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:一方このエルメロイⅡ世は『Grand Order』世界の人物ではなく、『Grand Order』世界では起こってすらいない第四次聖杯戦争を経験していることや各発言から、本流である『stay night』準拠…いわゆる正史に沿った世界のエルメロイⅡ世であると思われる。
 
:一方このエルメロイⅡ世は『Grand Order』世界の人物ではなく、『Grand Order』世界では起こってすらいない第四次聖杯戦争を経験していることや各発言から、本流である『stay night』準拠…いわゆる正史に沿った世界のエルメロイⅡ世であると思われる。
 
: 『[[Fate/Grand Order]]』第二特異点『永続狂気帝国 セプテム』ではマスターを持たないはぐれサーヴァントとして西暦60年のローマに現界したが、[[アレキサンダー|少年の姿で現界した征服王]]と遭遇して彼に力を貸すこととなり、ネロの軍勢を翻弄して彼女とアレキサンダーを引き合わせる手助けをした。
 
: 『[[Fate/Grand Order]]』第二特異点『永続狂気帝国 セプテム』ではマスターを持たないはぐれサーヴァントとして西暦60年のローマに現界したが、[[アレキサンダー|少年の姿で現界した征服王]]と遭遇して彼に力を貸すこととなり、ネロの軍勢を翻弄して彼女とアレキサンダーを引き合わせる手助けをした。
:『Fate/Accel Zero Order』では、第四次聖杯戦争の知識を生かして[[主人公 (Grand Order)|主人公]]たちと共に暗躍した。
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:『Fate/Accel Zero Order』では、第四次聖杯戦争の知識を生かして[[主人公 (Grand Order)|主人公]]たちと共に暗躍。
 
:終局特異点『冠位時間神殿 ソロモン』では冠位時間神殿に召喚され、再びアレキサンダー達と共に、Ⅱの座を統括する[[魔神柱|情報室フラウロス]]と交戦する。
 
:終局特異点『冠位時間神殿 ソロモン』では冠位時間神殿に召喚され、再びアレキサンダー達と共に、Ⅱの座を統括する[[魔神柱|情報室フラウロス]]と交戦する。
 
;人物
 
;人物
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:本来は乗り移られた人間側の人格は英霊のものに上書きされるのだが、人理の守護において利害が一致したことに加え、自分の計略を十全に使える者がいるならば自分自身が活躍する必要はないという孔明の判断により、現代に詳しいエルメロイⅡ世が肉体の主導権を持つことになった。要は「エルメロイⅡ世という俳優が、諸葛亮の役を演じている」という所である。
 
:本来は乗り移られた人間側の人格は英霊のものに上書きされるのだが、人理の守護において利害が一致したことに加え、自分の計略を十全に使える者がいるならば自分自身が活躍する必要はないという孔明の判断により、現代に詳しいエルメロイⅡ世が肉体の主導権を持つことになった。要は「エルメロイⅡ世という俳優が、諸葛亮の役を演じている」という所である。
 
:思考と感情は寄り代であるエルメロイⅡ世に準じているため普段は公正な人物だが、「Fate/Accel Zero Order」では過去の自分とその[[イスカンダル|サーヴァント]]と遭遇したこともあってか「困った方向にスイッチが入って」感情的になることもある。
 
:思考と感情は寄り代であるエルメロイⅡ世に準じているため普段は公正な人物だが、「Fate/Accel Zero Order」では過去の自分とその[[イスカンダル|サーヴァント]]と遭遇したこともあってか「困った方向にスイッチが入って」感情的になることもある。
:孔明自身の詳しい性格は不明だが、数分間会話をしたエルメロイⅡ世曰く「史実以上の化け物」「人間と話している気がしなかった」。
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:孔明自身の詳しい性格は不明だが、歴史を元にした物語(三国志演義)が出典なだけのことはあり、数分間会話をしたエルメロイⅡ世曰く「''史実以上''の化け物」「人間と話している気がしなかった」。
:ビジュアル面では、霊基再臨第一段階の時計塔講師の赤コート姿から始まり、霊基再臨二段階目でメガネスーツ姿に。そして、三段階目ではなんと'''ウェイバー・ベルベット時代の姿に若返り'''、更にその肩には征服王のマントが羽織られている。もちろん、声や台詞も全パターンが若い頃のものに差し替わるという他にない手の込んだ扱いである。
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:ビジュアル面では、霊基再臨第一段階の時計塔講師の赤コート姿から始まり、霊基再臨二段階目でメガネスーツ姿に。そして、三段階目ではなんと'''ウェイバー・ベルベット時代の姿に若返り'''、更にその肩には征服王のマントが羽織られている。もちろん、声や台詞も全パターンが若い頃のものに差し替わるという、第一部実装当時ではほぼ唯一と言える手の込んだ扱いである。
 
;能力
 
;能力
 
:エルメロイⅡ世に起因するスキル「鑑識眼」を持っているなど、両者の力が混ざり合い本来のサーヴァントにとどまらぬ力を発揮している。
 
:エルメロイⅡ世に起因するスキル「鑑識眼」を持っているなど、両者の力が混ざり合い本来のサーヴァントにとどまらぬ力を発揮している。
 
:臥竜の計略を十全に扱い、奇門遁甲陣によって気配遮断を無効化する。戦闘においては爆炎を巻き起こし、突風と落石を発生させ、扇ビームを放つ。
 
:臥竜の計略を十全に扱い、奇門遁甲陣によって気配遮断を無効化する。戦闘においては爆炎を巻き起こし、突風と落石を発生させ、扇ビームを放つ。
:エルメロイⅡ世自身は知識と経験、前準備で一流のサーヴァントと渡り合っている。
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:エルメロイⅡ世自身は知識と経験、前準備で一流のサーヴァントと渡り合っているという。
    
== ステータス ==
 
== ステータス ==
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: 諸葛孔明が、敵国の討伐軍を編成した際にまだ若い皇帝に向かって残した上奏文。
 
: 諸葛孔明が、敵国の討伐軍を編成した際にまだ若い皇帝に向かって残した上奏文。
 
: 忠を尽くす心構えを熱烈に綴った文で、後年においても名文中の名文と讃えられた。
 
: 忠を尽くす心構えを熱烈に綴った文で、後年においても名文中の名文と讃えられた。
: 宝具としての効果は不明。
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: 効果は「諸葛孔明の伝説に沿って、必要な能力を相手に与える」というもの。
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:宝具としての効果は長らく不明だったが、期間限定イベント『レディ・ライネスの事件簿』にて判明。聖杯との縁があまりなく、サーヴァントになれる経歴を持たない[[グレイ]]、[[ルヴィアゼリッタ・エーデルフェルト]]、[[ライネス・エルメロイ・アーチゾルテ]]に[[特異点]]に召喚されるのに必要な霊基を与え、後者二人には[[疑似サーヴァント]]の[[アストライア]]と[[司馬懿〔ライネス〕]]として召喚されるようにした。エルメロイII世の縁を用いて召喚したためエルメロイII世の現状に近いところから連鎖しており、孔明の縁から関連性のない司馬懿とライネスが疑似サーヴァントになり、更にエルメロイII世の立ち位置にライネスを無理に当て込まれた事でライネスが自自身をロード・エルメロイII世だと誤認することになった。
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:ただし、疑似サーヴァント化する程の絶大な効果を発揮したのは人理の歪みや特異点の事情などの要因があったためで、本来はここまでの性能は発揮されないとされる。
    
== 真名:諸葛孔明 ==
 
== 真名:諸葛孔明 ==
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;[[シャーロック・ホームズ]]
 
;[[シャーロック・ホームズ]]
 
:知性派同士で話が合うようで、よくロビーで話し込んでいるとか。
 
:知性派同士で話が合うようで、よくロビーで話し込んでいるとか。
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;[[アルトリア・ペンドラゴン]]
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:彼女の聖剣と正対した経験があるため、かなり複雑な感情を持っている模様。
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;[[ギルガメッシュ]]
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:彼の乖離剣とも相対した経験があるため、かなり怖れている。
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:『Fate/Zero』とのコラボイベントでも最大の脅威と見なし、戦力集中させてのフルボッコで容赦なく始末した。
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;[[司馬懿〔ライネス〕]]
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:エルメロイⅡ世としても孔明としても因縁がある相手の疑似サーヴァント。
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:期間限定イベント『レディ・ライネスの事件簿』では自身の宝具「出師表」が疑似サーヴァントととしての彼女が構成される原因となっていたことが明かされた。
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:カルデアでも彼女を「悪魔」と呼ばわって露骨に避けている。
    
== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
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;「物理で殴るだけが戦いじゃない……」<br/>「これぞ大軍師の究極陣地―――『<ruby><rb>石兵八陣</rb><rt>かえらずのじん</rt></ruby>』。破ってみせるがいい………」
 
;「物理で殴るだけが戦いじゃない……」<br/>「これぞ大軍師の究極陣地―――『<ruby><rb>石兵八陣</rb><rt>かえらずのじん</rt></ruby>』。破ってみせるがいい………」
 
: 宝具発動。中華にその名轟く大軍師の敷いた伝説の陣形が顕現する。
 
: 宝具発動。中華にその名轟く大軍師の敷いた伝説の陣形が顕現する。
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:前者セリフの元ネタは、「ラストリベリオン」というゲームに対するプレイヤーの寸評であろうか。
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:件のゲームはパラメータの成長率が無茶苦茶なので複雑すぎる属性システムがまったく意味をなさず、魔法も非常に手間がかかるため、攻略サイトで全ての質問に対する返事が'''「レベルを上げて物理で殴ればいい」'''と言われているほど。
    
;「私が仕える主は一人だけ。あくまで使える駒の一つと考えておけ」<br> 「私はあの征服馬鹿以外に仕える気は毛頭ない。しかし、君とは良い関係でいたいものだ」
 
;「私が仕える主は一人だけ。あくまで使える駒の一つと考えておけ」<br> 「私はあの征服馬鹿以外に仕える気は毛頭ない。しかし、君とは良い関係でいたいものだ」
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==話題まとめ==
 
==話題まとめ==
 
; 『Grand Order』での孔明
 
; 『Grand Order』での孔明
: NPチャージを共通点とする強力な補助スキル、敵全体に状態異常をもたらす宝具など、強力な性能を誇っており、後にあの[[マーリン]]が限定実装されてなお、彼と[[玉藻の前]]共々☆5最優キャスターの一角に座し続けている。
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: NPチャージを共通点とし、かつ他のどのスキルよりも強力な味方強化スキルに加え、敵全体の攻防面をまとめて妨害する宝具と、シンプルながら強力な補助性能を誇っており、後にあの[[マーリン]]が限定実装されてなお、彼と[[玉藻の前]]、[[スカサハ=スカディ]]と並んで☆5最優キャスターの一角に座し続けている。しかもこの4人では唯一、開幕からNPを最大で1人に50&残り2人にも20配れるということで他に並ぶ者のないスキルセットとなっている。しかも他の3人はそれぞれスキルの都合上バスタークリティカル、アーツ耐久、クイッククリティカルと補助対象の得意分野が分かれているのに対して、攻撃、防御、クリティカル威力と基礎能力の強化に特化している孔明は活躍の場(パーティー)を選ばず、前述の優秀過ぎるNP配布もあって'''汎用性においては随一の性能を誇る'''。また、4人とも宝具が補助専用の性能となっているが、他の3人が味方へのバフに特化している一方で孔明だけが敵全体へのデバフを行うものとなっている。その効果も原則確定発動の防御力低下、チャージ減、呪い付与に加え、確率ながらスタン付与と非常に強力であり、先述のスキルでNPチャージを行うと自ずと自身にも最低20%が入ることになるため回転率も悪くない。NP配りが最重要任務であると考えても、宝具チェインを掛けつつ敵の防御を下げて味方の宝具火力向上に貢献したり、ここ一番で敵の宝具使用をほぼ確実に足止めできるなど宝具絡みでもこなせる仕事も多く、これも汎用性の高さに繋がっている。
: だがサービス当初は最高レア度の☆5にも関わらず、宝具の効果は現在ほど強力ではない上スキルのNPチャージも存在せず、それ以外に関して今一つ運用する利点を見出されなかった。後にアップデートでスキル・宝具効果に強烈なテコ入れが行われて今に至る。
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: だがサービス当初は最高レア度の☆5にも関わらず、宝具の効果は現在ほど強力ではない上スキルのNPチャージも存在しないことで運用の意義を見出されなかった。後にアップデートでスキル・宝具効果に強烈なテコ入れが行われ、現在ではクリティカルスター発生と回復能力がないことを弱点とする程度となっている。
 
: なおそれが「強烈過ぎた」が故に、孔明を引き当てたプレイヤーにはどのクラス相手のクエストにも連れ回されることから「過労死するのでは?」とネタにされたり、孔明に頼る行為に一々拒否反応を示す「孔明アレルギー」患者の発生など、逸話は枚挙に暇がない。
 
: なおそれが「強烈過ぎた」が故に、孔明を引き当てたプレイヤーにはどのクラス相手のクエストにも連れ回されることから「過労死するのでは?」とネタにされたり、孔明に頼る行為に一々拒否反応を示す「孔明アレルギー」患者の発生など、逸話は枚挙に暇がない。
 
: このため、「酷使されすぎて過労死するんじゃないか」とプレイヤーから心配されており、そして孔明の晩年を知るユーザーからは「諸葛亮はこうなることを見越してロード・エルメロイⅡ世に全て押し付けた」等とも言われている。
 
: このため、「酷使されすぎて過労死するんじゃないか」とプレイヤーから心配されており、そして孔明の晩年を知るユーザーからは「諸葛亮はこうなることを見越してロード・エルメロイⅡ世に全て押し付けた」等とも言われている。
: なお、『[[ロード・エルメロイⅡ世の事件簿]]』の作者である三田誠氏も『Grand Order』を長年プレイしているが、孔明の疑似鯖・エルメロイⅡ世を召喚したのは開始からかなりたっての'''2018年9月12日'''(『Fate/Accel Zero Order』の復刻日替わりピックアップ時)のことだった。
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:それでも絆レベルが最大値まで達してしまえば特に周回などにおいて経験点に無駄が生じてしまうため、効率を考えて使用を控える人もいるにはいるのだが、それについても2018年11月に絆レベル上限解放アイテムである「カルデアの夢火」が実装されたことで解決してしまい、結局孔明に安息が訪れることはなかった。ちなみに孔明はFGOにおいて絆礼装取得者(絆レベル10達成者)が最も多い☆5サーヴァントであることが公表されている。
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: なお、『[[ロード・エルメロイⅡ世の事件簿]]』の作者である三田誠氏も『Grand Order』を初期からプレイしているが、孔明の疑似鯖・エルメロイⅡ世を召喚したのは開始からかなりたっての'''2018年9月12日'''(『Fate/Accel Zero Order』の復刻日替わりピックアップ時)のことだった。<ref group = "出">[https://twitter.com/makoto_sanda/status/1039531032284880896 三田誠Twitter2018年9月12日0:08]</ref>
    
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==
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[[Category:サーヴァント]]
 
[[Category:サーヴァント]]
 
[[Category:Fate/Grand Order]]
 
[[Category:Fate/Grand Order]]
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[[Category:Fate/Grand Order Arcade]]
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[[Category:Fate/Grand Order Duel YA特異点 密室遊戯魔境 渋谷 渋谷決闘事件]]
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[[Category:TYPE-MOON エイプリルフール企画]]
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