16行目: |
16行目: |
| | 地域 = 日本 | | | 地域 = 日本 |
| | 属性 = 中立・善 | | | 属性 = 中立・善 |
− | | 隠し属性 = 人 | + | | 副属性 = 人 |
| | 性別 = 女性 | | | 性別 = 女性 |
| | スリーサイズ = | | | スリーサイズ = |
79行目: |
79行目: |
| ! クラス !! マスター !! 筋力 !! 耐久 !! 敏捷 !! 魔力 !! 幸運 !! 宝具 !! [[スキル (サーヴァント)|クラス別能力]] !! [[スキル (サーヴァント)|保有スキル]] !! 備考 | | ! クラス !! マスター !! 筋力 !! 耐久 !! 敏捷 !! 魔力 !! 幸運 !! 宝具 !! [[スキル (サーヴァント)|クラス別能力]] !! [[スキル (サーヴァント)|保有スキル]] !! 備考 |
| |- | | |- |
− | | [[キャスター]] || [[主人公 (Grand Order)]] || E || E || D || B || A+ || C || 陣地作成:C+<br>道具作成:C || 歌仙の詩歌:A<br>呪術(詞):D+<br>紫式部日記:B || style="text-align:left"| | + | | [[キャスター]] || [[主人公 (Grand Order)]] || E || E || D || B || A+ || C || 陣地作成:C+<br>道具作成:C || 歌仙の詩歌:A<br>呪術(詞):D+<br>紫式部日記:B→B++ || style="text-align:left"| |
| |} | | |} |
| | | |
93行目: |
93行目: |
| :怨みと呪殺に紐付いた哀しみの歌を詠むことで、紫式部は対象の運命を悼む。 | | :怨みと呪殺に紐付いた哀しみの歌を詠むことで、紫式部は対象の運命を悼む。 |
| :なお、葵の上の死にまつわる一連の逸話は能の演目『葵上』の原典となっている。 | | :なお、葵の上の死にまつわる一連の逸話は能の演目『葵上』の原典となっている。 |
− | | + | :『Grand Order』では「敵全体に強力な〔魔性〕特攻攻撃[Lv]<オーバーチャージで特攻威力アップ>&強化無効状態を付与(1ターン)」という効果のArts宝具。 |
| ;源氏物語・桐壷・別離(げんじものがたり・きりつぼ・べつり) | | ;源氏物語・桐壷・別離(げんじものがたり・きりつぼ・べつり) |
| :ランク:C<br />種別:詩歌宝具<br />レンジ:1~20<br />最大捕捉:50人 | | :ランク:C<br />種別:詩歌宝具<br />レンジ:1~20<br />最大捕捉:50人 |
149行目: |
149行目: |
| :彼女がスランプの際には「自然体でいれば物語は生まれるもの」と優しいアドバイスを行ったが、天才の言い分だと悲鳴を上げられた。 | | :彼女がスランプの際には「自然体でいれば物語は生まれるもの」と優しいアドバイスを行ったが、天才の言い分だと悲鳴を上げられた。 |
| :以降も時折読書会を開いているようである。 | | :以降も時折読書会を開いているようである。 |
− | :それでも彼女のキャラクターは把握しているようで、『いみじかりしバレンタイン』で彼女が「ユウガオ」として登場した時には即座にチェンジ要求した。 | + | :それでも彼女のキャラクターは把握しているようで、『いみじかりしバレンタイン』で彼女が「ユウガオ」として登場した時には即座にチェンジを要求した。 |
| ;[[葛飾北斎]] | | ;[[葛飾北斎]] |
| :期間限定イベント『惑う鳴鳳荘の考察』にて、映画撮影の小道具として肖像画を発注した。 | | :期間限定イベント『惑う鳴鳳荘の考察』にて、映画撮影の小道具として肖像画を発注した。 |
| :こちらもだいぶハードスケジュールだったために二服あった疲労回復薬を善意で提供して(そして副作用の説明をしなかったorできなかった)ために彼女も昏倒してしまい、事件がややこしくなるきっかけとなってしまったのだが。 | | :こちらもだいぶハードスケジュールだったために二服あった疲労回復薬を善意で提供して(そして副作用の説明をしなかったorできなかった)ために彼女も昏倒してしまい、事件がややこしくなるきっかけとなってしまったのだが。 |
| ;[[武則天]] | | ;[[武則天]] |
− | :幕間で共演。彼女の頼みで書道の指導役を行う。 | + | :彼女の幕間の物語で共演。彼女の頼みで書道の指導役を行う。 |
| ;[[イヴァン雷帝]]、[[イスカンダル]] | | ;[[イヴァン雷帝]]、[[イスカンダル]] |
| :前者の幕間で共演。どちらも『図書館』に関する逸話の持ち主。 | | :前者の幕間で共演。どちらも『図書館』に関する逸話の持ち主。 |
| :蔵書の充足化を手伝ってくれるが、図書館に'''「偉大なるアレクサンドリア恐るべきイヴァン可憐なる紫式部図書館」'''という強烈なセンスの名前をつけられて卒倒してしまう。<ref group = "注">その後[[スパルタクス]]の指摘により両者の名前だけは取り消してもらったが、結果として'''「偉大なる恐るべき可憐なる紫式部図書館」'''という更に恥ずかしい名称になってしまった。</ref> | | :蔵書の充足化を手伝ってくれるが、図書館に'''「偉大なるアレクサンドリア恐るべきイヴァン可憐なる紫式部図書館」'''という強烈なセンスの名前をつけられて卒倒してしまう。<ref group = "注">その後[[スパルタクス]]の指摘により両者の名前だけは取り消してもらったが、結果として'''「偉大なる恐るべき可憐なる紫式部図書館」'''という更に恥ずかしい名称になってしまった。</ref> |
| ;[[蘭陵王]] | | ;[[蘭陵王]] |
− | :幕間で共演。転倒しかけた所を助けてもらい、あまりのイケメン振りにときめきかけた。作家の性なのか「この感慨」は何かに使えるかもとネタ帳に書き綴った。 | + | :彼の幕間の物語で共演。転倒しかけた所を助けてもらい、あまりのイケメン振りにときめきかけた。作家の性なのか「この感慨」は何かに使えるかもとネタ帳に書き綴った。 |
| ;[[ロクジョウ]] | | ;[[ロクジョウ]] |
| :期間限定イベント『いみじかりしバレンタイン』で聖杯の力で無意識に生み出してしまった存在。 | | :期間限定イベント『いみじかりしバレンタイン』で聖杯の力で無意識に生み出してしまった存在。 |
169行目: |
169行目: |
| :『地獄界曼荼羅』におけるサーヴァント。 | | :『地獄界曼荼羅』におけるサーヴァント。 |
| :「おじさま」と呼んで慕っており、「夢の果てを見る」という縁から彼からも導きを受けていた。 | | :「おじさま」と呼んで慕っており、「夢の果てを見る」という縁から彼からも導きを受けていた。 |
| + | ;[[加藤段蔵]] |
| + | :『地獄界曼荼羅』で自宅を訪れた坂田金時の連れの一人。 |
| + | :彼女のファッションがファッションの上、金時たちと同室で良いと言った事については目を白黒させていた<ref group="注">主人公の性別がどちらであろうが男女混合の組み合わせになるため、平安時代の常識としては埒外である。後に彼女がこっそり部屋を覗き見していた事が判明するが、プレイヤーからは「そういうこと」を期待しての出歯亀を本気で疑われる羽目になった。</ref>。 |
| | | |
| ===ちびちゅき!=== | | ===ちびちゅき!=== |
188行目: |
191行目: |
| ;[[坂田金時]] | | ;[[坂田金時]] |
| :同じく面識があった人物。サングラスを不思議そうに見ている。 | | :同じく面識があった人物。サングラスを不思議そうに見ている。 |
| + | :『地獄界曼荼羅』では突然自宅を訪れて主人公ら共々泊めてくれと言ってきた事について困惑していた<ref group="注">作中でも言及されるが、深夜の上に金時と式部には一面識もない。状況も相まって夜這いを疑われても文句を言えないレベルである。</ref>が、経緯を聞いて快く泊めてくれた。 |
| ;[[清少納言]] | | ;[[清少納言]] |
| :同時代のライバルで、『枕草子』の作家。生涯、未亡人を貫いた紫式部とは逆の人生を歩んだ。 | | :同時代のライバルで、『枕草子』の作家。生涯、未亡人を貫いた紫式部とは逆の人生を歩んだ。 |
− | :史実でもFateでも『紫式部日記』でボロクソに書いていたようにあまり良い印象は抱いていないようで、『Fate/Grand Order』の期間限定イベント『惑う鳴鳳荘の考察』で映画撮影での清少納言をイメージしたキャラクター「エリス」にもそれが表れている<ref group="注">演者が[[ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕]]であり、作中の役どころも「芸術的な才能はあるがナチュラルに周囲に毒を吐きまくり、主人公(役者は紫式部自身)に対しても辛辣で、そのたびに叔父のアントニオ(在原業平のイメージでイケオジ、紫式部の好みのタイプ)に窘められる女性」という、典型的な当て馬役である。</ref>。 | + | :史実でもFateでも『紫式部日記』でボロクソに書いていた<ref group="注">このことを意識してか、スキル「紫式部日記」の強化後の付加効果が「自身に善特攻と混沌特攻を付与する」という露骨なまでに清少納言をメタった効果になっている。</ref>ようにあまり良い印象は抱いていないようで、『Fate/Grand Order』の期間限定イベント『惑う鳴鳳荘の考察』で映画撮影での清少納言をイメージしたキャラクター「エリス」にもそれが表れている<ref group="注">演者が[[ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕]]であり、作中の役どころも「芸術的な才能はあるがナチュラルに周囲に毒を吐きまくり、主人公(役者は紫式部自身)に対しても辛辣で、そのたびに叔父のアントニオ(在原業平のイメージでイケオジ、紫式部の好みのタイプ)に窘められる女性」という、典型的な当て馬役である。</ref>。 |
| :その一方で作家としての卓越性は認めており、非常に複雑な心情を抱えて独り相撲状態に陥っていた。 | | :その一方で作家としての卓越性は認めており、非常に複雑な心情を抱えて独り相撲状態に陥っていた。 |
| :なお、活躍した時代が少しずれているため、宮中で互いにそれとは知らずにすれ違ったことはあるが、直接の面識はない。 | | :なお、活躍した時代が少しずれているため、宮中で互いにそれとは知らずにすれ違ったことはあるが、直接の面識はない。 |
| + | :『地獄界曼荼羅』では上記の坂田金時の訪問の際に「草の庵がよろしくと言っていた」と聞いて即座に彼女の事と理解し、意図を察して金時たちを泊めることにした。 |
| ;在原業平 | | ;在原業平 |
| :少し前の時代の歌人であり、『伊勢物語』の主人公。 | | :少し前の時代の歌人であり、『伊勢物語』の主人公。 |
205行目: |
210行目: |
| :マイルームでの言動からすると、彼の裏帳簿について知っていると思われる。 | | :マイルームでの言動からすると、彼の裏帳簿について知っていると思われる。 |
| ;源(藤原)倫子 | | ;源(藤原)倫子 |
− | :道長の妻で中宮彰子の母。型月世界の紫式部は中宮彰子以前に彼女に仕えていたことがあり<ref group="注">史実でもその説はあるが裏付ける史料がないので俗説とされている。</ref>、その時に清少納言を見かけた、という事になっている。 | + | :道長の妻で中宮彰子の母。型月世界の紫式部は中宮彰子以前に彼女に仕えていたことがあり<ref group="注">史実でもその説はあるが裏付ける史料がないので俗説とされている。但し、自身の父親の藤原為時と倫子の母親が従姉弟の関係にあり、邸宅も東京極大路を挟んで斜め向かいのご近所であるため全く知らない間柄というわけではない。</ref>、その時に清少納言を見かけた、という事になっている。 |
| | | |
| ==名台詞== | | ==名台詞== |
260行目: |
265行目: |
| :作中散々語られているように、紫式部は清少納言に対していいイメージを持っていない。この事の史実的なソースが『紫式部日記』にある「したり顔にいみじう侍りける人」などの評な訳だが、彼女は清少納言を'''実際には全く知らない'''というのが定説である。 | | :作中散々語られているように、紫式部は清少納言に対していいイメージを持っていない。この事の史実的なソースが『紫式部日記』にある「したり顔にいみじう侍りける人」などの評な訳だが、彼女は清少納言を'''実際には全く知らない'''というのが定説である。 |
| :その根拠として、当の『紫式部日記』が大体西暦1008年秋から1010年正月頃のことを記述しているのだが、清少納言は1000年頃には主である中宮定子の逝去とともに宮廷を去ったとされており、これが正確ならば'''二人にはそもそも一面識もない'''。また、『枕草子』の方には紫式部に関する記述が全くない事も、この説を補強している。 | | :その根拠として、当の『紫式部日記』が大体西暦1008年秋から1010年正月頃のことを記述しているのだが、清少納言は1000年頃には主である中宮定子の逝去とともに宮廷を去ったとされており、これが正確ならば'''二人にはそもそも一面識もない'''。また、『枕草子』の方には紫式部に関する記述が全くない事も、この説を補強している。 |
− | :更に、清少納言の主人である中宮定子と、紫式部の主人である中宮彰子は(従姉妹同士ではあるが)政治的な対立関係にあり、期間限定イベント『いみじかりしバレンタイン』で僅かに語られたように、清少納言の著した『枕草子』が中宮彰子(というより藤原道長)とそれに連なる人々にとっては'''目障り極まりない'''ものであったことは想像に難くない。 | + | :ただ、清少納言の主人である中宮定子と、紫式部の主人である中宮彰子は(従姉妹同士ではあるが)政治的な対立関係にあり、清少納言の著した『枕草子』が中宮彰子(というより藤原道長)とそれに連なる人々にとっては'''目障り極まりない'''ものであったことは想像に難くない。そのため、面識がなくとも紫式部が清少納言を嫌っているのは、「(実際に付き合った上での)個人的な感情」というより「政治的な立場の違い」である可能性が高いと思われる。 |
− | :以上の事情から、面識がなくとも紫式部が清少納言を嫌っているのは、「(実際に付き合った上での)個人的な感情」というより「政治的な立場の違い」である可能性が高いと思われる。恐らくは作中でもこれと同様か近い解釈がされているようで、[[ロクジョウ|紫式部のイメージしていた清少納言]]と[[清少納言|実際の彼女]]は'''見事なくらい正反対の性格'''だった。 | + | :恐らくは作中でもこれと同様か近い解釈がされているようで、[[ロクジョウ|紫式部のイメージしていた清少納言]]と[[清少納言|実際の彼女]]は'''見事なくらい正反対の性格'''だった。期間限定イベント『いみじかりしバレンタイン』では政治的対立についてわずかに語られ、また『地獄界曼荼羅平安京 轟雷一閃』でも、1008年当時の二人には面識がなかった事が語られている。 |
− | :また、後に実装された『地獄界曼荼羅平安京 轟雷一閃』でも、1008年当時の二人には面識がなかった事が語られている。
| |
| ;泰山解説祭の応用 | | ;泰山解説祭の応用 |
| :紫式部が持つ『泰山解説祭』はその特異性から、口下手だったり本音や身の内を明かす事がない性格のサーヴァントが原因で起こる''『Fate界隈特有の意思疎通不足によるすれ違いやわだかまり』''を手っ取り早く解消出来る手段として汎用性が高く、FGOにおけるサーヴァントの会話やイベントシナリオ等でそういった場面が出てくると、もっと口に出してという意味で'''「誰か式部さん呼んでこい」'''、'''「香子さん泰山解説祭の出番ですよー」'''というプレイヤーの心情を象徴する単語としても使用されている。 | | :紫式部が持つ『泰山解説祭』はその特異性から、口下手だったり本音や身の内を明かす事がない性格のサーヴァントが原因で起こる''『Fate界隈特有の意思疎通不足によるすれ違いやわだかまり』''を手っ取り早く解消出来る手段として汎用性が高く、FGOにおけるサーヴァントの会話やイベントシナリオ等でそういった場面が出てくると、もっと口に出してという意味で'''「誰か式部さん呼んでこい」'''、'''「香子さん泰山解説祭の出番ですよー」'''というプレイヤーの心情を象徴する単語としても使用されている。 |