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1,512 バイト追加 、 2022年1月31日 (月) 04:43
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| 性別 = 女性
 
| 性別 = 女性
 
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| 一人称 = 私、わたし<ref group = "注">死ぬ直前の独白でのみ、汎人類史の「私」と異聞帯の「わたし」を使い分けている。</ref>
 
| 二人称 = あなた<ref group = "注">マスターや親しい友人など、対等以上の相手に対して</ref>、お前<ref group = "注">嫌っている対象やあまり親しくない相手、目下の相手に対して</ref>、マスター
 
| 二人称 = あなた<ref group = "注">マスターや親しい友人など、対等以上の相手に対して</ref>、お前<ref group = "注">嫌っている対象やあまり親しくない相手、目下の相手に対して</ref>、マスター
 
| 三人称 =  
 
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; 略歴
 
; 略歴
 
: 第二部第六章『Lostbelt No.6 妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ』に登場。
 
: 第二部第六章『Lostbelt No.6 妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ』に登場。
: ブリテン異聞帯を訪れた[[ベリル・ガット]]によって召喚される。が、ブリテンの王国があるはずのそこには何もなく、ただ荒れ果てた荒野が広がり遠目に空想樹が見えるだけの異聞帯の様子に困惑。ベリルからこの異聞帯の現状を聞くと'''「この世界なら自分が望むままのブリテン島を手に出来る」'''という考えに至り、そこからベリルがひと寝入りして目を覚ますまでの数時間の間に独力のみでレイシフトを解析して魔術で再現し、自分自身を異聞帯の自分自身がいた過去へと飛ばす。
+
: [[ベリル・ガット]]のサーヴァントであり、ブリテン[[異聞帯の王]]、及び異聞世界にて妖精國ブリテンを収めている女王。
: 通常、レイシフトはコフィンという「棺」に守られる事で修正力による消滅を回避するものであり、現実での肉体を持たないサーヴァントがコフィン無しで行えばレイシフト先で即座に消滅してしまう。モルガンとてそれは例外ではないのだが、レイシフト先に『異聞帯の自分』が存在すること<ref group = "注">例えるならばモルガン(アカウント)に、レイシフト(ネットワーク)を使って情報(メール)を送信したようなもの。ちなみに[[主人公 (EXTRA)|ムーンセル上には同じことを行った前例が存在する]]。</ref>で、自らが持つ記録と知識を上書きする事に成功。「サーヴァントとして召喚された汎人類史のモルガン」はこれによって消滅したが、「過去の異聞帯のモルガン」は異聞帯のモルガンとしての人格に、汎人類史のモルガンの知識(未来の異聞帯が何もない荒野になっている事を見た記憶を含む)を持つ存在となった。
+
: 元は星の内海からある使命を授かり遣わされた<ruby><rb>楽園の妖精</rb><rt>アヴァロン・ル・フェ</rt></ruby>「ヴィヴィアン」だったが、本来の歴史=「1回目のブリテン」では、楽園の妖精を嫌う妖精たちの手により彼女を庇護していた雨の氏族もろとも滅ぼされている。結果として災厄への対抗手段が失われた妖精たちは災厄によりほぼ絶滅、以降復興の目途すら立たない程に終わってしまう。そうして、ブリテンは荒れ果てた荒野が広がり遠目に空想樹が見えるだけの異聞帯と化してしまった。
: そして異聞帯の過去の自分とは、ブリテンに伝わる「救世主トネリコ」その人。元は星の内海からある使命を授かり遣わされた妖精『<ruby><rb>楽園の妖精</rb><rt>アヴァロン・ル・フェ</rt></ruby>』だったが、本来の歴史=最初にベリルとモルガンが見た景色=「1回目のブリテン」では、楽園の妖精を嫌う妖精たちの手により彼女を庇護していた雨の氏族もろとも滅ぼされている。結果として災厄への対抗手段が失われた妖精たちは災厄によりほぼ絶滅、以降復興の目途すら立たない程に終わってしまい、そのまま異聞として切り捨てられたのが本来のブリテン異聞帯。
+
 
: 汎人類史のモルガンによる知識の上書きで「この先のブリテン」と「ブリテンへの執着」を知ったトネリコは雨の氏族への襲撃を逃れて生き残り、妖精を救いブリテンに国を作ることを目的に救世主としての道を歩き出す。巡礼の鐘を鳴らし、厄災を退けてブリテンを救ってきた。厄災を退けたら眠りに入り、次の厄災が現れる時期になったら眠りから目覚めて再び厄災を退ける、ということを繰り返してきたが、せっかく平穏をもたらしても最後には妖精特有の『些細な気まぐれと思いつき<ref group = "注">理由としては大きな力を持つものへの畏怖、ブリテンで生まれた妖精ではないこと、厄災を引き起こしている元凶だという勘違いによる迫害、単純にトネリコ達が創る平和な世界は気に食わないなど多数にわたるが、それらの毎回において'''「平穏など面白くないしつまらないから壊してしまおう」'''という部分が一致している。</ref>』によってひっくり返される上に自身も殺害されてしまう目に何度もあい続けてきた。
+
: しかし異聞として切り捨てられた本来のブリテン異聞帯にやってきたベリル・ガットが汎人類史のモルガンを召喚し、彼女が自分の野望のため自分自身を情報として異聞帯の自分自身がいた過去へと飛ばしたことにより、「過去の異聞帯のモルガン」は異聞帯のモルガンとしての人格に、汎人類史のモルガンの知識(未来の異聞帯の異聞帯の記憶を含む)を持つ存在となった。
: そして妖精歴における最後になった挑戦では、人間の王を立てるというこれまでにない試みと長らく敵対関係にあった北の妖精たちの取り込みにも成功し、今度こそうまくいくはずだったのだが、またもや不満を持つ一部の妖精の企みで王と側近たちが毒酒によって暗殺され、再びすべてを台無しにされてしまう。
+
: 汎人類史のモルガンからの知識により妖精たちによる殺害から逃れた彼女は、汎人類史のモルガンの自分だけのブリテンを手に入れたいという願いに共鳴し、楽園の妖精としての使命ではなく妖精を救いブリテンに国を作ることを目的とすることとなる。
: これにより溜まりにたまっていた妖精たちへの不信と不満が爆発。妖精を救おうとする救世主としてのやり方の限界を認め、支配者として君臨することを決意。以降の厄災には一切かかわらずに身を隠し続け、これにより「トネリコがいないので厄災を退けられず妖精が全滅」したのを見計らって活動を再開。空想樹を枯らして魔力を全て取り込み、サーヴァント召喚のような形で妖精國に住まう妖精を復活させ、名前をモルガンにあらため独力で妖精國を再興した。これが、トネリコが行動を変えた事で分岐した「2回目のブリテン」である。2回目のブリテンにおいて國を再興した後は年号を「女王暦」と改め、妖精たちを冷酷な圧制で支配した。妖精には全て令呪のようなものを刻み、年に一度「存在税」として定量の魔力を吸い上げ続けた。
+
:名前を『トネリコ』へと変え厄災を払う救世主となったものの、毎回最後には妖精たちよってひっくり返されてしまい、統一王になるウーサーが即位時に毒殺され失敗したことで『救う』という方法を見限ることになる。
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:そうして彼女は厄災により妖精が滅びたのちに空想樹の魔力で妖精國を新生させ女王として君臨し支配という方法でをまとめることとなる。
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: これが、トネリコが行動を変えた事で分岐した「2回目のブリテン」である。2回目のブリテンにおいて國を再興した後は年号を「女王暦」と改め、妖精たちを冷酷な圧制で支配した。妖精には全て令呪のようなものを刻み、年に一度「存在税」として定量の魔力を吸い上げ続けた。
 
: そして女王暦が2000年ほど続いたころ、鏡の氏族の予言による「予言の子」が現れ、各地で組織されていた反乱軍や北の妖精「王の氏族」族長のノクナレアを味方につけ、ついに対決となる。戦そのものは女王軍が劣勢になった所で一人で反乱軍を全て焼き払って終わってしまったが、玉座の間に戻った所で周囲にある事無いことを吹き込まれて乱心したウッドワスに傷を負わされ、瀕死の[[妖精騎士トリスタン]]をスプリガンに人質に取られて動揺し、さらにはオーロラによる全域への吹聴が重なり、周囲の上級妖精によってあっけなく殺害されてしまう。
 
: そして女王暦が2000年ほど続いたころ、鏡の氏族の予言による「予言の子」が現れ、各地で組織されていた反乱軍や北の妖精「王の氏族」族長のノクナレアを味方につけ、ついに対決となる。戦そのものは女王軍が劣勢になった所で一人で反乱軍を全て焼き払って終わってしまったが、玉座の間に戻った所で周囲にある事無いことを吹き込まれて乱心したウッドワスに傷を負わされ、瀕死の[[妖精騎士トリスタン]]をスプリガンに人質に取られて動揺し、さらにはオーロラによる全域への吹聴が重なり、周囲の上級妖精によってあっけなく殺害されてしまう。
 
: 「自分が玉座に戻らなければブリテンは滅んでしまう」と言う哀願を最後にモルガンはこと切れた。誰も耳を貸す事が無かったその哀願はただの命乞いではなく純然たる事実であり、大厄災で滅んだ妖精國が今復興しているのも、「妖精は死んだら次代が生まれる」と言うシステムがあるのも、モルガンがサーヴァントのような形で召喚していたためだった。「炎の厄災」「獣の厄災」が現れていないのも、その元凶に円卓の騎士の<ruby><rb>着名</rb><rt>ギフト</rt></ruby>を与えることで封印していたから。キャメロットの城が大穴の隣にあるのも、大穴に面した城壁に12門ものロンゴミニアドが設置されているのも、大穴の底にある呪いの元凶を撃ち滅ぼすため。モルガンを失った妖精國は、押さえつけていたそれらすべての厄災が同時に噴出することとなった。
 
: 「自分が玉座に戻らなければブリテンは滅んでしまう」と言う哀願を最後にモルガンはこと切れた。誰も耳を貸す事が無かったその哀願はただの命乞いではなく純然たる事実であり、大厄災で滅んだ妖精國が今復興しているのも、「妖精は死んだら次代が生まれる」と言うシステムがあるのも、モルガンがサーヴァントのような形で召喚していたためだった。「炎の厄災」「獣の厄災」が現れていないのも、その元凶に円卓の騎士の<ruby><rb>着名</rb><rt>ギフト</rt></ruby>を与えることで封印していたから。キャメロットの城が大穴の隣にあるのも、大穴に面した城壁に12門ものロンゴミニアドが設置されているのも、大穴の底にある呪いの元凶を撃ち滅ぼすため。モルガンを失った妖精國は、押さえつけていたそれらすべての厄災が同時に噴出することとなった。
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: さらにはそれだけでなく、巡礼の鐘を鳴らし終えてアルトリアがモルガンと同等になったと見えていたのも表面上だけであり、モルガンは過去に救世主トネリコとして複数回の巡礼の旅を経験しているため、内在する魔力量でもアルトリアはまるで勝負にならない。反乱軍によるキャメロット侵攻戦でも、城下で激戦の末女王軍を打ち破った反乱軍の全てを、自分と同等の能力を持つ分身を何人も生み出して一人で全て焼き払って全滅させるというどんでん返しを事も無さげにやってのけた。
 
: さらにはそれだけでなく、巡礼の鐘を鳴らし終えてアルトリアがモルガンと同等になったと見えていたのも表面上だけであり、モルガンは過去に救世主トネリコとして複数回の巡礼の旅を経験しているため、内在する魔力量でもアルトリアはまるで勝負にならない。反乱軍によるキャメロット侵攻戦でも、城下で激戦の末女王軍を打ち破った反乱軍の全てを、自分と同等の能力を持つ分身を何人も生み出して一人で全て焼き払って全滅させるというどんでん返しを事も無さげにやってのけた。
    +
== 別バージョン ==
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===妖精妃モルガン===
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{{サーヴァント概要
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| タイトル = ルーラー
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| 真名 = モルガン
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| 初登場作品 = [[Fate/Grand Order]]
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| 性別 = 女性
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| 一人称 = 私
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| デザイン = 武内崇
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}}
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「[[ルーラー|裁定者]]」の[[サーヴァント]]。
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: ブリテン異聞帯を訪れた[[ベリル・ガット]]によって召喚される。が、ブリテンの王国があるはずのそこには何もなく、ただ荒れ果てた荒野が広がり遠目に空想樹が見えるだけの異聞帯の様子に困惑。ベリルからこの異聞帯の現状を聞くと'''「この世界なら自分が望むままのブリテン島を手に出来る」'''という考えに至り、そこからベリルがひと寝入りして目を覚ますまでの数時間の間に独力のみでレイシフトを解析して魔術で再現し、自分自身を異聞帯の自分自身がいた過去へと飛ばす。
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: 通常、レイシフトはコフィンという「棺」に守られる事で修正力による消滅を回避するものであり、現実での肉体を持たないサーヴァントがコフィン無しで行えばレイシフト先で即座に消滅してしまう。モルガンとてそれは例外ではないのだが、レイシフト先に『異聞帯の自分』が存在すること<ref group = "注">例えるならばモルガン(アカウント)に、レイシフト(ネットワーク)を使って情報(メール)を送信したようなもの。ちなみに[[主人公 (EXTRA)|ムーンセル上には同じことを行った前例が存在する]]。</ref>で、自らが持つ記録と知識を上書きする事に成功。「サーヴァントとして召喚された汎人類史のモルガン」はこれによって消滅したが、「過去の異聞帯のモルガン」は異聞帯のモルガンとしての人格に、汎人類史のモルガンの知識(未来の異聞帯が何もない荒野になっている事を見た記憶を含む)を持つ存在となった。
 
== ステータス ==
 
== ステータス ==
 
{| class="wikitable" style="text-align:center"
 
{| class="wikitable" style="text-align:center"
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! クラス !! マスター !!  筋力 !! 耐久 !! 敏捷 !! 魔力 !! 幸運 !! 宝具 !! [[スキル (サーヴァント)|クラス別能力]] !! [[スキル (サーヴァント)|保有スキル]] !! 備考
 
! クラス !! マスター !!  筋力 !! 耐久 !! 敏捷 !! 魔力 !! 幸運 !! 宝具 !! [[スキル (サーヴァント)|クラス別能力]] !! [[スキル (サーヴァント)|保有スキル]] !! 備考
 
|-
 
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| [[ルーラー]]<ref group = "注">ゲームとしてはルーラークラスでは一切登場しておらず、ストーリー終盤で敵として登場するモルガンは全てバーサーカーだが、会話パートにて最初にベリルが召喚した汎人類史のモルガンは「サーヴァント、ルーラー。妖精妃モルガン、召喚に応じ参上した。」と名乗っている。</ref> || [[ベリル・ガット]] || ? || ? || ? || ? || ? || ? || ? || ? || style="text-align:left"|
+
| [[ルーラー]]|| [[ベリル・ガット]] || ? || ? || ? || ? || ? || ? || ? || ? || style="text-align:left"|
 
|-
 
|-
 
| [[バーサーカー]] || [[主人公 (Grand Order)]] || C || E || B || A+ || B || EX || 狂化:B<br />対魔力:A<br />道具作成:EX<br />陣地作成:B<br />妖精眼:A || 渇望のカリスマ:B<br />湖の加護:C<br>アヴァロンの妖精:C<ref group = "注">Lostbelt No.6クリアで「湖の加護」からスキル名が変化。</ref><br>最果てより:A || style="text-align:left"|
 
| [[バーサーカー]] || [[主人公 (Grand Order)]] || C || E || B || A+ || B || EX || 狂化:B<br />対魔力:A<br />道具作成:EX<br />陣地作成:B<br />妖精眼:A || 渇望のカリスマ:B<br />湖の加護:C<br>アヴァロンの妖精:C<ref group = "注">Lostbelt No.6クリアで「湖の加護」からスキル名が変化。</ref><br>最果てより:A || style="text-align:left"|
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== 真名:モルガン ==
 
== 真名:モルガン ==
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===救世主トネリコ===
 +
:ブリテン島に伝わっていた、かつて幾度も厄災を退けて国を救ったという救世主。その正体はブリテン異聞帯におけるモルガン自身といって差し支えない。
 +
:元々はオークニーに流れ着いた『楽園の妖精』ヴィヴィアンが、自身を拾った雨の氏族と町の滅亡時に義母から「仮名」としてトネリコと名付けられ、その後サーヴァント・モルガンによって「汎人類史の知識」を得たことで変質し、後に大厄災を経た後に新たにモルガンと名乗った…というのが異聞帯の彼女の真相であった。
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: 汎人類史のモルガンによる知識の上書きで「この先のブリテン」と「ブリテンへの執着」を知ったトネリコは雨の氏族への襲撃を逃れて生き残り、妖精を救いブリテンに国を作ることを目的に救世主としての道を歩き出す。巡礼の鐘を鳴らし、厄災を退けてブリテンを救ってきた。厄災を退けたら眠りに入り、次の厄災が現れる時期になったら眠りから目覚めて再び厄災を退ける、ということを繰り返してきたが、せっかく平穏をもたらしても最後には妖精特有の『些細な気まぐれと思いつき<ref group = "注">理由としては大きな力を持つものへの畏怖、ブリテンで生まれた妖精ではないこと、厄災を引き起こしている元凶だという勘違いによる迫害、単純にトネリコ達が創る平和な世界は気に食わないなど多数にわたるが、それらの毎回において'''「平穏など面白くないしつまらないから壊してしまおう」'''という部分が一致している。</ref>』によってひっくり返される上に自身も殺害されてしまう目に何度もあい続けてきた。
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: そして妖精歴における最後になった挑戦では、人間の王を立てるというこれまでにない試みと長らく敵対関係にあった北の妖精たちの取り込みにも成功し、今度こそうまくいくはずだったのだが、またもや不満を持つ一部の妖精の企みで王と側近たちが毒酒によって暗殺され、再びすべてを台無しにされてしまう。
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: これにより溜まりにたまっていた妖精たちへの不信と不満が爆発。妖精を救おうとする救世主としてのやり方の限界を認め、支配者として君臨することを決意。以降の厄災には一切かかわらずに身を隠し続け、これにより「トネリコがいないので厄災を退けられず妖精が全滅」したのを見計らって活動を再開。空想樹を枯らして魔力を全て取り込み、サーヴァント召喚のような形で妖精國に住まう妖精を復活させ、名前をモルガンにあらため独力で妖精國を再興した。
 +
:なお会話パートの立ち絵では、トネリコはアルトリア・キャスターとソックリである<ref group = "注">手に持っているのが選定の杖でないこと、帽子の側面についている紋章がわずかに違うこと、胸元のリボンが黒色なこと以外、アルトリア・キャスターの第二再臨の姿と同じ。</ref>。汎人類史では姉妹であるだけでなく、ブリテン異聞帯では同じ『楽園の妖精』なので似ていても不思議はない。
    
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
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===生前===
 
===生前===
;トネリコ
  −
:ブリテン島に伝わっていた、かつて幾度も厄災を退けて国を救ったという救世主。その正体はブリテン異聞帯におけるモルガン自身といって差し支えない。
  −
:元々はオークニーに流れ着いた『楽園の妖精』ヴィヴィアンが、自身を拾った雨の氏族と町の滅亡時に義母から「仮名」としてトネリコと名付けられ、その後サーヴァント・モルガンによって「汎人類史の知識」を得たことで変質し、後に大厄災を経た後に新たにモルガンと名乗った…というのが異聞帯の彼女の真相であった。
  −
:なお会話パートの立ち絵では、トネリコはアルトリア・キャスターとソックリである<ref group = "注">手に持っているのが選定の杖でないこと、帽子の側面についている紋章がわずかに違うこと、胸元のリボンが黒色なこと以外、アルトリア・キャスターの第二再臨の姿と同じ。</ref>。汎人類史では姉妹であるだけでなく、ブリテン異聞帯では同じ『楽園の妖精』なので似ていても不思議はない。
  −
   
;[[アルトリア・キャスター]]
 
;[[アルトリア・キャスター]]
 
:同じ星の内海から遣わされた『<ruby><rb>楽園の妖精</rb><rt>アヴァロン・ル・フェ</rt></ruby>』。
 
:同じ星の内海から遣わされた『<ruby><rb>楽園の妖精</rb><rt>アヴァロン・ル・フェ</rt></ruby>』。
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:トネリコとして旅をしていた時の、数少ない「信頼できる仲間」。
 
:トネリコとして旅をしていた時の、数少ない「信頼できる仲間」。
   −
;ウーサー
+
;[[ウーサー(妖精國)|ウーサー]]
 
:ブリテンを統一するためにはどの氏族の妖精でもなく「人間」が王となるべきとして、そのために見出した人物。汎人類史ではアルトリア絡みで険悪な関係にあったがこちらではそんなことは全く無く、周囲から見たら恋人同士にしか見えなかったほど。
 
:ブリテンを統一するためにはどの氏族の妖精でもなく「人間」が王となるべきとして、そのために見出した人物。汎人類史ではアルトリア絡みで険悪な関係にあったがこちらではそんなことは全く無く、周囲から見たら恋人同士にしか見えなかったほど。
 
:各氏族を従えて戴冠式にまでこぎ着け、当初の予定よりパワーアップしてトネリコが王妃になる=ウーサーと結婚するという自身の願望までひそかに叶いかけたが、その日に彼が毒殺され全てを台無しにされたことが、トネリコが妖精に対して完全に失望して「妖精は救わずに支配するもの」という信念を持つに至った直接の原因。
 
:各氏族を従えて戴冠式にまでこぎ着け、当初の予定よりパワーアップしてトネリコが王妃になる=ウーサーと結婚するという自身の願望までひそかに叶いかけたが、その日に彼が毒殺され全てを台無しにされたことが、トネリコが妖精に対して完全に失望して「妖精は救わずに支配するもの」という信念を持つに至った直接の原因。
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== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
 
=== Fate/Grand Order ===
 
=== Fate/Grand Order ===
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==== 本編 ====
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;「私のブリテン。私の妖精國。本当はもっと酷い國にする予定でしたが、それだと[[妖精騎士トリスタン|彼女]]が可哀想なので、少し優しく設定しました。」
 +
:モルガンの独白の一部分。自分が救おうとした妖精たちに何度も裏切られ、最後の最後で全てを台無しにされても、[[妖精騎士トリスタン|愛娘]]のために非情になり切れなかった。
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;「やめ、て―― 私を、玉座に―― 玉座に、戻せ……!もう、ブリテンを、失いたく、ない……!」
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:オーロラとオベロンの策略によって臣下であった妖精たちに寄ってたかられ、物を投げつけられ、剣で斬られながら殺された際の最期の台詞。
 +
:何度、自分が愛するブリテンを救おうとしても、妖精たちによって成功を阻止されてしまうというのが痛ましい。
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:この後、妖精達は「いい気味だ」「自業自得だ」と、妖精國の女王の死亡を憂さ晴らししてせいせいしたかのように言うのだが、その後の顛末を見るまでもなく「妖精、絶対、滅ぼす」となったマスターが多数いたとかいなかったとか…
 
==== 戦闘  ====
 
==== 戦闘  ====
 
;「すべて煮詰めます。よろしい?」「士気はこうして上げるもの。食べなさい。」
 
;「すべて煮詰めます。よろしい?」「士気はこうして上げるもの。食べなさい。」
188行目: 215行目:  
:当然彼女は自身が築いた國を崩壊へと導いた彼を蛇蝎の如く嫌っている。
 
:当然彼女は自身が築いた國を崩壊へと導いた彼を蛇蝎の如く嫌っている。
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==== 本編 ====
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;「私のブリテン。私の妖精國。本当はもっと酷い國にする予定でしたが、それだと[[妖精騎士トリスタン|彼女]]が可哀想なので、少し優しく設定しました。」
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:モルガンの独白の一部分。自分が救おうとした妖精たちに何度も裏切られ、最後の最後で全てを台無しにされても、[[妖精騎士トリスタン|愛娘]]のために非情になり切れなかった。
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;「やめ、て―― 私を、玉座に―― 玉座に、戻せ……!もう、ブリテンを、失いたく、ない……!」
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:オーロラとオベロンの策略によって臣下であった妖精たちに寄ってたかられ、物を投げつけられ、剣で斬られながら殺された際の最期の台詞。
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:何度、自分が愛するブリテンを救おうとしても、妖精たちによって成功を阻止されてしまうというのが痛ましい。
  −
:この後、妖精達は「いい気味だ」「自業自得だ」と、妖精國の女王の死亡を憂さ晴らししてせいせいしたかのように言うのだが、その後の顛末を見るまでもなく「妖精、絶対、滅ぼす」となったマスターが多数いたとかいなかったとか…
      
==== イベント ====
 
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