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| タイトル = Fate/EXTELLA LINK
 
| タイトル = Fate/EXTELLA LINK
 
| ジャンル = ハイスピードサーヴァントアクション
 
| ジャンル = ハイスピードサーヴァントアクション
| 発売日 = 2018年6月7日(PS4・PSVita)<br> 2019年1月31日(Nintendo Switch)
+
| 発売日 = 2018年6月7日(PS4・PSVita)<br> 2019年1月31日(Nintendo Switch)<br>2019年3月20日(Microsoft Windows(Steam))
| 機種 = PS4・PSVita/Nintendo Switch
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| 機種 = PS4・PSVita/Nintendo Switch/Microsoft Windows(Steam)
| 開発 = マーベラス 1st Studio
+
| 開発元 = マーベラス 1st Studio
| 発売 =  
+
| 発売元 = マーベラス
| 定価 = 7980円+税(PS4)/5980円+税(PSVita)<br> 7980円+税(Nintendo Switch)
+
| 定価 = 7980円+税(PS4)/5980円+税(PSVita)<br> 7980円+税(Nintendo Switch)<br> 6800円(Microsoft Windows(Steam))
 
| 前 = [[Fate/EXTELLA]]
 
| 前 = [[Fate/EXTELLA]]
 
| 次 =  
 
| 次 =  
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===その他===
 
===その他===
 
;[[アルテラ (EXTELLA)]]
 
;[[アルテラ (EXTELLA)]]
:前回の戦いを経て新たに生を受けた少女であり、「剣士」のサーヴァント。
+
:元「剣士」のサーヴァント。前回の戦いを経て新たに生を受けた少女。
 
:カール大帝の呼び声に応じて姿を消してしまうが……?
 
:カール大帝の呼び声に応じて姿を消してしまうが……?
 
;[[ギルガメッシュ]]
 
;[[ギルガメッシュ]]
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:「剣士」のサーヴァント。
 
:「剣士」のサーヴァント。
 
:SE.RA.PHの新たな危機を受けて独自行動をとっている。
 
:SE.RA.PHの新たな危機を受けて独自行動をとっている。
;アルテラ・ラーヴァ
+
;[[アルテラ・ラーヴァ]]
 
:「剣士」のサーヴァント。
 
:「剣士」のサーヴァント。
:追加DLCで使用可能になる、幼い少女の姿となったアルテラ。
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:追加DLCにより、幼い少女の姿のまま戦うアルテラ。
    
==用語==
 
==用語==
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;娯楽に耽る千年京 -Mare Luxuria-
 
;娯楽に耽る千年京 -Mare Luxuria-
:玉藻の前が治める、平安京をモチーフとした和風エリア。和風建築物が立ち並び、一見雅なステージだが、なぜかディスコなどの娯楽施設もある。前作では「千年'''魔'''京」となっていたが、本作のBGMギャラリーでの音楽タイトルは上記のとおり「千年京」となっている。
+
:玉藻の前が治める、平安京をモチーフとした和風エリア。和風建築物が立ち並び、一見雅なステージだが、なぜかディスコやリゾートなどの娯楽施設もある。前作では「千年'''魔'''京」となっていたが、本作のBGMギャラリーでの音楽タイトルは上記のとおり「千年京」となっている。
    
;かつて在りし運命の街 -Mare Melum-
 
;かつて在りし運命の街 -Mare Melum-
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;天声同化機動聖都 -Carolus Patricius-
 
;天声同化機動聖都 -Carolus Patricius-
 
:カロルス・パトリキウス。自動拡大型巨大要塞。巨大な防衛砲台を構えているステージ。
 
:カロルス・パトリキウス。自動拡大型巨大要塞。巨大な防衛砲台を構えているステージ。
:その正体はカール大帝の第二宝具。カール大帝の電脳体を覆う鎧のようなもので、機動聖都領域そのものである。シャルルマーニュの空中庭園とは同じ仕組みである模様。
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:その正体はカール大帝の第二宝具。カール大帝の電脳体を覆う鎧のようなもので、機動聖都自体が領域そのものである。シャルルマーニュの空中庭園とは同じ仕組みである模様。
    
;天声同化 (オラクル)
 
;天声同化 (オラクル)
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;トップサーヴァント
 
;トップサーヴァント
 
:SE.RA.PHの危機に際し、ムーンセルによって召喚されたサーヴァント。大英雄として広く伝わる英雄の中の英雄、または通常の七分類とは異なる特殊クラスで召喚された英傑。前作の時点ではアルテラ解放を感知したためアルトリアやイスカンダル、ジャンヌ・ダルクらが召喚されており、他にカルナ、ギルガメッシュが該当していた。本作ではトップサーヴァントは7騎と明言されており、前作から続投されている5騎に加え、残りの2枠には新規参戦のスカサハとアルジュナが該当する。
 
:SE.RA.PHの危機に際し、ムーンセルによって召喚されたサーヴァント。大英雄として広く伝わる英雄の中の英雄、または通常の七分類とは異なる特殊クラスで召喚された英傑。前作の時点ではアルテラ解放を感知したためアルトリアやイスカンダル、ジャンヌ・ダルクらが召喚されており、他にカルナ、ギルガメッシュが該当していた。本作ではトップサーヴァントは7騎と明言されており、前作から続投されている5騎に加え、残りの2枠には新規参戦のスカサハとアルジュナが該当する。
:ただし召喚された意図に反し直接の味方となった者は前作においても多くなかった。そして今回もやはりというべきか、カルナとスカサハは同化されて敵に回り、アルトリアとイスカンダルはそれぞれ単独行動、ジャンヌやギルガメッシュも魔力を搾り取られて利用されるという憂き目にあっており、唯一アルジュナだけが味方陣営で奮戦している状態である。
+
:ただし召喚された直接的な意図に反しその半数は当の脅威であるアルテラに自ずから与する状況となっていた。そして今回もやはりというべきか、カルナとスカサハは同化されて敵に回ってしまい、アルトリアとイスカンダルはそれぞれ単独行動、ジャンヌやギルガメッシュも魔力を搾り取られて利用されるという憂き目にあっており、唯一アルジュナだけが味方陣営で奮戦している状態である。
    
;アクティブスキル
 
;アクティブスキル
 
:本作からの新システム。サーヴァントがレベルアップすると7つまで習得する、戦闘用の個別スキル。前作からの参戦サーヴァントは、前作におけるコンボ派生技がこちらに再編されていることが多い。
 
:本作からの新システム。サーヴァントがレベルアップすると7つまで習得する、戦闘用の個別スキル。前作からの参戦サーヴァントは、前作におけるコンボ派生技がこちらに再編されていることが多い。
 
:スキルスロットは4つあり、任意で装備させることが可能。任意のタイミングで自由に使用できるがクールタイムがあり、一定時間経過するまでは再使用不可となる。
 
:スキルスロットは4つあり、任意で装備させることが可能。任意のタイミングで自由に使用できるがクールタイムがあり、一定時間経過するまでは再使用不可となる。
:スキルには攻撃(水色)・行動制限(紫)・カウンター(黄色)・回復(緑)・自己強化(オレンジ)の5種類があり、さらに攻撃には近距離・周囲・放出・突進・遠距離という細かい内訳がある。攻撃スキルはクラスに応じた種別のスキルが強化される特性があり、セイバーとアサシンは近距離、バーサーカーとルーラーは周囲、キャスターは放出、ランサーとライダーは突進、アーチャーは遠距離が対象となっている。
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:スキルには攻撃(水色)・行動制限(紫)・カウンター(黄色)・回復(緑)・自己強化(オレンジ)の5種類があり、さらに攻撃には近距離・周囲・放出・突進・遠距離という細かい内訳がある。
 +
:クラスに応じて、特定種別の攻撃スキルが強化され、ラッシュを発動させる可能性が出る。セイバーとアサシンは近距離、バーサーカーとルーラーは周囲、キャスターは放出、ランサーとライダーは突進、アーチャーは遠距離が対象となっている。強化対象となるスキル、また強化率は、インストールスキルや味方サーヴァントとのLINKによって拡張することができる。
    
;ムーンドライヴ/ドライヴスキル
 
;ムーンドライヴ/ドライヴスキル
 
:ムーンドライヴは前作同様、操作サーヴァントの能力を一定時間強化する。発動中は仰け反りにくくなり、攻撃力も増大するため、効率的に攻めることが可能となる。ムーンドライヴ中に敵を倒すと金色の魔力球が出現し、これを貯めることで宝具ゲージが上昇。最大まで貯まると宝具を発動できる。
 
:ムーンドライヴは前作同様、操作サーヴァントの能力を一定時間強化する。発動中は仰け反りにくくなり、攻撃力も増大するため、効率的に攻めることが可能となる。ムーンドライヴ中に敵を倒すと金色の魔力球が出現し、これを貯めることで宝具ゲージが上昇。最大まで貯まると宝具を発動できる。
:ドライヴスキルは本作で追加されたシステム。ムーンドライヴ中に任意で発動できるスキルであり、宝具の力の一部を解放し、周囲の敵を一気に殲滅する。ただし発動と引き換えにムーンドライヴ状態が終了する。任意のタイミングで発動できるため、終了直前まで粘ってから発動という手もある。
+
:ドライヴスキルはエクステラマニューバーに代わって本作で追加されたシステム。ムーンドライヴ中に任意で発動できるスキルであり、宝具の力の一部を解放し、(キャラによってはエクステラマニューバーでのトドメ攻撃により)周囲の敵を一気に殲滅する。ただし発動と引き換えにムーンドライヴ状態が終了する。任意のタイミングで発動できるため、終了直前まで粘ってから発動という手もある。
    
;ラッシュ
 
;ラッシュ
:本作からの新システム。敵サーヴァントに連続で攻撃やアクティブスキルをヒットさせて弱らせたところへ、クラス特性に対応したアクティブスキルを当てることで発動する。
+
:本作からの新システム。敵サーヴァントに連続で攻撃やアクティブスキルをヒットさせて弱らせたところへ、クラス特性に対応したアクティブスキルを当てることで発動する事がある。
:発動中は敵が無防備となり、ボタン連打で連続攻撃を行えるため大ダメージを与えることができる。またラッシュが発動すると「攻撃力アップ」または「攻撃速度アップ」のどちらかのドロップアイテムが確定でドロップする。
+
:発動中は敵が無防備となり、ボタン連打で攻撃回数が増え大ダメージを与えることができる。またラッシュが発動すると「攻撃力アップ」または「攻撃速度アップ」のどちらかのドロップアイテムが確定でドロップする。
    
;LINKシステム
 
;LINKシステム
 
:本作からの新システム。味方のNPCサーヴァントに接近することで「LINK状態」となり、操作サーヴァントの頭上に表示される白い線で結ばれる。
 
:本作からの新システム。味方のNPCサーヴァントに接近することで「LINK状態」となり、操作サーヴァントの頭上に表示される白い線で結ばれる。
 
:LINK状態になると、LINKしたサーヴァントに応じたクラス特性を共有できるようになる。例えばセイバーがアーチャーとLINKすると、セイバー側は遠距離攻撃スキルが強化され、アーチャー側も近距離攻撃スキルに強化を受けることが可能となる。またアーチャー同士がLINKすると、遠距離攻撃スキルが二重に強化されるといった具合である。
 
:LINK状態になると、LINKしたサーヴァントに応じたクラス特性を共有できるようになる。例えばセイバーがアーチャーとLINKすると、セイバー側は遠距離攻撃スキルが強化され、アーチャー側も近距離攻撃スキルに強化を受けることが可能となる。またアーチャー同士がLINKすると、遠距離攻撃スキルが二重に強化されるといった具合である。
:さらに、LINK状態でラッシュ攻撃を発動するとLINKしたサーヴァントも自動で攻撃に参加し加勢してくれる。このため多くのサーヴァントとLINKすることで有利に戦うことができる。
+
:さらに、LINK状態でラッシュ攻撃を発動するとLINKしたサーヴァントも自動で攻撃に参加し加勢してくれる。このため多くの味方サーヴァントが集うセクターで戦うことで、必然的に有利に戦うことができる。
    
;サポート部隊
 
;サポート部隊
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:前作から引き続き利用できるシステム。ただし細かな調整が加えられているため、完全に同じものではなくなっている。
 
:前作から引き続き利用できるシステム。ただし細かな調整が加えられているため、完全に同じものではなくなっている。
 
:カテゴリは攻撃(赤)・防御(青)・支援(黄)・ダブル(白)の4種類に分かれており、スキルごとにさまざまな効果がある。これらはサーヴァントごとに8つまで解放されるスキルスロットに填め込むことで、戦闘時に効果を発揮する。また隣り合うスロットに同じカテゴリのスキルをセットすると最低でも10%、最大で30%効果が上昇する。
 
:カテゴリは攻撃(赤)・防御(青)・支援(黄)・ダブル(白)の4種類に分かれており、スキルごとにさまざまな効果がある。これらはサーヴァントごとに8つまで解放されるスキルスロットに填め込むことで、戦闘時に効果を発揮する。また隣り合うスロットに同じカテゴリのスキルをセットすると最低でも10%、最大で30%効果が上昇する。
:同名スキルでも無印・改・真の三段階があり、同じ強化値で比較すると真は改に比べて効果がさらに高い。ダブルスキルは強化値+10の真スキルを2つ組み合わせて合成したもので、作成できるようになるまで時間はかかるが非常に強力。
+
:同名スキルのランク分けは無印・改・真の三段階になり、同じ強化値で比較すると真は改に比べて効果がさらに高い。一定条件を満たすことで、強化値+10の同種2つを合成してランクアップさせることができる。真スキルを合成することでダブルスキルが作成でき、これは入手までに時間はかかるが非常に強力。
    
;連動ボーナス
 
;連動ボーナス
:上記のインストールスキルに関連する新システム。スキルスロットに特定のスキルを装備した場合、ボーナスとしてスキルの強化値へさらに+1が上乗せされることがある。これが連動ボーナスであり、基本的には各サーヴァントが所有するクラス別スキルと個別スキルに対応したスキルが連動する仕様となっている。
+
:前作と同様に、サーヴァントの保有するクラス別スキルなどと、同名のインストールスキルが装備された際、その強化値に+1が上乗せされる。
 
:このため最多でスキル4種へボーナスを得られるサーヴァント<ref group = "注">アルジュナが該当。対魔力、単独行動、千里眼、魔力放出(炎)の4つが連動する。次点で3種ボーナス持ちが複数存在(アルトリアや無銘、ロビンフッドなど)。</ref>がいる一方、仕様上一つも連動しない<ref group = "注">アルキメデスと李書文が該当。陣地作成や対魔力といったクラススキルを持たず、一方で所有している道具作成や気配遮断、個別スキルと同名のインストールスキルは存在しないため。</ref>場合もある。
 
:このため最多でスキル4種へボーナスを得られるサーヴァント<ref group = "注">アルジュナが該当。対魔力、単独行動、千里眼、魔力放出(炎)の4つが連動する。次点で3種ボーナス持ちが複数存在(アルトリアや無銘、ロビンフッドなど)。</ref>がいる一方、仕様上一つも連動しない<ref group = "注">アルキメデスと李書文が該当。陣地作成や対魔力といったクラススキルを持たず、一方で所有している道具作成や気配遮断、個別スキルと同名のインストールスキルは存在しないため。</ref>場合もある。
    
==開発スタッフ==
 
==開発スタッフ==
;監修
+
*監修:奈須きのこ
:奈須きのこ
+
*シナリオ:東出祐一郎、小太刀右京(チーム・バレルロール)
 +
*「Fate」シリーズキャラクター原案:TYPE-MOON
 +
*キャラクターデザイン:ワダアルコ
 +
*音楽制作:TYPE-MOON、岡部啓一(MONACA)
 +
*開発:マーベラス 1st Studio
 +
*プロデューサー:佃健一郎
   −
;シナリオ
+
==主題歌==
:東出祐一郎 小太刀右京/チーム・バレルロール
+
; 「JUSTICE」
 
+
: 作詞:大塚利恵 / 作曲・編曲:津波幸平 / 歌:春奈るな
;「Fate」シリーズキャラクター原案
  −
:TYPE-MOON
  −
 
  −
;キャラクターデザイン
  −
:ワダアルコ
  −
 
  −
;音楽制作
  −
:TYPE-MOON 岡部啓一・MONACA
  −
 
  −
;プロデューサー
  −
:佃健一郎
      
==メモ==
 
==メモ==
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*戦闘システムが大幅に更新され、前作とはアクション面が別物になっている。
 
*戦闘システムが大幅に更新され、前作とはアクション面が別物になっている。
 
**長いコンボは短く纏めなおされて5段程度になった代わりにアクティブスキルシステムが実装されたことで、以前よりも固有技を手軽に発動しやすくなっている。ただしクールタイムがあるため物によっては使いどころを見極める必要がある。回復系や自己強化系は特にCTが長いため、戦略性が求められるだろう。
 
**長いコンボは短く纏めなおされて5段程度になった代わりにアクティブスキルシステムが実装されたことで、以前よりも固有技を手軽に発動しやすくなっている。ただしクールタイムがあるため物によっては使いどころを見極める必要がある。回復系や自己強化系は特にCTが長いため、戦略性が求められるだろう。
**エクステラマニューバは廃止されているが、これはラッシュ攻撃に置き換わったと考えてよいだろう。ゲージチャージが必要ない代わりに特定の攻撃を当てる必要があるため、ここに戦略性や装備の幅が広がっているとも言える。LINKシステムもここに一役買っており、うまく生かせばそれこそ3人掛かりで1人の相手をフルボッコにできたりもする。
+
**エクステラマニューバは廃止されているが、これはドライヴスキルとラッシュ攻撃に置き換わったと考えてよいだろう。ラッシュはゲージチャージが必要ない代わりに特定の攻撃を当てる必要があるため、ここに戦略性や装備の幅が広がっているとも言える。LINKシステムもここに一役買っており、うまく生かせばそれこそ3人掛かりで1人の相手をフルボッコにできたりもする。
 
**発動難易度が大きく変化したのは宝具。前作ではファンタズムサーキットを3つ集める必要があり、2回以上の発動は困難を極めた。今作ではムーンドライヴ/ドライヴスキルで敵を倒してゲージを貯めるシステムに変更されたため、2回以上の使用も十分に実現可能となっている。なおサーキット自体は廃止されておらず、1ステージに2つまで設置されており、入手すると宝具ゲージが一定量上昇するようになっている。
 
**発動難易度が大きく変化したのは宝具。前作ではファンタズムサーキットを3つ集める必要があり、2回以上の発動は困難を極めた。今作ではムーンドライヴ/ドライヴスキルで敵を倒してゲージを貯めるシステムに変更されたため、2回以上の使用も十分に実現可能となっている。なおサーキット自体は廃止されておらず、1ステージに2つまで設置されており、入手すると宝具ゲージが一定量上昇するようになっている。
 
***今作では宝具は“通常の宝具”=ドライヴスキル と“真名解放”=宝具ゲージ消費による発動 の2種類に分けられている。ドライヴスキルの位置づけとしては「宝具の力の一部を解放」といったものだが、複数宝具を持つサーヴァントの場合はドライヴスキルと“真名解放”とで別の宝具を発動させていることも多い。
 
***今作では宝具は“通常の宝具”=ドライヴスキル と“真名解放”=宝具ゲージ消費による発動 の2種類に分けられている。ドライヴスキルの位置づけとしては「宝具の力の一部を解放」といったものだが、複数宝具を持つサーヴァントの場合はドライヴスキルと“真名解放”とで別の宝具を発動させていることも多い。
249行目: 244行目:  
**ベースキャンプではマスターを操作できるが、その際選択中のサーヴァントが後ろを走って着いてくる。このあたりは『EXTRA』や『EXTRA CCC』を思い起こさせると同時に、話しかけたサーヴァントと連れているサーヴァントの組み合わせによっては特殊な会話が発生することもある。意外と細かく作りこまれており、視点を第三者(プレイヤー視点)と当事者(マスターの視点)に切り替えることができるほか、サーヴァントの近くを移動すると、近くにいるサーヴァントの視線も主人公を追いかけるように移動する。
 
**ベースキャンプではマスターを操作できるが、その際選択中のサーヴァントが後ろを走って着いてくる。このあたりは『EXTRA』や『EXTRA CCC』を思い起こさせると同時に、話しかけたサーヴァントと連れているサーヴァントの組み合わせによっては特殊な会話が発生することもある。意外と細かく作りこまれており、視点を第三者(プレイヤー視点)と当事者(マスターの視点)に切り替えることができるほか、サーヴァントの近くを移動すると、近くにいるサーヴァントの視線も主人公を追いかけるように移動する。
 
**テキストフォントや画面デザインも一新された。イベントパートの画面フレームはよく見ると数字の0と1の羅列パターンが流れている。
 
**テキストフォントや画面デザインも一新された。イベントパートの画面フレームはよく見ると数字の0と1の羅列パターンが流れている。
**インストールスキルシステムにも変更が加わっている。大きな変更はキャラクターごとのスロットに差異がなくなり、サーヴァントによっては前作のような大幅なボーナスは得られなくなったことと、強化上限が+10(ボーナス込みで最大11)に引き下げられていることがあげられる。「心眼」と「細胞活性」は削除されたが、無印・改に加えて真、ダブルという上位カテゴリが登場したほか「皇帝特権」や「千里眼」といった新スキルも追加されており、装備の幅は広がっている。ただし所持上限は300個なので超えた場合は出撃制限がかかってしまう。このため増えすぎたスキルは分解するか、合成して上位種に変換するか選ぶことになる。
+
**インストールスキルシステムにも変更が加わっている。大きな変更はキャラクターごとのスロットに差異がなくなり、サーヴァントによっては前作のような大幅なボーナスは得られなくなったことと、強化上限が+10(ボーナス込みで最大11)に引き下げられていることがあげられる。「心眼」と「細胞活性」は削除されたが、無印・改に加えて真、ダブルという上位カテゴリが登場したほか「皇帝特権」や「千里眼」といった新スキルも追加されており、装備の幅は広がっている。ただし所持上限は300個なので超えた場合は出撃制限がかかってしまう。このため増えすぎたスキルはQPに分解するか、合成して上位種に変換するか選ぶことになる。
 
**何気にマネーイズパワーシステムも続投されているが、本作ではレベル上限が引き上げられたことと、キャラクターそのものの増加も関係してか費用が大幅に削減されている。高レベルになるとコストパフォーマンスが悪化するのは同様であるため無闇矢鱈に使うものではないが、一度に数レベル上げることが可能となったことと費用が落ちたことで、前作よりはいくらか気軽に利用しやすくなっている。
 
**何気にマネーイズパワーシステムも続投されているが、本作ではレベル上限が引き上げられたことと、キャラクターそのものの増加も関係してか費用が大幅に削減されている。高レベルになるとコストパフォーマンスが悪化するのは同様であるため無闇矢鱈に使うものではないが、一度に数レベル上げることが可能となったことと費用が落ちたことで、前作よりはいくらか気軽に利用しやすくなっている。
 
**男女ともにボイスがついた主人公だが、男女間で台詞に結構な差がある。興味があれば聞き比べてみると面白いかもしれない。
 
**男女ともにボイスがついた主人公だが、男女間で台詞に結構な差がある。興味があれば聞き比べてみると面白いかもしれない。
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**ちなみに『Grand Order』からの客演組であるアルジュナ、スカサハ、ダレイオス三世と、あちらに先行出演しているアルテラは皆『Grand Order』第一部の公式ビジュアルを飾っている。このため新参戦サーヴァントの発表が行われていた途中の段階では「『Grand Order』のビジュアルにいたサーヴァントが他にも参戦するのではないか?」と予想されていたこともあった。またアーチャーの候補として『EXTRA』で名前が出たこともある[[アタランテ]]、バーサーカーの候補として『EXTRA CCC』での出演候補であった[[ナイチンゲール]]、キャスターの候補として過去作に登場した[[ナーサリー・ライム]]や[[ハンス・クリスチャン・アンデルセン|アンデルセン]]、ルーラーの候補として『Apocrypha』でジャンヌとの因縁がある[[天草四郎時貞]]の名を上げる人もいたようである。
 
**ちなみに『Grand Order』からの客演組であるアルジュナ、スカサハ、ダレイオス三世と、あちらに先行出演しているアルテラは皆『Grand Order』第一部の公式ビジュアルを飾っている。このため新参戦サーヴァントの発表が行われていた途中の段階では「『Grand Order』のビジュアルにいたサーヴァントが他にも参戦するのではないか?」と予想されていたこともあった。またアーチャーの候補として『EXTRA』で名前が出たこともある[[アタランテ]]、バーサーカーの候補として『EXTRA CCC』での出演候補であった[[ナイチンゲール]]、キャスターの候補として過去作に登場した[[ナーサリー・ライム]]や[[ハンス・クリスチャン・アンデルセン|アンデルセン]]、ルーラーの候補として『Apocrypha』でジャンヌとの因縁がある[[天草四郎時貞]]の名を上げる人もいたようである。
 
*新規参戦の10騎が選出された経緯について、『コンプティーク』2018年7月号に掲載されているインタビュー記事<ref group = "出">「コンプティーク」2018年7月号 p.36-38</ref>によると、今作のストーリーを検討する段階でボスキャラクターを設定するところから始まり、いくつかの候補の中からカール大帝を起用することが決定した。そこでTYPE-MOONより「主人公をシャルルマーニュにするのはどうか」との提案がなされ、設定・ストーリーが構成されていったという。当初シャルルマーニュのキャラクターはダークヒーロー系であったが、紆余曲折を経て現行の「ノリが良くて可愛い後輩」系キャラクターに落ち着いたとのことである。ほかのサーヴァントについては、まずロビンフッドとドレイクは前作『EXTELLA』の時から登場させたいという意図があったため最初に参戦が決定した。またアクションゲームというジャンルの特徴を活かすため、派手なモーションが映えるサーヴァントとしてランスロット、イスカンダルと因縁があり、さらに巨大な3Dモデルを動かすというインパクトの大きさを考慮してダレイオス三世などが選出されている。師弟対決やライバル対決を再現して楽しめるのではないかとの考えもあり選択されたスカサハやアルジュナ、ジャンル的に攻撃手段が斬撃に偏りがちであるため別の攻撃方法によるアクションも楽しんでほしいという意図から飛び道具や海魔召喚といった一風変わったスタイルを持つジルなどもおり、シナリオ面だけではなく総合的な判断でサーヴァントを選出したとのことである。
 
*新規参戦の10騎が選出された経緯について、『コンプティーク』2018年7月号に掲載されているインタビュー記事<ref group = "出">「コンプティーク」2018年7月号 p.36-38</ref>によると、今作のストーリーを検討する段階でボスキャラクターを設定するところから始まり、いくつかの候補の中からカール大帝を起用することが決定した。そこでTYPE-MOONより「主人公をシャルルマーニュにするのはどうか」との提案がなされ、設定・ストーリーが構成されていったという。当初シャルルマーニュのキャラクターはダークヒーロー系であったが、紆余曲折を経て現行の「ノリが良くて可愛い後輩」系キャラクターに落ち着いたとのことである。ほかのサーヴァントについては、まずロビンフッドとドレイクは前作『EXTELLA』の時から登場させたいという意図があったため最初に参戦が決定した。またアクションゲームというジャンルの特徴を活かすため、派手なモーションが映えるサーヴァントとしてランスロット、イスカンダルと因縁があり、さらに巨大な3Dモデルを動かすというインパクトの大きさを考慮してダレイオス三世などが選出されている。師弟対決やライバル対決を再現して楽しめるのではないかとの考えもあり選択されたスカサハやアルジュナ、ジャンル的に攻撃手段が斬撃に偏りがちであるため別の攻撃方法によるアクションも楽しんでほしいという意図から飛び道具や海魔召喚といった一風変わったスタイルを持つジルなどもおり、シナリオ面だけではなく総合的な判断でサーヴァントを選出したとのことである。
**以上のこともあり、結果的に新規参戦サーヴァントはその多くが誰かしらに因縁関係を持っている面々となった。シャルルマーニュとカール大帝は両者ともその存在が物語に大きく関わっており、またジルはジャンヌ、ランスロットはアルトリアとガウェイン、スカサハはクー・フーリン、アストルフォはシャルルマーニュ、ダレイオス三世はイスカンダル、アルジュナはカルナとそれぞれ関係がある。
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**以上のこともあり、結果的に新規参戦サーヴァントはその多くが誰かしらに因縁関係を持っている面々となった。シャルルマーニュとカール大帝は互いにその存在が不可分ともいえる関係にあり、またジルはジャンヌ、ランスロットはアルトリアとガウェイン、スカサハはクー・フーリン、アストルフォはシャルルマーニュ、ダレイオス三世はイスカンダル、アルジュナはカルナとそれぞれ関係がある。
    
*OP映像は『EXTRA CCC』や前作『EXTELLA』のようなアニメ映像ではなく、3Dグラフィックモデルによるムービー映像となっている。これについてはEXTRAシリーズにおけるアニメーション制作を手掛けているシャフトがちょうど『[[Fate/EXTRA Last Encore]]』を制作していた時期だったために、ゲームの方まで受注できなかったのではないかという見方がある。
 
*OP映像は『EXTRA CCC』や前作『EXTELLA』のようなアニメ映像ではなく、3Dグラフィックモデルによるムービー映像となっている。これについてはEXTRAシリーズにおけるアニメーション制作を手掛けているシャフトがちょうど『[[Fate/EXTRA Last Encore]]』を制作していた時期だったために、ゲームの方まで受注できなかったのではないかという見方がある。
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