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| 外国語表記 =  
 
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| 初登場作品 = [[空の境界]]
 
| 初登場作品 = [[空の境界]]
| 声優 = 本田貴子(劇場版)<br />井上喜久子(ドラマCD)
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| 声優 = 本田貴子(劇場版・[[ロード・エルメロイⅡ世の事件簿|事件簿]])<br />井上喜久子(ドラマCD)<br />青木瑠璃子([[魔法使いの夜]])
 
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== 概要 ==
 
== 概要 ==
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建築デザイン事務所「伽藍の堂」社長。[[封印指定]]を受けた「冠位」の[[魔術|魔術師]]。<br>ここでは、主に『[[空の境界]]』や『[[月姫]]』の関連作品、『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』で得られる情報をまとめる。
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建築デザイン事務所「伽藍の堂」社長。[[封印指定]]を受けた「冠位」の[[魔術師]]。<br>ここでは、主に『[[空の境界]]』や『[[月姫]]』の関連作品、『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』で得られる情報をまとめる。
    
;略歴
 
;略歴
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:眼鏡をかけるかかけないかをスイッチとして、性格が入れ替わる。
 
:眼鏡をかけるかかけないかをスイッチとして、性格が入れ替わる。
 
:混同されやすいが、「着用時は穏やかで女性的」で、「外している時は冷酷で男性的」。「人工的な多重人格者」と表現されることもあるが、「TPOに応じてペルソナ(外的側面)を替えている」と言った方が近い。「人格」ではなく「性格」を変えている。物事の優先順位が変わるだけで、本物の多重人格のように記憶の断絶や考え方の食い違いが起こるわけではない。どちらも橙子であり、本物偽物の区別は無い。時に眼鏡の着用時でも冷酷な面が表出することがある。
 
:混同されやすいが、「着用時は穏やかで女性的」で、「外している時は冷酷で男性的」。「人工的な多重人格者」と表現されることもあるが、「TPOに応じてペルソナ(外的側面)を替えている」と言った方が近い。「人格」ではなく「性格」を変えている。物事の優先順位が変わるだけで、本物の多重人格のように記憶の断絶や考え方の食い違いが起こるわけではない。どちらも橙子であり、本物偽物の区別は無い。時に眼鏡の着用時でも冷酷な面が表出することがある。
:魔術協会はトップランクの魔術師である橙子に「赤」の称号を贈ったが、本来望んでいた「青」とは真逆の「赤」を得たということで、橙子はこの称号を不服に思っている。さらに言うと、『strange Fake』では三原色の「赤」にも届かず、それに近い色合いの称号を得たという。
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:魔術協会はトップランクの魔術師である橙子に「赤」の称号を贈った<ref group="注">作中でアルバは「純粋な色は似合わない」「自身の名前と同じ俗な色」「橙色の魔術師に相応しい原色の赤になりきれない傷んだ赤色」と述べており、贈られた色は原色の「赤」ではない可能性が示唆されている。</ref>が、本来望んでいた「青」とは真逆の「赤」を得たということで、橙子はこの称号を不服に思っている。さらに言うと、『strange Fake』では三原色の「赤」にも届かず、それに近い色合いの称号を得たという。
 
:そのことを指摘されること、とりわけそれを皮肉られて件の渾名「傷んだ赤(スカー・レッド)」と呼ばれることはことさら嫌っており、眼前でそう呼んだ者は全員殺している。例外は殺し損ねた妹のみ。
 
:そのことを指摘されること、とりわけそれを皮肉られて件の渾名「傷んだ赤(スカー・レッド)」と呼ばれることはことさら嫌っており、眼前でそう呼んだ者は全員殺している。例外は殺し損ねた妹のみ。
 
:常にタバコをくわえたヘビースモーカー。新しもの好きで、興味を持ったものをいじり回してはしゃいだりする。スピード狂。自分の名前が嫌いなクセに、オレンジ色の装飾品を一品、体のどこかにつける習慣がある。
 
:常にタバコをくわえたヘビースモーカー。新しもの好きで、興味を持ったものをいじり回してはしゃいだりする。スピード狂。自分の名前が嫌いなクセに、オレンジ色の装飾品を一品、体のどこかにつける習慣がある。
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;匣
 
;匣
 
:正式名称不明。
 
:正式名称不明。
:人ひとりが収納できるほどの旅行鞄大の匣。形は鞄というよりは立方体といった方が近い。中には、茨のような触手と数千の口を持つ得体の知れない「魔」が納められており、敵を貪り食らう。橙子曰く「底無し」であるため、下手に放てば周囲のものが全てなくなってしまうらしい。そんな派手なことになると協会に嗅ぎ付けられてしまうため、橙子はこれの使用はあまり好ましく思っていない。この「魔」は宝具級の代物である。
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:人ひとりが収納できるほどの旅行鞄大の匣。形は鞄というよりは立方体といった方が近い。中には、茨のような触手と数千の口を持つ得体の知れない「魔」が納められており、敵を貪り食らう。橙子曰く「底無し」であるため、下手に放てば周囲のものが全てなくなってしまうらしい。そんな派手なことになると協会に嗅ぎ付けられてしまうため、橙子はこれの使用はあまり好ましく思っていない。この「魔」は宝具級の代物である。少なくとも、小川マンションの結界内部であっても荒耶宗蓮を正面から打倒し得るほどの力を秘めている模様。
 
:『ロード・エルメロイII世の事件簿』時点ではこのやり口が既に多くの魔術師に知られているために、自分の体の中にこれを仕込んでいる。つまりはこの時点における彼女の体をうかつにでも破壊しようものなら、これを目覚めさせてしまって虎の尾を踏んでしまうことになりかねない。
 
:『ロード・エルメロイII世の事件簿』時点ではこのやり口が既に多くの魔術師に知られているために、自分の体の中にこれを仕込んでいる。つまりはこの時点における彼女の体をうかつにでも破壊しようものなら、これを目覚めさせてしまって虎の尾を踏んでしまうことになりかねない。
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| 外国語表記 =  
 
| 外国語表記 =  
 
| 初登場作品 = [[魔法使いの夜]]
 
| 初登場作品 = [[魔法使いの夜]]
| 声優 =  
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| 声優 = 青木瑠璃子
 
| 演者 =  
 
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| 身長 = 165cm
 
| 身長 = 165cm
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:戦闘用の自動人形として、様々な機能が搭載されている。むしろ過積載と言うべきで、橙子の趣味が如実に反映されている。
 
:戦闘用の自動人形として、様々な機能が搭載されている。むしろ過積載と言うべきで、橙子の趣味が如実に反映されている。
 
:両腕を蛇腹のように細かく分割することで、10メートルほどの長さに伸張できる。直接的・物理的な攻撃手段。右手には攻撃・接触した相手の魔術回路を混乱させ、術式の構築を妨害するジャミング機能が備わっている。ジャミングは青子いわく「駄機能」で、一人前の魔術師相手であれば通用しない。本来なら回路に人形が接続した際、逆に人形の方が侵入されて敵魔術師に返り討ちにされる類の稚拙なものなのだが、青子が半人前なので有効だった(無論、橙子は青子の力量を見切ってこの機能を搭載している)。ジャミングは人形が健在な限り有効。
 
:両腕を蛇腹のように細かく分割することで、10メートルほどの長さに伸張できる。直接的・物理的な攻撃手段。右手には攻撃・接触した相手の魔術回路を混乱させ、術式の構築を妨害するジャミング機能が備わっている。ジャミングは青子いわく「駄機能」で、一人前の魔術師相手であれば通用しない。本来なら回路に人形が接続した際、逆に人形の方が侵入されて敵魔術師に返り討ちにされる類の稚拙なものなのだが、青子が半人前なので有効だった(無論、橙子は青子の力量を見切ってこの機能を搭載している)。ジャミングは人形が健在な限り有効。
:両目は対象を病いにかからせる呪い「ガンド」を投影する水晶製。奥の手として心停止の病いを与える「フィンの一撃」すら有し、物理的干渉力を持たないはずの呪いで破壊力を伴うほどのものを繰り出す。ただし、これもまた青子いわく無駄な機能で、「ガンドに物理的破壊力を持たせるくらいなら、他の魔術(例えばゲマトリア一節分)でやったほうが早くて効率的」らしい。
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:両目は対象を病いにかからせる呪い「[[ガンド]]」を投影する水晶製。奥の手として心停止の病いを与える「フィンの一撃」すら有し、物理的干渉力を持たないはずの呪いで破壊力を伴うほどのものを繰り出す。ただし、これもまた青子いわく無駄な機能で、「ガンドに物理的破壊力を持たせるくらいなら、他の魔術(例えばゲマトリア一節分)でやったほうが早くて効率的」らしい。
 
:二足歩行から多足・六足歩行への変身が可能。二足歩行時の人形は小刻みな加速と減速ができず、狭い場所では全速移動ができないといった欠点があるが、多足であればその欠点は解消される。ただし、魔力の消費は多くなる。「構造的にありえない変形」と言われた。
 
:二足歩行から多足・六足歩行への変身が可能。二足歩行時の人形は小刻みな加速と減速ができず、狭い場所では全速移動ができないといった欠点があるが、多足であればその欠点は解消される。ただし、魔力の消費は多くなる。「構造的にありえない変形」と言われた。
 
:有珠いわく、使い魔というより衛兵(センチネル)。
 
:有珠いわく、使い魔というより衛兵(センチネル)。
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===Fateシリーズ===
 
===Fateシリーズ===
 
;[[Fate/stay night]]
 
;[[Fate/stay night]]
:あるルートのEDで、橙子のことを示唆する会話が交わされ<ref>本編で明言はされていないが、用語辞典では少なくとも「関係がある」とされている</ref>、その人物の作品である人形も登場する。
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:HFルートのとあるEDで、橙子のことを示唆する会話が交わされ<ref group = "注">本編で明言はされていないが、用語辞典では少なくとも「関係がある」とされている。</ref>、その人物の作品である人形も登場する。
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:アニメ版では描写が補完され、後ろ姿のみだが橙子本人が直接登場する。
 
;[[Fate/Zero]]
 
;[[Fate/Zero]]
:直接登場はしないが、[[ケイネス・エルメロイ・アーチボルト|ケイネス]]の義腕を用立てたのは彼女。
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:直接登場はしないが、全身が麻痺してしまった[[ケイネス・エルメロイ・アーチボルト|ケイネス]]が伝手を活用して「さる高名な人形師」の協力を取り付けたことが語られている。
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:『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』では「第四次聖杯戦争で先代のエルメロイに義腕を用立てた」「支払いだけは後で[[ロード・エルメロイⅡ世]]にしてもらった」と橙子本人が語っており、彼女が関わっていたことが確定した。
 
;[[Fate/EXTRA]]
 
;[[Fate/EXTRA]]
 
:ゲスト。スキル・パラメーターアップをする「魂の改竄」を担当……のはずだが、仕事は妹に投げっぱなし。何故か殺し合いには発展していない。
 
:ゲスト。スキル・パラメーターアップをする「魂の改竄」を担当……のはずだが、仕事は妹に投げっぱなし。何故か殺し合いには発展していない。
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;[[ロード・エルメロイⅡ世の事件簿]]
 
;[[ロード・エルメロイⅡ世の事件簿]]
 
:黄金姫、白銀姫のお披露目に招待され、双貌塔イゼルマを訪れる。
 
:黄金姫、白銀姫のお披露目に招待され、双貌塔イゼルマを訪れる。
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;[[Fate/Grand Order|'''Fate/Grand Order''']]
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:直接登場はしないが、[[宮本武蔵]]と面識があるらしく、イベント『セイバーウォーズ2 ~始まりの宇宙へ』で「トーコトラベル」が言及されている。
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===魔法使いの夜===
 
===魔法使いの夜===
 
;[[魔法使いの夜]]
 
;[[魔法使いの夜]]
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;[[ちびちゅき!]]
 
;[[ちびちゅき!]]
 
:青子と相変わらず仲が悪いが、能力がお互いに制限されているので殺し合いに発展しない。<br>後に気紛れで龍之介達の作品を手直ししたことで、彼らから「師」と一方的に崇められる事に。
 
:青子と相変わらず仲が悪いが、能力がお互いに制限されているので殺し合いに発展しない。<br>後に気紛れで龍之介達の作品を手直ししたことで、彼らから「師」と一方的に崇められる事に。
;[[まほうつかいの箱|2015年の時計塔]]
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;[[2015年の時計塔]]
 
:旧知の人物より一通の不可解な手紙を受け取り、とある秋の正午に時計塔十一番街ロクスロートを訪れる。
 
:旧知の人物より一通の不可解な手紙を受け取り、とある秋の正午に時計塔十一番街ロクスロートを訪れる。
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== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
 
;[[蒼崎青子]]
 
;[[蒼崎青子]]
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;[[周瀬律架]]
 
;[[周瀬律架]]
 
:かつての兄弟子。気の置けない友人のような関係。
 
:かつての兄弟子。気の置けない友人のような関係。
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===ロード・エルメロイⅡ世の事件簿===
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;[[イノライ・バリュエレータ・アトロホルム]]
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:時計塔時代の恩師。
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;[[バイロン・バリュエレータ・イゼルマ]]
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:「case.双貌塔イゼルマ」にて、[[カリーナ]]を黄金姫そっくりにする依頼を受けた。
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:なお、彼から報酬として提供された「血塗られた菩提樹の葉」はとんでもない使われ方をされてしまった。
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;[[カミュ・ペリゴール]]
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:アニメ版「case.魔眼蒐集列車」の特別編で共演。
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:写真を趣味とする仲間としての縁もあり、彼女の計画に協力した。
    
===ちびちゅき!===
 
===ちびちゅき!===
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;[[獅子劫界離]]
 
;[[獅子劫界離]]
 
:『[[Fate/Apocrypha]]』の登場人物。彼女らしき人物が彼に秘蔵の煙草を一箱譲っている。
 
:『[[Fate/Apocrypha]]』の登場人物。彼女らしき人物が彼に秘蔵の煙草を一箱譲っている。
;[[イノライ・バリュエレータ・アトロホルム]]
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:『[[ロード・エルメロイⅡ世の事件簿]]』の登場人物。時計塔時代の恩師。
   
;[[フランチェスカ]]
 
;[[フランチェスカ]]
 
:『[[Fate/strange Fake]]』にて、彼女とのかつての縁が語られる。
 
:『[[Fate/strange Fake]]』にて、彼女とのかつての縁が語られる。
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== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
 
=== 空の境界 ===
 
=== 空の境界 ===
;「……ほんと。なんて堕落だ。私は段々と弱くなっていく。<br> 荒耶。 私の理想の超越者というのはね、仙人なんだ。卓絶した力と知識を持ちながら何もせず、ただ山奥に佇むのみ――――。<br> その在り方に、私はずっと憧れていた。けれど振り返ってみたらもう戻れなかった。<br> 中に物が詰まりすぎた私は、そこに到達できる日がこない。ずっと、そうだと思っていた。<br> なあ荒耶。魔術師は生き急ぐ。なんの為だろう。自分一人の為ならば外界とは関わるまい。<br> なのになぜ外界と関わる。なぜ外界に頼る。その力で何を成すというのか。アルス・マグナによって何かを救済しようというのか。<br> それなら魔術師になどならず王になればいいんだ。<br> おまえは人々を生き汚いと言うが、おまえ本人はそうやって生きることができまい。<br> 醜いと、無価値だと知りつつもそれを容認して生きていくことさえできない。<br> 自身が特別であろうとし、自身だけが老いていく世界を救うのだという誇りを持たなければとても存在していられない。<br> ああ、私だってそうだったさ。だがそんな事に意味はないんだ。<br> ―――認めろ荒耶。私達は誰よりも弱いから、魔術師なんていう超越者であることを選んだんだ」
+
;「知らないのか、ロケットペンシル?」
 +
:小川マンションの調査中、下から押し出される例えとして出したら幹也に「何ですかそれ?」と真顔で返されて。
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:だいぶ昔の年代の登場人物のさらに若い頃に流行っていたものが現代っ子(昔基準)に通じない…というジェネレーションギャップ。橙子にしては珍しいコミカルなシーンである。
 +
:アニメではアルバや荒耶に出会った時よりも驚愕し、化け物でも見たような顔になっていた。このシーンではBGMも一瞬止まり、シリアスな場面のような演出がなされている。
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;「……ほんと。なんて堕落だ。私は段々と弱くなっていく。<br> 荒耶。 私の理想の超越者というのはね、仙人なんだ。卓絶した力と知識を持ちながら何もせず、ただ山奥に佇むのみ────。<br> その在り方に、私はずっと憧れていた。けれど振り返ってみたらもう戻れなかった。<br> 中に物が詰まりすぎた私は、そこに到達できる日がこない。ずっと、そうだと思っていた。<br> なあ荒耶。魔術師は生き急ぐ。なんの為だろう。自分一人の為ならば外界とは関わるまい。<br> なのになぜ外界と関わる。なぜ外界に頼る。その力で何を成すというのか。アルス・マグナによって何かを救済しようというのか。<br> それなら魔術師になどならず王になればいいんだ。<br> おまえは人々を生き汚いと言うが、おまえ本人はそうやって生きることができまい。<br> 醜いと、無価値だと知りつつもそれを容認して生きていくことさえできない。<br> 自身が特別であろうとし、自身だけが老いていく世界を救うのだという誇りを持たなければとても存在していられない。<br> ああ、私だってそうだったさ。だがそんな事に意味はないんだ。<br> ────認めろ荒耶。私達は誰よりも弱いから、魔術師なんていう超越者であることを選んだんだ」
 
:かつての友人から「お前は堕落した」と告げられて返した言葉。
 
:かつての友人から「お前は堕落した」と告げられて返した言葉。
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*初期イラストは「教育ママ」と評されたりも。というか、青子も『MELTY BLOOD』で「教育ママみたいな女」と言っている。
 
*初期イラストは「教育ママ」と評されたりも。というか、青子も『MELTY BLOOD』で「教育ママみたいな女」と言っている。
 
*「魔術師当人が最強である必要はなく、最強のものを作り出せばよい」という持論を持つが、その理論はアトラスの錬金術師とまったく同じものである。
 
*「魔術師当人が最強である必要はなく、最強のものを作り出せばよい」という持論を持つが、その理論はアトラスの錬金術師とまったく同じものである。
*「煙龍」という煙草を愛飲している。台湾製の不味いもので、作った会社はすでになく、物好きな職人がダンボール一箱分だけ作ったというもの。工房・伽藍の堂の備品の中で'''二番目くらい'''に価値がある。ちなみにこの煙草、他作品でも「世界観のつながりを示す小道具」として度々登場しており、『Fate/Zero』では[[ナタリア・カミンスキー]]が、『Fate/Apocrypha』では[[獅子劫界離]]が、「彼女からもらったもの」としてこの煙草を吸っている。
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**『2015年の時計塔』ではスマートフォンを使用しているが、本来彼女ほどの魔術師であれば「計算にしろ通信にしろ、携帯端末で出来る程度の処理は魔術回路で行える」。むしろ高位の魔術師ほど「そういったものに頼るのは未熟者だと公言しているようなもの」として電子機器を軽んじている。しかし橙子に言わせれば「外付けの端末で用が足りるのなら、その分の回路を違う用途に回せるでしょう?今まであった機能を捨てる代わりに新しい能力(じかん)を獲得する。未来にリソースを残すってこういう事だと思うけど?」ということらしく、彼女の魔術師としてのあり方の特異性が窺える。
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*「煙龍」という煙草を愛飲している。台湾製の不味いもので、作った会社はすでになく、物好きな職人がダンボール一箱分だけ作ったというもの。工房・伽藍の堂の備品の中で'''二番目くらい'''に価値がある。ちなみにこの煙草、他作品でも「世界観のつながりを示す小道具」として度々登場しており、『Fate/Zero(アニメ版)』では[[ナタリア・カミンスキー]]が、『Fate/Apocrypha』では[[獅子劫界離]]が、「彼女からもらったもの」としてこの煙草を吸っている。
 
*『[[歌月十夜]]』によれば、三咲町の焼肉屋「大帝都」の食べ放題メニューで二位の記録を持っているらしい。ちなみに一位は青子。
 
*『[[歌月十夜]]』によれば、三咲町の焼肉屋「大帝都」の食べ放題メニューで二位の記録を持っているらしい。ちなみに一位は青子。
 
*『Fate/EXTRA』に出演している最中は常に眼鏡をかけているが、性格は冷酷な方で固定されている。
 
*『Fate/EXTRA』に出演している最中は常に眼鏡をかけているが、性格は冷酷な方で固定されている。
 
*『プリズマ☆イリヤ ツヴァイ!』では、[[アイリスフィール・フォン・アインツベルン|アイリスフィール]]が『姉』について語った際、イメージ映像として[[琥珀]]・[[ステンノ]]・[[エウリュアレ]]らとともに1コマだけ登場。「姉より優れた妹などいねぇ!!」と叫んでいた。
 
*『プリズマ☆イリヤ ツヴァイ!』では、[[アイリスフィール・フォン・アインツベルン|アイリスフィール]]が『姉』について語った際、イメージ映像として[[琥珀]]・[[ステンノ]]・[[エウリュアレ]]らとともに1コマだけ登場。「姉より優れた妹などいねぇ!!」と叫んでいた。
 
*エルメロイⅡ世の推測によれば年齢を「固定している」らしい。
 
*エルメロイⅡ世の推測によれば年齢を「固定している」らしい。
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*「春と月と空を」という武内崇が2012年に出した同人誌によると胸の大きさは「豊」とのこと。
    
;『魔法使いの夜』関連
 
;『魔法使いの夜』関連
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*本編終了時、青子から「三咲市に入るとマダガスカルガエルになる呪い」を受けてしまう。ルーンにはもともと変身術があるので、この呪いはかかりやすかったらしい。十年は解呪できないという凶悪なもの。解呪するためには、かけた相手に呪いを返す必要があるが、呪いをかけたのは魔法で10年歳をとった青子。つまり呪いを返す相手が10年後までいないことになる。
 
*本編終了時、青子から「三咲市に入るとマダガスカルガエルになる呪い」を受けてしまう。ルーンにはもともと変身術があるので、この呪いはかかりやすかったらしい。十年は解呪できないという凶悪なもの。解呪するためには、かけた相手に呪いを返す必要があるが、呪いをかけたのは魔法で10年歳をとった青子。つまり呪いを返す相手が10年後までいないことになる。
 
**精神をカエルと入れ替えるのではなく、肉体を再構成してカエルにしてしまう、というもの。<br>だがこれを逆手にとり、番外編「誰も寝たりしてはいいけど笑ってはならぬ」では「肉体にかかった呪いならその肉体を使わなければいい」という暴論で三咲市を訪れる。『空の境界』の時代で製作可能になっている「自分と全く同じ人形」を使ってのことと思われるが、詳細は不明。
 
**精神をカエルと入れ替えるのではなく、肉体を再構成してカエルにしてしまう、というもの。<br>だがこれを逆手にとり、番外編「誰も寝たりしてはいいけど笑ってはならぬ」では「肉体にかかった呪いならその肉体を使わなければいい」という暴論で三咲市を訪れる。『空の境界』の時代で製作可能になっている「自分と全く同じ人形」を使ってのことと思われるが、詳細は不明。
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==関連年表==
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===魔法使いの夜準拠===
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*1967年 誕生。
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*1971年 妹の青子誕生。
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*1981年 時計塔に一時留学。
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*1982年 帰国し、礼園女学院に入学。
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*1985年 祖父と袂を分かち、再び渡英。
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*[[魔法使いの夜|1988年]] 帰国。青子と戦う。
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*[[Fate/Zero|1994年]] 第四次聖杯戦争で負傷したケイネス・エルメロイ・アーチボルトに義手を作成する。
 +
*1997年 新たな拠点を求めて旅している中で黒桐鮮花と出会う。
 +
*[[空の境界|1998年]] 建築デザイン事務所「伽藍の堂」を開き、黒桐幹也を従業員として雇う。
 +
*[[ロード・エルメロイⅡ世の事件簿|2003年]] バイロン・バリュエレータ・イゼルマの依頼を受ける。
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*2004年 時計塔の中立派の依頼を受けて、冠位決議に出席する。(桜ルートのみで遠坂凛の依頼も受ける)
 +
*2006年 橙子が作成した「魔眼殺し」が青子に盗まれ、遠野志貴の元に渡る。
 +
*[[ロード・エルメロイⅡ世の冒険|2007年]] 黒桐幹也にロード・エルメロイⅡ世を紹介する。
 +
*[[2015年の時計塔|2014年]] 死亡したフラウロスの元を訪れる。
 +
*[[Fate/EXTRA|2032年]] Extraの世界では、SE.RA.PH(セラフ)を訪れている。
    
== 話題まとめ ==
 
== 話題まとめ ==
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== 脚注 ==
 
== 脚注 ==
<references/>
+
===注釈===
 +
<references group = "注"/>
 +
 
 +
===出典===
 +
<references group = "出"/>
    
== リンク ==
 
== リンク ==
 
*[[登場人物]]
 
*[[登場人物]]
 +
*[[魔術師]]
 +
*[[封印指定]]
    
{{DEFAULTSORT:あおさき とうこ}}
 
{{DEFAULTSORT:あおさき とうこ}}
 +
 
[[Category:登場人物あ行]]
 
[[Category:登場人物あ行]]
 
[[Category:空の境界]]
 
[[Category:空の境界]]
 +
[[Category:Fate/stay night]]
 +
[[Category:Fate/Zero]]
 
[[Category:Fate/EXシリーズ]]
 
[[Category:Fate/EXシリーズ]]
[[category:Fate/EXTRA]]
+
[[Category:Fate/EXTRA]]
[[category:ロード・エルメロイⅡ世の事件簿]]
+
[[Category:Fate/strange Fake]]
 +
[[Category:ロード・エルメロイⅡ世の事件簿]]
 
[[Category:魔法使いの夜]]
 
[[Category:魔法使いの夜]]
[[category:魔術師]]
+
[[Category:ALL AROUND TYPE-MOON]]
[[category:魔術協会]]
+
[[Category:ちびちゅき!]]
[[category:時計塔]]
+
[[Category:まほうつかいの箱]]
[[Category:封印指定]]
+
[[Category:2015年の時計塔]]
 +
[[Category:コハエース]]
 +
[[Category:路地裏さつき ヒロイン十二宮編]]
 +
[[Category:TYPE-MOON エイプリルフール企画]]
 +
[[Category:真月譚 月姫]]