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; 略歴
 
; 略歴
 
:[[Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ|1991年の聖杯戦争]]におけるマスター階梯「第一位・熾天使」。[[アーサー・ペンドラゴン|セイバー]]を召喚し、[[聖杯戦争]]の勝者となるも[[聖杯]]に手を触れる直前に命を落としたとされている。
 
:[[Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ|1991年の聖杯戦争]]におけるマスター階梯「第一位・熾天使」。[[アーサー・ペンドラゴン|セイバー]]を召喚し、[[聖杯戦争]]の勝者となるも[[聖杯]]に手を触れる直前に命を落としたとされている。
:実際はセイバーに恋慕の情を抱いた事で彼の望み=「故国の救済」を完遂させる為に暗躍し、はぐれ[[サーヴァント]]である[[ハサン・サッバーハ〔静謐のハサン〕|アサシン]]、奥多摩山中の戦闘でマスターを陥落させて従えた[[アーラシュ|アーチャー]]、愛歌の才覚に魅せられ美沙夜を売って自分の元に付いた[[ヴァン・ホーエンハイム・パラケルスス|キャスター]]を手駒とし、実質的には'''一人でサーヴァントを4騎使役している状態'''で圧倒的に有利な状況を作る。
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:実際は[[アーサー・ペンドラゴン|セイバー]]に恋慕の情を抱いた事で彼の望み=「故国の救済」を完遂させる為に暗躍し、はぐれ[[サーヴァント]]である[[ハサン・サッバーハ〔静謐のハサン〕|アサシン]]、奥多摩山中の戦闘でマスターを陥落させて従えた[[アーラシュ|アーチャー]]、愛歌の才覚に魅せられ美沙夜を売って自分の元に付いた[[ヴァン・ホーエンハイム・パラケルスス|キャスター]]を手駒とし、実質的には'''一人でサーヴァントを4騎使役している状態'''で圧倒的に有利な状況を作る。
:無制限の空間転移を始めとする人間の領域を超えた能力によって父にもセイバーにもそれらの動きを気付かせず、大聖杯に数多くの生贄を捧げて[[ビースト (Prototype)|ビースト]]召喚の儀式を執り行っていた。
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:無制限の空間転移を始めとする人間の領域を超えた能力によって父にも[[アーサー・ペンドラゴン|セイバー]]にもそれらの動きを気付かせず、大聖杯に数多くの生贄を捧げて[[ビースト (Prototype)|ビースト]]召喚の儀式を執り行っていた。
:その目的はセイバーの願いを叶えることであり、召喚したビーストで現在に至るまでの人理定礎を崩壊させてブリテンを復活させようとしていた。その果てに実父や美沙夜の父である玲瓏館当主を惨殺し、[[玲瓏館美沙夜|美沙夜]]や[[ペルセウス|ライダー]]のマスターに呪いをかけ、更に妹の綾香をビーストの生贄にしようとするもセイバーに背後から刺し貫かれて死亡する。
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:その目的は[[アーサー・ペンドラゴン|セイバー]]の願いを叶えることであり、召喚した[[ビースト (Prototype)|ビースト]]で現在に至るまでの人理定礎を崩壊させてブリテンを復活させようとしていた。その果てに実父や美沙夜の父である玲瓏館当主を惨殺し、[[玲瓏館美沙夜|美沙夜]]や[[ペルセウス|ライダー]]のマスターに呪いをかけ、更に妹の綾香を[[ビースト (Prototype)|ビースト]]の生贄にしようとするも[[アーサー・ペンドラゴン|セイバー]]に背後から刺し貫かれて死亡する。
: 『Prototype』では聖杯の力で死亡時の姿で復活し、再びマスター階梯「第一位・熾天使」として、ビーストをサーヴァントとして従え聖杯戦争の陰で暗躍する。なお、死亡した時の姿で甦ったので見た目は綾香より幼い姿となっている。
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: だが、聖杯の力で死亡時の姿で復活し、再びマスター階梯「第一位・熾天使」として、[[ビースト (Prototype)|ビースト]]を[[サーヴァント]]として従え聖杯戦争の陰で暗躍する。なお、死亡した時の姿で甦ったので見た目は[[沙条綾香]]より幼い姿となっている。
 
   
; 人物
 
; 人物
 
: 誕生した時から「根源」に接続しており、あらゆる物事に非常に高い適性を持つ文字通りの「天才」だが、そういった「全能」であるが故に生まれながらにして退屈、人間性や人としての感情が希薄であり、生きた亡霊のように「死にながら生きて」過ごしていた。
 
: 誕生した時から「根源」に接続しており、あらゆる物事に非常に高い適性を持つ文字通りの「天才」だが、そういった「全能」であるが故に生まれながらにして退屈、人間性や人としての感情が希薄であり、生きた亡霊のように「死にながら生きて」過ごしていた。
: 未来視を縛る前に自分が「いずれ恋に落ちる」未来を、召喚されたセイバーと出逢ったことで、「恋」という感情を知り、セイバーに対して臆面なく愛情を向けている。
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: 未来視を縛る前に自分が「いずれ恋に落ちる」未来を、召喚された[[アーサー・ペンドラゴン|セイバー]]と出逢ったことで、「恋」という感情を知り、[[アーサー・ペンドラゴン|セイバー]]に対して臆面なく愛情を向けている。
 
: しかしそれは一方的なモノであり、愛する人の願いを叶えるために平然と大量殺戮を行い、家族を殺害する事も、世界を壊すことも躊躇せず、それに杞憂した愛する人からの忠告や感情さえも無視する。
 
: しかしそれは一方的なモノであり、愛する人の願いを叶えるために平然と大量殺戮を行い、家族を殺害する事も、世界を壊すことも躊躇せず、それに杞憂した愛する人からの忠告や感情さえも無視する。
: 愛歌の人格が歪み始めたのは聖杯戦争中の事でそれ以前は綾香との仲はとても良く、一緒に朝食をとり、家族を見下す様子もない良き姉として過ごしていた。そのため綾香にも尊敬されていた。
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: 愛歌の人格が歪み始めたのは聖杯戦争中の事でそれ以前は[[沙条綾香]]との仲はとても良く、一緒に朝食をとり、家族を見下す様子もない良き姉として過ごしていた。そのため綾香にも尊敬されていた。
: しかし、父親の広樹によれば、聖杯戦争の前には人間的な感情のほとんどが抜け落ちた状態になっており、綾香の事も妹として認識していたか判らないとのこと。
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: しかし、父親の広樹によれば、[[聖杯戦争]]の前には人間的な感情のほとんどが抜け落ちた状態になっており、[[沙条綾香]]の事も妹として認識していたか判らないとのこと。
 
   
; 能力
 
; 能力
 
: 魔術回路の数は少ないが誕生した時から「根源」に接続している為に圧倒的な魔力を有し、あらゆる全てが可能で、あらゆる全ての事象を知り、あらゆる全てを認識する機能を持つ、文字通りの『全知全能』。8歳の時点で2つの系統の魔術を完璧に修得している。
 
: 魔術回路の数は少ないが誕生した時から「根源」に接続している為に圧倒的な魔力を有し、あらゆる全てが可能で、あらゆる全ての事象を知り、あらゆる全てを認識する機能を持つ、文字通りの『全知全能』。8歳の時点で2つの系統の魔術を完璧に修得している。
 
:[[魔術|魔術師]]としても天性の才能を発揮し、系統を問わずあらゆる魔術を極めており、その能力は[[魔法|魔法使い]]と同等、もしくはそれ以上で既に神代の魔術師すら超える力を有しており、空間転移を始めとする現代の魔術師では不可能な魔術を何の準備も行わずに平然と使用し、眼光だけで他の魔術師は次元の違いを思い知らされる。
 
:[[魔術|魔術師]]としても天性の才能を発揮し、系統を問わずあらゆる魔術を極めており、その能力は[[魔法|魔法使い]]と同等、もしくはそれ以上で既に神代の魔術師すら超える力を有しており、空間転移を始めとする現代の魔術師では不可能な魔術を何の準備も行わずに平然と使用し、眼光だけで他の魔術師は次元の違いを思い知らされる。
: 戦闘においてはサーヴァントを容易く殺害できるほどの殺傷能力を持った触手を発生させ、その気になれば平行世界への干渉どころか、世界の裏側や世界の表裏を繋ぎとめる楔が置かれた場所にでも行くことが出来る。
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: 戦闘においては[[サーヴァント]]を容易く殺害できるほどの殺傷能力を持った触手を発生させ、その気になれば平行世界への干渉どころか、世界の裏側や世界の表裏を繋ぎとめる楔が置かれた場所にでも行くことが出来る。
: 不可能に等しい奇蹟をも可能にできるが、魔術回路の数が少なく規模と回数にある程度の制限があり、人理定礎を破壊する為に、聖杯とそれから生まれるビーストを必要としている
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: 不可能に等しい奇蹟をも可能にできるが、魔術回路の数が少なく規模と回数にある程度の制限があり、人理定礎を破壊する為に、[[聖杯]]とそれから生まれる[[ビースト (Prototype)|ビースト]]を必要としている
 
: その気になれば未来も予知でき、事象を編纂して未来と可能性を改変できるが、ヒトのままでいる意味も感じられず、根源接続者の多くは生命活動すら止めようしていた。
 
: その気になれば未来も予知でき、事象を編纂して未来と可能性を改変できるが、ヒトのままでいる意味も感じられず、根源接続者の多くは生命活動すら止めようしていた。
 
: そこで、彼女が自分に課した唯一の枷として未来視を縛り、「自分の行き着く先」だけは絶対に視る事も知る事もしようとしなかった。
 
: そこで、彼女が自分に課した唯一の枷として未来視を縛り、「自分の行き着く先」だけは絶対に視る事も知る事もしようとしなかった。
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: 二人に呪いをかけ、最終的に死に至らしめる。
 
: 二人に呪いをかけ、最終的に死に至らしめる。
 
; [[ギルガメッシュ (Prototype)|アーチャー]]
 
; [[ギルガメッシュ (Prototype)|アーチャー]]
: 彼からは女神[[イシュタル]]に例えられ、「自らの美に疑いを持たぬ女ほど、醜悪なモノはいない」と評され嫌悪されている。
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: 彼からは女神イシュタルに例えられ、「自らの美に疑いを持たぬ女ほど、醜悪なモノはいない」と評され嫌悪されている。
    
=== Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ ===
 
=== Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ ===
; 沙条広樹
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;沙条広樹
: 当時の沙条家当主であり、父親。聖杯戦争のマスターとして選出された娘のためにサポート役を買っては出るが、愛歌からは一切頼られることはない。<br>己の娘ながら、非常識なまでの才能と歪な精神性を持った愛歌に恐怖し、旧知である玲瓏館家当主へ不安を吐露していた。
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:当時の沙条家当主であり、父親。聖杯戦争のマスターとして選出された娘のためにサポート役を買っては出るが、愛歌からは一切頼られることはない。<br>己の娘ながら、非常識なまでの才能と歪な精神性を持った愛歌に恐怖し、旧知である玲瓏館家当主へ不安を吐露していた。
 
; [[ハサン・サッバーハ〔静謐のハサン〕|アサシン]]
 
; [[ハサン・サッバーハ〔静謐のハサン〕|アサシン]]
 
: 偶然拾ったはぐれサーヴァント。正式な契約を結んでいないが、彼女は愛歌に心酔している。
 
: 偶然拾ったはぐれサーヴァント。正式な契約を結んでいないが、彼女は愛歌に心酔している。
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=== Fate/Prototype ===
 
=== Fate/Prototype ===
 
; 「あれ? 願いを叶えるとか、そんなふわふわした話を本気で信じていたの?」
 
; 「あれ? 願いを叶えるとか、そんなふわふわした話を本気で信じていたの?」
: 聖杯の正体を父親に明かす。
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: [[聖杯]]の正体を父親に明かす。
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; 「早く会いたい、早く会いたい、早く会いたい!<br> 私のセイバー!私の、私だけの王子様!」
 
; 「早く会いたい、早く会いたい、早く会いたい!<br> 私のセイバー!私の、私だけの王子様!」
: 大聖杯の前で無邪気に踊りながら。
+
: [[聖杯|大聖杯]]の前で無邪気に踊りながら。
    
=== Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ===
 
=== Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ===
 
; 「お料理も、聖杯戦争も、何だって同じなのねってわかったの。手間がかかってしまうなら、かからないように頭を使えば良いの。<br> 煮込み料理をコトコトずうっと煮込むのは時間がかかるけど、圧力鍋を使ったら手短に済むでしょう?<br> 電動ミキサーだって、電子レンジだって、莫迦にしたものじゃないわ。<br> それにやっぱり下拵えね。目的の為に事前の準備をしておくっていうのは、何にとっても大切だと思うの。<br> サーヴァントはどれも強力だろうから、やっぱりマスターを狙うのが一番効率が良いのだし。<br> 更に言えば、マスター本人を狙うよりも、力の劣る『弱み』がその人にあるのなら、それを狙うのが一層効率が良いわ」<br>「だから、子女の略取。もしくは殺害?」
 
; 「お料理も、聖杯戦争も、何だって同じなのねってわかったの。手間がかかってしまうなら、かからないように頭を使えば良いの。<br> 煮込み料理をコトコトずうっと煮込むのは時間がかかるけど、圧力鍋を使ったら手短に済むでしょう?<br> 電動ミキサーだって、電子レンジだって、莫迦にしたものじゃないわ。<br> それにやっぱり下拵えね。目的の為に事前の準備をしておくっていうのは、何にとっても大切だと思うの。<br> サーヴァントはどれも強力だろうから、やっぱりマスターを狙うのが一番効率が良いのだし。<br> 更に言えば、マスター本人を狙うよりも、力の劣る『弱み』がその人にあるのなら、それを狙うのが一層効率が良いわ」<br>「だから、子女の略取。もしくは殺害?」
: セイバーとの朝食の場で思いついた『聖杯戦争』のやり方。戦いに赴くには若すぎる身でありながら、圧倒的な天賦によって勝者となるための最も優れた答えを導き出す。
+
: [[アーサー・ペンドラゴン|セイバー]]との朝食の場で思いついた[[聖杯戦争]]のやり方。戦いに赴くには若すぎる身でありながら、圧倒的な天賦によって勝者となるための最も優れた答えを導き出す。
: それでいて少女特有の純粋さや無垢は失われておらず、むしろ良い事を思いついた子供のようで、セイバーは愛歌が何の衒いもなしに殺し合いに順応していく様に耐えきれず、彼女が血塗られた非道を選ばないよう正道を説く。だが……
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: それでいて少女特有の純粋さや無垢は失われておらず、むしろ良い事を思いついた子供のようで、[[アーサー・ペンドラゴン|セイバー]]は愛歌が何の衒いもなしに殺し合いに順応していく様に耐えきれず、彼女が血塗られた非道を選ばないよう正道を説く。だが……。
    
; 「あなたのためなのよ、セイバー」<br>「そう、あなたが傷つかなくてすむの。<br> サーヴァント同士の衝突で、第一位のあなたは負けるはずがないけれど、<br> それでも、戦って傷ついてしまったりしたら……わたし、そんなのに耐えられない。<br> それにね、これ、使いたくないの。絶対。<br> これは、あなたとのつながりだから」
 
; 「あなたのためなのよ、セイバー」<br>「そう、あなたが傷つかなくてすむの。<br> サーヴァント同士の衝突で、第一位のあなたは負けるはずがないけれど、<br> それでも、戦って傷ついてしまったりしたら……わたし、そんなのに耐えられない。<br> それにね、これ、使いたくないの。絶対。<br> これは、あなたとのつながりだから」
: 聖杯戦争で、彼女が勝つために手段を選ばなかった最大の理由。<br>頬を僅かに朱に染めながら、切なげに。愛を告白する淑女のように。
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: [[聖杯戦争]]で、彼女が勝つために手段を選ばなかった最大の理由。<br>頬を僅かに朱に染めながら、切なげに。愛を告白する淑女のように。
: サーヴァント同士が本格的に衝突する戦闘を行えば、マスターはサーヴァントとの契約の証である[[令呪]]を使わざるを得ない局面に立たされる事もある。<br>愛歌は自分のサーヴァントが最強であると確信しながらも、「今は、これだけが、あなたとの確かなつながりだから」と令呪を一画でも消す可能性を忌避していたのだった。
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: [[サーヴァント]]同士が本格的に衝突する戦闘を行えば、マスターは[[サーヴァント]]との契約の証である[[令呪]]を使わざるを得ない局面に立たされる事もある。<br>愛歌は自分の[[サーヴァント]]が最強であると確信しながらも、「今は、これだけが、あなたとの確かなつながりだから」と令呪を一画でも消す可能性を忌避していたのだった。
: 最後まで愛歌はこの一念を守り通し、セイバーに令呪を使用しせず、後に契約の証としての機能を失っても令呪を残し続けている。
+
: 最後まで愛歌はこの一念を守り通し、[[アーサー・ペンドラゴン|セイバー]]に[[令呪]]を使用しせず、後に契約の証としての機能を失っても[[令呪]]を残し続けている。
    
; 「どうして、そんなこと言うの? あなたに聖杯をあげると、決めたの。<br> あなたの願いをかなえてあげる。 あなたが、ブリテンを救えるように。<br> そのためなら、何だってできるし、なんだってするわ」
 
; 「どうして、そんなこと言うの? あなたに聖杯をあげると、決めたの。<br> あなたの願いをかなえてあげる。 あなたが、ブリテンを救えるように。<br> そのためなら、何だってできるし、なんだってするわ」
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; 愛歌「それでね。スコーンを作ったの。<br> 今度は上手く焼けたと思うのだけど、彼ったら沢山食べてくれる割に、味への感想は素っ気ないのよね。<br> 『美味しいよ、好きだよ』、ってそればっかり。<br> 嬉しいけど、嬉しいけど、それって……。<ruby><rb>変化がない</rb><rt>ワンパターン</rt></ruby>、というのは余り良い物じゃないと思うの。<br> 勿論、何を言ってくれてもわたしは嬉しいけれど」<br>アサシン「はい」<br>愛歌「わたしと彼は、これからずっと一緒にいる事になるでしょう?」<br>アサシン「はい」<br>愛歌「それなら、変化というのは永遠を飽きさせないためのスパイスになると思うの」
 
; 愛歌「それでね。スコーンを作ったの。<br> 今度は上手く焼けたと思うのだけど、彼ったら沢山食べてくれる割に、味への感想は素っ気ないのよね。<br> 『美味しいよ、好きだよ』、ってそればっかり。<br> 嬉しいけど、嬉しいけど、それって……。<ruby><rb>変化がない</rb><rt>ワンパターン</rt></ruby>、というのは余り良い物じゃないと思うの。<br> 勿論、何を言ってくれてもわたしは嬉しいけれど」<br>アサシン「はい」<br>愛歌「わたしと彼は、これからずっと一緒にいる事になるでしょう?」<br>アサシン「はい」<br>愛歌「それなら、変化というのは永遠を飽きさせないためのスパイスになると思うの」
: 自らの手駒にした[[ハサン・サッバーハ〔静謐のハサン〕|アサシン]]に語った惚気話。アサシンが自分に向けている感情に気づいていないのか延々と話し続ける。
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: 自らの手駒にした[[ハサン・サッバーハ〔静謐のハサン〕|アサシン]]に語った惚気話。[[ハサン・サッバーハ〔静謐のハサン〕|アサシン]]が自分に向けている感情に気づいていないのか延々と話し続ける。
    
; 「本当に、もう。あなたはとっても<ruby><rb>欲張り</rb><rt>エゴイスト</rt></ruby>な王子さま。<br> あなたは助けたくてたまらないのね。脆く儚い、人間たちを。<br> 心配ばっかりさせて。あなたのことが心配よ。心配で、心配で、泣いてしまいそう。だけど……<br> でもね心配なんてしていないわたしも、わたしの心のどこかにいるの。あなたはどんな英霊にだって負けないのだから。<br> あなたの振るう剣は、あなたの敵の全てを引き裂くし、あなたの振るう輝きは、あなたの敵の全てを打ち砕くわ。<br> ねぇ、セイバー。わたしのセイバー。もしも聖杯戦争がもう一度行われたのだとしても――<br> あなたは負けないわ。誰にもね」
 
; 「本当に、もう。あなたはとっても<ruby><rb>欲張り</rb><rt>エゴイスト</rt></ruby>な王子さま。<br> あなたは助けたくてたまらないのね。脆く儚い、人間たちを。<br> 心配ばっかりさせて。あなたのことが心配よ。心配で、心配で、泣いてしまいそう。だけど……<br> でもね心配なんてしていないわたしも、わたしの心のどこかにいるの。あなたはどんな英霊にだって負けないのだから。<br> あなたの振るう剣は、あなたの敵の全てを引き裂くし、あなたの振るう輝きは、あなたの敵の全てを打ち砕くわ。<br> ねぇ、セイバー。わたしのセイバー。もしも聖杯戦争がもう一度行われたのだとしても――<br> あなたは負けないわ。誰にもね」
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=== 船上のメリークリスマス殺人事件 ===
 
=== 船上のメリークリスマス殺人事件 ===
 
; 「そーだそーだ!抱きしめたいな!<br> というか、抱きしめてほしいな、私のセイバー」
 
; 「そーだそーだ!抱きしめたいな!<br> というか、抱きしめてほしいな、私のセイバー」
: コンプティーク付録ドラマCD『船上のメリークリスマス殺人事件』より。<br>さらっと混じっていたが、しっかり綾香に存在していることに突っ込まれた。
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: コンプティーク付録ドラマCD『船上のメリークリスマス殺人事件』より。<br>さらっと混じっていたが、しっかり[[沙条綾香]]に存在していることに突っ込まれた。
    
; 「セイバー、冷やすものもってきて。アイス、アイスが最高ね!」
 
; 「セイバー、冷やすものもってきて。アイス、アイスが最高ね!」
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=== Fate/Prototype Tribute Phantasm===
 
=== Fate/Prototype Tribute Phantasm===
 
; 「にっ 臭うわけないでしょー ちゃんと1日3回ファ〇リーズしてるし」
 
; 「にっ 臭うわけないでしょー ちゃんと1日3回ファ〇リーズしてるし」
: 綾香に「何か臭わなーい!? あっ そっかー 腐ってる人か――っ 半ゾンビがいるからだわー」と言われて。狂っておれど女の子だった。
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: [[沙条綾香]]に「何か臭わなーい!? あっ そっかー 腐ってる人か――っ 半ゾンビがいるからだわー」と言われて。狂っておれど女の子だった。
    
== メモ ==
 
== メモ ==
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**『[[Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ]]』で描写が大幅に増えたが、上記のコンセプトに加え、料理と敵との戦闘を同列に語り、ちょっとした好奇心で他人を死ぬより酷い目に遭わせるその様は、自身の全能感故に他者を人間と見なさない'''「サイコパス」'''と言うべきものになっている。
 
**『[[Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ]]』で描写が大幅に増えたが、上記のコンセプトに加え、料理と敵との戦闘を同列に語り、ちょっとした好奇心で他人を死ぬより酷い目に遭わせるその様は、自身の全能感故に他者を人間と見なさない'''「サイコパス」'''と言うべきものになっている。
 
*ヤンデレな行動や性格はHFルートに登場する[[間桐桜|黒桜]]に、「見た目ロリな姉」という人物像は[[イリヤスフィール・フォン・アインツベルン|イリヤ]]に、「前回の聖杯戦争で自身の歪みに目覚め、ラスボスとして登場する」というポジションは[[言峰綺礼]]へと受け継がれている。
 
*ヤンデレな行動や性格はHFルートに登場する[[間桐桜|黒桜]]に、「見た目ロリな姉」という人物像は[[イリヤスフィール・フォン・アインツベルン|イリヤ]]に、「前回の聖杯戦争で自身の歪みに目覚め、ラスボスとして登場する」というポジションは[[言峰綺礼]]へと受け継がれている。
*あらゆるジャンルに天才的な才能を持つが、性癖自体はヤンデレなのを除けばノーマルで、[[ネロ・クラウディウス|赤王様]]にお持ち帰りされて自主規制な事をされるのに恐怖する辺り、'''ソッチの才能'''は無い……はずだったのだが『蒼銀のフラグメンツ』でのアサシンに対する態度は……。やっぱり平行世界で赤王様に会ってしまったのが良くなかったのだろうか?
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*あらゆるジャンルに天才的な才能を持つが、性癖自体はヤンデレなのを除けばノーマルで、[[ネロ・クラウディウス|赤王様]]にお持ち帰りされて自主規制な事をされるのに恐怖する辺り、'''ソッチの才能'''は無い……はずだったのだが『蒼銀のフラグメンツ』での[[ハサン・サッバーハ〔静謐のハサン〕|アサシン]]に対する態度は……。やっぱり平行世界で[[ネロ・クラウディウス|赤王様]]に会ってしまったのが良くなかったのだろうか?
 
*服装のデザインは近衛乙嗣氏の手によるものだが、フリルだらけの服装に悲鳴を挙げたとか。
 
*服装のデザインは近衛乙嗣氏の手によるものだが、フリルだらけの服装に悲鳴を挙げたとか。
*規格外の能力を持つ事が以前から紹介されていたが、『[[Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ]]』連載開始前では具体的な内容は不明であった。だが、キャスタークラスの魔術師が造り上げた神殿に空間転移で察知される事なく侵入する、出会った魔術師は全て戦意喪失させられた上に片っ端に消されていく、多くの英霊達を純粋な「力」と「才覚」で自分の手駒に変えていく、と'''恐ろしい事この上ない'''。<br>同じ根源接続者である[[両儀式]]に並ぶ、規格外の存在であった。
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*規格外の能力を持つ事が以前から紹介されていたが、『[[Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ]]』連載開始前では具体的な内容は不明であった。だが、キャスタークラスの魔術師が造り上げた神殿に空間転移で察知される事なく侵入する、出会った魔術師は全て戦意喪失させられた上に片っ端に消されていく、多くの英霊達を純粋な「力」と「才覚」で自分の手駒に変えていく、と'''恐ろしい事この上ない'''。<br>同じ根源接続者である[[両儀式#『両儀式』|両儀式]]に並ぶ、規格外の存在であった。
**一方で[[ギルガメッシュ (Prototype)]]と[[オジマンディアス]]からは強い敵意を向けられており、彼らからは絶対に倒すべき存在と認識されている。
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**一方で[[ギルガメッシュ (Prototype)|英雄王]]と[[オジマンディアス|太陽王]]からは強い敵意を向けられており、彼らからは絶対に倒すべき存在と認識されている。
 
**また、愛歌の目的である「セイバーの願い=ブリテンの再興」が人理定礎の破壊(世界滅亡)に繋がるためか、[[ブリュンヒルデ]]と[[ナイジェル・セイワード]]は彼女を殺しにかかろうとしている。
 
**また、愛歌の目的である「セイバーの願い=ブリテンの再興」が人理定礎の破壊(世界滅亡)に繋がるためか、[[ブリュンヒルデ]]と[[ナイジェル・セイワード]]は彼女を殺しにかかろうとしている。
*妹の綾香は『[[氷室の天地 Fate/school life]]』にレギュラー出演し『[[Fate/strange Fake]]』でもその存在が語られていたが、愛歌の存在については触れられることはなかった。しかし、Fake3巻においてそちらの世界の綾香にも姉が存在することが判明。同時に、氷室の天地においても彼女はいるということが、作者の磨伸映一郎により示唆され、後に「Himuten/material」にて詳細が語られた。
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*妹の綾香は『[[氷室の天地 Fate/school life]]』にレギュラー出演し『[[Fate/strange Fake]]』でもその存在が語られていたが、愛歌の存在については触れられることはなかった。しかし、Fake3巻においてそちらの世界の綾香にも姉が存在することが判明。同時に、『[[氷室の天地 Fate/school life]]』においても彼女はいるということが、作者の磨伸映一郎により示唆され、後に「Himuten/material」にて詳細が語られた。
 
*とびたて!超時空トラぶる花札大作戦では[[玉藻の前]]から生粋の人類悪と言われた。彼女がやりたい放題にやれば[[ビースト]]たちに並ぶ被害を容易に出しかねないが、セイバーしか見てない彼女が人類愛が転じる人類悪と言われるかは疑問と言える。
 
*とびたて!超時空トラぶる花札大作戦では[[玉藻の前]]から生粋の人類悪と言われた。彼女がやりたい放題にやれば[[ビースト]]たちに並ぶ被害を容易に出しかねないが、セイバーしか見てない彼女が人類愛が転じる人類悪と言われるかは疑問と言える。
  
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