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;「あぁ……やっと、元の形に戻ってきた。見て、マスター。これが妖精國を焼いた機体、メリュジーヌの真実。アルビオンの最後の欠片。<br/>この姿になった以上、後戻りはできないわ。世界を焼く炎で、思うままに走りなさい。」
 
;「あぁ……やっと、元の形に戻ってきた。見て、マスター。これが妖精國を焼いた機体、メリュジーヌの真実。アルビオンの最後の欠片。<br/>この姿になった以上、後戻りはできないわ。世界を焼く炎で、思うままに走りなさい。」
 
:霊基再臨三回目。メリュジーヌとして得た少女の姿に、原初の竜の巨大な翼が蘇る。
 
:霊基再臨三回目。メリュジーヌとして得た少女の姿に、原初の竜の巨大な翼が蘇る。
:――真名、炎の厄災:原初の竜・アルビオン。気の遠くなるような永い時を生き、最期は星に帰れず朽ちたモノ。
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:――真名、炎の厄災:境界の竜・アルビオン。気の遠くなるような永い時を生き、最期は星に帰れず朽ちたモノ。
 
:戦う理由と守るべき存在を得た竜は再び羽ばたく。高く高く、遠い空の果てへ。
 
:戦う理由と守るべき存在を得た竜は再び羽ばたく。高く高く、遠い空の果てへ。
    
;「最後の竜は朽ちてしまった。肉は腐って、泥になって、その中で私は目覚めた。もう白い翼を持つ事はないと思っていたけれど……こんな奇跡が、起こるのですね。<br/>礼を言うわ、私のマスター。今日があなたの、そして、世界が新生する日。さあ、どんな終末をお望みかしら」
 
;「最後の竜は朽ちてしまった。肉は腐って、泥になって、その中で私は目覚めた。もう白い翼を持つ事はないと思っていたけれど……こんな奇跡が、起こるのですね。<br/>礼を言うわ、私のマスター。今日があなたの、そして、世界が新生する日。さあ、どんな終末をお望みかしら」
 
:霊基再臨四回目。
 
:霊基再臨四回目。
:それはあり得ざる奇跡。黒く染まっていた部位は人と同じ肌の色となり、漆黒の翼も泥が落ちるかの如く白くなった。
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:それはあり得ざる奇跡。黒く染まっていた肉体が人と同じ肌の色となり、漆黒の翼も泥が落ちるかの如く白くなった。
:「<ruby><rb>白</rb><rt>アルビオン</rt></ruby>」の名の通り純白の竜の姿を取り戻した、メリュジーヌなりしアルビオン。例えサーヴァントという一時の夢とだしても、確かに生まれ変わった証。
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:「<ruby><rb>白</rb><rt>アルバス</rt></ruby>」という語源の通り純白の竜の姿を取り戻した、メリュジーヌなりしアルビオン。例えサーヴァントという一時の夢とだしても、確かに生まれ変わった証。
    
;「マスターとの、関係? えーと、一心同体……ちょっと違う気がする。所有物……それも違う。恋人同士であることを示すには、言葉はちょっと難しい」
 
;「マスターとの、関係? えーと、一心同体……ちょっと違う気がする。所有物……それも違う。恋人同士であることを示すには、言葉はちょっと難しい」
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