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− | == 軋間紅摩 == | + | {{登場人物概要 |
− | *読み:きしま こうま
| + | | 読み = きしま こうま |
− | *誕生日:月日/血液型:A型
| + | | 初登場作品 = [[歌月十夜]] |
− | *身長:175cm/体重:80kg
| + | | 声優 = 小杉十郎太(Act Cadenza~Actress Again)<br />濱野大輝(TYPE LUMINA) |
− | *CV:小杉十郎太
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| + | | 血液型 = A型 |
| + | | 身長 = 175cm |
| + | | 体重 = 80kg |
| + | | デザイン = 武内崇 |
| + | }} |
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| + | == 概要 == |
| 遠野分家「軋間」の男性。彼以外の軋間一族はみな彼に殺された為、一人のみだが便宜上軋間家の現当主とされている。 | | 遠野分家「軋間」の男性。彼以外の軋間一族はみな彼に殺された為、一人のみだが便宜上軋間家の現当主とされている。 |
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| ;略歴 | | ;略歴 |
− | :ひたすら[[混血]]としての「魔」の純度を高め続ける混血の一族軋間に生まれる。紅摩で軋間一族が望んだレベルに至る。しかし、その果てが破滅であることに気付いた一族は幼い紅摩を幽閉し、紅摩が10歳足らずの時に銃で殺そうとした。この時、弾を頭部に受けた紅摩は、ショックで理性のタガが外れ暴走。逆に一族を皆殺しにしてしまった。<br />その後は斎木の屋敷に拾われ監禁される。(軋間一族殲滅は、公には斎木家が行ったとされたが、退魔側には紅摩によるものと真相が知らされている)<br />その後、斎木当主を暗殺しに来た七夜の当主・[[七夜黄理]]と出会い、右目を潰されて隻眼となる。この時、本来なら殺されて当然の所を(この時なら確実に殺せたにも関わらず)、何故か黄理に見逃された(理由は歌月十夜の短編「赤い鬼神」で語られる)。<br /><br />退魔組織が放った七夜によって斎木当主が死んだ後は、斎木を退魔に売った張本人である[[遠野槙久]]の管理下にあったようだ。七夜殲滅の夜に七夜黄理を殺す為だけの切り札として使われ、これを死闘の末殺害するが彼の一撃で紅摩もダメージを負い、自分も死ぬ生き物だと知ったことでそれまで人としての感情がなかった紅摩に生の実感が芽生え、黄理から貰ったこの感触を忘れまいと他の七夜一族をも多数虐殺した。<br />この時に幼い志貴と出会っており、深層でこの時の事を覚えていたらしい志貴にとって、紅摩は「死」のイメージを抱かせる。(月姫時点の志貴では恐れは抱いていなかったが…) | + | :ひたすら[[混血]]としての「魔」の純度を高め続ける混血の一族軋間に生まれる。紅摩で軋間一族が望んだレベルに至る。しかし、その果てが破滅であることに気付いた一族は幼い紅摩を幽閉し、紅摩が10歳足らずの時に銃で殺そうとした。この時、弾を頭部に受けた紅摩は、ショックで理性のタガが外れ暴走。逆に一族を皆殺しにしてしまった。<br />その後は斎木の屋敷に拾われ監禁される。(軋間一族殲滅は、公には斎木家が行ったとされたが、退魔側には紅摩によるものと真相が知らされている)<br />その後、斎木当主を暗殺しに来た七夜の当主・[[七夜黄理]]と出会い、右目を潰されて隻眼となる。この時、本来なら殺されて当然の所を(この時なら確実に殺せたにも関わらず)、何故か黄理に見逃された(理由は歌月十夜の短編「赤い鬼神」で語られる)。<br />退魔組織が放った七夜によって斎木当主が死んだ後は、斎木を退魔に売った張本人である[[遠野槙久]]の管理下にあったようだ。七夜殲滅の夜に七夜黄理を殺す為だけの切り札として使われ、これを死闘の末殺害するが彼の一撃で紅摩もダメージを負い、自分も死ぬ生き物だと知ったことでそれまで人としての感情がなかった紅摩に生の実感が芽生え、黄理から貰ったこの感触を忘れまいと他の七夜一族をも多数虐殺した。<br />この時に幼い志貴と出会っており、深層でこの時の事を覚えていたらしい志貴にとって、紅摩は「死」のイメージを抱かせる(月姫時点の志貴では恐れは抱いていなかったが…)。 |
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| ;人物 | | ;人物 |
− | : 産まれた時から一族や肉親にすらその血の純度から「鬼子」と呼ばれ遠ざけられ恐れられたため、人間との意思疎通の必要性を感じなかった。そのため人の言葉を覚えず森を好み獣の中で暮らして穏やかに土に還ることを望んでいた。しかし形式上一族を継ぐものがそのようなケモノのような生活を望むなど恥として一族はそれすら許さなかった<br />一族からは痴呆と思われていたが、実際は様々な意味で早熟と言える人物で、通常なら人間として培った理性で押さえつけるものであり、発病すれば成人した人間の理性ですら一年を保たずに破滅させる軋間の魔の衝動に生まれながらさらされながら、産声を上げた時からその衝動を押さえつけて肉親や家族を彼なりに守っていた。<br />だがそれも長くは続かず、「―――おまえは、生まれた時から正気じゃない」という言葉と共に一族から受けた銃弾で自制のタガが外れ、軋間一族を皆殺しにするという結末が起きた。確かに紅摩は正気ではなかったが、それはひたすら乾きを押さえこみ、自身という怪物を抑制することが出来る正気とは思えない精神性だということに一族は気づいていなかったのである。<br>その後はなにもかも空虚で意味が感じられなかったないまま斉木、遠野と混血の家に飼われていたが、七夜殲滅の際に駆り出されて繰り広げた七夜黄理との死闘から生まれて初めて『生の実感』を得られた紅摩は虚無な自身に戻りたくなくなり、黄理を殺した時のことを真似て七夜の一族を殺して回った。<br />その後経緯は不明だがしばらくして遠野屋敷で暮らすこととなり、[[遠野秋葉]]、[[琥珀]]、[[翡翠]]とは面識がある。秋葉に家から追い出された現在は、独りで森に籠もり、己の在り方の意味を見出しとしている求道者の真似事のようなことをしている。<br />過去と現在で性格が著しく違うキャラクターである。特に以前はメルブラのように雄弁に人語を話すことはあまり無かった。<br />戦闘においてはまさしく悪鬼そのものと化すが、普段の生活においてはむしろ物静か。ただし、酒も好んでいる。また、喧嘩は断らない主義。しかしながら、七夜黄理の息子である[[遠野志貴]]、その鏡である[[七夜志貴]]との対峙ではそう簡単には戦おうとしない様子を見せる。なんらかの思い入れを持つようだ。 | + | : 産まれた時から一族や肉親にすらその血の純度から「鬼子」と呼ばれ遠ざけられ恐れられたため、人間との意思疎通の必要性を感じなかった。そのため人の言葉を覚えず森を好み獣の中で暮らして穏やかに土に還ることを望んでいた。しかし形式上一族を継ぐものがそのようなケモノのような生活を望むなど恥として一族はそれすら許さなかった<br />一族からは痴呆と思われていたが、実際は様々な意味で早熟と言える人物で、通常なら人間として培った理性で押さえつけるものであり、発病すれば成人した人間の理性ですら一年を保たずに破滅させる軋間の魔の衝動に苛まれながら、産声を上げた時からその衝動を押さえつけて肉親や家族を彼なりに守っていた。<br />だがそれも長くは続かず、「―――おまえは、生まれた時から正気じゃない」という言葉と共に一族から受けた銃弾で自制のタガが外れ、軋間一族を皆殺しにするという結末が起きた。確かに紅摩は正気ではなかったが、それはひたすら乾きを押さえこみ、自身という怪物を抑制出来る正気とは思えない精神性故ということに、一族は気づいていなかったのである。<br>その後はなにもかも空虚で意味が感じられなかったないまま斉木、遠野と混血の家に飼われていたが、七夜殲滅の際に駆り出されて繰り広げた七夜黄理との死闘から生まれて初めて『生の実感』を得られた紅摩は虚無な自身に戻りたくなくなり、黄理を殺した時のことを真似て七夜の一族を殺して回った。<br />その後の経緯は不明だがしばらくして遠野屋敷で暮らすこととなり、[[遠野秋葉]]、[[琥珀]]、[[翡翠]]とは面識がある。秋葉に家から追い出された現在は、独りで森に籠もり、己の在り方の意味を見出しとしている求道者の真似事のようなことをしている。<br />過去と現在で性格が著しく違うキャラクターである。特に以前はメルブラのように雄弁に人語を話すことはあまり無かった。<br />戦闘においてはまさしく悪鬼そのものと化すが、普段の生活においてはむしろ物静か。ただし、酒も好んでいる。また、喧嘩は断らない主義。しかしながら、七夜黄理の息子である[[遠野志貴]]、その鏡である[[七夜志貴]]との対峙ではそう簡単には戦おうとしない様子を見せる。なんらかの思い入れを持つようだ。 |
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| ;能力 | | ;能力 |
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| ;[[MELTY BLOOD]] | | ;[[MELTY BLOOD]] |
| :AC以後の参戦。人の噂に上る「鬼」を、彼をベースに形を為したタタリ。<br />オリジナルが強力なためタタリにとって本来はつかない余分な自我がついている。シナリオによっては本人らしき登場を見ることがある。<br />タタリとして三咲に呼び出される度、彼は『灼熱』は使えるものの、この「生の実感」を持たない虚無の自身を嫌い、通りすがりの[[アルクェイド・ブリュンスタッド]]に戦闘を挑み起床を試みたこともある。 | | :AC以後の参戦。人の噂に上る「鬼」を、彼をベースに形を為したタタリ。<br />オリジナルが強力なためタタリにとって本来はつかない余分な自我がついている。シナリオによっては本人らしき登場を見ることがある。<br />タタリとして三咲に呼び出される度、彼は『灼熱』は使えるものの、この「生の実感」を持たない虚無の自身を嫌い、通りすがりの[[アルクェイド・ブリュンスタッド]]に戦闘を挑み起床を試みたこともある。 |
| + | ;[[ちびちゅき!]] |
| + | :陸上部所属。マッスルトリオの一人だが、三人の中では一番まとも。 |
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| == 人間関係 == | | == 人間関係 == |
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| ;[[遠野志貴]]/[[七夜志貴]] | | ;[[遠野志貴]]/[[七夜志貴]] |
| :黄理の息子。七夜殲滅時には見逃す。 | | :黄理の息子。七夜殲滅時には見逃す。 |
| + | ;[[琥珀]] |
| + | :遠野屋敷滞在時の顔見知り。坊ちゃん呼ばわりされており、苦手な相手だったらしい。 |
| + | ;[[ネロ・カオス]] |
| + | :MBACにて、人外呼ばわりされる。相手のことも畜生界の化身呼ばわりするなど、あまり良い関係ではない。 |
| + | ;[[両儀式]] |
| + | :両儀家の一人娘。直接の面識はないようだが、両儀家の思想と、式がその完成形として「天元へ至った」ことを知っている。 |
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| == 台詞 == | | == 台詞 == |
| ;「生き汚さは父親譲りか」 | | ;「生き汚さは父親譲りか」 |
| :歌月十夜。<br />志貴の死の具現化として登場した紅摩だが、志貴の記憶と違い口汚く話し出し、上記のような台詞まで言い出した事に、志貴はこの紅摩は自分が作り出した無様で出来損ないの偽物と確信し「もう――やめてくれ」と怒りを露わにした。 | | :歌月十夜。<br />志貴の死の具現化として登場した紅摩だが、志貴の記憶と違い口汚く話し出し、上記のような台詞まで言い出した事に、志貴はこの紅摩は自分が作り出した無様で出来損ないの偽物と確信し「もう――やめてくれ」と怒りを露わにした。 |
| + | ;「閻浮、提炎上―――!」 |
| + | :MELTY BLOODにてAAD発動時。「えんぶ・だいえんじょう」と読む。技名には別の字が当てられている。 |
| + | :閻浮提とは、仏教用語で人がすむ四つの大陸のひとつとされる。また人間世界そのものを指すこともあり、上記台詞を直訳すれば人間界炎上となるか。技・台詞の区切り方もあり、「'''大炎上'''」と称されることが多い。 |
| + | :『ちびちゅき!』でキャンプファイヤーに着火する際も言うが、わかりやすくする為か平仮名である。 |
| ;「―――なんだ、それは。<ruby><rb>猿</rb><rt>ましら</rt></ruby>に劣る」 | | ;「―――なんだ、それは。<ruby><rb>猿</rb><rt>ましら</rt></ruby>に劣る」 |
| :MELTY BLOODランダムで聞ける勝利台詞。 | | :MELTY BLOODランダムで聞ける勝利台詞。 |
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| *ファンからの愛称は「きしまん」「子馬」「キシMAX」など。この内「キシMAX」はMBで実際に使用されている。 | | *ファンからの愛称は「きしまん」「子馬」「キシMAX」など。この内「キシMAX」はMBで実際に使用されている。 |
| == 話題まとめ == | | == 話題まとめ == |
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| + | == 脚注 == |
| + | ===注釈=== |
| + | <references group="注"/> |
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| + | ===出典=== |
| + | <references group="出"/> |
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| == リンク == | | == リンク == |
| *[[登場人物]] | | *[[登場人物]] |
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| + | {{DEFAULTSORT:きしま こうま}} |
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| + | [[Category:登場人物か行]] |
| + | [[Category:歌月十夜]] |
| + | [[Category:MELTY BLOOD Act Cadenza]] |
| + | [[Category:MELTY BLOOD Actress Again]] |
| + | [[Category:MELTY BLOOD Actress Again Current Code]] |
| + | [[Category:MELTY BLOOD: TYPE LUMINA]] |
| + | [[Category:ちびちゅき!]] |