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:2018年7月
 
:2018年7月
 
| 放送局 = TOKYO MX ほか
 
| 放送局 = TOKYO MX ほか
| 話数 =  
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| 話数 = 全13話
 
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== 登場人物 ==
 
== 登場人物 ==
;[[主人公 (EXTRA)|岸浪ハクノ]]
+
;[[岸浪ハクノ]]
 
:聖杯戦争に参加しているマスター。
 
:聖杯戦争に参加しているマスター。
 
;[[ネロ・クラウディウス|セイバー]]
 
;[[ネロ・クラウディウス|セイバー]]
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:ありすのサーヴァント。
 
:ありすのサーヴァント。
 
;[[ユリウス・ベルキスク・ハーウェイ]]
 
;[[ユリウス・ベルキスク・ハーウェイ]]
:
+
:第五階層をうろつく殺人鬼。
 
;[[李書文|バーサーカー]]
 
;[[李書文|バーサーカー]]
:
+
:ユリウスのサーヴァント。
 
;[[間桐桜 (EXTRA)|間桐桜]]
 
;[[間桐桜 (EXTRA)|間桐桜]]
 
:保健室のNPC。
 
:保健室のNPC。
 
;[[尼里ミサオ]]
 
;[[尼里ミサオ]]
:予選に参加しているマスター。
+
:第三階層まで勝ち上がったマスター。
 +
;[[ヴァナルガンド|ライダー]]
 +
:尼里ミサオのサーヴァント。本編では登場しないが、ドラマCD「あまり者の聖杯戦争」に登場。
 
;[[レオナルド・ビスタリオ・ハーウェイ]]
 
;[[レオナルド・ビスタリオ・ハーウェイ]]
 
:予選に参加しているマスター。
 
:予選に参加しているマスター。
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;[[覚者|セイヴァー]]
 
;[[覚者|セイヴァー]]
 
;[[言峰綺礼 (EXTRA)|言峰綺礼]]
 
;[[言峰綺礼 (EXTRA)|言峰綺礼]]
<!-- ;[[主人公 (EXTRA)|岸浪白野]] -->
+
;[[主人公 (EXTRA)|岸浪白野]]
    
== 用語 ==
 
== 用語 ==
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:以後、間桐シンジはかつての舞台であった旧校舎を住居とし、表だった都市運営は秘書となった女性マスターが行っていた。
 
:以後、間桐シンジはかつての舞台であった旧校舎を住居とし、表だった都市運営は秘書となった女性マスターが行っていた。
 
:少女を中心にした治安部隊を組織したのはその女性マスターの趣味だとか。
 
:少女を中心にした治安部隊を組織したのはその女性マスターの趣味だとか。
  −
;死相(デッドフェイス)
  −
:[[覚者|チャクラ・ヴァルティン]]成立後、ごく稀に発露するようになった強化現象。
      
;[[コードキャスト]]
 
;[[コードキャスト]]
 
:電脳空間で使用される簡易術式プログラム。
 
:電脳空間で使用される簡易術式プログラム。
 
:ウィザードはコードを予め設計・製造しておき、これに魔力を通すことで起動させる。
 
:ウィザードはコードを予め設計・製造しておき、これに魔力を通すことで起動させる。
  −
;天輪聖王(チャクラ・ヴァルティン)
  −
:[[覚者|セイヴァー]]と呼ばれるサーヴァントが持つ宝具。聖杯戦争のルールを変えたと語られる。
      
;フロアマスター
 
;フロアマスター
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:『停滞の海』から戦いに訪れたマスター達は、
 
:『停滞の海』から戦いに訪れたマスター達は、
 
:入り口である「王城」を出た瞬間に狙撃され、森への撤退を余儀なくされた。
 
:入り口である「王城」を出た瞬間に狙撃され、森への撤退を余儀なくされた。
:マスター達は狙撃手がいるであろう時計塔を目指し、その道半ばで狩人に倒されるか、
+
:マスター達は狙撃手がいるであろう時計塔を目指し、その道半ばで狩人に倒されるか、時計塔に辿り着いた時、最後の罠によって殺された。
:時計塔に辿り着いた時、最後の罠によって殺された。
      
;サイバーゴースト
 
;サイバーゴースト
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:雨が降り続く第五階層。
 
:雨が降り続く第五階層。
 
:吹き溜まった死、怨念の声がノイズとなり、そのノイズが雨音となって再生されている。
 
:吹き溜まった死、怨念の声がノイズとなり、そのノイズが雨音となって再生されている。
:この階層を彷徨う「殺人鬼」の怒りが投影された物で停滞し、崩壊した地上の風景を再現しているとも。
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:[[ユリウス・ベルキスク・ハーウェイ|この階層を彷徨う殺人鬼]]の怒りが投影された物で停滞し、崩壊した地上の風景を再現しているとも。
 
:フロアマスターは既に死亡したと判定され他にマスターもいないため、一騎打ちによる勝者輩出は行われなかった。
 
:フロアマスターは既に死亡したと判定され他にマスターもいないため、一騎打ちによる勝者輩出は行われなかった。
 
:そのため、既にラダーは下りている。
 
:そのため、既にラダーは下りている。
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:どのようなマスターであれ、英霊の霊基に耐えきれず途中で崩壊してしまうが、
 
:どのようなマスターであれ、英霊の霊基に耐えきれず途中で崩壊してしまうが、
 
:「生まれながらにそう調整された個体」であれば耐えられる可能性はある。
 
:「生まれながらにそう調整された個体」であれば耐えられる可能性はある。
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;死相(デッドフェイス)
 
;死相(デッドフェイス)
 
:[[覚者|チャクラ・ヴァルティン]]成立後、ごく稀に発露するようになった強化現象。
 
:[[覚者|チャクラ・ヴァルティン]]成立後、ごく稀に発露するようになった強化現象。
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:その生命意義は全て失われ、フロアを彷徨うだけの災害となる。
 
:その生命意義は全て失われ、フロアを彷徨うだけの災害となる。
   −
;試写室
+
;試写室
 
:ハクノが失意の中で辿り着いた記録。
 
:ハクノが失意の中で辿り着いた記録。
 
:「君は憎しみを知らない」という吐露に反応した誰かの余計なお世話。
 
:「君は憎しみを知らない」という吐露に反応した誰かの余計なお世話。
 
:1000年前に行われた聖杯戦争では校舎の中にあった視聴覚室であったとも。
 
:1000年前に行われた聖杯戦争では校舎の中にあった視聴覚室であったとも。
:今はやきそばパンだけが残されている。  
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:今はやきそばパンだけが残されている。
    
;真名
 
;真名
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;招き蕩う黄金劇場(アエストゥス・ドムス・アウレア)
 
;招き蕩う黄金劇場(アエストゥス・ドムス・アウレア)
 
:[[ネロ・クラウディウス|セイバー]]の宝具。
 
:[[ネロ・クラウディウス|セイバー]]の宝具。
:生前は思うままに生き、死後は「バビロンの大淫婦」と貶められた
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:生前は思うままに生き、死後は「バビロンの大淫婦」と貶められたセイバーの人生・信条を形にした大魔術。
:ローマ帝国第五帝の人生・信条を形にした大魔術。
   
:セイバーが築き上げた黄金劇場を魔力で再構成し、
 
:セイバーが築き上げた黄金劇場を魔力で再構成し、
 
:「この舞台の中でなら全ての幸運・勝機が主役である彼女に傾く」という決戦場。
 
:「この舞台の中でなら全ての幸運・勝機が主役である彼女に傾く」という決戦場。
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;無限の残骸(アンリミテッド/レイズ・デッド)
 
;無限の残骸(アンリミテッド/レイズ・デッド)
 
:実力伯仲だった二名のマスターの戦いの末路。
 
:実力伯仲だった二名のマスターの戦いの末路。
:勝者を輩出する事なく、敗者を決定する事なく、ただ戦いに破れたそれぞれの遺体が積み重なる無人の第六層。
+
:勝者を輩出する事なく、敗者を決定する事なく、ただ戦いに破れたそれぞれの遺体が積み重なる無人の第六階層。
 
:1000年前の聖杯戦争で遠坂リンとラニ=Ⅷはこのフロアで対決したが、その結果は完全なる引き分けだった。
 
:1000年前の聖杯戦争で遠坂リンとラニ=Ⅷはこのフロアで対決したが、その結果は完全なる引き分けだった。
:互いにサーヴァントを失い、互いに致命傷を与えた両名は「勝者」であり「敗者」としてカウントされてしまった。
+
:互いにサーヴァントを失い、互いに致命傷を与えた両名は「勝者でもなく敗者でもない者」としてカウントされてしまった。
 +
 
 +
:その後、トワイスの手で二人が仮死状態で保護された際に聖杯戦争が停止し、
 +
:ムーンセルは第六階層で最も優れたマスターであるリンとラニをフロアマスターとして選んだ。
 +
:死の直前にある両者はフロアの核として採用され、第六階層は彼女達の世界に再構成された。
   −
:その直後、トワイス・H・ピースマンの手で聖杯戦争が停止し、第六層はフロアマスターとして
+
:リンとラニが自分達の状態(フロアを維持する為の補助装置として組み込みまれた事)を把握するまで数十年のラグがあり、
:第六層で最も優れたマスターであるリンとラニを保護。
+
:その間、第六階層にいた数少ないマスター達は第七階層に向かったか、下層に避難した。
:死の直前にある両者をフロアの核として採用し、第六層を再構成した。
  −
:リンとラニが自分達の状態(フロア化している)事を把握するまで数十年のラグがあり、
  −
:その間、第六層にいた数少ないマスター達は第七層に向かったか、下層に避難した。
      
:死の直前でフロアと同化したリンとラニの本体(オリジナル)の意識は未だ「聖杯戦争」のただ中にある。
 
:死の直前でフロアと同化したリンとラニの本体(オリジナル)の意識は未だ「聖杯戦争」のただ中にある。
:彼女たちは霧のかかった意識のまま本能に従い、代理となる分身(アバター)を作成。
+
:彼女達は霧のかかった意識のまま本能に従い、代理となる分身(アバター)を作成。
:勝敗を明らかにする為、戦闘を再開したのだが、何年、何十年、何百年と戦いを繰り返しても、
+
:勝敗を明らかにするため戦闘を再開したのだが、何年・何十年・何百年と戦いを繰り返しても、
 
:彼女達が勝者としてフロアから開放される時は来なかった。
 
:彼女達が勝者としてフロアから開放される時は来なかった。
   −
:500年の殺し合いが続き、彼女達もようやく状況を諦めた。
+
:500年もの殺し合いが続き、彼女達もようやく状況を諦めた。
:自分たちではもう判定は覆らない。リン(ラニ)を殺した所でラニ(リン)が勝者になる事はない。
+
:自分達ではもう判定は覆らない。リン(ラニ)を殺した所でラニ(リン)が勝者になる事はない。
 
:彼女達が「勝者」か「敗者」になる方法はただ一つ。
 
:彼女達が「勝者」か「敗者」になる方法はただ一つ。
:第六層まで上がってきたマスターと戦い、倒すか、倒されるかの結末を迎えるしかない。
+
:第六階層まで上がってきたマスターと戦い、これを倒して勝者としてカウントされるか、
 +
:倒されて敗者としてカウントされるかだけである。
    
;分身(アバター)
 
;分身(アバター)
 
:リンとラニの今の姿。数百年にも及ぶ、自己改造と自己強化の成れの果て。
 
:リンとラニの今の姿。数百年にも及ぶ、自己改造と自己強化の成れの果て。
:彼女達はライバルであるリン(ラニ)を上回るため、
+
:フロアマスターとなった彼女達は生体工場となり、ライバルであるリン(ラニ)を上回るため、
 
:自身の電脳体を改良し続け、その果てに自らをサーヴァント化した。
 
:自身の電脳体を改良し続け、その果てに自らをサーヴァント化した。
   −
:既にサーヴァントを失っていた彼女達は、かつて契約していた
+
:既にサーヴァントを失っていた彼女達は、かつて契約していた英霊の要素を自身の電脳体に植え付け融合させている。
:英霊の要素を自身の電脳体に植え付け、融合させている。
+
:その有様は成長というより、工場で出荷される兵器の様なもの。自己改造は本体(オリジナル)そのものから始まり、
:その有様は成長というより、工場で出荷される兵器のようなもの。
+
:彼女達は生きたまま違うものに組み替えられる痛みと恐怖を幾度となく繰り返し、今の最適解の電脳体に落ち着いた。
:事故改造は本体(オリジナル)そのものから始まり、
  −
:彼女達は生きたまま違うものに組み替えられる痛みと恐怖を
  −
:幾度となく繰り返し、今の最適解の電脳体に落ち着いた。
   
:長いトライアルの末、リンは[[クー・フーリン|スキルに特化したサーヴァントスタイル]]を選び、
 
:長いトライアルの末、リンは[[クー・フーリン|スキルに特化したサーヴァントスタイル]]を選び、
 
:ラニは[[呂布奉先|パワーに特化したサーヴァントスタイル]]を選んだようだ。
 
:ラニは[[呂布奉先|パワーに特化したサーヴァントスタイル]]を選んだようだ。
   −
:各階層でハクノとセイバーに協力していたのは、第六層から下層に向けて派遣されたこの分身である。
+
:各階層でハクノとセイバーに協力していたのは、第六階層から下層に向けて派遣されたこの分身である。
:SE.RA.PHは一方通行の為、一階層に一人ずつ分身を派遣していた。
+
:SE.RA.PHは一方通行の為、各階層に一人ずつ分身を派遣していた。
:その目的は言うまでもなく「新しいマスター」を第六層にまで到達させる為だった。
+
:その目的は言うまでもなく「まだ生きているマスターを見つけ出し、彼女達の本体が待つ第六階層まで到達させる為」だった。
    
;心臓世界アストライア
 
;心臓世界アストライア
:第六層の中心にあるドーム。
+
:第六階層の中心にあるドーム。
 +
:フロアの心臓部分であり、この天秤の上からどちらかが欠けた時、第六階層は崩壊する。
 
:リンとラニの本体が安置されており、分身達はこのドームに入る事を本能的に恐れている。
 
:リンとラニの本体が安置されており、分身達はこのドームに入る事を本能的に恐れている。
:いかに代理といえ分身(借り物)が本物に近づき、これを直視しようとした時、自己矛盾により砕け散る。
+
:いかに代理といえ分身(借り物)が本物に近づきこれを直視しようとした時、自己矛盾により砕け散る可能性があった為だ。
:フロアの心臓部分であり、この天秤の上からどちらかが欠けた時、第六層は崩壊する。
+
:また、分身達では本体に干渉する事は出来ない為、自殺する事も叶わなかった。
 +
 
 +
:分身達は消滅の際、蓄積した情報・記憶を本体に送り届ける。
 +
:分身達の行いは全て、眠り続ける本体にフィードバックする構造になっている。
   −
:また、分身達は消滅の際、蓄積した情報・記憶を本体に送り届ける。
+
;太陽の頂
:分身達の行いは全て、眠り続ける本体にフィードバックする構造になっている。  -->
+
:黄金の海に囲まれた、大小の剣の山が乱立した第七階層。「熾天の檻」から落とされた岸波白野の最期の土地でもある。
 +
:事実上、聖杯戦争における決戦の場で「もう上がる階層はない」ため、ここではムーンマイルラダーは降りてこない。
 +
:雲海の上に幾つもの山の頂が見え、一際高い山の頂にある神殿跡がマスター同士の決戦場となっている。
 +
:この決戦場で勝利したマスターは自動的にムーンセル中枢のある「熾天の檻」に招かれる。
 +
 
 +
;転輪する勝利の剣(エクスカリバー・ガラティーン)
 +
:[[ガウェイン]]の宝具。
 +
:「[[アルトリア・ペンドラゴン|約束された勝利の剣]]」の姉妹剣であり、人工太陽の柄を宿す炎の聖剣。
 +
:純粋な破壊力であれば聖杯戦争の中でもトップランクの宝具。
 +
:レオの膨大な魔力供給と強化術式によりその威力は更に向上し、真名開放による一撃はセイヴァーの「天輪聖王」と拮抗、これを上回った。
 +
 
 +
;攻性防壁(ファイヤーウォール)
 +
:月の聖杯戦争で敗れたマスターが灼かれる防壁。
 +
:マスターの命を奪うのは敵マスターではなく「不要になった敗者」を処理するSE.RA.PHの、ひいてはムーンセルの敷いたルールそのもの。
 +
 
 +
;辺獄の底
 +
:予選会場のあった階層。第1話において予選会場は消去され、今は何も無い空間が残るのみ。
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:セイバーが眠っていた辺獄の薔薇園のみがかろうじて残されている。
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:暗い闇の中、切り取られた空を目指して[[岸浪ハクノ|二]][[ネロ・クラウディウス|人]]は歩く。
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 +
:そびえる天を睨む。喝采は失われ、繁栄は虚偽に落ち、多くの願いは砕け散った。
 +
:それでも―――その辺獄に光は射した。
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 +
;オーバーカウント1999
 +
:決定的な資源枯渇・人類の衰退の始まりの時期。その原因は不明。
 +
:人類では食い潰せないはずの地球の資源は枯渇し、世界から生命が生きていく為の力は失われた。
 +
:トワイス曰く「地球はその魂とも言える核を傷付けられた」とされている。
 +
 
 +
;ガウェインの傷跡
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:1000年前の聖杯戦争・第七回戦で胸を抉り、霊核を破損させたガウェインの傷。
 +
:レオとの対決時、千載一遇の好機に全てを込めて放たれた、岸波白野とセイバーの生命の証。
 +
:「貴女にこの先の未来は無いとしても、貴女という生命の意義はその一撃で完成した」。
 +
:それは転じて「理想の王」として作られながらその理想そのものに疑問を抱いた、レオの最後の完成形でもあった。
 +
 
 +
;栞(しおり)
 +
:ありすとキャスターが遺した本の栞。劣化しているものの「永久機関・少女帝国」を発動させる。
 +
:この栞は一度きりで散ってしまう物であり、その使用と共にキャスターはその長かった物語を終え、穏やかに本を閉じた。
 +
 
 +
;熾天の檻
 +
:[[並行世界]]の運営まで観測・予測するムーンセルの心臓部。
 +
:並行世界の在り方は巨大な樹を思わせる構造であり、[[覚者|セイヴァー]]が悟りを開いたのも菩提樹の木の下だったという。
 +
:空中に浮かぶ立方体がムーンセル中枢であり、聖杯と呼ばれるもの。
 +
:本来なら聖杯戦争に勝利したマスターは無条件で中枢に誘導されるが、トワイスによってその中枢は閉ざされている。
 +
 
 +
;天輪聖王(チャクラ・ヴァルティン)
 +
:トワイスのサーヴァント、[[覚者|セイヴァー]]の宝具。聖杯戦争のルールを変えたと語られる。
 +
:本作品におけるセイヴァーは最終局面でこの宇宙から立ち去ったものの、彼が残した宝具はトワイスの指示通りに活動している。
 +
:大輪と小輪に分かれており、大輪はSE.RA.PHを囲み破壊しようとしている直径70kmのリング、小輪は熾天の檻だけを囲む直径7㎞のリングで構成されている。
 +
:小輪はトワイスとムーンセル中枢への到達を阻む迎撃宝具であり、武の王「転輪聖王」が持つとされる七つの具足を模したバンカーバスターを有する。
 +
 
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;マスター
 +
:聖杯戦争のマスター。
 +
:サーヴァントと運命共同体であり、彼らの力をもってその願いを叶えんとする者。
 +
:生存競争は醜く残酷で、憎しみを生み続ける。
 +
:その中でまだ前に進む者たちだけが勝ち残り、己の責任を全うしようとあがき続けた。
 +
:もう聖杯戦争が行われる事はなく、それらは全て過去の遺物となった。
 +
 
 +
:「マスター」。それは最後の残響、聖杯戦争に贈られる名も無い喝采。
 +
:辺獄から第七階層までの戦いの末“誰でもない誰か”として誕生した命は、一人の<ruby><rb>人間</rb><rt>マスター</rt></ruby>として、己が願いを獲得した。
    
== スタッフ ==
 
== スタッフ ==
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== メモ ==
 
== メモ ==
 
*原作者であり、シリーズ構成として参加する奈須きのこ氏が「単なる『EXTRA』のアニメ化である」と『TYPE-MOON エースVol.12』のインタビューで答えたのだが、果たして。
 
*原作者であり、シリーズ構成として参加する奈須きのこ氏が「単なる『EXTRA』のアニメ化である」と『TYPE-MOON エースVol.12』のインタビューで答えたのだが、果たして。
**案の定、『Last Encore』は前提を知っているかいないかで感触が変わるものを目指し、原作ゲームを知っている人はその違いに「なん……だと……?」と刮目してもらえるようにと竹箒日記で綴った<ref>[http://www.typemoon.org/bbb/diary/log/201801.html 竹箒日記2017/1/27]</ref>。<del>やっぱりである。</del>
+
**案の定、『Last Encore』は前提を知っているかいないかで感触が変わるものを目指し、原作ゲームを知っている人はその違いに「なん……だと……?」と刮目してもらえるようにと竹箒日記で綴った<ref group = "出">[http://www.typemoon.org/bbb/diary/log/201801.html 竹箒日記2017/1/27]</ref>。<del>やっぱりである。</del>
 
**そもそも『ゲームのアニメ化』ではなく『アニメの為に作った本』はこれが初めてであり、「趣味に走っていい。とにかくやりたい事をやっていい」と二度目の打ち合わせの時に言われたのが、『Last Encore』の土台になっている。<br>アニメ脚本の経験がなく、まず一冊『Last Encore』の原作本を書いた後、桜井光氏に脚本への落とし込みや修正を手伝う形となっている。
 
**そもそも『ゲームのアニメ化』ではなく『アニメの為に作った本』はこれが初めてであり、「趣味に走っていい。とにかくやりたい事をやっていい」と二度目の打ち合わせの時に言われたのが、『Last Encore』の土台になっている。<br>アニメ脚本の経験がなく、まず一冊『Last Encore』の原作本を書いた後、桜井光氏に脚本への落とし込みや修正を手伝う形となっている。
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***その結果、本作は極めて難解なアニメとなっている。面白いつまらないは個々人の評価だが、EXTRA未プレイの視聴者を中心に「それ以前によく分からない」と言う感想が少なからず見受けられた。既プレイの視聴者からさえ一部から同様の声があった他、肯定的な視聴者からも「せめて2クールなら」との声も有る。
    
== 話題まとめ ==
 
== 話題まとめ ==
    
== 商品情報 ==
 
== 商品情報 ==
 +
Blu-ray<br>
 +
<amazon>B079MPR4RS</amazon><amazon>B079Y8SF3T</amazon><amazon>B07BQKN5KS</amazon><amazon>B07BQX4FWH</amazon><amazon>B07C9F88L5</amazon><amazon>B07CD1GLSX</amazon><br/>
 
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書籍<br>
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== 脚注 ==
 
== 脚注 ==
<references/>
+
===注釈===
 +
<references group = "注"/>
 +
 
 +
===出典===
 +
<references group = "出"/>
    
== リンク ==
 
== リンク ==
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