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; 略歴
 
; 略歴
:『[[Fate/Grand Order]]』Lostbelt No.6『[[妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ]]』に登場した妖精で、[[モルガン (Grand Order)|女王モルガン]]の「娘」であり「妖精國ブリテンの後継者」。彼女に与えられた「トリスタン」の名を着名しており、妖精國ブリテンの住民には本名を認識することが出来なくなっている。
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:『[[Fate/Grand Order]]』Lostbelt No.6『[[妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ]]』に登場した妖精で、[[モルガン (Grand Order)|女王モルガン]]の「娘」であり「妖精國ブリテンの後継者」。モルガンによって「トリスタン」の着名を与えられており、妖精國ブリテンの住民には本名を認識することが出来なくなっている。
 
:前編序盤ではキャメロットの女王会議にて、書記官達の態度が気に食わない事と話が退屈な事を理由に法務大臣を含めた幾人かを惨殺、自分が『予言の子』を何とかしてみせると喚くも先の件でモルガンから待機という名の謹慎処分を受けるが、本人は懲りずにグロスターのオークションに出掛け、そこで『予言の子』として売られていた[[千子村正]]に目をつける。だが、同時に競り落としで主人公達と本来の『予言の子』こと[[アルトリア・キャスター]]に遭遇し[[ムリアン]]の策略で魔術比べをけしかけられて敗北、激昂するがモルガンを盾に出され言い汲められる形でその場を立ち去る。中盤からは[[ベリル・ガット]]にくっつく形でシェフィールド侵攻に同行。[[妖精騎士ガウェイン]]と[[妖精騎士ランスロット|ランスロット]]の隙をついてベリルに言われるがまま[[ボガート]]を甚振り殺しにし撤退。
 
:前編序盤ではキャメロットの女王会議にて、書記官達の態度が気に食わない事と話が退屈な事を理由に法務大臣を含めた幾人かを惨殺、自分が『予言の子』を何とかしてみせると喚くも先の件でモルガンから待機という名の謹慎処分を受けるが、本人は懲りずにグロスターのオークションに出掛け、そこで『予言の子』として売られていた[[千子村正]]に目をつける。だが、同時に競り落としで主人公達と本来の『予言の子』こと[[アルトリア・キャスター]]に遭遇し[[ムリアン]]の策略で魔術比べをけしかけられて敗北、激昂するがモルガンを盾に出され言い汲められる形でその場を立ち去る。中盤からは[[ベリル・ガット]]にくっつく形でシェフィールド侵攻に同行。[[妖精騎士ガウェイン]]と[[妖精騎士ランスロット|ランスロット]]の隙をついてベリルに言われるがまま[[ボガート]]を甚振り殺しにし撤退。
:後編でもそのまま彼と行動を共にしており、モルガンからの伝言係としてロンディニウム侵攻への準備を進めるウッドワスの下へ向かい、事を済ませるとベリルの「面白いものが見られるかも」という誘いに乗ってそのまま駐在。そしてウッドワスがパーシヴァルに敗走したタイミングを見計らって彼に教わった魔術を発動する。その後ムリアン主催のグロスター舞踏家の裏における地下闘技場で再び主人公とアルトリア達に対峙。ベリルをマスターとした戦闘<ref group = "注">この戦闘では強化魔術しか使用しておらず、令呪はおろか「大令呪」も発動される気配がないまま終わる。</ref>になるも敗北。同時に「バーヴァン・シー」という自身の真名を看破され逃走。『予言の子』に情けをかけられプライドを傷付けられた事と<ruby><rb>モルガン</rb><rt>お母様</rt></ruby>からの叱責を恐れた末に、切り札として欺瞞を剥がしとる礼装『<ruby><rb>[[失意の庭]]</rb><rt>ロストウィル</rt></ruby>』を持ち出し、アルトリアと彼女と庇った主人公を閉じ込めることに成功する。実はウッドワスに使用した魔術には『使用者の魂を腐敗させる』副作用があり、それが原因で次第に手足が腐食してまともに起き上がれなくなっていき、ベリルの手でキャメロットの自室に軟禁されていた所を今度はその身柄をモルガンへの切り札として[[スプリガン]]に連れ出され利用される事になり、[[オーロラ]]の吹聴に踊らされた上級妖精達の手によって目の前でモルガンが惨殺されてしまった事で心が壊れ意気消沈、そのままバラバラに切り刻まれて大穴に投げ捨てられた模様。だが、彼女の今際の妖精達に対する嘆きの言葉が核となり、妖精國中に振り撒かれていた呪いの実態である『[[ケルヌンノス|大厄災]]』が目覚め、ブリテン異聞帯は終焉と滅亡の一途を辿ることになる。
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:後編でもそのまま彼と行動を共にしており、モルガンからの伝言係としてロンディニウム侵攻への準備を進めるウッドワスの下へ向かい、事を済ませるとベリルの「面白いものが見られるかも」という誘いに乗ってそのまま駐在。そしてウッドワスがパーシヴァルに敗走したタイミングを見計らって彼に教わった魔術を発動する。その後ムリアン主催のグロスター舞踏家の裏における地下闘技場で再び主人公とアルトリア達に対峙。ベリルをマスターとした戦闘<ref group = "注">この戦闘では強化魔術しか使用しておらず、令呪はおろか「大令呪」も発動される気配がないまま終わる。</ref>になるも敗北。同時に「バーヴァン・シー」という自身の真名を看破され逃走。『予言の子』に情けをかけられプライドを傷付けられた事と<ruby><rb>モルガン</rb><rt>お母様</rt></ruby>からの叱責を恐れた末に、切り札として欺瞞を剥がしとる礼装『<ruby><rb>[[失意の庭]]</rb><rt>ロストウィル</rt></ruby>』を持ち出し、アルトリアと彼女と庇った主人公を閉じ込めることに成功する。
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:実はウッドワスに使用した魔術には『使用者の魂を腐敗させる』副作用があり、それが原因で次第に手足が腐食してまともに起き上がれなくなっていってしまった。ベリルの手でキャメロットの自室に軟禁されていた所を、今度はその身柄をモルガンへの切り札として[[スプリガン]]に連れ出され利用される事になり、[[オーロラ]]の吹聴に踊らされた上級妖精達の手によって目の前でモルガンが惨殺されてしまった事で心が壊れ意気消沈、そのままバラバラに切り刻まれて大穴に投げ捨てられた。その際に漏れた、彼女の今際の妖精達に対する嘆きの言葉が核となり、妖精國中に振り撒かれていた呪いの実態である『[[ケルヌンノス|大厄災]]』が目覚め、ブリテン異聞帯は終焉と滅亡の一途を辿ることになった。
 
; 人物
 
; 人物
 
:赤いゴシック調ドレスを着た赤髪の少女姿の妖精。
 
:赤いゴシック調ドレスを着た赤髪の少女姿の妖精。
 
:「退屈な事」を最も嫌う気まぐれで残虐な性格であり、外交的かつ能動的。自分の欲求を臆面もなく正直に口にし、それらを実現させる為にまわりをこき使う典型的なワガママで支配者気質。
 
:「退屈な事」を最も嫌う気まぐれで残虐な性格であり、外交的かつ能動的。自分の欲求を臆面もなく正直に口にし、それらを実現させる為にまわりをこき使う典型的なワガママで支配者気質。
 
:汎人類史・妖精國どちらでにも共通する大凡の妖精達と同じく「いまその場が面白ければいい」と考える刹那的快楽主義であり、つまらなければすぐさま飽きるしすぐさま放棄し、ただひたすら妖精と人間問わず『弱いもの』を苦しめ、痛めつけ、悲鳴を上げさせる事を自身の至高の喜びとする。
 
:汎人類史・妖精國どちらでにも共通する大凡の妖精達と同じく「いまその場が面白ければいい」と考える刹那的快楽主義であり、つまらなければすぐさま飽きるしすぐさま放棄し、ただひたすら妖精と人間問わず『弱いもの』を苦しめ、痛めつけ、悲鳴を上げさせる事を自身の至高の喜びとする。
:しかし、これらは全てお母様こと女王モルガンによって「創られた性格」であり、本来の彼女は純粋かつ心優しく、当時の救世主トネリコに対しても常に感謝と気遣いを忘れない、誰にでも好かれる妖精だった。だが、その善良な性格故に他の妖精達からは玩具として使い潰され、人間達からは妖精に対する不満への捌け口として乱暴にされ、たとえ「次代」が誕生してもまた同じ道を辿ってボロボロにされてしまう末路を迎えており、トネリコがどれほど急いで彼女を見つけても後の祭りだった事がほとんどであった。それを良しとしなかった彼女は『モルガン』として再活動を始めた際、バーヴァン・シーが妖精國で生きていけるよう真逆の悪性を強めた性格に教育し、さらに「トリスタン」の名と「自身の娘で後継者」という肩書きを『着名』させて庇護していた。
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:しかし、'''これらは全て女王モルガンによって「創られた性格」'''である。本来の彼女は純粋かつ心優しく、当時の救世主トネリコに対しても常に感謝と気遣いを忘れない、誰にでも好かれる妖精だった。だが、その善良な性格故に他の妖精達からは玩具として使い潰され、人間達からは妖精に対する不満への捌け口として乱暴にされ、たとえ「次代」が誕生してもまた同じ道を辿ってボロボロにされてしまう末路を迎えており、トネリコがどれほど急いで彼女を見つけても後の祭りだった事がほとんどであった。それを良しとしなかった彼女は『モルガン』として再活動を始めた際、バーヴァン・シーが妖精國で生きていけるよう真逆の悪性を強めた性格に教育し、さらに「トリスタン」の名と「自身の娘で後継者」という肩書きを『着名』させて庇護していた。
:結果として彼女はその教育の反動で妖精も人間も嫌う悪逆な妖精となり、ブリテン中の妖精達から恐れられ忌み嫌われる存在となったため、この辺は皮肉にも第六特異点における『反転』のギフトを得たトリスタンとある意味似た末路を辿ったと云えよう。
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:結果として彼女はその教育の反動で妖精も人間も嫌う悪逆な妖精となり、ブリテン中の妖精達から恐れられ忌み嫌われる存在となったため、この辺は皮肉にも第六特異点における『反転』のギフトを得た[[トリスタン]]とある意味似た末路を辿ったと云えよう。
:また、性格は反転したとはいえどバーヴァン・シーの『本質』そのものは変わっていないため、弱者を嘲り笑うことはあれど本心から憎悪することは出来ず、また他人を騙すことも全くできない。何かを壊すと罪悪感で泣いてしまう癖があったり、ダーリントンでのグレイマルキンの失態による事件やモルガンの惨殺についても、周りを責めるよりも自分が何も出来なかった事を悔やみ嘆くといった、結局の所は表上でモルガンの期待に合わせた自己流の振る舞い方をしているだけに過ぎない。
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:また、性格は反転したとはいえど異聞帯におけるバーヴァン・シーの『本質』そのものは変わっていないため、弱者を嘲り笑うことはあれど本心から憎悪することは出来ず、また他人を騙すことも全くできない。何かを壊すと罪悪感で泣いてしまう癖があったり、ダーリントンでのグレイマルキンの失態による事件やモルガンの惨殺についても、周りを責めるよりも自分が何も出来なかった事を悔やみ嘆くといった、結局の所は表上でモルガンの期待に合わせた自己流の振る舞い方をしているだけに過ぎない。
:カルデアにてサーヴァントとして召喚されて以降も基本的にこの性質に変わりはないが、第三再臨以降からは様子が急変する。
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:カルデアにてサーヴァントとして召喚されて以降も基本的にこの性質に変わりはないが、第三再臨以降からは様子が急変する。<br>見るからにやつれたボロボロの見た目へと変化し、性格も気弱かつ消極的、そして常に身体の痛みや飢餓を訴えるようになり、戦闘時には今まで以上の凶暴性を見せるなど、今まで見せていた人格が完全に崩壊したような言動を見せるようになる。他にも時折発作的に生前のトラウマや恨みを口にする一方、思い出した事をすぐに忘れてしまったり、いきなり泣き叫んだりと、第三再臨以降の彼女は非常に不安定で危険な精神状態であることが明らかとなっている。
:見るからにやつれたボロボロの見た目へと変化し、性格も気弱かつ消極的、そして常に身体の痛みや飢餓を訴えるようになり、戦闘時には今まで以上の凶暴性を見せるという狂人じみた性格に変化する。
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:他にも時折発作的に生前のトラウマや恨みを口にする一方、思い出した事をすぐに忘れてしまったり、いきなり泣き叫んだりと、第三再臨以降の彼女は不安定で危うい精神状態と思われる。
   
; 能力
 
; 能力
:赤い棘のようなものを地面や空中から出現させて使用する他、オリジナルのトリスタンと同じくフェイルノートを小型化したような竪琴を使って真空刃を生みだして戦う。他にもモルガンから転移用に使う『合わせ鏡』の子機といった魔術礼装をいくつか持たされている事が窺える。彼女の宝具『フェッチ』もまた、ベリルから教わった魔術を応用したものである。
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:赤い棘のようなものを地面や空中から出現させて使用する他、オリジナルのトリスタンと同じくフェイルノートを小型化したような竪琴を使って真空刃を生みだして戦う。他にもモルガンから転移用に使う『合わせ鏡』の子機といった魔術礼装をいくつか持たされている事が窺える。
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: 彼女の宝具『フェッチ』もまた、ベリルから教わった魔術を応用したものである。
    
== ステータス ==
 
== ステータス ==
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:「フェッチ」というのはドッペルゲンガーの別名であり、相手の分身を作り出すことからと思われる。
 
:「フェッチ」というのはドッペルゲンガーの別名であり、相手の分身を作り出すことからと思われる。
 
:また、妖精騎士の名前元になっている[[トリスタン]]の「痛哭の幻奏(フェイルノート)」とは対照的な名前になっている。
 
:また、妖精騎士の名前元になっている[[トリスタン]]の「痛哭の幻奏(フェイルノート)」とは対照的な名前になっている。
:『Fate/Grand Order』では、自身に必中効果を付与した上で、敵単体に強力な攻撃を叩き込む。そして呪いと呪厄を相手に付与する効果。
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:『Fate/Grand Order』では、自身に必中効果を付与した上で、敵単体に強力なQuick攻撃+呪いと呪厄を相手に付与する効果。
    
== 真名:バーヴァン・シー ==
 
== 真名:バーヴァン・シー ==
 
スコットランド・ハイランド地方に伝わる女性の妖精で、緑色のドレスに鹿の蹄に似た踵がある足を持ち、人間の血を吸う吸血種といわれる。夜毎美しい美貌で人間の男性を誘惑しては血を吸い、日光と鉄に弱いとされている。<br/>
 
スコットランド・ハイランド地方に伝わる女性の妖精で、緑色のドレスに鹿の蹄に似た踵がある足を持ち、人間の血を吸う吸血種といわれる。夜毎美しい美貌で人間の男性を誘惑しては血を吸い、日光と鉄に弱いとされている。<br/>
 
汎人類史のバーヴァン・シーは『悪害』そのもので、それは妖精國においても変わらないが、異聞帯における彼女の『本質』は、本来ならば真逆の『善良』であった。
 
汎人類史のバーヴァン・シーは『悪害』そのもので、それは妖精國においても変わらないが、異聞帯における彼女の『本質』は、本来ならば真逆の『善良』であった。
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この本質故に彼女は周囲の悪害に成すすべなく甚振られる運命にあったのだが、それをよしとしなかった[[モルガン (Grand Order)|モルガン]]による歪な愛の果てにその表面を変質させ、冷酷な女王の娘たる妖精姫になった。
    
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
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===Fate/Grand Order===
 
===Fate/Grand Order===
 
;[[ガラテア]]
 
;[[ガラテア]]
:カルデアでは靴関係で意気投合して一緒に作っているとか。
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:カルデアでは靴作りで意気投合して一緒になっているとか。
    
;[[エリザベート=バートリー]]
 
;[[エリザベート=バートリー]]
:いわゆる「似た者同士」。ただし彼女からしたら「[[エリザベート=バートリー〔ハロウィン〕|たく]][[エリザベート=バートリー〔ブレイブ〕|さん]][[メカエリチャン|の]][[メカエリチャンⅡ号機|分]][[エリザベート=バートリー〔シンデレラ〕|身]]がいるのに狂わないのか、むしろもう狂ってるのか」との事。
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:いわゆる「似た者同士」。ただし彼女からしたら「[[エリザベート=バートリー〔ハロウィン〕|たく]][[エリザベート=バートリー〔ブレイブ〕|さん]][[メカエリチャン|の]][[メカエリチャンⅡ号機|分]][[エリザベート=バートリー〔シンデレラ〕|身]]がいるのに狂わないのか、むしろ''もう狂ってるのか''」との事。
    
;[[カーミラ]]
 
;[[カーミラ]]
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===生前===
 
===生前===
 
;[[モルガン (Grand Order)|モルガン]]
 
;[[モルガン (Grand Order)|モルガン]]
:ブリテン異聞帯の女王であり、「お母様」。誰よりも善良で誰よりも優しいが故に、誰にも顧みられず使い潰され続けていた彼女を助けた恩人。そこにつけこまれ、最終的にモルガンの死因にもなってしまったが。
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:ブリテン異聞帯の女王であり、「お母様」と慕う。誰よりも善良で誰よりも優しいが故に、誰にも顧みられず使い潰され続けていた彼女を助けた恩人。そこにつけこまれ、最終的にモルガンの死因にもなってしまったが。
 
:お互いに共依存に似た愛情を抱いているが、モルガンが不器用で言葉足らず故に「叱られている」と彼女は感じていた。
 
:お互いに共依存に似た愛情を抱いているが、モルガンが不器用で言葉足らず故に「叱られている」と彼女は感じていた。
 
:もちろん大好きなお母様がカルデアにやってこようものなら大喜び。一方で、主人公を前にしたモルガンは彼女いわく「猫かぶっているどころかライオンかぶってる」状態らしい。
 
:もちろん大好きなお母様がカルデアにやってこようものなら大喜び。一方で、主人公を前にしたモルガンは彼女いわく「猫かぶっているどころかライオンかぶってる」状態らしい。
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;[[アルトリア・キャスター]]
 
;[[アルトリア・キャスター]]
:『予言の子』。本来なら「<ruby><rb>お母様</rb><rt>モルガン</rt></ruby>」の敵であるはずだが、初対面時は「田舎者」と嘲笑ってこそいたものの他の妖精達のように嫌悪感が湧かず不思議がっている。
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:『予言の子』。本来なら「<ruby><rb>お母様</rb><rt>モルガン</rt></ruby>」の敵であるはずだが、初対面時は「田舎者」と嘲笑ってこそいたものの、他の妖精達のように嫌悪感が湧かず不思議がっている。
:今思えば彼女もモルガンと同じ『楽園の妖精』であるため、無意識の内に似た気配を感じ取っていたのかもしれない。
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:モルガンと同じ『楽園の妖精』であったため、無意識の内に似た気配を感じ取っていたのかもしれない。
    
;[[マシュ・キリエライト]]
 
;[[マシュ・キリエライト]]
 
:シェフィールドで敵対した少女騎士。
 
:シェフィールドで敵対した少女騎士。
:マシュ側からみれば『夫』の[[ボガート]]を嬲り殺しにした上に[[主人公 (Grand Order)|主人公]]までも貶めた張本人なので良い印象は持たれていない。
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:マシュ側からみれば『夫』の[[ボガード]]を嬲り殺しにした上に[[主人公 (Grand Order)|主人公]]までも貶めた張本人なので良い印象は持たれていない。
 
:ただし、両者共に第三者に使い潰され続けた存在であるため、今後の展開によって仲良くなれる可能性は大いに有りうる。
 
:ただし、両者共に第三者に使い潰され続けた存在であるため、今後の展開によって仲良くなれる可能性は大いに有りうる。
    
;グレイマルキン
 
;グレイマルキン
 
:バーヴァン・シーのスキル名の一つで、彼女が仕えていた旧ダーリントンの領主。
 
:バーヴァン・シーのスキル名の一つで、彼女が仕えていた旧ダーリントンの領主。
:「動く屍を見てみたい」という愚直な好奇心からバーヴァン・シーに人間の血を吸わせて屍人にし、それを地下でネズミ式に増やして人造兵士や奴隷として使えるようにしようと目論んでいたみたいが、拡散能力が高すぎたため領内中にに溢れ出したせいで当時の領民共々滅びてしまった。
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:「動く屍を見てみたい」という愚直な好奇心からバーヴァン・シーに人間の血を吸わせて屍人にし、それを地下でネズミ式に増やして人造兵士や奴隷として使えるようにしようと目論んでいたようだが、拡散能力が高すぎたため領内中に溢れ出し当時の領民共々滅びてしまった。
    
== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
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**その一方で、人間離れした思考の多い下級妖精の生まれでありながら誕生日には誰かへ贈り物をするという事を「常識」と称する姿はかなり人間臭い。悪辣な性格である第三再臨以前の状態でも同じ事を言う為、妖精騎士の例に漏れず彼女もまた妖精としての異端児なのがわかる。
 
**その一方で、人間離れした思考の多い下級妖精の生まれでありながら誕生日には誰かへ贈り物をするという事を「常識」と称する姿はかなり人間臭い。悪辣な性格である第三再臨以前の状態でも同じ事を言う為、妖精騎士の例に漏れず彼女もまた妖精としての異端児なのがわかる。
 
*いわゆる「メスガキ」系のキャラクターだが、第三再臨の余りにも悲惨な姿に、'''「誰がここまでやれと言った」'''、'''「分からせってこういう事じゃない」'''という悲鳴が続出。お陰で霊基再臨を拒否したり、しても即第一、第二再臨の姿に戻すプレイヤーが大量に現れた。<del>まあ、その姿に嗜虐心をそそられるプレイヤーも多かったそうだが。</del>
 
*いわゆる「メスガキ」系のキャラクターだが、第三再臨の余りにも悲惨な姿に、'''「誰がここまでやれと言った」'''、'''「分からせってこういう事じゃない」'''という悲鳴が続出。お陰で霊基再臨を拒否したり、しても即第一、第二再臨の姿に戻すプレイヤーが大量に現れた。<del>まあ、その姿に嗜虐心をそそられるプレイヤーも多かったそうだが。</del>
**なお、一般的な創作で見られる「メスガキ」像と比較するとこちらの方が格段に口は悪く、しかも身長が170cmもある<ref group="注">この身長がヒール込みなのかは不明だが、かなり高いヒールの靴を履いているため、ヒール抜きで170cmある場合、ヒール込みの身長は180cm近くなる。</ref>ため、彼女を設定どおりに描くと果たしてメスガキと呼んでいいのかどうかは微妙。
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**なお、一般的な創作で見られる「メスガキ」像と比較するとこちらの方が格段に口は悪く、しかも身長が170cmもある<ref group="注">この身長がヒール込みなのかは不明だが、かなり高いヒールの靴を履いている上で170cm設定の他キャラと見た目上の高さが近い。もしもヒール抜きで170cmと言う設定の場合、ヒール込みとなる見た目上の身長は180cm近くになるはずである。</ref>ため、彼女を設定どおりに描くと果たしてメスガキと呼んでいいのかどうかは微妙。
 
*[[ベリル・ガット|ベリル]]とコンビを組んでいた際に「レディ・スピネル」の名で彼に(表向きは)可愛がられていたが、宝石のスピネル(尖晶石)は含有する物質に応じて様々な色合いに変化する特性を持つ。<br>その特性から透明なものはダイヤモンド、赤いものはルビーやレッドベリルの代用品として用いられやすく、'''それらより価値が低いことが多い。'''それ故に、「ルビーのまがい物」「代用品の宝石」という印象を持つ人も少なくはないとか。<br>一方でベリル(緑柱石)も同じ様に含有する物質に応じて色合いを変化させるが、鉄を含めばアクアマリン、クロムを含めばエメラルド、マンガンを含めば……'''上記のスピネルで代用されやすいレッドベリル'''となる。<br>そういう意味を踏まえると、彼女に向けたレディ・スピネルの渾名は愛称というより、'''遠回しな皮肉か蔑称'''とも取れてしまう。
 
*[[ベリル・ガット|ベリル]]とコンビを組んでいた際に「レディ・スピネル」の名で彼に(表向きは)可愛がられていたが、宝石のスピネル(尖晶石)は含有する物質に応じて様々な色合いに変化する特性を持つ。<br>その特性から透明なものはダイヤモンド、赤いものはルビーやレッドベリルの代用品として用いられやすく、'''それらより価値が低いことが多い。'''それ故に、「ルビーのまがい物」「代用品の宝石」という印象を持つ人も少なくはないとか。<br>一方でベリル(緑柱石)も同じ様に含有する物質に応じて色合いを変化させるが、鉄を含めばアクアマリン、クロムを含めばエメラルド、マンガンを含めば……'''上記のスピネルで代用されやすいレッドベリル'''となる。<br>そういう意味を踏まえると、彼女に向けたレディ・スピネルの渾名は愛称というより、'''遠回しな皮肉か蔑称'''とも取れてしまう。
 
**さらに余談だが、レッドベリルと同じくマンガンを含んで淡い赤色となったベリルの事をモルガナイトと呼ぶ。これは'''「[[モルガン (Grand Order)|モルガン]]」という人物'''が発見したのでその人名を由来としているそうだ。
 
**さらに余談だが、レッドベリルと同じくマンガンを含んで淡い赤色となったベリルの事をモルガナイトと呼ぶ。これは'''「[[モルガン (Grand Order)|モルガン]]」という人物'''が発見したのでその人名を由来としているそうだ。
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