差分

1,344 バイト追加 、 2018年7月13日 (金) 15:59
1行目: 1行目: −
== 間桐 臓硯 ==
+
{{登場人物概要
* 読み:まとう ぞうけん
+
| 読み = まとう ぞうけん
* 身長:145cm / 体重:43kg(しかし、ある程度可変だと思われる)
+
| 初登場作品 = [[Fate/stay night]]
* イメージカラー:群青
+
| 声優 = 津嘉山正種
* 特技:株式投資、虫、鳥などの飼育(使役?)
+
| 身長 = 145cm
* 好きなもの:できの悪い孫たち、悪だくみ / 苦手なもの:太陽の陽射し
+
| 体重 = 43kg(しかし、ある程度可変だと思われる)
* 天敵:教会の代行者
+
| 性別 = 男性
* CV:津嘉山正種
+
| イメージカラー = 群青
 +
| 特技 = 株式投資、虫、鳥などの飼育(使役?)
 +
| 好きな物 = できの悪い孫たち、悪だくみ
 +
| 苦手な物 = 太陽の陽射し
 +
| 天敵 = 教会の代行者
 +
| デザイン = 武内崇
 +
}}
    +
== 概要 ==
 
[[間桐家]]の実質的当主。[[間桐桜|桜]]、[[間桐慎二|慎二]]の祖父。
 
[[間桐家]]の実質的当主。[[間桐桜|桜]]、[[間桐慎二|慎二]]の祖父。
    
; 略歴
 
; 略歴
: 500年前<ref>慎二・桜世代から数えて6代前</ref>の間桐の当主。戸籍上は[[間桐鶴野|鶴野]]・[[間桐雁夜|雁夜]]兄弟の父、慎二・桜兄妹の祖父ということになっている。本名は「マキリ・ゾォルケン」。家名は「ゾォルケン」だが、日本に根を下ろして以来、名前の「マキリ」を日本語姓「間桐」として名乗るようになる。もともとはロシアあたりの家らしい。延命に延命を重ね既に人外の者となっている[[魔術|魔術師]]で、その身体は人のものから蟲に置き換えられている「妖怪」。
+
: 500年前<ref group = "注">慎二・桜世代から数えて6代前</ref>の間桐の当主。戸籍上は[[間桐鶴野|鶴野]]・[[間桐雁夜|雁夜]]兄弟の父、慎二・桜兄妹の祖父ということになっている。本名は「マキリ・ゾォルケン」。家名は「ゾォルケン」だが、日本に根を下ろして以来、名前の「マキリ」を日本語姓「間桐」として名乗るようになる。もともとはロシアあたりの家らしい。延命に延命を重ね既に人外の者となっている[[魔術|魔術師]]で、その身体は人のものから蟲に置き換えられている「妖怪」。
 
: 200年前の大聖杯敷設儀式にも参加しており、英霊を使い魔にするサーヴァントシステムや[[令呪]]の考案者その人である。[[聖杯戦争]]をずっと見続けてきた人物で、第三次に行われたアインツベルンの「反則」の影響にもいち早く気付いていた。そのため第四次では様子見に徹するつもりであったが、雁夜の要求を受け参加を承諾。自身は一歩引いた位置から聖杯戦争を監視していた。
 
: 200年前の大聖杯敷設儀式にも参加しており、英霊を使い魔にするサーヴァントシステムや[[令呪]]の考案者その人である。[[聖杯戦争]]をずっと見続けてきた人物で、第三次に行われたアインツベルンの「反則」の影響にもいち早く気付いていた。そのため第四次では様子見に徹するつもりであったが、雁夜の要求を受け参加を承諾。自身は一歩引いた位置から聖杯戦争を監視していた。
 
: 第五次では桜をマスターとして[[メドゥーサ|ライダー]]を召喚させるも桜のやる気の無さから慎二にマスター権譲渡を許すなどあまり乗り気ではない。しかし桜が[[アンリマユ|アヴェンジャー]]と繋がり黒い影が出没しだすと一転、自身も[[ハサン・サッバーハ〔呪腕のハサン〕|アサシン]]を変則召喚し聖杯戦争の裏側で暗躍する。
 
: 第五次では桜をマスターとして[[メドゥーサ|ライダー]]を召喚させるも桜のやる気の無さから慎二にマスター権譲渡を許すなどあまり乗り気ではない。しかし桜が[[アンリマユ|アヴェンジャー]]と繋がり黒い影が出没しだすと一転、自身も[[ハサン・サッバーハ〔呪腕のハサン〕|アサシン]]を変則召喚し聖杯戦争の裏側で暗躍する。
28行目: 35行目:     
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
===Fate===
+
===Fateシリーズ===
 
;[[Fate/stay night]]
 
;[[Fate/stay night]]
 
:桜ルートのみ。[[佐々木小次郎|アサシン]]の身体から[[ハサン・サッバーハ〔呪腕のハサン〕|真アサシン]]を召喚、聖杯戦争の影で暗躍する。
 
:桜ルートのみ。[[佐々木小次郎|アサシン]]の身体から[[ハサン・サッバーハ〔呪腕のハサン〕|真アサシン]]を召喚、聖杯戦争の影で暗躍する。
35行目: 42行目:  
;[[Fate/Zero]]
 
;[[Fate/Zero]]
 
:雁夜に刻印虫を仕込み即席仕立てのマスターとし、自身は様子見。
 
:雁夜に刻印虫を仕込み即席仕立てのマスターとし、自身は様子見。
 +
;[[Fate/Apocrypha]]
 +
:第三次聖杯戦争でダーニックに大聖杯を奪われてしまい、完全に零落した。アニメ版では、炎上する冬木教会で血塗れになって倒れるシーンが追加された。
 
;[[Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ]]
 
;[[Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ]]
 
:並行世界では既に死亡しているためか名前のみで語られている。
 
:並行世界では既に死亡しているためか名前のみで語られている。
 
;[[Fate/Grand Order]]
 
;[[Fate/Grand Order]]
 
:第四特異点にて魔霧計画の首謀者『M』として若かりし頃の彼が登場。人理焼却の首謀者への抵抗を諦め、特異点を破壊する計画を推し進める。
 
:第四特異点にて魔霧計画の首謀者『M』として若かりし頃の彼が登場。人理焼却の首謀者への抵抗を諦め、特異点を破壊する計画を推し進める。
:『Fate/Zero』とのコラボイベントにも出演。相変わらず裏で暗躍していたが、主人公達の介入とイスカンダルが蹂躙と略奪<ref>間桐邸を焼き討ちした上で刻印蟲を一匹残らず虐殺、さらには雁夜がマスター権を放棄したことで邸内から救い出した桜をミトリネスに命じて冬木市の外に連れ出した。</ref>したことにより表舞台に出てこざるを得なくなった。
+
:『Fate/Zero』とのコラボイベントにも出演。相変わらず裏で暗躍していたが、主人公達の介入とイスカンダルが蹂躙と略奪<ref group = "注">間桐邸を焼き討ちした上で刻印蟲を一匹残らず虐殺、さらには雁夜がマスター権を放棄したことで邸内から救い出した桜をミトリネスに命じて冬木市の外に連れ出した。</ref>したことにより表舞台に出てこざるを得なくなった。
===Fate関連===
+
 
 +
===Fate関連作品===
 
;[[トラぶる花札道中記]]
 
;[[トラぶる花札道中記]]
 
:バッチを当てると登場する。真アサシン共々、桜からの招待に応じて温泉に向かう。
 
:バッチを当てると登場する。真アサシン共々、桜からの招待に応じて温泉に向かう。
78行目: 88行目:     
=== Fate/Grand Order ===
 
=== Fate/Grand Order ===
;[[ソロモン]]
+
;[[ゲーティア|ソロモン]]
 
:理想を抱いていたはずの彼を絶望に突き落とし、配下として第四特異点の焼却を命じた黒幕。
 
:理想を抱いていたはずの彼を絶望に突き落とし、配下として第四特異点の焼却を命じた黒幕。
 
:彼から[[魔神柱|魔神柱バルバトス]]を貸し与えられている。
 
:彼から[[魔神柱|魔神柱バルバトス]]を貸し与えられている。
88行目: 98行目:  
:第四特異点で、魔霧計画を進める首謀者の仲間「B」。
 
:第四特異点で、魔霧計画を進める首謀者の仲間「B」。
 
;[[ランスロット]]
 
;[[ランスロット]]
:『Fate/Zero』とのコラボイベントで、マスターを失った彼のマスターとなった。
+
:『Fate/Zero』とのコラボイベントで、マスターである雁夜を失った彼の新たなマスターとなった。
    
=== Fate/strange Fake ===
 
=== Fate/strange Fake ===
100行目: 110行目:  
:言峰は確かに10年の時を経て、己の本性に気付きそれを受け入れながら生きていたが、それでもまだ言峰の心の奥底に眠っていた密かな願望を暴き立て、それは永久に得ることが出来ないものであると断じた。
 
:言峰は確かに10年の時を経て、己の本性に気付きそれを受け入れながら生きていたが、それでもまだ言峰の心の奥底に眠っていた密かな願望を暴き立て、それは永久に得ることが出来ないものであると断じた。
   −
;「――――だが無念よ。いや、あと一歩だったのだがなあ」
+
;「――――だが無念よ。いや、あと一歩だったのだがなあ」<br>「五百余年――――ク。思えば、瞬きほどの宿願であった」
:HFルートにおける最後のセリフ。
+
:HFルートにおける最期の台詞。
 
:外法に手を染めてまで生に固執した彼だったが、かつての志を思い出したことで500年の妄執を終わらせる道を選んだ。
 
:外法に手を染めてまで生に固執した彼だったが、かつての志を思い出したことで500年の妄執を終わらせる道を選んだ。
   143行目: 153行目:  
*遠坂が「うっかり」で失敗し、アハト翁が「立てた作戦が裏目に出て」失敗したのに対し、臓硯は「慎重すぎて動かなかった」事が失敗に繋がっている。
 
*遠坂が「うっかり」で失敗し、アハト翁が「立てた作戦が裏目に出て」失敗したのに対し、臓硯は「慎重すぎて動かなかった」事が失敗に繋がっている。
 
*人の肉を食らった虫で身体を作り栄養も人から生気を吸って生き長える妖怪だが、実際のところ人としての機能は虫が果たし外見は擬態でしか無いため肉は何でもよく、栄養も普通の食事を食べて補うことが可能であり、人間から得たほうが効率は良いものの必須ではない。仮に人以外の肉で身体を作り栄養を摂ることに徹していれば人間の血液が必須な死徒などよりは人道的な延命法だっただろう。……人間性を保ったまま肉体が虫であることの苦痛や魂の腐敗に耐えられればの話ではあるが。
 
*人の肉を食らった虫で身体を作り栄養も人から生気を吸って生き長える妖怪だが、実際のところ人としての機能は虫が果たし外見は擬態でしか無いため肉は何でもよく、栄養も普通の食事を食べて補うことが可能であり、人間から得たほうが効率は良いものの必須ではない。仮に人以外の肉で身体を作り栄養を摂ることに徹していれば人間の血液が必須な死徒などよりは人道的な延命法だっただろう。……人間性を保ったまま肉体が虫であることの苦痛や魂の腐敗に耐えられればの話ではあるが。
*『Fate/Apocrypha』での臓硯は、その世界で開催された第三次聖杯戦争においてユグドミレニアに敗れ大聖杯を奪われたショックでほぼ廃人化した。マキリは既に衰退していたのと、後継者に恵まれなかったなかったこともあって、魔術師としては完全に未来を閉ざされた、と語られている
+
*『Fate/Apocrypha』での臓硯は、その世界で開催された第三次聖杯戦争においてユグドミレニアに敗れ大聖杯を奪われたショックでほぼ廃人化した。マキリは既に衰退していたのと、後継者に恵まれなかったなかったこともあって、魔術師としては完全に未来を閉ざされた、と語られている。
 +
**アニメ版では、炎上する冬木教会の前で血塗れで地面を這いつくばりながら、奪われた大聖杯に手を伸ばす姿が描写された。身体のダメージは刻印蟲がいれば平気の筈だが、「FGO」のイベント同様、刻印蟲を全て破壊されたのだろう。
 
*「ロシアあたり」出身、蟲による最早人でなくなった延命等、北欧(正確にはロシアは東欧だが)本拠地で肉体改造主軸の魔術教会である「彷徨海」を思わせる人物だが、特に公式からは関連を述べられていない。或いは蟲による魔術は間桐では臓硯の代からの独自のものであり、源流は普通に「時計塔」辺りにある家なのかもしれない。
 
*「ロシアあたり」出身、蟲による最早人でなくなった延命等、北欧(正確にはロシアは東欧だが)本拠地で肉体改造主軸の魔術教会である「彷徨海」を思わせる人物だが、特に公式からは関連を述べられていない。或いは蟲による魔術は間桐では臓硯の代からの独自のものであり、源流は普通に「時計塔」辺りにある家なのかもしれない。
 
**『Fate/strange Fake』でのフランチェスカの発言を信じるなら、源流はキエフ(現在のウクライナ)らしい。
 
**『Fate/strange Fake』でのフランチェスカの発言を信じるなら、源流はキエフ(現在のウクライナ)らしい。
 
*実はアニメ『Fate/stay night』の18話に顔の下半分のみだが、一瞬だけ登場している。18、19話は奈須が初稿プロットを担当したアニメオリジナルストーリー。本当に一瞬なので注意して見てみよう。
 
*実はアニメ『Fate/stay night』の18話に顔の下半分のみだが、一瞬だけ登場している。18、19話は奈須が初稿プロットを担当したアニメオリジナルストーリー。本当に一瞬なので注意して見てみよう。
*『Fate/Grand Order』第四特異点でまさかの登場を果たす。この時は第四章実装と同時に実装された礼装に彼絡みのものが2枚も入っている<ref>『stay night』の彼が描かれた「五百年の妄執」と、彼の子孫である雁夜が描かれた「目覚めた意志」の2枚</ref>、敵側が推し進める計画がそのまま彼の名前になっている(魔霧=マキリ)、『Zero』で彼が雁夜にやらせた狂化の詠唱を付与した英霊召喚を彼本人が行う等、かなり優遇された扱いだったと言える。
+
*『Fate/Grand Order』第四特異点でまさかの登場を果たす。この時は第四章実装と同時に実装された礼装に彼絡みのものが2枚も入っている<ref group = "注">『Fate/stay night』の彼が描かれた「五百年の妄執」と、彼の子孫である雁夜が描かれた「目覚めた意志」の2枚</ref>、敵側が推し進める計画がそのまま彼の名前になっている(魔霧=マキリ)、『Zero』で彼が雁夜にやらせた狂化の詠唱を付与した英霊召喚を彼本人が行う等、かなり優遇された扱いだったと言える。
 
**上記のように第四特異点では[[魔神柱]]バルバトスに変化してしまうが、彼がサーヴァントではなく当時の人間だったことを考えると、'''間桐家(マキリ家)そのものが魔術王によって呪いを刻み込まれていた'''という恐ろしい事実が推測できる。
 
**上記のように第四特異点では[[魔神柱]]バルバトスに変化してしまうが、彼がサーヴァントではなく当時の人間だったことを考えると、'''間桐家(マキリ家)そのものが魔術王によって呪いを刻み込まれていた'''という恐ろしい事実が推測できる。
 
***さらに言うと、『[[Fate/stay night]]』を初めとして冬木で聖杯戦争が昔から行われていた世界では現代まで生き延びている事、[[ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト|アマデウス]]が[[マリー・アントワネット|マリー]]に恋をしたことで魔神柱の絶対尊厳を打ち破った事を考えると、'''ユスティーツァに出会って彼女に恋をしたことでそれらの世界では彼は魔神柱にならなかった'''、というロマンチックな想像もできる。その結果、間桐家そのものが衰退の道を歩み、彼自身も魂が腐っていくことになったのは皮肉な話ではあるが。
 
***さらに言うと、『[[Fate/stay night]]』を初めとして冬木で聖杯戦争が昔から行われていた世界では現代まで生き延びている事、[[ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト|アマデウス]]が[[マリー・アントワネット|マリー]]に恋をしたことで魔神柱の絶対尊厳を打ち破った事を考えると、'''ユスティーツァに出会って彼女に恋をしたことでそれらの世界では彼は魔神柱にならなかった'''、というロマンチックな想像もできる。その結果、間桐家そのものが衰退の道を歩み、彼自身も魂が腐っていくことになったのは皮肉な話ではあるが。
 +
 
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==
<references />
+
===注釈===
 +
<references group="注"/>
 +
 
 +
===出典===
 +
<references group="出"/>
 +
 
 
== リンク ==
 
== リンク ==
 
* [[登場人物]]
 
* [[登場人物]]
 +
* [[魔術師]]
    
{{DEFAULTSORT:まとう そうけん}}
 
{{DEFAULTSORT:まとう そうけん}}
    
[[Category:登場人物ま行]]
 
[[Category:登場人物ま行]]
[[category:Fate/stay night]]
+
[[Category:マスター]]
 +
[[Category:Fate/stay night]]
 +
[[Category:Fate/hollow ataraxia]]
 +
[[Category:Fate/ゼロカフェ~Fate/Zero Cafeに集う英霊達~]]
 +
[[Category:Fate/ステイナイトカフェ~Cafeに集う英霊達~]]
 
[[category:Fate/Zero]]
 
[[category:Fate/Zero]]
 +
[[Category:Fate/Apocrypha]]
 +
[[Category:Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ]]
 
[[Category:Fate/Grand Order]]
 
[[Category:Fate/Grand Order]]
 
[[Category:氷室の天地 Fate/school life]]
 
[[Category:氷室の天地 Fate/school life]]
[[Category:魔術師]]
+
[[Category:トラぶる花札道中記]]
[[Category:間桐家]]
+
[[Category:カーニバル・ファンタズム]]
 +
[[Category:ちびちゅき!]]
 +
[[Category:フェイト/タイガーころしあむ]]
10,730

回編集