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; 略歴
 
; 略歴
:『[[Fate/Grand Order]]』Lostbelt No.6『[[妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ]]』に登場した妖精で、[[モルガン (Grand Order)|女王モルガン]]の「娘」であり「妖精國ブリテンの後継者」。モルガンによって「トリスタン」の着名を与えられており、妖精國ブリテンの住民には本名を認識することが出来なくなっている。
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:『[[Fate/Grand Order]]』Lostbelt No.6『[[妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ]]』に登場した妖精で、[[モルガン (Grand Order)|女王モルガン]]の「娘」であり「妖精國ブリテンの後継者」。モルガンによって「トリスタン」の着名を与えられており、妖精國ブリテンの住民には本名を認識することが出来なくなっていた。
 
:前編序盤ではキャメロットの女王会議にて、書記官達の態度が気に食わない事と話が退屈な事を理由に法務大臣を含めた幾人かを惨殺、自分が『予言の子』を何とかしてみせると喚くも先の件でモルガンから待機という名の謹慎処分を受けるが、本人は懲りずにグロスターのオークションに出掛け、そこで『予言の子』として売られていた[[千子村正]]に目をつける。だが、同時に競り落としで主人公達と本来の『予言の子』こと[[アルトリア・キャスター]]に遭遇し[[ムリアン]]の策略で魔術比べをけしかけられて敗北、激昂するがモルガンを盾に出され言い汲められる形でその場を立ち去る。中盤からは[[ベリル・ガット]]にくっつく形でシェフィールド侵攻に同行。[[妖精騎士ガウェイン]]と[[妖精騎士ランスロット|ランスロット]]の隙をついてベリルに言われるがまま[[ボガード]]をなぶり殺しにし撤退。
 
:前編序盤ではキャメロットの女王会議にて、書記官達の態度が気に食わない事と話が退屈な事を理由に法務大臣を含めた幾人かを惨殺、自分が『予言の子』を何とかしてみせると喚くも先の件でモルガンから待機という名の謹慎処分を受けるが、本人は懲りずにグロスターのオークションに出掛け、そこで『予言の子』として売られていた[[千子村正]]に目をつける。だが、同時に競り落としで主人公達と本来の『予言の子』こと[[アルトリア・キャスター]]に遭遇し[[ムリアン]]の策略で魔術比べをけしかけられて敗北、激昂するがモルガンを盾に出され言い汲められる形でその場を立ち去る。中盤からは[[ベリル・ガット]]にくっつく形でシェフィールド侵攻に同行。[[妖精騎士ガウェイン]]と[[妖精騎士ランスロット|ランスロット]]の隙をついてベリルに言われるがまま[[ボガード]]をなぶり殺しにし撤退。
:後編でもそのまま彼と行動を共にしており、モルガンからの伝言係としてロンディニウム侵攻への準備を進めるウッドワスの下へ向かい、事を済ませるとベリルの「面白いものが見られるかも」という誘いに乗ってそのまま駐在。そしてウッドワスがパーシヴァルに敗走したタイミングを見計らって彼に教わった魔術を発動する。その後ムリアン主催のグロスター舞踏家の裏における地下闘技場で再び主人公とアルトリア達に対峙。ベリルをマスターとした戦闘<ref group = "注">この戦闘では強化魔術しか使用しておらず、令呪はおろか「大令呪」も発動される気配がないまま終わる。</ref>になるも敗北。同時に「バーヴァン・シー」という自身の真名を看破され逃走。『予言の子』に情けをかけられプライドを傷付けられた事と<ruby><rb>モルガン</rb><rt>お母様</rt></ruby>からの叱責を恐れた末に、切り札として欺瞞を剥がしとる礼装『<ruby><rb>[[失意の庭]]</rb><rt>ロストウィル</rt></ruby>』を持ち出し、アルトリアと彼女と庇った主人公を閉じ込めることに成功<ref group="注">ただしアルトリアは礼装の性質を見抜くとすぐさま魔術によるプロテクターをかけて回避し、一度は呑み込まれて自己喪失しかけた主人公も、[[ロマニ・アーキマン|恩師であり先導者]]の言葉を思い出し自力で脱出した。</ref>する。
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:後編でもそのまま彼と行動を共にしており、モルガンからの伝言係としてロンディニウム侵攻への準備を進めるウッドワスの下へ向かい、事を済ませるとベリルの「面白いものが見られるかも」という誘いに乗ってそのまま駐在。そしてウッドワスがパーシヴァルに敗走したタイミングを見計らって彼に教わった魔術を発動する。その後ムリアン主催のグロスター舞踏家の裏における地下闘技場で再び主人公とアルトリア達に対峙。ベリルをマスターとした戦闘<ref group = "注">この戦闘のベリルは強化魔術しか使用しておらず、令呪はおろか「大令呪」も発動される気配がないまま終わる。</ref>になるも敗北。同時に「バーヴァン・シー」という自身の真名を暴露され、逃走。『予言の子』に情けをかけられプライドを傷付けられた事と<ruby><rb>モルガン</rb><rt>お母様</rt></ruby>からの叱責を恐れた末に、切り札として欺瞞を剥がしとる礼装『<ruby><rb>[[失意の庭]]</rb><rt>ロストウィル</rt></ruby>』を持ち出し、アルトリアと彼女と庇った主人公を閉じ込めることに成功<ref group="注">ただしアルトリアは礼装の性質を見抜くとすぐさま魔術によるプロテクターをかけて回避し、一度は呑み込まれて自己喪失しかけた主人公も、[[ロマニ・アーキマン|恩師であり先導者]]の言葉を思い出し自力で脱出した。</ref>する。
 
:実はウッドワスに使用した魔術には『使用者の魂を腐敗させる』副作用があり、それが原因で次第に手足が腐食してまともに起き上がれなくなっていってしまった。そのためベリルの手で用済みとされてキャメロットの自室に軟禁されていた所を、今度はモルガンへの切り札としてその身柄を[[スプリガン]]に連れ出され利用される事になり、[[オーロラ]]の吹聴に踊らされた上級妖精達の手によって目の前でモルガンが惨殺されてしまった事で心が壊れ意気消沈、そのままバラバラに切り刻まれて大穴に投げ捨てられた。その際に漏れた、彼女の今際の妖精達に対する嘆きの言葉が核となり、妖精國中に振り撒かれていた呪いの実態である『[[ケルヌンノス|大厄災]]』が目覚め、ブリテン異聞帯は終焉と滅亡の一途を辿ることになった。
 
:実はウッドワスに使用した魔術には『使用者の魂を腐敗させる』副作用があり、それが原因で次第に手足が腐食してまともに起き上がれなくなっていってしまった。そのためベリルの手で用済みとされてキャメロットの自室に軟禁されていた所を、今度はモルガンへの切り札としてその身柄を[[スプリガン]]に連れ出され利用される事になり、[[オーロラ]]の吹聴に踊らされた上級妖精達の手によって目の前でモルガンが惨殺されてしまった事で心が壊れ意気消沈、そのままバラバラに切り刻まれて大穴に投げ捨てられた。その際に漏れた、彼女の今際の妖精達に対する嘆きの言葉が核となり、妖精國中に振り撒かれていた呪いの実態である『[[ケルヌンノス|大厄災]]』が目覚め、ブリテン異聞帯は終焉と滅亡の一途を辿ることになった。
 
; 人物
 
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:「退屈な事」を最も嫌う気まぐれで残虐な性格であり、外交的かつ能動的。自分の欲求を臆面もなく正直に口にし、それらを実現させる為にまわりをこき使う典型的なワガママで支配者気質。
 
:「退屈な事」を最も嫌う気まぐれで残虐な性格であり、外交的かつ能動的。自分の欲求を臆面もなく正直に口にし、それらを実現させる為にまわりをこき使う典型的なワガママで支配者気質。
 
:汎人類史・妖精國どちらでにも共通する大凡の妖精達と同じく「いまその場が面白ければいい」と考える刹那的快楽主義であり、つまらなければすぐさま飽きるしすぐさま放棄し、ただひたすら妖精と人間問わず『弱いもの』を苦しめ、痛めつけ、悲鳴を上げさせる事を自身の至高の喜びとする。
 
:汎人類史・妖精國どちらでにも共通する大凡の妖精達と同じく「いまその場が面白ければいい」と考える刹那的快楽主義であり、つまらなければすぐさま飽きるしすぐさま放棄し、ただひたすら妖精と人間問わず『弱いもの』を苦しめ、痛めつけ、悲鳴を上げさせる事を自身の至高の喜びとする。
:しかし、実のところこれらの人物像は'''女王モルガンによって「創られた性格」'''である。本来の彼女は純粋かつ心優しく、当時の救世主トネリコに対しても常に感謝と気遣いを忘れない、誰にでも好かれる妖精だった。だが、その善良な性格故に他の妖精達からは玩具として使い潰され、人間達からは妖精に対する不満への捌け口として乱暴にされ、たとえ「次代」が誕生してもまた同じ道を辿ってボロボロにされてしまう末路を迎えており、トネリコ/モルガンがどれほど急いで彼女を見つけても後の祭りだった事がほとんどであった。そのため再生が不可能となるまでに魂が摩耗するのも時間の問題であり、それを良しとしなかった彼女は『モルガン』として再活動を始めた際、バーヴァン・シーが妖精國で生きていけるよう真逆の悪性を強めた性格に教育し、さらに「トリスタン」の名と「自身の娘で後継者」という肩書きを『着名』させて庇護していた。
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:しかし、実のところこれらの人物像は'''女王モルガンによって「創られた性格」'''である。異聞帯における本来の彼女は純粋かつ心優しく、当時の救世主トネリコに対しても常に感謝と気遣いを忘れない、誰にでも好かれる妖精だった。だが、その善良な性格故に他の妖精達からは玩具として使い潰され、人間達からは妖精に対する不満への捌け口として乱暴にされ、たとえ「次代」が誕生してもまた同じ道を辿ってボロボロにされてしまう末路を迎えており、トネリコ/モルガンがどれほど急いで彼女を見つけても後の祭りだった事がほとんどであった。そのため再生が不可能となるまでに魂が摩耗するのも時間の問題であり、それを良しとしなかった彼女は『モルガン』として再活動を始めた際、バーヴァン・シーが妖精國で生きていけるよう真逆の悪性を強めた性格に教育し、さらに「トリスタン」の名と「自身の娘で後継者」という肩書きを『着名』させて庇護していた。
 
:その教育の結果、彼女は妖精も人間も嫌う悪逆な妖精となり、ブリテン中の妖精達から恐れられ忌み嫌われる存在となった。この点は皮肉にも第六特異点における『反転』のギフトを得た[[トリスタン]]とある意味似た経緯を辿ったと云えよう。
 
:その教育の結果、彼女は妖精も人間も嫌う悪逆な妖精となり、ブリテン中の妖精達から恐れられ忌み嫌われる存在となった。この点は皮肉にも第六特異点における『反転』のギフトを得た[[トリスタン]]とある意味似た経緯を辿ったと云えよう。
 
:ただし、性格は反転したとはいえど異聞帯におけるバーヴァン・シーの『本質』そのものは変わっていないため、弱者を嘲り笑うことはあれど本心から憎悪することは出来ず、また他人を騙すことも全くできない。何かを壊すと罪悪感で泣いてしまう癖があったり、ダーリントンでのグレイマルキンの失態による事件やモルガンの惨殺についても、周りを責めるよりも自分が何も出来なかった事を悔やみ嘆くといった、結局の所は表上でモルガンの期待に合わせた自己流の振る舞い方をしているだけに過ぎない。
 
:ただし、性格は反転したとはいえど異聞帯におけるバーヴァン・シーの『本質』そのものは変わっていないため、弱者を嘲り笑うことはあれど本心から憎悪することは出来ず、また他人を騙すことも全くできない。何かを壊すと罪悪感で泣いてしまう癖があったり、ダーリントンでのグレイマルキンの失態による事件やモルガンの惨殺についても、周りを責めるよりも自分が何も出来なかった事を悔やみ嘆くといった、結局の所は表上でモルガンの期待に合わせた自己流の振る舞い方をしているだけに過ぎない。
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