諸葛孔明〔エルメロイⅡ世〕

2018年9月9日 (日) 16:00時点におけるIZUMOMAN (トーク | 投稿記録)による版 (→‎第三段階)
キャスター
真名 諸葛孔明
読み しょかつこうめい
外国語表記 Zhuge Liang(Lord El-Melloi II)
性別 男性
誕生日 10月3日
血液型 B型
身長 186cm
157cm(第三段階)
体重 68kg
50kg(第三段階)
依代 ロード・エルメロイⅡ世
出典 『三国志演義』
地域 中国
属性 中立・善
一人称
二人称 お前
三人称 彼/彼女
声優 浪川大輔
デザイン 武内崇
設定作成 東出祐一郎
レア度 ☆5
初登場作品 Fate/Grand Order
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概要

魔術師」の疑似サーヴァント

略歴
中華は三国時代に謳われた天才軍師・諸葛亮が、ロード・エルメロイⅡ世の肉体を器にすることで現世に召喚されたモノ。孔明は「カルデアの召喚式では霊基が作りづらい英霊」に該当するものと思われ、英霊そのままではなく、エルメロイⅡ世の体を霊基に疑似サーヴァントとして現界した。
一方このエルメロイⅡ世は『Grand Order』世界の人物ではなく、『Grand Order』世界では起こってすらいない第四次聖杯戦争を経験していることや各発言から、本流である『stay night』準拠…いわゆる正史に沿った世界のエルメロイⅡ世であると思われる。
Fate/Grand Order』第二特異点『永続狂気帝国 セプテム』ではマスターを持たないはぐれサーヴァントとして西暦60年のローマに現界したが、少年の姿で現界した征服王と遭遇して彼に力を貸すこととなり、ネロの軍勢を翻弄して彼女とアレキサンダーを引き合わせる手助けをした。
『Fate/Accel Zero Order』では、第四次聖杯戦争の知識を生かして主人公たちと共に暗躍した。
終局特異点『冠位時間神殿 ソロモン』では冠位時間神殿に召喚され、再びアレキサンダー達と共に、Ⅱの座を統括する情報室フラウロスと交戦する。
人物
厳密に言えばこのサーヴァントはエルメロイⅡ世でも諸葛孔明でもない。
本来は乗り移られた人間側の人格は英霊のものに上書きされるのだが、人理の守護において利害が一致したことに加え、自分の計略を十全に使える者がいるならば自分自身が活躍する必要はないという孔明の判断により、現代に詳しいエルメロイⅡ世が肉体の主導権を持つことになった。要は「エルメロイⅡ世という俳優が、諸葛亮の役を演じている」という所である。
思考と感情は寄り代であるエルメロイⅡ世に準じているため普段は公正な人物だが、「Fate/Accel Zero Order」では過去の自分とそのサーヴァントと遭遇したこともあってか「困った方向にスイッチが入って」感情的になることもある。
孔明自身の詳しい性格は不明だが、数分間会話をしたエルメロイⅡ世曰く「史実以上の化け物」「人間と話している気がしなかった」。
ビジュアル面では、霊基再臨第一段階の時計塔講師の赤コート姿から始まり、霊基再臨二段階目でメガネスーツ姿に。そして、三段階目ではなんとウェイバー・ベルベット時代の姿に若返り、更にその肩には征服王のマントが羽織られている。もちろん、声や台詞も全パターンが若い頃のものに差し替わるという他にない手の込んだ扱いである。
能力
エルメロイⅡ世に起因するスキル「鑑識眼」を持っているなど、両者の力が混ざり合い本来のサーヴァントにとどまらぬ力を発揮している。
臥竜の計略を十全に扱い、奇門遁甲陣によって気配遮断を無効化する。戦闘においては爆炎を巻き起こし、突風と落石を発生させ、扇ビームを放つ。
エルメロイⅡ世自身は知識と経験、前準備で一流のサーヴァントと渡り合っている。

ステータス

クラス マスター 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 クラス別能力 保有スキル 備考
キャスター 主人公 (Grand Order) E E D A B+ A+ 陣地作成:A
道具作成:B
鑑識眼:A
軍師の忠言:A+
軍師の指揮:A+

宝具

石兵八陣(かえらずのじん)
ランク:C
種別:対軍宝具
レンジ:50
最大捕捉:500人
由来:諸葛孔明が、自軍の敗走が決まった際に仕掛けておいた伝説上の陣形。
伝承『三国志演義』における諸葛孔明としての力の一端。巨岩で構成された陣であり、侵入した者たちを迷わせ死に追いやる。
魔術師からすれば工房を常に持ち歩いてるに等しいらしく、エルメロイⅡ世の真名開放によって相手のいる場所を強制的に石兵八陣に変更する大魔術と化す。
石兵八陣から脱出しない限り、標的となった者達には毎ターン、追加ダメージが蓄積していく。さらに気配遮断を無効化する効果も持っている。
『Grand Order』では「敵全体のチャージを減少&敵全体に中確率でスタン付与[注 1][注 2]&敵全体に呪い状態を付与[注 3]&敵全体の防御力をダウン[注 3]」という効果のArts宝具。
出師表(すいしのひょう)
ランク:EX
種別:対軍宝具(自軍)
レンジ:0
最大捕捉:100人
諸葛孔明が、敵国の討伐軍を編成した際にまだ若い皇帝に向かって残した上奏文。
忠を尽くす心構えを熱烈に綴った文で、後年においても名文中の名文と讃えられた。
宝具としての効果は不明。

真名:諸葛孔明

諸葛亮孔明(孔明は字)。中国は三国時代における政治家、軍人。二~三世紀の人物。
弱小国である蜀が長きに渡り大国である魏に抵抗できたのも、彼の力に依るところが大きいと伝えられている。

登場作品と役柄

Fateシリーズ

Fate/Grand Order
疑似サーヴァントとしてまさかの参戦を果たす。当然ながら驚愕したユーザーも数多い。性能に関しては話題まとめを参照。
『FGO夏祭り2016~1st Anniversary~』の開催に際してバトルキャラ、モーション並びに宝具演出が一新された。

人間関係

Fate/Grand Order

アレキサンダー
かつて共に駆けた英霊の別の姿。
第二特異点では師匠と弟子として共に行動している。
ウェイバー・ベルベット
かつての自分自身であり、『Fate/Zero』とのコラボイベントで遭遇した相手。
自分の未熟だった頃の過去はまともに見ていられないらしく、普段の冷静さからは想像もつかない態度を見せている。
イスカンダル
『Fate/Zero』とのコラボイベントで遭遇した、かつての聖杯戦争での運命の相手。
ストーリー中でも、彼に軽蔑された途端にショックを受けたり、勝敗度外視で勝負をする許可を得ようとするなど執着は非常に強い。
エレナ・ブラヴァツキー
彼女のキャラクエにて、神智学と彼女自身の魔術の乖離を突っ込んで指摘してしまった結果、マジ泣きさせてしまうハメに。
シャーロック・ホームズ
知性派同士で話が合うようで、よくロビーで話し込んでいるとか。

名台詞

Fate/Grand Order

第一、第二段階

「物理で殴るだけが戦いじゃない……」
「これぞ大軍師の究極陣地―――『石兵八陣かえらずのじん』。破ってみせるがいい………」
宝具発動。中華にその名轟く大軍師の敷いた伝説の陣形が顕現する。
「私が仕える主は一人だけ。あくまで使える駒の一つと考えておけ」
「私はあの征服馬鹿以外に仕える気は毛頭ない。しかし、君とは良い関係でいたいものだ」
たとえどんなに歳を重ねようと、サーヴァントになろうとに対する忠義は忘れたりはしない。
「ライネス…? いや、私は諸葛孔明だ。何のことだかさっぱり分からないな…おい、時計塔に連絡しようとするな。おい!」
マイルーム会話「絆Lv3」。魔術師としての現行の主について、しらばっくれようとするものの弄られる。
「奇妙な話だな。もう会うことは無いと割り切っていたが、こうして肩を並べるとは。全く、人理の危機という奴も少しはプラスに働くらしい…」
マイルーム会話「イスカンダル」。生きて再会することは決して叶わないと諦めていた、あの日の姿の征服王と再会できて共に戦えることは、彼にとっては大きな幸運であった。
「……はは、あはははッ、はっはっはっはッ!」
「済まない主人公、我がマスターよ。これが一度かぎりの我侭だ。」
「あいつと戦わせてくれ。使命も、世界の命運も、全てを忘れた上で……。」
「あの男だけを見据えて、この私に、勝つか負けるかも分からない競い合いをやらせてくれ!」
期間限定イベント『Fate/Accel Zero Order』にて。イスカンダルから「ぜひとも制覇せねば気が済まぬ猛者」との挑戦に応じて。
大聖杯の災厄を前にして名軍師にあるまじき選択ではあるが、かつて彼に仕え、今も色褪せることない憧憬を抱く者からすれば、これほど嬉しい言葉はなかったのだろう。
「そう言ってくれるか。フフ、これがもしうちの生徒なら大馬鹿者と叱り飛ばすところだが……。」
「私を従えるとなれば、それでいい。あいつや私に負けず劣らずの大馬鹿者なればこそ、仕える甲斐がある!」
同上イベントにて、一度かぎりの我侭を「面白そうだ」とマスターに賛同されて。
若かった頃に憧れた『男の浪漫』を共有してくれた大馬鹿者への感謝と最大の賛辞である。

第三段階

「全てはボクの思うまま、ってね!」
「これぞ大軍師の究極陣地――――『石兵八陣かえらずのじん』っ!!」
若返った姿での宝具発動。老成された感じがなくなり、年相応のテンションで宝具を放つ。
しかしこの若返り、本人からしたらどういう心境なのだろうか……?
「つまんない連中だな。他にやる事ないの?」
スキル使用時の台詞。元ネタはコーエーのSLG、『三国志』の孔明の台詞、「ほかに やることは ないのですか」。煽りAAにもなっているので見た事がある人も多かろう。
「好きなもの?そんなの決まってるよ。ボクの才能を正しく評価できて、かつ尊敬に値する相手だね!」
マイルーム会話「好きなこと」。誰がどう聞いてもあの征服王のことなのが丸分かり。
「ところで、極東地区は歴史改変に関係ないのか? 秋葉原とか、ゲームの歴史が……あ、ないか……そっか……」
「見ての通りゲーム中だよ。話しかけるのはいいけど、プレイの邪魔だけはするなよな。ボクは効率厨なんだ、ここまで積み重ねた時間を、ムダにされたらたまらない」
それぞれ、マイルーム会話「絆Lv4」と「絆Lv5」。
ゲームに大変熱中していらっしゃるようで、その熱中ぶりは絆Lv5に達したマスターよりも優先度が高い。挙句の果てに自ら「効率厨」などと言いだす[注 4]
ちなみに第二段階以前の大人の状態でも、Lv5の「効率厨」の部分が無いだけでほぼ同じことを言う。
「痛った……オイ、どこ見て生きてるんだよオマエ!道の真ん中にぼんやり立ってるな、バカ!」
幕間の物語「再臨の真実」より。再臨したと同時に若返ってしまったことにパニックになり、慌てて廊下を駆けていたところ主人公とぶつかる。
第四次聖杯戦争頃を彷彿とさせる少年期の彼らしい暴言である。
ちなみにこの時マシュに背丈が自身とほぼ同じであることを指摘され憤慨している。

メモ

話題まとめ

『Grand Order』での孔明
NPチャージを共通点とする強力な補助スキル、敵全体に状態異常をもたらす宝具など、強力な性能を誇っており、後にあのマーリンが限定実装されてなお、彼と玉藻の前共々☆5最優キャスターの一角に座し続けている。
だがサービス当初は最高レア度の☆5にも関わらず、宝具の効果は現在ほど強力ではない上スキルのNPチャージも存在せず、それ以外に関して今一つ運用する利点を見出されなかった。後にアップデートでスキル・宝具効果に強烈なテコ入れが行われて今に至る。
なおそれが「強烈過ぎた」が故に、孔明を引き当てたプレイヤーにはどのクラス相手のクエストにも連れ回されることから「過労死するのでは?」とネタにされたり、孔明に頼る行為に一々拒否反応を示す「孔明アレルギー」患者の発生など、逸話は枚挙に暇がない。
このため、「酷使されすぎて過労死するんじゃないか」とプレイヤーから心配されており、そして孔明の晩年を知るユーザーからは「諸葛亮はこうなることを見越してロード・エルメロイⅡ世に全て押し付けた」等とも言われている。
なお、『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』の作者である三田誠氏も『Grand Order』をプレイしているが、2018年現在孔明の疑似鯖・エルメロイⅡ世を未だに召喚していない抑止力に阻まれているのだろうか?

脚注

注釈

  1. 1ターン
  2. オーバーチャージで効果UP
  3. 3.0 3.1 3ターン
  4. 効率厨=効率を突き詰める事を最優先とするプレイスタイル、またはそれを他人に強要する困った子を指す。前者はあくまでスタイルの一種だが、後者は迷惑行為であり嫌われ者の原因。自称なので前者の意味だと思いたいが…。

出典


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