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704 バイト追加 、 2022年2月28日 (月) 16:15
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;「ふふ、こんにちは、愛らしい方。それともおはよう、がいいのかしら。私はオーロラ。あなた、お名前は?<br>せっかくお友達になったのですもの、お茶でもいかが?<br>もちろん、迷惑でなければの話だけど……」
 
;「ふふ、こんにちは、愛らしい方。それともおはよう、がいいのかしら。私はオーロラ。あなた、お名前は?<br>せっかくお友達になったのですもの、お茶でもいかが?<br>もちろん、迷惑でなければの話だけど……」
 
:Lostbelt No,6『妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ』後編にて。湖水地方に浮かんでいた<ruby><rb>無生物</rb><rt>アメーバ</rt></ruby>だった[[妖精騎士ランスロット|メリュジーヌ]]を掬い上げての台詞。
 
:Lostbelt No,6『妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ』後編にて。湖水地方に浮かんでいた<ruby><rb>無生物</rb><rt>アメーバ</rt></ruby>だった[[妖精騎士ランスロット|メリュジーヌ]]を掬い上げての台詞。
:暗く冷たい水底に差した、一筋の眩い輝きを放つ虹色の光―――――それはメリュジーヌにとって何度も瞼の裏に浮かぶほど、奇跡のように美しい光景だった。だが、同時にオーロラもまた彼女が流した無垢な涙は同じ様に、「美しい光景」として目に焼き付いていたのだった。
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:オーロラ本人からすれば、ただの取るに足らない自己アピールのためにかけた『優しい挨拶の言葉』。だが、双方にとって逃れられない運命の幕開けとなる言葉であった。
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;「消えろ、消えろ……高く、高く。どこまでも……高く」
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:同上。終編で瀕死のまま、残骸となりながらも空を翔る[[妖精騎士ランスロット|アルビオン]]を見送っての台詞。
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:あの日。自分がすくいあげた肉塊は涙と嗚咽をこぼし、誰よりも美しく無垢な『メリュジーヌ』という妖精になった。その無垢さを愚かだと妬み、羨み、蔑み、同時にそんな彼女が誕生した事をとても喜んだ。そして、その時それを見つけ出し目覚めさせた自分も、本当に良いことをした、して良かったと心から喜んだ。
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:オーロラの最期の言葉は『どこまでも高く遠く、空の彼方まで飛んでいけ』と言う、彼女なりの愛憎と羨望、そして祝福であった…
    
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