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:そうして閻魔亭が賑わいを取り戻した後は、確かに結ばれた縁に従い、主人公たちが自分を呼ぶならば力になると約束して別れた。
 
:そうして閻魔亭が賑わいを取り戻した後は、確かに結ばれた縁に従い、主人公たちが自分を呼ぶならば力になると約束して別れた。
 
;人物
 
;人物
:「紅」の名前の通り赤い髪を持ち、やや舌っ足らずで子供っぽいような印象を与えるが、閻魔の名代を任されているだけあるしっかりもの。小言も多い。
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:「紅」の名前の通り赤い髪を持ち、愛らしい外見であるが、少女というより剣士、お役人としての性質を持つ。
:真面目で思慮深くどんな相手にも真摯に対応し、自分の責務を投げ出す事がなく、[[玉藻の前]]などのような自由奔放な人物とは真逆の性質と言えるが、そのような奔放な性格の相手も拒否することなく受け入れる(小言は言う)。また、受けた恩を宝物のように大事にして決して忘れない忠義を持ち合わせる。
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:能動的、内向的な性格。やや舌っ足らずで子供っぽいような印象を与えるが、閻魔の名代を任されているだけあるしっかりもの。小言も多い。
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:生真面目で思慮深くどんな相手にも真摯に対応し、自分の責務を投げ出す事がなく、[[玉藻の前]]などのような自由奔放な人物とは真逆の性質と言えるが、そのような奔放な性格の相手も拒否することなく受け入れる(小言は言う)。また、受けた恩を宝物のように大事にして決して忘れない忠義を持ち合わせる。
 
:料理についてはかなりうるさく、英霊の座では「ヘルズキッチン」と称して多数の英霊をシゴいているらしい。「料理は政治<ref group = "注">良い食材はなんでも金で買えるとは限らない。良い食材を卸してくれる農家などとの付き合い(コネ)無くして素晴らしい料理はできない。</ref>」「料理は物理<ref group = "注">「できたらいいな」ではぼんやりとした曖昧な料理しか作れない。料理とはしっかりとした計画、計量、作業をもって作り上げられる作品である。</ref>」「料理は努力<ref group = "注">美味しい料理は面倒くさいものという法則は絶対不変。ありもしないショートカットを目論んで下ごしらえを端折った挙句「才能がない」「レシピ通りに作ってもダメ」などという言い訳は許されない。</ref>」という確固たる方針を持ち、彼女の授業を完遂できれば誰でも料理の達人になれるのだが、最後まで完遂できた者がいるのかは不明。玉藻の前でも5日目までだったらしい。
 
:料理についてはかなりうるさく、英霊の座では「ヘルズキッチン」と称して多数の英霊をシゴいているらしい。「料理は政治<ref group = "注">良い食材はなんでも金で買えるとは限らない。良い食材を卸してくれる農家などとの付き合い(コネ)無くして素晴らしい料理はできない。</ref>」「料理は物理<ref group = "注">「できたらいいな」ではぼんやりとした曖昧な料理しか作れない。料理とはしっかりとした計画、計量、作業をもって作り上げられる作品である。</ref>」「料理は努力<ref group = "注">美味しい料理は面倒くさいものという法則は絶対不変。ありもしないショートカットを目論んで下ごしらえを端折った挙句「才能がない」「レシピ通りに作ってもダメ」などという言い訳は許されない。</ref>」という確固たる方針を持ち、彼女の授業を完遂できれば誰でも料理の達人になれるのだが、最後まで完遂できた者がいるのかは不明。玉藻の前でも5日目までだったらしい。
 
:なお閻魔の名代だけあり嘘をつくことを嫌うが、[[清姫]]と違って「周りに迷惑をかけない嘘」ならば仕方がないものとして許容する。その根底には「変わり者のおじいさん」の存在がある。
 
:なお閻魔の名代だけあり嘘をつくことを嫌うが、[[清姫]]と違って「周りに迷惑をかけない嘘」ならば仕方がないものとして許容する。その根底には「変わり者のおじいさん」の存在がある。
 
;能力
 
;能力
:閻魔仕込みの居合術を用いる。その腕前は薄皮一枚を狙って切断する事ができるほど。
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:閻魔仕込みの居合「閻雀裁縫抜刀術」を用いる。その腕前は薄皮一枚を狙って切断する事ができるほど。
 
:「舌切り雀」の伝承を背景に持ち、閻魔の名代を務める事もあって、悪人を裁く時に彼女の居合術は最大の力を発揮する。
 
:「舌切り雀」の伝承を背景に持ち、閻魔の名代を務める事もあって、悪人を裁く時に彼女の居合術は最大の力を発揮する。
 
:また、生前舌を切られて喋る事も物を食べる事もできないまま死んだためか、その後特訓によって舌を切られたままでも喋る技術を身に着けている。
 
:また、生前舌を切られて喋る事も物を食べる事もできないまま死んだためか、その後特訓によって舌を切られたままでも喋る技術を身に着けている。
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:その後、葛籠ごと雀のお宿に運ばれた敵は地獄の十王(死者を裁定する十人の王。閻魔大王はこのひとり)に扮した雀たちのお座敷にて、紅閻魔の裁きの一刀を受ける。
 
:その後、葛籠ごと雀のお宿に運ばれた敵は地獄の十王(死者を裁定する十人の王。閻魔大王はこのひとり)に扮した雀たちのお座敷にて、紅閻魔の裁きの一刀を受ける。
 
:『混沌』『悪』属性に特攻を持つ。
 
:『混沌』『悪』属性に特攻を持つ。
:『Grand Order』では「自身に〔混沌〕特攻状態を付与<ref group = "注" name="1ターン">1ターン</ref><ref group = "注" name="オーバーチャージで効果UP">オーバーチャージで効果UP</ref>&自身に〔悪〕特攻状態を付与<ref group = "注" name="1ターン" /><ref group = "注" name="オーバーチャージで効果UP" />&敵単体に超強力な攻撃」という効果のArts宝具。
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:『Grand Order』では「自身に〔混沌〕特攻状態を付与&自身に〔悪〕特攻状態を付与<ref group = "注">ともに1ターン、オーバーチャージで効果UP</ref>&敵単体に超強力な攻撃」という効果のArts属性の宝具。
    
==真名:紅閻魔==
 
==真名:紅閻魔==
 
:舌切り雀の紅閻魔。閻魔亭を取り仕切る獄卒(鬼)。
 
:舌切り雀の紅閻魔。閻魔亭を取り仕切る獄卒(鬼)。
 
:日本民話に名高い『舌切り雀』の名を冠する少女剣士にして、閻魔亭を預かるしっかり者の若女将。
 
:日本民話に名高い『舌切り雀』の名を冠する少女剣士にして、閻魔亭を預かるしっかり者の若女将。
:『山中にて人を助ける生き物』が民間伝承になったもの。鎌倉初期の物語集、宇治拾遺物語の中でもその原型は語られている。
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:『山中にて人を助ける生き物』が民間伝承になったもの。鎌倉初期の物語集『宇治拾遺物語』の中でもその原型は語られている。
:本来なら召喚されるべき英霊ではないが、『子供達の願いを受け止める代表』としてサーヴァントとなった。
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:本来なら召喚されるべき英霊ではないが「子供達の願いを受け止める代表」としてサーヴァントとなった。
    
:英霊としての彼女の存在は色々特殊で、彼女は生まれながらにして鬼だった存在でもなく、生前に功績を残して死と共に英霊になった訳でもない。
 
:英霊としての彼女の存在は色々特殊で、彼女は生まれながらにして鬼だった存在でもなく、生前に功績を残して死と共に英霊になった訳でもない。
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:そこでも奪衣婆のドケチのせいで不憫な目にあっていたのを見た閻魔大王は、正式に自分の養女とする事で閻魔の名代の地位を与え、かつて自分が息を引き取った場所である「閻魔亭」の管理をする事になる。
 
:そこでも奪衣婆のドケチのせいで不憫な目にあっていたのを見た閻魔大王は、正式に自分の養女とする事で閻魔の名代の地位を与え、かつて自分が息を引き取った場所である「閻魔亭」の管理をする事になる。
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:閻魔亭の管理をするようになってからしばらくは閻魔亭の「迷い込んだ人間を試す」事に従事していたが、ある時彼女は人里が恋しくなり、雀の姿で人里に降りて行ってしまい、「喋る雀」として捕まえられてしまう。
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:閻魔亭の管理をするようになってからしばらくは閻魔亭の「迷い込んだ人間を試す」事に従事していたが、ある時彼女は人里が恋しくなり、雀の姿で人里に降りて行ってしまい「喋る雀」として捕まえられてしまう。
 
:しかしそこで変わり者の人間に助けられた事で、彼女は「善き人間」を支持する存在として固まり、現在の舌切り雀の姿になった。
 
:しかしそこで変わり者の人間に助けられた事で、彼女は「善き人間」を支持する存在として固まり、現在の舌切り雀の姿になった。
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===Fateシリーズ===
 
===Fateシリーズ===
 
;[[Fate/Grand Order]]
 
;[[Fate/Grand Order]]
: 期間限定イベント『雀のお宿の活動日誌 ~閻魔亭繁盛記~』開催に伴い期間限定サーヴァントとして実装。
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: 『雀のお宿の活動日誌~閻魔亭繁盛記~』の開催に伴い期間限定サーヴァントとして実装。
    
==人間関係==
 
==人間関係==
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;[[宮本武蔵]]
 
;[[宮本武蔵]]
:出禁。
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:閻魔亭の出禁対象。
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:温泉に居座っていた怨念の発生源だろう。そりゃ出禁にもなる。
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;[[葛飾北斎]]
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:舌切り雀を題材にした絵を残している。
    
;変わり者のおじいさん
 
;変わり者のおじいさん
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==メモ==
 
==メモ==
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*ユーザーからの愛称は主に「紅ちゃん」「えんまちゃん」と作中準拠のものであるが、語尾に「でち」を付ける口癖からそのまま「でち」と呼ばれる事も多い。
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**「です」が「でちゅ」に訛りさらに「でち」となった口癖のキャラクターは昔の漫画等にも良く見られるが、最近では某『艦これ』のキャラクターを思い出すユーザーも多いのか、そこからそのまま「でち公」と呼ばれる事もある。<br>軽んじている相手を呼ぶ際に使われることもある「公」という接尾語だが、もちろん紅閻魔をそういう意図で呼んでいるわけではなく、あくまで「ハチ公」のような愛称としての「公」のようである。
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**因みに向こうのでち公は別人(現状型月系作品未出演の中島愛氏)が担当しているのだが、こちらのでち公役の久野美咲氏自身と虞美人役の伊瀬茉莉也氏も『艦これ』に出演しており、一部のプレイヤーからは「長い付き合いってもしやそれなのか」とも。
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**正式名の「閻魔」ではなく「えんまちゃん」と平仮名表記となっているのは、舞台のモデルとなったと思われる磯部温泉の所在地である群馬県の公式キャラクター「ぐんまちゃん」のもじりであろうか。
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***この磯部温泉、舌切り雀伝承の原点としてのみならず「温泉マーク」発祥の地としても知られている。
    
==話題まとめ==
 
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