、現在のアジア人種としては平均が170cm台前半が平均な所であり、<ref>漢民族に関すれば、現中華人民共和国の習近平主席は180cmの大柄であるが</ref>、中華民国時代の栄養事情などからも小柄であったとされる。<ref>日本の江戸時代と同じで庶民は慢性的に貧困であり、上流階級は肉や穀物を食せたが、庶民は質素な菜食が食生活だった。</ref>
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***もっとも、現在のアジア人種としては平均が170cm台前半が平均な所であり、<ref group = "注">漢民族に関すれば、現中華人民共和国の習近平主席は180cmの大柄であるが</ref>、中華民国時代の栄養事情などからも小柄であったとされる。<ref group = "注">日本の江戸時代と同じで庶民は慢性的に貧困であり、上流階級は肉や穀物を食せたが、庶民は質素な菜食が食生活だった。</ref>
 
*徒手空拳のみで戦った最初のサーヴァント。<br>長らく武器を使わないサーヴァントは彼だけだったが、[[Fate/Grand Order]]にて登場した[[カリギュラ]]が徒手のみで闘う二人目となった。
 
*徒手空拳のみで戦った最初のサーヴァント。<br>長らく武器を使わないサーヴァントは彼だけだったが、[[Fate/Grand Order]]にて登場した[[カリギュラ]]が徒手のみで闘う二人目となった。
 
*[[ニコラ・テスラ]]に次いで、現代に近い時代まで生きたサーヴァント(1934年没)。さらにサーヴァントの中でも唯一子孫が実在している。また本人の写真が現存している数少ないサーヴァントでもあるが、本物の写真かは議論が絶えない。
 
*[[ニコラ・テスラ]]に次いで、現代に近い時代まで生きたサーヴァント(1934年没)。さらにサーヴァントの中でも唯一子孫が実在している。また本人の写真が現存している数少ないサーヴァントでもあるが、本物の写真かは議論が絶えない。
225行目: 244行目:  
*史実上の話で照らし合わせると、生前時のご本人曰く「世に出てない人物で自分に勝るとも劣らない達人の友人達がいる」と残している。この事実が反映されているのかは不明であるが、『Fate/EXTELLA』でも「似たような腕なら生前にも幾らかいた」と評しており、中国武術の底知れなさを感じさせている。
 
*史実上の話で照らし合わせると、生前時のご本人曰く「世に出てない人物で自分に勝るとも劣らない達人の友人達がいる」と残している。この事実が反映されているのかは不明であるが、『Fate/EXTELLA』でも「似たような腕なら生前にも幾らかいた」と評しており、中国武術の底知れなさを感じさせている。
 
*『"神槍"』という二つ名を持っているが、同じ中国武術史では彼以外にも神槍の名を持つ人物は存在している。これらは実際には固有名詞としてではなく、技量を指しているからであり、要する日本における「剣豪」や「剣客」とも同意義だったのかと思われる。
 
*『"神槍"』という二つ名を持っているが、同じ中国武術史では彼以外にも神槍の名を持つ人物は存在している。これらは実際には固有名詞としてではなく、技量を指しているからであり、要する日本における「剣豪」や「剣客」とも同意義だったのかと思われる。
 +
** 中国武術家で二つ名は、師父から大成した証として二つ名を賜うことや、間柄などでよく呼ばれる渾名から取って、自発的に名乗る事が多い。要は武術家の雅号である。ご存知の通り、李書文も神槍と勇壮な二つ名を名乗っており、他にも下記で列挙されている、黄飛鴻は『獅子王』と非常にカッコイイ名前である。<s>キャメロットのアレとは関係ない</s>義和団事件にて単刀一本で連合軍に立ち向かい獅子奮迅の活躍を刻み、異種試合でロシア人ボクサーを打ち倒した李存義は『単刀李』。だが。八卦拳の達人である孫禄堂に術を教え、同じく義和団事件でドイツ兵を屠り壮絶な最後を遂げた程廷華は『眼鏡程』である。本人が眼鏡屋を営んでいたという理由であったが、そのネーミングセンスはどうなのか。
 
*晩年の李書文は子供好きで、子供たちに武術を教えていた。
 
*晩年の李書文は子供好きで、子供たちに武術を教えていた。
 
*『コハエース』の作者である経験値氏も彼の熱狂的なファンであり、『カプセルさーばんと』の作画を担当した際は『Fate/stay night』『コハエース』のキャラのみ担当だったにも関わらず、頼み込んで特例として彼の作画も担当させてもらったほどである。
 
*『コハエース』の作者である経験値氏も彼の熱狂的なファンであり、『カプセルさーばんと』の作画を担当した際は『Fate/stay night』『コハエース』のキャラのみ担当だったにも関わらず、頼み込んで特例として彼の作画も担当させてもらったほどである。
239行目: 259行目:  
:これらは主に、日本と中国の見方の差にあり、前述にもあったように中国では「情をもって剣を取る」と言われ、人死に情を入れぬ合理性よりも義を重んじる正義漢の方が人気が高く映り、更に言えば、伝承上では多くの自己中心的・利己的な悪行も多々残っている為、中国では対照的に拡大解釈される事も創作の名に上がる事もなく、世論での評価の方は低い事が多い。
 
:これらは主に、日本と中国の見方の差にあり、前述にもあったように中国では「情をもって剣を取る」と言われ、人死に情を入れぬ合理性よりも義を重んじる正義漢の方が人気が高く映り、更に言えば、伝承上では多くの自己中心的・利己的な悪行も多々残っている為、中国では対照的に拡大解釈される事も創作の名に上がる事もなく、世論での評価の方は低い事が多い。
 
:また、同時期において中国上では清末十大高手とされている黄飛鴻、霍元甲、薫海川、郭雲深等と言った武術家の方が有名であったこともあり、違う方針の武術家と相見れぬ立場もあったのかもしれない。
 
:また、同時期において中国上では清末十大高手とされている黄飛鴻、霍元甲、薫海川、郭雲深等と言った武術家の方が有名であったこともあり、違う方針の武術家と相見れぬ立場もあったのかもしれない。
:なお、この知名度の低い方が極めており、実は強いという関係性は日本でいうならば「[[佐々木小次郎|佐々木小次郎の名を冠する無名]]と[[宮本武蔵]]」の関係性にも類似している。
+
:なお、この知名度の関係性は日本でいうならば「[[佐々木小次郎|佐々木小次郎の名を冠する無名]]と[[宮本武蔵]]」の関係性にも類似している。
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 +
==脚注==
 +
===注釈===
 +
<references group = "注"/>
 +
 
 +
===出典===
 +
<references group = "出"/>
   −
== 脚注 ==
  −
<references/>
   
== リンク ==
 
== リンク ==
 
*[[登場人物]]
 
*[[登場人物]]
250行目: 275行目:     
[[category:登場人物ら行]]
 
[[category:登場人物ら行]]
 +
[[Category:アサシン]]
 +
[[Category:バーサーカー]]
 +
[[Category:サーヴァント]]
 
[[category:Fate/EXシリーズ]]
 
[[category:Fate/EXシリーズ]]
 
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