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44 バイト追加 、 2019年3月24日 (日) 11:10
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*戦闘システムが大幅に更新され、前作とはアクション面が別物になっている。
 
*戦闘システムが大幅に更新され、前作とはアクション面が別物になっている。
 
**長いコンボは短く纏めなおされて5段程度になった代わりにアクティブスキルシステムが実装されたことで、以前よりも固有技を手軽に発動しやすくなっている。ただしクールタイムがあるため物によっては使いどころを見極める必要がある。回復系や自己強化系は特にCTが長いため、戦略性が求められるだろう。
 
**長いコンボは短く纏めなおされて5段程度になった代わりにアクティブスキルシステムが実装されたことで、以前よりも固有技を手軽に発動しやすくなっている。ただしクールタイムがあるため物によっては使いどころを見極める必要がある。回復系や自己強化系は特にCTが長いため、戦略性が求められるだろう。
**エクステラマニューバは廃止されているが、これはラッシュ攻撃に置き換わったと考えてよいだろう。ゲージチャージが必要ない代わりに特定の攻撃を当てる必要があるため、ここに戦略性や装備の幅が広がっているとも言える。LINKシステムもここに一役買っており、うまく生かせばそれこそ3人掛かりで1人の相手をフルボッコにできたりもする。
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**エクステラマニューバは廃止されているが、これはドライヴスキルとラッシュ攻撃に置き換わったと考えてよいだろう。ラッシュはゲージチャージが必要ない代わりに特定の攻撃を当てる必要があるため、ここに戦略性や装備の幅が広がっているとも言える。LINKシステムもここに一役買っており、うまく生かせばそれこそ3人掛かりで1人の相手をフルボッコにできたりもする。
 
**発動難易度が大きく変化したのは宝具。前作ではファンタズムサーキットを3つ集める必要があり、2回以上の発動は困難を極めた。今作ではムーンドライヴ/ドライヴスキルで敵を倒してゲージを貯めるシステムに変更されたため、2回以上の使用も十分に実現可能となっている。なおサーキット自体は廃止されておらず、1ステージに2つまで設置されており、入手すると宝具ゲージが一定量上昇するようになっている。
 
**発動難易度が大きく変化したのは宝具。前作ではファンタズムサーキットを3つ集める必要があり、2回以上の発動は困難を極めた。今作ではムーンドライヴ/ドライヴスキルで敵を倒してゲージを貯めるシステムに変更されたため、2回以上の使用も十分に実現可能となっている。なおサーキット自体は廃止されておらず、1ステージに2つまで設置されており、入手すると宝具ゲージが一定量上昇するようになっている。
 
***今作では宝具は“通常の宝具”=ドライヴスキル と“真名解放”=宝具ゲージ消費による発動 の2種類に分けられている。ドライヴスキルの位置づけとしては「宝具の力の一部を解放」といったものだが、複数宝具を持つサーヴァントの場合はドライヴスキルと“真名解放”とで別の宝具を発動させていることも多い。
 
***今作では宝具は“通常の宝具”=ドライヴスキル と“真名解放”=宝具ゲージ消費による発動 の2種類に分けられている。ドライヴスキルの位置づけとしては「宝具の力の一部を解放」といったものだが、複数宝具を持つサーヴァントの場合はドライヴスキルと“真名解放”とで別の宝具を発動させていることも多い。
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**ベースキャンプではマスターを操作できるが、その際選択中のサーヴァントが後ろを走って着いてくる。このあたりは『EXTRA』や『EXTRA CCC』を思い起こさせると同時に、話しかけたサーヴァントと連れているサーヴァントの組み合わせによっては特殊な会話が発生することもある。意外と細かく作りこまれており、視点を第三者(プレイヤー視点)と当事者(マスターの視点)に切り替えることができるほか、サーヴァントの近くを移動すると、近くにいるサーヴァントの視線も主人公を追いかけるように移動する。
 
**ベースキャンプではマスターを操作できるが、その際選択中のサーヴァントが後ろを走って着いてくる。このあたりは『EXTRA』や『EXTRA CCC』を思い起こさせると同時に、話しかけたサーヴァントと連れているサーヴァントの組み合わせによっては特殊な会話が発生することもある。意外と細かく作りこまれており、視点を第三者(プレイヤー視点)と当事者(マスターの視点)に切り替えることができるほか、サーヴァントの近くを移動すると、近くにいるサーヴァントの視線も主人公を追いかけるように移動する。
 
**テキストフォントや画面デザインも一新された。イベントパートの画面フレームはよく見ると数字の0と1の羅列パターンが流れている。
 
**テキストフォントや画面デザインも一新された。イベントパートの画面フレームはよく見ると数字の0と1の羅列パターンが流れている。
**インストールスキルシステムにも変更が加わっている。大きな変更はキャラクターごとのスロットに差異がなくなり、サーヴァントによっては前作のような大幅なボーナスは得られなくなったことと、強化上限が+10(ボーナス込みで最大11)に引き下げられていることがあげられる。「心眼」と「細胞活性」は削除されたが、無印・改に加えて真、ダブルという上位カテゴリが登場したほか「皇帝特権」や「千里眼」といった新スキルも追加されており、装備の幅は広がっている。ただし所持上限は300個なので超えた場合は出撃制限がかかってしまう。このため増えすぎたスキルは分解するか、合成して上位種に変換するか選ぶことになる。
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**インストールスキルシステムにも変更が加わっている。大きな変更はキャラクターごとのスロットに差異がなくなり、サーヴァントによっては前作のような大幅なボーナスは得られなくなったことと、強化上限が+10(ボーナス込みで最大11)に引き下げられていることがあげられる。「心眼」と「細胞活性」は削除されたが、無印・改に加えて真、ダブルという上位カテゴリが登場したほか「皇帝特権」や「千里眼」といった新スキルも追加されており、装備の幅は広がっている。ただし所持上限は300個なので超えた場合は出撃制限がかかってしまう。このため増えすぎたスキルはQPに分解するか、合成して上位種に変換するか選ぶことになる。
 
**何気にマネーイズパワーシステムも続投されているが、本作ではレベル上限が引き上げられたことと、キャラクターそのものの増加も関係してか費用が大幅に削減されている。高レベルになるとコストパフォーマンスが悪化するのは同様であるため無闇矢鱈に使うものではないが、一度に数レベル上げることが可能となったことと費用が落ちたことで、前作よりはいくらか気軽に利用しやすくなっている。
 
**何気にマネーイズパワーシステムも続投されているが、本作ではレベル上限が引き上げられたことと、キャラクターそのものの増加も関係してか費用が大幅に削減されている。高レベルになるとコストパフォーマンスが悪化するのは同様であるため無闇矢鱈に使うものではないが、一度に数レベル上げることが可能となったことと費用が落ちたことで、前作よりはいくらか気軽に利用しやすくなっている。
 
**男女ともにボイスがついた主人公だが、男女間で台詞に結構な差がある。興味があれば聞き比べてみると面白いかもしれない。
 
**男女ともにボイスがついた主人公だが、男女間で台詞に結構な差がある。興味があれば聞き比べてみると面白いかもしれない。
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**ちなみに『Grand Order』からの客演組であるアルジュナ、スカサハ、ダレイオス三世と、あちらに先行出演しているアルテラは皆『Grand Order』第一部の公式ビジュアルを飾っている。このため新参戦サーヴァントの発表が行われていた途中の段階では「『Grand Order』のビジュアルにいたサーヴァントが他にも参戦するのではないか?」と予想されていたこともあった。またアーチャーの候補として『EXTRA』で名前が出たこともある[[アタランテ]]、バーサーカーの候補として『EXTRA CCC』での出演候補であった[[ナイチンゲール]]、キャスターの候補として過去作に登場した[[ナーサリー・ライム]]や[[ハンス・クリスチャン・アンデルセン|アンデルセン]]、ルーラーの候補として『Apocrypha』でジャンヌとの因縁がある[[天草四郎時貞]]の名を上げる人もいたようである。
 
**ちなみに『Grand Order』からの客演組であるアルジュナ、スカサハ、ダレイオス三世と、あちらに先行出演しているアルテラは皆『Grand Order』第一部の公式ビジュアルを飾っている。このため新参戦サーヴァントの発表が行われていた途中の段階では「『Grand Order』のビジュアルにいたサーヴァントが他にも参戦するのではないか?」と予想されていたこともあった。またアーチャーの候補として『EXTRA』で名前が出たこともある[[アタランテ]]、バーサーカーの候補として『EXTRA CCC』での出演候補であった[[ナイチンゲール]]、キャスターの候補として過去作に登場した[[ナーサリー・ライム]]や[[ハンス・クリスチャン・アンデルセン|アンデルセン]]、ルーラーの候補として『Apocrypha』でジャンヌとの因縁がある[[天草四郎時貞]]の名を上げる人もいたようである。
 
*新規参戦の10騎が選出された経緯について、『コンプティーク』2018年7月号に掲載されているインタビュー記事<ref group = "出">「コンプティーク」2018年7月号 p.36-38</ref>によると、今作のストーリーを検討する段階でボスキャラクターを設定するところから始まり、いくつかの候補の中からカール大帝を起用することが決定した。そこでTYPE-MOONより「主人公をシャルルマーニュにするのはどうか」との提案がなされ、設定・ストーリーが構成されていったという。当初シャルルマーニュのキャラクターはダークヒーロー系であったが、紆余曲折を経て現行の「ノリが良くて可愛い後輩」系キャラクターに落ち着いたとのことである。ほかのサーヴァントについては、まずロビンフッドとドレイクは前作『EXTELLA』の時から登場させたいという意図があったため最初に参戦が決定した。またアクションゲームというジャンルの特徴を活かすため、派手なモーションが映えるサーヴァントとしてランスロット、イスカンダルと因縁があり、さらに巨大な3Dモデルを動かすというインパクトの大きさを考慮してダレイオス三世などが選出されている。師弟対決やライバル対決を再現して楽しめるのではないかとの考えもあり選択されたスカサハやアルジュナ、ジャンル的に攻撃手段が斬撃に偏りがちであるため別の攻撃方法によるアクションも楽しんでほしいという意図から飛び道具や海魔召喚といった一風変わったスタイルを持つジルなどもおり、シナリオ面だけではなく総合的な判断でサーヴァントを選出したとのことである。
 
*新規参戦の10騎が選出された経緯について、『コンプティーク』2018年7月号に掲載されているインタビュー記事<ref group = "出">「コンプティーク」2018年7月号 p.36-38</ref>によると、今作のストーリーを検討する段階でボスキャラクターを設定するところから始まり、いくつかの候補の中からカール大帝を起用することが決定した。そこでTYPE-MOONより「主人公をシャルルマーニュにするのはどうか」との提案がなされ、設定・ストーリーが構成されていったという。当初シャルルマーニュのキャラクターはダークヒーロー系であったが、紆余曲折を経て現行の「ノリが良くて可愛い後輩」系キャラクターに落ち着いたとのことである。ほかのサーヴァントについては、まずロビンフッドとドレイクは前作『EXTELLA』の時から登場させたいという意図があったため最初に参戦が決定した。またアクションゲームというジャンルの特徴を活かすため、派手なモーションが映えるサーヴァントとしてランスロット、イスカンダルと因縁があり、さらに巨大な3Dモデルを動かすというインパクトの大きさを考慮してダレイオス三世などが選出されている。師弟対決やライバル対決を再現して楽しめるのではないかとの考えもあり選択されたスカサハやアルジュナ、ジャンル的に攻撃手段が斬撃に偏りがちであるため別の攻撃方法によるアクションも楽しんでほしいという意図から飛び道具や海魔召喚といった一風変わったスタイルを持つジルなどもおり、シナリオ面だけではなく総合的な判断でサーヴァントを選出したとのことである。
**以上のこともあり、結果的に新規参戦サーヴァントはその多くが誰かしらに因縁関係を持っている面々となった。シャルルマーニュとカール大帝は両者ともその存在が物語に大きく関わっており、またジルはジャンヌ、ランスロットはアルトリアとガウェイン、スカサハはクー・フーリン、アストルフォはシャルルマーニュ、ダレイオス三世はイスカンダル、アルジュナはカルナとそれぞれ関係がある。
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**以上のこともあり、結果的に新規参戦サーヴァントはその多くが誰かしらに因縁関係を持っている面々となった。シャルルマーニュとカール大帝は互いにその存在が不可分ともいえる関係にあり、またジルはジャンヌ、ランスロットはアルトリアとガウェイン、スカサハはクー・フーリン、アストルフォはシャルルマーニュ、ダレイオス三世はイスカンダル、アルジュナはカルナとそれぞれ関係がある。
    
*OP映像は『EXTRA CCC』や前作『EXTELLA』のようなアニメ映像ではなく、3Dグラフィックモデルによるムービー映像となっている。これについてはEXTRAシリーズにおけるアニメーション制作を手掛けているシャフトがちょうど『[[Fate/EXTRA Last Encore]]』を制作していた時期だったために、ゲームの方まで受注できなかったのではないかという見方がある。
 
*OP映像は『EXTRA CCC』や前作『EXTELLA』のようなアニメ映像ではなく、3Dグラフィックモデルによるムービー映像となっている。これについてはEXTRAシリーズにおけるアニメーション制作を手掛けているシャフトがちょうど『[[Fate/EXTRA Last Encore]]』を制作していた時期だったために、ゲームの方まで受注できなかったのではないかという見方がある。
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