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『side materiale』『conplete material Ⅲ』関連を追記
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;熾天覆う七つの円環(ロー・アイアス)
 
;熾天覆う七つの円環(ロー・アイアス)
 
:七枚の花弁を展開する結界宝具。
 
:七枚の花弁を展開する結界宝具。
:遠坂凛の魔力バックアップを受けて、さらに自身の能力を完全に理解したUBWルートでは花弁を七枚投影しているが、バックアップ及び悟りを開いていないHFルート、及び『hollow』で投影した際には花弁が四枚となっている。
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:アーチャーから左腕を移植されたHFルート、及び『hollow』で投影した際にはアーチャーのものと比べて花弁が四枚と少ない。
 
:HFルートでは[[メドゥーサ|ライダー]]との共闘に用いられ、セイバーオルタの「約束された勝利の剣」を打ち破るために使用される。最強の聖剣の黒い光から「騎英の手綱」を駆るライダーをその花弁で守り突破させた。
 
:HFルートでは[[メドゥーサ|ライダー]]との共闘に用いられ、セイバーオルタの「約束された勝利の剣」を打ち破るために使用される。最強の聖剣の黒い光から「騎英の手綱」を駆るライダーをその花弁で守り突破させた。
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:UBWルートではギルガメッシュとの戦いに用いられ、士郎の詠唱呪文を守るために使用した'''とされる'''が、実は士郎ではなく遠くから観戦したアーチャーが作り上げたものとなっている<ref group = "出" name="『Fate/side materiale』78-79ページ">『Fate/side materiale』78-79ページ「ロー・アイアス」より。</ref>。さらに言うとUBWルートでは遠坂凛の魔力バックアップを受け、自身の能力を完全に理解したのだが、士郎がまだ悟りを開いていない事もあってか、ギルの一撃から守る事とギルに自分という伏兵を悟らせないようにするために手を貸した<ref group = "出" name="『Fate/complete material Ⅲ』130-136ページ">『Fate/complete material Ⅲ』130-136ページ「奈須きのこ・一問一答」より。</ref>。
    
;破戒すべき全ての符(ルールブレイカー)
 
;破戒すべき全ての符(ルールブレイカー)
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===人物について===
 
===人物について===
 
*冬木の聖杯戦争における真の勝利者。経緯はどうあれ、「聖杯戦争を終わらせる」という願いを達成した。
 
*冬木の聖杯戦争における真の勝利者。経緯はどうあれ、「聖杯戦争を終わらせる」という願いを達成した。
*セイバーと契約したことで彼女の過去を夢という形で垣間見るが、セイバー召喚前にも夢を見ている。この時の夢はセイバー自身のことではなく、「約束された勝利の剣」の夢。これは聖杯の影響で、聖杯戦争の準備段階・召喚前でも「士郎がセイバーのマスターになることが確定」した時点で「全て遠き理想郷」に魔力が通り、深層意識にあった「剣」のイメージがより表面化したため、とされている。
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*セイバーと契約したことで彼女の過去を夢という形で垣間見るが、セイバー召喚前にも夢を見ている。この時の夢はセイバー自身のことではなく、「約束された勝利の剣」の夢。これは聖杯の影響で、聖杯戦争の準備段階・召喚前でも「士郎がセイバーのマスターになることが確定」した時点で「全て遠き理想郷」に魔力が通り、深層意識にあった「剣」のイメージがより表面化したため、とされている<ref group = "出" name="『Fate/complete material Ⅲ』130-136ページ">『Fate/complete material Ⅲ』130-136ページ「奈須きのこ・一問一答」より。</ref>。
 
*冬木大災害に遭う前の生活や、実名(苗字)、実の家族について語られることは一切無く、今後もおそらく語られることは無いだろう。これは「衛宮士郎」の人生は大災害から始まり、それ以前の人生とは別物であることを印象付けるためだと思われる。<br>また、設定の面では「全て遠き理想郷」を埋め込まれたことで起源(=魂の性質)が変化したため、「生まれ変わった」とも言えるかもしれない。
 
*冬木大災害に遭う前の生活や、実名(苗字)、実の家族について語られることは一切無く、今後もおそらく語られることは無いだろう。これは「衛宮士郎」の人生は大災害から始まり、それ以前の人生とは別物であることを印象付けるためだと思われる。<br>また、設定の面では「全て遠き理想郷」を埋め込まれたことで起源(=魂の性質)が変化したため、「生まれ変わった」とも言えるかもしれない。
 
**『[[月姫]]』の主人公である[[遠野志貴]]が、過去のことが語られたり、基本的な人格は幼少時から変わっていない様子であるのとは対照的である。両者の性格が相容れないことの原因にもなっている模様。
 
**『[[月姫]]』の主人公である[[遠野志貴]]が、過去のことが語られたり、基本的な人格は幼少時から変わっていない様子であるのとは対照的である。両者の性格が相容れないことの原因にもなっている模様。
**両親について一切語られていないわけではなく、大火災が起きた後に士郎が両親に起こされて家を出たこと、逃げ遅れた母親と、士郎を先に行かせ母親を助けに戻った父親ごと実家が炎に飲まれ無くなったこと、切嗣に助けられた後もしばらくは家のあった場所に通い、誰よりも優しかった記憶の中の母親に笑いかけていたなどの記憶は本編の士郎にも刻まれている。志貴は記憶を外的要因による暗示で封印されていたため思い出せなかったが、士郎の場合は生き残ってしまった罪悪感、自責の念などで意図的に思い出さないように努めていることが両者の大きな違い。
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**両親について一切語られていないわけではなく、大火災が起きた後に士郎が両親に起こされて家を出たこと、逃げ遅れた母親と、士郎を先に行かせ母親を助けに戻った父親ごと実家が炎に飲まれ無くなったこと、切嗣に助けられた後もしばらくは家のあった場所に通い、誰よりも優しかった記憶の中の母親に笑いかけていたなどの記憶は本編の士郎にも刻まれている。志貴は記憶を外的要因による暗示で封印されていたため思い出せなかったが、士郎の場合は生き残ってしまった罪悪感、自責の念などで意図的に思い出さないように努めていることが両者の大きな違い<ref group="注">「生き残ったことに罪悪感を覚える」症状は現実にも存在し、「サバイバーズ・ギルト」という名称で呼ばれている。</ref>。
***「生き残ったことに罪悪感を覚える」症状は現実にも存在し、「サバイバーズ・ギルト」という名称で呼ばれている。
   
*切嗣・桜・セイバーといった聖杯戦争に関わり絶望に沈んだ人々に救いを齎しながら、肝心の自分自身が決して救われない生き方を歩む人物。凛はその有り方を「ひどく歪」と評した。
 
*切嗣・桜・セイバーといった聖杯戦争に関わり絶望に沈んだ人々に救いを齎しながら、肝心の自分自身が決して救われない生き方を歩む人物。凛はその有り方を「ひどく歪」と評した。
 
*TYPE-MOONエースvol.9のインタビューによると士郎はきのこ氏曰く「壊れている奴」「士郎は人間にあこがれているロボットみたいなヤツ」。
 
*TYPE-MOONエースvol.9のインタビューによると士郎はきのこ氏曰く「壊れている奴」「士郎は人間にあこがれているロボットみたいなヤツ」。
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**また、作中での魔術師的なレベルは[[ケイネス・エルメロイ・アーチボルト|ケイネス]]が100+α、[[コルネリウス・アルバ|アルバ]]が100、[[アトラム・ガリアスタ|アトラム]]が20、凜が20~30とするなら士郎は10~20くらいだとされている。
 
**また、作中での魔術師的なレベルは[[ケイネス・エルメロイ・アーチボルト|ケイネス]]が100+α、[[コルネリウス・アルバ|アルバ]]が100、[[アトラム・ガリアスタ|アトラム]]が20、凜が20~30とするなら士郎は10~20くらいだとされている。
 
*本来なら武具以外の複製は出来ない「無限の剣製」だが、訓練次第で美術品やその他の道具にも応用が利く。『hollow』では、アーチャーが釣竿を投影していたり、士郎が凛のためにおまるを投影しようとして殴られた。
 
*本来なら武具以外の複製は出来ない「無限の剣製」だが、訓練次第で美術品やその他の道具にも応用が利く。『hollow』では、アーチャーが釣竿を投影していたり、士郎が凛のためにおまるを投影しようとして殴られた。
*士郎は自身の異常な治癒能力を身体の中に剣があるかのように捉えている。しかし実際には抽象化されたイメージだけでなく、本当に体内に剣がある。士郎の再生能力は「まず筋肉を刀身に変換して、穴の開いた部分を剣で縫い付ける」という非常に回りくどい方法をとっている。この時の士郎の身体は非常に硬く、学校でライダーに襲われた士郎に刃が通らなかったのはこのためである(結果、面倒に思ったライダーは士郎を墜落死させようとすることになった)。
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*士郎は自身の異常な治癒能力を身体の中に剣があるかのように捉えている。しかし実際には抽象化されたイメージだけでなく、本当に体内に剣がある。士郎の再生能力は「まず筋肉を刀身に変換して、穴の開いた部分を剣で縫い付ける」という非常に回りくどい方法をとっている。この時の士郎の身体は非常に硬く、学校でライダーに襲われた士郎に刃が通らなかったのはこのためである。結果、自分の武器では傷をつけられるが致命打を与えられづらい、面倒に思ったライダーは士郎を墜落死させようとすることになった<ref group = "出" name="『Fate/complete material Ⅲ』130-136ページ"/>。
 
**このことと関連して、無限の剣製を制御できないHFルート終盤のような状況では臓器が剣で傷付いていき、最終的には身体が剣に呑みこまれてしまう。
 
**このことと関連して、無限の剣製を制御できないHFルート終盤のような状況では臓器が剣で傷付いていき、最終的には身体が剣に呑みこまれてしまう。
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== 脚注 ==
 
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===注釈===
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<references group = "注"/>
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===出典===
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== リンク ==
 
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