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| また令呪が身体に現れる位置も個人差があり、胸・うなじ・頬・掌・舌など完全にバラバラ。 | | また令呪が身体に現れる位置も個人差があり、胸・うなじ・頬・掌・舌など完全にバラバラ。 |
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− | 『[[Fate/Grand Order]]』では[[人理継続保障機関フィニス・カルデア|カルデア]]最後のマスターである[[主人公 (Grand Order)|主人公]]に3画の令呪が与えられている。これはサーヴァントに対する絶対命令権を持たない<ref group = "注">バレンタインイベントで[[女王メイヴ〔セイバー〕|水着メイヴ]]から『メイヴちゃん印の濃厚カカオチョコ』を受け取る際に、カルデアの令呪にはあまり強制力はないと言及されている。</ref>魔力リソースの結晶で、優れた魔術師であればその魔力を利用してサーヴァントに呪いをかけられる程度の、いわば「ライト令呪」とでもいうべきもの<ref group="出" name="『Fate/Grand Order -First Order-』編 きのことたかしの一問一答">『Fate/Grand Order -First Order-』編 きのことたかしの一問一答</ref>。その代わり、カルデアの魔力リソースを用いて回復することができる。<br> | + | 『[[Fate/Grand Order]]』では[[人理継続保障機関フィニス・カルデア|カルデア]]最後のマスターである[[主人公 (Grand Order)|主人公]]に3画の令呪が与えられている。<br> |
− | コミカライズ版『英霊剣豪七番勝負』や『Lostbelt No.6』での描写から、遠隔での補充は出来ずカルデア基地やストーム・ボーダーでのみ可能な模様。
| + | こちらの令呪は聖杯戦争のそれと違い、サーヴァントに対する命令権はあるようだが、絶対と言えるほどの強制力は無い。[[女王メイヴ〔セイバー〕|水着メイヴ]]はバレンタインイベントで「カルデアの令呪にはあまり強制力はない」と発言しているが、一方でカルデア悪だくみ四天王の対策マニュアルには「マスターの令呪による封じ込めを推奨」という文言が存在する事が分かっている。<br> |
| + | このように聖杯戦争の令呪と比べて単純に効果の程度が低いものと言えるが、その代わり、カルデアの魔力リソースを用いて使った令呪を補充することができる。コミカライズ版『英霊剣豪七番勝負』や『Lostbelt No.6』での描写から、遠隔での補充は出来ずカルデア基地やストーム・ボーダーでのみ可能な模様。 |
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| 『[[Fate/Requiem]]』では全人類が心臓に聖杯を持ち、サーヴァントを従えることができるため、令呪も当然ながらありふれている。<br/> | | 『[[Fate/Requiem]]』では全人類が心臓に聖杯を持ち、サーヴァントを従えることができるため、令呪も当然ながらありふれている。<br/> |
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| 抵抗の実例としては『stay night』で[[メディア|キャスター]]がセイバーに下した絶対服従の令呪、『Zero』で[[衛宮切嗣]]が同じくセイバーに下した聖杯破壊の令呪が挙げられる。<br> | | 抵抗の実例としては『stay night』で[[メディア|キャスター]]がセイバーに下した絶対服従の令呪、『Zero』で[[衛宮切嗣]]が同じくセイバーに下した聖杯破壊の令呪が挙げられる。<br> |
| どちらにおいても、セイバーは1画目の命令に強い抵抗を示すも、重ねられた2画目の命令には屈してしている。<br> | | どちらにおいても、セイバーは1画目の命令に強い抵抗を示すも、重ねられた2画目の命令には屈してしている。<br> |
− | 同じく『stay night』でセイバーが凛から聖杯破壊のために宝具を使う事を令呪で命じられたが、この時凛は脱出を諦め自分を巻き添えにする形で宝具を使う事を命じたため、セイバーはこれに抵抗した。こちらはアーチャーの援護により凛の脱出が叶ったため、結果としてセイバーは抵抗し切った。<br> | + | 同じく『stay night』でセイバーが凛から聖杯破壊のために宝具を使う事を令呪で命じられている。この時は聖杯は既におぞましい形に変貌しており、セイバーは「聖杯を破壊すること」には抵抗していないが、この時凛は脱出を諦め自分を巻き添えにする形で宝具を使う事を命じたため、「凛を巻き添えにすること」を拒否して令呪に抵抗した。こちらは最終的には宝具を放ち聖杯を破壊したが、セイバーが抵抗している間にアーチャーの援護により凛の脱出が叶ったため、結果としてセイバーは抵抗し切った。<br> |
| 『Apocrypha』においても[[アストルフォ|黒のライダー]]の心情を現す文に「令呪も魔術の一種である以上、自身の対魔力スキルで弾く事も出来ようが」「仮令(たとえ)Aランクであっても逆らうのは一画が限度」「二画使用されれば、どんな命令にも従わなければならない」と言うものがある。<br> | | 『Apocrypha』においても[[アストルフォ|黒のライダー]]の心情を現す文に「令呪も魔術の一種である以上、自身の対魔力スキルで弾く事も出来ようが」「仮令(たとえ)Aランクであっても逆らうのは一画が限度」「二画使用されれば、どんな命令にも従わなければならない」と言うものがある。<br> |
| 加えて、対魔力Aですら全身全霊をもって抵抗しても、命令を一時的に受け付けずに時間を稼ぐのが限界。戦闘中に咄嗟に使用された場合等には抵抗出来ない。 | | 加えて、対魔力Aですら全身全霊をもって抵抗しても、命令を一時的に受け付けずに時間を稼ぐのが限界。戦闘中に咄嗟に使用された場合等には抵抗出来ない。 |
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| 逆に、令呪を使用するマスターが高い能力を持っている場合、本来令呪では通用しない命令を強制する事も可能となる。<br> | | 逆に、令呪を使用するマスターが高い能力を持っている場合、本来令呪では通用しない命令を強制する事も可能となる。<br> |
| 『stay night』のプロローグでは、凛の令呪使用について「『絶対服従』と言う曖昧かつ長期にわたる命令は本来は無効であるはずだが『逆らうと能力が1ランク下がる』程度の強制力を感じている」と言うことを、令呪の対象者である[[エミヤ|アーチャー]]自身が丁寧に説明してくれる。 | | 『stay night』のプロローグでは、凛の令呪使用について「『絶対服従』と言う曖昧かつ長期にわたる命令は本来は無効であるはずだが『逆らうと能力が1ランク下がる』程度の強制力を感じている」と言うことを、令呪の対象者である[[エミヤ|アーチャー]]自身が丁寧に説明してくれる。 |
| + | また、キャスターがセイバーに下した命令も描写から長期服従の類であると推測されるが、キャスターが神代の魔術師であるためか(抵抗こそされているものの)セイバーに通用している。<br> |
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− | また、キャスターがセイバーに下した命令も描写から長期服従の類であると推測されるが、キャスターが神代の魔術師であるためか(抵抗こそされているものの)セイバーに通用している。<br>
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| その逆もまたしかりで、能力の低いマスターならば強制力が落ちるようだ。<br> | | その逆もまたしかりで、能力の低いマスターならば強制力が落ちるようだ。<br> |
| 『EXTRA CCC』では、マスターとして三流の[[ジナコ=カリギリ]]では大英霊たる[[カルナ]]に対しての令呪も石につまずく程度にしかならないと、カルナ本人の口から発せられている。ただし、月の聖杯戦争においては「マスター≠マナを用いた魔術師」であるため、地上の聖杯戦争でも同様の事が起こりうるかは不明。一応、流動リソースはマナであるため令呪の原理も地上と似たようなものであるとは考えられる。 | | 『EXTRA CCC』では、マスターとして三流の[[ジナコ=カリギリ]]では大英霊たる[[カルナ]]に対しての令呪も石につまずく程度にしかならないと、カルナ本人の口から発せられている。ただし、月の聖杯戦争においては「マスター≠マナを用いた魔術師」であるため、地上の聖杯戦争でも同様の事が起こりうるかは不明。一応、流動リソースはマナであるため令呪の原理も地上と似たようなものであるとは考えられる。 |
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| 内容が「明確であり瞬間的な命令」で合ったとしても、限度は存在する。例えば、もともと治癒スキルのないサーヴァントが瀕死の時に、“一瞬で傷を完治しろ”と命令した場合。傷をそのままにして“とりあえず動く”体として活動する。これは傷口を魔力の糸でしばっている状態である。もちろん、令呪の効力が尽きた途端、使用前以上のダメージがかかる。 | | 内容が「明確であり瞬間的な命令」で合ったとしても、限度は存在する。例えば、もともと治癒スキルのないサーヴァントが瀕死の時に、“一瞬で傷を完治しろ”と命令した場合。傷をそのままにして“とりあえず動く”体として活動する。これは傷口を魔力の糸でしばっている状態である。もちろん、令呪の効力が尽きた途端、使用前以上のダメージがかかる。 |
− | 傷が治るワケでもないので、活動中は痛みもあり、能力も低下する。所謂、一時的な“ゾンビ”状態である | + | 傷が治るワケでもないので、活動中は痛みもあり、能力も低下する。所謂、一時的な“ゾンビ”状態である<ref group="出">「奈須きのこ一問一答」『コンプティーク 2007年12月号』</ref>。 |
− | <ref group="出">「奈須きのこ一問一答」『コンプティーク 2007年12月号』</ref>。 | + | |
| + | === 応用 === |
| + | 令呪はサーヴァントの使役に特化し、自由意志を蹂躙して命令を遂行させるほど強力な魔術である。<br> |
| + | だが、逆にサーヴァントと接続されていない状態ではその方向性を失い、あらゆる魔術に利用できる「無色の魔力」として使用することが出来る。<br> |
| + | 監督役の管理下にあるものや心霊医術で摘出した令呪がこれにあたり、綺礼はこれを使って[[魔術師]]として劣る自身を補っていた。 |
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| + | 『Fate/Grand Order』の『永久凍土帝国 アナスタシア』では、令呪の技術を流用して生み出された[[サーヴァント]]の“檻”が登場している。 |
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| === 応用 === | | === 応用 === |