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1,528 バイト追加 、 2024年4月17日 (水)
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| 読み = オルト
 
| 読み = オルト
 
| 外国語表記 =  
 
| 外国語表記 =  
| 初登場作品 = Fate/Grand Order
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| 初登場作品 = [[Fate/Grand Order]]
 
| 声優 =  
 
| 声優 =  
 
| 演者 =  
 
| 演者 =  
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| 血液型 =  
 
| 血液型 =  
 
| 出典 =  
 
| 出典 =  
| 地域 = オールトの雲
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| 地域 = オールトの雲、南米異聞帯
| 属性 = 不明
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| 属性 =  
 
| 副属性 = 星
 
| 副属性 = 星
 
| 性別 =  
 
| 性別 =  
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== 概要 ==
 
== 概要 ==
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『Fate/Grand Order』に登場するアルテミット・ワン。<br>通常のORTについては[[ORT]]を参照。
 
; 略歴
 
; 略歴
 
: [[黄金樹海紀行 ナウイ・ミクトラン|南米異聞帯]]に眠っているとされ、[[異星の神]]がより強い依り代として求めていた極限の単独種。
 
: [[黄金樹海紀行 ナウイ・ミクトラン|南米異聞帯]]に眠っているとされ、[[異星の神]]がより強い依り代として求めていた極限の単独種。
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: このような無法とも言える規格外の能力を有するが、これらの能力を発揮していた「ORTだと思われていたもの」、一見蜘蛛のように見える刺々しい見た目の生物はORTの本体ではなく、人間で言うならば'''老廃物として体外に排出された皮膚角質程度の存在'''にすぎず、本体は背後に存在する円盤のような浮遊物である。核融合によるエネルギーの生成を行い、広範囲に複数の宇宙線、超重力、インフレが始まれば100万度を超える超高温を発生させることにより宇宙空間における雷雲群「ギャラクティカ・スーパーセル」を再現することができる。
 
: このような無法とも言える規格外の能力を有するが、これらの能力を発揮していた「ORTだと思われていたもの」、一見蜘蛛のように見える刺々しい見た目の生物はORTの本体ではなく、人間で言うならば'''老廃物として体外に排出された皮膚角質程度の存在'''にすぎず、本体は背後に存在する円盤のような浮遊物である。核融合によるエネルギーの生成を行い、広範囲に複数の宇宙線、超重力、インフレが始まれば100万度を超える超高温を発生させることにより宇宙空間における雷雲群「ギャラクティカ・スーパーセル」を再現することができる。
 
: 真骨頂として超高度な学習・自己進化能力をも備えている。その身に纏う宇宙嵐を止めるためにその発生器官を特定され、死の概念を付加された上で破壊されたものの、修復するどころか僅かな時間でそれまであった器官を新たに設計・新造してしまう。自身の細胞が一片もなくなるほどに焼き尽くされた際は、英霊の座へ干渉する能力と空想樹の能力、そして主人公が見せていたカルデア式の召喚術を模倣し、'''自身が英霊として認定された仮想の未来を構築し、自身を触媒に自分自身をサーヴァントとして召喚する'''というどんでん返しまでやってのけた。更にサーヴァント体が撃破された後、ORTの心臓である太陽として残っている事を利用し、逆説的理論で自身の再召喚を行なっている。
 
: 真骨頂として超高度な学習・自己進化能力をも備えている。その身に纏う宇宙嵐を止めるためにその発生器官を特定され、死の概念を付加された上で破壊されたものの、修復するどころか僅かな時間でそれまであった器官を新たに設計・新造してしまう。自身の細胞が一片もなくなるほどに焼き尽くされた際は、英霊の座へ干渉する能力と空想樹の能力、そして主人公が見せていたカルデア式の召喚術を模倣し、'''自身が英霊として認定された仮想の未来を構築し、自身を触媒に自分自身をサーヴァントとして召喚する'''というどんでん返しまでやってのけた。更にサーヴァント体が撃破された後、ORTの心臓である太陽として残っている事を利用し、逆説的理論で自身の再召喚を行なっている。
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:またデイビットの目的から察するに、ORTの力を用いれば地球の破壊を行うこともできる様子。
    
== バリエーション ==
 
== バリエーション ==
 
=== オルト・シバルバー ===
 
=== オルト・シバルバー ===
 
:ORTが撃破される直前、取り込んだ空想樹の力を用いて自身が英霊として認定された未来を仮想構築し、更に吸収したサーヴァントの情報から学習し会得したカルデア召喚式を用いて自分で自分を召喚した姿。蜘蛛形態を人間大サイズに落とし込んだ人型に近いフォルムをしている。
 
:ORTが撃破される直前、取り込んだ空想樹の力を用いて自身が英霊として認定された未来を仮想構築し、更に吸収したサーヴァントの情報から学習し会得したカルデア召喚式を用いて自分で自分を召喚した姿。蜘蛛形態を人間大サイズに落とし込んだ人型に近いフォルムをしている。
:クラスはシバとトリスメギストスIIの解析によれば「'''グランドフォーリナー'''」。ゲーム中のバトルではこの形態は「ORT」から「オルト・シバルバー」に変わるが、シナリオパートではどちらも一貫して「ORT」と呼称されている。
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:クラスはシバとトリスメギストスⅡの解析によれば「'''グランドフォーリナー'''」。ゲーム中のバトルではこの形態は「ORT」から「オルト・シバルバー」に変わるが、シナリオパートではどちらも一貫して「ORT」と呼称されている。
 
:なお、人理を守護するための人類史最高峰の英霊に与えられるグランドクラスを、エクストラクラスであるフォーリナー、まして人類の脅威以外の何者でもない外敵のORTが獲得している理由は謎。一説によるとORTが召喚した英霊オルト・シバルバーそのものが、「3億年の活動実績、英霊に認定された経緯、守るべき人類の定義」などの全てがORTを基準に仮想構築された世界でのものなので、グランドクラスの認定基準もその世界のものによるものだからではないか、と言われている。
 
:なお、人理を守護するための人類史最高峰の英霊に与えられるグランドクラスを、エクストラクラスであるフォーリナー、まして人類の脅威以外の何者でもない外敵のORTが獲得している理由は謎。一説によるとORTが召喚した英霊オルト・シバルバーそのものが、「3億年の活動実績、英霊に認定された経緯、守るべき人類の定義」などの全てがORTを基準に仮想構築された世界でのものなので、グランドクラスの認定基準もその世界のものによるものだからではないか、と言われている。
 
:そもそも人類を人類悪から救うための冠位英霊に地球外からの侵略生命体である「星喰らい」が選ばれる道理などないため、強力なサーヴァントとして自身を召喚するためにグランドフォーリナーのクラス自体を作り出した疑いが強い。「仮想構築」というのは平たく言ってしまえば「捏造」そのものであることに留意されたし。再召喚される際にはしれっと観測時間を3億年から146億年まで延長している。
 
:そもそも人類を人類悪から救うための冠位英霊に地球外からの侵略生命体である「星喰らい」が選ばれる道理などないため、強力なサーヴァントとして自身を召喚するためにグランドフォーリナーのクラス自体を作り出した疑いが強い。「仮想構築」というのは平たく言ってしまえば「捏造」そのものであることに留意されたし。再召喚される際にはしれっと観測時間を3億年から146億年まで延長している。
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*異聞帯のORTが弱体化していた理由としては心臓の喪失の他にも、「花の戦争」でイスカリが生贄になる事を拒んだので復活の時間が僅かに延ばされていた上に、「汎人類史に対する憎しみ」という明確な悪意を持つ事も無いままだった。「カルデアスと地球の破壊」という指令を再起動直後に受けていた為その意味を正しく解析・理解出来ておらず、混乱と困惑が入り交じった末の半ば衝動と本能のままに活動していた。空想樹を取り込んでいた事で固有結界そのものが変質していた。さらに'''この世界のORTは元から出力と攻撃性が汎人類史よりも少なかった<ref group="注">これに関しては汎人類史の個体と比較して6600万年前の時点で成長が止まっていたためと推察されている。</ref>'''。といった数々の偶然が重なっていた事も考えられている。
 
*異聞帯のORTが弱体化していた理由としては心臓の喪失の他にも、「花の戦争」でイスカリが生贄になる事を拒んだので復活の時間が僅かに延ばされていた上に、「汎人類史に対する憎しみ」という明確な悪意を持つ事も無いままだった。「カルデアスと地球の破壊」という指令を再起動直後に受けていた為その意味を正しく解析・理解出来ておらず、混乱と困惑が入り交じった末の半ば衝動と本能のままに活動していた。空想樹を取り込んでいた事で固有結界そのものが変質していた。さらに'''この世界のORTは元から出力と攻撃性が汎人類史よりも少なかった<ref group="注">これに関しては汎人類史の個体と比較して6600万年前の時点で成長が止まっていたためと推察されている。</ref>'''。といった数々の偶然が重なっていた事も考えられている。
 
**ここから逆説的に考えると、前編終盤で主人公達が戦ったのはこれらが全て覆されたORT…つまり「花の戦争」時点で復活していた場合のifの存在であった事が示唆されている。
 
**ここから逆説的に考えると、前編終盤で主人公達が戦ったのはこれらが全て覆されたORT…つまり「花の戦争」時点で復活していた場合のifの存在であった事が示唆されている。
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*当初UFO型の第三形態では'''ダメージが完全にゼロになる設定'''だったようだが、それに対してデザイン担当のPFALZ氏が「ずっとノーダメではゲームにならないので、せめてUFO下部から湧いてくる触手を切り払って時間稼ぎをさせたらどうか」という提案から、最終的にはチャージ攻撃時にUFO下部から触手が生えるようになった。
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**またUFO形態で下部に穴が開いているのは心臓を取られたからとのこと。本来は真ん中の大きな穴に蓋がされている状態である。宇宙航行時にはその周囲に8個ある穴から緑の炎で出来た触手を出して蜘蛛足のようになるとか。<ref group ="出">[[TYPE-MOONエース]] Vol.15 P.050</ref>
    
== 話題まとめ==
 
== 話題まとめ==
 
;ORTの召喚
 
;ORTの召喚
 
: ORTの「自らを英霊化して復活」という行動には多くのプレイヤーを驚愕させたが、それと同時に'''「ORTがカルデアに喚ばれてしまう。或いは『殺された縁』を辿ってやって来てしまう」'''懸念を植え付けてしまい、実際そう言った設定のファンアートも多く投稿されている。<br>これに関しては上述した通りオルト・シバルバーとして召喚された場所が異聞帯、それも自らに最適化した環境にまで変質させた実質的な固有結界の中だった上にククルカンがその環境ごと破壊している事に加え、彼女自身が'''『ORTの分霊』という側面を含む「オルト・ククルカン」として代わりに英霊の『座』に上書き登録されている状態にある事'''、さらにはそれによって『ORTの死亡後に発生したククルカンの存在が、その''生存を証明することへの矛盾をきたすようになった''』為、ORT自体がフォーリナー以外のクラスで登録されない以上は心配ないと思われる。
 
: ORTの「自らを英霊化して復活」という行動には多くのプレイヤーを驚愕させたが、それと同時に'''「ORTがカルデアに喚ばれてしまう。或いは『殺された縁』を辿ってやって来てしまう」'''懸念を植え付けてしまい、実際そう言った設定のファンアートも多く投稿されている。<br>これに関しては上述した通りオルト・シバルバーとして召喚された場所が異聞帯、それも自らに最適化した環境にまで変質させた実質的な固有結界の中だった上にククルカンがその環境ごと破壊している事に加え、彼女自身が'''『ORTの分霊』という側面を含む「オルト・ククルカン」として代わりに英霊の『座』に上書き登録されている状態にある事'''、さらにはそれによって『ORTの死亡後に発生したククルカンの存在が、その''生存を証明することへの矛盾をきたすようになった''』為、ORT自体がフォーリナー以外のクラスで登録されない以上は心配ないと思われる。
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;オールトの雲
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:ORT〔亜種〕の登場する『Grand Order』2部7章後編の配信日時である2023年1月31日の翌日、2023年2月1日に太陽系の端にある彗星の巣「'''オールトの雲'''」から5万年ぶりに緑色の彗星が最接近するという事になっていた。
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:2部7章配信の直後にORTがやってきたとされるオールトの雲絡みの出来事が起こるという、とてつもなく奇跡的な巡り会わせである。
    
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==
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*[[登場人物]]
 
*[[登場人物]]
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{{DEFAULTSORT:おるとあしゆ}}
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{{DEFAULTSORT:おると あしゆ}}
    
[[Category:登場人物あ行]]
 
[[Category:登場人物あ行]]
 
[[Category:Fate/Grand Order]]
 
[[Category:Fate/Grand Order]]
 
[[Category:フォーリナー]]
 
[[Category:フォーリナー]]
<references group="注" />
 
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