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:虚数潜航の手順は、先ず虚数観測機・ペーパームーンを展開。次に目的地を設定。シャドウ・ボーダー外部装甲に倫理術式を展開。実数空間における<ruby><rb>存在証明</rb><rt>ハーケン</RT></RUBY>を<ruby><rb>着脱</rb><rt>ハズレ</RT></RUBY>。未来予測で境界面を仮説証明。時空摩擦減圧を緩和。最後に発進工程と虚数海面を確認した後に、<ruby><rb>現実退去</rb><rt>ザイルカット</RT></RUBY>する事で、<ruby><rb>虚数潜航</rb><rt>ゼロセイル</RT></RUBY>を行う。
 
:虚数潜航の手順は、先ず虚数観測機・ペーパームーンを展開。次に目的地を設定。シャドウ・ボーダー外部装甲に倫理術式を展開。実数空間における<ruby><rb>存在証明</rb><rt>ハーケン</RT></RUBY>を<ruby><rb>着脱</rb><rt>ハズレ</RT></RUBY>。未来予測で境界面を仮説証明。時空摩擦減圧を緩和。最後に発進工程と虚数海面を確認した後に、<ruby><rb>現実退去</rb><rt>ザイルカット</RT></RUBY>する事で、<ruby><rb>虚数潜航</rb><rt>ゼロセイル</RT></RUBY>を行う。
 
:虚数空間から実数空間の現実へと浮上する際は、先ずペーパームーンの惑星航路図をプラスマイナス収束を開始。実数空間における<ruby><rb>存在証明</rb><rt>ハーケン</RT></RUBY>に<ruby><rb>投錨</rb><rt>アタリ</RT></RUBY>。『縁』の対象を固定する。その後、実数空間にアンカーを固定し、実数証明を完了し、シャドウ・ボーダーの存在を確立する。
 
:虚数空間から実数空間の現実へと浮上する際は、先ずペーパームーンの惑星航路図をプラスマイナス収束を開始。実数空間における<ruby><rb>存在証明</rb><rt>ハーケン</RT></RUBY>に<ruby><rb>投錨</rb><rt>アタリ</RT></RUBY>。『縁』の対象を固定する。その後、実数空間にアンカーを固定し、実数証明を完了し、シャドウ・ボーダーの存在を確立する。
:境界面航行からの緊急浮上の場合は、高速演算を開始し浮上の準備。ペーパームーンの惑星航路図をプラスマイナス収束を開始し、境界面航行を解除。実数空間からの<ruby><rb>時空引力</rb><rt>アトラクション</RT></RUBY>を<ruby><rb>適用</rb><rt>モドシ</RT></RUBY>。目標座標との現実認知誤差を確定させて緊急浮上した。
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:境界面航行からの緊急浮上の場合は、高速演算を開始し浮上の準備。ペーパームーンの惑星航路図をプラスマイナス収束を開始し、境界面航行を解除。実数空間からの<ruby><rb>時空引力</rb><rt>アトラクション</RT></RUBY>を<ruby><rb>適用</rb><rt>モドシ</RT></RUBY>。目標座標との現実認知誤差を確定させて緊急浮上した<ref group = "出" name="Lostbelt No.2 第1節"/>。
:浮上用未来予測の工程を省いて無理に現実へ出ると、船体ごとバラバラになりかねず、さらに人体へのダメージも考えられる。10日前の自分と今の自分の体が重なり合った、身体機能のズレだけで充分に嘔吐沙汰。船体に無理がかかるため、緊急アラートが鳴る。
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:浮上用未来予測の工程を省いて無理に現実へ出ると、船体ごとバラバラになりかねず、さらに人体へのダメージも考えられる。10日前の自分と今の自分の体が重なり合った、身体機能のズレだけで充分に嘔吐沙汰。船体に無理がかかるため、緊急アラートが鳴る<ref group = "出" name="Lostbelt No.2 第1節"/>。
 
:虚数空間から現実世界へと帰還するには現実との『縁』、言うなればアンカーが必要。本来ならば、現実に存在するものであれば、何であれ『縁』となる。シャドウ・ボーダーに乗っている11人の中の誰かと関わりのある何かがあれば、正しく虚数空間を脱する事が出来る。だが、何時でも浮上できるわけではなく、虚数空間の潮流が来なければ浮上するコースに乗れず、次に潮流が来るタイミングまで浮上できない。また、濾過異聞史現象によって地球が漂白状態に陥ったことにより、浮上するための唯一の『縁』が互いに知っている関係である[[殺戮猟兵]]のみであり、浮上すれば敵の本拠地に出現することになるため、[[シャーロック・ホームズ]]は最善のタイミングを選ぶしかなかった<ref group = "出" name="Lostbelt No.1 第1節"/>。
 
:虚数空間から現実世界へと帰還するには現実との『縁』、言うなればアンカーが必要。本来ならば、現実に存在するものであれば、何であれ『縁』となる。シャドウ・ボーダーに乗っている11人の中の誰かと関わりのある何かがあれば、正しく虚数空間を脱する事が出来る。だが、何時でも浮上できるわけではなく、虚数空間の潮流が来なければ浮上するコースに乗れず、次に潮流が来るタイミングまで浮上できない。また、濾過異聞史現象によって地球が漂白状態に陥ったことにより、浮上するための唯一の『縁』が互いに知っている関係である[[殺戮猟兵]]のみであり、浮上すれば敵の本拠地に出現することになるため、[[シャーロック・ホームズ]]は最善のタイミングを選ぶしかなかった<ref group = "出" name="Lostbelt No.1 第1節"/>。
:深く潜らず、時間と誤差の出ない浅いところをギリギリで航海することができる。これは一瞬だけ平面の世界へ逃げ込む様なもので、感覚的には息を止めている間だけ進む、素潜りの様なもの<ref group = "出" name="Lostbelt No.2 プロローグ「intro.2-2」">『無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング』プロローグ「intro.2-2」</ref>。現実空間と虚数空間の境界スレスレを移動しており、言わば現実空間を虚数空間から『覗き見』している状態で、これ以外では『縁』無しで浮上する事は出来ない<ref group = "出" name="Lostbelt No.2 第1節">『無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング』第1節「魔剣強襲(前編) 」</ref>。ただし、この状態のシャドウ・ボーダーは『現実に沿っている』ため、消費電力は現実空間の距離の影響を受ける。北欧異聞帯前で行った際は、充電なしで300キロ以上の境界面付近の虚数潜航は不可能な状態<ref group = "出" name="Lostbelt No.2 第1節"/>。
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:深く潜らず、時間と誤差の出ない浅いところをギリギリで航海することができる。これは一瞬だけ平面の世界へ逃げ込む様なもので、感覚的には息を止めている間だけ進む、素潜りの様なもの<ref group = "出" name="Lostbelt No.2 プロローグ「intro.2-2」">『無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング』プロローグ「intro.2-2」</ref>。現実空間と虚数空間の境界スレスレを移動しており、言わば現実空間を虚数空間から『覗き見』している状態で、これ以外では『縁』無しで浮上する事は出来ない<ref group = "出" name="Lostbelt No.2 第1節">『無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング』第1節「魔剣強襲(前編) 」</ref>。ただし、この状態のシャドウ・ボーダーは『現実に沿っている』ため、消費電力は現実空間の距離の影響を受ける。北欧異聞帯前で行った際は、充電なしで300キロ以上の境界面付近の虚数潜航は不可能だった<ref group = "出" name="Lostbelt No.2 第1節"/>。
 
:内部の空間を歪曲させることで通常の二倍のスペースを確保できており、広さは大型のクルーザー二隻分ほど、マイルームから司令室、兼、操縦室まで数メートルとなっている<ref group = "出" name="Lostbelt No.1 第1節"/>。
 
:内部の空間を歪曲させることで通常の二倍のスペースを確保できており、広さは大型のクルーザー二隻分ほど、マイルームから司令室、兼、操縦室まで数メートルとなっている<ref group = "出" name="Lostbelt No.1 第1節"/>。
 
:虚数に飛び込むめの船であるため、光学迷彩は勿論、概念レベルで誤魔化せる迷彩機能が存在している<ref group = "出" name="Lostbelt No.1 第1節"/>。だが完璧という訳では無く、直接やって来て、手探りで探されれば流石に見つかる。
 
:虚数に飛び込むめの船であるため、光学迷彩は勿論、概念レベルで誤魔化せる迷彩機能が存在している<ref group = "出" name="Lostbelt No.1 第1節"/>。だが完璧という訳では無く、直接やって来て、手探りで探されれば流石に見つかる。
 
:魔術的な通信も行える。北欧異聞帯では通信阻害により数キロ圏内に接近しなければ通信は出来ないため、[[レオナルド・ダ・ヴィンチ]]が観測装置と通信中継器を兼ねた魔術礼装式ドローンを作成した。
 
:魔術的な通信も行える。北欧異聞帯では通信阻害により数キロ圏内に接近しなければ通信は出来ないため、[[レオナルド・ダ・ヴィンチ]]が観測装置と通信中継器を兼ねた魔術礼装式ドローンを作成した。
:全周囲観測ソナーや魔術的、霊的なレーダーも装備されており、霊的レーダーによる探知能力は極めて高い。外部をモニターできるカメラが付いているが、カメラには死角も存在する。遠距離の状況を観測できるが、ボーダーの設備ではロシアからブリテン島を観測できない。
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:全周囲観測ソナーで動体反応を感知でき<ref group = "出" name="Lostbelt No.2 第1節"/>、魔術的、霊的なレーダーも装備されており、霊的レーダーによる探知能力は極めて高い。外部をモニターできるカメラが付いているが、カメラには死角も存在する。遠距離の状況を観測できるが、ボーダーの設備ではロシアからブリテン島を観測できない。北欧異聞帯では古代の巨人種の情報がカルデアに存在しなかった事に加え、周囲一帯の氷雪そのものが微弱な魔力を帯びていたためヨトゥン種の接近を感知できなかったが、敵性体のデータベースを更新しデータを上書きすることで感知できるようになった。また、シャドウ・ボーダー外部に偵察に出ていた[[マシュ・キリエライト|マシュ]]の霊基外骨骼のソフトウェアも即時更新された<ref group = "出" name="Lostbelt No.2 第1節"/>。
 
:装甲板は[[レオナルド・ダ・ヴィンチ]]が強化した、近代技術と魔術理論の複合装甲であるため、通常の兵器は通じない<ref group = "出" name="Lostbelt No.2 プロローグ「intro.2-1」"/>。さらに船体内殻には、[[レオナルド・ダ・ヴィンチ]]が[[ニトクリス]]や[[ヴァン・ホーエンハイム・パラケルスス|パラケルスス]]と共にカルデアで強化を施した、神代の結界にさえ等しく、神鉄の城塞の域に近づいた多重結界が張り巡らされている。
 
:装甲板は[[レオナルド・ダ・ヴィンチ]]が強化した、近代技術と魔術理論の複合装甲であるため、通常の兵器は通じない<ref group = "出" name="Lostbelt No.2 プロローグ「intro.2-1」"/>。さらに船体内殻には、[[レオナルド・ダ・ヴィンチ]]が[[ニトクリス]]や[[ヴァン・ホーエンハイム・パラケルスス|パラケルスス]]と共にカルデアで強化を施した、神代の結界にさえ等しく、神鉄の城塞の域に近づいた多重結界が張り巡らされている。
 
:甲板に電磁カタパルトを展開可能で、霊基外骨骼を装備した[[マシュ・キリエライト]]を射出した。外部に脱出艇などは付いていない<ref group = "出" name="Lostbelt No.2 プロローグ「intro.2-1」"/>。
 
:甲板に電磁カタパルトを展開可能で、霊基外骨骼を装備した[[マシュ・キリエライト]]を射出した。外部に脱出艇などは付いていない<ref group = "出" name="Lostbelt No.2 プロローグ「intro.2-1」"/>。
 
:ホームズが[[スルト]]に右腕を切断されて死のルーンを刻まれた際に、ダ・ヴィンチが組み上げた英霊のエーテル体のための回復ポットが存在する。
 
:ホームズが[[スルト]]に右腕を切断されて死のルーンを刻まれた際に、ダ・ヴィンチが組み上げた英霊のエーテル体のための回復ポットが存在する。
 
:大気中のマナを電力に変換できるが、それにも限度があり、消費に充電が追い付かない。そのため不十分な充電での生命維持設備、論理防壁などで電力を消費する長時間の虚数潜航は命に関わる<ref group = "出" name="Lostbelt No.2 プロローグ「intro.2-1」">『無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング』プロローグ「intro.2-1」</ref>。
 
:大気中のマナを電力に変換できるが、それにも限度があり、消費に充電が追い付かない。そのため不十分な充電での生命維持設備、論理防壁などで電力を消費する長時間の虚数潜航は命に関わる<ref group = "出" name="Lostbelt No.2 プロローグ「intro.2-1」">『無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング』プロローグ「intro.2-1」</ref>。
:最低でも時速120キロメートルで走行可能で、陸路をモスクワから休みなしで走行してスカンジナビア半島まで二日ほど<ref group = "出" name="Lostbelt No.2 プロローグ「intro.2-1」"/>。ボーダーで海を渡るのは厳しいが、ドーバー海峡ぐらいなら渡れる。ただし荒天状態の海へ投げ出されれば1時間程度で沈没する<ref group = "出" name="Lostbelt No.2 第17節">『無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング』第17節「───征け、黄昏を越えて」</ref>。サスペンションが付いている。操縦はオートとマニュアルがある。オートの場合、虚数空間からの緊急浮上は安全装置がかかり、ストップする。
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:最低でも時速120キロメートルで走行可能で、陸路をモスクワから休みなしで走行してスカンジナビア半島まで二日ほど<ref group = "出" name="Lostbelt No.2 プロローグ「intro.2-1」"/>。ボーダーで海を渡るのは厳しいが、ドーバー海峡ぐらいなら渡れる。ただし荒天状態の海へ投げ出されれば1時間程度で沈没する<ref group = "出" name="Lostbelt No.2 第17節">『無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング』第17節「───征け、黄昏を越えて」</ref>。サスペンションが付いている。操縦はオートとマニュアルがある。オートの場合、虚数空間からの緊急浮上は安全装置がかかり、ストップする<ref group = "出" name="Lostbelt No.2 第1節"/>。
    
;虚数空間
 
;虚数空間
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