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==Fate/EXTRA CCC==
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{{作品概要
PSP専用ゲーム。ジャンルはRPG。2013年3月28日発売。
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| タイトル = Fate/EXTRA CCC
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| 発売日 = 2013年3月28日
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| 機種 = PlayStation Portable
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| 開発元 = イメージエポック
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| 発売元 = マーベラスAQL
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| 定価 =
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| 前 = [[Fate/stay night|Fate/stay night [Realta Nua]]](PS Vita)
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| 次 = [[Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ]](3DS)
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}}
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{{作品概要
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| タイトル = Fate/EXTRA CCC(漫画版)
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| 原作 = TYPE-MOON・マーベラス
 +
| 作画 = ろび~な
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| 監修 =
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| 脚本協力 =
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| 掲載誌 = コンプティーク
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| レーベル =
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| 連載期間 =
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| 単行本 = 全8巻
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| 発売元 = KADOKAWA
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}}
 +
 
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==概要==
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PSP専用ゲーム。ジャンルはRPG。
 
2011年9月8日公式サイトティザーオープン。
 
2011年9月8日公式サイトティザーオープン。
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;[[ありす]]
 
;[[ありす]]
 
:サーヴァントと共に蘇った、マスターの一人。
 
:サーヴァントと共に蘇った、マスターの一人。
;[[ナーサリーライム|アリス]]
+
;[[ナーサリー・ライム|アリス]]
 
:主と共に蘇った黒色のドレスの少女。
 
:主と共に蘇った黒色のドレスの少女。
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:タイガー。彼女なりに月の裏側からの脱出を目指しており、今作も主人公にタイガークエストをお願いしてくる。
 
:タイガー。彼女なりに月の裏側からの脱出を目指しており、今作も主人公にタイガークエストをお願いしてくる。
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;[[言峰綺礼#言峰神父(EXTRA)|言峰綺礼]]
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;[[言峰綺礼 (EXTRA)|言峰綺礼]]
 
:かつての監督役。今作では購買の店員であり、『最強の店員』を目指している。
 
:かつての監督役。今作では購買の店員であり、『最強の店員』を目指している。
 
:空間の乱れの中では、ランサーのマスターとして登場。
 
:空間の乱れの中では、ランサーのマスターとして登場。
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 +
;清掃委員長
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:主人公らと共に月の裏側に飛ばされた上級AI。表側では間桐桜よりも強い権限を持っていたらしい。
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:聖杯戦争のマスターこそがトラブルの元凶と断じ、主人公ら生徒会と彼らに協力する間桐桜に不信感を抱いている。
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 +
;ギャル子
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:主人公らと共に月の裏側に飛ばされたNPC。
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:聖杯戦争本選の途中で消去される予定だったが、飛ばされたことで消えずに済んだので安心している。
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 +
;ゴー・トゥ
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:主人公らと共に月の裏側に飛ばされたNPC。正式名称NPC5-10。
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:表側ではモノマネ部の部長という役柄の一般NPCだった。
    
===ゲスト===
 
===ゲスト===
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  -17F Alice In Graveyard.
 
  -17F Alice In Graveyard.
 
  -18F Crime Ballet.
 
  -18F Crime Ballet.
 +
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第七層 乙女ノ深層 I love You.
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Observer on Angelica Cage,black bottom moon light.
 +
 +
第七層 聖女ノ深層 Anima Ataraxia.
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Deliverer on Angelica Cage,holy only lime tree.
    
==用語==
 
==用語==
 
;サクラ迷宮
 
;サクラ迷宮
 
:前作の「SE.RA.PH」に代わる新しい舞台。
 
:前作の「SE.RA.PH」に代わる新しい舞台。
:表の聖杯戦争のアリーナを模して造られたもので、定型を保つことが困難な虚数空間の中でも実数を保ち続けられる領域で、サクラ迷宮という名称は巨大な桜の樹に寄り添うように下へ下へと続いている事に由来する。桜の樹とヨーロッパ風の建物が立ち並ぶ場所や廃墟のような場所、マスターをとらえて魔術回路を剥ぎ取る拷問部屋のような場所などさまざまなフロアがある。
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:表の聖杯戦争のアリーナを模して造られたもので、定型を保つことが困難な虚数空間の中でも実数を保ち続けられる領域である。サクラ迷宮という名称は巨大な桜の樹に寄り添うように下へ下へと続いている事に由来する。桜の樹とヨーロッパ風の建物が立ち並ぶ場所や廃墟のような場所、マスターをとらえて魔術回路を剥ぎ取る拷問部屋のような場所などさまざまなフロアがある。
    
;旧校舎
 
;旧校舎
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;ヴィーナス・スタチュー
 
;ヴィーナス・スタチュー
:『Fate/EXTRA CCC』で各階層の最後に立ちふさがる少女像。センチネル化した少女の本体にして、迷宮の核。<br>本来なら物理干渉では破壊できない"世界の果て"。その内部は[[BB]]ですら立ち入れない禁猟乙女領域。サクラ迷宮をすり抜けたところで最後にこの壁がある以上、[[主人公 (EXTRA)|主人公]]たちが何をしようが無駄なあがきにすぎないと[[BB]]は想定していた。<br>しかし心の専門家である[[殺生院キアラ|キアラ]]の秘術によって『内部に飛び降りる』などという離れ技が実行され、無敵のセンチネルシステムは攻略可能な防壁に格落ちしてしまった。<br>ちなみに壁に埋め込まれた肥大化アバターは[[BB]]からのメモリ増築の結果。迷宮を自在に変革するためにはあれだけの改造が必要。<br>スタチューの中でセンチネルを倒し、心の淀みを振り払い、[[BB]]の支配から解放(接続を解除)されれば元の大きさの戻れる仕組み。<br>[[サーヴァント]]たちの心象世界にあるレリーフはこれとは違うもので、あれこそ深層にある"魂のカタチ"と思ってもらえばよい。<br>ゲーム内では"レリーフ"と呼ばれている。壁に囚われた少女、というコンセプトでデザインされた。開発初期での名称はショコラヴェールだった。
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:各階層の最後に立ちふさがる少女像。センチネル化した少女の本体にして、迷宮の核。<br>本来なら物理干渉では破壊できない"世界の果て"。その内部は[[BB]]ですら立ち入れない禁猟乙女領域。サクラ迷宮をすり抜けたところで最後にこの壁がある以上、[[主人公 (EXTRA)|主人公]]たちが何をしようが無駄なあがきにすぎないと[[BB]]は想定していた。<br>しかし心の専門家である[[殺生院キアラ|キアラ]]の秘術によって「内部に飛び降りる」などという離れ技が実行され、無敵のセンチネルシステムは攻略可能な防壁に格落ちしてしまった。<br>壁に埋め込まれた肥大化アバターは[[BB]]からのメモリ増築の結果。迷宮を自在に変革するためにはあれだけの改造が必要。<br>スタチューの中でセンチネルを倒し、心の淀みを振り払い、[[BB]]の支配から解放されれば元の大きさに戻れる仕組み。<br>[[サーヴァント]]たちの心象世界にあるレリーフはこれとは違うもので、あれこそ深層にある"魂のカタチ"である。<br>ゲーム内では"レリーフ"と呼ばれている。壁に囚われた少女、というコンセプトでデザインされた。開発初期での名称はショコラヴェールだった。
    
;404光年
 
;404光年
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;イタリア風悪魔さん
 
;イタリア風悪魔さん
 
:2030年に地上で開発・発売されたRPGで、通称「でぃあぼろさん」。
 
:2030年に地上で開発・発売されたRPGで、通称「でぃあぼろさん」。
:ハック&スラッシュの金字塔とも言えるシリーズの最新作で、発表から発売まで十年もの時間を費やしている。
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:ハックとスラッシュの金字塔とも言えるシリーズの最新作で、発表から発売まで十年もの時間を費やしている。
:高難易度でありながら普遍的なゲーム内容、単純操作でありながら奥の深いコレクション性、キャラを育て始めたら何故か止められない程の魔力に満ちた、まさに悪魔のようなゲーム。<br>地上の全て観測するムーンセルにも当然コピー・収集されており、舞台裏でカルナはジナコにこれを探すクエストを命じられていた。
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:高難易度でありながら普遍的なゲーム内容、単純操作でありながら奥の深いコレクション性、キャラを育て始めたら何故か止められない程の魔力に満ちた、まさに悪魔のようなゲーム。<br>地上の全てを観測するムーンセルにも当然コピー・収集されており、舞台裏でカルナはジナコにこれを探すクエストを命じられていた。
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==スタッフ==
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*メインシナリオ - 奈須きのこ
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*サブシナリオ - 奈須きのこ、石川夏子、熊衣べる、赤羽良保
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*キャラクター原案 - 武内崇
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*キャラクターデザイン - ワダアルコ
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*音楽制作 - TYPE-MOON
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*プロデューサー - 水谷英之
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*OPムービー製作 - シャフト
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==主題歌==
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:; オープニングテーマ
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::;「サクラメイキュウ」
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::: 作詞・作曲・歌:分島花音 / 編曲:千葉“naotyu-”直樹
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:; エンディングテーマ
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::;「Blossom.」
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::: 作詞:ヤスカワショウゴ / 作曲・編曲:石濱翔 / 歌:丹下桜
    
==メモ==
 
==メモ==
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*7つのクラスのうち、[[アサシン|アサシン]]と[[ライダー|ライダー]]のサーヴァントのみ登場しない。ただし[[パッションリップ]]と[[メルトリリス]]はそれぞれ「気配遮断」と「騎乗」のスキルを所持している。
 
*7つのクラスのうち、[[アサシン|アサシン]]と[[ライダー|ライダー]]のサーヴァントのみ登場しない。ただし[[パッションリップ]]と[[メルトリリス]]はそれぞれ「気配遮断」と「騎乗」のスキルを所持している。
 
*没キャラクターとして[[カズラドロップ]]、[[ヴァイオレット]]、[[キングプロテア]]なるキャラ達が制作初期段階では登場する予定だったことが公表されている。詳細はリンク先で。
 
*没キャラクターとして[[カズラドロップ]]、[[ヴァイオレット]]、[[キングプロテア]]なるキャラ達が制作初期段階では登場する予定だったことが公表されている。詳細はリンク先で。
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*公式では『CCC』は「例外処理」の意味と説明されているが、'''プログラミング分野において「例外処理」の意味で『CCC』という言葉が使われる事は皆無'''と言ってよく、それどころか'''そもそも『CCC』というプログラミング用語は存在しない'''(『Code C with Classes』の略だという説明がネット上にちらほら見受けられるが、それはプログラミング言語の名前であり、「例外処理」という意味は全くない)。結局のところ、公式がなぜそのような説明をしたのか、何を情報源にしたのかは不明。
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*本作はTYPE-MOONのゲームにしては珍しい程ネットスラングが多用されているりこれはせっかく電脳世界が舞台のゲームだし、CCCのテーマは『<ruby><rb>違法改造</rb><rt>チート</rt></ruby>』でもあるし、という事で俗物的なノリを目指したため。スラングを多用すればモノローグは愉しいものになるが、同時に物語の普遍性は翳ってしまうの諸刃の刃なので、扱いには気をつけよう、とマテリアルでコメントしている。
    
==話題まとめ==
 
==話題まとめ==
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:''せっかくの電脳もの、せっかくのインフレSFものなんだし。''
 
:''せっかくの電脳もの、せっかくのインフレSFものなんだし。''
 
:''困った事に、やりたいネタはまだ半分も使い切れていないんだ。」''
 
:''困った事に、やりたいネタはまだ半分も使い切れていないんだ。」''
:との事。これからも『EXTRA』の世界観はまだまだ広がっていくようである。
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:との事<ref group = "出">[http://www.typemoon.org/bbb/diary/log/201411.html 竹箒日記2014/11/10]</ref>。これからも『EXTRA』の世界観はまだまだ広がっていくようである。
 
:…が、肝心の'''『EXTRA』と『CCC』の開発元であるイメージエポックは2015年5月に破産手続き、倒産となってしまった'''。
 
:…が、肝心の'''『EXTRA』と『CCC』の開発元であるイメージエポックは2015年5月に破産手続き、倒産となってしまった'''。
 
:少なくとも今後はやるとしても別の開発元になるわけだが、果たしてどうなるのか。
 
:少なくとも今後はやるとしても別の開発元になるわけだが、果たしてどうなるのか。
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コミック<br>
 
コミック<br>
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CD<br>
 
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235行目: 296行目:     
関連書籍<br>
 
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== 脚注 ==
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===注釈===
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<references group = "注"/>
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===出典===
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<references group = "出"/>
    
==リンク==
 
==リンク==
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