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;略歴
 
;略歴
 
:5周年記念の新規サーヴァントとして先行実装。この時点ではキャラクター情報の詳細は大半が伏せられており、バレンタインイベント等からごく断片的な背景を窺い知れる程度だった。
 
:5周年記念の新規サーヴァントとして先行実装。この時点ではキャラクター情報の詳細は大半が伏せられており、バレンタインイベント等からごく断片的な背景を窺い知れる程度だった。
:ストーリ上では約1年後に実装されたLostbelt No.6『妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ』で初登場。<br>ブリテン異聞帯上陸直後に仲間と離れ離れになった上、自身の名前を除き全ての記憶を失った状態で『名無しの森』を彷徨っていた[[主人公 (Grand Order)]]と邂逅し、意気投合。紆余曲折の末、『予言の子』としての使命を果たすべく、カルデア一行と共に巡礼の旅に出る事になる。
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:ストーリ上では約1年後に実装されたLostbelt No.6『妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ』で初登場。
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:湖水地方に流れ着いた後、鏡の氏族の長の判断でたくさんの宝物と共に舟に乗せられてティンタジェルの海岸に辿り着き、以後はティンタジェルの妖精として育てられた。<br/>しかし彼女は、妖精國を救う伝説の『予言の子』であると目されていると同時に、「亜鈴の子」たる妖精國の住民とは異なる楽園の妖精という出自から、多くの妖精から内心忌み嫌われる宿命にあった。さらに彼女は高位の妖精眼を持っていたため、現実も夢の中でもその悪意の嵐を直視し続ける羽目になっていたのである。
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:ティンタジェル村の崩壊後、各地を旅しては妖精からも人間からも疎まれる日々を続けた末、一時でも「なにものでもないわたし」になろうと『名無しの森』を訪れるも、彼女にはこの森の忘却効果が働かなかった。そんな中ブリテン異聞帯上陸直後に仲間と離れ離れになった上、自身の名前を除き全ての記憶を失った状態で『名無しの森』を彷徨っていた[[主人公 (Grand Order)]]と邂逅し、意気投合。紆余曲折の末に[[オベロン]]とも合流し、『予言の子』としての使命を果たすべく、カルデア一行と共に巡礼の旅に出る事になる。
    
;人物
 
;人物
 
:純真爛漫な元気っ娘。負けず嫌いで、打たれ強くて、まわりの空気をなにより大切にして、本当のコトは誰にも言えずに隠している、ごく当たり前の少女像。<br/>[[アルトリア・ペンドラゴン]]と比較するとわりとサボリ魔だったりと、「どこにでもいる村娘」といった風情。
 
:純真爛漫な元気っ娘。負けず嫌いで、打たれ強くて、まわりの空気をなにより大切にして、本当のコトは誰にも言えずに隠している、ごく当たり前の少女像。<br/>[[アルトリア・ペンドラゴン]]と比較するとわりとサボリ魔だったりと、「どこにでもいる村娘」といった風情。
:ただし、カルデアに召喚された彼女は、妖精國において使命を果たした後『星を脅かす脅威に対抗するもの』の助けになる人理補助装置となった存在――『アルトリア・アヴァロン』であり、厳密には主人公らカルデア一行と共にブリテンを旅したアルトリアとは別個であるとされている。よって霊基第一・第二の姿は、彼女を造った“かつての誰か”の在り方――楽園の妖精としての記録ではなく、予言の子として旅をした春の記憶――を、彼女がエミュレートしたものである。
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:ところがその内面はとても弱く、いじけ気質で、悲観主義者。『予言の子』であった自分にも、それに期待する周りの人々にも辟易しており、内心では重荷に感じている。<br/>しかしながら周りの空気を気にするあまりそうした本心を打ち上げられず、言い争いや憎み合いを避けたい一心から、周りが望む通りの言動を行う事で取り繕ってしまっている──というのが実情である。
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::端的にいえば周りの人々を失望させたくないがためだけに『予言の子』として振る舞っている状態であり、そのモチベーションは汎人類史のアルトリアと比較すると極めて後ろ向き<ref group="注">Lostbelt No.6クリア後に明かされるプロフィール詳細では“『オズの魔法使い』の主役のドロシー役に見せて、実はうまく歩けない(足下が見えない、智恵がない)カカシ、心ががらんどうの木こり、勇気を出したくないライオンの三者の集合体のような弱さ”と評されている。</ref>。結果的には『他人から見ると尊い行為』『アーサー王と同じ在り方』になろうとも、彼女の内面はとても卑屈で、後ろ向きで、ネガティブであるため、その行為を誇るどころか『次こそは放り出してしまうだろう』と自分にダメ出しを行っていた。
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:が、それとは裏腹にどれほど酷い環境・酷い仕打ちをうけても『悪に落ちず、礼節を忘れず、周りを気遣える』という性格がブレることはない。そのこと自体が貴人の証であり、[[オベロン|ブリテン異聞帯における真の黒幕]] との決定的な違いでもある。<br/>
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:なお、カルデアに召喚された彼女は、妖精國において使命を果たした後『星を脅かす脅威に対抗するもの』の助けになる人理補助装置となった存在――『アルトリア・アヴァロン』であり、厳密には主人公らカルデア一行と共に''ブリテンを旅したアルトリアとは別個であるとされている''。よって霊基第一・第二の姿は、彼女を造った“かつての誰か”の在り方――楽園の妖精としての記録ではなく、予言の子として旅をした春の記憶――を、彼女がエミュレートしたものであるとのこと。
 
:霊基第三の姿が召喚された彼女本来の姿であり、その際は王様然とした真面目な口調になるものの、種火に味をつけたがったりピクニックを喜んだりとどこか抜けているところは相変わらず。
 
:霊基第三の姿が召喚された彼女本来の姿であり、その際は王様然とした真面目な口調になるものの、種火に味をつけたがったりピクニックを喜んだりとどこか抜けているところは相変わらず。
    
;能力
 
;能力
:「選定の杖」を利用した魔術で戦う。
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:「選定の杖」を利用した魔術で戦う。第三霊基以降になると「影踏みのカルンウェナン」「稲妻のスピュメイダー」「神話礼装マルミアドワーズ」といった数多くの宝剣を魔術触媒として使用するようになる。
:第三霊基以降になると「影踏みのカルンウェナン」「稲妻のスピュメイダー」「神話礼装マルミアドワーズ」といった数多くの宝剣を魔術触媒として使用するようになる。
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:なお、Lostbelt No.6クリア後は偽装されていたいくつかのスキル名称が本来のものになり、さらにクラススキルとして「妖精眼」が追加されるとともに、〔妖精〕特性を対象とする効果を受けるようになる。この妖精眼はブリテンの妖精からはすでに失われて久しい高位の視界であり、あらゆる嘘と真実を見抜き映し出すものである。
:なお、Lostbelt No.6クリア後は偽装されていたいくつかのスキル名称が本来のものになり、さらにクラススキルとして「妖精眼」が追加されるとともに、〔妖精〕特性を対象とする効果を受けるようになる。
      
== ステータス ==
 
== ステータス ==
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:『選定の杖』によって開放される、アルトリアの心象世界。共に戦う者たちを守り、強化する、楽園より響く鐘の音。
 
:『選定の杖』によって開放される、アルトリアの心象世界。共に戦う者たちを守り、強化する、楽園より響く鐘の音。
 
:その名前の由来を、たとえ本人は知らずとも。
 
:その名前の由来を、たとえ本人は知らずとも。
:……と、意味深な説明があるのみで、実装時点では詳細は不明。
      
;真円集う約束の星(ラウンド・オブ・アヴァロン)
 
;真円集う約束の星(ラウンド・オブ・アヴァロン)
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:第三霊基以降で、上記に代わって使用可能な宝具。
 
:第三霊基以降で、上記に代わって使用可能な宝具。
 
:妖精國での使命を果たし、『ブリテンの守護者』となったアルトリアの宝具。
 
:妖精國での使命を果たし、『ブリテンの守護者』となったアルトリアの宝具。
:黄昏のキャメロットを顕現させ、共に戦う者に『円卓の騎士』のギフトを与える。(ゲーム中での効果的にはアラウンド・カリバーンと同じ)
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:黄昏のキャメロットを顕現させ、共に戦う者に『円卓の騎士』のギフトを与える。ゲーム中での効果はアラウンド・カリバーンと同じ。
    
==真名:アルトリア・キャスター==
 
==真名:アルトリア・キャスター==
:妖精國を救う『予言の子』。
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:汎人類史でいずれ聖剣を担う事になる“誰か”と同一の存在。
:星の内海……アヴァロンから、『選定の杖』と共に地上に遣わされた特別な妖精。
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:ブリテン異聞帯においては、星の内海……アヴァロンから、『選定の杖』と共に地上に遣わされた特別な存在『<ruby><rb>楽園の妖精</rb><rt>アヴァロン・ル・フェ</rt></ruby>』であり、14000年前に鋳造が行われなかった、『星の脅威』に対する決戦兵器である聖剣を造るために地上の情報を集める『集積装置』として、[[モルガン (Grand Order)|ヴィヴィアン]]の次に送り込まれた。
:湖水地方に流れ着いた後、鏡の氏族の長の判断でたくさんの宝物と共に舟に乗せられ、ティンタジェルの海岸に辿り着き、以後はティンタジェルの妖精として育てられた。
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:異聞帯において、汎人類史でいずれ聖剣を担う事になる“誰か”と同一の存在であり、『星の脅威』に対する決戦兵器である聖剣を造るために地上の情報を集める『集積装置』でもある。
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:前述の純真爛漫な少女然とした性格・性質はあくまで表向きのものであり、その内面はとても弱く、いじけ気質で、悲観主義者。
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===関連===
:『予言の子』である自分にも、それに期待する周りの人々にも辟易しており、内心では重荷に感じている。
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;<ruby><rb>楽園の妖精</rb><rt>アヴァロン・ル・フェ</rt></ruby>と聖剣、[[妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ|ブリテン異聞帯]]
:しかしながら周りの空気を気にするあまりそうした本心を打ち上げられず、言い争いや憎み合いを避けたい一心から、周りが望む通りの言動を行う事で取り繕ってしまっている──というのが実情である。
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:ブリテン[[異聞帯]]は14000年前の[[セファール]]襲来時に、聖剣を鋳造する役目を担っていた6人の妖精・亜鈴の怠慢により聖剣が発生せず、その結果地球上から陸地などが全て失われ、「無の海」へと完全な滅亡を迎えた世界である。<br/>そしてその後に存在する陸地・ブリテン島は、その後に地上にでてきた6人の亜鈴たちが唯一生き残った神性の[[ケルヌンノス]]を毒殺し、その遺体を地盤として築き上げられた<ref group="注">この異聞帯にも人間は存在しているが、これはほぼ全てがケルヌンノスに仕える人間の巫女を解体したものを元に生み出されたクローンである。</ref>
:端的にいえば周りの人々を失望させたくないがためだけに『予言の子』として振る舞っている状態であり、そのモチベーションは汎人類史のアルトリアと比較すると極めて後ろ向き<ref group="注">Lostbelt No.6クリア後に明かされるプロフィール詳細では“『オズの魔法使い』の主役のドロシー役に見せて、実はうまく歩けない(足下が見えない、智恵がない)カカシ、心ががらんどうの木こり、勇気を出したくないライオンの三者の集合体のような弱さ”と評されている。</ref>。結果的には『他人から見ると尊い行為』『アーサー王と同じ在り方』になろうとも、彼女の内面はとても卑屈で、後ろ向きで、ネガティブであるため、その行為を誇るどころか『次こそは放り出してしまうだろう』と自分にダメ出しを行っている。
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:この異聞帯においてモルガンとアルトリアは元々はその原罪を解決し、改めて聖剣を造るためにアヴァロンから地上に送り込まれたが、その罪業を引き継いでブリテン島を広げつつある亜鈴の子たち…すなわち異聞帯の殆どの妖精たちは彼女ら楽園の妖精を無意識に恐れ、本能から迫害するようになっていたのである。
 
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:が、それとは裏腹にどれほど酷い環境・酷い仕打ちをうけても『悪に落ちず、礼節を忘れず、周りを気遣える』という性格がブレることはない。そのこと自体が貴人の証であり、[[オベロン|ブリテン異聞帯における真の黒幕]] との決定的な違いでもある。
      
==登場作品と役柄==
 
==登場作品と役柄==
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