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概要編集

三咲市に住む老人。「土桔製パン株式会社」「やしろぎブレッド&キッツィーランド」の元経営者。

略歴
通称「トッパン」と呼ばれる食用パン製造会社「土桔製パン株式会社」の元総帥。
56歳の時、遊園地「やしろぎブレッド&キッツィーランド」の建築に着手、3年を経て完成した。しかし5年後、数々の問題と由里彦の引退が重なり、遊園地の経営は破綻して閉園する。
現在はトッパンの相談役。
人物
白髪白髭。杖をついて歩く、緑のコートを着た老人。
芸術家を自称する、ややエキセントリック気味な性格の人物。芸術は爆発するものだと捉えている。その芸術センスを理解できる者は少ない。
高齢になっても少年のような清純さと好奇心を合わせ持つ。遊園地の閉園のことを未だに納得しておらず、ペンフレンドの久遠寺有珠に何かと不満をこぼしている。
所有するアンティークの茶器を、有珠や蒼崎青子に譲り渡すことがある(巧みに取り上げられているとも言う)。

やしろぎブレッド&キッツィーランド編集

土桔由里彦が56歳の時に「この町には夢とか洒脱さが足りない」という使命感を合い言葉とし、建築に着手した遊園地。
3年後の1981年、「夢とユーモアあふれる地域密着型遊園地」として、三咲市社木郊外に完成する。
敷地面積三十五万平方メートル。豪華絢爛なメリーゴーランド、遊園地をぐるりと囲むコースター、当時の建築技術の限界に挑んだと言われる豪華な観覧車、数々のアトラクションを目玉とする。
「完璧だ。遊園地に必要なものはすべてつぎこんだ」と由里彦翁は満足する。
その自信を裏付けるように、開園当初は盛況で、三咲市を代表するレジャーランドとしてこの世の春を謳歌した。

だが――
「やしろぎブレッド&キッツィーランド」は、夢と洒脱のバランスを、大きく間違えていた。
あまりに不細工、かつパチもん臭いオリジナルマスコット「キッツィーちゃん」(デザイン・自称パリ在住のアーティスト、トッキー・ユーリッヒ氏)。
必要以上に園内に配置された焼きたてブレッドの販売店。
80年代から流行しだした大迷宮のアトラクションに、ミラーハウスを併せてしまった、あまりに難解な禁断のミラーメイズ。
「キッツィーランドにドリームはない。ただ悪夢のようなユーモアがあるだけだ」とマスコミはこぞって酷評する。
客足は激減。しかもそこへ、母親とはぐれた六歳児が園内で遭難し、発見された時は衰弱死寸前だったという事故まで発生。
開園から5年後の1986年、由里彦の引退も重なり、経営破綻のため閉園。

現在は「三咲市最大の不良債権」「バブルのあだ花」と呼ばれ、細々と撤去作業が続けられているものの、完全撤去の目処は立っていない。

登場作品と役柄編集

魔法使いの夜
朝の公園で有珠や槻司鳶丸と会話をする。

人間関係編集

久遠寺有珠
ペンフレンド。気があるのか、ロマンチックなことを言っていい雰囲気にしようとする(有珠はスルー)。
槻司鳶丸
槻司家の家庭事情を知っており、気に掛けている。「トビー」の愛称で呼んでいる。

名台詞編集

「無念だ、死ぬがいい腐った魚のようなマスコミどもめ!」
かつて「やしろぎブレッド&キッツィーランド」を酷評したマスコミへの怒りの言葉。
「そもそも犬をペットにする齧歯類とか、冷静に考えたら怖いぞ。動物が動物をペットにするなんて、モラルが低いにも程がある」
明らかに世界的に有名な某ネズミのキャラクターのことを言っている。
「いや、角はいけない。子供たちが怪我をしてしまうからね。ボクは、傷をつけるなら体ではなく心にしたい」
有珠がキッツィーちゃんのデザインに「角よ。角をつけるべきだったのよ」と囁いたことへの返答。「傷つくのが心ならかまわない」らしい。

メモ編集

  • 愛称は「トッキィー」。有珠には「ユーリッヒ」と呼んでもらいたいらしい。

脚注編集

注釈編集


出典編集


リンク編集