天逆神
天逆神 | |
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読み | あまのさかがみ |
初登場作品 | Fate/Grand Order |
概要編集
『Fate/Grand Order』期間限定イベント『ぐだぐだ龍馬危機一髪!』の登場人物。
- 略歴
- 神代に悪逆の限りを尽くし、肉体を失って霊体状態のまま出雲のとある里に封印されていた神。
- 戦国時代に里の非人道的な有様を嘆いていた巫女候補だったお花をそそのかして自分の封印を解かせ、そのまま里を滅ぼして逃走。以降も歴史の節目で人に取り憑いて悪行を行ってきた。
- 『ぐだぐだ龍馬危機一髪!』では戊辰聖杯戦争で召喚された坂本龍馬に取り憑き、少しずつ彼の精神を蚕食しながら聖杯戦争を破綻させて特異点を築き上げた。
- そのまま昭和勤王党の一員として振る舞っていたが実は戊辰聖杯戦争の時点で敵側にいた高杉晋作と結託しており、昭和勤王党壊滅のタイミングで裏切って高杉と合流。
- 自分自身の器となる「アラハバキ」が完成したタイミングで高杉をも裏切るが予期していた彼によってアラハバキに閉じ込められ、力のみを抽出されるようになってしまう。
- そのまま主人公一行と交戦するが、アラハバキごと滅ぼされるタイミングで高杉が結核でダウンした隙をついてアラハバキを完全に乗っ取り再度暴れ始めるも、後発メンバーと合流した主人公一行によって撃破。
- 完全に肉体を失って霊体化し、最期の悪あがきとして武市瑞山を乗っ取ろうとするものの予期していた彼によって肉体に捕らえられ、自分ごと滅ぼすつもりで敢行された三文字切腹による痛みに耐えきれずに霊体を完全消滅させられた。
- 人物
- 「神」と呼称されているが、その精神性は非常に下劣。
- 自分を解放した人間の望みを叶えるどころか平然と使い潰し、自分が乗っ取った人間を中心に周囲が壊れていく様を見て喜ぶ最低の精神の持ち主。
- 元の肉体については不明だが、霊体としては人の形をした黒い靄に鏡面の顔をつけたような姿をしている。
- ずっと霊体でいて誰かに取り憑いていても都合が悪くなるとすぐに逃げてきたためか、肉体の苦痛については耐性が人並みにしかない[注 1]。
- 人をそそのかす事には長けているが知能もあまり高いとは言えず、最終的な同盟者だった高杉から「今が自分を切り捨てるチャンスだろ?」と水を向けられてようやく彼を切り捨てることに思い至り、そこを(当然のごとく)予期されて罠に嵌められてしまうほど。
- 能力
- 肉体こそ失っているため神としての力には制約がかかっているが、他者に取り憑いて肉体を乗っ取ることができる。
- また、アラハバキのように十分な力を持った肉体があればサーヴァントをも超えた神としての力を十全に振るえるようになる。
登場作品と役柄編集
Fateシリーズ編集
- Fate/Grand Order
- 期間限定イベント『ぐだぐだ龍馬危機一髪!』の登場人物であり、事件の黒幕。
人間関係編集
- 坂本龍馬〔ランサー〕
- 『ぐだぐだ龍馬危機一髪!』で、肉体を乗っ取って活動していた相手。
- 終盤においてカルデアの龍馬と相討ちになった際は彼をも乗っ取ろうとしたが、あっけなく拒絶されてしまった。
- 田中新兵衛
- 『ぐだぐだ龍馬危機一髪!』における昭和勤王党の同志。
- とはいえ「大したことないサーヴァント」と内心では見下していた。
- 武市瑞山
- 『ぐだぐだ龍馬危機一髪!』における昭和勤王党の同志。
- 最終決戦の後は主人公チームで一番心が弱いと判断して乗っ取ろうとしたが、予期していた彼によって盛大に意趣返しをされてしまった。
- 高杉晋作
- 『ぐだぐだ龍馬危機一髪!』にて、本当に手を結んでいた相手。
- 終盤で
彼に言われてようやく用済みと判断して見捨てるが、予期していた彼によってアラハバキに捕らえられてしまった。 - 森蘭丸
- 戊辰聖杯戦争において召喚されたサーヴァントの1人。
- 『ぐだぐだエースRE』では彼から信長の首を奪う一幕が描かれていた。
- お花
- かつて封印されていた里の巫女候補だった女の子。
- 言葉巧みにそそのかして自分を解放させて肉体を乗っ取り、そのまま里を滅ぼして肉体も使い潰してしまった。
- 明智光秀
- 『ぐだぐだ龍馬危機一髪!』で語られた回想では彼をも唆していたことが示唆されている。
名台詞編集
メモ編集
- 人に取り憑いて状況を動かすという在り方や計画の根底にある思想、神としての格と反比例するほどの惨めな末路からゼパなんとかさんを思い出すプレイヤーも多かったとか。
- 元ネタについては明言されていないが、「天逆女(あまのさぐめ)」という神が日本神話に存在している。天邪鬼の原型とされており、神話や民話でも残酷な方法で人を騙す下劣な存在として扱われている。
- 天逆神も性別は明かされておらず、最期は女性じみた弱々しい言動になっていたため実は女神なのかもしれない。
脚注編集
注釈編集
- ↑ 武市が敢行した三文字切腹の痛みに耐えきれず、幼児退行を起こしてしまったほど。
出典編集