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| :モルガンを討ち取るために単身攻め込んだ[[千子村正]]をただ一人で圧倒してみせたことが語られる他に、主人公達との関わりは妖精騎士ガウェインと共にキャメロットへ向かう途中モースの群れに遭遇した時と、オークニーへの道中で湖水地方を訪れた際、暗い沼の骸を狙っていたコヤンスカヤを退けるために加勢したことに留まっている。 | | :モルガンを討ち取るために単身攻め込んだ[[千子村正]]をただ一人で圧倒してみせたことが語られる他に、主人公達との関わりは妖精騎士ガウェインと共にキャメロットへ向かう途中モースの群れに遭遇した時と、オークニーへの道中で湖水地方を訪れた際、暗い沼の骸を狙っていたコヤンスカヤを退けるために加勢したことに留まっている。 |
| :最初は湖水地方の暗き沼に沈んでいた、意識もないただの<ruby><rb>無機物</rb><rt>アメーバ</rt></ruby>でしか無かったが、オーロラに掬い上げられた事で彼女の心と在り方を『美しい』と感じ、同時に彼女の様になりたいと願ったことで今の姿を得て「メリュジーヌ」の名を与えられた。その時からオーロラを深愛し自身の全てを捧げており、妖精騎士の着名を受けたのも彼女を護りやすくするためモルガンと契約を結んだ結果である。 | | :最初は湖水地方の暗き沼に沈んでいた、意識もないただの<ruby><rb>無機物</rb><rt>アメーバ</rt></ruby>でしか無かったが、オーロラに掬い上げられた事で彼女の心と在り方を『美しい』と感じ、同時に彼女の様になりたいと願ったことで今の姿を得て「メリュジーヌ」の名を与えられた。その時からオーロラを深愛し自身の全てを捧げており、妖精騎士の着名を受けたのも彼女を護りやすくするためモルガンと契約を結んだ結果である。 |
− | :しかし、常に近くにいることでオーロラの『妖精としての本質』を知るうちに自分の存在と愛が彼女にとって『自身を輝かせるための<ruby><rb>装飾品</rb><rt>アクセサリー</rt></ruby>』でしかないことを痛感していき、それでもなお愛するオーロラのためひたすら心を押し殺し、彼女の出任せと妬みで敵にされた無辜の者達を次々と手にかけてきた。とはいえど、自分の本体の骸を護っていた鏡の氏族達を皆殺しにした時のオーロラの振る舞い<ref group = "注">『予言の子』に関する予言を妖精國に吹聴した鏡の氏族と氏族長エインセルを、「自分が目立ちたいがためブリテン中に混乱をもたらした悪者だから始末するべき」だと説いたにも関わらず、いざメリュジーヌがそれを遂行し終えると「エインセルは女王モルガンを敬愛する立派な妖精で、そんな氏族達を皆殺しにしたモノこそ妖精國で一番醜い存在」だと同胞に話しており、そのどちらもが「自分が愛されるため咄嗟に出た口先だけの虚言」である。</ref>には流石のメリュジーヌも絶望し、心が崩壊する寸前まで陥った。<ref group="注">一方で鏡の氏族側も、予知能力によって自分達の死を含めた『負の未来』を見続けることに半分憔悴しきっており、入れ替わりで脱出したエインセル以外の全員が、メリュジーヌによる殺害を一切抵抗せず受け入れる形で一種の集団自決を図った節が考えられる。</ref> | + | :しかし、常に近くにいることでオーロラの『妖精としての本質』を知るうちに、自分の存在と愛が彼女にとって『自身を輝かせるための<ruby><rb>装飾品</rb><rt>アクセサリー</rt></ruby>』でしかないことを痛感していき、それでもなお愛するオーロラのためひたすら心を押し殺し、彼女の出任せと妬みで敵にされた無辜の者達を次々と手にかけてきた。とはいえど、自分の本体の骸を護っていた鏡の氏族達を皆殺しにした時のオーロラの振る舞い<ref group = "注">『予言の子』に関する予言を妖精國に吹聴した鏡の氏族と氏族長エインセルを、「自分が目立ちたいがためブリテン中に混乱をもたらした悪者だから始末するべき」だと説いたにも関わらず、いざメリュジーヌがそれを遂行し終えると「エインセルは女王モルガンを敬愛する立派な妖精で、そんな氏族達を皆殺しにしたモノこそ妖精國で一番醜い存在」だと同胞に話しており、そのどちらもが「自分が愛されるため咄嗟に出た口先だけの虚言」である。</ref>には流石のメリュジーヌも絶望し、心が崩壊する寸前まで陥った。<ref group="注">一方で鏡の氏族側も、予知能力によって自分達の死を含めた『負の未来』を見続けることに半分憔悴しきっており、入れ替わりで脱出したエインセル以外の全員が、メリュジーヌによる殺害を一切抵抗せず受け入れる形で一種の集団自決を図った節が考えられる。</ref> |
| :戴冠式の最中、[[ノクナレア]]が毒杯に斃れるや否や、主人公と[[アルトリア・キャスター|予言の子]]を混乱に乗じて押さえ込もうとするも[[パーシヴァル]]に言いくるめられて撤退。その途中で北と南の妖精との争いに加え各地でモース化の増加による暴動が発生しついに『大厄災』が起きたことを察知し、運命を共にすべくオーロラがいるソールズベリーへ駆けつける。しかしただ一人鐘つき堂で何もせず悠然とする様と、彼女を見るや否や國と民を捨てて「弱い人間ばかりいる<ruby><rb>外の世界</rb><rt>汎人類史</rt></ruby>なら此処より楽しくてもっと上手くやれるはずだから一緒にへ逃げよう」と持ちかけられた根拠も何もない提案、さらには長年仕えていた[[コーラル|側近]]を口煩ささ理由にあっさり処断してしまった事に嘆息。それでもなおオーロラの願いを叶えようと考えた結果、複雑かつ権謀術数を必要とする汎人類史では彼女はまともに生きられないと判断していたメリュジーヌは彼女なりの感謝と思いやり、そして一縷の決別を以て介錯するという結論に至る。 | | :戴冠式の最中、[[ノクナレア]]が毒杯に斃れるや否や、主人公と[[アルトリア・キャスター|予言の子]]を混乱に乗じて押さえ込もうとするも[[パーシヴァル]]に言いくるめられて撤退。その途中で北と南の妖精との争いに加え各地でモース化の増加による暴動が発生しついに『大厄災』が起きたことを察知し、運命を共にすべくオーロラがいるソールズベリーへ駆けつける。しかしただ一人鐘つき堂で何もせず悠然とする様と、彼女を見るや否や國と民を捨てて「弱い人間ばかりいる<ruby><rb>外の世界</rb><rt>汎人類史</rt></ruby>なら此処より楽しくてもっと上手くやれるはずだから一緒にへ逃げよう」と持ちかけられた根拠も何もない提案、さらには長年仕えていた[[コーラル|側近]]を口煩ささ理由にあっさり処断してしまった事に嘆息。それでもなおオーロラの願いを叶えようと考えた結果、複雑かつ権謀術数を必要とする汎人類史では彼女はまともに生きられないと判断していたメリュジーヌは彼女なりの感謝と思いやり、そして一縷の決別を以て介錯するという結論に至る。 |
| :致命傷を負ってくずおれたオーロラを前に嘆きと絶望の雄叫びを上げた彼女は竜の姿をとった「炎の厄災」となり、同じく「獣の厄災」と化した[[妖精騎士ガウェイン|バーゲスト]]と共にブリテン島を炎と焦土の海に変え、時同じくして『聖剣』を手に入れていたアルトリア・キャスターとカルデア一行を本能のままに狙い攻撃するが、主人公とともに彼女を止めるべく、満身創痍をおして立ち上がったパーシヴァルの捨て身の迎撃に力尽きる。<br>墜落際、消失する彼とブリテン諸共カルデア一行を呑み込む[[オベロン|奈落の蟲]]の姿に正気を取り戻し、シャドウ・ボーダーを逃がすため最期の咆哮を放って風穴を開けた後、空を駆ける流れ星の如くに残骸を燃やしながら消失した。 | | :致命傷を負ってくずおれたオーロラを前に嘆きと絶望の雄叫びを上げた彼女は竜の姿をとった「炎の厄災」となり、同じく「獣の厄災」と化した[[妖精騎士ガウェイン|バーゲスト]]と共にブリテン島を炎と焦土の海に変え、時同じくして『聖剣』を手に入れていたアルトリア・キャスターとカルデア一行を本能のままに狙い攻撃するが、主人公とともに彼女を止めるべく、満身創痍をおして立ち上がったパーシヴァルの捨て身の迎撃に力尽きる。<br>墜落際、消失する彼とブリテン諸共カルデア一行を呑み込む[[オベロン|奈落の蟲]]の姿に正気を取り戻し、シャドウ・ボーダーを逃がすため最期の咆哮を放って風穴を開けた後、空を駆ける流れ星の如くに残骸を燃やしながら消失した。 |
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| :青水色の鎧とゴーグルをまとった少女姿の妖精。 | | :青水色の鎧とゴーグルをまとった少女姿の妖精。 |
| :妖精騎士として公私を使い分けるタイプである以上に、基本的にデジタル思考なため行動に移すまでが早く、感情を示すことなく迅速に目的行動を果たす。 | | :妖精騎士として公私を使い分けるタイプである以上に、基本的にデジタル思考なため行動に移すまでが早く、感情を示すことなく迅速に目的行動を果たす。 |
− | :自身が最強の生物であるという自認からか『生まれ持った生態』を理由に相手を差別しないが、潔癖症で遊びがないことと相まって荒事の際には冷酷・傲慢と見られやすい。しかし他者に接するときには常に“完璧な騎士”として礼節を以って振る舞うため、戦場での言動を知らない妖精國の民からは非常に人気が高い。 | + | :自身が最強の生物であるという自認からか『生まれ持った生態』を理由に相手を差別しないが、潔癖症で遊びがないことと相まって荒事の際には冷酷・傲慢と見られやすい。<br>一方で他者に接するときには常に“完璧な騎士”として礼節を以って振る舞うため、戦場での言動を知らない妖精國の民からは非常に人気が高いが、それがどういうことかは彼女自身はあまり認知していない。 |
− | :ただし、本人の愛は自分を掬ってくれた[[オーロラ]]に対して注がれていたように、強い愛を一途に向けるタイプ。その分反転した際も強烈であり、自分の愛を守るために強硬な手段に出ることもある。また、「自分より弱いものをいたわる優しさ」を持つ者が好みであるらしい。 | + | :ただ、もともと社会活動を行う生き物ではなかったため、他者の心の機微に疎く対話が不得手。[[千子村正]]が評して曰く「天然の寂しがり屋」で、カルデアではそんな甘えん坊の性格が顔を覗かせる。それによると、「自分より弱いものをいたわる優しさ」を持つ者が好みであるらしい。 |
− | :ただ、もともと社会活動を行う生き物ではなかったため、他者の心の機微に疎く対話が不得手。[[千子村正]]が評して曰く「天然の寂しがり屋」で、カルデアではそんな甘えん坊の性格が顔を覗かせる。 | + | :妖精国では自分を掬ってくれた[[オーロラ]]にそうしていたように強い愛を一途に向けるタイプで、その分反転した際も強烈であり、自分の愛を守るために強硬な手段に出ることもある。 |
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